JP2004156402A - トイレ暖房機 - Google Patents

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Toshio Hino
利夫 日野
Masaki Tomita
勝紀 冨田
Takashi Yomoda
毅史 四方田
Takanori Idota
貴則 井戸田
Hironao Inoue
宏尚 井上
Toshiaki Takahane
利明 高羽
Sunao Ikegawa
直 池川
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

【課題】イオン発生機能を有したトイレルーム用の暖房機を提供する。
【解決手段】洋風便器1の上面に便座2及び便蓋と、各種トイレ電装品を収容した便座ボックス3とが設けられている。便座ボックス3内にトイレ暖房機4が設けられている。トイレ暖房機4は、送風機10と、該送風機10に連なるダクト12と、該ダクト12内に設けられたエアヒータ14及びイオン発生装置16とを有している。エアヒータ14により加熱された空気と、イオン発生装置16により生成されたマイナスイオンを含んだ空気とを送風機10によってトイレルームに送風する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレルーム内を暖房するためのトイレ暖房機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トイレルームを暖房するために、トイレルームのキャビネットに温風ファンよりなるトイレ暖房機を設けることは、例えば特開平9−224877、同9−224878号の通り周知である。また、特開平8−4078号公報にはトイレ暖房機を便座ボックスに設けることが記載されている。
【0003】
特開平11−211236号公報には、室内暖房装置の送風通路に複合セラミックスを配置してマイナスイオンを含んだ空気を室内に吹き出すようにした暖房装置が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−224877号公報
【特許文献2】
特開平9−224878号公報
【特許文献3】
特開平8−4078号公報
【特許文献4】
特開平11−211236号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、イオン発生機能を有したトイレルーム用の暖房機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のトイレ暖房機は、送風機と、該送風機に連なる吹出用ダクトと、該ダクトに設けられたエアヒータとを有するトイレ暖房機において、該ダクトにイオン発生装置を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
このイオン発生装置としては、放電用電極を備えているものが、イオン発生効率が良く好適である。このイオン発生装置は、エアヒータの熱の影響を少なくするために、エアヒータと離隔させることが好ましい。
【0008】
このイオン発生装置とエアヒータとは個別に動作可能であることが好ましい。特に、該ダクトの少なくとも吹出口近傍が複数の流路に分画されており、一部の流路にのみイオン発生装置が設けられていることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
図1は実施の形態に係るトイレ暖房機の斜視図であり、図2(a)は図1のII−II線断面図である。図2(b),(c)は、それぞれ、同(a)のB−B線矢視図及びC−C線断面図である。また、図3はこのトイレ暖房機を備えた洋風便器設備の斜視図である。
【0011】
図3に示すように、洋風便器1の上面に便座2及び便蓋(図示略)と、各種トイレ電装品を収容した便座ボックス3とが設けられている。該便座ボックス3は、洋風便器1の上面の最後部に配置されており、この便座ボックス3の前部に該便座2及び便蓋が起倒方向回動自在に取り付けられている。この便座ボックス3内にトイレ暖房機4が設けられている。なお、図3の符号5はこのトイレ暖房機4からの風の吹出口を示し、符号6はこのトイレ暖房機4を操作するためのスイッチパネルを示している。
【0012】
この実施の形態では、該便座ボックス3は洋風便器1の側方に張り出した張出部3aを有しており、該トイレ暖房機4はこの張出部3a内に収容されている。吹出口5はこの張出部3aの前面に設けられており、スイッチパネル6はこの張出部3aの上面に設けられている。ただし、便座ボックス内のトイレ暖房機配置構造は図3に限定されないことは明らかである。
【0013】
トイレ暖房機4は、図1に示すように、送風機(ファン)10と、一端側(上流側)が該送風機10に連なっているダクト12と、該ダクト12内に設けられたエアヒータ14及びイオン発生装置16とを有している。このイオン発生装置16は、放電用電極(図示略)を備えたタイプのものである。このイオン発生装置16へのエアヒータ14の熱の影響を少なくするために、イオン発生装置16は、ダクト12内の該エアヒータ14よりも上流側の位置に該エアヒータ14と離隔して配置されている。符号12aは、該放電用電極がダクト12内の後述の流路12Bに臨むようにイオン発生装置16を保持するためのイオン発生装置保持部を示している。
【0014】
この実施の形態では、図2(a)に示すように、該ダクト12内は、送風機10からの風の流通方向に延在する仕切板18により、イオン発生装置16付近又は該イオン発生装置16よりも上流側から該ダクト12の下流端の吹出口20近傍にかけて2つの流路12A,12Bに分画されている。また、これらの流路12A,12Bのうち、一方の流路12A内にのみエアヒータ14が設けられ、他方の流路12B内にのみイオン発生装置16が設けられている。
【0015】
このトイレ暖房機4は、便座ボックス3の張出部3aの前面に設けられた吹出口5にダクト12の吹出口20が臨むように該張出部3a内に設置されている。送風機10、エアヒータ14及びイオン発生装置16は、それぞれスイッチパネル6に設けられた制御回路(図示略)に接続されている。
【0016】
なお、図示はしないが、このスイッチパネル6には、エアヒータ14を作動及び作動停止させるためのON/OFFスイッチと、イオン発生装置16を作動及び作動停止させるためのON/OFFスイッチとが別個に設けられている。送風機10は、これらのON/OFFスイッチのうちの一方のみがONされたときにも、また、双方がONされたときにも作動すると共に、これらのON/OFFスイッチが双方ともOFFされたときに作動停止するよう制御されている。
【0017】
該スイッチパネル6には、この他に、吹出口5から吹き出される風量、温風の温度及びマイナスイオン濃度を調節するためのスイッチが設けられている。
【0018】
このように構成されたトイレ暖房機4を備えた洋風便器設備においては、スイッチパネル6のエアヒータ用ON/OFFスイッチをONすることにより、エアヒータ14と送風機10とが作動し、該エアヒータ14によって加熱された送風機10からの温風がダクト12を介して張出部3aの前面の吹出口5から吹き出し、トイレルームが暖房される。また、スイッチパネル6のイオン発生装置用ON/OFFスイッチをONすることにより、イオン発生装置16が放電用電極から放電作動してダクト12内にマイナスイオンが生成され、このマイナスイオンを含んだ送風機10からの風がダクト12を介して該吹出口5からトイレルーム内に吹き出す。
【0019】
該スイッチパネル6のエアヒータ用及びイオン発生装置用のON/OFFスイッチを両方ともONしたときには、送風機10と、エアヒータ14及びイオン発生装置16の双方とが作動し、トイレルームの暖房と、マイナスイオンによる空気調和とが同時に行われる。
【0020】
このトイレ暖房機4にあっては、送風機10に連なるダクト12にエアヒータ14とイオン発生装置16の双方を設けたことにより、エアヒータ14により加熱された空気と、イオン発生装置16により生成されたマイナスイオンを含んだ空気とを1個の送風機10によってトイレルームに送風することができる。
【0021】
この実施の形態では、イオン発生装置16として放電用電極を備えたものを用いているので、イオン発生効率が良い。また、このイオン発生装置16をダクト12の上流側に向ってエアヒータ14から離隔させたことにより、イオン発生装置16へのエアヒータ14の熱の影響が少ない。
【0022】
この実施の形態では、スイッチパネル6に設けられたエアヒータ用及びイオン発生装置用の2個のON/OFFスイッチをそれぞれ操作することにより、エアヒータ14とイオン発生装置16とを別個に動作可能となっている。これにより、例えばトイレルーム内の気温が十分に高くなったときなど、トイレルーム内の暖房が不要なときには、イオン発生装置16のみを作動させてマイナスイオンによるトイレルーム内の空気調和のみを行うことが可能である。また、エアヒータ14のみを作動させることによりトイレルームの暖房のみを行うことも可能である。
【0023】
この実施の形態では、ダクト12内を2つの流路12A,12Bに分画し、一方の流路12A内にはエアヒータ14のみを設け、他方の流路12B内にはイオン発生装置16のみを設けている。これにより、エアヒータの熱がイオン発生装置に影響することが十分に防止される。
【0024】
なお、上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、イオン発生機能を有したトイレルーム用の暖房機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るトイレ暖房機の斜視図である。
【図2】図1のトイレ暖房機の構成図である。
【図3】図1のトイレ暖房機を備えた洋風便器設備の斜視図である。
【符号の説明】
1 洋風便器
2 便座
3 便座ボックス
4 トイレ暖房機
5 吹出口
6 スイッチパネル
10 送風機
12 ダクト
12A,12B 流路
14 エアヒータ
16 イオン発生装置
18 仕切板
20 吹出口

Claims (4)

  1. 送風機と、該送風機に連なる吹出用ダクトと、該ダクトに設けられたエアヒータとを有するトイレ暖房機において、
    該ダクトにイオン発生装置を設けたことを特徴とするトイレ暖房機。
  2. 請求項1において、該イオン発生装置は放電用電極を備えており、前記エアヒータと離隔されて配置されていることを特徴とするトイレ暖房機。
  3. 請求項1又は2において、該エアヒータとイオン発生装置が個別に動作可能とされていることを特徴とするトイレ暖房機。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    該ダクトの少なくとも吹出口近傍が複数の流路に分画されており、一部の流路にのみイオン発生装置が設けられていることを特徴とするトイレ暖房機。
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