JP3147086B2 - 室内暖房機能を備えるトイレ装置 - Google Patents

室内暖房機能を備えるトイレ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温風を生成し、該温
風をトイレ室空間へ放出する室内暖房機能を備えるトイ
レ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日では、便座に着座した使用者の局部
を水により洗浄する局部洗浄機能、水で洗浄された局部
を温風で乾燥させる局部乾燥機能、冬季や低温時にトイ
レ室内を暖房する室内暖房機能、便器のボウル内で発生
した臭いを除去する脱臭機能等、多くの機能を有するト
イレ装置が広く用いられている。このように多機能化さ
れたトイレ装置は大型化しがちであるが、狭いトイレ空
間を効率よく利用するためには、トイレ装置の大型化は
好ましくない。
【0003】ところで、上記各種機能のうち、例えば、
局部乾燥においては局部へ温風を吹き出すため、室内暖
房ではトイレ室内へ温風を吹き出すため、そして脱臭で
は便器のボウル内から脱臭ユニットへ空気を吸引するた
め、ファンにより気流を生成するのが一般的である。と
ころが、トイレ装置の構成部品の中でもファンは特に大
きな空間を占めるため、上記のような各機能毎にファン
を搭載すると、装置全体が非常に大型となってしまう。
そこで、多機能を有するトイレ装置では、一つのファン
を複数の機能で共用できるように送風流路又は吸気流路
を構成する工夫が従来よりなされている。
【0004】例えば、図10は実公昭57−33839
号に記載された多機能便座の平面図、図11はその正面
図(一部断面図)である。この便座において、便器本体
50上に開閉自在に設けた便座51は、その後部に脱臭
装置53を取付けている。
【0005】脱臭装置53は、一端を吸気口54を介し
て便器本体50内と連通するとともに、他端を排気口5
5を介してトイレ空間56と連通した便器内空気排出流
路57内に、上流側から下流側に向けて、順に、脱臭剤
58と、モータ59駆動のファン60と、加熱装置61
を配設することによって構成されている。
【0006】また、かかる構成によって、ファン60を
駆動して空気を脱臭剤58に通させ便器本体50内に発
生した臭気を効果的に脱臭することができるとともに、
加熱装置61を駆動することによって、排出空気を加熱
し、トイレ空間56の暖房を図ることができる。
【0007】しかし、上記した従来の多機能便座及び便
座装置は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
【0008】即ち、図10及び図11に示した多機能便
座の脱臭装置53では、単一の空気排出流路57内に脱
臭剤58と加熱装置61とファン60とが直列に配設さ
れている、換言すれば、脱臭と室内暖房が、共通のファ
ンと流路を用いて連続的に行われる。
【0009】従って、例えば、トイレ使用空間の快適性
を向上するために、使用者が着座する前に予めトイレ空
間を温かくしておくためには、未だ、使用前の臭気を含
まない空気でも、加熱装置61で加熱するとともに、便
器内空気排出流路57に設けた流体抵抗の大きい脱臭剤
58を通過させなくてはならない。そのため、便座不使
用時でも、使用時と同様に大きな負荷ないし回転トルク
でファン60を駆動しなくてはならず、省エネルギの観
点から問題があった。
【0010】上記のような問題を回避する方法として、
例えば、ファンから延伸する流路を途中から2方向に分
岐し、一方の分岐流路を室内暖房用の通風口に接続して
暖房流路とし、他方の分岐流路を脱臭用の吸気口に接続
して脱臭流路とし、これら流路の分岐個所にダンパー等
から成る流路切替手段を設ける、という方法が考えられ
る。なお、一つのファンを複数の機能で共用するために
上記のように分岐流路を用いる方法は、室内暖房機能と
脱臭機能の組み合わせに対してのみならず、例えば室内
暖房機能と局部乾燥機能との組み合わせにも応用でき
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般的に言うと、局部
洗浄機能及び脱臭機能は主として使用者が便器を使用し
ている時間に動作させるのに対し、室内暖房機能は主と
して便器が使用されていない待機時間に動作させる。と
ころで、上記方法のようにファンからの流路を分岐させ
てその一方の分岐流路を暖房流路として使用する場合、
便器の使用によって局部洗浄機能又は脱臭機能が動作し
ている間は、他方の分岐流路を使用するため、暖房流路
が一旦閉じられてしまう。従って、局部洗浄又は脱臭が
終了した後のいずれかのタイミングで流路の切替を行な
い、暖房流路を開くという行程が必要となり、該行程を
適切なタイミングで実行しなければ、その後の待機時間
における室内暖房に支障をきたしてしまう。
【0012】本発明は以上のような課題を解決するため
に成されたものであり、その目的とするところは、ダン
パー等の開閉手段により開閉自在に構成された暖房流路
を備えるトイレ装置において、前記暖房流路を適切なタ
イミングで開くことによりトイレ室内の暖房を効果的に
行うことのできるトイレ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、温風生成手段と、前記温風生成手
段により便器内の空気を吸引して生成される温風をトイ
レ室空間へ放出するための暖房流路とを備えるトイレ装
置において、前記暖房流路を開閉するための開閉手段
と、前記便座への使用者の着座/離座を検出するための
着座検出手段と、前記着座検出手段が前記便座からの使
用者の離座を検出したときに前記暖房流路を開くように
前記開閉手段を制御する制御手段と、を備えることを特
徴とするトイレ装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るトイレ装置におい
て、温風生成手段は一般に使用されるファン(例えばシ
ロッコファン)を利用して構成する。暖房流路は、前記
温風生成手段からトイレ装置の所定箇所に設けられた通
風口へ至る気体流路で、その途上に、ヒータ等から成る
加熱手段を配設する。着座検出手段は、便座への使用者
の着座を検出するために従来より使用されている各種着
座センサを用いて構成すればよい。開閉手段は、前記暖
房流路内又はその近傍に配設されたダンパーをモータに
より駆動するという構成とすればよい。制御手段は、例
えばマイクロコンピュータ等を用いて構成された制御回
路であって、前記着座検出手段から入力信号を受け、該
信号に基づき所定のプログラムに従って処理を行い、該
処理の結果に応じた所定の信号を前記開閉手段へ送出す
る。
【0015】本発明に係るトイレ装置において、更に、
前記制御手段は、前記着座検出手段が前記便座への使用
者の着座を検出したときに前記暖房流路を閉じるように
前記開閉手段を制御するように構成してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のような本発明に係るトイレ装置で
は、便座からの使用者の離座の検出を受けて制御手段が
自動的に暖房流路を開くため、上記従来のトイレ装置の
ように便器の使用後に暖房流路が閉じた状態で放置され
ることはなくなり、従ってトイレ室内の暖房効率も高ま
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例として、室内暖房機
能と脱臭機能とを有する衛生洗浄装置について、添付図
を参照しながら具体的に説明する。
【0018】図1に示すように、便器本体Aは、その後
部側の上面を跨いで局部洗浄用の衛生洗浄装置Bが配設
しており、同衛生洗浄装置Bの機能部ケーシング1は、
便座2及び開閉自在の便蓋3を備えている。
【0019】機能部ケーシング1内には、局部洗浄用の
温水を供給するための温水タンクやバルブユニット等が
配置されており、また、便器本体Aのボール部aに向け
て進退作動する局部洗浄用のノズル4を備えている。
【0020】また、機能部ケーシング1は、図2に示す
ように、かかる局部洗浄機能に加えて、局部乾燥用の温
風ファン5及び温風ダクト6を備えている。
【0021】さらには、温風ダクト6の近傍には、脱臭
ダクト7が設けられており、同脱臭ダクト7は、図3に
示すように、左側端の機能部ケーシング1内に伸延して
後述するオゾン脱臭装置Mと連通している。
【0022】そして、このオゾン脱臭装置M内に、後で
詳細に説明する室内暖房流路Eと脱臭流路としてのオゾ
ン処理流路Rとが分岐状態に形成される(図5〜図
9)。
【0023】上記全体構成において、まず、図2〜図4
を参照して、暖房便座を形成するための温風ファン5と
温風ダクト6について簡単に述べれば、モータ31によ
って駆動される温風ファン5は、機能部ケーシング1の
左側袖部1-1の上部に配設され、同温風ファン5から
は温風ダクト6が同ケーシング1の中間部1-3の上部
を這って、同ケーシング1の中間部1-3の略中央部左
寄り部分に温風吹出口8を開口している。
【0024】なお、図2において、1-2は機能部ケー
シング1の右側袖部を示し、局部洗浄装置の機能部を収
納している。
【0025】かかる温風ダクト6の下方位置には、図4
に示すように、脱臭ダクト7が配設されており、同脱臭
ダクト7は、その先端部の吸入口9を便器本体Aのボー
ル部aに開口しており、その吸入口9からケーシングの
中間部1-3に沿って左側袖部1-1の中央部にまで伸延
し、終端部は、オゾン脱臭装置M内に形成したオゾン処
理流路Rに連通されている。
【0026】そして、オゾン脱臭装置Mのオゾン処理流
路Rの最終端には、図4に示すように、排気口10が形
成されており、同排気口10は、機能部ケーシング1の
左側袖部1-1に形成された垂下状のチャンバーケース
11の下端部に開口している。
【0027】このように、便器本体A内に発生した悪臭
を脱臭するための流路は、脱臭ダクト7の吸入口9から
オゾン処理流路Rの排気口10に至る全流路によって形
成されることになり、その間にオゾン脱臭装置Mが介設
される。
【0028】かかるオゾン脱臭装置Mは、本実施例で
は、オゾン発生部Gを除いて、実質的に、チャンバーケ
ース11に内蔵されている。
【0029】以下、図3〜図5を参照して、オゾン脱臭
装置Mの構成について説明する。
【0030】図3及び図4に示すように、オゾン脱臭装
置Mの一部を構成するオゾン発生部Gは脱臭ダクト7の
後部内の中央部に配設されている。
【0031】本実施例において、かかるオゾン発生部G
は、図3及び図4に示すように、脱臭ダクト7内に軸線
と同一方向に垂直に配設したヒータ18と同ヒータ18
の一側面に貼着したオゾナイザー17とによって構成さ
れている。
【0032】オゾナイザー17はチャンバーケース11
内に配設された高電圧発生装置19に接続されており、
同発生装置19は制御部Dに接続されて、制御部D(図
5)からの駆動出力に基づいて、高電圧発生装置19か
らオゾナイザー17に高電圧を印加して、オゾンを脱臭
ダクト7内に発生させることができる。
【0033】また、ヒータ18は、オゾナイザー17を
加熱して、オゾナイザー17によるオゾン発生の促進を
図るものである。
【0034】図4に示すように、チャンバーケース11
内に形成したオゾン処理流路Rは垂直方向に伸延する中
空ケーシング20内に形成されている。
【0035】そして、オゾン処理流路Rの上部は、連通
開口21を通して、脱臭ダクト7の内部空間と連通連絡
している。
【0036】一方、オゾン発生部Gの下流側をなすオゾ
ン処理流路Rの上部には、図4及び図5に示すように、
吸気ファンFが回転自在に配設されている。
【0037】同吸気ファンFは、本実施例では、一対の
間隔をあけて設けた前後円板22,23を円周方向に多
数配設したブレード板24によって連結したシロッコフ
ァンによって形成されている。
【0038】そして、同吸気ファンFのボス部25は、
中空ケーシング20の後部に配設した回転モータKの出
力軸26に固着されている。
【0039】かかる吸気ファンFは、便器本体A内で発
生した悪臭空気を、脱臭ダクト7を通して、オゾン処理
流路R内に吸引するとともに、後述するように、オゾン
発生部Gで発生したオゾンを悪臭空気と効果的に混合す
ることができる。
【0040】次に、中空ケーシング20内に形成された
オゾン処理流路Rの下部、即ち、吸気ファンFの下流側
に設けた触媒Sについて説明する。
【0041】かかる触媒Sは、オゾンが酸素と活性酸素
に分解させるのを助長するものであり、これによって、
オゾンと悪臭との混合による脱臭作用を促進することが
できる。
【0042】触媒Sは、各種組成と形態のものがある
が、例えば、MnO2,TiO2等を成分として含み、ハニカム
構造としたものを用いることができる。
【0043】かかる触媒Sは、オゾンを、O3→O2+O
- への分解を積極的に行う。
【0044】そして、活性酸素O- が悪臭成分のH2
と反応して、その化学変化によってH2OとSO2とに変
化し、悪臭の脱臭処理を行うものである。
【0045】このように、かかる触媒Sは、オゾンを酸
素と活性酸素とに分解させるのを助長するので、オゾン
と悪臭との混合による脱臭作用を促進することができ
る。
【0046】本発明は、上記したオゾン脱臭装置Mにお
いて、図4〜図6に示すように、オゾン処理流路Rの中
途から、暖房流路Eを分岐し、脱臭機能の他に、室内暖
房機能も具備した構成に特徴を有する。
【0047】即ち、図5に示すように、オゾン処理流路
Rの上部円形部分と連絡する下部傾斜部分の中途から略
水平方向に暖房流路Eが分岐しており、同暖房流路Eの
空気排出口40は、トイレ空間Tに開口している。
【0048】そして、同暖房流路E内には、加熱装置と
してのニクロム線等からなるヒーター41が配設されて
おり、暖房流路Eを流れてトイレ空間Tに排出される空
気を加熱することができる。
【0049】一方、オゾン処理流路Rと暖房流路Eとの
分岐部42には、回転軸43が回転自在に横架されてお
り、同回転軸43の中央部には、分配手段としての切替
ダンパー44が一体的に固着されている。また、同回転
軸43の一端は、図4に示すように、ケーシング20の
一側側壁20aに取付けた回転モータ46の出力軸が連
結されている。
【0050】かかる構成によって、回転モータ46を駆
動することによって、切替ダンパー44を回転して、オ
ゾン処理流路Rと暖房流路Eとを、選択的に開閉若しく
は連通状態を変更することができる。
【0051】また、図7〜図8に、他の実施例を示す。
本実施例は、切替ダンパー44を、通常のばね鋼等から
なる復帰用スプリング47と、感熱変形手段としては、
加熱によって伸縮する形状記憶合金製スプリング48の
協働によって作動可能としたことを特徴とする。
【0052】即ち、図に示すように、ケーシング20の
一側側壁20bと切替ダンパー44との間には、復帰用
スプリング47が架設されており、一方、ケーシング4
5の他側側壁20cと切替ダンパー44との間には、形
状記憶合金製スプリング48が架設されている。
【0053】かかる構成によって、通常の脱臭動作時に
は、形状記憶合金製スプリング48は通電等によって加
熱されていないので、伸長状態にあり、オゾン処理装置
Rが形成されている(図8の実線位置)。
【0054】一方、暖房時には、形状記憶合金製スプリ
ング48を通電等によって加熱することによって収縮さ
せることによって、オゾン処理流路Rを閉じ、暖房流路
Eを開けることができる(図7の実線位置)。
【0055】なお、感熱変形手段としては、形状記憶合
金製スプリング48に代えて、形状記憶樹脂製スプリン
グを用いることもできるが、この場合、別途、同スプリ
ングの近傍に加熱装置を配設する必要がある。
【0056】さらに、図9に他の実施例を示しており、
本実施例は、加熱手段としてヒーター41を切替ダンパ
ー44の上流側に配設し、ヒーター41の加熱によって
形状記憶合金製スプリング48を伸縮し、切替ダンパー
44を作動することができる。
【0057】従って、切替ダンパー44を作動するため
のモータ等を不要となし、脱臭機能と室内暖房機能とを
併有する多機能便座の構造をコンパクトにすることがで
きる。
【0058】図示の実施例におけるその他の構成につい
て説明すると、図1及び図2において、30は操作部で
あり、局部洗浄動作に必要な各種の動作スイッチを具備
している。
【0059】(作用)以下、図4〜図6を参照して、上
記構成を具備するオゾン脱臭装置Mによる便器本体A内
に発生した悪臭の脱臭処理方法及び室内暖房方法につい
て説明する。
【0060】まず、オゾン脱臭装置付便器の便座2上に
着座する、若しくは便蓋を開くと、便座2の後方に設け
た便座使用動作検出手段の一つである着座センサS1が
オン出力を制御部Dに送り、同制御部Dからの駆動出力
によって、回転モータ46を駆動して切替ダンパー44
に、図6の実線で示す位置をとらせるとともに、吸気フ
ァンFを駆動し、かつ、高電圧発生装置19に高電圧を
発生させ、オゾナイザー17に印加して、オゾン処理流
路R内にオゾンを発生する。
【0061】これによって、便器本体Aの内部空間に発
生した悪臭はオゾン処理流路R内に吸引され、オゾン処
理流路R内において、効果的にオゾンと混合され、脱臭
処理が行われる。
【0062】特に、オゾン処理流路Rの下流側には触媒
Sが配設されているので、同触媒S中を通過する際に、
悪臭とオゾンとの混合がさらに促進され、脱臭処理がさ
らに促進されることになる。
【0063】その後、完全に脱臭された排気は、排気口
10からトイレ空間内に排出されることになる。
【0064】また、本発明では、用便後、オゾン脱臭装
置付便器の便座2から離座する、若しくは便蓋を閉める
と、便座2の後方に設けた便座使用動作検出手段の一つ
である着座センサS1がオフ出力を制御部Dに送り、同
制御部Dからの駆動出力によって、回転モータ46を駆
動して切替ダンパー44に、図6の仮想線で示す位置を
とらせるとともに、ヒーター41を駆動する。一方、吸
気ファンFの駆動を継続したまま、高電圧発生装置19
への給電を停止し、オゾン処理流路R内へのオゾンの発
生を停止させる。
【0065】これによって、用便後、脱臭ダクト7を通
してオゾン脱臭装置M内へ吸引した空気を、触媒Sを通
過させることなく、暖房流路Eを通して外部に排出で
き、かつ、同排出空気はヒーター41によって加熱され
ているので、トイレ空間を効果的に暖房することがで
き、次の使用者は快適に用便を行うことができる。
【0066】また、脱臭ダクト7を通してオゾン脱臭装
置M内へ吸引した空気を、全部若しくは殆ど、触媒Sを
通過させることなく、暖房流路Eを通して外部に排出で
きるので、流体抵抗が著しく小さくなり、低トルクで吸
気ファンFを回転することができ、省エネルギを図るこ
とができる。
【0067】なお、分配手段として、切替ダンパー44
の回動によるものを示したが、分配手段としては、円板
の回転によるものや、左右若しくは上下にスライド可能
にした可動板によるもの等、種々の変更が可能である。
【0068】なお、室内暖房流路と脱臭流路とは、完全
にいずれかを選択的に連通するものでなくても、いずれ
かを大部分連通とし、他方をわずかに連通する構造とす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオゾン脱臭装置付便器の全体斜
視図である。
【図2】 同全体平面図である。
【図3】 便器本体の要部一部切欠平面図である。
【図4】 オゾン脱臭装置の要部一部切欠正面図であ
る。
【図5】 オゾン脱臭装置の要部一部切欠側面図であ
る。
【図6】 オゾン脱臭装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 他の実施例のオゾン脱臭装置の要部一部切欠
側面図である。
【図8】 同オゾン脱臭装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】 他の実施例のオゾン脱臭装置の要部一部切欠
側面図である。
【図10】 従来の多機能便座の構成を示す平面図であ
る。
【図11】 同多機能便座の正面断面図である。
【符号の説明】
A…便器本体 a…ボール部 D…制御部 E…暖房流路 G…オゾン発生部 M…オゾン脱臭装置 R…オゾン処理流路 S…触媒 S1…着座センサ 9…吸入口 10…排気口 44…切替ダンパー 46…回転モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/00,9/08 A47K 13/30 F24D 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温風生成手段と、前記温風生成手段によ
    り便器内の空気を吸引して生成される温風をトイレ室空
    間へ放出するための暖房流路とを備えるトイレ装置にお
    いて、 前記暖房流路を開閉するための開閉手段と、 前記便座への使用者の着座/離座を検出するための着座
    検出手段と、 前記着座検出手段が前記便座からの使用者の離座を検出
    したときに前記暖房流路を開くように前記開閉手段を制
    御する制御手段と、 を備えることを特徴とするトイレ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記着座検出手段が前
    記便座への使用者の着座を検出したときに前記暖房流路
    を閉じるように前記開閉手段を制御することを特徴とす
    る請求項1に記載のトイレ装置。
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