JP3887902B2 - エアバッグカバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳まれたエアバッグを覆って、エアバッグの膨張時にエアバッグを突出させるエアバッグカバーに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来のエアバッグカバーとしては、エアバッグ膨張時に、エアバッグを突出させる開き代を規制して開けるものとして、特開平7−285406号公報に記載されているものが知られている。なお、開き代の規制は、エアバッグカバーの周囲の部位との干渉防止や、突出するエアバッグの方向を規制する等のために、行なわれている。
【0003】
しかし、従来のエアバッグカバーでは、ベルト等の規制部材を連結させて、開き代を規制する構造であり、ベルト等を別途連結させることから、部品点数が多くなり、エアバッグ装置の製造工数・コストを増大させていた。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグ膨張時にエアバッグを突出させるための開き代を規制することとしても、エアバッグ装置の製造工数・コストの増加を抑えることができるエアバッグカバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエアバッグカバーは、折り畳まれたエアバッグを覆って、該エアバッグの膨張時に前記エアバッグを突出させる合成樹脂製のエアバッグカバーであって、
周縁に、取付部位に固着可能な複数の取付部が形成されるとともに、該取付部の少なくとも一つの周囲に、前記取付部を中心としたU字状の脆弱部が形成されて構成され、
前記エアバッグの膨張時に、前記脆弱部における「U」の字の上側となる両側部間の部位を破断させずに前記脆弱部を破断させて、周囲に前記脆弱部を形成した前記取付部の前記取付部位との連結状態を、前記脆弱部における「U」の字の上側となる両側部間の部位により、維持させて、周縁に前記エアバッグを突出可能な開き代を開けるように移動することを特徴とする。
【0006】
周囲に脆弱部を設けた前記取付部が複数配設させる場合、前記各脆弱部における「U」の字の下側となる底部側は、前記エアバッグを突出させる周縁側に向かせて、好ましくは、開き代を設けて開く縁の中央側に向かせて、配置させることが望ましい。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係るエアバッグカバーは、エアバッグの膨張時、取付部位との連結状態を維持して脆弱部を破断させ、周縁にエアバッグを突出可能な所定の開き代を開けるように移動することとなる。なお、エアバッグカバーにおける取付部位との連結状態は、取付部の周囲において、脆弱部の「U」の字の上側となる両側部間が破断されないため、維持されることとなる。そして、この連結状態の維持が、エアバッグを突出させるように開く開き代を、規制する役目を果たす。
【0008】
すなわち、本発明に係るエアバッグカバーでは、単に、取付部の周囲にU字状の脆弱部を設けるだけで、エアバッグの膨張時に所定の開き代を開けるように移動でき、脆弱部が、エアバッグカバーの成形時に一体的に薄肉にする等して簡単に形成することができて、別途ベルト等の部品を組み付けなくとも良いことから、エアバッグ装置の製造工数・コストの増加を抑えることができる。
【0009】
そして、周囲に脆弱部を設けた取付部を、エアバッグカバーの周縁に複数配設させる場合、各脆弱部の破断時に、各取付部の周囲において、最も移動量が大きくなるのが、「U」の字の下側となる底部側であって、各脆弱部における「U」の字の下側となる底部側を、所定方向に向ければ、その方向のエアバッグカバー周縁に、脆弱部破断時に大きな隙間が生じ、その隙間からエアバッグを容易に突出させることができて、エアバッグ膨張時のエアバッグ突出方向を容易に設定することができることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
第1実施形態のエアバッグカバー8は、図1〜3に示すように、車両の助手席前方のインストルメントパネル(以下、インパネと略す)1の部位に配置される助手席用のエアバッグ装置M1に使用されるものである。
【0012】
エアバッグ装置M1は、折り畳まれて収納されて所定時膨張する袋状のエアバッグ2と、エアバッグ2の膨張用のガスをガス吐出口3aから吐出する円柱状のインフレーター3と、インフレーター3からの膨張用ガスの流れを規制する板金製のディフューザー6と、エアバッグ2・インフレーター3・ディフューザー6・エアバッグカバー8を収納・保持する板金製のケース4と、を備えて構成されている。なお、エアバッグ装置M1は、エアバッグカバー8の他に、ケース4に取り付けられるエアバッグカバー7も備えて構成されている。
【0013】
ケース4は、底壁4aと、底壁4a周縁から上方へ略四角筒形状に延びる側壁4cと、を備えた箱形状として構成され、側壁4cの上端には、段差を有して外方へ延びるフランジ部4dが形成されている。底壁4aには、複数の貫通孔4bが形成され、フランジ部4dには、多数の取付孔4eが形成されている。
【0014】
ディフューザー6は、軸方向を車両の左右方向とした6角筒形状として、袋状のエアバッグ2の内部に収納されるように構成され、上部に膨張用ガスを流出させるガス流通孔6aを開口させ、底部に、エアバッグ2を貫通してさらにケース4の各貫通孔4bを貫通する複数のボルト6bを備えて構成されている。各ボルト6bは、車両フレームから延びるブラケット11にナット12止めされて、エアバッグ装置M1を車両に固定する役目を果たす。
【0015】
エアバッグカバー7・8は、射出成形等で形成される合成樹脂製として、ケース4の側壁4cで囲まれた開口を前後で塞ぐように、ケース4のフランジ部4dに固着されている。
【0016】
エアバッグカバー7は、エアバッグ2の膨張時に開く扉部7aを備えたオレフィン系若しくはスチレン系の熱可塑性エラストマー等の合成樹脂から形成されている。扉部7aは、後方側をヒンジ部7cとしており、左右両側の縁は、薄肉の破断予定部7bで囲まれている。各破断予定部7bは、エアバッグ2の膨張時に、エアバッグ2に押されて破断することとなる。なお、破断予定部7bもヒンジ部7cもエアバッグカバー7の裏面側に凹溝を設けられて形成されているが、破断予定部7bの凹溝の方が深く形成されている。
【0017】
そして、エアバッグカバー7の下面の扉部7aの周囲における後部側と左右両側とには、下端に取付孔7eを開口させた円柱状の5つの取付ボス7dが突設されている。各取付ボス7bは、ケース4の後部側のフランジ部4dの下方から、各取付孔4eを経て取付孔7eに螺着されるビス5により、ケースフランジ部4dに固着されることとなる。
【0018】
エアバッグカバー8は、オレフィン系若しくはスチレン系の熱可塑性エラストマー等の合成樹脂から形成され、周縁下面における前部側と左右両側とには、下端に取付孔8bを開口させた円柱状の5つの取付ボス8aが突設されている。各取付ボス8aは、取付部位としてのケースフランジ部4dに固着される取付部を構成するものであり、ケース4の前部側のフランジ部4dの下方から、各取付孔4eを経て取付孔8bに螺着されるビス5により、ケースフランジ部4dに固着されることとなる。
【0019】
そして、エアバッグカバー8における各取付ボス8aの周囲には、各取付ボス8aを中心としたU字状の脆弱部9が形成されている。各脆弱部9は、エアバッグカバー8の肉厚を薄くして構成されるとともに、「U」の字の下側となる底部9a側を、エアバッグ2を突出させる周縁側、すなわち、エアバッグカバー8の前縁中央8F側、に向かせて配置させている。
【0020】
エアバッグ装置M1の組み立ては、まず、内部にディフューザー6を配置させた状態でエアバッグ2を袋状に縫合し、ついで、エアバッグ2を折り畳み、その後、ディフューザー6ごとエアバッグ2をケース4内に収納する。その際、ディフューザー6の各ボルト6bは、ケース底壁4aの貫通孔4bから突出させておく。
【0021】
その後、ケース側壁4cの所定方向からインフレーター3を入れ、インフレーター3を、エアバッグ2・ディフューザー6内に挿通させて、ケース側壁4cに取付固定する。
【0022】
そして、エアバッグカバー7・8をビス5を利用してケースフランジ部4dに固着させれば、エアバッグ装置M1を組み立てることができる。
【0023】
さらに、車両に装着されたインパネ1の開口1aにエアバッグカバー7・8を配置させて、各ボルト6bをブラケット11にナット12止めすれば、エアバッグ装置M1を車両に取り付けることができる。
【0024】
車両への取付後、インフレーター3が作動して、ガス吐出口3aから膨張ガスが吐出されたならば、エアバッグ2が膨張して、エアバッグカバー7・8を押し上げることとなる。
【0025】
そして、エアバッグカバー7では、図3の二点鎖線で示すように、破断予定部7bが破断して、扉部7aがヒンジ部7cを回転中心として開く。
【0026】
また、エアバッグカバー8では、各脆弱部9が破断し、図4に示す状態から図5に示す状態に、カバー8の前縁中央8F側に開き代Hを設けるように、湾曲しつつ移動する。
【0027】
そのため、エアバッグカバー7の開いた扉部7aの開口と、移動したエアバッグカバー8の開き代Hと、から、エアバッグ2が、突出して大きく膨張することとなる。
【0028】
したがって、第1実施形態のエアバッグカバー8では、エアバッグ2の膨張時、取付部位であるケースフランジ部4cとの連結状態を維持して脆弱部9を破断させ、エアバッグ2を突出可能な所定の開き代Hを開けるように移動することとなる。
【0029】
そして、エアバッグカバー8におけるケースフランジ部4cとの連結状態は、各取付ボス8aの周囲において、脆弱部9の「U」の字の上側となる両側部9b・9b間が破断されないため、維持され、この連結状態の維持が、エアバッグ2を突出させるように開く開き代Hを、規制する役目を果たすこととなる。
【0030】
すなわち、第1実施形態のエアバッグカバー8では、単に、取付ボス8aの周囲にU字状の脆弱部9を設けるだけで、エアバッグ2の膨張時に所定の開き代Hを開けるように移動でき、脆弱部9が、エアバッグカバー8の成形時に一体的に薄肉にする等して簡単に形成することができて、別途ベルト等の部品を組み付けなくとも良いことから、エアバッグ装置M1の製造工数・コストの増加を抑えることができる。
【0031】
そして、第1実施形態では、各脆弱部9における「U」の字の下側となる底部9a側を、エアバッグカバー8の前縁中央8F側に向かせるように、構成されている。そのため、各脆弱部9の破断時に、各取付ボス8aの周囲において、最も移動量が大きいのが、「U」の字の下側となる底部9a側であって、各脆弱部9における「U」の字の下側となる底部9a側を、エアバッグカバー8の前縁中央8F側に向ければ、その方向のエアバッグカバー8の周縁に、脆弱部9の破断時に大きな開き代Hが生じ、その大きな開き代Hからエアバッグ2を容易に突出させることができて、膨張時のエアバッグ2の突出方向を容易に設定することができることとなる。
【0032】
第2実施形態のエアバッグカバー28は、図6〜8に示すように、車両のドアトリム21の部位に配置される側突用のエアバッグ装置M2に使用されるものである。
【0033】
エアバッグ装置M2は、折り畳まれて収納される袋状のエアバッグ22と、エアバッグ22に膨張用のガスを供給するインフレーター24と、折り畳まれたエアバッグ22を覆うエアバッグカバー28と、エアバッグ22・インフレーター24・エアバッグカバー28を保持するケース26と、を備えて構成されている。
【0034】
エアバッグ22は、下部に開口22aを備えて構成され、略四角環状のリテーナ23を利用してケース26に取り付けられている。リテーナ23は、エアバッグ開口22aの周縁の複数の貫通孔22bを貫通するボルト23aを備え、各ボルト23aを貫通孔22bとケース26の後述する貫通孔26hとに貫通させてナット23b止めすることにより、エアバッグ22がケース26に取り付けられている。
【0035】
インフレーター24は、複数のガス吐出口24bを有した円柱状の本体部24aの一端に円盤状の大径部24cが形成され、他端にボルト部24dが形成されて構成されている。このインフレーター24のケース26への取り付けは、ケース26の支持壁26bの凹部26cに本体部24aを収納させるとともに、支持壁26dの貫通孔26eにボルト部24dを貫通させて、ボルト部24dにナット25を螺合させ、ケース26に固着された板金製の係止帯26fを、本体部24aをくるむようにかしめることにより、行なっている。
【0036】
ケース26は、板金製として、インフレーター24を収納する収納凹部26aと、収納凹部26aの周縁で略鉛直面に沿って広がる段差部26gと、段差部26gの周縁で、さらに段差を有して略鉛直面に沿って広がるフランジ部26iと、を備えて構成されている。
【0037】
収納凹部26aには、既述したように、凹部26cを有した支持壁26b、貫通孔26eを有した支持壁26d、及び、係止帯26f、が形成されている。段差部26gには、リテーナ23の各ボルト23aを挿通させる貫通孔26hが形成されている。フランジ部26iには、左右の部位に、エアバッグカバー28の後述する取付ボス28aを固着するための取付孔26jが形成されている。さらに、フランジ部26iには、車両のドアに配置されたブラケット31にボルト32止めする所定数の取付孔26kが形成されている。
【0038】
エアバッグカバー28は、第1実施形態と同様に、オレフィン系若しくはスチレン系の熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製として射出成形等により形成され、周縁裏面における左右両側には、先端に取付孔28bを開口させた取付部としての円柱状の取付ボス28aが突設されている。各取付ボス28aは、ケース26のフランジ部26iの裏面側から、各取付孔26jを経て取付孔28bに螺着されるビス27により、ケースフランジ部26iに固着されることとなる。
【0039】
そして、エアバッグカバー28における2つの取付ボス28aの周囲には、各取付ボス28aを中心とした薄肉のU字状の脆弱部29が形成されている。各脆弱部9は、「U」の字の下側となる底部29a側を、エアバッグ2を突出させる周縁側、すなわち、エアバッグカバー28の上縁中央28U側、に向かせて配置させている。
【0040】
このエアバッグ装置M2の組み立ては、まず、各ボルト23aを貫通孔22bから突出させるようにエアバッグ22内にリテーナ23を配置させて、エアバッグ22を折り畳み、その後、貫通孔26hを経て各ボルト23aをナット23b止めすることにより、インフレーター24を取付済みのケース26に対して、エアバッグ22を取り付ける。ついで、各取付ボス28aを取付孔26jに一致させ、ビス27を各取付孔26jを経て取付孔28bに螺着させれば、エアバッグカバー28をケース26に固着することができて、エアバッグ装置M2を組み立てることができる。
【0041】
組み立てたエアバッグ装置M2は、各取付孔26kを挿通させてねじ孔31aに螺合させるボルト32を利用して、ドアトリム21のブラケット31に取り付け、ついで、所定のアームレスト33等をドアトリム21に組み付けて、ドアトリム21を車両に組み付ければ、エアバッグ装置M2を車両に取り付けることができる。
【0042】
エアバッグ装置M2の車両への取付後、インフレーター24のガス吐出口24bから膨張用ガスが吐出されれば、エアバッグ22が、エアバッグカバー28を押して膨張することとなる。
【0043】
その際、エアバッグカバー28は、各脆弱部29が破断し、図8に示す状態から図9に示す状態に、カバー28の上縁中央28U側に開き代Hを設けるように、湾曲しつつ移動する。
【0044】
そのため、図10に示すように、移動したエアバッグカバー28の開き代Hから、エアバッグ22が、突出して大きく膨張することとなる。
【0045】
したがって、第2実施形態のエアバッグカバー28では、エアバッグ22の膨張時、取付部位であるケースフランジ部26iとの連結状態を維持して脆弱部29を破断させ、エアバッグ22を突出可能な所定の開き代Hを開けるように移動することとなる。
【0046】
そして、エアバッグカバー28におけるケースフランジ部26iとの連結状態は、各取付ボス28aの周囲において、脆弱部29の「U」の字の上側となる両側部29b・29b間が破断されないため、維持され、この連結状態の維持が、エアバッグ22を突出させるように開く開き代Hを、規制する役目を果たすこととなる。
【0047】
このような第2実施形態のエアバッグカバー28でも、第1実施形態と同様に、単に、取付ボス28aの周囲にU字状の脆弱部29を設けるだけで、エアバッグ22の膨張時に所定の開き代Hを開けるように移動でき、脆弱部29が、エアバッグカバー28の成形時に一体的に薄肉にする等して簡単に形成することができて、別途ベルト等の部品を組み付けなくとも良いことから、エアバッグ装置M2の製造工数・コストの増加を抑えることができる。
【0048】
また、第2実施形態でも、各脆弱部29における「U」の字の下側となる底部29a側を、エアバッグカバー28の上縁中央28U側に向かせるように、構成させているため、脆弱部9の破断時に、その方向のエアバッグカバー28の周縁に、大きな開き代Hが生じ、その開き代Hからエアバッグ22を容易に上方へ突出させることができる。
【0049】
なお、各実施形態のエアバッグカバー8・28では、取付部位としてのケースフランジ部4d・26iに固着させる部位が、全て、脆弱部9・29を周囲に配置させた取付部としての取付ボス8a・28aとした場合を示した。しかし、エアバッグカバーが、周縁の一方の縁側だけに、開き代を設けるように移動する構造とする場合、カバー周縁において、開き代を設ける側に、脆弱部9・29を周囲に設けた取付部8a・28aを設け、開き代を設けない側には、脆弱部9・29を設けない単なる取付ボスで所定の取付部位に固着させるように構成しても良く、その場合には、脆弱部を設けた取付部は、1個やあるいは複数でも良い。逆に、カバー周縁に、各実施形態のような脆弱部を設けた取付部の他に、取付部の周囲を完全に囲む円状の脆弱部を設けた部位を設け、その部位では、エアバッグの膨張時に取付部位との固着状態を解除するような構造として、エアバッグカバーを構成しても良い。
【0050】
また、各実施形態では、助手席用のエアバッグ装置M1や側突用のエアバッグ装置M2に使用されるエアバッグカバー8・28について説明したが、本発明は、折り畳まれたエアバッグを覆って、エアバッグの膨張時にエアバッグを突出させるための開き代を規制しつつ移動するエアバッグカバーであれば、実施形態に限定されるものでなく、ステアリングホイール、ルーフ、ルールサイドレール、ピラー等に配置されるエアバッグ装置のエアバッグカバーに本発明を使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施形態のエアバッグカバーが使用されるインパネの斜視図である。
【図2】同実施形態のエアバッグカバーの使用態様を示す平面図である。
【図3】同実施形態の断面図であり、図2の III− III部位に対応する。
【図4】同実施形態のエアバッグカバーの移動前の状態を示す断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。
【図5】同実施形態のエアバッグカバーの移動後の状態を示す断面図である。
【図6】第2実施形態のエアバッグカバーが使用されるエアバッグ装置の正面図である。
【図7】同実施形態の使用態様を示す断面図であり、図6の VII− VII部位に対応する。
【図8】同実施形態の使用態様を示す断面図であり、図6のVIII−VIII部位に対応する。
【図9】同実施形態のエアバッグカバーの移動後の状態を示す断面図である。
【図10】同実施形態のエアバッグ装置におけるエアバッグ膨張時の状態を示す概略図である。
【符号の説明】
2・22…エアバッグ、
4・26…ケース、
4d・26i…(取付部位)フランジ部、
8・28…エアバッグカバー、
8a・28a…(取付部)取付ボス、
9・29…脆弱部、
9a・29a…底部、
H…開き代。
Claims (3)
- 折り畳まれたエアバッグを覆って、該エアバッグの膨張時に前記エアバッグを突出させる合成樹脂製のエアバッグカバーであって、
周縁に、取付部位に固着可能な複数の取付部が形成されるとともに、該取付部の少なくとも一つの周囲に、前記取付部を中心としたU字状の脆弱部が形成されて構成され、
前記エアバッグの膨張時に、前記脆弱部における「U」の字の上側となる両側部間の部位を破断させずに前記脆弱部を破断させて、周囲に前記脆弱部を形成した前記取付部の前記取付部位との連結状態を、前記脆弱部における「U」の字の上側となる両側部間の部位により、維持させて、周縁に前記エアバッグを突出可能な開き代を開けるように移動することを特徴とするエアバッグカバー。 - 周囲に脆弱部を設けた前記取付部が複数配設され、
前記各脆弱部における「U」の字の下側となる底部側が、前記エアバッグを突出させる周縁側に向いて配置されていることを特徴とする請求項1記載のエアバッグカバー。 - 前記各脆弱部における「U」の字の下側となる底部側が、前記エアバッグを突出させるように開き代を設けて開く縁の中央側に向いて配置されていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグカバー。
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