JP3168732B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP3168732B2
JP3168732B2 JP29222892A JP29222892A JP3168732B2 JP 3168732 B2 JP3168732 B2 JP 3168732B2 JP 29222892 A JP29222892 A JP 29222892A JP 29222892 A JP29222892 A JP 29222892A JP 3168732 B2 JP3168732 B2 JP 3168732B2
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能行 川原
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東陶機器株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使用者が付勢量を設定で
きる、自動実行可能な衛生洗浄装置に関するもので、と
りわけ室温に応じて付勢量を自動的に補正する衛生洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衛生洗浄の主たる機能は洗浄と乾燥であ
り、ビデ洗浄、おしり洗浄、ム−ブ洗浄、マッサ−ジ洗
浄、乾燥といった複数種類の動作から構成される。この
ほか、寒冷期の温風暖房や便座の暖房など、使用時の快
適性確保のための機能がある。衛生洗浄装置に前記各機
能を実現させるべく与える制御量を付勢量という。例え
ば乾燥動作では、乾燥時間や乾燥温度や乾燥風量が付勢
量となる。
【0003】従来の自動実行手段を備えた衛生洗浄装置
は、使用者が設定し登録した付勢量、例えば乾燥時間の
設定値にもとづき乾燥動作を実行している。この構成に
よると、登録されている一定の乾燥時間で乾燥動作が自
動実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の構成で
は、季節毎の気温変化、又は昼夜の室温の変動が発生し
た場合であっても、常に登録されている一定の乾燥時間
で乾燥動作を自動実行するため、利用者にとって常に最
適の乾燥状態が得られるわけではなかった。とりわけ温
度の高い夏場や、一日のうちでも室温の高い昼間に設定
登録された乾燥時間は、温度の低い冬場や夜間での使用
時には不足がちであった。逆に、温度の低い冬場や深夜
に設定登録された乾燥時間は、室温が高くなる時期には
過剰気味となる傾向があった。
【0005】このため利用者は、使用時の室温を勘案し
てその都度、乾燥時間を手動で調節するなどの面倒な操
作を強いられ、不便であった。よって本発明が解決しよ
うとする課題は、使用時期や使用周囲温度に影響される
ことがなく、常に最適な付勢量が自動的に算出され、そ
の付勢量に基づき自動実行可能な衛生洗浄装置の実現で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る衛生洗浄
装置は、与えられた付勢量に基づき自動実行する手段を
有する衛生洗浄装置において、周囲温度を測定する室温
測定手段と、ある室温T甲及びT乙ならびに当該室温T
甲及びT乙に対応して設定された付勢量を設定管理する
設定管理手段と、室温T甲及びT乙および付勢量の記憶
手段と、この記憶手段の記憶値に基づいて使用時の室温
Tにおける付勢量を算出する付勢量修正手段とを備え、
室温T甲及びT乙、ならびに当該室温T甲及びT乙に対
応した付勢量のいずれかは設定管理手段に設定管理され
ていると共に、設定管理されていないもう一方の室温及
び/又は付勢量を使用者が入力可能に構成したことを特
徴とする。
【0007】請求項2に係る衛生洗浄装置は、与えられ
た付勢量に基づき自動実行する手段を有する衛生洗浄装
置において、周囲温度を測定する室温測定手段と、空気
を加熱して乾燥用空気を生成する乾燥装置と、ある室温
T甲及びT乙ならびに当該室温T甲及びT乙に対応して
設定された乾燥時間を設定管理する設定管理手段と、
温T甲及びT乙および乾燥時間の記憶手段と、この記憶
手段の記憶値に基づいて使用時の室温Tにおける乾燥時
を算出する乾燥時間修正手段とを備えたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】使用時において、室温測定手段が測定した室温
ならびに予め記憶した室温T甲及びT乙および付勢量を
用いて、前記付勢量修正手段が前記付勢量を温度修正
し、修正された付勢量に基づいて動作を自動実行する。
この場合に、設定管理されていないもう一方の室温及び
/又は付勢量だけを使用者入力させるので、条件の
力の簡素化となり、一部の入力の手間が省ける。
【0009】請求項2に係る衛生洗浄装置では、乾燥装
置による乾燥時間が室温に伴って修正され、修正後の乾
燥時間により乾燥用空気が生成される
【0010】
【実施例】図1は本発明の衛生洗浄装置の斜視図であ
る。1はその内部に便鉢1aを形成する便器、2は便器
1と一体に構成された衛生洗浄装置本体で、内部に温水
洗浄装置6、乾燥装置7を有するとともに、これら両装
置6、7を含む該衛生洗浄装置全体を制御する制御部1
2を内蔵し、また表部には操作部2aを配する。操作部
2aはリモコン装置5に設けることもできる。使用者は
衛生洗浄にかかる動作の指示を、該操作部2aから入力
することにより制御部12に与える。
【0011】洗浄ノズル3は洗浄機能の一部をなし、便
鉢1a方向に進退可能である。洗浄水タンク8より供給
された水は、温水洗浄装置6内蔵の加熱器で温水とな
り、洗浄ノズル3から噴出される。この際、洗浄温度、
洗浄湯量、洗浄時間などが付勢量となる。
【0012】乾燥用空気は乾燥装置7にて加熱されたの
ち、図示しないファンにより吹出口4から乾燥用温風と
して吹き出される。この際、乾燥温度、乾燥風量、乾燥
時間などが付勢量となる。
【0013】便座9は図示しないヒ−タ−を内蔵し、寒
冷時に便座加温する。ここで便座温度が付勢量となる。
【0014】室温測定手段として、便器1の後方に室温
測定用の室温センサ−SAを設ける。
【0015】操作部2aは図示のように、衛生洗浄装置
本体2に組込みの、開蓋式パネルの表部に設けるか、あ
るいはリモコン装置5の表部に設ける。ボタンSGは設
定値入力の開始と終了の際に、ボタンB1は温度入力の
際に、ボタンB2は付勢量入力の際に、ボタンARは自
動実行の際に、夫々操作する。また数値はキ−ボ−ドK
Bから入力する。
【0016】図2は、衛生洗浄装置全体の制御系のう
ち、入力設定と付勢量修正機能に着目したブロック構成
を示す。制御部12は設定管理手段12a、設定値記憶
手段12b、付勢量修正手段12cを含む。
【0017】入力設定は、異なった室温の甲乙2点とそ
れに対応する付勢量を入力して行なう。以下、付勢量と
して乾燥時間を例に説明することにする。例えば、甲点
として冬場の室温T甲に摂氏14度、それに対応する乾
燥時間U甲に150秒、さらに乙点として夏場の室温T
乙に摂氏33度、それに対応する乾燥時間U乙に70秒
を、それぞれ使用者がボタン類SG、B1、B2、KB
を操作して設定管理手段12aに入力する。
【0018】設定管理手段12aはこれら設定入力値に
基づき、換算式たとえば線形1次方程式U=mT+nの
係数m、nを算出してこれら係数を設定値記憶手段12
bに送り、記憶させる。換算式は付勢量の数だけ準備す
る。
【0019】設定値記憶手段12bにはこれら数個の付
勢量の換算式の係数の組を、数人分記憶する容量を持た
せるものとする。以上にて設定値の入力および登録は終
了する。尚、前記の構成の他にも、設定値記憶手段12
bには温度と対応する付勢量だけを記憶し、係数m、n
の算出は付勢量修正手段12cにて行なう構成にしても
よい。
【0020】この場合、設定値記憶手段12bに予め甲
点あるいは乙点としての室温X度および乾燥時間Y秒が
記憶された状態となっており、使用者はそれに対し記憶
されている室温Xとは異なったもう一点の室温X’での
乾燥時間を入力する構成とすることもできる。このよう
にすれば入力の手間を簡素化することができる。特に乾
燥時間Y秒が記憶されている室温Xとは異なった室温
X’も予め設定値記憶手段12bに設定されていれば、
使用者はその室温X’に対する乾燥時間Y’のみを入力
すればよい。そのため、温度入力を行なう必要はなく、
温度入力手段であるボタンB1は不要であり、その入力
の手間も大幅に簡素化することができるものであると共
に、構成を簡単にできるものである。
【0021】つぎにこの衛生洗浄装置を自動実行させて
使用する場合を説明する。いま使用者が自分の登録した
設定値に基づき自動実行させるとき、前記周囲温度を測
定する室温測定手段である室温センサ−SAが、その時
点の室温Tを測定して付勢量修正手段12cに送る。付
勢量修正手段12cはこの室温Tをもとに、設定値記憶
手段12bから読み出した係数m、nから生成した換算
式によって内挿または外挿を行ない、この室温Tに対応
した付勢量(この場合は乾燥時間)を算出して動作部1
3に送る。動作部13はこの乾燥時間に基づき、乾燥装
置7を作動させる。他の付勢量についても、同様に自動
実行させる。
【0022】同じ室温でも、利用者が異なれば希望する
付勢量が異なるのは当然である。よって利用者毎に、好
みの条件に基づく換算式を設定することによって、室温
の変化した使用時でも各利用者の好みに対応した補正が
可能となる。
【0023】図3に、設定管理手段12aまたは付勢量
修正手段12cに組み込む温度補正原理の例を示す。直
線グラフは、室温の変化に対する付勢量の変化の関係を
示し、この例では一次式を採用したものである。尚、図
の線形グラフは一例にすぎず、非線形函数を用いること
もできる。
【0024】なお、付勢量による安全性向上のため、例
えば乾燥動作で、室温上昇にともない乾燥時間の減少を
望む場合のグラフは右下がりで、一方、夏場の洗浄動作
で室温上昇にともない洗浄時間の増加を望む場合のグラ
フは右上りとなるが、その勾配mの平均的な値をデフォ
−ルト値として、nとともに前以て組込んでおき、使用
者がこのデフォ−ルト値を自分の好みの値に更新する場
合、使用者の入力値が予め定めた上限、下限を超えると
きは、設定管理手段12aによってデフォールト値の更
新時、または付勢量修正手段12cによる付勢量の修正
時のいずれかにおいて、強制的に限界値に設定する。こ
のとき、警告を表示させることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衛生洗浄装
置は、各使用者が予め入力設定した2組の室温及びそれ
に対応する設定付勢量に基づき、使用時の室温から最も
適する付勢量を算出して、それを自動実行するから、季
節による温度変化や昼夜の温度変化により設定時の室温
と異った室温で使用しても、当該室温に見合った、各使
用者に適する付勢量で動作することができる。また、設
定管理されていないもう一方の室温及び/又は付勢量
を使用者入力させるので、複数の入力の簡素化とな
り、他方の入力の手間が省ける。
【0026】請求項2に係る衛生洗浄装置によれば、
温に伴って修正された乾燥時間により乾燥用空気が生成
されるから、使用時の当該室温に見合った乾燥時間で動
作させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生洗浄装置の例の斜視図
【図2】本発明の装置の制御系の構成例を示す図
【図3】本発明の装置に内蔵した、付勢量の温度補正原
理の例図
【符号の説明】
2 衛生洗浄装置本体 3 洗浄ノズル 4 乾燥風吹出口 6 温水洗浄装置 7 乾燥装置 12 制御部 12a 設定管理手段 12b 設定値記憶手段 12c 付勢量修正手段 13 動作部 AR 自動実行ボタン B1 温度ボタン B2 付勢量ボタン KB キ−ボ−ド SA 室温センサ SG 設定ボタン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた付勢量に基づき自動実行する
    手段を有する衛生洗浄装置において、 周囲温度を測定する室温測定手段と、 ある室温T甲及びT乙ならびに当該室温T甲及びT乙に
    対応して設定された付勢量を設定管理する設定管理手段
    と、 前記室温T甲及びT乙および付勢量の記憶手段と、 この記憶手段の記憶値に基づいて使用時の室温Tにおけ
    る付勢量を算出する付勢量修正手段とを備え、前記室温T甲及びT乙、ならびに当該室温T甲及びT乙
    に対応した付勢量のいずれかは設定管理手段に設定管理
    されていると共に、設定管理されていないもう一方の室
    温及び/又は付勢量を使用者が入力可能に構成し たこと
    を特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 与えられた付勢量に基づき自動実行する
    手段を有する衛生洗浄装置において、 周囲温度を測定する室温測定手段と、空気を加熱して乾燥用空気を生成する乾燥装置と 、 ある室温T甲及びT乙ならびに当該室温T甲及びT乙に
    対応して設定された乾燥時間を設定管理する設定管理手
    段と、 前記室温T甲及びT乙および乾燥時間の記憶手段と、 この記憶手段の記憶値に基づいて使用時の室温Tにおけ
    乾燥時間を算出する乾燥時間修正手段とを備えたこと
    を特徴とする衛生洗浄装置。
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