JP2892554B2 - 洗浄水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置 - Google Patents
洗浄水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置Info
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- JP2892554B2 JP2892554B2 JP21595392A JP21595392A JP2892554B2 JP 2892554 B2 JP2892554 B2 JP 2892554B2 JP 21595392 A JP21595392 A JP 21595392A JP 21595392 A JP21595392 A JP 21595392A JP 2892554 B2 JP2892554 B2 JP 2892554B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄水機能を具備した
暖房便座において、その洗浄水の温度を制御する洗浄水
温度制御装置に関する。
暖房便座において、その洗浄水の温度を制御する洗浄水
温度制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の洗浄水機能を具備した暖
房便座の洗浄水温度制御装置は、暖房便座が設置されて
いる部屋の室温の高低に対応して数段階に設定されてい
るスイッチを切替え操作することにより、サーミスタに
通電する電流を増減補正して洗浄水の温度を制御してい
る。
房便座の洗浄水温度制御装置は、暖房便座が設置されて
いる部屋の室温の高低に対応して数段階に設定されてい
るスイッチを切替え操作することにより、サーミスタに
通電する電流を増減補正して洗浄水の温度を制御してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の洗浄
水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置では、
例えば、春夏秋冬あるいは昼と夜では、同一の洗浄水の
温度でも、人によっては同じような暖かさの温度を感じ
ないというように個人差があり、その暖房便座を使用す
る個人毎の体感温度に則したものではなく、洗浄水の温
度を調整することができないので、人によっては不快感
を覚えることがある等の問題点がある。
水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置では、
例えば、春夏秋冬あるいは昼と夜では、同一の洗浄水の
温度でも、人によっては同じような暖かさの温度を感じ
ないというように個人差があり、その暖房便座を使用す
る個人毎の体感温度に則したものではなく、洗浄水の温
度を調整することができないので、人によっては不快感
を覚えることがある等の問題点がある。
【０００４】本発明に係る洗浄水機能を具備した暖房便
座の洗浄水温度制御装置は、前記のような問題点を解決
するもので、春夏秋冬の季節温度と、暖房便座が設置さ
れている部屋の室温とを組み合わせて参照することによ
り、室温が高くても季節温度が低ければ、やや暖かめの
温度に設定し、また、例えば、春季のように季節温度が
次第に高くなる方向に向かう季節ならば、春の温熱感に
合致した温度に設定するようにして、使用者の体感温度
に則した快適な洗浄水温度となるように温度制御するこ
とを目的としている。
座の洗浄水温度制御装置は、前記のような問題点を解決
するもので、春夏秋冬の季節温度と、暖房便座が設置さ
れている部屋の室温とを組み合わせて参照することによ
り、室温が高くても季節温度が低ければ、やや暖かめの
温度に設定し、また、例えば、春季のように季節温度が
次第に高くなる方向に向かう季節ならば、春の温熱感に
合致した温度に設定するようにして、使用者の体感温度
に則した快適な洗浄水温度となるように温度制御するこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明に係る洗浄水機能を具備した暖房便座の洗浄水
温度制御装置は、前日までの数日間における平均温度か
ら春夏秋冬の季節を推定する季節温度演算回路と、洗浄
水機能を具備した暖房便座が設置されている部屋の室温
を判定する室温判定回路とを組み合わせて得られた出力
を、洗浄水温度設定回路に入力し、その洗浄水温度設定
回路により設定された洗浄水の温度を、適正な温度に調
整するための洗浄水温度調整回路からの出力を、洗浄水
ヒータに入力することにより、その洗浄水ヒータに通電
する電流を制御するのである。
に本発明に係る洗浄水機能を具備した暖房便座の洗浄水
温度制御装置は、前日までの数日間における平均温度か
ら春夏秋冬の季節を推定する季節温度演算回路と、洗浄
水機能を具備した暖房便座が設置されている部屋の室温
を判定する室温判定回路とを組み合わせて得られた出力
を、洗浄水温度設定回路に入力し、その洗浄水温度設定
回路により設定された洗浄水の温度を、適正な温度に調
整するための洗浄水温度調整回路からの出力を、洗浄水
ヒータに入力することにより、その洗浄水ヒータに通電
する電流を制御するのである。
【０００６】
【作用】次に本発明に係る洗浄水機能を具備した暖房便
座の洗浄水の温度制御装置の作用について述べる。前日
までの複数日間に於ける平均温度から春夏秋冬の季節を
推定し、その平均温度と、更に便座が設置されている部
屋の現在に於ける室温とから推定される季節温度とを組
み合わせて、これを参照することにより洗浄水の温度を
演算して、その洗浄水の最適な温度を設定するのであ
る。
座の洗浄水の温度制御装置の作用について述べる。前日
までの複数日間に於ける平均温度から春夏秋冬の季節を
推定し、その平均温度と、更に便座が設置されている部
屋の現在に於ける室温とから推定される季節温度とを組
み合わせて、これを参照することにより洗浄水の温度を
演算して、その洗浄水の最適な温度を設定するのであ
る。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明に係る洗浄
水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置の実施
例を具体的に説明する。図１は本発明に係る洗浄水機能
を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置の制御動作ブ
ロック図である。この図において、前日までの数日間
（例えば５日間乃至１０日間が最適）における平均温度
（以下季節温度と指称する）から春夏秋冬の季節を推定
する季節温度演算回路１と、洗浄水機能を具備した暖房
便座６が設置されている部屋の室温を検出する室温判定
回路２とから、洗浄水の温度を設定するために、季節温
度演算回路１と室温判定回路２とを組み合わせて得られ
た出力を、洗浄水温度設定回路３に入力し、その洗浄水
温度設定回路３により設定された洗浄水の温度を、適正
な温度に調整するための洗浄水温度調整回路４からの出
力により、暖房便座６に設置されている洗浄水ヒータ５
に通電する電流を増減補正して洗浄水の温度を自動制御
するのである。
水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置の実施
例を具体的に説明する。図１は本発明に係る洗浄水機能
を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置の制御動作ブ
ロック図である。この図において、前日までの数日間
（例えば５日間乃至１０日間が最適）における平均温度
（以下季節温度と指称する）から春夏秋冬の季節を推定
する季節温度演算回路１と、洗浄水機能を具備した暖房
便座６が設置されている部屋の室温を検出する室温判定
回路２とから、洗浄水の温度を設定するために、季節温
度演算回路１と室温判定回路２とを組み合わせて得られ
た出力を、洗浄水温度設定回路３に入力し、その洗浄水
温度設定回路３により設定された洗浄水の温度を、適正
な温度に調整するための洗浄水温度調整回路４からの出
力により、暖房便座６に設置されている洗浄水ヒータ５
に通電する電流を増減補正して洗浄水の温度を自動制御
するのである。
【０００８】ここで、図２に示した室温対洗浄水温度の
関係を示すグラフ図を参照しながら本発明に係る洗浄水
機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置の制御動
作の例を説明する。例えば、前日までの季節温度が１５
°Ｃ（冬季）であり、このとき洗浄水機能を具備した暖
房便座が設置されている部屋の室温を２５°Ｃと仮定し
た場合は、洗浄水の温度は３８°Ｃに設定されるが、前
日までの数日間の平均季節温度が２５°Ｃ（夏季）の場
合には、洗浄水機能を具備した暖房便座が設置されてい
る部屋の室温が前記冬季の場合と同様に２５°Ｃであっ
ても、洗浄水の温度は３５°Ｃとなるように制御される
のである。
関係を示すグラフ図を参照しながら本発明に係る洗浄水
機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置の制御動
作の例を説明する。例えば、前日までの季節温度が１５
°Ｃ（冬季）であり、このとき洗浄水機能を具備した暖
房便座が設置されている部屋の室温を２５°Ｃと仮定し
た場合は、洗浄水の温度は３８°Ｃに設定されるが、前
日までの数日間の平均季節温度が２５°Ｃ（夏季）の場
合には、洗浄水機能を具備した暖房便座が設置されてい
る部屋の室温が前記冬季の場合と同様に２５°Ｃであっ
ても、洗浄水の温度は３５°Ｃとなるように制御される
のである。
【０００９】このように、前日までの数日間に於ける平
均温度から春夏秋冬の季節温度を推定すると共に、この
推定された季節温度と、さらに、洗浄水機能を具備した
暖房便座が設置されている部屋の現在に於ける室温とを
組み合わせて、これを参照することにより、暖房便座の
洗浄水の最適温度を演算して洗浄水の温度を自動的に設
定するのである。
均温度から春夏秋冬の季節温度を推定すると共に、この
推定された季節温度と、さらに、洗浄水機能を具備した
暖房便座が設置されている部屋の現在に於ける室温とを
組み合わせて、これを参照することにより、暖房便座の
洗浄水の最適温度を演算して洗浄水の温度を自動的に設
定するのである。
【００１０】
【発明の効果】本発明に係る洗浄水機能を具備した暖房
便座の洗浄水温度制御装置は前記のように構成して成る
ものであって、以下のような効果がある。即ち、洗浄機
能を具備した暖房便座が設置されている部屋の室温だけ
に影響されることがなく、春夏秋冬の季節によって変化
する季節温度を組み合わせてその室温と季節温度の両者
を参照することにより、洗浄水の快適温度を設定するこ
とができて、洗浄水の温度が夏季には高過ぎたり、ま
た、冬季には低過ぎたりして、暖房便座の使用者が不快
感を感ずるということがなく、春夏秋冬あるいは昼と夜
において使用者の体感温度に則した快適な洗浄水温度に
制御することができる特長がある。
便座の洗浄水温度制御装置は前記のように構成して成る
ものであって、以下のような効果がある。即ち、洗浄機
能を具備した暖房便座が設置されている部屋の室温だけ
に影響されることがなく、春夏秋冬の季節によって変化
する季節温度を組み合わせてその室温と季節温度の両者
を参照することにより、洗浄水の快適温度を設定するこ
とができて、洗浄水の温度が夏季には高過ぎたり、ま
た、冬季には低過ぎたりして、暖房便座の使用者が不快
感を感ずるということがなく、春夏秋冬あるいは昼と夜
において使用者の体感温度に則した快適な洗浄水温度に
制御することができる特長がある。
【図１】本発明に係る洗浄水機能を具備した暖房便座の
洗浄水温度制御装置の制御動作ブロック図。
洗浄水温度制御装置の制御動作ブロック図。
【図２】室温対洗浄水温度の関係を示すグラフ図。
【図３】洗浄水機能を具備した暖房便座の外観斜視図。
１ 季節温度演算回路 ２ 室温判定回路 ３ 洗浄水温度設定回路 ４ 洗浄水温度調整回路 ５ 洗浄水ヒータ ６ 暖房便座
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E03D 9/00 - 9/16
Claims (1)
- 【請求項１】 前日までの数日間における平均温度から
春夏秋冬の季節を推定する季節温度演算回路と、洗浄水
機能を具備した暖房便座が設置されている部屋の室温を
判定する室温判定回路とを組み合わせて得られた出力
を、洗浄水温度設定回路に入力し、その洗浄水温度設定
回路により設定された洗浄水の温度を、適正な温度に調
整するための洗浄水温度調整回路からの出力を、洗浄水
ヒータに入力することにより、その洗浄水ヒータに通電
する電流を制御することを特徴とする洗浄水機能を具備
した暖房便座の洗浄水温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21595392A JP2892554B2 (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 洗浄水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21595392A JP2892554B2 (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 洗浄水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657802A JPH0657802A (ja) | 1994-03-01 |
| JP2892554B2 true JP2892554B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=16680987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21595392A Expired - Fee Related JP2892554B2 (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 洗浄水機能を具備した暖房便座の洗浄水温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2892554B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06146373A (ja) * | 1992-11-12 | 1994-05-27 | Inax Corp | 衛生洗浄装置の温水タンクの温度制御方法 |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP21595392A patent/JP2892554B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0657802A (ja) | 1994-03-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990216 |
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