JP2819623B2 - 浴室用機器およびその制御装置 - Google Patents

浴室用機器およびその制御装置

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JP2819623B2 JP1145944A JP14594489A JP2819623B2 JP 2819623 B2 JP2819623 B2 JP 2819623B2 JP 1145944 A JP1145944 A JP 1145944A JP 14594489 A JP14594489 A JP 14594489A JP 2819623 B2 JP2819623 B2 JP 2819623B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、、この機器の動作を制御する制御装置に関
するものである。
従来の技術 近年生活が豊かになり、入浴も単に汚れを落とす、汗
を流すという本来の目的に加えて、快適に楽しみながら
入浴したいという欲求が高まりつつある。
例えば実開昭59−117753号公報に記載のように浴室内
に操作スイッチを設けて、入浴しながらラジオを聞いた
りインターフォンで通話する事が考えられている。これ
により入浴中に好みに応じて操作スイッチを操作し、好
みの機器を楽しみながら入浴できる。
これ以外に、浴室内を暖房してより快適に入浴した
い、また鏡も浴室内の蒸気で曇ることのない防曇対策を
施し、より便利に入浴したいというような要求を満足さ
せるためにヒータを使用する事も容易に考えられる。
第7図にこれらのヒータを使用した従来の浴室のシス
テム例を示す。図で浴室Aに設置された浴槽1に、屋外
Bに設置された給湯器2から給湯栓3を通してお湯を供
給する。また循環パイプ4を通して浴槽1内のお湯を給
湯器2に導き、給湯器2内で加熱して浴槽1に戻す。浴
室Aにある浴槽1の横には洗い場5が設けられ、下部に
は洗い場5の表面を加熱するための暖房ヒータ6が設け
られている。また洗い場5の上部には鏡7が配され、こ
の裏面には鏡7を加熱して表面の曇りを防止するための
防曇ヒータ8が取り付けられている。
ここで暖房ヒータ6、および防曇ヒータ8は暖房ヒー
タ制御器9、および防曇ヒータ制御器10により、各々必
要な温度制御や安全制御が行なわれる。暖房スイッチ11
および防曇スイッチ12は、例えば脱衣室などに設けら
れ、使用者が必要に応じて操作する。
今、入浴を行なおうとすると、浴槽1内に水を張って
給湯器2で水を循環パイプ4で循環させて加熱する、あ
るいは給湯栓3から給湯して浴槽1にお湯を張るかのい
ずれかの操作が必要となる。さらに鏡の曇りを防止する
ための防曇ヒータ8のスイッチ12をオンにし、また冬期
には洗い場5の表面を暖房するための暖房ヒータ6のス
イッチ11をオンにする。これ以外にも照明のスイッチや
換気扇のスイッチなど非常に多くの操作が必要になる。
その上これらのヒータは、加熱開始後効果を発揮する
までに10〜20分かかるために、これを見込んで早い目に
スイッチの操作が必要である。
以上のようにスイッチを操作するとすぐに動作し始め
るラジオやインターフォンと異なり、入浴する一定時間
前に予めスイッチを入れるという操作を要し、煩雑であ
り老人や子供では操作しきれない面があった。このため
にこれらの操作をなるべく自動化して簡単に入浴を楽し
めるシステムが望まれていた。
発明が解決しようとする課題 入浴は老人から子供まで家族全員が利用する場所であ
り、機器の操作は出来る限り簡単にする必要があるが、
浴室には既に照明や換気扇などの各種機器があり、これ
らの機器に加えて暖房や防曇ヒータのスイッチが付加さ
れると操作が煩雑になり、また照明や換気扇と異なりヒ
ータの温度上昇時間を見込んで入浴の前にスイッチを操
作する必要があるなど、使い勝手が悪くなる。また、ス
イッチの切り忘れ等も発生し、無駄な電気エネルギーの
消費や安全性でも課題があった。
本発明の第1の目的は、浴槽の温度変化から入浴を事
前に察知し、各種の浴室用機器を入浴前に自動的に運転
開始させる浴室機器の制御装置を提供する事にある。ま
た上記制御装置を、通電後の温度上昇時間が遅い浴室暖
房ヒータに応用し、スイッチ操作の不要な浴室暖房ヒー
タシステムを提供することを第2の目的とする。
あるいは鏡に設けたヒータに通電する事により、鏡の
表面の曇りを防止する防曇ヒータに前記制御装置を応用
し、入浴時には常に曇りのない快適な浴室用防曇ヒータ
システムを提供することを第3の目的とする。
さらに、温度センサが一定温度以上になると、上記の
各機器を駆動し、一定温度以下になると機器の駆動を停
止し、入浴が終了して浴槽の温度が低下したときに自動
的に機器の駆動を停止する浴室機器のの制御装置を提供
することを第4の目的とする。
また、機器動作と同時に計時を開始するタイマを設
け、このタイマが入浴時間に応じて予め定められた時間
計時すると機器を停止し、機器への無駄な通電を防止す
る浴室機器の制御装置を提供することを第5の目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は上記第1の目的を達成するために、浴室内に
設けた浴槽と、前記浴槽に湯を供給する熱源機器と、前
記浴槽近傍に設けて浴槽に貯湯される湯温の変化を検出
する温度センサと、電源により動作する浴室機器と、前
記浴室機器の動作を制御するコントローラとからなり、
コントローラは前記温度センサの温度信号が予め定めら
れた通電開始温度以上になった時に前記浴室機器を駆動
制御する構成とした。
また第2の目的を達成するために、浴室内に設けた浴
槽と、前記浴槽に湯を供給する熱源機器と、前記浴槽近
傍に設けて浴槽に貯湯される湯温の変化を検出する温度
センサと、浴室の暖房をする浴室暖房ヒータと、前記浴
室暖房ヒータの動作を制御するコントローラとからな
り、コントローラは前記温度センサの温度信号が予め定
められた通電開始温度以上になった時に前記浴室暖房ヒ
ータを駆動制御する構成とした。
さらに第3の目的を達成するために、浴室内に設けた
浴槽と、前記浴槽に湯を供給する熱源機器と、前記浴槽
近傍に設けて浴槽に貯湯される湯温の変化を検出する温
度センサと、浴室に設けられた鏡を加熱する事により表
面の曇りを防止する防曇ヒータと、前記防曇ヒータの動
作を制御するコントローラとからなり、コントローラは
前記温度センサの温度信号が予め定められた通電開始温
度以上になった時に前記防曇ヒータを駆動制御する構成
とした。
加えて第4の目的を達成するために、浴室内に設けた
浴槽と、前記浴槽に湯を供給する熱源機器と、前記浴槽
近傍に設けて浴槽に貯湯される湯温の変化を検出する温
度センサと、電源により動作する浴室機器と、前記浴室
機器の動作を制御するコントローラとからなり、コント
ローラは前記温度センサの温度信号が予め定められた通
電開始温度以上になったことを検出する通電検知部と、
前記温度センサの温度が予め定められた通電停止温度以
下になったことを検出する停止検知部と、この通電検知
部の信号および停止検知部の信号により前記浴室機器の
駆動及び停止の制御をする機器駆動部とを設けた構成と
した。
あるいは第5の目的を達成するために、浴室内に設け
た浴槽と、前記浴槽に湯を供給する熱源機器と、前記浴
槽近傍に設けて浴槽に貯湯される湯温の変化を検出する
温度センサと、電源により動作する浴室機器と、前記浴
室機器の動作を制御するコントローラとからなり、コン
トローラは前記温度センサの温度信号が予め定められた
通電開始温度以上になったことを検出する通電検知部
と、この通電検知部の信号により前記浴室機器を駆動制
御する機器駆動部と、機器駆動部が動作すると同時に時
間計測を開始するタイマと、このタイマが予め定められ
た時間計時すると浴室機器の動作を停止する機器停止部
とを設けた構成とした。
作用 本発明は上記した第1の構成によって、浴槽の湯温の
上昇から各種の浴室機器を入浴前に自動的に運転開始さ
せるという作用を有する。
また上記第2の構成のように、第1の構成の制御装置
を、通電後の温度上昇時間が遅い浴室暖房ヒータに応用
することにより、スイッチ操作の不要な自動浴室暖房ヒ
ータシステムが実現可能となる。
あるいは第3の構成のように、第1の構成の制御装置
を、鏡に設けたヒータに通電する事により、鏡の表面の
曇りを防止する防曇ヒータに応用し、入浴時には常に曇
りのない快適で便利な浴室用防曇ヒータシステムが実現
可能となる。
さらに第4の構成により、温度センサが一定温度以上
になると、上記の各種浴室機器を駆動し、入浴が終了し
て浴槽の温度が低下したときに自動的に浴室機器の駆動
を停止するという作用が得られる。
また、第5の構成により、浴室機器動作と同時に計時
を開始するタイマで入浴時間に応じて予め定められた時
間計時とすると浴室機器を停止し、浴室機器への無駄な
通電を防止するという作用が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図から第6図を用いて説
明する。
第1図は本発明の浴室用機器の制御装置の一実施例を
ブロック図で示す。図は浴室の洗い場を暖房する床暖房
ヒータの制御ブロック図を示し、第7図と同一機能の部
品には同一符号を付す。
コントローラ13は、浴槽1の循環パイプ4の温度を検
出する温度センサ14の信号を温度検知部15で予め定めら
れた温度と比較し、温度センサ14の温度がこの温度以上
になったときに機器駆動部である暖房ヒータ駆動部16に
信号を出力する。17は通常はオン状態になっている操作
スイッチでこの動作は後に説明する。ここで、温度セン
サ14は循環パイプ4の温度を検出する以外に浴槽1の底
部など、浴槽内の湯温を検出可能な場所であればどこに
設けてもよい。
次に動作を説明する。通常入浴するには、まず給湯栓
3を開き、給湯器2から湯を浴槽1に落し込んで浴槽1
に湯を張るか、または浴槽1に水を張り、循環パイプ4
を通して給湯器2に水を循環させて給湯器2の熱交換器
(図示せず)で水を加熱して浴槽1の水を湯に沸き上げ
るという操作が必要になる。またこれらの操作を行なっ
た後実際に入浴可能な状態になるには10〜30分待たなけ
ればならない。本発明はこの待ち時間に注目し、暖房ヒ
ータ6の立ち上がりに必要な時間をこの待ち時間と兼ね
させる事により時間の短縮および操作の簡便化をはかっ
たものである。
コントローラ13は浴槽1内に湯が溜り始めたことを温
度センサ14の温度で検出し、温度検知部15で温度センサ
14の温度が例えば38℃以上になれば湯の落し込み、ある
いは循環パイプ4による沸き上げ動作が開始されたと判
断し、暖房ヒータ6にも通電開始するように暖房ヒータ
駆動部16に信号を出力する。このことにより浴槽1内に
湯が沸き上がるまでの時間に暖房ヒータ6の温度も上昇
しており、実際に入浴する時には洗い場5の床は十分に
暖まっているために入浴時に足が冷たいという不快感が
なくなる。ここで暖房ヒータ駆動部16は床の温度が一定
になるようにヒータへの通電を制御する温度制御機能が
含まれている。
操作スイッチ17は、入浴後にスイッチをオフにしてヒ
ータの通電を停止するためのものであり、暖房が不要な
夏季にもこのスイッチをオフにしておくとよい。
ここで暖房ヒータ6は電気ヒータ以外に温水循環式や
温風循環式の床暖房方式であっても、床の温度の立ち上
がりに時間を要し、本発明を応用することが容易にでき
る。
第2図は他の実施例を示し、第1図と同等の動作をす
る部品には同一の番号を記しここでの説明は省く。第2
図ではコントローラ13の温度検知部15の出力により機器
駆動部である暖房ヒータ駆動部16と防曇ヒータ駆動部18
が動作し、防曇ヒータ駆動部18から浴室用鏡7の裏面に
貼付された防曇ヒータ8を加熱させ、鏡の表面が曇るこ
とを防止する。
以上の構成により、第1図と同様に浴槽1に湯を張り
始めると同時に温度センサ14の温度変化から暖房ヒータ
駆動部16および防曇ヒータ駆動部18が動作し始め、洗い
場の床暖房ヒータ6と鏡7の防曇ヒータ8が発熱し始
め、浴槽1に湯を張り終えて入浴するときには、各々の
ヒータが十分加熱されている。コントローラ13は第2図
のように複数のヒータを駆動する構成でなく防曇ヒータ
のみを駆動する構成であってもよい。
第3図はコントローラ13の実施例を示すブロック図で
ある。ここでは防曇ヒータ駆動部18を駆動する構成で説
明するが暖房ヒータ駆動部16を駆動する構成や第2図の
ように複数のヒータを駆動する構成であってもよい。
図では温度検知部15に通電検知部19および停止検知部
20が設けられ、通電検知部19は温度センサ14の温度と通
電開始温度21を比較し、センサ14の温度Tが通電開始温
度21(T1)よりも高くなったときに信号aを出力し、こ
の信号aを受けて防曇ヒータ駆動部18が動作して第2図
の防曇ヒータ8を加熱し始める。
停止検知部20は温度センサ14の温度と通電停止温度22
を比較し、温度センサ14の温度Tが通電停止温度22(T
2)よりも低くなったときに出力bを出し、この出力b
により防曇ヒータ駆動部18は動作を停止し、防曇ヒータ
8の加熱も停止する。この動作を第4図の動作特性図に
示す。
以上の構成により、第1図や第2図のような操作スイ
ッチ17を設ける事なく浴槽1に給湯し始めて温度センサ
14の温度が上昇すると同時に防曇ヒータ8が動作し始
め、入浴時には鏡7の曇りを防止する。また入浴が終了
して浴槽1内の湯を排水すると温度センサ14の温度が低
下して停止温度20の値以下になり、これによりヒータ8
への通電を自動的に停止される。ここでもしも入浴後
に、湯を排水しなかった場合でも湯温の低下により温度
センサ14の温度も低下してヒータ8への通電は停止され
る。ここで再度入浴するためには、第1図あるいは第2
図の循環パイプ4を通して給湯器2で追い焚きする必要
があるが、これにより温度センサ14の温度も上昇し始め
てヒータ8が再度通電され、追い焚きが完了する頃には
ヒータ8の温度も上昇している。
第5図に第3図の具体回路例を示す。第3図と対応さ
せて部品番号を記し、詳細な回路動作の説明は省く。
ここでは温度センサ14に不特性感温抵抗素子を使用
し、電位eTは温度センサ14の温度に対応した値であり、
電流電源23の分圧電位eT1は通電開始温度21に対応した
電位、電位eT2は通電停止温度22に対応した値を示す。
また24,25は一般周知の2入力オープンコレクタ出力の
コンパレータであり、防曇ヒータ駆動部18の出力はリレ
ー26により防曇ヒータ(図示せず)を駆動制御する。27
は電源スイッチである。回路構成はこれ以外にも種々考
えられ、マイクロコンピュータなどを使用して、プログ
ラムにより同等の動作をさせる構成であってもよい。
第5図の構成を第1図の暖房ヒータに応用するには夏
季にはヒータが動作しないようなシーズン切替スイッチ
として電源スイッチ27を利用してもよい。あるいは温度
センサをもう1つ追加して、この温度センサにより外気
の温度あるいは浴室内の温度を検出して、この温度セン
サの温度により季節を判定して、例えば外気が低ければ
冬季であるとして第1図の操作スイッチ17を自動的にオ
ンにし、外気が高ければ夏季であるとして操作スイッチ
17をオフにするなどのように、自動的に操作スイッチを
オンオフする構成にすれば更に使い勝手が向上する。
第6図はコントローラ13の更に他の実施例で、温度検
知部15の通電検知部19の動作は第3図と同じであるが、
温度センサ14の温度Tが通電開始温度21の温度T1以上に
なり出力aを出すと同時に機器停止部28に設けたタイマ
29が時間計測を開始する。タイマ29が予め定められた時
間30以上になると出力cを出して防曇ヒータ駆動部18の
動作を停止する。ここで予め定められた時間30は浴槽1
に湯を張り始めてから入浴が完了するまでの時間を、各
家庭の入浴状況に応じて任意に設定可能な構成にしてお
くとよい。
以上の構成にすることにより、入浴が完了すると第3
図のように湯の温度が下がるまで待つ事なく、時間でヒ
ータの通電が停止される。
さらにここで述べた実施例以外に、温度でオンさせる
手段と手動強制的にオンオフさせる手段を併用可能な構
成や、時間と温度の信号の組み合わせでオフする手段等
種々の応用が考えられる。
また温度センサ14の位置も循環パイプ4の温度を検出
する以外に浴槽1の底部や側面の温度を検出してもよい
し、浴槽内の底部近傍の湯温を直接検出する構成であっ
てもよい。
発明の効果 以上説明した本発明の浴室用機器およびその制御装置
は、次のような種々の効果を有する。
(1) 浴槽近傍に設けた温度センサの温度上昇検知に
より熱源機器の動作開始を検出して、電源により動作す
る各種浴室機器を駆動制御する構成としたために、浴槽
に湯を張り始めるという行為から浴室内の各種の機器を
駆動開始することが可能となり、実際に入浴を開始する
ときには全ての機器が動作している状態となり、快適で
便利な入浴生活が楽しめる。
(2) また上記の浴室内機器を、浴室の暖房をする浴
室暖房ヒータとすることにより、ヒータの通電開始から
適温に上昇するまでの時間遅れがあっても、入浴開始時
には十分温度上昇している状態となり、特に冬季でも最
初から暖かい浴室に入ることが可能であり、裸でいきな
り寒い浴室に入ることで発生する心臓マヒを初めとする
各種の事故を未然に防止できる。
(3) さらに、浴室内機器を浴室に設けられた鏡を加
熱して表面の曇りを防止する防曇ヒータとすることによ
り、入浴時は常に曇りのない鏡が実現可能となり、従来
苦労した浴室での洗顔や髭剃り時に鏡の曇りがなく使い
勝手のよいシステムが実現できる。
(4) これに加えて、温度センサの温度が予め定めら
れた通電開始温度以上になった時に浴室機器を駆動し、
温度センサの温度が予め定められた通電停止温度以下に
なった時に浴室機器の駆動を停止する構成とすることに
より、浴槽の湯を排水したときや入浴を終えて浴槽の湯
温が自然に低下してきた時等の不要の時には機器の通電
を自動的に停止するために、スイッチの切り忘れの心配
がなくなり安全で省エネルギーとなる。
(5) あるいは、機器を駆動開始と同時に時間計測を
開始するタイマを設け、このタイマにより機器の動作を
停止する機器停止部を有する構成とすることにより、各
家庭の入浴パターンに合わせて定められた時間経過する
と自動的に機器を停止するために、浴槽内の湯温を保温
する構成の給湯器や風呂釜を使用するシステムであって
も確実に浴室機器の駆動を停止可能となる。
以上のように本発明により、使う人の気持ちになって
機器を自動制御し、より人間的な配慮を行なってくれる
優しい浴室システムが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の浴室用機器の制御装置の一実施例の構
成を示すシステム図、第2図は他の実施例を説明するシ
ステム図、第3図は制御システムの例を示すブロック
図、第4図はこの動作を説明する特性図、第5図は同具
体回路構成例を示す回路図、第6図はさらに他の実施例
を示すブロック図、第7図は従来の考え方を使用した浴
室機器の制御装置のシステム図である。 1……浴槽、2……給湯器(熱源機器)、6……浴室暖
房ヒータ(浴室機器)、8……防曇ヒータ(浴室機
器)、13……コントローラ、14……温度センサ、16……
暖房ヒータ駆動部(機器駆動部)、18……防曇ヒータ駆
動部(機器駆動部)、19……通電検知部、20……停止検
知部、21……予め定められた通電開始温度(T1)、22…
…予め定められた通電停止温度(T2)、28……機器停止
部、29……タイマ、30……予め定められた時間、A……
浴室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24D 15/00 A47K 4/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室内に設けた浴槽と、前記浴槽に湯を供
    給する熱源機器と、前記浴槽近傍に設けて浴槽に貯湯さ
    れる湯温の変化を検出する温度センサと、電源により動
    作する浴室機器と、前記浴室機器の動作を制御するコン
    トローラとからなり、コントローラは前記温度センサの
    温度信号が予め定められた通電開始温度以上になった時
    に前記浴室機器を駆動制御する構成とした浴室機器の制
    御装置。
  2. 【請求項2】浴室内に設けた浴槽と、前記浴槽に湯を供
    給する熱源機器と、前記浴槽近傍に設けて浴槽に貯湯さ
    れる湯温の変化を検出する温度センサと、浴室の暖房を
    する浴室暖房ヒータと、前記浴室暖房ヒータの動作を制
    御するコントローラとからなり、コントローラは前記温
    度センサの温度信号が予め定められた通電開始温度以上
    になった時に前記浴室暖房ヒータを駆動制御する構成と
    した浴室用暖房ヒータシステム。
  3. 【請求項3】浴室内に設けた浴槽と、前記浴槽に湯を供
    給する熱源機器と、前記浴槽近傍に設けて浴槽に貯湯さ
    れる湯温の変化を検出する温度センサと、浴室に設けら
    れた鏡を加熱する事により表面の曇りを防止する防曇ヒ
    ータと、前記防曇ヒータの動作を制御するコントローラ
    とからなり、コントローラは前記温度センサの温度信号
    が予め定められた通電開始温度以上になった時に前記防
    曇ヒータを駆動制御する構成とした浴室用防曇ヒータシ
    ステム。
  4. 【請求項4】浴室内に設けた浴槽と、前記浴槽に湯を供
    給する熱源機器と、前記浴槽近傍に設けて浴槽に貯湯さ
    れる湯温の変化を検出する温度センサと、電源により動
    作する浴室機器と、前記浴室機器の動作を制御するコン
    トローラとからなり、コントローラは前記温度センサの
    温度信号が予め定められた通電開始温度以上になったこ
    とを検出する通電検知部と、前記温度センサの温度が予
    め定められた通電停止温度以下になったことを検出する
    停止検知部と、この通電検知部の信号および停止検知部
    の信号により前記浴室機器の駆動及び停止の制御をする
    機器駆動部とを設けた浴室機器の制御装置。
  5. 【請求項5】浴室内に設けた浴槽と、前記浴槽に湯を供
    給する熱源機器と、前記浴槽近傍に設けて浴槽に貯湯さ
    れる湯温の変化を検出する温度センサと、電源により動
    作する浴室機器と、前記浴室機器の動作を制御するコン
    トローラとからなり、コントローラは前記温度センサの
    温度信号が予め定められた通電開始温度以上になったこ
    とを検出する通電検知部と、この通電検知部の信号によ
    り前記浴室機器を駆動制御する機器駆動部と、機器駆動
    部が動作すると同時に時間計測を開始するタイマと、こ
    のタイマが予め定められた時間計時すると浴室機器の動
    作を停止する機器停止部とを設けた浴室機器の制御装
    置。
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