JP3483307B2 - サニタリー温度調整システム - Google Patents

サニタリー温度調整システム

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JP3483307B2 JP16672794A JP16672794A JP3483307B2 JP 3483307 B2 JP3483307 B2 JP 3483307B2 JP 16672794 A JP16672794 A JP 16672794A JP 16672794 A JP16672794 A JP 16672794A JP 3483307 B2 JP3483307 B2 JP 3483307B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、主に一般住宅等に用
いられ、浴室内の温度と、脱衣室内の温度とを入浴時に
快適な温度となるように調整するサニタリー温度調整シ
ステムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種のサニタリー温度調整シス
テムとしては、例えば、図4及び図5に示す様な特開平
5−277041号公報に記載されているものが知られ
ている。 【0003】このようなものでは、図4に示す様な浴室
1内の浴槽2のエプロン3又は、図5に様な腰掛けスペ
ース4内に、蓄熱材を組み合わせた温水熱交換器が組み
込まれて、輻射熱で浴室1内が暖房されると共に、この
エプロン3及び腰掛けスペース4が暖められるように構
成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサニタリー温度調整システムでは、前記浴槽
2内の湯温が、高温になっている場合、前記浴室1内の
暖房がきき過ぎて、のぼせ感を増大させる虞があった。 【0005】また、一般的に浴室1に隣接する脱衣室に
は、輻射熱が届かず、出湯して脱衣室に移動した際に、
寒さによる不快感を生じたり、浴室1内と脱衣室内との
温度の急激な変化が身体に負担を与える虞があった。 【0006】そこで、この発明は、浴槽、浴室、脱衣室
内の温度を身体に適した温度に調整することにより、快
適性を向上させることのできるサニタリー温度調整シス
テムを提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載されたものでは、浴槽内の
湯温を検知する浴槽内湯温センサと、該浴槽内湯温セン
サで検知された湯温に応じて予め設定された設定温度に
浴槽内の湯温を制御する浴槽内湯温制御装置と、浴室内
の温度を検知する浴室内温度センサと、該浴室内温度セ
ンサで検知された温度に応じて予め設定された設定温度
に浴室内の温度を制御する浴室温度制御装置と、脱衣室
内の温度を検知する脱衣室内温度センサと、該脱衣室内
温度センサで検知された温度に応じて予め設定された設
定温度に脱衣室内の温度を制御する脱衣室温度制御装置
と、前記各制御装置の設定温度を設定する温度設定装置
とを有している。 【0008】さらに、前記温度設定装置には、浴槽内湯
温の設定を行えば自動的に浴室内温度、脱衣室内温度の
温度の再設定をする協調制御手段を設けた。 【0009】 【作用】かかる構成の請求項1に記載されたものでは、
温度設定装置によって、前記各制御装置の設定温度を設
定すると、浴槽内湯温センサが浴槽内の湯温を検知し
て、該検知された湯温に応じて、該浴槽内湯温制御装置
が予め設定された設定温度に浴槽内の湯温を制御する。 【0010】また、浴室内温度センサが浴室内の温度を
検知して、検知された温度に応じて、浴室温度制御装置
が予め設定された設定温度に浴室内の温度を制御する。 【0011】更に、脱衣室内温度センサが脱衣室内の温
度を検知して、該検知された温度に応じて、脱衣室温度
制御装置が予め設定された設定温度に脱衣室内の温度を
制御する。 【0012】このため、例えば、浴槽内の湯温を高めに
設定した場合には、浴室内の温度を低めに設定したり、
又は、浴室内の温度と脱衣室内の温度との差を少なくな
るように設定する等、出湯時に身体に適した温度に調整
することが出来る。 【0013】さらに、協調制御手段が、浴槽内湯温の設
定を行えば自動的に浴室内温度、脱衣室内温度の温度の
再設定をする。 【0014】このため、例えば、協調制御手段で、浴槽
内の湯温を高めに設定した場合には、浴室内の温度を低
めに調整したり、浴室内の温度と脱衣室内の温度との差
を少なくなるように設定する等、予め、出湯時に身体に
適した温度に協調させるように制御することが出来る。 【0015】したがって、入浴者は、浴槽内湯温の制御
装置の設定温度のみを予め設定すれば、快適な入浴環境
を実現できる。 【0016】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。 【0017】図1乃至図3は、この発明の一実施例を示
すものである。従来例と同一乃至均等な部分については
同一符号を付して説明する。 【0018】まず構成を説明すると、この実施例では、
浴室1に隣接して脱衣室5が設けられている。この浴室
1内には、浴槽2が設置されている。この浴槽2には、
浴槽2内の湯温を検知する浴槽内湯温センサ6と、検知
された湯温に応じて予め設定された設定温度に浴槽2内
の湯温を制御する浴槽内湯温制御装置7と、浴槽内で湯
温の設定が行える湯温設定個別パネル8とが設けられて
いる。 【0019】このうち、浴槽内湯温制御装置7は、主
に、給湯設備と、ヒーター、フリーザーとを有する温水
循環装置から構成されて、設定温度よりも検知温度が低
い場合には、ヒーターを作動させて浴槽2内の湯温を上
昇させると共に、設定温度よりも検知温度が高い場合に
は、フリーザーを作動させて浴槽2内の湯温を降下させ
て設定温度と検知温度とが一致するように調整する機能
を有している。 【0020】また、前記浴室1の天井部1aには、浴室
1内の温度を検知する浴室内温度センサ9と、検知され
た湯温に応じて予め設定された設定温度に浴室1内の温
度を制御する浴室温度制御装置10とが設けられてい
る。また、浴室1の壁面部1bには、浴室1内で温度の
設定が行える浴室温度設定個別パネル11が設けられて
いる。 【0021】このうち、浴室温度制御装置10は、主
に、輻射パネル、換気扇又はエアーコンディショナーを
有して構成されて、設定温度よりも検知温度が低い場合
には、輻射パネルを作動させて、気流を発生させずに、
輻射熱によって浴室1内の温度を上昇させると共に、設
定温度よりも検知温度が高い場合には、換気扇又はエア
ーコンディショナーを作動させて浴室1内の温度を降下
させて設定温度と検知温度とが一致するように調整する
機能を有している。 【0022】そして、前記脱衣室5の天井部5aには、
脱衣室5内の湯温を検知する脱衣室内温度センサ12
と、検知された温度に応じて予め設定された設定温度に
脱衣室5内の温度を制御する脱衣室温度制御装置13と
が設けられている。また、この脱衣室5の壁面部5bに
は、脱衣室5内で温度の設定が行える脱衣室温度設定個
別パネル14が設けられている。 【0023】このうち、脱衣室温度制御装置13は、主
に、輻射パネル、換気扇又はエアーコンディショナーを
有して構成されて、設定温度よりも検知温度が低い場合
には、輻射パネルを作動させて、気流を発生させずに、
輻射熱によって脱衣室5内の温度を上昇させると共に、
設定温度よりも検知温度が高い場合には、換気扇又はエ
アーコンディショナーを作動させて脱衣室5内の温度を
降下させて設定温度と検知温度とが一致するように調整
する機能を有している。 【0024】更に、この脱衣室5の壁面部5bには、前
記各制御装置7,10,13及び電源16と接続して各
設定温度を設定する温度設定装置としての協調制御装置
15が設けられている。 【0025】この協調制御装置15には、前記各制御装
置7,10,13の各設定温度を設定する設定パネル1
5aが設けられ、摂氏1度刻みに、設定温度を変更でき
るように構成されている。 【0026】この協調制御装置15には、更に、前記い
ずれかの制御装置7,10,13で設定された設定温度
に応じて、他のいずれかの制御装置7,10,13で設
定する設定温度を調整する協調制御手段15bが設けら
ている。この協調制御手段15bには、スイッチ17が
設けられていて、このスイッチ17によって、協調制御
手段15bのon,off切替が出来るように構成され
ている。 【0027】この実施例では、この協調制御手段15b
によって、いずれかの制御装置で設定された設定温度に
応じて、他のいずれかの制御装置で設定する設定温度を
調整するため、浴槽2内の設定湯温が、前記浴槽内湯温
制御装置7で摂氏36〜38度に設定されている場合に
は、浴室1内及び脱衣室5内の設定温度を前記浴室温度
制御装置10及び脱衣室温度制御装置13で摂氏27度
に設定し、また、浴槽2内の設定湯温が、前記浴槽内湯
温制御装置7で摂氏39〜40度に設定されている場合
には、浴室1内及び脱衣室5内の設定温度を前記浴室温
度制御装置10及び脱衣室温度制御装置13で摂氏25
度に設定し、更に、浴槽2内の設定湯温が、前記浴槽内
湯温制御装置7で摂氏41〜42度に設定されている場
合には、浴室1内及び脱衣室5内の設定温度を前記浴室
温度制御装置10及び脱衣室温度制御装置13で摂氏2
3度に設定するようにしている。 【0028】次に、この実施例の作用を、図3のフロー
チャートを用いながら説明する。 【0029】まず、Step1で、前記スイッチ17を
onとして、協調制御を開始すると、Step2では、
浴槽2内にお湯張りが行なわれているか否かが判定され
る。お湯張りが完了している場合には、次のStep3
へ進み、まだお湯張りが完了していない場合には、St
ep4で、前記給湯設備によってお湯張りが行なわれ
る。 【0030】Step3では、前記協調制御装置15の
設定パネル15aを用いて、前記各制御装置7,10,
13の各設定温度が設定される。 【0031】例えば、入浴者が、浴槽2内の湯温を設定
する場合には、Step5へ進み、湯温の設定が、前記
設定パネル15aで摂氏1度刻みに行なわれる。湯温の
設定が、完了すると、次のStep6からStep7へ
進む。設定が完了していない場合には、Step5へ戻
って、湯温の設定が行なわれる。 【0032】Step7では、他の浴室2及び脱衣室5
内の温度の設定がまだ行なわれていない場合でも、設定
が不要の場合には、次のStep8へ進み、Step8
で、前記浴槽内湯温制御装置7のスイッチがon状態と
なり、この浴槽内湯温制御装置7による温度調整が開始
される。また、他の浴室2及び脱衣室5内の温度の設定
を行なう場合には、Step3へ戻り、温度設定を行な
う。 【0033】Step3で、浴室1内の温度を設定する
場合には、Step9へ進み、前記温度の設定が、前記
設定パネル15aで摂氏1度刻みに行なわれる。温度の
設定が、完了すると、次のStep10からStep1
1へ進む。設定が完了していない場合には、Step9
へ戻って、温度の設定が行なわれる。 【0034】Step11では、他の脱衣室5内の温度
の設定がまだ行なわれていない場合でも、設定が不要の
場合には、次のStep12へ進み、前記浴室温度制御
装置10のスイッチがon状態となり、この浴室温度制
御装置10による温度調整が開始される。また、他の脱
衣室5内又は、浴槽2内の温度の設定を行なう場合に
は、Step3へ戻り、温度設定を行なう。 【0035】Step3で、脱衣室5内の温度を設定す
る場合には、Step13へ進み、前記温度の設定が、
前記設定パネル15aで摂氏1度刻みに行なわれる。温
度の設定が、完了すると、次のStep14からSte
p15へ進む。設定が完了していない場合には、Ste
p13へ戻って、温度の設定が行なわれる。 【0036】Step15では、他の浴室1内の温度の
設定がまだ行なわれていない場合でも、設定が不要の場
合には、次のStep16へ進み、前記脱衣室温度制御
装置13のスイッチがon状態となり、この浴室温度制
御装置13による温度調整が開始される。また、他の浴
室1内又は、浴槽2内の温度の設定を行なう場合には、
Step3へ戻り、温度設定を行なう。 【0037】Step17では、前記浴槽内湯温センサ
6によって検出される浴槽2内の湯温が、設定された湯
温に到達したか否かが判断される。そして、浴槽2内の
湯温が、設定された湯温に到達した場合には、Step
20へ進み、運転を継続すると共に、Step23でシ
ステムを終了し、Step24で調整を終了する。 【0038】また、浴槽2内の湯温が、設定された湯温
でない場合には、Step18へ進み、再設定を行なう
か否かが判断される。このとき、例えば、浴槽2内の湯
温を摂氏38度から42度に変化させた場合、再設定が
必要であるとして、Step22へ進む。また、浴槽2
内で、湯温が、時間の経過と共に冷える等で変化する場
合には、再設定が必要でない場合として、Step8へ
戻り、浴槽内湯温制御装置7のヒーターにより、湯温の
上昇作業が行なわれる。 【0039】Step22では、前記協調制御装置15
の協調制御手段15bが、浴槽2内の湯温が、摂氏39
〜40度に設定されている場合には、脱衣室5内及び浴
室1内の温度を摂氏25度に設定し、更に、浴槽2内の
湯温が、摂氏41〜42度に設定されている場合には、
脱衣室5内及び浴室1内の温度を摂氏23度に設定す
る。 【0040】Step19では、前記浴室内温度センサ
9によって検出される浴室1内の温度が、設定された温
度に到達したか否かが判断される。そして、浴室1内の
温度が、設定された温度に到達した場合には、Step
20へ進み、運転を継続すると共に、Step23でシ
ステムを終了し、Step24で調整を終了する。 【0041】また、浴室1内の温度が、設定された温度
でない場合には、Step12へ戻り、設定温度まで前
記浴室温度制御装置10の輻射パネル、換気扇又はエア
ーコンディショナーが作動して、温度を設定された温度
まで変化させる。 【0042】例えば、浴槽2内湯温が上昇するにつれて
浴室1内温度も上昇するが、前記浴室内温度センサ10
がこの温度上昇を検知して、設定された温度に調整す
る。 【0043】また、浴槽2内温度を変化させた場合、例
えば、摂氏38度から42度まで、前記湯温設定個別パ
ネル8等を用いて上昇させた場合には、浴室1の温度を
入浴者が出湯した際に、安全且つ快適な温度である摂氏
23度に調整される。 【0044】このため、入浴者は、のぼせ感が軽減し、
身体への負担を最小限に抑えることが出来る。 【0045】Step21では、前記脱衣室内温度セン
サ12によって検出される脱衣室5内の温度が、設定さ
れた温度に到達したか否かが判断される。そして、脱衣
室5内の温度が、設定された温度に到達した場合には、
Step20へ進み、運転を継続すると共に、Step
23でシステムを終了し、Step24で調整を終了す
る。 【0046】また、脱衣室5内の温度が、設定された温
度でない場合には、Step16へ戻り、設定温度まで
前記脱衣室温度制御装置13の輻射パネル、換気扇又は
エアーコンディショナーが作動して、温度を設定された
温度まで変化させる。 【0047】例えば、前記浴室1内温度が上昇するにつ
れて脱衣室5内温度も上昇するが、前記脱衣室内温度セ
ンサ12がこの温度上昇を検知して、設定された温度に
調整する。 【0048】また、浴槽2内温度を変化させた場合、例
えば、摂氏38度から42度まで、前記湯温設定個別パ
ネル8等を用いて上昇させた場合には、脱衣室5の温度
を入浴者が、浴室1からこの脱衣室5へ移動する際に、
安全且つ快適な温度である前記浴室1内温度と同じ摂氏
23度に調整される。 【0049】このため、入浴者は、出湯して脱衣室に移
動した際に、寒さによる不快感を生じる虞がない。した
がって、従来のように浴室1内の温度と脱衣室5内の温
度との急激な変化が身体に負担を与えることなく、負担
を最小限に抑えることが出来る。 【0050】更に、この実施例では、前記湯温設定個別
パネル8を用いて湯温を調整する際に、浴室1内及び脱
衣室5内の温度が再設定されるので、いちいち、脱衣室
5壁部5bに設けられた設定パネル15aまで、温度の
設定を行なうため出湯しなくてもよい。このため、浴室
1内及び脱衣室5内の温度を降下させて最適な温度にす
るまでに時間がかかる場合でも、予め浴槽2内に入浴者
がいるときから、調整が行なわれるので、出湯して、脱
衣室5へ移動する頃には、十分再設定された温度まで、
脱衣室5内の温度が到達している。したがって、更に、
身体への負担を最小限に抑えることが出来る。 【0051】また、この実施例では、前記スイッチ17
をoff状態に切り換えることにより、前記協調制御を
行なわずに、いわゆるマニュアルによる温度設定が個別
に行える。 【0052】しかも、この実施例では、脱衣室5の壁面
部5bに、前記各制御装置7,10,13の各設定温度
を設定する設定パネル15aが設けられているので、入
浴者は、入浴前に、この設定パネル15aを用いて、浴
槽2内湯温,浴室1内温度,脱衣室5内温度の設定を一
箇所で行なうことが出来る。 【0053】このとき、前記スイッチ17をon状態に
切り換えることにより、浴槽2内湯温の設定のみを行な
えば、前記協調制御手段による協調制御が開始され、浴
室1内温度,脱衣室5内温度の設定を行なわなくても、
自動的に温度設定がなされて浴室1内温度及び脱衣室5
内温度が、出湯時に身体に適した温度に協調され快適な
入浴環境を実現できる。 【0054】また、この実施例では、脱衣室5の壁面部
5bに設けられた設定パネル15aで、浴槽2内湯温,
浴室1内温度,脱衣室5内温度の設定が一括して行え
る。このため、例えば、入浴前に浴室1まで入らなくて
も、脱衣室5で設定作業が行え、利便性が良好である。 【0055】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。 【0056】例えば、前記実施例では、浴槽2内の湯温
の設定に応じて、前記浴室1内及び脱衣室5内の温度の
設定を再設定するようにしているが、特にこれに限ら
ず、例えば、浴室1内の温度を上昇させて蒸風呂あるい
はサウナ風呂のような状態とした際には、浴槽2内の湯
温を降下させて、冷水浴ができるようにすると共に、脱
衣室5内の温度は下げて、発汗を抑制する等、前記いず
れかの制御装置7,10,13で設定された設定温度に
応じて、他のいずれかの制御装置7,10,13で設定
する設定温度を調整するものであるならば、どのような
設定であってもよい。 【0057】 【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に記載されたものでは、温度設定装置によって、
前記各制御装置の設定温度を設定すると、浴槽内湯温セ
ンサが浴槽内の湯温を検知して、該検知された湯温に応
じて、該浴槽内湯温制御装置が予め設定された設定温度
に浴槽内の湯温を制御する。 【0058】また、浴室内温度センサが浴室内の温度を
検知して、検知された湯温に応じて、浴室温度制御装置
が予め設定された設定温度に浴室内の温度を制御する。 【0059】更に、脱衣室内温度センサが脱衣室内の湯
温を検知して、該検知された湯温に応じて、脱衣室温度
制御装置が予め設定された設定温度に脱衣室内の温度を
制御する。 【0060】このため、例えば、浴槽内の湯温を高めに
設定した場合には、浴室内の温度を低めに設定したり、
又は、浴室内の温度と脱衣室内の温度との差を少なくな
るように設定する等、出湯時に身体に適した温度に調整
することが出来る。 【0061】また、協調制御手段が、浴槽内湯温の設定
を行えば自動的に浴室内温度、脱衣室内温度の温度の再
設定をする。 【0062】このため、例えば、協調制御手段で、浴槽
内の湯温を高めに設定した場合には、浴室内の温度を低
めに調整したり、浴室内の温度と脱衣室内の温度との差
を少なくなるように設定する等、予めいずれかの制御装
置の設定温度に他のいずれかの設定温度を、出湯時に身
体に適した温度に協調させるようにすることが出来る。 【0063】したがって、入浴者は、浴槽内湯温の設定
温度のみを設定すれば、快適な入浴環境を実現できる、
という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例のサニタリー温度調整システム
を示し、全体の構成を説明する斜視図である。 【図2】同一実施例のサニタリー温度調整システムを示
し、要部のブロック図である。 【図3】同一実施例のサニタリー温度調整システムの制
御の流れを説明するフローチャートである。 【図4】一従来例の浴室を示す斜視図である。 【図5】他の従来例の浴槽を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 浴室 2 浴槽 5 脱衣室 6 浴槽内湯温センサ 7 浴槽内湯温制御装置 9 浴室内温度センサ 10 浴室温度制御装置 12 脱衣室内温度センサ 13 脱衣室温度制御装置 15 協調制御装置(温度設定装置) 15b 協調制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−288431(JP,A) 特開 昭63−189739(JP,A) 特開 平6−193962(JP,A) 特開 平6−185769(JP,A) 特開 平5−215352(JP,A) 特開 平5−277041(JP,A) 実開 平3−124122(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 F24F 7/007

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】浴槽内の湯温を検知する浴槽内湯温センサ
    と、該浴槽内湯温センサで検知された湯温に応じて予め
    設定された設定温度に浴槽内の湯温を制御する浴槽内湯
    温制御装置と、浴室内の温度を検知する浴室内温度セン
    サと、該浴室内温度センサで検知された温度に応じて予
    め設定された設定温度に浴室内の温度を制御する浴室温
    度制御装置と、脱衣室内の温度を検知する脱衣室内温度
    センサと、該脱衣室内温度センサで検知された温度に応
    じて予め設定された設定温度に脱衣室内の温度を制御す
    る脱衣室温度制御装置と、前記各制御装置の設定温度を
    設定する温度設定装置とを有し、さらに、前記温度設定
    装置には、浴槽内湯温の設定を行えば自動的に浴室内温
    度、脱衣室内温度の温度の再設定をする協調制御手段を
    有することを特徴とするサニタリー温度調整システム。
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