JP2882100B2 - 追い焚き装置 - Google Patents

追い焚き装置

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JP2882100B2
JP2882100B2 JP3161560A JP16156091A JP2882100B2 JP 2882100 B2 JP2882100 B2 JP 2882100B2 JP 3161560 A JP3161560 A JP 3161560A JP 16156091 A JP16156091 A JP 16156091A JP 2882100 B2 JP2882100 B2 JP 2882100B2
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temperature
burner
bathtub
detector
heat exchanger
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哲也 上田
康高 浜子
敏弘 堀内
雅篤 井上
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭等の風呂において浴
槽水の温度を一定の温度に保つための追い焚き装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年浴槽水の温度を一定に保つ制御装置
を備えた追い焚き装置が増えてきているが、従来この種
の追い焚き装置は、例えば実開昭60−59032公報
に示されているように、図3のような構造で図4に示す
動作を行っていた。
【0003】すなわち、風呂循環パイプ1に循環ポンプ
2と温度検知器3を設け、熱交換器4および風呂循環パ
イプ1は接続配管5を介して浴槽6と接続されている。
所定時間おきに追い焚き動作を行い浴槽6内の湯温を一
定に保つために、制御装置9は循環ポンプ2を作動し一
定時間経過後に温度検知器3の検出温度と浴室等に設け
られた温度設定器7の設定温度とを比較し、検出温度が
設定温度より低い場合は循環ポンプ2を継続して作動し
かつバーナ8に点火させ設定温度まで加熱動作を行う。
検出温度が設定温度より高い場合は循環ポンプ2の作動
を停止させ、所定時間後に前記追い焚き動作を繰り返す
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の構造と動作のものでは、浴槽6内の湯温を正確に検出
するために浴槽6内の温水を十分攪拌しかつ温度検知器
3まで到達するのに必要な時間(通常は20〜30秒)
加熱動作を開始しないため、接続配管5内の冷たい水が
浴槽6内に流入し、入浴している人に不快感を与えると
いう問題があった。特に追い焚き装置と浴槽6とが離れ
て設置されている場合は、接続配管5が長いため冬季な
どに上記問題が顕著に現れるものであった。
【0005】そこで、本発明は接続配管内の冷たい水が
浴槽内に流入するのを極力少なくし、入浴している人に
不快感を与えないようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は所定時間おきに追い焚き動作を行い浴槽内
の水温を一定に保つために、制御器は循環ポンプを作動
させ流水検知器により流水を確認した後にただちにバー
ナに点火させ、一定時間経過後に温度検知器の検出温度
と浴室等に設けられた温度設定器の設定温度とを比較
し、検出温度が設定温度より低い場合はバーナを継続し
て燃焼させ設定温度まで加熱動作を行い、検出温度が設
定温度より高い場合はバーナと循環ポンプを停止させる
とともに、検出温度と設定温度との差に応じて次回の追
い焚き動作を行うまでの時間を長くする制御を行うもの
である。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、循環ポンプ作動
直後ただちにバーナに点火させ加熱動作を行うことによ
って接続配管内の冷たい水が浴槽内に流入するのを極力
少なくする。そして、一定時間経過後検出温度と設定温
度とを比較した時に既に加熱しすぎていた場合は、次回
の追い焚き動作を行うまでの時間を長くすることによっ
て追い焚きごとに浴槽内の湯温が徐々に上昇することな
く、浴槽内の湯温を一定に保つことができるものであ
る。この結果、浴槽内の湯温を正確に制御した上で、入
浴している人に不快感を与えないようにすることができ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。図1は本発明の実施例の構造を示すシステム図、
図2は本発明の実施例の動作を示すフロー図である。
【0009】図1において、11は熱交換器12に接続
された風呂循環パイプで、温度検知器13、循環ポンプ
14、流水検知器15、熱交換器12を順に接続してこ
れらを囲む外装体16には前記温度検知器13側に循環
入口17および熱交換器12の出口側に循環出口18が
取り付けられている。19は内部に浴槽20を備えた浴
室で、壁面21に温度設定器22が設けられている。2
3は浴槽20に取り付けられたアダプタで、2本の接続
配管24を介してそれぞれ循環入口17と循環出口18
に接続されている。25は熱交換器12を加熱するバー
ナで、26は温度検知器13・流水検知器15・温度設
定器22の信号にもとづいて循環ポンプ14・バーナ2
5を制御する制御装置である。
【0010】つぎに、図2にもとづいて動作を説明す
る。所定時間おきに(TM分間隔)追い焚き動作を行い
浴槽20内の湯温を一定に保つために、まずステップ3
0で循環ポンプ14を作動させ浴槽20内の水をアダプ
タ23・接続配管24・循環入口17・温度検知器13
・循環ポンプ14・流水検知器15・熱交換器12・循
環出口18・接続配管24・アダプタ23の順に循環さ
せる。そしてステップ31で流水検知器15により流水
を確認した後にただちにステップ32でバーナ25に点
火させ加熱動作を開始し、ステップ33で一定時間経過
後(TS秒後)にステップ34で温度検知器13の検出
温度と温度設定器22の設定温度とを比較し、検出温度
が設定温度より低い場合はステップ35でバーナ25を
継続して燃焼させ設定温度まで加熱動作を行った後ステ
ップ36で湯温が設定温度以上になった事を検知しステ
ップ37でバーナ25とステップ38で循環ポンプ14
を停止させる。そしてステップ39で所定時間経過後
(TM分後)に再びこの動作を繰り返すことにより、浴
槽20内の湯温を一定に保つことができるものである。
【0011】一方検出温度が設定温度より高かった場合
はただちにステップ40でバーナ25とステップ41で
循環ポンプ14を停止させるとともに、検出温度と設定
温度との差が大きいほど次回の追い焚き動作を行うまで
の時間Tを長くするような演算をステップ42で制御装
置26によって行い、ステップ43で時間T経過後に再
びこの動作を繰り返すことにより、浴槽20内の湯温を
一定に保つことができるものである。
【0012】これら一連の動作において、追い焚き動作
を行い所定時間経過後(TM分後)は通常接続配管24
内の湯温が低くなるため、循環ポンプ14作動直後ただ
ちにバーナ25に点火させ加熱動作を行うことによって
接続配管24内の冷たい水が浴槽20内に流入するのを
極力少なくするとともに、一定時間経過後(TS秒後)
検出温度と設定温度とを比較した時に既に加熱しすぎて
いた場合は、次回の追い焚き動作を行うまでの時間Tを
長くすることによって追い焚きごとに浴槽20内の湯温
が徐々に上昇することなく、浴槽20内の湯温を一定に
保つことができるものである。この結果、浴槽20内の
湯温を正確に制御した上で、入浴している人に不快感を
与えないようにすることができるものである。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、循環ポンプ作動
直後にバーナに点火させ加熱動作を開始するため、接続
配管内の冷たい水が浴槽内に流入するのを極力少なくす
るとともに浴槽内の湯温をより正確に制御することがで
きるもので、この結果入浴している人に不快感を与えな
いようにすることができるものである。特に追い焚き装
置と浴槽とが離れて設置されている場合は、接続配管が
長く冬季などに接続配管内に冷たい水が大量に残るた
め、上記効果をいっそう顕著に奏することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の追い焚き装置の構造を示す
システム図
【図2】同動作を示すフロー図
【図3】従来の追い焚き装置の構造を示すシステム図
【図4】同動作を示すフロー図
【符号の説明】
11 風呂パイプ 12 熱交換器 13 温度検知器 14 循環ポンプ 15 流水検知器 19 浴室 20 浴槽 22 温度設定器 24 接続配管 25 バーナ 26 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 雅篤 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−163729(JP,A) 特開 平2−290457(JP,A) 特開 平3−110350(JP,A) 実開 昭60−59032(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/00 602

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と、熱交換器内の水を加熱する
    バーナと、熱交換器に接続した循環ポンプと熱交換器
    を、浴槽に一対の接続配管により接続して構成した風呂
    循環経路と、この風呂循環経路に設けた温度検知器およ
    び流水検知器と、バーナと循環ポンプを制御する制御器
    を備え、所定時間おきに追い焚き動作を行い前記浴槽内
    の湯温を一定に保つために前記制御器は、前記循環ポン
    プを作動させ前記流水検知器により流水を確認した後に
    ただちに前記バーナに点火させ、一定時間経過後に前記
    温度検知器の検出温度と浴室等に設けられた温度設定器
    の設定温度とを比較し、検出温度が設定温度より低い場
    合は前記バーナを継続して燃焼させ設定温度まで加熱動
    作を行い、検出温度が設定温度より高い場合は前記バー
    ナと前記循環ポンプを停止させるとともに、検出温度と
    設定温度との差に応じて次回の追い焚き動作を行うまで
    の時間を長くする制御を行う追い焚き装置。
JP3161560A 1991-07-02 1991-07-02 追い焚き装置 Expired - Lifetime JP2882100B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2894590B2 (ja) * 1994-09-28 1999-05-24 高木産業株式会社 浴槽内湯水の温度制御装置
JP2894592B2 (ja) * 1994-10-07 1999-05-24 高木産業株式会社 浴槽内湯水の温度制御方法及びその装置
JP5485107B2 (ja) * 2010-10-21 2014-05-07 株式会社コロナ 風呂給湯装置

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