JP2004003797A - トイレ用送風機能付足元暖房装置およびその運転方法 - Google Patents

トイレ用送風機能付足元暖房装置およびその運転方法 Download PDF

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▲徳▼本 智憲
Tomonori Tokumoto
Nobuyuki Maehashi
前橋 信之
Tomoaki Watase
綿瀬 智晃
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Abstract

【課題】体感上暖房送風効果が高いトイレ用暖房送風装置を提供することを目的とする。
【解決手段】暖房運転と送風運転が可能なトイレ用送風機能付足元暖房装置において、暖房運転時は装置下部に位置する吹出口から温風を吹出すことにより利用者の下半身へ温風を当てることが可能となり、送風運転時は装置上部に位置する吹出口からを吹出すことにより利用者の上半身へ風を当てることが可能となったため、効果的な暖房送風運転が可能となった。
また、トイレ用送風機能付足元暖房装置に温度センサや人体検知センサを設けることにより自動運転をおこなえるようになると共に、脱臭機能部を設けることにより、よりトイレ空間を快適にすることが可能となった。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレ用送風機能付足元暖房装置と、その運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
夏に居室で使用する空調装置にはエアコンや扇風機などがあり、冬に居室で使用する空調装置にはストーブ、ファンヒータやエアコンなどがある。一方、トイレの場合、夏に使用する空調装置にはトイレタンク内の水の気化熱を利用した冷風扇(例えば、特許文献1参照)などがあり、冬に使用する空調装置には、室内暖房付の温水洗浄便座(例えば、特許文献2参照)、床置きや壁掛け式の暖房機(例えば、特許文献3参照)などがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平1994−257774号公報
【特許文献2】
実開平1994−67573号公報
【特許文献3】
実開平1993−19858号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように居室とトイレで使用する空調装置の形態が異なっているが、これは以下の3つの理由によるところが大きい。
(1) トイレは狭いため、小さい装置でなければ設置できない。
(2)トイレは必ずしも壁面を隔てて外に面していないため、エアコンの室外機を設置することができない。
(3)トイレは狭いため、ストーブのようにある一定距離を離さなければ危険であるものは使用できない。
このような理由により、前記記載のような空調装置がトイレで用いられている。
しかしながら、夏と冬で別々の空調装置を揃えなければならない問題があった。
【0005】
また、トイレタンク内の水の気化熱を利用した冷風扇は、湿度上昇の問題と共に、人の前面上半身から送風できないため体感上冷却効果が低い問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明は、気候に依らず共通して利用でき、かつ空調効果の高いトイレ用送風機能付足元暖房装置およびその運転方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、吸込口と吹出口と送風機とヒータ部とを有し、前記送風機が運転されると同時に前記ヒータ部が加熱される暖房運転と、前記ヒータ部が加熱されずに前記送風機が運転される送風運転が可能なトイレ用送風機能付足元暖房装置において、暖房運転時の温風吹出口位置が送風運転時の送風吹出口位置より下部にあることを特徴とする。
【0008】
冬場に利用者がトイレを使用している時に局部暖房をおこなう場合、脱衣部分である下半身もしくは暖房効果の最もある足元に温風を当てたほうが好ましい。
一方、夏場に利用者がトイレを使用している時に送風をおこなう場合、体感上冷却効果のある上半身、特に顔に向けて送風したほうが好ましい。
トイレのような狭空間に吹出口が一つであるエアコンを設置し、足元に温風を当て顔に送風するには、エアコンの吹出口と利用者までの距離がなく風向角度を大きく変更しなければならないため不可能であった。
しかし、本発明の装置であれば、夏場は顔へ送風を、冬場は足元へ温風を当てることができる。また、本発明の装置の送風路中に冷房機能部を搭載すれば、送風時の冷却効果を増すこともできる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は吸込口と2つの吹出口と2つの送風機とヒータ部とを有し、送風運転時は、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の上部に位置する送風機が運転し前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の上部に位置する吹出口から送風され、暖房運転時は、前記ヒータ部が加熱されると共に前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の下部に位置する送風機が運転し前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の下部に位置する吹出口から送風されることを特徴とする。
【0010】
本発明の装置であれば比較的簡単な構成で、夏場は顔へ送風を、冬場は足元へ温風を当てることが可能となる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は、吸込口と2つの吹出口と送風機とヒータ部と風路変更機構部とを有し、送風運転時は、前記送風機が運転すると共に前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の上部に位置する吹出口から送風されるように前記風路変更機構部が作動し、暖房運転時は、前記ヒータ部が加熱され送風機が運転すると共に前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の下部に位置する吹出口から送風されるように前記風路変更機構部が作動することを特徴とする。
【0012】
本発明は請求項2記載の発明と同様、暖房送風効果の高いトイレ用送風機能付足元暖房装置を提供できる上、送風機1つで構成できるため小型にすることができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記風路変更機構部がダンパによる風路切換機構であることを特徴とする。
【0014】
本発明は、請求項3記載の発明における一つの方法であり、夏場は顔へ送風を、冬場は足元へ温風を当てることが可能となる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記風路変更機構部が送風機を構成するスクロール全てあるいはスクロールの一部が移動する機構であることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明のようにダンパで風路を変更する場合、風が曲がることによる圧力損失が出てくるため、圧力が高い送風機を用いなければならず、騒音が大きくなる問題があった。。
しかし、本発明のトイレ用送風機能付足元暖房装置は、風が曲がることによる圧力損失をなくすことができるため、ダンパで風路を変更する場合と比べると圧力損失を低減でき、騒音を低くすることが可能となる。
【0017】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は、吸込口と吹出口と送風機とヒータ部と吹出口被覆部とを有し、前記吹出口被覆部は前記吹出口の一部を覆っていると共に前記吹出口に覆う箇所を変更することが可能であり、送風運転時は、送風機が運転すると共に前記吹出口被覆部が前記吹出口の下部を覆うことにより前記吹出口の上部から送風され、暖房運転時は、送風機が運転し前記ヒータ部が加熱されると共に前記前記吹出口被覆部が前記吹出口の上部を覆うことにより前記吹出口の下部から送風されることを特徴とする。
【0018】
クロスフローファンのように吹出口形状が偏平な送風機を床面に対して垂直方向に設置すると、床面に対して上下方向へ分布した風を送風することができる。クロスフローファンを床面に対して垂直方向になるようにトイレ用送風機能付足元暖房装置へ組み込めば、床面に対して上下方向へ分布した風を送風することができる。暖房運転時には吹出口上部を覆うことにより温風を吹出口下部から吹出し、送風運転時は吹出口下部を覆うことにより吹出口上部から送風することが可能となる。よって、夏場は顔へ送風を、冬場は足元へ温風を当てることが可能となる。このように吹出口形状が偏平な送風機については、本発明の構造は有効である。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は上下反転可能な回転機構部を有したことを特徴とする。
【0020】
本発明の装置であれば、従来の足元暖房装置に上下反転可能な回転機構部を設けるだけでよいため、容易に、夏場は顔へ送風を、冬場は足元へ温風を当てることが可能となる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は2つの吸込吹出兼用口と、回転方向が正逆反転し風向が180℃変更する軸流送風機と、ヒータ部とを有し、暖房運転時は前記ヒータ部が加熱されると共に前記送風機が稼動し、上部に位置する吸込吹出兼用口から吸引後下部に位置する吸込吹出兼用口から送風され、前記送風運転時は、前記送風機が暖房運転時の回転方向から反転することにより、下部に位置する吸込吹出兼用口から吸引後上部に位置する吸込吹出兼用口から送風されることを特徴とする。
【0022】
本発明の構成により、暖房効果と送風効果が高い上、装置内での風路変更や装置の回転機構なく、簡単な構成でトイレ用送風機能付足元暖房装置を提供することができる。
【0023】
請求項9記載の発明は、請求項1から8に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に温度センサを設けると共に、前記温度センサからの信号により運転状態を変更することを特徴とする。
【0024】
上記運転方法は、トイレ用送風機能付足元暖房装置の運転ON−OFF機能や、暖房運転モードと送風運転モードの切換、風量調整、ヒータ部の温度調整などをいう。例えば、冬場トイレの水が凍結しないようにトイレ室内が0℃以下にならないように暖房運転を自動的にON−OFFしたり、冬場の暖房運転と夏場の送風運転を自動的に切り換えたり、冬場寒い時にはヒータ部の自動的に温度を上げたり、夏場暑い時には自動的に風量が大きくすることができる。このように、温度センサにより自動制御運転をおこなうことができるため、操作性の優れたトイレ用送風機能付足元暖房装置を提供することができる。
【0025】
請求項10記載の発明は、請求項1から8に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に人体検知センサを設けると共に、前記人体検知センサからの信号により運転状態を変更することを特徴とする。
【0026】
上記運転方法は、トイレ用送風機能付足元暖房装置の運転ON−OFF機能や、風量調整、ヒータ部の温度調整などをいう。例えば、トイレ室内に人が入室するごとに装置が稼動し退出後停止することもできるし、人がトイレ室内にいない場合の事前暖房運転時は風量を最大にし、入室と同時に風量を低下することもできる。よって、本発明のトイレ用送風機能付足元暖房装置は、人体検知センサにより自動運転をおこなうことができるため、操作性の優れた装置であるといえる。
【0027】
請求項11記載の発明は、請求項10に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に風量可変機能を設け、前記人体検知センサの人体非検知時の風量が、人体検知時の風量と比べ多いことを特徴とする。
【0028】
同一のヒータ部に風量を多く流す場合と風量を少なく流す場合を比較すると、風量を多く流したほうが、ヒータ部から空気への熱伝達効率が高い。よって、トイレ室内全体を速く暖房するには、風量の多いほうが好ましい。一方、足元への局所暖房は、風量を多く流すと温風温度が低下し風量を少なく流すと温風温度が上昇してしまうので、最適な風量がある。よって、本発明により最適な暖房運転をおこなうことができる。
【0029】
請求項12記載の発明は、請求項1から8に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に脱臭機能部が設けられていることを特徴とする。
【0030】
上記発明により、暖房運転時と送風運転時双方においてトイレ室内を脱臭することができる。特に、送風運転時は人の鼻近傍に送風されるため、臭気が存在する場合非常に不快に感じるが、脱臭機能部を設けることによりきれいな空気を送風できるため、使用者の満足度を向上することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のトイレ用送風機能付足元暖房装置をトイレ室内に設置した図を示す。トイレ用送風機能付足元暖房装置Bは、大便器A近傍の壁面に設置されており、送風運転時は吸込口Cからトイレ室内の空気を吸い込み送風吹出口Eから送風され、暖房運転時は吸込口Cからトイレ室内の空気を吸い込み温風吹出口Dから温風が送風される。よって、利用者が大便器着座時に送風運転時は顔近傍へ向かって送風され、暖房運転時は足元へ向かって温風が送風されるため、効果的に空調をおこなうことができる。
【0032】
図2は、従来のトイレ用暖房装置1の外観図を示す。トイレ用暖房装置1は、人体検知センサ8及び温度センサ9により自動ON−OFF運転ができるように構成されている。
【0033】
図3は、従来のトイレ用暖房装置11の断面構成図を示す。トイレ用暖房装置11は、人体検知センサ22及び温度センサ23により自動ON−OFF運転されている。トイレ用暖房装置11は、送風機18により吸入口14から臭気を含んだ空気を吸引し、脱臭機能部19により脱臭され、マイナスイオン発生器20によりマイナスイオンを帯びた空気となる。次に空気はヒータ部21を通過するが、ヒータ部21は、温度センサ23が感知した外気温度により、ON−OFFし、ON時には加熱温度が調整されるように制御されている。風はヒータ部21のON−OFFに関わらず、人の足元に当たるように吹出方向15へ吹出される構造となっている。
【0034】
このように、従来のトイレ用暖房装置11は夏場においても足元に送風され上半身に送風されないため、夏場の冷却効果が弱かった。
【0035】
図4は、二つの送風機で構成されるトイレ用送風機能付足元暖房装置31の構成断面図である。
二つの送風機で構成されるトイレ用送風機能付足元暖房装置31は、人体検知センサ37及び温度センサ42により自動ON−OFF運転、暖房運転と送風運転の切換えができるように構成されている。二つの送風機で構成されるトイレ用送風機能付足元暖房装置31は、暖房運転時には、送風機48により吸入口44から臭気を含んだ空気を吸引し、加熱触媒付ヒータ部41により脱臭及び加熱され、温風吹出口46より温風吹出方向45のように人の足元に当たるように下方向に向かって吹出される。マイナスイオンを付加したい時は、マイナスイオン生成器40と送風機38を同時に稼動すればよい。
【0036】
一方、送風運転時は、送風機38により吸入口34から臭気を含んだ空気を吸引し、脱臭機能部39により脱臭され、マイナスイオン発生器40によりマイナスイオンを付加され、送風吹出口36より送風吹出方向35のように人の上半身に当たるように吹出される。
【0037】
このように、二つの送風機で構成されるトイレ用送風機能付足元暖房装置31をトイレ室内に設置することにより、夏場冬場共に暑さ、寒さを抑制できる上、マイナスイオンが付加された清浄空気が吹出されるためトイレ室内を快適にすることができる。また、暖房運転は人の下半身近傍に位置する装置下部の送風口から温風が吹出され、送風運転は人の上半身近傍に位置する装置上部の送風口から風が吹出されるため、より暖冷房効果を増すことができる。
【0038】
図5は、正逆転ファンを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置51の構成断面図である。正逆転ファンを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置51は、人体検知センサ64及び温度センサ65により自動ON−OFF運転、暖房運転と送風運転の切換えができるように構成されている。正逆転ファンを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置51は、暖房運転時には、正逆転ファン58は暖房運転時の送風方向63へ送風する。送風口56より臭気を含んだ空気を吸引し、脱臭機能部59により脱臭されヒータ部61により加熱され、送風口54より温風吹出方向53のように人の足元に当たるように下方向に向かって吹出される。
【0039】
一方、送風運転時は、正逆転ファン58は送風運転時の送風方向62へ送風する。正逆転ファン58により送風口54から臭気を含んだ空気を吸引し、脱臭機能部59により脱臭され、マイナスイオン発生器60によりマイナスイオンを付加され、送風口56より送風吹出方向55のように人の上半身に当たるように吹出される。
【0040】
このように、正逆転ファンを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置51をトイレ室内に設置することにより、夏場冬場共に暑さ、寒さを抑制できる上、マイナスが付加された清浄空気が吹出されるためトイレ室内を快適にすることができる。また、暖房運転モード時は人の下半身近傍に位置する装置下部の送風口から温風を、送風運転モード時は人の下半身近傍に位置する装置上部の送風口から風を吹出すため、より効果的であることがわかる。さらには、送風機一つで構成しているため、装置を小型にすることができる。
【0041】
図6は、ダンパを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置71の構成断面図である。ダンパを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置71は、人体検知センサ88及び温度センサ87により自動ON−OFF運転、暖房運転と送風運転の切換えができるように構成されている。ダンパを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置の構成断面図71は、暖房運転時には、ダンパ板が暖房時のダンパ板位置85に位置する。吸入口73より臭気を含んだ空気を吸引し、脱臭機能部79により脱臭され、マイナスイオン発生器80によりマイナスイオンを付加された後、ヒータ部81により加熱され、温風吹出口82より温風吹出方向83のように装置下部から人の足元に当たるように吹出される。一方、送風運転モード時は、ダンパ板がダンパ板位置86に位置する。吸入口73より臭気を含んだ空気を吸引し、脱臭機能部79により脱臭され、マイナスイオン発生器80によりマイナスイオンを付加された後、送風吹出口76より送風吹出方向75のように装置上部から人の上半身に当たるように吹出される。
【0042】
このように、ダンパを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置71をトイレ室内に設置することにより、夏場冬場共に暑さ、寒さを抑制できる上、マイナスが付加された清浄空気が吹出されるためトイレ室内を快適にすることができる。また、暖房運転時は人の下半身近傍に位置する装置下部の送風口から温風を、送風運転時は人の下半身近傍に位置する装置上部の送風口から風を吹出すため、より効果的であることがわかる。さらには、送風機一つで構成されているため、装置を小型にすることができる。
【0043】
図7は、スクロール回転機構を用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置91の概略構成図である。スクロール回転機構を用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置91は、スクロール板回転軸95が回転することにより、スクロール板支持棒94を介してスクロール板93も回転し、暖房運転時はヒータ部97により温風がトイレ用送風機能付足元暖房装置91の下部に位置した温風吹出口から吹出され、送風運転時はトイレ用送風機能付足元暖房装置91の上部に位置した送風吹出口から吹出される構造となっている。図7に記載したスクロール板93の位置は暖房運転時の場合である。
【0044】
この実施例の場合においても、人の下半身近傍に位置する装置下部の送風口から温風を、人の下半身近傍に位置する装置上部の送風口から風を吹出すため、より効果的に暖冷房ができる。
【0045】
図8は、吹出口被覆板を有したトイレ用送風機能付足元暖房装置101の概略構成図である。吹出口被覆板を有したトイレ用送風機能付足元暖房装置101は、吹出口被覆板108が吹出口被覆板の移動方向109へ移動することにより、暖房運転と送風運転時の吹出位置の切換をおこなっている。図8は、吹出口被覆板108の位置が暖房運転時の場合であり、吸入口102より吸込まれた空気が脱臭機能部104を通過時に脱臭された空気となり、クロスフローファン106を通過後、ヒータ部110を通過時に温風となり、温風吹出方向111へ吹出される。送風運転時は、吹出口変更機能板108の位置がヒータ部110を覆う場所に位置し、トイレ用送風機能付足元暖房装置101の上部から送風される。
【0046】
本実施例も同様、トイレ用送風機能付足元暖房装置の上部から送風、下部から温風が吹出す構造となっている。
【0047】
図9は、上下反転可能な回転機構部を有したトイレ用送風機能付足元暖房装置101の外観図であり、図9の(a)は正面図、(b)は背面図である。図9の(a)は、図2に記載した従来のトイレ用暖房装置の外観図を上下反転した図となっており、壁面に設置されるトイレ用送風機能付足元暖房装置101は、図9の(b)に記載した回転機構部130により壁面へ略固定されると共に回転方向132へ回転する。
【0048】
このように、トイレ用送風機能付足元暖房装置本体が回転可能なようにしておけば、吹出口位置を容易に変更可能となる。暖房運転時は、図2のように温風を装置下部の吹出口から吹出し、送風運転時は図9の(a)のように装置上部の吹出口から送風すれば、効果的な暖冷房をおこなうことができる。
【0049】
【発明の効果】
暖房運転と送風運転が可能なトイレ用送風機能付足元暖房装置において、暖房運転時は装置下部に位置する吹出口から温風を吹出すことにより利用者の下半身へ温風を当てることが可能となり、送風運転時は装置上部に位置する吹出口からを吹出すことにより利用者の上半身へ風を当てることが可能となったため、効果的な暖房送風運転が可能となった。
また、トイレ用送風機能付足元暖房装置に温度センサや人体検知センサを設けることにより自動運転をおこなえるようになると共に、脱臭機能部を設けることにより、よりトイレ空間を快適にすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレ用送風機能付足元暖房装置をトイレ室内に設置した図
【図2】従来のトイレ用暖房装置の外観図
【図3】従来の暖房装置の構成断面図
【図4】二つの送風機で構成されるトイレ用送風機能付足元暖房装置の構成断面図
【図5】正逆転ファンを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置の構成断面図
【図6】ダンパを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置の構成断面図
【図7】スクロール回転機構を用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置の概略構成図
【図8】吹出口被覆板を有したトイレ用送風機能付足元暖房装置の概略構成図
【図9】上下反転可能な回転機構部を有したトイレ用送風機能付足元暖房装置の外観図
【符号の説明】
A…大便器
B…本発明のトイレ用送風機能付足元暖房装置
C…吸込口
D…温風吹出口
E…送風吹出口E
1,11…従来のトイレ用暖房装置
2,12,32,52,72,126,131… 筐体
3,13,33,43,74,103…吸入方向
4,14,34,44,73,102,125…吸入口
5,15…吹出方向
6,16,122…吹出口
7,17,123…ルーバー
8,22,37,49,64,88,105,124…人体感知センサ
9,23,42,50,65,87,127…温度センサ
18,38,48,78…送風機
19,39,59,79,104…脱臭機能部
20,40,60,80,107…マイナスイオン発生器
21,61,81,97,110…ヒータ部
31…二つの送風機で構成されるトイレ用送風機能付足元暖房装置
35,55,75…送風吹出方向
36,76,92…送風吹出口
41…加熱触媒付ヒータ部
45,53,83,111…温風吹出方向
46,82,98…温風吹出口
51…正逆転ファンを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置
54,56…送風口
58…正逆転ファン
62…送風運転時の送風方向
63…暖房運転時の送風方向
71…ダンパを用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置
84…ダンパ支点
85…暖房時のダンパ板位置
86…送風時のダンパ板位置
91…スクロール回転機構を用いたトイレ用送風機能付足元暖房装置
93…スクロール板
94…スクロール板支持棒
95…スクロール板回転軸
96…羽根
101…吹出口被覆板を有したトイレ用送風機能付足元暖房装置
106…クロスフローファン
108…吹出口被覆板
109…吹出口被覆板の移動方向
121…上下反転可能な回転機構部を有したトイレ用送風機能付足元暖房装置
130…回転機構部
132…回転方向

Claims (12)

  1. 吸込口と吹出口と送風機とヒータ部とを有し、前記送風機が運転されると同時に前記ヒータ部が加熱される暖房運転と、前記ヒータ部が加熱されずに前記送風機が運転される送風運転が可能なトイレ用送風機能付足元暖房装置において、暖房運転時の温風吹出口位置が送風運転時の送風吹出口位置より下部にあることを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  2. 請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は吸込口と2つの吹出口と2つの送風機とヒータ部とを有し、送風運転時は、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の上部に位置する送風機が運転し前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の上部に位置する吹出口から送風され、暖房運転時は、前記ヒータ部が加熱されると共に前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の下部に位置する送風機が運転し前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の下部に位置する吹出口から送風されることを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  3. 請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は、吸込口と2つの吹出口と送風機とヒータ部と風路変更機構部とを有し、送風運転時は、前記送風機が運転すると共に前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の上部に位置する吹出口から送風されるように前記風路変更機構部が作動し、暖房運転時は、前記ヒータ部が加熱され送風機が運転すると共に前記トイレ用送風機能付足元暖房装置の下部に位置する吹出口から送風されるように前記風路変更機構部が作動することを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  4. 請求項3記載の発明において、前記風路変更機構部がダンパによる風路切換機構であることを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  5. 請求項3記載の発明において、前記風路変更機構部が送風機を構成するスクロール全てあるいはスクロールの一部が移動する機構であることを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  6. 請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は、吸込口と吹出口と送風機とヒータ部と吹出口被覆部とを有し、前記吹出口被覆部は前記吹出口の一部を覆っていると共に前記吹出口に覆う箇所を変更することが可能であり、送風運転時は、送風機が運転すると共に前記吹出口被覆部が前記吹出口の下部を覆うことにより前記吹出口の上部から送風され、暖房運転時は、送風機が運転し前記ヒータ部が加熱されると共に前記前記吹出口被覆部が前記吹出口の上部を覆うことにより前記吹出口の下部から送風されることを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  7. 請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は上下反転可能な回転機構部を有したことを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  8. 請求項1記載の発明において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置は2つの吸込吹出兼用口と、回転方向が正逆反転し風向が180℃変更する軸流送風機と、ヒータ部とを有し、暖房運転時は前記ヒータ部が加熱されると共に前記送風機が稼動し、上部に位置する吸込吹出兼用口から吸引後下部に位置する吸込吹出兼用口から送風され、前記送風運転時は、前記送風機が暖房運転時の回転方向から反転することにより、下部に位置する吸込吹出兼用口から吸引後上部に位置する吸込吹出兼用口から送風されることを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
  9. 請求項1から8に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に温度センサを設けると共に、前記温度センサからの信号により運転状態を変更することを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法。
  10. 請求項1から8に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に人体検知センサを設けると共に、前記人体検知センサからの信号により運転状態を変更することを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法。
  11. 請求項10に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に風量可変機能を設け、前記人体検知センサの人体非検知時の風量が、人体検知時の風量と比べ多いことを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置の運転方法。
  12. 請求項1から8に記載のトイレ用送風機能付足元暖房装置において、前記トイレ用送風機能付足元暖房装置に脱臭機能部が設けられていることを特徴とするトイレ用送風機能付足元暖房装置。
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