JP3666996B2 - エアバッグケース - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグを収納して車両のインストルメントパネル等に配設されるエアバッグケースの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の衝突時における車室内の乗員保護のため、インストルメントパネル等にエアバッグを装着することが広く行われている。このエアバッグは一般にエアバッグケース内に収納されて車両に装着され、車両衝突時にガス発生器からガスが発生させられることによりエアバッグケースから膨出させられるようになっている。図9および図10に示すエアバッグケース100はその一例で、容器状のケース本体102の開口周縁部の内側にエアバッグ104の開口周縁部が固定された状態で、そのケース本体102内にエアバッグ104を収納するようになっている。また、このエアバッグケース100は、エアバッグ104を収納した状態でケース本体102の開口部を覆蓋するドア106を備えており、ドア106の取付部108がケース本体102の開口周縁部の外側に固定されている。ケース本体102の開口部は長方形状を成しており、取付部108はその長方形の4辺に分離して設けられている。
【0003】
上記ケース本体102の開口周縁部、エアバッグ104の開口周縁部、およびドア106の取付部108には、各辺毎にそれぞれ複数の貫通孔が形成されている一方、エアバッグ104の開口周縁部の内側に配設されるリテーナ110には複数のボルト112が固設されており、それ等のボルト112がエアバッグ104、ケース本体102、および取付部108の貫通孔を貫通させられ、取付部108の外側からナット114が螺合されることにより、それ等が一体的に固定されるようになっている。リテーナ110は、ケース本体102の開口部の4辺に対応して4つに分割して用意される。図11は、上辺または下辺に用いられるリテーナ110で、この例では4個のボルト112が固設されている。
【0004】
一方、本願出願人は、先に出願した特願平8−6628号において、容器状のケース本体の開口周縁部内側にエアバッグの開口周縁部が固定された状態で、そのケース本体内にそのエアバッグを収納するとともに、そのエアバッグを収納した状態でそのケース本体の開口部を覆蓋するドアの取付部がそのケース本体の開口周縁部外側に固定されるエアバッグケースであって、(a) 前記ケース本体の開口周縁部、前記エアバッグの開口周縁部、および前記ドアの取付部にはそれぞれ複数の貫通孔が設けられている一方、(b) その複数の貫通孔に跨がって位置するように長手形状を成し、前記エアバッグの開口周縁部の内側に配設されるとともに、そのエアバッグ、前記ケース本体、および前記ドアの取付部の貫通孔をそれぞれ貫通してその取付部の外側まで突き出す複数の係止部が一体に設けられたリテーナと、(c) そのリテーナと略同じ長さ寸法を有して前記ドアの取付部の外側に配設され、そのリテーナの複数の係止部に係止されることにより、そのリテーナ、前記エアバッグ、および前記ドアの取付部をそれぞれ前記ケース本体に対して離脱不能とするストッパとを有するものを提案した。このようなエアバッグケースによれば、エアバッグの開口周縁部の内側にリテーナを配設し、そのリテーナに設けられた複数の係止部をそれぞれ貫通孔内に挿入してドアの取付部の外側まで突き出させ、その複数の係止部にストッパを係止させれば良いため、部品点数が少なくて組付け作業を容易且つ迅速に行うことができるとともに製造コストが低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなドアありタイプのエアバッグケースは、ケース本体はインパネリインフォースメント等の車体側に固設される一方、ドアはインパネ等の内装部品の所定位置に位置決めされるため、ケース本体とドアとが一体的に固定されていると、各部の寸法誤差などによりドアが位置ずれを生じる可能性があった。
【0006】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、各部の寸法誤差などに拘らずエアバッグケースのケース本体およびドアをそれぞれ所定の位置に取り付けることができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、容器状のケース本体の開口周縁部内側にエアバッグの開口周縁部が固定された状態で、そのケース本体内にそのエアバッグを収納するとともに、そのエアバッグを収納した状態でそのケース本体の開口部を覆蓋するドアの取付部がそのケース本体の開口周縁部外側に取り付けられるエアバッグケースであって、(a) 前記ケース本体の開口周縁部、前記エアバッグの開口周縁部、および前記ドアの取付部にはそれぞれ複数の貫通孔が設けられている一方、(b) その複数の貫通孔に跨がって位置するように長手形状を成し、前記エアバッグの開口周縁部の内側に配設されるとともに、そのエアバッグ、前記ケース本体、および前記ドアの取付部の貫通孔をそれぞれ貫通してその取付部の外側まで突き出す複数の係止部が一体に設けられたリテーナと、(c) そのリテーナと略同じ長さ寸法を有して前記ドアの取付部の外側に配設され、そのリテーナの複数の係止部に係止されることにより、そのリテーナ、前記エアバッグ、および前記ドアの取付部をそれぞれ前記ケース本体に対して離脱不能とするストッパと、(d) そのストッパおよび前記ケース本体の一方に一体的に設けられ、前記ドアの取付部に設けられた貫通孔を貫通してそのストッパおよびケース本体の他方と係合させられることにより、そのケース本体とストッパとの間でそのドアの取付部が所定の遊びを有するように、前記リテーナによって許容される範囲でそのストッパをケース本体から最も離間する位置に位置決めするサポートとを有することを特徴とする。
【0008】
第2発明は、上記第1発明のエアバッグケースにおいて、前記ケース本体が金属材料製で、前記サポートはそのケース本体の一部が切り起こされたものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
本発明のエアバッグケースは、ストッパおよびケース本体の一方に設けられたサポートにより、リテーナの係止部に係止されるストッパがケース本体から最も離間する位置に位置決めされ、ケース本体とストッパとの間でドアの取付部が所定の遊びを有するようになっているため、各部の寸法誤差等に拘らずドアおよびケース本体をそれぞれ所定位置に組み付けることができる。また、ストッパはサポートおよびリテーナによって位置決めされるため、それ等ががたついて異音等を発生する恐れがないとともに、エアバッグの開口周縁部はケース本体とリテーナとの間で挟圧されて固定される。
【0010】
第2発明では、金属材料製のケース本体の一部を切り起こして上記サポートを形成しているため、別体に作製されたサポートをケース本体またはストッパに溶接などで一体的に固設する場合に比較して、部品点数や加工工数が少なくなって製造コストを低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
ここで、ドアはケース本体に対して所定の遊びを有する状態で取り付けられるが、その遊びの形態は、ケース本体の開口平面に対して垂直な方向(エアバッグの膨出方向)へ相対移動できるものでも良いし、開口平面と平行な平面内で所定の方向へ相対移動できるものでも良く、組付誤差の形態などに応じて適宜定められる。例えばドアの取付部に設けられる貫通孔の大きさを、リテーナの係止部やサポートよりも大きくすることにより、所定の方向に遊びを設けることができる。遊びの大きさは、組付誤差などに応じて適宜定められる。
【0012】
車両への組付時に、ドアは例えば内装部品側で位置決めされ、ケース本体は車体側で位置決めされる。ドアが位置決めされる内装部品側の部材は、例えばインパネ(インストルメントパネル)等で、ドアはボルト等の固定手段で固定されるようになっていても良いが、嵌合などで位置決めされるだけでも良い。ケース本体が位置決めされる車体側の部材は、例えばインパネリインフォースメント等で、ケース本体は一般にボルト、溶接等の固定手段で固定される。
【0013】
リテーナやストッパの形態は、前記特願平8−6628号に記載されているように種々の形態を採用でき、例えばリテーナに設けられる係止部が門型の場合は、ストッパは、その門型係止部の内側を挿通させられるように構成される。この場合のストッパは、単なる棒状の部材で複数の係止部の一端から他端まで挿通させられるものであっても良いが、係止部と同じ間隔で複数の爪部を設け、個々の爪部をそれぞれ略同じタイミングで複数の係止部に係止できるようにすることもできる。門型係止部に限らず複数の係止部に対応して複数の爪部を設けた場合には、ストッパの組付ストロークが短くなるとともに、その組付ストローク分のサポートの移動を許容する貫通孔を取付部に形成すれば、ストッパ側にサポートを設けることが可能である。
【0014】
また、前記リテーナやストッパは、それぞれケース本体の開口部の形状に倣って変形可能な単一の部材にて構成することも可能であるが、ケース本体の開口部が複数の直線状部分から成る角形状を成している場合は、その直線状部分すなわち各辺毎に分割された直線状の複数の部材にて構成することが望ましい。すなわち、ケース本体の開口部が長方形などの角形状を成している場合には、そのケース本体の開口周縁部、エアバッグの開口周縁部、ドアの取付部の各辺毎にそれぞれ複数の貫通孔を形成し、その各辺毎にリテーナおよびストッパを用いて離脱不能とするのであり、全体としてケース本体に対してドアが所定の遊びを有するようになっておれば良い。
【0015】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるエアバッグケース10の斜視図で、図2は図1におけるII−II断面図、図3は図1における III− III断面図、図4はエアバッグケース10の主要な部材の組付け前の状態を示す分解図である。このエアバッグケース10は、例えば自動車の助手席前方のインパネに装着されるもので、上下方向の断面が略U字形状を成すとともに開口部が長方形状を成している容器状のケース本体12内には、合成樹脂等から成る袋状のエアバッグ14が収納されているとともに、ケース本体12の開口部は合成樹脂製のドア16によって覆蓋されている。ドア16はケース本体12に対して所定の遊びを有して取り付けられており、ケース本体12はインパネリインフォースメント等の車体側の部材にボルト、溶接等の固定手段で固定される一方、ドア16はインパネ等の内装部品側の部材に嵌合などによって位置決めされる。
【0016】
エアバッグ14は、前記図10の場合と同様に、その開口部がケース本体12の開口部に対向する姿勢で開口周縁部がケース本体12の開口周縁部の内側に取り付けられ、折り畳んだり巻き込んだりした状態でケース本体12内に収納されており、ケース本体12内に配設されたガス発生器から車両衝突時に所定のガスが発生させられることにより、ケース本体12の開口部から外部に膨出させられる。また、ドア16は、ケース本体12の開口部に対応する長方形状を成しているとともに、各辺毎に取付部16aが一体的に設けられてケース本体12の4つの側壁の外側にそれぞれ取り付けられている一方、上記エアバッグ14の膨張時には前面の一部が開かれてエアバッグ14がケース本体12から膨出することを許容するようになっている。
【0017】
上記エアバッグ14およびドア16の取付部16aは、ケース本体12の4つの側壁毎にリテーナ20、およびストッパ24によってケース本体12に取り付けられるようになっている。ケース本体12の開口周縁部のうち上側に位置する上部側壁、すなわち図1および図4における上側の側壁部分の組付構造について具体的に説明すると、その上部側壁には開口端縁に沿って4つの貫通孔26が形成されているとともに、エアバッグ14の開口周縁部のうち上記上部側壁に取り付けられる部分、およびドア16の4つの取付部16aのうち上部側壁に取り付けられるものには、それぞれ上記貫通孔26に対応して同じ位置に4つの貫通孔28、30が形成されている。取付部16aには、それ等の貫通孔30の両側および中央の計3箇所に、更に貫通孔30と略同じ大きさの貫通孔32が形成されている。
【0018】
図4に示されているリテーナ20、およびストッパ24は、この上部側壁に対する組付けに使用するものである。リテーナ20はエアバッグ14の開口周縁部の内側に配設されるもので、上記4つの貫通孔26に跨がって位置するように上部側壁と略同じ長さ寸法を有する長手形状を成しているとともに、貫通孔28,26、および30を共に貫通して取付部16aの外側まで突き出すように略コの字形状を成す門型の係止部20aが、各貫通孔28,26,30に対応して長手方向に離間して4個設けられている。このリテーナ20は板金製で、曲げプレス加工によって係止部20aが形成されている。そして、取付部16aから突き出している門型係止部20aの内側に棒状のストッパ24が一端部から挿入されると、リテーナ20がケース本体12に対して離脱不能とされ、そのリテーナ20によりエアバッグ14およびドア16がケース本体12に対して一体的に取り付けられる。
【0019】
上記係止部20aの高さ寸法(門型の内寸法)は、エアバッグ14、ケース本体12、ドア16の取付部16a、ストッパ24の各肉厚を加算した寸法よりも大きい一方、ケース本体12の外側面には、前記貫通孔32に対応して3個のサポート34が溶接等により一体的に固設されており、ストッパ24をリテーナ20により許容される範囲でケース本体12から最も離間する位置に位置決めしている。これにより、エアバッグ14の開口周縁部はリテーナ20とケース本体12との間で挟まれて確実に固定される一方、ドア16の取付部16aは、ケース本体12とストッパ24との間に所定の遊び(例えば数mm程度)を有する状態で取り付けられる。ケース本体12の下部側壁および左右の側壁にも、同様にしてエアバッグ14の開口部の各辺およびドア16の他の取付部16aが取り付けられるが、ドア16の取付部16aに形成された貫通孔30,32は、係止部20a、サポート34との間に所定の遊び(例えば数mm程度)を有するように大きめに定められており、これにより、ドア16はケース本体12の開口平面に対して垂直な方向(エアバッグ14の膨出方向)、およびその開口平面と平行な平面内の任意の方向へ相対移動することが許容される。
【0020】
このように、本実施例のエアバッグケース10は、ドア16がケース本体12に対して所定の遊びを有する状態で取り付けられているため、各部の寸法誤差などに拘らず、車両への組付時にケース本体12およびドア16をそれぞれインパネリインフォースメントやインパネ等に正しく位置決め固定できるようになる。
【0021】
また、ケース本体12に設けられたサポート34により、リテーナ20の係止部20aに係止されるストッパ24がケース本体12から最も離間する位置に位置決めされるため、それ等ががたついて異音等を発生する恐れがないとともに、エアバッグ14の開口周縁部はケース本体12とリテーナ20との間で挟圧されて確実に固定される。
【0022】
なお、上記実施例では別体に構成されたサポート34が溶接等によってケース本体12に固設されていたが、図5および図6に示すように、金属材料製(板金製)のケース本体12の一部を切り起こして曲げ加工することにより、ケース本体12と一体にサポート40を形成することも可能で、その場合はプレス加工によって容易に成形でき、部品点数や加工工数が少なくなって製造コストが低減される。必要に応じて、図7のように補強リブ42を設けることも可能である。
【0023】
また、上記実施例では単純な棒状のストッパ24が用いられていたが、図8に示すように長手状の本体部44aに係止部20aに対応して複数の切欠穴44bが形成されるとともに、その切欠穴44bにそれぞれ爪部44cが設けられ、その複数の爪部44cがそれぞれ係止部20aを挿通させられるストッパ44を採用することもできる。その場合は、一つの係止部20aまたは爪部44cに相当する長さだけストッパ44を長手方向へ動かすだけで、複数箇所の係止部20aにそれぞれ爪部44cを係止させることができるため、組付け作業が一層容易となる。また、裏面すなわちケース本体12に対向する側の面に、前記サポート34と同様なサポート46を設けて、ケース本体12のサポート34を省略することもできる。ドア16の取付部16aには、ストッパ44の組付ストローク分のサポート46の移動を許容する大きさの貫通孔32を設けておけば良い。
【0024】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアバッグケースの斜視図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1における III− III断面図である。
【図4】図1の実施例の主要な部材の組付け前の状態を示す分解図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部を示す斜視図である。
【図6】図5のサポート部分を拡大して示す図である。
【図7】図6のサポートに補強リブを設けた場合を示す図である。
【図8】ストッパの別の例を示す斜視図で、裏面にサポートが設けられている場合である。
【図9】従来のエアバッグケースの一例を示す斜視図である。
【図10】図9のエアバッグケースの断面図である。
【図11】図9のエアバッグケースに用いられているリテーナの斜視図である。
【符号の説明】
10:エアバッグケース
12:ケース本体
14:エアバッグ
16:ドア
16a:取付部
20:リテーナ
20a:係止部
24,44:ストッパ
26,28,30,32:貫通孔
34,40,46:サポート
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアバッグを収納して車両のインストルメントパネル等に配設されるエアバッグケースの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の衝突時における車室内の乗員保護のため、インストルメントパネル等にエアバッグを装着することが広く行われている。このエアバッグは一般にエアバッグケース内に収納されて車両に装着され、車両衝突時にガス発生器からガスが発生させられることによりエアバッグケースから膨出させられるようになっている。図9および図10に示すエアバッグケース100はその一例で、容器状のケース本体102の開口周縁部の内側にエアバッグ104の開口周縁部が固定された状態で、そのケース本体102内にエアバッグ104を収納するようになっている。また、このエアバッグケース100は、エアバッグ104を収納した状態でケース本体102の開口部を覆蓋するドア106を備えており、ドア106の取付部108がケース本体102の開口周縁部の外側に固定されている。ケース本体102の開口部は長方形状を成しており、取付部108はその長方形の4辺に分離して設けられている。
【0003】
上記ケース本体102の開口周縁部、エアバッグ104の開口周縁部、およびドア106の取付部108には、各辺毎にそれぞれ複数の貫通孔が形成されている一方、エアバッグ104の開口周縁部の内側に配設されるリテーナ110には複数のボルト112が固設されており、それ等のボルト112がエアバッグ104、ケース本体102、および取付部108の貫通孔を貫通させられ、取付部108の外側からナット114が螺合されることにより、それ等が一体的に固定されるようになっている。リテーナ110は、ケース本体102の開口部の4辺に対応して4つに分割して用意される。図11は、上辺または下辺に用いられるリテーナ110で、この例では4個のボルト112が固設されている。
【0004】
一方、本願出願人は、先に出願した特願平8−6628号において、容器状のケース本体の開口周縁部内側にエアバッグの開口周縁部が固定された状態で、そのケース本体内にそのエアバッグを収納するとともに、そのエアバッグを収納した状態でそのケース本体の開口部を覆蓋するドアの取付部がそのケース本体の開口周縁部外側に固定されるエアバッグケースであって、(a) 前記ケース本体の開口周縁部、前記エアバッグの開口周縁部、および前記ドアの取付部にはそれぞれ複数の貫通孔が設けられている一方、(b) その複数の貫通孔に跨がって位置するように長手形状を成し、前記エアバッグの開口周縁部の内側に配設されるとともに、そのエアバッグ、前記ケース本体、および前記ドアの取付部の貫通孔をそれぞれ貫通してその取付部の外側まで突き出す複数の係止部が一体に設けられたリテーナと、(c) そのリテーナと略同じ長さ寸法を有して前記ドアの取付部の外側に配設され、そのリテーナの複数の係止部に係止されることにより、そのリテーナ、前記エアバッグ、および前記ドアの取付部をそれぞれ前記ケース本体に対して離脱不能とするストッパとを有するものを提案した。このようなエアバッグケースによれば、エアバッグの開口周縁部の内側にリテーナを配設し、そのリテーナに設けられた複数の係止部をそれぞれ貫通孔内に挿入してドアの取付部の外側まで突き出させ、その複数の係止部にストッパを係止させれば良いため、部品点数が少なくて組付け作業を容易且つ迅速に行うことができるとともに製造コストが低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなドアありタイプのエアバッグケースは、ケース本体はインパネリインフォースメント等の車体側に固設される一方、ドアはインパネ等の内装部品の所定位置に位置決めされるため、ケース本体とドアとが一体的に固定されていると、各部の寸法誤差などによりドアが位置ずれを生じる可能性があった。
【0006】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、各部の寸法誤差などに拘らずエアバッグケースのケース本体およびドアをそれぞれ所定の位置に取り付けることができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、容器状のケース本体の開口周縁部内側にエアバッグの開口周縁部が固定された状態で、そのケース本体内にそのエアバッグを収納するとともに、そのエアバッグを収納した状態でそのケース本体の開口部を覆蓋するドアの取付部がそのケース本体の開口周縁部外側に取り付けられるエアバッグケースであって、(a) 前記ケース本体の開口周縁部、前記エアバッグの開口周縁部、および前記ドアの取付部にはそれぞれ複数の貫通孔が設けられている一方、(b) その複数の貫通孔に跨がって位置するように長手形状を成し、前記エアバッグの開口周縁部の内側に配設されるとともに、そのエアバッグ、前記ケース本体、および前記ドアの取付部の貫通孔をそれぞれ貫通してその取付部の外側まで突き出す複数の係止部が一体に設けられたリテーナと、(c) そのリテーナと略同じ長さ寸法を有して前記ドアの取付部の外側に配設され、そのリテーナの複数の係止部に係止されることにより、そのリテーナ、前記エアバッグ、および前記ドアの取付部をそれぞれ前記ケース本体に対して離脱不能とするストッパと、(d) そのストッパおよび前記ケース本体の一方に一体的に設けられ、前記ドアの取付部に設けられた貫通孔を貫通してそのストッパおよびケース本体の他方と係合させられることにより、そのケース本体とストッパとの間でそのドアの取付部が所定の遊びを有するように、前記リテーナによって許容される範囲でそのストッパをケース本体から最も離間する位置に位置決めするサポートとを有することを特徴とする。
【0008】
第2発明は、上記第1発明のエアバッグケースにおいて、前記ケース本体が金属材料製で、前記サポートはそのケース本体の一部が切り起こされたものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
本発明のエアバッグケースは、ストッパおよびケース本体の一方に設けられたサポートにより、リテーナの係止部に係止されるストッパがケース本体から最も離間する位置に位置決めされ、ケース本体とストッパとの間でドアの取付部が所定の遊びを有するようになっているため、各部の寸法誤差等に拘らずドアおよびケース本体をそれぞれ所定位置に組み付けることができる。また、ストッパはサポートおよびリテーナによって位置決めされるため、それ等ががたついて異音等を発生する恐れがないとともに、エアバッグの開口周縁部はケース本体とリテーナとの間で挟圧されて固定される。
【0010】
第2発明では、金属材料製のケース本体の一部を切り起こして上記サポートを形成しているため、別体に作製されたサポートをケース本体またはストッパに溶接などで一体的に固設する場合に比較して、部品点数や加工工数が少なくなって製造コストを低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
ここで、ドアはケース本体に対して所定の遊びを有する状態で取り付けられるが、その遊びの形態は、ケース本体の開口平面に対して垂直な方向(エアバッグの膨出方向)へ相対移動できるものでも良いし、開口平面と平行な平面内で所定の方向へ相対移動できるものでも良く、組付誤差の形態などに応じて適宜定められる。例えばドアの取付部に設けられる貫通孔の大きさを、リテーナの係止部やサポートよりも大きくすることにより、所定の方向に遊びを設けることができる。遊びの大きさは、組付誤差などに応じて適宜定められる。
【0012】
車両への組付時に、ドアは例えば内装部品側で位置決めされ、ケース本体は車体側で位置決めされる。ドアが位置決めされる内装部品側の部材は、例えばインパネ(インストルメントパネル)等で、ドアはボルト等の固定手段で固定されるようになっていても良いが、嵌合などで位置決めされるだけでも良い。ケース本体が位置決めされる車体側の部材は、例えばインパネリインフォースメント等で、ケース本体は一般にボルト、溶接等の固定手段で固定される。
【0013】
リテーナやストッパの形態は、前記特願平8−6628号に記載されているように種々の形態を採用でき、例えばリテーナに設けられる係止部が門型の場合は、ストッパは、その門型係止部の内側を挿通させられるように構成される。この場合のストッパは、単なる棒状の部材で複数の係止部の一端から他端まで挿通させられるものであっても良いが、係止部と同じ間隔で複数の爪部を設け、個々の爪部をそれぞれ略同じタイミングで複数の係止部に係止できるようにすることもできる。門型係止部に限らず複数の係止部に対応して複数の爪部を設けた場合には、ストッパの組付ストロークが短くなるとともに、その組付ストローク分のサポートの移動を許容する貫通孔を取付部に形成すれば、ストッパ側にサポートを設けることが可能である。
【0014】
また、前記リテーナやストッパは、それぞれケース本体の開口部の形状に倣って変形可能な単一の部材にて構成することも可能であるが、ケース本体の開口部が複数の直線状部分から成る角形状を成している場合は、その直線状部分すなわち各辺毎に分割された直線状の複数の部材にて構成することが望ましい。すなわち、ケース本体の開口部が長方形などの角形状を成している場合には、そのケース本体の開口周縁部、エアバッグの開口周縁部、ドアの取付部の各辺毎にそれぞれ複数の貫通孔を形成し、その各辺毎にリテーナおよびストッパを用いて離脱不能とするのであり、全体としてケース本体に対してドアが所定の遊びを有するようになっておれば良い。
【0015】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるエアバッグケース10の斜視図で、図2は図1におけるII−II断面図、図3は図1における III− III断面図、図4はエアバッグケース10の主要な部材の組付け前の状態を示す分解図である。このエアバッグケース10は、例えば自動車の助手席前方のインパネに装着されるもので、上下方向の断面が略U字形状を成すとともに開口部が長方形状を成している容器状のケース本体12内には、合成樹脂等から成る袋状のエアバッグ14が収納されているとともに、ケース本体12の開口部は合成樹脂製のドア16によって覆蓋されている。ドア16はケース本体12に対して所定の遊びを有して取り付けられており、ケース本体12はインパネリインフォースメント等の車体側の部材にボルト、溶接等の固定手段で固定される一方、ドア16はインパネ等の内装部品側の部材に嵌合などによって位置決めされる。
【0016】
エアバッグ14は、前記図10の場合と同様に、その開口部がケース本体12の開口部に対向する姿勢で開口周縁部がケース本体12の開口周縁部の内側に取り付けられ、折り畳んだり巻き込んだりした状態でケース本体12内に収納されており、ケース本体12内に配設されたガス発生器から車両衝突時に所定のガスが発生させられることにより、ケース本体12の開口部から外部に膨出させられる。また、ドア16は、ケース本体12の開口部に対応する長方形状を成しているとともに、各辺毎に取付部16aが一体的に設けられてケース本体12の4つの側壁の外側にそれぞれ取り付けられている一方、上記エアバッグ14の膨張時には前面の一部が開かれてエアバッグ14がケース本体12から膨出することを許容するようになっている。
【0017】
上記エアバッグ14およびドア16の取付部16aは、ケース本体12の4つの側壁毎にリテーナ20、およびストッパ24によってケース本体12に取り付けられるようになっている。ケース本体12の開口周縁部のうち上側に位置する上部側壁、すなわち図1および図4における上側の側壁部分の組付構造について具体的に説明すると、その上部側壁には開口端縁に沿って4つの貫通孔26が形成されているとともに、エアバッグ14の開口周縁部のうち上記上部側壁に取り付けられる部分、およびドア16の4つの取付部16aのうち上部側壁に取り付けられるものには、それぞれ上記貫通孔26に対応して同じ位置に4つの貫通孔28、30が形成されている。取付部16aには、それ等の貫通孔30の両側および中央の計3箇所に、更に貫通孔30と略同じ大きさの貫通孔32が形成されている。
【0018】
図4に示されているリテーナ20、およびストッパ24は、この上部側壁に対する組付けに使用するものである。リテーナ20はエアバッグ14の開口周縁部の内側に配設されるもので、上記4つの貫通孔26に跨がって位置するように上部側壁と略同じ長さ寸法を有する長手形状を成しているとともに、貫通孔28,26、および30を共に貫通して取付部16aの外側まで突き出すように略コの字形状を成す門型の係止部20aが、各貫通孔28,26,30に対応して長手方向に離間して4個設けられている。このリテーナ20は板金製で、曲げプレス加工によって係止部20aが形成されている。そして、取付部16aから突き出している門型係止部20aの内側に棒状のストッパ24が一端部から挿入されると、リテーナ20がケース本体12に対して離脱不能とされ、そのリテーナ20によりエアバッグ14およびドア16がケース本体12に対して一体的に取り付けられる。
【0019】
上記係止部20aの高さ寸法(門型の内寸法)は、エアバッグ14、ケース本体12、ドア16の取付部16a、ストッパ24の各肉厚を加算した寸法よりも大きい一方、ケース本体12の外側面には、前記貫通孔32に対応して3個のサポート34が溶接等により一体的に固設されており、ストッパ24をリテーナ20により許容される範囲でケース本体12から最も離間する位置に位置決めしている。これにより、エアバッグ14の開口周縁部はリテーナ20とケース本体12との間で挟まれて確実に固定される一方、ドア16の取付部16aは、ケース本体12とストッパ24との間に所定の遊び(例えば数mm程度)を有する状態で取り付けられる。ケース本体12の下部側壁および左右の側壁にも、同様にしてエアバッグ14の開口部の各辺およびドア16の他の取付部16aが取り付けられるが、ドア16の取付部16aに形成された貫通孔30,32は、係止部20a、サポート34との間に所定の遊び(例えば数mm程度)を有するように大きめに定められており、これにより、ドア16はケース本体12の開口平面に対して垂直な方向(エアバッグ14の膨出方向)、およびその開口平面と平行な平面内の任意の方向へ相対移動することが許容される。
【0020】
このように、本実施例のエアバッグケース10は、ドア16がケース本体12に対して所定の遊びを有する状態で取り付けられているため、各部の寸法誤差などに拘らず、車両への組付時にケース本体12およびドア16をそれぞれインパネリインフォースメントやインパネ等に正しく位置決め固定できるようになる。
【0021】
また、ケース本体12に設けられたサポート34により、リテーナ20の係止部20aに係止されるストッパ24がケース本体12から最も離間する位置に位置決めされるため、それ等ががたついて異音等を発生する恐れがないとともに、エアバッグ14の開口周縁部はケース本体12とリテーナ20との間で挟圧されて確実に固定される。
【0022】
なお、上記実施例では別体に構成されたサポート34が溶接等によってケース本体12に固設されていたが、図5および図6に示すように、金属材料製(板金製)のケース本体12の一部を切り起こして曲げ加工することにより、ケース本体12と一体にサポート40を形成することも可能で、その場合はプレス加工によって容易に成形でき、部品点数や加工工数が少なくなって製造コストが低減される。必要に応じて、図7のように補強リブ42を設けることも可能である。
【0023】
また、上記実施例では単純な棒状のストッパ24が用いられていたが、図8に示すように長手状の本体部44aに係止部20aに対応して複数の切欠穴44bが形成されるとともに、その切欠穴44bにそれぞれ爪部44cが設けられ、その複数の爪部44cがそれぞれ係止部20aを挿通させられるストッパ44を採用することもできる。その場合は、一つの係止部20aまたは爪部44cに相当する長さだけストッパ44を長手方向へ動かすだけで、複数箇所の係止部20aにそれぞれ爪部44cを係止させることができるため、組付け作業が一層容易となる。また、裏面すなわちケース本体12に対向する側の面に、前記サポート34と同様なサポート46を設けて、ケース本体12のサポート34を省略することもできる。ドア16の取付部16aには、ストッパ44の組付ストローク分のサポート46の移動を許容する大きさの貫通孔32を設けておけば良い。
【0024】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエアバッグケースの斜視図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1における III− III断面図である。
【図4】図1の実施例の主要な部材の組付け前の状態を示す分解図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部を示す斜視図である。
【図6】図5のサポート部分を拡大して示す図である。
【図7】図6のサポートに補強リブを設けた場合を示す図である。
【図8】ストッパの別の例を示す斜視図で、裏面にサポートが設けられている場合である。
【図9】従来のエアバッグケースの一例を示す斜視図である。
【図10】図9のエアバッグケースの断面図である。
【図11】図9のエアバッグケースに用いられているリテーナの斜視図である。
【符号の説明】
10:エアバッグケース
12:ケース本体
14:エアバッグ
16:ドア
16a:取付部
20:リテーナ
20a:係止部
24,44:ストッパ
26,28,30,32:貫通孔
34,40,46:サポート
Claims (2)
- 容器状のケース本体の開口周縁部内側にエアバッグの開口周縁部が固定された状態で、該ケース本体内に該エアバッグを収納するとともに、該エアバッグを収納した状態で該ケース本体の開口部を覆蓋するドアの取付部が該ケース本体の開口周縁部外側に取り付けられるエアバッグケースであって、
前記ケース本体の開口周縁部、前記エアバッグの開口周縁部、および前記ドアの取付部にはそれぞれ複数の貫通孔が設けられている一方、
該複数の貫通孔に跨がって位置するように長手形状を成し、前記エアバッグの開口周縁部の内側に配設されるとともに、該エアバッグ、前記ケース本体、および前記ドアの取付部の貫通孔をそれぞれ貫通して該取付部の外側まで突き出す複数の係止部が一体に設けられたリテーナと、
該リテーナと略同じ長さ寸法を有して前記ドアの取付部の外側に配設され、該リテーナの複数の係止部に係止されることにより、該リテーナ、前記エアバッグ、および前記ドアの取付部をそれぞれ前記ケース本体に対して離脱不能とするストッパと、
該ストッパおよび前記ケース本体の一方に一体的に設けられ、前記ドアの取付部に設けられた貫通孔を貫通して該ストッパおよびケース本体の他方と係合させられることにより、該ケース本体と該ストッパとの間で該ドアの取付部が所定の遊びを有するように、前記リテーナによって許容される範囲で該ストッパを該ケース本体から最も離間する位置に位置決めするサポートと
を有することを特徴とするエアバッグケース。 - 前記ケース本体は金属材料製で、前記サポートは該ケース本体の一部が切り起こされたものである請求項1に記載のエアバックケース。
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