JP2000342489A - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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- JP2000342489A JP2000342489A JP11153470A JP15347099A JP2000342489A JP 2000342489 A JP2000342489 A JP 2000342489A JP 11153470 A JP11153470 A JP 11153470A JP 15347099 A JP15347099 A JP 15347099A JP 2000342489 A JP2000342489 A JP 2000342489A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 消費電力の低減が可能な便座暖房機能を備え
た衛生洗浄装置を提供する。 【解決手段】 利用者を検出しないときは便座2の温度
を利用者が温度設定用のボリューム7を操作して設定し
た温度よりも低く保って消費電力の低減を図るととも
に、便蓋3を閉じて前記便座2を保温するように構成し
た。
た衛生洗浄装置を提供する。 【解決手段】 利用者を検出しないときは便座2の温度
を利用者が温度設定用のボリューム7を操作して設定し
た温度よりも低く保って消費電力の低減を図るととも
に、便蓋3を閉じて前記便座2を保温するように構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は便座暖房時の消費電
力を効率的に低減可能とした衛生洗浄装置の改良に関す
る。
力を効率的に低減可能とした衛生洗浄装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、利用者が便座に着座した際、便座
が利用者の期待した温度と違い不快感を感じることを防
止するために、前記便座内に加熱用のヒータを内蔵して
これを加熱することにより、利用者が快適に前記便座に
着座することのできる、いわゆる便座の暖房機能を備え
た衛生洗浄装置が広く一般的に普及している。
が利用者の期待した温度と違い不快感を感じることを防
止するために、前記便座内に加熱用のヒータを内蔵して
これを加熱することにより、利用者が快適に前記便座に
着座することのできる、いわゆる便座の暖房機能を備え
た衛生洗浄装置が広く一般的に普及している。
【0003】特に最近、利用者が前記衛生洗浄装置をよ
り一層便利に使用できるように、前記便座の暖房機能の
他に、用便後の局部を洗浄する機能や、洗浄した局部を
乾燥する機能、さらには、便室内の異臭を消臭する機能
等、様々な機能が追加され、前記衛生洗浄装置が消費す
る電力量は増大する傾向にある。
り一層便利に使用できるように、前記便座の暖房機能の
他に、用便後の局部を洗浄する機能や、洗浄した局部を
乾燥する機能、さらには、便室内の異臭を消臭する機能
等、様々な機能が追加され、前記衛生洗浄装置が消費す
る電力量は増大する傾向にある。
【0004】そのなかでも、前記便座の暖房機能は、衛
生洗浄装置の利用者が便座に着座する際に、前記便座が
常に快適な温度に暖房されていなければならないという
観点から、前記便座内のヒータ(以下、便座ヒータとい
う)は常時通電を行っている関係上、そこで消費される
電力量は少ないものではなかった。
生洗浄装置の利用者が便座に着座する際に、前記便座が
常に快適な温度に暖房されていなければならないという
観点から、前記便座内のヒータ(以下、便座ヒータとい
う)は常時通電を行っている関係上、そこで消費される
電力量は少ないものではなかった。
【0005】図9は前記衛生洗浄装置の外観を示すもの
であり、図9において、1は便器、2は便蓋3とともに
開閉自在に取付けられた便座を示し、前記便座2の内部
には、便座2を加熱,暖房する図示しないヒータが備え
られている。4は便器1の上部後背部に取付けられて、
内部に前記各種の機能を制御するコントローラを備えた
制御装置であり、前記制御装置4の上部前面にはコント
ロールパネル5が備えられ、例えば、ノズル6から局部
に向けて洗浄水を噴出する操作スイッチや、便座2の温
度を設定する温度設定ボリューム7等が配置されてい
る。
であり、図9において、1は便器、2は便蓋3とともに
開閉自在に取付けられた便座を示し、前記便座2の内部
には、便座2を加熱,暖房する図示しないヒータが備え
られている。4は便器1の上部後背部に取付けられて、
内部に前記各種の機能を制御するコントローラを備えた
制御装置であり、前記制御装置4の上部前面にはコント
ロールパネル5が備えられ、例えば、ノズル6から局部
に向けて洗浄水を噴出する操作スイッチや、便座2の温
度を設定する温度設定ボリューム7等が配置されてい
る。
【0006】前記衛生洗浄装置は、前述したように、便
座2の温度を常時利用者の設定する温度に維持する必要
から常に便座ヒータへの通電を継続している関係上、便
座ヒータの消費電力量は増大し不経済であった。そこ
で、最近、前記衛生洗浄装置の便座温度を制御する際、
例えば、衛生洗浄装置に利用者の有無を検出する、例え
ば、人感センサーや着座センサーを取付け、前記センサ
ーが利用者を検出しないとき(人感センサーにおいては
利用者が便器1の前に存在しないとき、着座センサーに
おいては利用者が便座2に着座していないとき)は、前
記便座ヒータに通電する通電量を減少させて(通電オフ
時間を多くして)、便座2の温度を利用者が温度設定用
のボリューム7で設定した温度よりも低く保つことで、
衛生洗浄装置の非使用時に必要以上に便座ヒータで電力
が消費されることを防止するように構成したものが種々
存在する。
座2の温度を常時利用者の設定する温度に維持する必要
から常に便座ヒータへの通電を継続している関係上、便
座ヒータの消費電力量は増大し不経済であった。そこ
で、最近、前記衛生洗浄装置の便座温度を制御する際、
例えば、衛生洗浄装置に利用者の有無を検出する、例え
ば、人感センサーや着座センサーを取付け、前記センサ
ーが利用者を検出しないとき(人感センサーにおいては
利用者が便器1の前に存在しないとき、着座センサーに
おいては利用者が便座2に着座していないとき)は、前
記便座ヒータに通電する通電量を減少させて(通電オフ
時間を多くして)、便座2の温度を利用者が温度設定用
のボリューム7で設定した温度よりも低く保つことで、
衛生洗浄装置の非使用時に必要以上に便座ヒータで電力
が消費されることを防止するように構成したものが種々
存在する。
【0007】前記衛生洗浄装置においては、衛生洗浄装
置を使用しない時には便座2の温度を低くして、便座ヒ
ータで消費される電力を確実に抑制できるとともに、セ
ンサーによって利用者を検出したとき(人感センサーに
おいては、便器1の前に利用者が存在するとき、着座セ
ンサーにおいては、便座2に利用者が着座したとき)
は、前記便座の温度を即時、利用者が温度設定用ボリュ
ーム7で設定した温度に加熱,暖房して、利用者が快適
に前記便座2に着座することができため、便利である。
置を使用しない時には便座2の温度を低くして、便座ヒ
ータで消費される電力を確実に抑制できるとともに、セ
ンサーによって利用者を検出したとき(人感センサーに
おいては、便器1の前に利用者が存在するとき、着座セ
ンサーにおいては、便座2に利用者が着座したとき)
は、前記便座の温度を即時、利用者が温度設定用ボリュ
ーム7で設定した温度に加熱,暖房して、利用者が快適
に前記便座2に着座することができため、便利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記衛生洗浄
装置は、待機時(不使用時)における消費電力を抑制す
る有効な手段ではあるが、冬季など便座2の周囲温度が
極めて低下した状況においては、衛生洗浄装置の非使用
時に便座ヒータの通電オフ時間を長くして、便座2の温
度を利用者設定温度よりも低く保持しようとした場合、
前記便座2の温度は周囲温度の影響によりそれ以上に低
くなってしまい、次に、センサーが利用者を検知したと
き、前記便座2の温度を利用者設定温度まで上昇させよ
うとしても、便座2自体に熱容量が存在するため、前記
便座2を利用者設定温度まで瞬間的に上昇することがで
きず、結果として利用者は加熱,暖房が不十分な便座2
に着座せざるを得なかった。
装置は、待機時(不使用時)における消費電力を抑制す
る有効な手段ではあるが、冬季など便座2の周囲温度が
極めて低下した状況においては、衛生洗浄装置の非使用
時に便座ヒータの通電オフ時間を長くして、便座2の温
度を利用者設定温度よりも低く保持しようとした場合、
前記便座2の温度は周囲温度の影響によりそれ以上に低
くなってしまい、次に、センサーが利用者を検知したと
き、前記便座2の温度を利用者設定温度まで上昇させよ
うとしても、便座2自体に熱容量が存在するため、前記
便座2を利用者設定温度まで瞬間的に上昇することがで
きず、結果として利用者は加熱,暖房が不十分な便座2
に着座せざるを得なかった。
【0009】また、前記便座2の温度を、冬季のみ衛生
洗浄装置の非使用時においても利用者設定温度に保持す
るように構成すれば、利用者は常時快適な温度に暖房さ
れた便座2に着座することができるが、便座2の暖房機
能が最も必要な季節、すなわち、便座2の暖房機能によ
る消費電力が最も多い季節に消費電力を抑制することが
できないため、あまり有効な解決策とはいえず、経済的
にみても効果的な方法とはいえなかった。
洗浄装置の非使用時においても利用者設定温度に保持す
るように構成すれば、利用者は常時快適な温度に暖房さ
れた便座2に着座することができるが、便座2の暖房機
能が最も必要な季節、すなわち、便座2の暖房機能によ
る消費電力が最も多い季節に消費電力を抑制することが
できないため、あまり有効な解決策とはいえず、経済的
にみても効果的な方法とはいえなかった。
【0010】本発明は前記の問題点を解決するようにし
たもので、冬季においても少ない消費電力で便座の温度
制御を良好に行うことのできる衛生洗浄装置を提供す
る。
たもので、冬季においても少ない消費電力で便座の温度
制御を良好に行うことのできる衛生洗浄装置を提供す
る。
【0011】
【問題を解決するための手段】請求項1記載の衛生洗浄
装置は、便座の暖房機能を備え、便蓋が開状態のとき便
座の温度を利用者の設定した温度に維持し、便蓋が閉状
態のとき便座の温度を利用者の設定した温度よりも低い
温度に維持する手段を備えて構成した。
装置は、便座の暖房機能を備え、便蓋が開状態のとき便
座の温度を利用者の設定した温度に維持し、便蓋が閉状
態のとき便座の温度を利用者の設定した温度よりも低い
温度に維持する手段を備えて構成した。
【0012】請求項2記載の衛生洗浄装置は、便座の暖
房機能と利用者を検出するセンサーを備え、便蓋が開状
態のとき便座の温度を利用者の設定した温度に維持し、
便蓋が閉状態のとき便座の温度を利用者の設定した温度
よりも低い温度に維持する手段と、前記センサーが利用
者を検出しないとき、便蓋を自動閉止する手段を備えて
構成した。
房機能と利用者を検出するセンサーを備え、便蓋が開状
態のとき便座の温度を利用者の設定した温度に維持し、
便蓋が閉状態のとき便座の温度を利用者の設定した温度
よりも低い温度に維持する手段と、前記センサーが利用
者を検出しないとき、便蓋を自動閉止する手段を備えて
構成した。
【0013】請求項3記載の衛生洗浄装置は、便室内の
温度を検出する手段と、これにより検出した温度データ
をもとに閉蓋時の便座降下温度を決定する手段を備えて
構成した。
温度を検出する手段と、これにより検出した温度データ
をもとに閉蓋時の便座降下温度を決定する手段を備えて
構成した。
【0014】請求項4記載の衛生洗浄装置は、タイマを
備え、センサーが利用者を検出しない時間が一定時間を
越えたとき、便蓋を自動閉止するように構成した。
備え、センサーが利用者を検出しない時間が一定時間を
越えたとき、便蓋を自動閉止するように構成した。
【0015】請求項5記載の衛生洗浄装置は、便座が開
状態のとき、若しくは、便座および便蓋がともに閉状態
のとき、便座の温度を利用者の設定した温度よりも低い
温度に維持する手段を備えて構成した。
状態のとき、若しくは、便座および便蓋がともに閉状態
のとき、便座の温度を利用者の設定した温度よりも低い
温度に維持する手段を備えて構成した。
【0016】本発明は、衛生洗浄装置の非使用時に便蓋
を閉止して便座の温度を利用者設定温度よりも低く保持
するように構成したので、前記便座は便蓋によって良好
に保温され、特に冬季においても、前記便座が周囲の温
度によって必要以上に冷やされることはなく、確実に消
費電力を抑制することができ、また、利用者を検知した
ときは、即時、便座の温度を利用者設定温度まで加熱,
暖房することができる。
を閉止して便座の温度を利用者設定温度よりも低く保持
するように構成したので、前記便座は便蓋によって良好
に保温され、特に冬季においても、前記便座が周囲の温
度によって必要以上に冷やされることはなく、確実に消
費電力を抑制することができ、また、利用者を検知した
ときは、即時、便座の温度を利用者設定温度まで加熱,
暖房することができる。
【0017】また、本発明は、衛生洗浄装置の非使用時
における便座の温度を、便室内の温度データも基にして
決定するため、例えば、夏季など室温が非常に高いとき
には、便座の温度を極力低く設定しても利用者を検出し
た際に、便座を即時利用者設定温度まで加熱,暖房でき
るので、衛生洗浄装置の非使用時における消費電力を充
分抑制することができる。
における便座の温度を、便室内の温度データも基にして
決定するため、例えば、夏季など室温が非常に高いとき
には、便座の温度を極力低く設定しても利用者を検出し
た際に、便座を即時利用者設定温度まで加熱,暖房でき
るので、衛生洗浄装置の非使用時における消費電力を充
分抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図4により説明する。図1は図9に示す制御装置
4に内蔵されたコントローラAと、便座2内に配設され
て便座2を加熱,暖房するヒータ9(以下、便座ヒータ
という)および衛生洗浄装置の利用者が便蓋3を閉止し
たときに機械的もしくは電気的に投入動作するスイッチ
を備えた便蓋状態監視手段8との接続状態を示すブロッ
ク図である。
ないし図4により説明する。図1は図9に示す制御装置
4に内蔵されたコントローラAと、便座2内に配設され
て便座2を加熱,暖房するヒータ9(以下、便座ヒータ
という)および衛生洗浄装置の利用者が便蓋3を閉止し
たときに機械的もしくは電気的に投入動作するスイッチ
を備えた便蓋状態監視手段8との接続状態を示すブロッ
ク図である。
【0019】そして、前記コントローラAは、便蓋状態
監視手段8の投入状態から便蓋3の開閉状態を判別する
便蓋状態判別手段10と、前記便蓋3の開閉状態によっ
てそれぞれ異なる通電量で便座ヒータ9を制御するヒー
タ制御手段11から構成されている。なお、前記ヒータ
制御手段11は、例えば、位相制御やオン/オフ制御に
よってそれぞれ異なる通電量を設定するものである。
監視手段8の投入状態から便蓋3の開閉状態を判別する
便蓋状態判別手段10と、前記便蓋3の開閉状態によっ
てそれぞれ異なる通電量で便座ヒータ9を制御するヒー
タ制御手段11から構成されている。なお、前記ヒータ
制御手段11は、例えば、位相制御やオン/オフ制御に
よってそれぞれ異なる通電量を設定するものである。
【0020】つづいて、前記コントローラAの動作を図
2のフローチャートにより説明する。前記コントローラ
Aは、図2のステップS1 において、コントローラA内
の図示しないRAMの初期化,I/O設定,割り込み処
理の設定等、コンピュータの初期化処理を行うと、ステ
ップS2 において、図1に示す便蓋状態監視手段8のス
イッチ投入状態から図9に示す便蓋3の開閉状態を確認
する。
2のフローチャートにより説明する。前記コントローラ
Aは、図2のステップS1 において、コントローラA内
の図示しないRAMの初期化,I/O設定,割り込み処
理の設定等、コンピュータの初期化処理を行うと、ステ
ップS2 において、図1に示す便蓋状態監視手段8のス
イッチ投入状態から図9に示す便蓋3の開閉状態を確認
する。
【0021】そして、前記便蓋状態判別手段10は、ス
テップS3 において、前記スイッチが投入状態にあるか
否か、つまり、図9に示す便蓋3が開いているか閉じて
いるかを判別し、前記便蓋3が開状態である場合は、ス
テップS4 に移行して、前記便座2が利用者の着座した
状態、若しくは、着座する状態にあるとして、前記便座
2の温度を利用者が図9に示す温度設定用のボリューム
7で設定した温度(以下、利用者設定温度という)に維
持する。
テップS3 において、前記スイッチが投入状態にあるか
否か、つまり、図9に示す便蓋3が開いているか閉じて
いるかを判別し、前記便蓋3が開状態である場合は、ス
テップS4 に移行して、前記便座2が利用者の着座した
状態、若しくは、着座する状態にあるとして、前記便座
2の温度を利用者が図9に示す温度設定用のボリューム
7で設定した温度(以下、利用者設定温度という)に維
持する。
【0022】これにより、衛生洗浄装置の利用者は、図
9に示す便蓋3を開けて便座2に着座する際には、前記
便座2の温度は利用者の所望する温度に確実に暖房され
ているため、前記便座の温度2が自分の想像する温度と
違うことによって不快感を感じるといったことを確実の
防止することができる。
9に示す便蓋3を開けて便座2に着座する際には、前記
便座2の温度は利用者の所望する温度に確実に暖房され
ているため、前記便座の温度2が自分の想像する温度と
違うことによって不快感を感じるといったことを確実の
防止することができる。
【0023】また、前記ステップS3 において前記便蓋
3が閉状態にある場合は、ステップS5 に移行して、図
9に示す衛生洗浄装置は利用状態にないものとして、図
1に示すヒータ制御手段11は前記便座2の温度を利用
者設定温度よりも所定温度低い温度に維持する。なおこ
の所定温度とは、利用者が便蓋3を再び開いたとき、前
記便座2の温度を即時利用者設定温度まで加熱できる程
度の温度とする。
3が閉状態にある場合は、ステップS5 に移行して、図
9に示す衛生洗浄装置は利用状態にないものとして、図
1に示すヒータ制御手段11は前記便座2の温度を利用
者設定温度よりも所定温度低い温度に維持する。なおこ
の所定温度とは、利用者が便蓋3を再び開いたとき、前
記便座2の温度を即時利用者設定温度まで加熱できる程
度の温度とする。
【0024】このように、前記便座2の温度が利用者設
定温度よりも所定温度低く設定されるとき、前記便座2
は必ず便蓋3が覆被した状態にあるため、前記便座2は
便蓋3によって良好に保温され、冬季など周囲温度が低
下した状況で前記便座2が周囲温度の影響により必要以
上に低下することを防止できる。
定温度よりも所定温度低く設定されるとき、前記便座2
は必ず便蓋3が覆被した状態にあるため、前記便座2は
便蓋3によって良好に保温され、冬季など周囲温度が低
下した状況で前記便座2が周囲温度の影響により必要以
上に低下することを防止できる。
【0025】そして、前記便座2の温度は利用者設定温
度よりも所定温度低く保持されるため、通常利用される
電力量(便座2を常時利用者設定温度に維持する場合の
電力量)よりも消費する電力量を効率的に低減すること
が可能となり、経済的である。
度よりも所定温度低く保持されるため、通常利用される
電力量(便座2を常時利用者設定温度に維持する場合の
電力量)よりも消費する電力量を効率的に低減すること
が可能となり、経済的である。
【0026】前記ステップS4 ,S5 で便座2の温度制
御を行った後は、再びステップS2の便蓋状態の確認ま
で戻り、それ以降は前記と同様の動作を繰り返し行う。
すなわち、本発明の衛生洗浄装置は、便蓋3の開閉状態
より便座2の着座/非着座状態を判別(便蓋3が開状態
にあるとき、利用者は便座2に着座しているとし、便蓋
3が閉状態にあるとき、利用者は便座2に着座していな
いと判別)し、便蓋3が閉じているときのみ便座2の温
度を利用者設定温度よりも低く維持して消費電力を低減
するように構成したので、前記便座2は便蓋3の保温降
下によって、冬季においても温度が低下しすぎることを
阻止できるとともに、利用者が便蓋3を開けて便座2に
着座する際には、即時便座2の温度を利用者設定温度ま
で加熱,暖房することができる。
御を行った後は、再びステップS2の便蓋状態の確認ま
で戻り、それ以降は前記と同様の動作を繰り返し行う。
すなわち、本発明の衛生洗浄装置は、便蓋3の開閉状態
より便座2の着座/非着座状態を判別(便蓋3が開状態
にあるとき、利用者は便座2に着座しているとし、便蓋
3が閉状態にあるとき、利用者は便座2に着座していな
いと判別)し、便蓋3が閉じているときのみ便座2の温
度を利用者設定温度よりも低く維持して消費電力を低減
するように構成したので、前記便座2は便蓋3の保温降
下によって、冬季においても温度が低下しすぎることを
阻止できるとともに、利用者が便蓋3を開けて便座2に
着座する際には、即時便座2の温度を利用者設定温度ま
で加熱,暖房することができる。
【0027】つづいて本発明の第2実施例を図3,4に
より説明する。なお、図3において図1に示す部品と同
一部品は同一符号を付して説明を省略する。図3は図1
に示すコントローラAに、便室内の温度を検出する、例
えば、サーミスタ等を利用した温度検出手段12と、前
記温度検出手段12の電気信号より便室内の温度を認識
する温度認識手段13、および前記認識した便室内の温
度情報から便座ヒータ9に通電する通電量を決定する通
電量選定手段14を追加して構成されるコントローラ
A’を示している。
より説明する。なお、図3において図1に示す部品と同
一部品は同一符号を付して説明を省略する。図3は図1
に示すコントローラAに、便室内の温度を検出する、例
えば、サーミスタ等を利用した温度検出手段12と、前
記温度検出手段12の電気信号より便室内の温度を認識
する温度認識手段13、および前記認識した便室内の温
度情報から便座ヒータ9に通電する通電量を決定する通
電量選定手段14を追加して構成されるコントローラ
A’を示している。
【0028】前記コントローラA’において便座ヒータ
9を制御する場合、図4に示すフローチャートにおける
ステップS21〜ステップS24までの動作は、図1に示す
コントローラAのステップS1 〜ステップS4 と同様の
動作であり、コンピュータの初期化処理(ステップ
S21)から便蓋3の状態確認(ステップS22)を経て、
便蓋3の開閉状態を判別(ステップS23)した結果、前
記便蓋3が開状態にあれば、便座2に利用者が着座して
いる、または、着座しようとしていると認識して、前記
便座2の温度を利用者設定温度に維持(ステップS24)
するものである。
9を制御する場合、図4に示すフローチャートにおける
ステップS21〜ステップS24までの動作は、図1に示す
コントローラAのステップS1 〜ステップS4 と同様の
動作であり、コンピュータの初期化処理(ステップ
S21)から便蓋3の状態確認(ステップS22)を経て、
便蓋3の開閉状態を判別(ステップS23)した結果、前
記便蓋3が開状態にあれば、便座2に利用者が着座して
いる、または、着座しようとしていると認識して、前記
便座2の温度を利用者設定温度に維持(ステップS24)
するものである。
【0029】また、前記ステップS23において便蓋3が
閉状態にあれば、ステップS25に移行して、図3に示す
温度認識手段13は、温度検出手段12によって検出し
た便室内の温度を電気的に認識し、つづいて、通電量選
定手段14によって前記便室内の温度データを基に便座
ヒータ9に通電する通電量を選定する(ステップ
S26)。
閉状態にあれば、ステップS25に移行して、図3に示す
温度認識手段13は、温度検出手段12によって検出し
た便室内の温度を電気的に認識し、つづいて、通電量選
定手段14によって前記便室内の温度データを基に便座
ヒータ9に通電する通電量を選定する(ステップ
S26)。
【0030】この通電量の選定処理は、例えば、便室内
の温度に対応した通電量をデータテーブル化して予め作
成しておき、温度認識手段13にて認識した便室内の温
度に応じて、前記データテーブルより通電量を選定すれ
ばよい。このとき、前記データテーブル化した通電量の
データ群は、便室内の温度が夏季のように高い状態のと
き、便座ヒータ9に通電する通電量を小さく、冬季のよ
うに非常に低い状態のときは通電量を大きく設定するも
のである。然るに、冬季のように便座ヒータ9の通電量
を大きく設定する場合でも、便座2の温度は利用者設定
温度以上となることはなく、いいかえれば、前記選定処
理とは、便座2の温度を利用者設定温度から何°C(所
定温度)低く設定するのかを求める処理であるといえ
る。
の温度に対応した通電量をデータテーブル化して予め作
成しておき、温度認識手段13にて認識した便室内の温
度に応じて、前記データテーブルより通電量を選定すれ
ばよい。このとき、前記データテーブル化した通電量の
データ群は、便室内の温度が夏季のように高い状態のと
き、便座ヒータ9に通電する通電量を小さく、冬季のよ
うに非常に低い状態のときは通電量を大きく設定するも
のである。然るに、冬季のように便座ヒータ9の通電量
を大きく設定する場合でも、便座2の温度は利用者設定
温度以上となることはなく、いいかえれば、前記選定処
理とは、便座2の温度を利用者設定温度から何°C(所
定温度)低く設定するのかを求める処理であるといえ
る。
【0031】次に、図3に示すヒータ制御手段11は、
前記選定処理によって求めた通電量で便座2を暖房す
る。すなわち、前記便座2はステップS27にて利用者設
定温度より所定温度分降下した温度に維持されることに
より、便蓋3の閉止時に、便座ヒータ9で消費する電力
量を効果的に低減するのである。なお、このとき前記便
座2は、図1,2によって説明した第1実施例同様、便
蓋3によって良好に保温されるため、冬季において前記
便座2の温度が周囲の温度により必要以上に低下するこ
とはなく、利用者が便蓋3を開いて便座2に着座する際
には、瞬時に便座2を利用者設定温度まで加熱,暖房す
ることができる。
前記選定処理によって求めた通電量で便座2を暖房す
る。すなわち、前記便座2はステップS27にて利用者設
定温度より所定温度分降下した温度に維持されることに
より、便蓋3の閉止時に、便座ヒータ9で消費する電力
量を効果的に低減するのである。なお、このとき前記便
座2は、図1,2によって説明した第1実施例同様、便
蓋3によって良好に保温されるため、冬季において前記
便座2の温度が周囲の温度により必要以上に低下するこ
とはなく、利用者が便蓋3を開いて便座2に着座する際
には、瞬時に便座2を利用者設定温度まで加熱,暖房す
ることができる。
【0032】図5は本発明の第3実施例を示しており、
図1,3に示すコントローラA,A’同様、図9に示す
制御装置4内に備えたコントローラBを示している。な
お、図5において図1,3と同一部品は同一符号を付し
て説明を省略する。図5において15は、例えば、赤外
線や超音波を使って便室内の利用者の有無を検出するセ
ンサー(以下、利用者検出手段という)であり、16は
前記利用者検出手段15の信号から衛生洗浄装置の利用
者の有無を判別する利用者判別手段である。17は前記
利用者判別手段16によって利用者無しと判断したとき
便蓋3を自動閉止する電動機である。
図1,3に示すコントローラA,A’同様、図9に示す
制御装置4内に備えたコントローラBを示している。な
お、図5において図1,3と同一部品は同一符号を付し
て説明を省略する。図5において15は、例えば、赤外
線や超音波を使って便室内の利用者の有無を検出するセ
ンサー(以下、利用者検出手段という)であり、16は
前記利用者検出手段15の信号から衛生洗浄装置の利用
者の有無を判別する利用者判別手段である。17は前記
利用者判別手段16によって利用者無しと判断したとき
便蓋3を自動閉止する電動機である。
【0033】つづいて、前記コントローラBの動作を図
6のフローチャートにより説明する。前記コントローラ
Bによって便座ヒータ9を制御する場合、まず最初に、
図6に示すステップS31において、コントローラ内の図
示しないRAMの初期化,I/O設定,割り込み処理の
設定等、コンピュータの初期化処理を行うと、図5に示
す利用者判別手段16はステップS32において、利用者
検出手段15の検出信号を確認する。
6のフローチャートにより説明する。前記コントローラ
Bによって便座ヒータ9を制御する場合、まず最初に、
図6に示すステップS31において、コントローラ内の図
示しないRAMの初期化,I/O設定,割り込み処理の
設定等、コンピュータの初期化処理を行うと、図5に示
す利用者判別手段16はステップS32において、利用者
検出手段15の検出信号を確認する。
【0034】そして、前記利用者判別手段16はステッ
プS33において、利用者検出手段15の検出信号から図
9に示す衛生洗浄装置の利用者の有無を判別し、利用者
がいる場合(赤外線や超音波を使って便室内の利用者を
検出したとき)は、図9に示す便座2に利用者が着座す
るものとして、便座2の温度を利用者を検出してから着
座するまでの間に利用者設定温度まで加熱,暖房する
(ステップS24)。
プS33において、利用者検出手段15の検出信号から図
9に示す衛生洗浄装置の利用者の有無を判別し、利用者
がいる場合(赤外線や超音波を使って便室内の利用者を
検出したとき)は、図9に示す便座2に利用者が着座す
るものとして、便座2の温度を利用者を検出してから着
座するまでの間に利用者設定温度まで加熱,暖房する
(ステップS24)。
【0035】これにより利用者が便座2に着座する際に
は、前記便座2は利用者が設定した温度に確実に暖房さ
れているため、利用者が期待した温度と違う便座2に着
座して不快感を感じるといったことを確実に阻止するこ
とができる。
は、前記便座2は利用者が設定した温度に確実に暖房さ
れているため、利用者が期待した温度と違う便座2に着
座して不快感を感じるといったことを確実に阻止するこ
とができる。
【0036】また、前記ステップS33において、利用者
検出手段15が利用者を検出しないとき(利用者が便室
内にいないとき)は、ステップS35に移行して、温度検
出手段12により検出した便室内の温度を温度認識手段
13によって電気的に認識する。この認識した便室内の
温度データを基に、通電量選定手段14は便座2の温度
を利用者設定温度から何°C(所定温度)降下するのか
を選定する(ステップS36)。
検出手段15が利用者を検出しないとき(利用者が便室
内にいないとき)は、ステップS35に移行して、温度検
出手段12により検出した便室内の温度を温度認識手段
13によって電気的に認識する。この認識した便室内の
温度データを基に、通電量選定手段14は便座2の温度
を利用者設定温度から何°C(所定温度)降下するのか
を選定する(ステップS36)。
【0037】ステップS36にて降下温度を選定した後
は、ステップS37において、図5に示す電動機17を駆
動することにより便蓋3を自動閉止し、ステップS38に
おいて、ステップS36で求めた所定温度分だけ便座2の
温度を利用者設定温度から降下して維持することによ
り、便座ヒータ9の消費電力量を降下温度分だけ削減す
ることができる。このとき、前記便座2は便蓋3が覆被
しているため、その温度は便蓋3によって良好に保持さ
れ、前記便座2の温度が周囲温度によって影響にうける
ことは全くなく、前記便座2の温度制御を精度よく実現
することができる。なお、前記便蓋3の自動閉止手段は
電動機17に代えてソレノイドを用いて閉止するように
してもよい。
は、ステップS37において、図5に示す電動機17を駆
動することにより便蓋3を自動閉止し、ステップS38に
おいて、ステップS36で求めた所定温度分だけ便座2の
温度を利用者設定温度から降下して維持することによ
り、便座ヒータ9の消費電力量を降下温度分だけ削減す
ることができる。このとき、前記便座2は便蓋3が覆被
しているため、その温度は便蓋3によって良好に保持さ
れ、前記便座2の温度が周囲温度によって影響にうける
ことは全くなく、前記便座2の温度制御を精度よく実現
することができる。なお、前記便蓋3の自動閉止手段は
電動機17に代えてソレノイドを用いて閉止するように
してもよい。
【0038】また、前記ステップS38にて便座2の温度
制御をした後は、再びステップS32の利用者検出手段1
5の信号確認まで戻り、順次それ以降の動作を繰り返し
行うものである。
制御をした後は、再びステップS32の利用者検出手段1
5の信号確認まで戻り、順次それ以降の動作を繰り返し
行うものである。
【0039】本発明の第3実施例によれば、衛生洗浄装
置の利用者が便室内から退室することにより便蓋3が自
動的に閉止して便座ヒータ9の通電量を抑制する構成で
あるため、利用者が用便後に便蓋3を閉じ忘れた場合に
も、便座ヒータ9の消費電力を確実に抑制することがで
き、経済的である。
置の利用者が便室内から退室することにより便蓋3が自
動的に閉止して便座ヒータ9の通電量を抑制する構成で
あるため、利用者が用便後に便蓋3を閉じ忘れた場合に
も、便座ヒータ9の消費電力を確実に抑制することがで
き、経済的である。
【0040】なお、前記第3実施例において便蓋3を自
動閉止する電動機17は、用便後に利用者が手動で便蓋
3を閉じた場合は、図6に示すステップS37において駆
動しないか、または、駆動しても便蓋3に動力が伝達し
ないように構成するものとする。また、前記便蓋3を開
ける場合も同様に、前記便蓋3の開放動作は電動機17
に伝達されない構造するか、もしくは、前記電動機17
を便蓋3の閉止時とは逆方向に回転させて前記便蓋3を
開放するように構成する。
動閉止する電動機17は、用便後に利用者が手動で便蓋
3を閉じた場合は、図6に示すステップS37において駆
動しないか、または、駆動しても便蓋3に動力が伝達し
ないように構成するものとする。また、前記便蓋3を開
ける場合も同様に、前記便蓋3の開放動作は電動機17
に伝達されない構造するか、もしくは、前記電動機17
を便蓋3の閉止時とは逆方向に回転させて前記便蓋3を
開放するように構成する。
【0041】また、本実施例では、利用者検出手段15
として赤外線や超音波により便室内の利用者を検出する
センサーを例にとり説明したが、本発明はこれに限定せ
ず、例えば、利用者が便座2に着座したか否かを機械的
または電気的に検出可能な手段を利用してもよい。然る
に、この場合は、前記利用者検出手段15が利用者を検
出しなくなったとき、すなわち、利用者が便座2から離
座した瞬間に電動機17によって便蓋3を閉止すると、
前記便蓋3が利用者に当たってしまうため、これを防止
するために、利用者が便座2から離座したとき起動する
タイマをコントローラBに備え、前記タイマが一定時間
計測した後に電動機17を駆動して便蓋3を閉止するよ
うに構成する。
として赤外線や超音波により便室内の利用者を検出する
センサーを例にとり説明したが、本発明はこれに限定せ
ず、例えば、利用者が便座2に着座したか否かを機械的
または電気的に検出可能な手段を利用してもよい。然る
に、この場合は、前記利用者検出手段15が利用者を検
出しなくなったとき、すなわち、利用者が便座2から離
座した瞬間に電動機17によって便蓋3を閉止すると、
前記便蓋3が利用者に当たってしまうため、これを防止
するために、利用者が便座2から離座したとき起動する
タイマをコントローラBに備え、前記タイマが一定時間
計測した後に電動機17を駆動して便蓋3を閉止するよ
うに構成する。
【0042】図7は本発明の第4実施例におけるコント
ローラCを示しており、図7において、18は便座2が
開閉することで機械的若しくは電気的に投入/解除され
るスイッチを備えた便座状態監視手段であり、19は前
記便座状態監視手段18および便蓋状態監視手段8に備
えたスイッチの投入/解除状態から、便座2および便蓋
3のの開閉状態を判別する便座/便蓋状態判別手段であ
る。
ローラCを示しており、図7において、18は便座2が
開閉することで機械的若しくは電気的に投入/解除され
るスイッチを備えた便座状態監視手段であり、19は前
記便座状態監視手段18および便蓋状態監視手段8に備
えたスイッチの投入/解除状態から、便座2および便蓋
3のの開閉状態を判別する便座/便蓋状態判別手段であ
る。
【0043】そして、前記コントローラCにより便座ヒ
ータ9を制御する場合、図8のステップS41において、
コントローラC内の図示しないRAMの初期化,I/O
設定,割り込み処理の設定等、コンピュータの初期化処
理を行うと、前記コントローラCは、図8のステップS
42において、図7に示す便座状態監視手段18のスイッ
チ投入/解除状態から、便座2の開閉状態を確認する。
ータ9を制御する場合、図8のステップS41において、
コントローラC内の図示しないRAMの初期化,I/O
設定,割り込み処理の設定等、コンピュータの初期化処
理を行うと、前記コントローラCは、図8のステップS
42において、図7に示す便座状態監視手段18のスイッ
チ投入/解除状態から、便座2の開閉状態を確認する。
【0044】そして、前記便座/便蓋状態判別手段19
は、ステップS43にて、前記便座2の開閉状態を判別
し、便座2が閉状態である場合は、ステップS44に移行
して、便蓋状態監視手段8のスイッチ投入/解除状態か
ら、便蓋3の開閉状態を確認する。つづいて、前記便座
/便蓋状態判別手段19は、ステップS45で便蓋3が開
状態のときは、利用者が便座2に着座する状態にあると
して、前記便座2の温度を利用者設定温度に維持する。
この結果、利用者は用便時に自らの設定した温度に暖房
された便座2に着座することができ、衛生洗浄装置を快
適に利用することができる。
は、ステップS43にて、前記便座2の開閉状態を判別
し、便座2が閉状態である場合は、ステップS44に移行
して、便蓋状態監視手段8のスイッチ投入/解除状態か
ら、便蓋3の開閉状態を確認する。つづいて、前記便座
/便蓋状態判別手段19は、ステップS45で便蓋3が開
状態のときは、利用者が便座2に着座する状態にあると
して、前記便座2の温度を利用者設定温度に維持する。
この結果、利用者は用便時に自らの設定した温度に暖房
された便座2に着座することができ、衛生洗浄装置を快
適に利用することができる。
【0045】また、前記ステップS43で便座2が開状態
にあるとき、当然利用者は便座2に着座することはない
ため、前記便座2の温度を利用者設定温度より低く設定
(ステップS47)して、便座ヒータ9の消費電力量を低
減する。このとき、便座2が開状態にあるということは
便蓋3も開状態にあるため、前記便座2は便蓋3によっ
て良好に保温され、冬季において便座2が周囲温度によ
って必要以上に低下するといったことはない。
にあるとき、当然利用者は便座2に着座することはない
ため、前記便座2の温度を利用者設定温度より低く設定
(ステップS47)して、便座ヒータ9の消費電力量を低
減する。このとき、便座2が開状態にあるということは
便蓋3も開状態にあるため、前記便座2は便蓋3によっ
て良好に保温され、冬季において便座2が周囲温度によ
って必要以上に低下するといったことはない。
【0046】さらに、前記ステップS45で便蓋3が閉状
態のとき、すなわち、便座2と便蓋3がともに閉じてい
るときは、図9に示す衛生洗浄装置の利用者が存在しな
いものとして、便座2の温度を利用者設定温度よりも低
く設定する。これにより便座ヒータ9の消費電力は良好
に低減されるとともに、前記便座2は便蓋3によって保
温されるため、便座2が周囲温度の影響によって温度変
化してしまうことを防止でき、便座2を温度制御する際
の精度を飛躍的に向上することができる。
態のとき、すなわち、便座2と便蓋3がともに閉じてい
るときは、図9に示す衛生洗浄装置の利用者が存在しな
いものとして、便座2の温度を利用者設定温度よりも低
く設定する。これにより便座ヒータ9の消費電力は良好
に低減されるとともに、前記便座2は便蓋3によって保
温されるため、便座2が周囲温度の影響によって温度変
化してしまうことを防止でき、便座2を温度制御する際
の精度を飛躍的に向上することができる。
【0047】前記ステップS46,S47において便座2の
温度制御を行った後は、ステップS 42まで戻り、再び前
述したと同様の動作を繰り返しおこなうものである。
温度制御を行った後は、ステップS 42まで戻り、再び前
述したと同様の動作を繰り返しおこなうものである。
【0048】本発明の第4実施例によれば、便座2およ
び便蓋3が閉じているときのみならず、便座2および便
蓋3がともに開いているときにも、便座2の温度を利用
者設定温度より低く維持するように構成したので、男性
の小用便時や便器1内の清掃時など、便座2が開状態に
あり利用者が前記便座2に着座することはないときは、
便座ヒータ9で消費される電力を良好に低減することが
でき、経済的である。なお、本発明の第5実施例に、第
2実施例および第3実施例で説明した、便室内の温度デ
ータからヒータへの通電量を演算する手段や、利用者を
検出しないとき便蓋2を自動閉止する手段を備えて構成
してもよいことは言うまでもない。
び便蓋3が閉じているときのみならず、便座2および便
蓋3がともに開いているときにも、便座2の温度を利用
者設定温度より低く維持するように構成したので、男性
の小用便時や便器1内の清掃時など、便座2が開状態に
あり利用者が前記便座2に着座することはないときは、
便座ヒータ9で消費される電力を良好に低減することが
でき、経済的である。なお、本発明の第5実施例に、第
2実施例および第3実施例で説明した、便室内の温度デ
ータからヒータへの通電量を演算する手段や、利用者を
検出しないとき便蓋2を自動閉止する手段を備えて構成
してもよいことは言うまでもない。
【0049】以上説明したように、本発明の衛生洗浄装
置は、利用者が便座2に着座しないときは、便座2の温
度を利用者の快適な温度よりも低く保つことにより、便
座ヒータ9で消費される電力量を低減することができる
ため、経済的である。さらに、前記便座2の温度を低く
維持しているとき、前記便座2は便蓋3によって良好に
保温されるため、便座2が周囲温度によって変化すると
いったことはなく、便座2の温度制御を精度良く実現す
ることができる。
置は、利用者が便座2に着座しないときは、便座2の温
度を利用者の快適な温度よりも低く保つことにより、便
座ヒータ9で消費される電力量を低減することができる
ため、経済的である。さらに、前記便座2の温度を低く
維持しているとき、前記便座2は便蓋3によって良好に
保温されるため、便座2が周囲温度によって変化すると
いったことはなく、便座2の温度制御を精度良く実現す
ることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1に示す衛生洗浄装置は、便蓋が
閉状態のときは便座の温度を利用者の設定する温度より
も低く設定するように構成したので、衛生洗浄装置を利
用しないときに効率的に消費電力を低減することがで
き、経済的である。
閉状態のときは便座の温度を利用者の設定する温度より
も低く設定するように構成したので、衛生洗浄装置を利
用しないときに効率的に消費電力を低減することがで
き、経済的である。
【0051】請求項2に示す衛生洗浄装置は、利用者を
検出しなくなったとき、例えば、利用者が便室から退室
したとき、便蓋を自動で閉止するように構成したので、
利用者が用便後に便蓋を閉じ忘れた場合にも、便蓋は必
ず閉止されて便座を確実に保温することができ、利便で
ある。
検出しなくなったとき、例えば、利用者が便室から退室
したとき、便蓋を自動で閉止するように構成したので、
利用者が用便後に便蓋を閉じ忘れた場合にも、便蓋は必
ず閉止されて便座を確実に保温することができ、利便で
ある。
【0052】請求項3に示す衛生洗浄装置は、便室内の
温度データを基に閉蓋時の便座降下温度を決定するよう
に構成したので、夏季など便室内の温度が充分高いとき
には、降下温度を大きくとって消費電力を大幅に抑制し
ても、利用者が便蓋を開いて便座に着座する際には、前
記便座の温度を即時利用者の望む温度まで暖房すること
ができ、便利である。
温度データを基に閉蓋時の便座降下温度を決定するよう
に構成したので、夏季など便室内の温度が充分高いとき
には、降下温度を大きくとって消費電力を大幅に抑制し
ても、利用者が便蓋を開いて便座に着座する際には、前
記便座の温度を即時利用者の望む温度まで暖房すること
ができ、便利である。
【0053】請求項4に示す衛生洗浄装置は、利用者を
検出しなくなった後、タイマが一定時間計測後に便蓋を
自動閉止するように構成したので、便座への着座/非着
座をによって利用者を検出する場合、利用者が離座した
瞬間に便蓋が閉止されて利用者に衝接するといった問題
はなく、衣服が便蓋が衝接することによって汚されるこ
とを確実に阻止することができ、衛生的である。
検出しなくなった後、タイマが一定時間計測後に便蓋を
自動閉止するように構成したので、便座への着座/非着
座をによって利用者を検出する場合、利用者が離座した
瞬間に便蓋が閉止されて利用者に衝接するといった問題
はなく、衣服が便蓋が衝接することによって汚されるこ
とを確実に阻止することができ、衛生的である。
【0054】請求項5に示す衛生洗浄装置は、便座およ
び便蓋がともに開状態のとき、便座の温度を利用者の設
定する温度よりも低く維持するように構成したので、男
性の小用時や便器内の清掃時など、利用者が便座に着座
することのないときに、便座ヒータが無駄に電力が消費
することを確実に防止でき、経済的である。
び便蓋がともに開状態のとき、便座の温度を利用者の設
定する温度よりも低く維持するように構成したので、男
性の小用時や便器内の清掃時など、利用者が便座に着座
することのないときに、便座ヒータが無駄に電力が消費
することを確実に防止でき、経済的である。
【図1】本発明の衛生洗浄装置におけるコントローラを
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】前記コントローラの動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】本発明の第2実施例におけるコントローラを示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】第2実施例のコントローラの動作を説明するブ
ロック図である。
ロック図である。
【図5】本発明の第3実施例におけるコントローラを示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図6】第3実施例のコントローラの動作を説明するブ
ロック図である。
ロック図である。
【図7】本発明の第4実施例におけるコントローラを示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図8】第4実施例のコントローラの動作を説明するブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】一般的な衛生洗浄装置を示す斜視図である。
2 便座 3 便蓋 7 温度設定用のボリューム 8 便蓋状態監視手段 9 便座ヒータ 10 便蓋状態判別手段 11 ヒータ制御手段 12 温度検出手段 13 温度認識手段 14 通電量選定手段 15 利用者検出手段 16 利用者判別手段 17 電動機 18 便座状態監視手段 19 便座/便蓋状態監視手段 A,A’,B,C コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊佐治 伸司 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 Fターム(参考) 2D037 AA02 AB07 AB21 AD03 AD08 AD14 AD16 2D038 JC11 JF03 JH03 JH07 KA01 KA11
Claims (5)
- 【請求項1】 便座の暖房機能を備えた衛生洗浄装置に
おいて、便蓋が開状態のとき便座温度を利用者の設定し
た温度に維持し、便蓋が閉状態のとき便座の温度を利用
者の設定した温度よりも低い温度に維持する手段を備え
て構成したことを特徴とする衛生洗浄装置。 - 【請求項2】 便座の暖房機能と利用者を検出するセン
サーを備えた衛生洗浄装置において、便蓋が開状態のと
き便座の温度を利用者の設定した温度に維持し、便蓋が
閉状態のとき便座の温度を利用者の設定した温度よりも
低い温度に維持する手段と、前記センサーが利用者を検
出しないとき、便蓋を自動閉止する手段を備えて構成し
たことを特徴とする衛生洗浄装置。 - 【請求項3】 便室内の温度を検出する手段と、これに
より検出した温度データをもとに閉蓋時の便座降下温度
を決定する手段を備えて構成したことを特徴とする請求
項1,2記載の衛生洗浄装置。 - 【請求項4】 前記衛生洗浄装置にタイマを備え、セン
サーが利用者を検出しない時間が一定時間を越えたと
き、便蓋を自動閉止するように構成したことを特徴とす
る請求項2,3記載の衛生洗浄装置。 - 【請求項5】 便座の暖房機能を備えた衛生洗浄装置に
おいて、前記便座が開状態のとき、若しくは、便座およ
び便蓋がともに閉状態のとき、便座の温度を利用者の設
定した温度よりも低い温度に維持する手段を備えて構成
したことを特徴とする衛生洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11153470A JP2000342489A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 衛生洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11153470A JP2000342489A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 衛生洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000342489A true JP2000342489A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15563283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11153470A Withdrawn JP2000342489A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 衛生洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000342489A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074777A1 (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 暖房装置とその製造方法、暖房装置を搭載したトイレ装置 |
JP2007312882A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Toto Ltd | 暖房便座装置 |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP11153470A patent/JP2000342489A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074777A1 (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 暖房装置とその製造方法、暖房装置を搭載したトイレ装置 |
JP2007312882A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Toto Ltd | 暖房便座装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |