JP3156121B2 - 自動風呂装置 - Google Patents

自動風呂装置

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JP3156121B2
JP3156121B2 JP22809995A JP22809995A JP3156121B2 JP 3156121 B2 JP3156121 B2 JP 3156121B2 JP 22809995 A JP22809995 A JP 22809995A JP 22809995 A JP22809995 A JP 22809995A JP 3156121 B2 JP3156121 B2 JP 3156121B2
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晃宏 梁田
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正 松原
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明久 津川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温運転を継続的
に行うことにより、いずれの時間帯でも入浴が楽しめる
ようにした自動風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図4に示すように、屋外に設置
されているガス配管gは、ガスメータaを通り、屋内のガ
ス配管hを経由して、ガス給湯器付き風呂釜b、ガスコン
ロc、冷暖房機dなどの各種のガス器具に接続される。
【0003】ところで、ガス漏れによる爆発事故や、上
記の各種のガス器具の消し忘れによる火災事故などの危
険発生を未然に防止するために、近年のガスメータaに
は、ガス配管h内のガスの流れの有無を監視し、長時間
にわたってガス流量が連続して検出される場合には、ガ
ス漏れ、あるいはガス器具の消し忘れがあるものと判断
して、警報を発したり、ガスの供給を遮断するようにし
たものが提供されている。
【0004】すなわち、従来のガスメータにおいては、
図5のフローチャートに示すように、単位時間あたりに
流れるガス流量が所定の基準値Qa以上か否かを判断し
(ステップ1)、基準値Qa以上である場合には、ガスの
使用量が異常に多く、ガス漏れやガス器具b,c,d,…
の消し忘れがあると判断して直ちにガス供給を遮断する
(ステップ2)。
【0005】また、ステップ1で基準値Qa未満のガス
流量が検出される場合には、所定期間(たとえば30日)
に基準時間T0(たとえば60分)を越えるガス未使用時
間があるか否かを判断し(ステップ3)、ガス未使用時間
が基準時間T0にも満たない場合には、ガス器具b,c,
d,…にガス漏れが生じているものと判断して警報を発
するようになっている(ステップ4)。
【0006】一方、ガス給湯器付き風呂釜bなどにおい
ては、所定の時間(以下、保温間合い時間という)T2が
経過するたびに設定温度まで追い焚きしたり、あるいは
浴槽の湯温を検出し、湯温が設定温度よりも低い場合に
は設定温度まで追い焚きする、いわゆる保温運転を行う
ようにしたものがある。なお、以下の説明では、保温運
転期間中の実際の追い焚き動作を保温追い焚きと称する
こととする。
【0007】このような保温運転が行える従来のガス給
湯器付き風呂釜bなどは、ガスバーナの消し忘れ等を防
止して安全を確保するために、保温運転モードが設定さ
れてから所定時間(たとえば4時間)が経過すれば、自動
的にガス供給弁を閉じて保温運転を強制的に停止させて
いる。
【0008】また、近年では、上記の保温運転が可能な
ガス給湯器付き風呂釜bに対し、保温運転を強制的に停
止させず、保温運転を継続させ、さらに、浄化装置を付
加し、この浄化装置で浴槽の湯を強制循環して浄化する
ことで、所望の温度の清浄な湯が常に浴槽に満たされて
いるようにして、どのような時間帯でも入浴が楽しめる
ようにした、いわゆる24時間風呂と称されるものが提
供されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、いずれの
時間帯でも入浴が楽しめるようにするためには、上述の
ように、所定時間が経過すればガス給湯器付き風呂釜b
側の保温運転を強制的に停止させるといったことはでき
ず、常時、保温間合い時間T2が経過するたびに保温追
い焚きを実行させる必要がある。
【0010】ところが、24時間風呂として、常時、保
温間合い時間T2が経過するたびに保温追い焚きを実行
させるようにすると、次の問題が発生する。
【0011】すなわち、ガス給湯器付き風呂釜bにおけ
る保温間合い時間T2が基準時間T0よりも短く設定
(たとえば、基準時間T0=60分に対して保温間合い
時間T2=30分に設定)し、保温運転を継続させた場
合には、一日足りとも保温間合い時間T2が基準時間T
0を越えることがないため、ガスメータa側では、図5
のフローチャートに示したように、ガス漏れが生じてい
るものと判断して警報を発するなどの誤検知を起こす。
【0012】このような誤検知を無くすには、大別し
て、ガスメータa側の対策と、ガス器具b,c,d,…側の
対策とが考えられる。
【0013】ガスメータa側の対策として、基準時間T
0の長さを短くするなど、制御シーケンスを変更するこ
とも可能であるが、そのような制御シーケンスの変更
は、フェイルセーフ側に移行するのと逆行するので好ま
しくない。
【0014】一方、ガス器具b,c,d,…の内、基準時
間T0内に継続して使用することが多いのは、保温運転
を行うガス給湯器付き風呂釜bであるから、このガス給
湯器付き風呂釜b側の対策が重要である。
【0015】そのため、たとえば、保温間合い時間T2
を基準時間T0よりも常に長くなるように設定(たとえ
ば、基準時間T0=60分に対して保温間合い時間T2
=70分に設定)し、これによって、30日の間に、あ
る保温運転から次の保温運転までの間にガス給湯器付き
風呂釜bでのガス使用を休止している頻度を増やすこと
で、誤検知発生を防ぐようにすることが考えられる。
【0016】しかし、保温間合い時間T2をあまり長く
設定(上記の例ではT2=70分)すると、保温間合い時
間T2の経過直前に入浴するような場合には、湯温低下
が著しくなり、入浴感が損なわれる等の不都合を生じ、
常に適温を保つという保温運転の本来の目的を達成でき
ない。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、いずれの時間帯でも快適な入浴が楽し
めるといった利点を損なうことなく、ガスメータの誤検
知を無くすようにした自動風呂装置を提供することを課
題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる自動風呂
装置は、上記の課題を解決するため、次の構成を採る。
【0019】すなわち、請求項1記載に係る自動風呂装
置は、ガスの供給異常の有無を判断するための基準時間
T0よりも短い保温間合い時間T2ごとに保温追い焚き
可能な温運転手段と、所定の割り込み時間T1(ただ
し、T0<T1)が経過するたびに、前記基準時間T0
以上の保温運転中断時間T3(ただし、T0≦T3<T
1)にわたって前記保温運転手段による保温運転を中断
し、保温運転中断時間T3が経過してから保温運転を再
開させる保温運転中断手段とを備える。
【0020】請求項2記載に係る自動風呂装置は、請求
項1記載の構成において、割り込み時間T1が24時間
の倍数にならないように予め設定されている。
【0021】請求項3記載に係る自動風呂装置は、請求
項1または請求項2に記載の構成において、保温運転中
断時間T3の経過前に保温運転以外の他のガス使用があ
る場合には、保温運転中断手段による保温運転中断動作
よりも他のガス使用動作を優先させるガス使用優先手段
を備える。
【0022】請求項4記載に係る自動風呂装置は、請求
項3記載の構成において、割り込み時間T1が経過して
から、ガス使用優先手段による他のガス使用時に、保温
間合い時間T2が既に経過している場合、あるいは途中
で経過した場合には、保温運転中断手段による保温運転
の中断よりも優先して前記保温運転手段による保温追い
焚きを行う保温運転優先手段を備える。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の自動風呂装置の一
つの実施形態を示すブロック図である。
【0024】この自動風呂装置1は、ガス給湯器付き風
呂釜および浄化装置3が浴槽4に接続されて構成されて
いる。
【0025】ガス給湯器付き風呂釜2は、ガス給湯器6
と風呂釜8とからなり、ガス給湯器6は、入水を加熱し
てカランやシャワー等に給湯するとともに、風呂釜8を
経由して浴槽4にも落とし込み給湯ができるようになっ
ている。また、風呂釜8は、図示しない追焚用熱交換器
や循環ポンプに加えて、温度センサや水位センサなどを
備えており、浴槽4の湯水を循環しつつ所定の温度まで
追い焚きができるように構成されている。
【0026】一方、浄化装置3は、図示しないフィル
タ、電解槽、循環ポンプなどを備えており、浴槽4の湯
水を循環しつつ浄化するようになっている。
【0027】また、この自動風呂装置1は、リモコン装
置10と制御装置16とを備える。
【0028】リモコン装置10は、浴室内に設置される
浴室内リモコン部12と、浴室外の台所などに設置され
る浴室外リモコン部14とからなり、浴室内リモコン部
12には、入浴時の所望の設定温度、所望の設定水位、
足し湯や強制追焚の各種の指令をコントローラ16に対
して与える各スイッチ(図示せず)が設けられている。ま
た、浴室外リモコン部14には、給湯すべき所望の湯
温、浄化装置3のオン・オフなどの指令を制御装置16
に対して与える各スイッチ(図示せず)が設けられてい
る。
【0029】制御装置16は、たとえばマイクロコンピ
ュータで構成されるもので、コントローラ部18、メモ
リ20、内部タイマ22等を備えており、リモコン装置
10から入力される各指令に基づいて、ガス給湯器付き
風呂釜2および浄化装置3を制御するものである。
【0030】そして、本例では、保温運転モードが設定
された場合、内部タイマ22には、3つの時間T1〜T
3を個別に設定できるタイマ1〜タイマ3が形成され
る。
【0031】また、特許請求の範囲の請求項1における
保温運転手段は、風呂釜8および制御装置16とその制
御プログラムによって構成される。さらに、請求項1に
おける保温運転中断手段、請求項3におけるガス使用優
先手段、請求項4における保温運転優先手段は、制御装
置16およびその制御プログラムによって構成される。
【0032】次に、上記構成の自動風呂装置1の動作、
特に、ここでは保温運転を行う場合の動作について、図
2のフローチャートおよび図3のタイミングチャートを
参照して説明する。なお、本例においては、ガスメータ
側でガス未使用期間が確保されないためにガス漏れと判
断する基準時間T0は60分に設定されているものとす
る。
【0033】いま、リモコン装置10のスイッチが操作
されて、保温運転の指令が制御装置16に入力される
と、制御装置16は保温運転モードに移行する(ステッ
プ1)。制御装置16は、この保温運転が開始される
と、まず、内部タイマ22を構成する各タイマ1〜3
に、それぞれ割り込み時間T1,保温間合い時間T2,
保温運転中断時間T3をそれぞれセットする(ステップ
2)。
【0034】タイマ1に設定される割り込み時間T1
は、保温運転を継続している途中で保温運転を強制的に
一時中断させるための割り込みの時刻を決めるものであ
って、日数が経過するのに従ってその割り込み時刻が次
第にずれて行くように、24時間の整数倍にならないよ
うに予め設定されている。
【0035】すなわち、本例では、T1=100時間に
設定されており、T1=100時間に設定しておけば、
4日で4時間ずつの端数が生じるので、割り込みのタイ
ミングは、4日×6+4時間×6=25日を1周期とし
たものとなる。
【0036】このように、保温運転を強制的に一時中断
させるための割り込み時刻が次第にずれて行くようにし
たことで、いずれかの割り込み時刻の内、最低1回は他
のガス器具の未使用時間帯にも当たることになり、ガス
メータ側でのガス未使用期間が確保されることになる。
すなわち、割り込み時刻が常に一定であり、その時刻が
他のガス器具を使用する時間帯(たとえば、夕食準備で
ガスコンロを頻繁に使用する夕刻など)と一致すれば、
ガスメータ側でのガス未使用期間が確保されにくい可能
性が生じるが、上記のようにすることでこれを防止する
ことができる。
【0037】タイマ2に設定される保温間合い時間T2
は、保温追い焚きを繰り返し行うための時間間隔を決め
るものであって、ガスメータ側でガス未使用期間が確保
されないためにガス漏れと判断する基準時間T0よりも
短い時間(T2<T0)に設定されている。すなわち、本
例では、T0=60分に対してT2=30分に設定され
る。この程度の保温間合い時間T2であれば、その時間
T2経過の直前に入浴するような場合でも、湯温低下は
比較的小さく入浴感が損なわれることはない。タイマ3
に設定される保温運転中断時間T3は、割り込み時間T
1が経過するたびに、保温運転を強制的に一時中断させ
るための持続時間であって、ガスメータ側の誤検知を防
ぐ上で、基準時間T0以上(T0≦T3)に設定されてい
る。すなわち、本例では、T0=60分に対してT3=
70分に設定される。
【0038】なお、上記の基準時間T0、割り込み時間
T1、保温間合い時間T2、および保温運転中断時間T
3は、T2<T0≦T3<T1という関係が満たされて
おれば、本発明の効果を基本的に奏することができ、上
記の具体的な数値に限定されるものではない。
【0039】引き続いて、制御装置16は、リモコン装
置10の保温運転スイッチのオンが現在も継続されてい
るか否かを判断し(ステップ3)、保温運転スイッチがオ
フになっておれば、運転を終了する。これに対して、保
温運転スイッチがオンされたままであれば、次に、水位
センサの検出出力に基づいて、浴槽4の水位が浴室内リ
モコン部12で予め設定されている値よりも減少してい
るか否かを判断する(ステップ4)。
【0040】制御装置16は、水位が減少しておれば、
設定水位に達するまで足し湯を行ってから、引き続いて
保温追い焚きを行って設定温度になるまで追い焚きし
(ステップ5)、保温追い焚きが完了すると、タイマ2を
リセットし、保温間合い時間T2の計時を最初から開始
する(ステップ6)。なお、保温追い焚き前に設定温度、
あるいは予め設定された許容範囲に浴槽の湯温があれ
ば、保温追い焚きを省いてもよく、以下の保温追い焚き
でも同様である。
【0041】このステップ6の後、あるいは、ステップ
4で水位が減少していないと判断された場合には、次
に、タイマ1がタイムアップしているか否か、つまり割
り込み時間T1が経過したか否かを判断する(ステップ
7)。
【0042】割り込み時間T1が未だ経過していなけれ
ば、続いて、タイマ2がタイムアップしているか否か、
つまり保温間合い時間T2が経過したか否かを判断する
(ステップ8)。
【0043】保温間合い時間T2が未だ経過していなけ
ばステップ3に戻る。また、保温間合い時間T2が経過
すれば、保温追い焚きを行い(ステップ9)、タイマ2を
リセットした後(ステップ10)、ステップ3に戻る。
【0044】したがって、割り込み時間T1が経過する
まで浴槽4の湯水を使用しないとすれば、図3(a)に示
すように、保温運転間合い時間T2が経過するたびに、
保温追い焚きが行われる。ゆえに、タイマ2を含めステ
ップ5あるいはステップ9が請求項1の保温運転手段に
対応する。
【0045】この保温追い焚きが繰り返されている途中
で、ステップ7において、割り込み時間T1が経過する
と、タイマ1の割り込み時間T1をリセットした後(ス
テップ11)、さらに、タイマ3の保温運転中断時間T
3をリセットする(ステップ12)。そして、この時点で
ガスが現在使用されているか否かを判断する(ステップ
13)。
【0046】ここでのガス使用とは、ガス給湯器付き風
呂釜2における保温運転以外のガス使用、たとえば、給
湯器6のカラン等への給湯や、給湯器6から風呂釜8を
経由した足し湯や、強制追い焚きスイッチによる強制追
い焚き等によるガス使用を意味する。
【0047】このガス使用がなければ、タイマ3がタイ
ムアップしているか否か、つまり保温運転中断時間T3
が経過したか否かを判断する(ステップ14)。保温運転
中断時間T3が経過していなければ、ステップ13に戻
る。
【0048】したがって、図3(b)に示すように、割り
込み時間T1の経過後、保温運転中断時間T3が経過す
るまで、ステップ13でガス使用が一度もないと判断さ
れれば、保温間合い時間T2の経過に関係なく保温運転
は行われない。保温運転を行わないことは、保温追い焚
きのためのガス使用が休止されることを意味し、しか
も、そのガス未使用期間T3(本例では70分)は、基準
時間T0(本例では60分)以上に設定されているから、
ガスメータ側で保温運転をガス漏れとして誤検知するこ
とがなくなる。
【0049】そして、保温運転中断時間T3が経過した
後に初めてステップ3に戻り、ステップ5あるいはステ
ップ9において保温追い焚きが行われる。
【0050】ゆえに、ステップ12〜ステップ14が請
求項1における保温運転中断手段に対応する。
【0051】一方、ステップ13においてガス使用があ
れば、タイマ2がタイムアップしているか否か、つまり
保温運転間合い時間T2が経過したか否かを判断する
(ステップ15)。保温運転間合い時間T2が経過してい
なければ、ステップ12に戻り、タイマ3の保温運転中
断時間T3が再びリセットされる。
【0052】したがって、図3(c)に示すように、割り
込み時間T1の経過後、保温運転間合い時間T2が経過
するまでの間にガス使用があれば、そのガス使用の期間
中はタイマ3がリセットされ続ける。つまり、ガス使用
中は、保温運転中断時間T3の計時が中止されている。
【0053】そして、図3(c)の場合のように、保温運
転間合い時間T2が経過するまでにガス使用が停止され
ると、そのガス使用の停止時点で初めて保温運転中断時
間T3の計時が開始され、ガス使用がない限り図3(b)
と同様に、保温運転中断時間T3が経過するまでは確実
に保温運転が中断される。
【0054】その後、保温運転中断時間T3が経過して
始めてステップ3に戻り、ステップ5あるいはステップ
9において保温追い焚きが行われる。
【0055】ゆえに、ステップ13,14,15が請求
項3におけるガス使用優先手段に対応する。
【0056】また、図3(d)に示すように、割り込み時
間T1の経過後、保温運転中断時間T3の経過前で、か
つ、ステップ6あるいはステップ10でタイマ2にセッ
トされた保温間合い時間T2が経過した後の時点におい
て、ガス使用があれば、ステップ13およびステップ1
5を経て保温追い焚きを行い(ステップ16)、続いてタ
イマ2の保温間合い時間T2をリセット(ステップ17)
した後、ステップ12に戻る。
【0057】なお、図示省略するが、ガス使用中に保温
間合い時間T2が経過すると、その都度、保温追い焚き
を行い、保温追い焚き中に他のガス使用がなくなっても
保温追い焚きは継続し、保温追い焚き終了後にステップ
12に戻ることになる。
【0058】したがって、図3(d)に示す場合では、ガ
ス使用中は、保温間合い時間T2が経過すれば、そのた
びに保温追い焚きが行われる。このため、たとえば、ス
テップ6あるいはステップ10においてタイマ2にリセ
ットされた保温間合い時間T2が経過する直前にタイマ
1にセットされた割り込み時間T1が経過し、しかも、
ステップ12でタイマ3にリセットされた保温運転中断
時間T3が経過する直前にガス使用があった場合を想定
しても、最大で100分(=30分+70分)弱の時間経
過後は必ず保温運転が行われる。しかも、このような場
合は稀であって、この間に入浴していなければ何ら不都
合はなく、ステップ15〜17に示したように、ガス使
用中は、保温間合い時間T2が経過すれば、そのたびに
保温追い焚きが行わるため、湯温の低下は最小限に抑え
られる。
【0059】なお、湯温低下時に入浴者があり、入浴者
がぬるいと感じた場合には、保温追い焚きとは別に強制
的に追い焚きすれば、操作の手間は生じるが、ぬるいと
いう不快感は除かれる。
【0060】ゆえに、ステップ15→16→17が請求
項4における保温運転優先手段に対応する。
【0061】ステップ13でガス使用中と判断された場
合には、タイマ3による保温運転中断時間T3がリセッ
トされ続ける。つまり、ガス使用中は、保温運転中断時
間T3の計時が中止されている。そして、ガス使用が停
止されれば、そのガス使用の停止時点で始めて保温運転
中断時間T3の計時が開始され、保温運転中断時間T3
が経過するまでは確実に保温運転が中断される。
【0062】その後、保温運転中断時間T3が経過して
始めてステップ3に戻り、ステップ5あるいはステップ
9において保温運転が行われる。
【0063】なお、図1に示した実施形態では、ガス給
湯器付き風呂釜2と浄化装置3とが浴槽4に個別に取り
付けられているが、両者2,3が一体になったものでも
本発明は適用可能である。また、リモコン装置10は、
ガス給湯器付き風呂釜2と浄化装置3とに個別に設けら
れているものでもよい。さらに、基準時間T0を設定す
るのはガスメータではなく、別途の装置を設けてもよ
い。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0065】(1) 請求項1記載の構成においては、割
り込み時間T1が経過するたびに、保温運転中断時間T
3の間は保温運転が中断されるので、この時間T3では
保温運転のためのガス使用がなくなる。そして、この保
温運転中断時間T3は、ガスメータ側でのガスの供給異
常の有無を判断するための基準時間T0よりも長くなる
ように予め設定されているので、ガスメータ側でのガス
漏れ等の誤検知を防ぐことができる。
【0066】(2) 請求項2記載の構成においては、保
温運転を継続している途中で保温運転を強制的に一時中
断させるための割り込み時刻が、日数が経過するのに従
って次第にずれて行くので、自動風呂装置以外のガス器
具が頻繁に使用される時間帯に保温運転を中断する時間
帯が該当しても、次回以降には自動風呂装置以外のガス
器具が頻繁に使用される時間帯を外したかたちで保温運
転を中断する時間帯が確保される。
【0067】このため、ガスメータ側でのガス漏れ等の
誤検知をより一層確実に防止することができる。
【0068】(3) 請求項3記載の構成においては、保
温運転中断時間T3の経過前であっても、保温運転以外
のガス使用(たとえば、給湯器からカラン等への給湯な
ど)がある場合には、このガス使用を優先させることが
できるため、使い勝手が良い。
【0069】(4) 請求項4記載の構成においては、保
温運転中断時間T3の経過前であっても、保温追い焚き
以外のガス使用があった場合には、保温間合い時間T2
が経過すれば保温追い焚きを行うので、湯温の低下は最
小限に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動風呂装置の一つの実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1の自動風呂装置の動作説明に供するフロー
チャートである。
【図3】図1の自動風呂装置の動作説明に供するタイミ
ングチャートである。
【図4】ガスメータを経由してガス器具を接続した状態
の構成図である。
【図5】ガスメータの安全機能を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…自動風呂装置、2…ガス給湯器付き風呂釜、3…浄
化装置、4…浴槽、6…給湯器、8…風呂釜、10…リ
モコン装置、16…制御装置、18…コントローラ部、
20…メモリ、22…内部タイマ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 昌義 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 松原 正 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 久保谷 賢謙 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式 会社ノーリツ内 (72)発明者 津川 明久 大阪市中央区平野町4丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−221666(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00 602

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの供給異常の有無を判断するための
    基準時間T0よりも短い保温間合い時間T2ごとに保温
    追い焚き可能な保温運転手段と、 所定の割り込み時間T1(ただし、T0<T1)が経過す
    るたびに、前記基準時間T0以上の保温運転中断時間T
    3(ただし、T0≦T3<T1)にわたって前記保温運転
    手段による保温運転を中断し、保温運転中断時間T3が
    経過してから保温運転を再開させる保温運転中断手段
    と、 を備えることを特徴とする自動風呂装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動風呂装置において、 前記割り込み時間T1は、24時間の倍数にならないよ
    うに予め設定されていることを特徴とする自動風呂装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の自動風
    呂装置において、 前記保温運転中断時間T3の経過前に保温運転以外の他
    のガス使用がある場合には、保温運転中断手段による保
    温運転中断動作よりも他のガス使用動作を優先させるガ
    ス使用優先手段を備えることを特徴とする自動風呂装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動風呂装置において、 前記割り込み時間T1が経過してから、ガス使用優先手
    段による他のガス使用時に、保温間合い時間T2が既に
    経過している場合、あるいは途中で経過した場合には、
    保温運転中断手段による保温運転の中断よりも優先して
    前記保温運転手段による保温追い焚きを行う保温運転優
    先手段を備えることを特徴とする自動風呂装置。
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