JP2985574B2 - 人体局部乾燥装置および衛生洗浄便座 - Google Patents

人体局部乾燥装置および衛生洗浄便座

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JP2985574B2 JP5104335A JP10433593A JP2985574B2 JP 2985574 B2 JP2985574 B2 JP 2985574B2 JP 5104335 A JP5104335 A JP 5104335A JP 10433593 A JP10433593 A JP 10433593A JP 2985574 B2 JP2985574 B2 JP 2985574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用便後の人体局部の洗
浄を行う温水洗浄機能付便座装置等に利用される局部乾
燥装置およびその乾燥装置を用いた衛生洗浄便座に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、用便後の人体局部を洗浄し、しか
る後に乾燥するこの種衛生洗浄便座としては例えば図5
に示すように洗浄ノズルによって局部を洗浄し、その後
温風を局部に供給して乾燥するものがある。
【0003】同図において1は便器、2は衛生洗浄便座
であり暖房便座3、便蓋4、洗浄装置を内蔵する本体5
および便器1内に突出してに設けられ、人体6の局部の
洗浄を行う洗浄ノズル7が設けられている。8は送風機
9、加熱ヒータ10、送風ダクト11から構成される乾
燥装置であり、送風ダクト11をへて人体6の後部より
温風が供給される。
【0004】上記構成において洗浄ノズル7によって人
体局部を洗浄した後、乾燥スイッチ(図示せず)の投入
により加熱ヒータ10に通電されるとともに送風機9が
駆動され、温風が人体の後方から矢印Aに示すように供
給され、人体局部が乾燥されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
衛生洗浄便座では、特に気温の低い冬期での使用快適性
を向上させるために暖房便座によって臀部を暖房すると
ともに温水によって局部を洗浄し、さらに温風によって
洗浄水で濡れた局部を乾燥するように構成されている
が、用便時の暖房は暖房便座のみであり、しかも暖房さ
れるのは便座と臀部の接触面のみである。つまり便器ボ
ール内に臨む人体臀部は直接外気に触れており、充分な
暖房効果が得られないという課題があった。
【0006】また逆に夏期においては暖房便座への通電
を停止するとともに洗浄水の温度を低下させて使用され
るが、トイレ空間は気温および湿度が高く不快感があ
る。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
既設の乾燥用部材を有効に利用することによって冬期に
おける露出した臀部の暖房を行うことができる多機能な
局部乾燥装置を提供することを第一の目的としている。
【0008】また第二の目的は、トイレ空間の雰囲気温
度に応じて臀部の暖房風の温度を変えることにより冬期
は臀部の暖房を行い、また夏期は臀部に涼風を供給して
使用快適性を向上させることのできる多機能な局部乾燥
装置を提供することにある。
【0009】さらに第三の目的は、人が便座に着座した
ことを検出して自動的に臀部の暖房が行われる使い勝手
のよい衛生洗浄便座を提供することにある。
【0010】またタイマー手段を設けることにより使用
者が設定した時刻に自動的に臀部暖房手段を駆動させる
ことにより、トイレ空間暖房機能をも実現できる小型で
低コストな衛生洗浄便座を提供することを第四の目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の局部乾燥装置は、人体局部に向けて乾
燥風を供給する吐出口と、空気加熱手段と、前記吐出口
に乾燥風を供給するための供給路および送風機と、送風
量を制御する送風量制御回路と乾燥風の温度を制御する
温度制御回路からなる流体制御回路と、乾燥選択スイッ
チの投入により人体局部乾燥に適した風量および温度と
なるように前記流体制御回路を駆動する乾燥制御回路
と、暖房選択スイッチの投入により前記乾燥制御回路の
動作時よりも少ない風量および低い温度で前記流体制御
回路を駆動するパワー抑制回路を設けて構成したもので
ある。
【0012】また第二の目的を達成するために本発明の
局部乾燥装置は、前記パワー抑制回路の温度設定をトイ
レ空間の雰囲気温度を検出する温度検出器の出力信号に
連動して行う室温連動回路を設けて構成したものであ
る。
【0013】さらに第三の目的を達成するために本発明
の衛生洗浄便座は、使用者が便座に着座したことを検出
する着座スイッチと、人体局部に乾燥風を供給する吐出
口と、空気加熱手段と、前記吐出口に乾燥風を供給する
ための供給路および送風機と、乾燥風の送風量および温
度を制御する流体制御回路と、前記流体制御回路を人体
局部乾燥に適した風量および温度となるように駆動する
乾燥制御回路と、前記乾燥制御回路の動作時よりも少な
い風量および低い温度で前記流体制御回路を駆動するパ
ワー抑制回路と、前記着座スイッチが閉成状態となった
時に連動して前記パワー抑制回路を駆動し、乾燥選択ス
イッチが投入されることにより前記パワー抑制回路を停
止し、前記乾燥制御回路を駆動する切換手段を設けて構
成したものである。
【0014】また第四の目的を達成するために本発明の
衛生洗浄便座は、使用者の着座を検出する着座スイッチ
と並列にタイマー手段を設け、前記着座スイッチの開閉
に関係なく前記タイマー手段で設定された時刻および所
定時間、パワー抑制回路を駆動させて吐出口から大気中
に温風を吐出させる構成としたものである。
【0015】
【作用】本発明の局部乾燥装置は上記構成により、暖房
選択スイッチを投入すればパワー抑制回路が動作して流
体制御回路が低風量、低温度に乾燥風を制御し、露出さ
れた使用者の臀部の暖房に好適な温風が吐出口から供給
され快適な暖房効果が得られる。また吐出口から吹き出
す温風は便槽内にエアカーテンを形成することとなり、
便槽内から立ちのぼる便臭を便槽内部に閉じ込める作用
があり、排便時の臭気が軽減される。一方乾燥選択スイ
ッチを投入すれば乾燥制御回路が動作し、同じ吐出口か
ら大風量で乾燥に適した温度の乾燥風が供給され、局部
乾燥が行われる。従って既存の乾燥用部材を兼用して乾
燥と臀部暖房を行うことができ、装置の小型化あるいは
低コスト化を実現できる。
【0016】また本発明の局部乾燥装置は、トイレ空間
の雰囲気温度を検出する温度検出器を設け、この温度検
出器の出力信号に応じてパワー抑制回路の温度設定を行
う室温連動回路を設けたので、室温に応じて自動的に臀
部暖房風の温度が調節される。すなわち、冬期は室温が
低いので比較的高い温度の暖房風を供給し、また夏期は
加熱しない、室温と同じ温度の風が供給される。これに
より冬期は好適な暖房が行われ、夏期には涼風感が得ら
れる。特に洗浄中は臀部表面は洗浄水で濡れており、そ
の状態で涼風が供給されると洗浄水が蒸発する際の気化
熱により臀部表面はさらに涼感が増加したものとなる。
【0017】本発明の衛生洗浄便座は、使用者が便座に
着座したことを検出して自動的にパワー抑制回路を駆動
して臀部の暖房を行い、また乾燥選択スイッチが投入さ
れると前記パワー抑制回路から乾燥制御回路を動作させ
る切換手段を設けたので、着座と同時に自動的に臀部暖
房が行われ、また用便が終わり立座すると自動的に臀部
暖房が停止するためスイッチ操作が不要であり、使い勝
手が向上する。
【0018】また本発明の衛生洗浄便座は、使用者の着
座を検出する着座スイッチと並列にタイマー手段を設
け、前記着座スイッチの開閉に関係なく前記タイマー手
段で設定された時刻および所定時間、パワー抑制回路を
駆動させて吐出口から温風を室内に放出するものであ
り、トイレが頻繁に使用される朝の時間帯に合わせてタ
イマー手段を設定しておけば、トイレ室内空間の暖房も
行うことができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
【0020】図1は本発明の一実施例を示す衛生洗浄便
座の構成図である。同図において12は乾燥装置であ
り、人体6の局部に乾燥風を供給する吐出口13、電気
ヒーターなどから構成される空気加熱手段14、吐出口
13に乾燥風を供給するための供給路15および送風機
16から構成されている。17は流体制御回路であり、
送風機16を制御して吐出口13から吹き出される送風
量を制御する送風量制御回路18および空気加熱手段1
4を制御して乾燥風の温度を制御する温度制御回路19
から構成されている。20は乾燥選択スイッチの投入2
1を投入することにより人体局部乾燥に適した風量およ
び温度となるように流体制御回路17を駆動する乾燥制
御回路、また22は暖房選択スイッチ23を投入するこ
とにより乾燥制御回路20の動作時よりも少ない風量お
よび温度で人体臀部の暖房に好適な温風となるように流
体制御回路17を駆動するパワー抑制回路である。
【0021】24はパワー抑制回路22での温度設定を
トイレ空間の雰囲気温度を検出する温度検出器25の出
力信号に連動して行うための室温連動回路であり、後で
詳述するように臀部暖房における温風温度をトイレ空間
の温度に連動して設定する。すなわち、冬期は室温が低
いので比較的高い温度の暖房風を供給し、また夏期は空
気加熱手段14への通電を停止し、室温と同じ温度の風
を供給するように制御される。
【0022】その他の構成は図5の従来例と同様であ
り、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】以上の構成において次に本実施例の作用、
動作について説明する。便座3に着座し、暖房選択スイ
ッチ23を投入するとパワー抑制回路22が駆動されて
流体制御回路17の送風量制御回路18および温度制御
回路19を人体の臀部の暖房に好適な送風量、温度とな
るように設定し、送風機16および空気加熱手段14が
制御さる。これにより温風が吐出口13から供給され、
露出した人体の臀部の暖房が行われる。また吐出口13
から吹き出す温風は便槽内にエアカーテンを形成するこ
ととなり、便槽内から立ちのぼる便臭を便槽内部に閉じ
込める作用があり、排便時の臭気が軽減される。
【0024】なおこの時、トイレ空間の雰囲気温度は温
度検出器25によって常時検出されており、パワー抑制
回路22で設定される臀部暖房温度は温度検出器25の
出力に連動して設定される。この点、つまり室温連動回
路24の作用について図2を用いて詳細に説明する。図
2は温度検出器25によって検出されるトイレ空間の室
温trと空気加熱手段14への給電量Phの関係を示す
特性図である。冬期は気温が低いために暖房に好適な温
度が得られる通電量Phmが空気加熱手段14に供給さ
れる。一方室温が上昇しtra(例えば20℃)以上と
なると暖房がかえって不快感となる場合があるため、室
温に応じて空気加熱手段14への給電量が制御される。
さらに夏期となり、室温がtrb(例えば26℃)以上
となると暖房は不必要となり、空気加熱手段14への給
電は行われず、送風のみが行われる。トイレ空間は密閉
空間であるため、特に夏場において高温多湿となるが、
臀部へ送風することにより涼風感が得られる。特に洗浄
中は臀部表面は洗浄水で濡れており、その状態で涼風が
供給されると洗浄水が蒸発する際の気化熱により臀部表
面はさらに涼感が増加したものとなる。
【0025】次に排便後、洗浄ノズル(図示せず)によ
って人体局部を洗浄し、乾燥選択スイッチ21を投入す
ると乾燥制御回路20が駆動され、パワー抑制回路20
が駆動された場合に比較して高温で大風量の乾燥に適し
た温風が吐出口13から供給されて洗浄水で濡れた人体
局部の乾燥が行われる。図3は吐出口13から吹き出さ
れる温風の温度と風量の関係を示すタイムチャートであ
り、T1で暖房選択スイッチ23が投入されるとパワー
抑制回路22が動作して温度t1、風量Q1の温風が供給
される。洗浄後T2で乾燥選択スイッチ21が投入され
ると、乾燥制御回路20が動作してパワー抑制回路22
で設定された温度t1、風量Q1よりも高い温度t2、お
よび風量Q2に制御されて乾燥選択スイッチ21が開成
される時間T3まで乾燥風が供給されることとなる。
【0026】以上述べたように本実施例によれば、パワ
ー抑制回路22を設けたので、既設の乾燥用の部材を兼
用することにより、直接外気に触れている臀部に温風を
供給して暖房を行うことができ、特に冬期での使用快適
性が向上する。このことは特に局部の血液循環をよくす
ることが必要な痔疾者に効果的である。また吐出口13
から吹き出す温風は便槽内にエアカーテンを形成するこ
ととなり、便槽内から立ちのぼる便臭を便槽内部に閉じ
込める作用があり、排便時の臭気が軽減される。一方乾
燥選択スイッチ21を投入すれば乾燥制御回路20が動
作し、同じ吐出口13から大風量で乾燥に適した温度の
乾燥風が供給され、局部乾燥が行われる。従って既存の
乾燥用部材を兼用して乾燥と臀部暖房を行うことがで
き、装置の小型化あるいは低コスト化を実現できる。
【0027】また室温を検出する温度検出器25の信号
によって臀部暖房温度を制御する室温連動回路24を設
けたのでトイレの室温に応じて自動的に臀部暖房温度が
調節される。すなわち、冬期は室温が低いので比較的高
い温度の暖房風を供給し、また夏期は加熱しない、室温
と同じ温度の風が供給される。これにより冬期は好適な
暖房が行われ、夏期には涼風感が得られる。特に洗浄中
は臀部表面は洗浄水で濡れており、その状態で涼風が供
給されると洗浄水が蒸発する際の気化熱により臀部表面
はさらに涼感が増加したものとなる。
【0028】図4は、本発明の他の実施例における衛生
洗浄便座の乾燥装置の構成図を示し、26は図1におけ
る便座3に使用者が着座したことを検出する着座スイッ
チ、27は着座スイッチ26が閉成された時に連動して
自動的にパワー抑制回路22を駆動して臀部暖房を行
い、乾燥選択スイッチ21が投入されることによりパワ
ー抑制回路22を停止し、乾燥制御回路20を自動的に
駆動する切換手段、また28は着座スイッチ26に並列
に設けられたタイマー回路であり、使用者が設定した時
刻に設定された時間にわたって着座スイッチ26が開成
状態にある場合においてもパワー抑制回路22を駆動さ
せる。その他の構成は図1に示した実施例と同様であ
り、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】上記構成において次に本実施例の作用動作
について説明する。使用者が着座すると着座スイッチ2
6が閉成し、自動的にパワー抑制回路22が動作して使
用者の臀部暖房に適した風量、温度の温風が吐出口13
から供給されて暖房が行われる。次に用便後局部の洗浄
を行い、乾燥選択スイッチ21を投入すると切換手段2
7が動作してパワー抑制回路22から乾燥制御回路20
に切り換わり高温の乾燥に適した温風が供給されて局部
乾燥が行われる。乾燥後便座3より立座することにより
着座スイッチ26が開成され、自動的に一連の動作が終
了する。
【0030】またトイレが頻繁に使用される朝の時間帯
に合わせてタイマー手段28を設定しておけば着座スイ
ッチ26の開閉に関係なくタイマー手段28で設定され
た時刻および所定時間、パワー抑制回路22が駆動され
て吐出口13から室内に向けて温風が吹き出される。つ
まりトイレが使用される時間帯の30〜60分前に動作
するようにタイマー回路28を設定しておけばトイレ空
間が暖房されることとなり、入室時の寒さによる不快感
がなくなる。このことは特に急激な温度変化を防止する
ことが望まれる高血圧疾患者、および高齢者に効果的で
ある。
【0031】以上の様に本実施例では、着座スイッチ2
6の閉成により自動的に臀部の暖房が行え、用便後立座
すると自動的に暖房が停止するためスイッチ操作が不要
であり、使い勝手が向上する。またタイマー回路28を
設けたので既設の乾燥用の部材を兼用してトイレ空間暖
房も行うことができるため、専用の空間暖房装置を設け
る必要がなく小型、低コストでありかつ多機能な衛生洗
浄便座が実現できる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の局部乾燥装
置は、既設の乾燥用の部材を兼用するとともにパワー抑
制回路を設けたので、直接外気に触れる臀部に温風を供
給して暖房を行うことができ、冬期での使用快適性が向
上する。このことは特に局部の血液循環をよくすること
が必要な痔疾者に効果的である。また吐出口から吹き出
す温風は便槽内にエアカーテンを形成することとなり、
便槽内から立ちのぼる便臭を便槽内部に閉じ込める作用
があり、排便時の臭気が軽減される。
【0033】さらに乾燥選択スイッチを投入すれば同じ
吐出口から大風量で乾燥に適した温度の乾燥風が供給さ
れて局部乾燥も行えるため、各々専用の部材を設ける必
要がなく、装置の小型化あるいは低コスト化を実現でき
る。
【0034】本発明の局部乾燥装置は、室温を検出する
温度検出器の信号によって臀部暖房温度を制御する室温
連動回路を設けたのでトイレの室温に応じて自動的に臀
部暖房温度が調節される。これにより冬期は好適な暖房
が行われ、夏期には涼風感が得られる。特に洗浄中は臀
部表面は洗浄水で濡れており、その状態で涼風が供給さ
れると洗浄水が蒸発する際の気化熱により臀部表面はさ
らに涼感が増加したものとなる。
【0035】また本発明の衛生洗浄便座は、着座スイッ
チに連動して自動的に臀部の暖房が行え、用便後立座す
ると自動的に暖房が停止するためスイッチ操作が不要で
あり、使い勝手が向上する。またタイマー回路を設けた
ので既設の乾燥用の部材を兼用してトイレ空間暖房も行
うことができるため、専用の空間暖房装置を設ける必要
がなく小型、低コストでありかつ多機能な衛生洗浄便座
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す衛生洗浄便座の構成図
【図2】同室温と空気加熱手段への通電量の関係を示す
特性図
【図3】同時間と温風の温度および風量の関係を示す図
【図4】本発明の他の実施例を示す衛生洗浄便座の構成
【図5】従来の衛生洗浄便座の断面図
【符号の説明】 12 乾燥装置 13 吐出口 14 空気加熱手段 15 供給路 16 送風機 17 流体制御回路 18 送風量制御回路 19 温度制御回路 20 乾燥制御回路 21 乾燥選択スイッチ 22 パワー抑制回路 23 暖房選択回路 24 室温連動回路 25 温度検出器 26 着座スイッチ 27 切換手段 28 タイマー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−339933(JP,A) 実開 昭60−148384(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 9/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体局部に乾燥風を供給する吐出口と、空
    気加熱手段と、前記吐出口に乾燥風を供給するための供
    給路および送風機と、送風量を制御する送風量制御回路
    と乾燥風の温度を制御する温度制御回路からなる流体制
    御回路と、乾燥選択スイッチの投入により人体局部乾燥
    に適した風量および温度となるように前記流体制御回路
    を駆動する乾燥制御回路と、暖房選択スイッチの投入に
    より前記乾燥制御回路の動作時よりも少ない風量および
    低い温度で前記流体制御回路を駆動するパワー抑制回路
    を設けた人体局部乾燥装置。
  2. 【請求項2】パワー抑制回路は、雰囲気温度を検出する
    温度検出器の出力信号に連動して乾燥風の温度を設定す
    る室温連動回路の信号にもとづいて温度設定を行う請求
    項1記載の人体局部乾燥装置。
  3. 【請求項3】便座と、この便座に着座したことを検出す
    る着座スイッチと、人体局部に乾燥風を供給する吐出口
    と、空気加熱手段と、前記吐出口に乾燥風を供給するた
    めの供給路および送風機と、乾燥風の送風量および温度
    を制御する流体制御回路と、前記流体制御回路を人体局
    部乾燥に適した風量および温度となるように駆動する乾
    燥制御回路と、前記乾燥制御回路の動作時よりも少ない
    風量および低い温度で前記流体制御回路を駆動するパワ
    ー抑制回路を有し、前記着座スイッチが閉成状態となっ
    た時に連動して前記パワー抑制回路を駆動し、乾燥選択
    スイッチが投入されることにより前記パワー抑制回路を
    停止し、前記乾燥制御回路を駆動する切換手段を設けた
    衛生洗浄便座。
  4. 【請求項4】着座スイッチと並列にタイマー手段を設
    け、前記タイマー手段で設定された時刻および所定時
    間、パワー抑制回路を駆動させて吐出口から大気中に温
    風を吐出させる構成とした請求項3記載の衛生便座装
    置。
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