JP2001097162A - 助手席エアバッグ装置用ケース - Google Patents

助手席エアバッグ装置用ケース

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JP2001097162A
JP2001097162A JP27766699A JP27766699A JP2001097162A JP 2001097162 A JP2001097162 A JP 2001097162A JP 27766699 A JP27766699 A JP 27766699A JP 27766699 A JP27766699 A JP 27766699A JP 2001097162 A JP2001097162 A JP 2001097162A
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JP27766699A
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Norimasa Suzuki
憲優 鈴木
Yasushi Okada
靖 岡田
Yuji Kuriyama
雄治 栗山
Hiroshi Yasuda
洋 安田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造工数・コストを低減できるとともに軽量化
を図ることができる助手席エアバッグ装置用ケースを提
供すること。 【解決手段】助手席エアバッグ装置用ケース19は、上
方を開口させて上部側に配置され、折り畳んだエアバッ
グを収納保持する上部室20と、上部室20と連通する
ように下部側に配置されて、エアバッグに膨張用ガスを
供給するためのインフレーターを収納保持する下部室3
0と、を備えて構成される。ケース19は、一枚の板金
を、深絞りを伴うプレス加工することによって、上部室
20と下部室30との外形形状が、形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、助手席前方のイン
ストルメントパネル(以下、インパネと略す)に配置さ
れる助手席エアバッグ装置用のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、助手席エアバッグ装置は、折り畳
まれて収納されるエアバッグと、エアバッグの膨張用ガ
スを供給するインフレーターと、エアバッグ及びインフ
レーターを収納保持するケースと、折り畳まれたエアバ
ッグを覆う蓋体と、を備えて構成されていた(特開平1
0−324218号公報等参照)。
【0003】そして、ケースは板金製として、上方を開
口させて上部側に配置され、折り畳んだエアバッグを収
納保持する上部室と、上部室と連通するように下部側に
配置されて、エアバッグに膨張用ガスを供給するための
インフレーターを収納保持する下部室と、を備えて構成
されていた。
【0004】さらに具体的に述べると、ケースは、車両
の前部側に配置される前側壁部と、車両の後部側に配置
される後側壁部と、車両の左右方向の部位に配置される
左・右側壁部と、底壁部と、を備える略直方体形状とし
ていた。
【0005】そして、従来のケースは、前側壁部と底壁
部と後側壁部とが、断面U字形の一枚の板金から形成さ
れ、左右の側壁部が、それぞれ、一枚ずつの板金から形
成されており、断面U字形にした部材に対して、それぞ
れ、左・右側壁部を溶接して、形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のケース
では、左・右側壁部自体を、それぞれ、板金から所定の
形状に打ち抜き、さらに、溶接代を曲げ加工して形成し
て、準備しており、さらに、前側壁部・底壁部・後側壁
部を構成する部材も、一枚の板金から打ち抜き、さらに
曲げ加工して、準備していたことから、ケースの製造工
数・コストが増大していた。
【0007】さらにまた、従来のケースでは、前側壁部
・底壁部・後側壁部を構成する部材に対して、左・右側
壁部を溶接して連結しており、溶接代が必要な分、重量
を増加させていた。
【0008】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、製造工数・コストを低減できるとともに軽量化を図
ることができる助手席エアバッグ装置用ケースを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケースは、
上方を開口させて上部側に配置され、折り畳んだエアバ
ッグを収納保持する上部室と、前記上部室と連通するよ
うに下部側に配置されて、前記エアバッグに膨張用ガス
を供給するためのインフレーターを収納保持する下部室
と、を備えて構成される助手席エアバッグ装置用ケース
であって、一枚の板金を、深絞りを伴うプレス加工する
ことによって、前記上部室と前記下部室との外形形状
が、形成されていることを特徴とする。
【0010】前記プレス加工時には、前記下部室に、ボ
ディに取り付けるためのボディ用取付部を、一体的に形
成することが望ましい。
【0011】さらに、前記プレス加工時には、前記上部
室に、インパネに取り付けるためのインパネ用取付部
を、一体的に形成することが望ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る助手席エアバッグ装置用ケ
ースでは、一枚の板金を、深絞りのプレス加工すること
によって、上部室と下部室との外形形状が形成されてい
ることから、後は、プレス加工中に、適宜、所定部位
に、プレス加工による打ち抜きや孔明け等を併用すれ
ば、溶接することなく、ケース全体を製造することがで
きる。
【0013】そのため、本発明に係る助手席エアバッグ
装置用ケースでは、溶接を利用することなく、プレス加
工による深絞り・打ち抜き・孔明け等を利用するだけ
で、製造できることから、製造工数・コストを低減で
き、また、溶接代が不要であるため、軽量化を図ること
もできる。
【0014】そして、プレス加工時に、下部室に、ボデ
ィに取り付けるためのボディ用取付部を一体的に形成す
れば、一層、ケースの製造工数・コストを低減すること
ができる。なお、従来の助手席エアバッグ装置用ケース
では、下部室に、別途、ナットを固着させた取付ブラケ
ット等の取付部を、溶接して取り付けていた。
【0015】さらに、プレス加工時に、上部室に、イン
パネに取り付けるためのインパネ用取付部を一体的に形
成すれば、一層、ケースの製造工数・コストを低減する
ことができる。なお、従来の助手席エアバッグ装置用ケ
ースでは、上部室に、別途、取付ボルトを固着させた取
付ブラケット等の取付部を、溶接して取り付けていた。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】実施形態のケース19は、図1・2に示す
ように、助手席前方のインパネ1に配置される助手席エ
アバッグ装置Mに使用されるものである。助手席エアバ
ッグ装置Mは、折り畳まれたエアバッグ11と、エアバ
ッグ11に膨張用ガスを供給するインフレーター16
と、エアバッグ11及びインフレーター16を収納保持
するケース19と、折り畳まれたエアバッグ11を覆う
蓋体41と、蓋体41をケース19に強固に連結するた
めの二つの押え部材40と、を備えて構成されている。
【0018】エアバッグ11は、下部に膨張用ガスを流
入させる長方形形状の開口11aを備えた袋状として、
ポリエステルやポリアミド等の織布から形成されてい
る。開口11aの周縁11bには、エアバッグ11をケ
ース19に取り付けるための複数(実施形態では六個)
の取付孔11cが形成されている。エアバッグ11のケ
ース19への取り付けは、図1〜3に示すように、四角
環状の板金製のリテーナ12を使用して行ない、リテー
ナ12には、下方へ延びる複数(実施形態では、車両の
前後方向の部位に三個ずつ)のボルト12aが設けら
れ、各ボルト12aを取付孔11cとケース19の貫通
孔28aとに挿通させて、リテーナ12で開口周縁11
bを押えるとともに、各ボルト12aにナット13を螺
合することにより、エアバッグ11がケース19に連結
されている。
【0019】インフレーター16は、シリンダタイプと
して、一端側に膨張用ガスを吐出可能な複数のガス吐出
口16bを備えた略円柱状の本体16aと、本体16a
の一端側に配置されたフランジ部16cと、本体16a
の他端側に配置されたボルト部16dと、を備えて構成
されている。
【0020】蓋体41は、ポレフィン系やポリエステル
系等の熱可塑性エラストマー等から形成されて、インパ
ネ1の長方形形状に開口する開口2を塞ぐように配置さ
れる天井壁部42と、天井壁部42の下面から下方へ延
びる略四角筒形状の側壁部46・47と、から構成され
ている。
【0021】天井壁部42は、側壁部46・47で囲ま
れた内側に、周囲に薄肉の破断予定部44を配置させ
て、二つの扉部43・43を、配設させている。破断予
定部44は、天井壁部42の上方から見て、略H字形状
に配置されており、膨張時のエアバッグ11に押されて
破断した際、扉部43・43を図1の二点鎖線で示すよ
うに、観音扉を開かせるように、車両の前後方向に開か
せることとなる。また、天井壁部42の車両の前後の縁
には、下方へ突出する複数の係止脚45が形成されてい
る。各係止脚45は、インパネ1の開口2の周縁に段差
を有して設けられたフランジ部3の下面側に、係止され
る。
【0022】側壁部46は、車両の前後方向の部位にそ
れぞれ配設され、側壁部47は、車両の左右方向の部位
にそれぞれ配設されている。そして、各側壁部46に
は、車両の前後方向に貫通する複数(実施形態では三
個)の係止孔46aが、形成されている。
【0023】押え部材40は、板金から形成されるとと
もに、横板部40aと横板部40aの端部から上方へ延
びる縦板部40cとを備えた断面L字形として、ケース
19の車両の前後方向に部位に、それぞれ、配置されて
いる。そして、各横板部40aには、リテーナ12の各
ボルト12aを挿通させる貫通孔40bが形成され、各
縦板部40cには、上端に、ケース19の後述する各挿
通孔26aに挿通可能な挿入部40dが、櫛刃状に形成
されている。
【0024】ケース19は、図1〜5に示すように、上
方を開口させた直方体形状の上部室20と、上部室20
と連通するように、ケース19の下部側に配置される下
部室30と、から構成されている。
【0025】上部室20は、略四角筒形状の周壁部21
と、周壁部21の下部に配置される底壁部28と、から
構成されている。周壁部21は、車両の前後方向で対向
する位置に配置される前・後側壁部22・23と、車両
の左右方向で対向する位置に配置される左・右側壁部2
4・25と、から構成されている。前・後側壁部22・
23には、蓋体側壁部46の各係止孔46aに挿入され
る係止突起26が、外側に突出するように、形成されて
いる。また、各係止突起26には、係止孔46aへの挿
入時における側壁部46から突出する部位に、上下方向
に貫通する挿通孔26aが形成されている。
【0026】また、左・右側壁部24・25には、上端
に、外方へ突出するフランジ部27が形成されている。
各フランジ部27は、ケース19をインパネ1に連結す
るためのインパネ用取付部27を構成するものであり、
下方へ延びる取付ボルト27bを組付孔27aに圧入固
着させて、構成されている。各フランジ部27は、イン
パネ開口2の周縁のフランジ部3に設けられた連結孔3
aに、取付ボルト27bを挿入させ、ボルト27bにナ
ット4を螺合させることにより、インパネフランジ部3
に連結されている。
【0027】底壁部28は、各側壁部22・23・24
・25の下端から内側に延びるように形成されており、
車両の前後方向の部位には、それぞれ、リテーナ12の
各ボルト12aを挿通させるための貫通孔28aが形成
されている。なお、底壁部28の車両前後方向の部位の
下面には、それぞれ、押え部材40の横板部40aが当
接して配置されることとなる。
【0028】下部室30は、底壁部28の内側端部から
下方へ延びる略四角筒形状の周壁部31と、周壁部31
の下端を塞ぐ底壁部36と、を備えて構成されている。
周壁部31は、車両の前後方向で対向する位置に配置さ
れる前・後側壁部32・33と、車両の左右方向で対向
する位置に配置される左・右側壁部34・35と、から
構成されており、左・右側壁部34・35には、インフ
レーター16を保持するための保持孔34a・35aが
形成されている。保持孔34a・35aは、内径寸法
を、相互に同一とするとともに、インフレーター16の
本体16aを挿通可能としてフランジ部16cを挿通不
能とする寸法としている。
【0029】そして、保持孔34a・35aの一方(実
施形態では保持孔35a)には、円板状の当板39が配
設され、この当板39とナット17とを使用して、イン
フレーター16がケース19に収納保持されている。当
板39は、保持孔34a・35aの内径寸法より大きな
外径寸法とし、当板39の中央には、インフレーター1
6のボルト部16dを挿通可能な貫通孔39aが形成さ
れている。
【0030】インフレーター16のケース19への収納
保持について述べれば、ボルト部19d側を、ケース1
9の保持孔34aから挿入して保持孔35a側から突出
させ、フランジ部16cを保持孔34aの周縁に当接さ
せて、さらに、貫通孔39aからボルト部19dを突出
させつつ、当板39を保持孔35aの周縁に当接させ、
ボルト部19dにナット17を螺合させれば、インフレ
ーター16をケース19の下部室30に収納保持するこ
とができる。
【0031】なお、実施形態のケース19では、下部室
30における左・右側壁部34・35の保持孔34a・
35aが相互に等しい内径寸法としているため、当板3
9を保持孔34aの周縁34a側に当てるようにすれ
ば、インフレーター16を、左右方向を逆にして、ケー
ス下部室30内に収納保持させることができる。
【0032】また、ケース下部室30の底壁部36に
は、ケース16をボディ6に取り付けるためのボディ用
取付部37が形成されている。ボディ用取付部37は、
底壁部36から四角錐台形に下方へ凹むように形成され
るとともに、その底部に形成された組付孔37aに取付
ナット37bが圧入固着されて、構成されている。ボデ
ィ用取付部37は、ボディ6側のリンフォース7から延
びるブラケット8に取り付けられるものであり、ボルト
9を、ブラケット8に設けられた連結孔8aを経て、ナ
ット37bに螺合させることにより、ブラケット8に取
り付けられている。
【0033】そして、実施形態のケース19は、インパ
ネ用取付部27・ボディ用取付部37・係止突起26を
含めて、上部室20・下部室30が、二本のボルト27
bと・一個のナット37bとを使用して、一枚の板金か
ら、打ち抜き・孔明け・深絞り・トリミング等を利用し
たプレス加工により、製造されている。
【0034】このケース19の製造を説明すると、ま
ず、図6のA・Bに示すように、一枚の板金素材P0か
ら、プレス加工により、上部室20と下部室30との展
開形状に略対応した形状を打ち抜いて、打ち抜き素材P
1を形成する。この打ち抜き素材形成工程では、同時
に、所定位置に、孔明け加工により、各係止突起26の
挿通孔26aを形成するとともに、打ち抜き加工によ
り、フランジ部27の外形形状を形成しておく。
【0035】ついで、図7のAに示すように、打ち抜き
素材P1に、プレス加工による第1深絞り加工を施し
て、上部室20の外形形状に対応する形状を賦形した上
部室賦形素材P2を製造する。この第1深絞り加工工程
では、同時に、各組付孔27aを形成するとともに、各
組付孔27aに各取付ボルト27bを打ち込んで、イン
パネ用取付部27を形成する。
【0036】なお、第1深絞り加工工程後、上部室20
における周壁部21の上部付近が、奇麗に加工されない
場合には、適宜、トリミング加工やシェービング加工等
を行なっても良い。
【0037】その後、図7のBに示すように、プレス加
工により、挿通孔26a付近に切り込みを入れるととも
に外方へ突き出して、上部室賦形素材P2に係止突起2
6を賦形した上部室賦形素材P3を、形成する。なお、
これらの係止突起26は、挿通孔26aの孔明け加工時
に、同時に形成しておいても良い。
【0038】さらに、図8のAに示すように、プレス加
工による第2深絞り加工を施して、上部室賦形素材P3
の中央に、下部室30の外形形状に対応する形状を賦形
した下部室賦形素材P4を製造する。この第2深絞り加
工時、同時に、孔明け加工により、上部室20の底壁部
28に、貫通孔28aを形成するとともに、下部室30
の底壁部36に、組付孔37aを形成しつつナット37
bを打ち込んで、ボディ用取付部37を形成する。な
お、このボディ用取付部37のナット37bは、上部室
賦形素材P2の製造時において、ボルト27bを打ち込
むとともに、同時に、所定位置にナット37bを打ち込
んで、配置させておいても良い。
【0039】そして、下部室賦形素材P4を製造したな
らば、図8のBに示すように、プレス加工による孔明け
加工により、下部室30の左・右側壁部34・35に、
保持孔34a・35aを形成すれば、ケース19を製造
することができる。
【0040】このように製造したケース19を使用し
て、エアバッグ装置Mの組み立てを説明すると、予め、
各取付孔11cからボルト12aを突出させるように、
内部にリテーナ12を配設させた状態で、エアバッグ1
1を折り畳み、折り崩れしないように、折り畳んだエア
バッグ11を破断可能なラッピングシート14(図1・
2参照)でくるんでおく。
【0041】また、ケース19の下部室30に、インフ
レーター16を収納保持させておく。なお、インフレー
ター16の下部室30への組み付けは、蓋体41をケー
ス19に連結させた後の、エアバッグ装置Mの組み立て
直前に行なっても良い。
【0042】そして、リテーナ12の各ボルト12aを
ケース19の貫通孔28aから突出させるように、開口
20aから折り畳んだエアバッグ11を上部室20内に
収納させるとともに、さらに、上方から、蓋体41の側
壁部46・47を上部室20に外装し、側壁部46の各
係止孔46aに側壁部22・23の係止突起26を挿入
させる。
【0043】ついで、各挿入部40dを、側壁部46か
ら突出している係止突起26の挿通孔26aに挿通させ
るとともに、各貫通孔40bにボルト12aを挿入させ
て、ケース19の前後部位に押え部材40・40を配置
させて、さらに、各ボルト12aにナット13を螺合さ
せれば、エアバッグ装置Mの組立作業を完了させること
ができる。
【0044】このように組み立てたエアバッグ装置M
は、車両に組み付けた状態のインパネ1の開口2から挿
入させて、各係止脚45をフランジ部3に係止させると
ともに、各ボルト27bを、連結孔3aに挿入させて、
ナット4止めして、各インパネ用取付部27をインパネ
1と連結するとともに、さらに、ブラケット8の連結孔
8aを経て、ナット37bにボルト9を螺合させて、ボ
ディ用取付部37をボディ6に連結すれば、車両に搭載
することができる。
【0045】エアバッグ装置Mの車両への搭載後、イン
フレーター16のガス吐出口16bから膨張用ガスが吐
出されれば、エアバッグ11が、膨張して、ラッピング
シート14を破断するとともに、蓋体41の破断予定部
44を破断させて扉部43・43を図1の二点鎖線に示
すように開かせることにより、ケース上部室20の開口
20aから、大きく突出することとなる。
【0046】そして、実施形態のケース19は、一枚の
板金素材P0を、複数段階(実施形態では二段階)の深
絞りのプレス加工することによって、上部室20と下部
室30との外形形状が形成されていることから、後は、
プレス加工中に、適宜、所定部位に、プレス加工による
打ち抜きや孔明け等を併用すれば、溶接することなく、
ケース19の全体を製造することができる。
【0047】したがって、実施形態の助手席エアバッグ
装置用ケース19では、溶接を利用することなく、プレ
ス加工による深絞り・打ち抜き・孔明け等を利用するだ
けで、製造できることから、製造工数・コストを低減で
き、また、溶接代が不要であるため、軽量化を図ること
もできる。
【0048】さらに、実施形態のケース19では、板金
素材Pを塑性加工して、上部室20から下部室30まで
連続した一体物から形成していることから、気密性が向
上し、膨張用ガスの漏れを防止することも可能となる。
【0049】そして、実施形態では、プレス加工時に、
下部室30に、ボディ6に取り付けるためのボディ用取
付部37を一体的に形成しており、一層、ケース19の
製造工数・コストを低減することができる。
【0050】さらに、実施形態では、プレス加工時に、
上部室20に、インパネ1に取り付けるためのインパネ
用取付部27を一体的に形成しており、一層、ケース1
9の製造工数・コストを低減することができる。
【0051】なお、実施形態のボディ用取付部37は、
下部室30の底部に、凹部を設けて、その凹部の部位
に、ナット37bを固着させて、構成したものを示した
が、ボディ6に連結可能であれば、下部室30の周壁部
31に設けたり、あるいは、ナット37bの代わりにボ
ルトを打ち込んで形成しても良い。
【0052】同様に、実施形態のインパネ用取付部27
では、上部室20の上端にフランジ部27を設けて、そ
のフランジ部27に取付ボルト27bを固着させて、構
成したものを示したが、インパネ1に連結可能であれ
ば、ボルト27bの代わりにナットを打ち込んで形成し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のケースを使用した助手席
エアバッグ装置の使用態様を示す車両前後方向の縦断面
であり、図2のI−I部位に対応する。
【図2】同助手席エアバッグ装置の使用態様を示す車両
左右方向の縦断面図であり、図1のII−II部位に対応す
る。
【図3】同実施形態のケースの平面図である。
【図4】同実施形態のケースの正面図である。
【図5】同実施形態のケースの左側面図である。
【図6】同実施形態のケースの製造工程を順に説明する
図である。
【図7】同実施形態のケースの製造工程を順に説明する
図であり、図6の後の工程を示す。
【図8】同実施形態のケースの製造工程を順に説明する
図であり、図7の後の工程を示す。
【符号の説明】
1…(インストルメントパネル)インパネ、 6…ボディ、 11…エアバッグ、 16…インフレーター、 19…ケース、 20…上部室、 27…(インパネ用取付部)フランジ部、 30…下部室、 37…ボディ用取付部、 M…助手席エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 雄治 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 安田 洋 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA03 AA14 BB11 BB12 BB13 FF14 FF17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方を開口させて上部側に配置され、折
    り畳んだエアバッグを収納保持する上部室と、前記上部
    室と連通するように下部側に配置されて、前記エアバッ
    グに膨張用ガスを供給するためのインフレーターを収納
    保持する下部室と、を備えて構成される助手席エアバッ
    グ装置用ケースであって、 一枚の板金を、深絞りを伴うプレス加工することによっ
    て、前記上部室と前記下部室との外形形状が、形成され
    ていることを特徴とする助手席エアバッグ装置用ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記プレス加工時、前記下部室に、ボデ
    ィに取り付けるためのボディ用取付部が、一体的に形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席エ
    アバッグ装置用ケース。
  3. 【請求項3】 前記プレス加工時、前記上部室に、イン
    ストルメントパネルに取り付けるためのインパネ用取付
    部が、一体的に形成されていることを特徴とする請求項
    1若しくは請求項2に記載の助手席エアバッグ装置用ケ
    ース。
JP27766699A 1999-09-30 1999-09-30 助手席エアバッグ装置用ケース Withdrawn JP2001097162A (ja)

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