JP2006312398A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースにエアバッグカバーを保持させる組付作業性を良好にして、ケースからのエアバッグカバーの外れを防止できるエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】本発明のエアバッグ装置Mは、エアバッグ3を収納するケース9と、折り畳んだエアバッグ3を覆うエアバッグカバー22と、を備える。エアバッグカバー22のケース9への組付は、先ず、横穴31付近を回転中心として、横穴31を設けた対向壁部30に対し、ケース9を揺動させつつ、係止脚14の縦片部16を、壁部30の内側から、横穴31に挿入させ、かつ、横穴31から突出させて、係止脚14を壁部30に係止させる。ついで、貫通穴37を設けた対向壁部36の先端側に縦移動させつつ横移動させ、縦片部20を、壁部36の内側から、貫通孔37の縦挿通部37aと横挿通部37bとに挿通させて、係止脚18を壁部36に係止させることにより、カバー22をケース9に組み付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載されるエアバッグ装置であり、詳しくは、折り畳んだエアバッグを収納するケースと、折り畳まれたエアバッグを覆ってケースに保持されるエアバッグカバーと、を備えて構成されるエアバッグ装置に関する。
従来、折り畳んだエアバッグを収納する金属製のケースと、折り畳まれたエアバッグを覆ってケースに保持される合成樹脂製のエアバッグカバーと、を備えて構成されるエアバッグ装置が、あった(例えば、特許文献1参照)。このエアバッグ装置では、ケースが、底壁部と、底壁部の外周縁から筒状に延びる周壁部と、を備えていた。また、エアバッグカバーは、膨張時のエアバッグに押されて開く扉部を有した天井壁部と、天井壁部の裏面側から周壁部の外周側に沿うように延びて周壁部に保持される取付壁部と、を備えていた。さらに、エアバッグカバーの取付壁部における相互に対向する部位には、それぞれ、複数の係止孔が、貫通され、また、ケースの周壁部の外周面側に、係止孔に対応する係止脚が、配設されていた。
そして、各係止脚を係止孔に挿入させて、係止脚によって取付壁部を係止することにより、ケースが、エアバッグに押されるエアバッグカバーの外れを防止して、エアバッグカバーを保持していた。
さらに、上記のエアバッグ装置では、エアバッグカバーの取付壁部における相互に対向する部位を係止する係止脚が、全て、周壁部から外方へ延びる横片部と、横片部の先端から底壁部側にL字状に屈曲する縦片部と、を備えるような逆J字形状の鉤状(フック状)に形成されていた。
また、エアバッグカバーの係止孔は、対応する係止脚における縦片部の横片部からの突出長さより、縦片部の横片部からの突出方向に沿う方向の開口幅が、大きく設定されて、各係止脚を容易に係止孔に挿入させて、係止脚がエアバッグカバーの取付壁部を係止できるように、設定されていた。
特開2004−189139号公報
しかし、従来のエアバッグ装置では、各係止脚を容易に係止孔に挿入させて、係止脚がエアバッグカバーの取付壁部を係止できるように、係止孔の開口幅を広くしていたことから、ケースにエアバッグカバーを保持させる組付作業性は、良好であるものの、エアバッグの膨張時、エアバッグカバーがエアバッグの突出方向に引っ張られた後、エアバッグカバーから突出して膨らんだエアバッグに逆方向に押さえられる場合があり、その際、エアバッグカバーは、剛性を有したケースより弾力性を有した合成樹脂製としており、取付壁部が、大きく外方に撓んでいれば、係止脚から取付壁部が外れてしまう虞れがある。
ちなみに、この外れを防止するために、係止孔の開口幅を狭めて対処することが考えられるが、ケースにエアバッグカバーを保持させる組付作業性が、低下してしまう。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ケースにエアバッグカバーを保持させる組付作業性を良好にして、ケースからのエアバッグカバーの外れを安定して防止できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、折り畳んだエアバッグを収納して、底壁部、及び、底壁部の外周縁から筒状に延びる周壁部、を備えて剛性を有したケースと、
折り畳まれたエアバッグを覆って、膨張時のエアバッグに押されて開く扉部を有した天井壁部、及び、天井壁部の裏面側から周壁部の外周側に沿うように延びて周壁部に保持される取付壁部、を備えて、ケースより弾力性を有したエアバッグカバーと、
を具備して構成され、
エアバッグカバーの取付壁部における相互に対向する部位に、それぞれ、複数の係止孔が、貫通され、
ケースの周壁部の外周面側に、係止孔に挿入されて取付壁部を係止し、膨張するエアバッグに押されるエアバッグカバーの外れを防止して保持可能な係止脚が、配設されて構成されるエアバッグ装置であって、
エアバッグカバーの取付壁部の対向する部位の一方の部位に配置される係止孔が、組付完了時の周壁部の軸方向と略直交方向となる軸心として、取付壁部を貫通する横穴から形成され、
取付壁部の対向する部位の他方の部位に配置される係止孔が、組付完了時の周壁部の軸方向に略沿う方向となる軸心を有する縦挿通部と、縦挿通部と連通して周壁部の軸方向と略直交方向となる軸心を有する横挿通部と、を具備して取付壁部の内側面側から外側面側に貫通する貫通穴から、形成されるとともに、
貫通穴を設けた取付壁部が、
先端側に位置して内側に配置される内側壁部と、内側壁部より外側にずれて配置されて、天井壁部側に延びる外側壁部と、を備えて構成されるとともに、
内側壁部と外側壁部との境界部位に、貫通穴を配置させて、貫通穴付近の内側壁部と外側壁部とに、組付完了時の周壁部の軸方向に沿って相互に離れて対向する縦対向面と、組付完了時の周壁部の軸方向と直交する方向に沿って相互に離れて対向する横対向面と、を備えるように構成され、
横穴に挿入される係止脚が、周壁部側から外方に延びて、横穴の内周面を位置規制可能な横片部と、横片部の先端から底壁部側にL字状に屈曲して、横穴周縁における取付壁部の外側面側を位置規制可能な縦片部と、を備えて、横穴付近を回転中心として、横穴を設けた取付壁部に対し、ケースを揺動させつつ、縦片部を、横穴を設けた取付壁部の内側から、横穴に挿入させ、かつ、横穴から突出させて、横穴を設けた取付壁部を係止可能な揺動用係止脚として、構成され、
貫通穴に挿入される係止脚が、周壁部側から外方に延びる横片部と、横片部の先端から底壁部側にL字状に屈曲する縦片部と、を備えて、横穴を設けた取付壁部に揺動用係止脚を係止させた後、貫通穴を設けた取付壁部の先端側に縦移動させつつ、周壁部の軸方向と略直交方向に横移動させ、縦片部を、貫通穴を設けた取付壁部の内側から、貫通の縦挿通部と横挿通部とに挿通させて、貫通穴を設けた取付壁部に係止させるスライド用係止脚として、構成され、
スライド用係止脚の横片部が、貫通穴を設けた取付壁部へのスライド用係止脚の係止時に、取付壁部の内側壁部の縦対向面を位置規制する内側当接部と、外側壁部の縦対向面を位置規制する外側当接部と、を備えて構成され、
スライド用係止脚の縦片部が、貫通穴を設けた取付壁部へのスライド用係止脚の係止時に、内側壁部の横対向面を位置規制可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係るエアバッグ装置では、エアバッグカバーをケースに保持させる際に、まず、横穴付近を回転中心として、横穴を設けた取付壁部に対し、ケースを揺動させつつ、揺動用係止脚の縦片部を、横穴を設けた取付壁部の内側から、横穴に挿入させ、かつ、横穴から突出させて、横穴を設けた取付壁部に揺動用係止脚を係止させ、ついで、スライド用係止脚を、貫通穴を設けた取付壁部の先端側に縦移動させつつ、周壁部の軸方向と略直交方向に横移動させ、スライド用係止脚の縦片部を、貫通を設けた取付壁部の内側から、貫通の縦挿通部と横挿通部とに挿通させて、スライド用係止脚を、貫通穴を設けた取付壁部に係止させれば、ケースにエアバッグカバーを取り付けることができる。
そして、本発明に係るエアバッグ装置では、先ず、ケースを揺動させつつ、揺動用係止脚を、横穴の係止孔を設けた取付壁部に対して、係止させており、単に、横穴を設けた取付壁部に対して、周壁部の略直交方向に係止脚を横移動させて係止させる場合に比べて、横穴の開口幅を、揺動用係止脚の挿入・係止を可能な範囲で、極力、小さくすることができる。そのため、係止後の揺動用係止脚は、エアバッグの膨張時、横穴の内周面を横片部が容易に規制でき、かつ、横穴周縁における取付壁部の外側面側を縦片部が容易に規制できることとなって、横穴の係止孔を設けた取付壁部は、エアバッグの膨張時、外方へ膨らむように変形しても、揺動用係止脚から外れることを防止され、安定して、ケースに保持されることとなる。
また、貫通穴を設けた取付壁部にスライド用係止脚を係止させた状態では、スライド用係止脚の横片部が、貫通穴を設けた取付壁部における横片部を間にして対向することとなる内側・外側壁部の縦対向面相互を、それぞれ、内側・外側当接部によって、位置規制することから、ケースの周壁部の軸方向に沿うエアバッグカバーの移動が、すなわち、膨張するエアバッグに引っ張られる移動やその移動方向と逆方向となるエアバッグに押さえられる移動が、内側・外側当接部によって規制される。さらに、貫通穴を設けた取付壁部にスライド用係止脚を係止させた状態では、スライド用係止脚の縦片部が、内側壁部の外側面側となる横対向面を位置規制できることから、エアバッグの膨張時に、貫通穴を設けた取付壁部が、外方へ大きく膨らむように変形しようしても、スライド用係止脚の縦片部がその変形を規制できる。その結果、貫通穴の係止孔を設けた取付壁部は、エアバッグの膨張時、スライド用係止脚から外れることを確実に防止されて、安定して、ケースに保持されることとなる。
なお、係止時の揺動用係止脚の周囲における横穴のスペースに比べて、係止時のスライド用係止脚の周囲における貫通穴のスペースを、狭くしても、スライド用係止脚の係止が、スライド用係止脚を、貫通穴を設けた取付壁部の先端側に縦移動させつつ、周壁部の軸方向と略直交方向に横移動させる作業とし、さらに、貫通穴を設けた取付壁部がケースに比べて弾力性を有しており、貫通穴を設けた取付壁部を弾性変形させつつ、係止作業を行えることから、貫通穴を設けた取付壁部に対し、支障なく、容易に、スライド用係止脚を係止させることができる。
したがって、本発明に係るエアバッグ装置では、ケースにエアバッグカバーを保持させる組付作業性を良好にして、ケースからのエアバッグカバーの外れを安定して防止することができる。
そして、揺動用係止脚は、底壁部からの高さ位置を、スライド用係止脚の底壁部からの高さ位置より、低く設定することが望ましい。
このような構成では、ケースの周壁部における揺動用係止脚から底壁部に至るまでの領域の部位が、周壁部の軸方向に沿う長さを短くすることができる。そのため、横穴付近を回転中心として、横穴を設けた取付壁部に対し、ケースを揺動させつつ、揺動用係止脚の縦片部を、横穴を設けた取付壁部の内側から、横穴に挿入させ、かつ、横穴から突出させて、横穴を設けた取付壁部に揺動用係止脚を係止させる際、ケースの周壁部における揺動用係止脚から底壁部に至るまでの部位が、横穴を設けた取付壁部の内側面における先端側と、干渉し難くなって、横穴を設けた取付壁部に揺動用係止脚を係止させる作業を、円滑に行うことができる。
また、上記のような構成では、底壁部からの揺動用係止脚とスライド用係止脚との高さ位置が異なることとなって、所定の取付壁部と相違する取付壁部に対し、揺動用・スライド用係止脚を係止させようとしても、係止孔に係止できなかったり、ケースの底壁部が、傾斜する等して、確実に目視して誤組付を確認できることから、容易に誤組付を防止することができる。
さらに、揺動用係止脚の縦片部における横片部からの突出長さは、縦片部の横片部からの突出方向に沿う横穴における開口幅より、大きく設定することが望ましい。
すなわち、揺動用係止脚を回転させつつ挿入できる範囲内で、横穴が、縦片部の横片部からの突出方向に沿う開口幅を、揺動用係止脚の縦片部における横片部からの突出長さより、小さくできれば、横穴を設けた取付壁部がケースの周壁部の軸方向に沿って移動しても、揺動用係止脚の縦片部の先端は、横穴の軸方向に沿う方向で、確実に、横穴を設けた取付壁部の外側面側における横穴周縁を係止できる領域に、配置されることとなって、横穴の係止孔を設けた取付壁部は、エアバッグの膨張時、揺動用係止脚から外れることを的確に防止され、一層安定して、ケースに保持されることとなる
さらにまた、エアバッグ装置が、助手席前方のインストルメントパネルに搭載される助手席用エアバッグ装置として構成される場合には、エアバッグ装置は、揺動用係止脚が前方側に位置し、スライド用係止脚が後方側に位置するように、車両に搭載されることが望ましい。
このような構成では、エアバッグの膨張時、係止孔への係止時における係止脚の周囲のスペースを広くする側となる揺動用係止脚が、仮に、横穴を設けた取付壁部の係止を解除しても、エアバッグカバーは、貫通穴を設けた取付壁部を確実に係止しているスライド用係止脚の部位を、回転中心として、回転することとなり、その回転が、エアバッグカバーの前縁側を上方に持ち上げるような、エアバッグカバーの天井壁部側を乗員側に向けるような回転となって、ケースを乗員側に露出させることを防止できる。一方、上記と逆の構成、すなわち、揺動用係止脚が後方側に位置し、スライド用係止脚が前方側に位置していれば、仮に、揺動用係止脚が横穴を設けた取付壁部の係止を解除した場合、エアバッグカバーは、スライド用係止脚の部位を、回転中心として、回転し、その回転は、エアバッグカバーの後縁側を上方に持ち上げるような、エアバッグカバーの天井壁部側をウインドシールドに向けて、ケースを乗員側に対して露出させるような回転となる。
そのため、上記のような揺動用係止脚が前方側に位置し、スライド用係止脚が後方側に位置する構成では、揺動用係止脚が、仮に、横穴を設けた取付壁部の係止を解除しても、乗員に対して剛性を有したケースを露出させることを、防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のエアバッグ装置Mは、図1〜3に示すように、助手席前方のインストルメントパネル(以下、インパネとする)1の上面1a側に搭載されるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置Mである。
なお、本明細書での上下、前後、及び、左右の方向は、助手席用エアバッグ装置Mの車両搭載状態を基準として、車両の直進状態における車両の上下、前後、及び、左右の方向に一致するものである。
また、助手席用エアバッグ装置Mは、インパネ1の上面1a側の開口1bに配設されて、折り畳まれたエアバッグ3と、エアバッグ3に膨張用ガスを供給するインフレーター7と、エアバッグ3及びインフレーター7を収納保持するケース9と、エアバッグ3をケース9に取り付けるためのリテーナ4と、折り畳まれたエアバッグ3を覆うエアバッグカバー22と、を備えて構成されている。
エアバッグ3は、膨張完了時の形状を、前端側を頂部とし、図示しない底面の後面側を乗員拘束部とする略四角錐形状とされている。このエアバッグ3は、車両への搭載時、助手席前方におけるインパネ1の上面1a側に折り畳まれて収納されて、膨張用ガスの流入時に、インパネ上面1aとインパネ1上方のウインドシールドWとの間を塞ぐように、上方へ突出するとともに後方側へ突出して、後面側の乗員拘束部によって、乗員を保護することとなる。
インフレーター7は、複数のガス吐出口7bを有した略円柱状の本体部7aと、インフレーター7をケース9に取り付けるためのフランジ部7cと、を備えて構成されている。
ケース9は、図2〜4に示すように、上端側に長方形状の開口を有した略直方体形状に形成され、インフレーター7を下方から挿入させて取り付ける略長方形板状の底壁部10と、底壁部10の外周縁から上方に延びる略四角筒形状の周壁部11と、を備えて構成されている。ケース9は、エアバッグ3の膨張時に変形しないように、剛性を有した板金等の金属材から形成されている。
そして、底壁部10は、中央に、インフレーター7の本体部7aを下方から挿入可能な円形に開口した挿通孔10aを、配設させ、挿通孔10aの周囲に、リテーナ4の各ボルト4aを挿通させる4つの取付孔10bを、配設させている。
なお、エアバッグ3とインフレーター7とは、エアバッグ3内に配設される円環状のリテーナ4の複数(実施形態では4本)のボルト4aが、エアバッグ3の開口3aの周縁3b、インフレーター7のフランジ部7c、及び、ケース9の底壁部10の取付孔10bを貫通して、ナット5止めされることにより、ケース9に取り付けられている。
また、底壁部10には、エアバッグ装置Mを車両のボディ側に固定するための図示しないブラケットが、配設されている。
そして、周壁部11には、対向する二つの部位12・13が、エアバッグカバー22を保持する保持壁部12・13として、構成され、それぞれ、複数の係止脚14・18を、配設させている。実施形態の場合、保持壁部12・13は、略四角筒形状の周壁部11において、前後方向で対向する部位としている。
各係止脚14・18は、各保持壁部12・13において、車両の左右方向に並設されるように、4個ずつ、固着されて配設されている。各係止脚14・18は、それぞれ、保持壁部12・13から前後方向の外方に延びる横片部15・19と、横片部15・19の先端から底壁部10側の下方へL字状に屈曲する縦片部16・20と、を備えて構成されている。なお、実施形態の場合、係止脚14・18は、板金を曲げ加工して形成した板金素材を、壁部12・13に対して、溶接等を利用して、固着させて、配設している。また、各係止脚14・18には、横片部15・19の元部側に、下方へ凹ませて形成した補強用のリブ14a・18aが、形成されている。
そして、各係止脚14は、エアバッグカバー22を係止する際、図7に示すように、エアバッグカバー22の係止孔31付近を回転中心として、係止孔31を設けた取付壁部29の部位30に対し、ケース9を揺動させつつ、縦片部16を、部位30の内側から、係止孔31に挿入させ、かつ、係止孔31から突出させて、係止孔31を設けた取付壁部29の部位30を係止するものであり、揺動用係止脚14として、構成されている。
また、各係止脚18は、エアバッグカバー22を係止する際、図7・8に示すように、係止孔37を設けた取付壁部29の部位36の先端側に縦移動させつつ、周壁部11の軸方向C0と略直交方向に横移動させ、縦片部20を、部位36の内側から、下向き(図7・8では車両搭載時と上下を逆転させて図示している)に係止孔37の縦挿通部37aに挿通させるとともに、外側にスライドさせて横挿通部37bに挿通させて、係止孔37を設けた取付壁部29の部位36を係止するものであり、スライド用係止脚18として、構成されている。なお、スライド用係止脚18の係止孔37への係止は、揺動用係止脚14の係止孔31への係止後に行う。
さらに、実施形態の場合、底壁部10からの上方への高さ位置に関し、図9に示すように、揺動用係止脚14の高さ寸法h1が、スライド用係止脚18の高さ寸法h2より、小さくして、揺動用係止脚14が、スライド用係止脚18より、底壁部10側に接近するように、低く配置されている。なお、この高さは、横片部15・19の高さ位置を基準とするものである。
エアバッグカバー22は、図2〜4に示すように、オレフィン系熱可塑性エラストマー等から射出成形によって製造される合成樹脂製として、剛性を有した板金製のケース9に比べて、弾力性を有している。エアバッグカバー22は、インパネ1の開口1bを塞ぐような長方形板状の天井壁部23と、天井壁部23の下面(裏面)側から下方に延びる略四角筒形状の取付壁部29と、を備えて構成されている。取付壁部29は、ケース9の周壁部11の周囲を囲むように、周壁部11の外周面側に沿って配設される形状として、前後で対向する対向壁部30・36には、係止脚14・18に周縁を係止させるための複数(実施形態では4個ずつ)の係止孔31・37が形成されている。
天井壁部23は、取付壁部29で囲まれた部位に、膨張するエアバッグ3に押されて開く扉部25・26が配設されて、構成されるとともに、外周縁付近には、エアバッグカバー22がインパネ1の開口1bを塞ぐように配設された際に、ガタツキを無くすように、開口周縁1cに係止される複数の係止脚23aが、下方へ突設されている。
扉部25・26は、それぞれ、長方形板状として、前後に並設され、前後両側に開くように、周囲に、上方から見て略H字形状の薄肉の破断予定部24が配設されている。なお、前方側の扉部25は、前縁側に配置されたヒンジ部27を回転中心として、上方へ向かいつつ前方側に開き、後方側の扉部26は、後縁側のヒンジ部27を回転中心として、上方へ向かいつつ後方側に開くこととなる。各ヒンジ部27は、破断予定部24の「H」字における左右の縦棒部位の前後両端の間の位置に、換言すれば、取付壁部29の前後の対向壁部30・36の内側面の位置に配置されている。
そして、対向壁部30に形成される各係止孔31は、組付完了時の周壁部11の軸方向C0と略直交方向となる軸心C1(図6参照)として、対向壁部30を貫通する横穴31から、形成されている。横穴31は、図4〜6に示すように、左右方向に延びた長方形状に開口して、左右方向の開口幅寸法L1を、揺動用係止脚14の横・縦片部15・16の左右方向の幅寸法B1より、大きくし、上下方向の開口幅寸法V1を、揺動用係止脚14の縦片部16における横片部15から突出する長さ寸法H1より、すなわち、縦片部16の上下方向の長さ寸法H1より小さくしている。
なお、横穴31の上下方向の開口幅寸法V1は、図7に示すように、横穴31付近を回転中心として、横穴31を設けた対向壁部30に対し、ケース9を揺動させつつ、揺動用係止脚14の縦片部16を、対向壁部30の内側面側から、横穴31に挿入させ、かつ、横穴31から突出させることができる範囲内で、長さ寸法H1より、小さく設定されている。そして、揺動用係止脚14による対向壁部30の係止時には、横片部15が、図6に示すように、横穴31の内周面32を位置規制可能とし、縦片部16における周壁部11の側となる内側面16aが、横穴31の周縁における対向壁部30の外側面33を位置規制可能としている。
また、対向壁部30の内側面には、ケース9が揺動用・スライド用係止脚14・18を使用してエアバッグカバー22を保持した際に、対向壁部30・36の相互の対向方向となる前後方向において、ケース9とエアバッグカバー19とのガタツキを抑えるために、横穴31の下縁周縁に、周壁部11側に突出して係止脚14の元部14b側との隙間を狭くするスペーサ部34が、配設されている。なお、実施形態の場合、ケース9とエアバッグカバー19との組付完了時には、スペーサ部34は、周壁部11側の元部14bと略接触する状態まで接近するように構成されている。
対向壁部36に形成される係止孔37は、図5・6に示すように、組付完了時の周壁部11の軸方向C0に略沿う方向となる軸心C3を有する縦挿通部37aと、縦挿通部37aと連通して周壁部11の軸方向C0と略直交方向となる軸心C2を有する横挿通部37bと、を具備して対向壁部36の内側面側から外側面側に貫通する貫通穴37から形成されている。
そして、貫通穴37を設けた対向壁部36は、先端(下端)36a側に位置して内側に配置される内側壁部41と、内側壁部41より外側にずれて配置されて、天井壁部23側に延びる外側壁部43と、を備えて構成されるとともに、内側壁部41と外側壁部43との境界部位に、貫通穴37を配置させて、構成されている。貫通穴37付近の内側壁部41と外側壁部43とには、組付完了時の周壁部11の軸方向C0に沿って相互に離れて対向する縦対向面41a・43aと、組付完了時の周壁部11の軸方向C0の直交方向に沿って相互に離れて対向する横対向面41b・43bとが、配設されるように構成されている。
なお、実施形態の場合には、図4・6に示すように、各貫通37の周縁において、対向壁部36の上下方向の略中間位置まで、先端の下端36a側から部分的に内側に凹む凹部38を設け、前後方向の縦断面において、対向壁部36の下部側と上部側とに前後方向にずれるように、段差を設けて、内側壁部41と外側壁部43とを形成しており、内側壁部41が、凹部38の左右両側の連結壁部39・39を介在させて、外側壁部43と連結されている。そして、左右の連結壁部39・39の上端付近の相互の対向面と内側・外側壁部41・43の横対向面41b・43bとで囲まれる空間部位が、貫通穴37の縦挿通部37aを構成し、左右の連結壁部39・39の上端付近の相互の対向面と内側・外側壁部41・43の縦対向面41a・43aとで囲まれる空間部位が、貫通穴37の横挿通部37bを構成している。これらの縦・横挿通部37a・37bは、左右方向に延びた長方形形状の開口としている。
そして、貫通穴37の縦挿通部37aや横挿通部37bの開口幅寸法や長さ寸法は、スライド用係止脚18との関係において、図7・8に示すように、横穴31を設けた対向壁部30に揺動用係止脚14を係止させた後、スライド用係止脚18が、貫通穴37を設けた対向壁部36の先端36a側に縦移動させつつ、周壁部11の軸方向C0と略直交方向に横移動させ、縦片部20を、貫通穴37を設けた対向壁部36の内側から、貫通37の縦挿通部37aと横挿通部37bとに挿通させて、貫通穴37を設けた対向壁部36に係止可能な寸法に設定されている。
具体的には、実施形態の場合、図4〜7に示すように、縦・横挿通部37a・37bの左右方向の開口幅寸法L2は、スライド用係止脚18の横片部19や縦片部20の左右方向の幅寸法B2より、若干、大きく、縦挿通部37aの前後方向の開口幅寸法(内側・外側壁部41・43における横対向面41b・43bの相互の前後方向の離隔距離)H2が、縦片部20の厚さ寸法T2(図7参照)と略等しく設定され、横挿通部37bの上下方向の開口幅寸法(内側・外側壁部41・43における縦対向面41a・43aの相互の上下方向の離隔距離)V2が、横片部19の厚さ寸法T1(図7参照)と略等しく設定されている。
さらに、スライド用係止脚18の横片部19が、貫通穴37を設けた対向壁部36への係止脚18の係止時に、内側壁部41の縦対向面41aを位置規制する内側当接部19aと、外側壁部43の縦対向面43aを位置規制する外側当接部19bと、を備えるように、横片部19の前後方向の長さ寸法F1(図7参照)と、内側・外側壁部41・43の前後方向のずれ寸法S1(図6参照)とが、相互に対応して設定されている。
さらにまた、スライド用係止脚18の縦片部20の内側面20aが、図8に示すように、貫通穴37を設けた対向壁部36への係止脚18の係止時に、内側壁部41の横対向面41bを位置規制可能に、横片部19の底壁部10側(下面側)の元部から縦片部20の内側面20aまでの長さ寸法F2(図7参照)と、内側壁部41の縦対向面41aの前後方向の厚さ寸法S2(図6参照)とが、相互に対応して設定されている。
また、実施形態の場合、対向壁部36の内側面には、ケース9が揺動用・スライド用係止脚14・18を使用してエアバッグカバー22を保持した際に、対向壁部30・36の相互の対向方向となる前後方向において、ケース9とエアバッグカバー19とのガタツキを抑えるために、内側壁部41の縦対向面41aの近傍に、周壁部11側に突出して係止脚18の元部18b側との隙間を狭くするスペーサ部45が、配設されている。なお、実施形態の場合、ケース9とエアバッグカバー19との組付完了時には、スペーサ部45は、周壁部11側の元部18bと略接触する状態まで接近するように構成されている。
さらに、実施形態の場合、ケース9にエアバッグカバー22を保持させる作業が、実際には、図7・8に示すように、取付壁部29を上方に延ばすように、天井壁部24の表面側を下方にして、所定の作業台の上面にエアバッグカバー22を載置し、ケース9に折り畳んだエアバッグ3とインフレーター7とを組み付けた状態の組付体ASを、上方から下降させるように、取付壁部29内に挿入させて、対向壁部30に各揺動用係止脚14を係止させ、ついで、対向壁部36に各スライド用係止脚18を係止させている。その対向壁部30に各揺動用係止脚14を係止させる際に、スライド用係止脚18が、天井壁部23側に落ち込んで、縦挿通部37aから大きく離れないように、各係止脚18の横片部19における外側当接部19b付近を支持するための支持部46が、図7に示すように、外側壁部43の内側面側における貫通37より天井壁部23側の位置に突設されている。
このエアバッグ装置Mを組み立てて車両に搭載する際には、リテーナ4をエアバッグ3内に収納して、各ボルト4aを開口3aの周縁3bから突出させた状態で、エアバッグ3を折り畳み、折りの崩れを防止するように、ラッピング材6により、折り畳んだエアバッグ3を包んでおく。そして、折り畳んだエアバッグ3をケース9内に収納させて、底壁部10の各取付孔10bからボルト4aを突出させるとともに、インフレーター7の本体部7aを、底壁部10の挿通孔10a下方からケース9内に挿入させて、リテーナ4の各ボルト4aをインフレーター7のフランジ部7cから下方へ突出させて、各ボルト4aにナット5を締め付けて、エアバッグ組付体ASを形成する。
その後、エアバッグ組付体ASとエアバッグカバー22とを組み付ける。この作業は、既述したように、図7・8に示すように、予め、取付壁部29を上方に延ばすように、天井壁部24の表面側を下方にして、所定の作業台の上面にエアバッグカバー22を載置しておき、そして、エアバッグ組付体ASを取付壁部29内に挿入させるようにして行う。
その際、先ず、図7に示すように、横穴31付近を回転中心として、横穴31を設けた対向壁部30に対し、ケース9を揺動させつつ、各揺動用係止脚14の縦片部16を、対向壁部30の内側から、横穴31に挿入させ、かつ、横穴31から突出させて、対向壁部30に各動用係止脚14を係止させる。ついで、各スライド用係止脚18を、貫通穴37を設けた対向壁部36の先端36a側に縦移動させつつ、周壁部11の軸方向C0と略直交方向に横移動させ、各スライド用係止脚18の縦片部20を、対向壁部36の内側から、貫通37の縦挿通部37aと横挿通部37bとに挿通させて、各スライド用係止脚18を、対向壁部36に係止させれば、エアバッグ組付体ASのケース9にエアバッグカバー22を取り付けることができて、エアバッグ装置Mを組み立てることができる。
その後、エアバッグ装置Mを、予め車両に搭載されているインパネ1の開口1bから挿入し、各係止脚23aを開口周縁1cに係止させるとともに、ケース9の図示しないブラケットをボディ側に締結して、エアバッグ作動回路から延びる所定の作動信号入力用のリード線をインフレーター7に接続させれば、エアバッグ装置Mを車両に搭載することができる。
エアバッグ装置Mの作動時には、インフレーター7の各ガス吐出口7bからの膨張用ガスがエアバッグ3に流入して、エアバッグ3が膨張すれば、エアバッグ3は、エアバッグカバー22の天井壁部23を急激に押すことから、破断予定部24を破断させて、天井壁部23の扉部25・26を前後両側に開かせ、開いて形成された開口22aから、助手席に着座している乗員を保護可能に、大きく突出して膨張を完了させることとなる。
そして、実施形態のエアバッグ装置では、ケース9とエアバッグカバー22との組付時、先ず、ケース9を揺動させつつ、揺動用係止脚14を、横穴31を設けた対向壁部30に対して、係止させており、単に、横穴31を設けた対向壁部30に対して、周壁部11の略直交方向に係止脚14を横移動させて係止させる場合に比べて、横穴31の上下方向の開口幅寸法V1を、揺動用係止脚14の挿入・係止を可能な範囲で、極力、小さくすることができる。そのため、係止後の揺動用係止脚14は、エアバッグ3の膨張時、横穴31の内周面32を横片部15が容易に規制でき、かつ、横穴31の周縁における対向壁部30の外側面33側を縦片部16の内側面16aが容易に規制できることとなって、横穴31を設けた対向壁部30は、エアバッグ30の膨張時、外方へ膨らむように変形しても、揺動用係止脚14から外れることを防止され、安定して、ケース9に保持されることとなる。
また、貫通穴37を設けた対向壁部36にスライド用係止脚18を係止させた状態では、スライド用係止脚18の横片部19が、対向壁部36の横片部19を間にして対向することとなる内側・外側壁部41・43の縦対向面41a・41b相互を、それぞれ、内側・外側当接部19a・19bによって、位置規制することから、ケース9の周壁部11の軸方向C0に沿うエアバッグカバー22の移動が、すなわち、膨張するエアバッグ3に引っ張られる移動やその移動方向と逆方向となるエアバッグ3に扉部25・26のヒンジ部27付近を押さえられる移動が、内側・外側当接部19a・19bによって規制される。
さらに、貫通穴37を設けた対向壁部36にスライド用係止脚18を係止させた状態では、縦片部20の内側面20aが、内側壁部41の外側面側となる横対向面41bを位置規制できることから、エアバッグ3の膨張時に、対向壁部36が、外方へ大きく膨らむように変形しようしても、縦片部20がその変形を規制できる。
その結果、対向壁部36は、エアバッグ3の膨張時、スライド用係止脚18から外れることを確実に防止されて、安定して、ケース9に保持されることとなる。
なお、係止時の揺動用係止脚14の周囲における横穴31のスペースに比べて、係止時のスライド用係止脚18の周囲における貫通穴37のスペースを、狭くしても、スライド用係止脚18の係止が、スライド用係止脚18を、対向壁部36の先端36a側に縦移動させつつ、周壁部11の軸方向C0と略直交方向に横移動させる作業とし、さらに、対向壁部36がケース9に比べて弾力性を有しており、対向壁部36を弾性変形させつつ、係止作業を行えることから、対向壁部36に対し、支障なく、容易に、スライド用係止脚18を係止させることができる。
したがって、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ケース9にエアバッグカバー22を保持させる組付作業性を良好にして、ケース9からのエアバッグカバー22の外れを安定して防止することができる。
そして、実施形態では、揺動用係止脚14が、底壁部10からの高さ位置を、スライド用係止脚18の底壁部10からの高さ位置より低く設定されている。
このような構成では、ケース9の周壁部11の保持壁部12における揺動用係止脚14から底壁部10に至るまでの領域の下部位12aが、周壁部11の軸方向C0に沿う長さを短くすることができる。そのため、図7に示すように、横穴31付近を回転中心として、対向壁部30に対し、ケース9を揺動させつつ、揺動用係止脚14の縦片部16を、対向壁部30の内側から、横穴31に挿入させ、かつ、横穴31から突出させて、対向壁部30に揺動用係止脚14を係止させる際、保持壁部12の揺動用係止脚14から底壁部10に至るまでの下部位12aが、対向壁部30の内側面における先端30a側と、干渉し難くなって、対向壁部30に揺動用係止脚14を係止させる作業を円滑に行うことができる。
また、上記のような構成では、底壁部10からの揺動用係止脚14とスライド用係止脚18との高さ位置が異なることとなって、対応する対向壁部30・36と相違する壁部に対し、揺動用・スライド用係止脚14・18を係止させようとしても、係止孔31・37に係止できなかったり、ケース9の底壁部10が、傾斜する等して、確実に目視して誤組付を確認できることから、容易に誤組付を防止することができる。なお、実施形態の場合、図9に示すように、前後を逆として、係止脚18を、横穴31を設けた対向壁部30に係止させ、その後、係止脚14を、貫通穴37を設けた対向壁部37に係止させる場合、底壁部10の外側面(図例では、上面)10cが、取付壁部29の端面、すなわち、対向壁部30・36の下端30a・36a、に対して傾斜してしまい、一方、適正な組み付けでは、底壁部10の外側面(図例では、上面)10cが、取付壁部29の端面、すなわち、対向壁部30・36の下端30a・36a、平行となることから、容易に誤組付を判別することができる。
さらに、実施形態では、揺動用係止脚14の縦片部16における横片部15からの突出長さH1が、縦片部16の横片部15からの突出方向に沿う横穴31における開口幅寸法V1より、大きく設定されている。
すなわち、揺動用係止脚14を回転させつつ挿入できる範囲内で、横穴31が、縦片部16の横片部15からの突出方向に沿う開口幅寸法V1を、揺動用係止脚14の縦片部16における横片部15からの突出長さH1より、小さくできれば、横穴31を設けた対向壁部30がケース9の周壁部11における軸方向C0に沿って移動しても、揺動用係止脚14の縦片部16の先端16bは、横穴31の軸方向C1に沿う方向で、確実に、横穴31を設けた対向壁部30の外側面33側における横穴31の周縁を係止できる領域に、配置されることとなって、対向壁部30は、エアバッグ3の膨張時、揺動用係止脚14から外れることを的確に防止され、一層安定して、ケース9に保持されることとなる。
さらにまた、実施形態では、エアバッグ装置Mが、助手席前方のインパネ1に搭載される助手席用エアバッグ装置Mとして構成されて、揺動用係止脚14が前方側に位置し、スライド用係止脚18が後方側に位置するように車両に搭載されている。
このような構成では、エアバッグ3の膨張時、横穴31への係止時における係止脚14の周囲のスペースを広くする側となる揺動用係止脚14が、仮に、横穴31を設けた対向壁部30の係止を解除しても、エアバッグカバー22は、対向壁部37を確実に係止しているスライド用係止脚18の部位付近を、回転中心として、回転することとなり、その回転が、エアバッグカバー22の前縁側を上方に持ち上げるような、エアバッグカバー22の天井壁部23側を乗員側に向けるような回転となって、ケース9を乗員側に露出させることを防止できる。一方、上記と逆の構成、すなわち、揺動用係止脚14が後方側に位置し、スライド用係止脚18が前方側に位置していれば、仮に、揺動用係止脚14が横穴31を設けた対向壁部30の係止を解除した場合、エアバッグカバー22は、スライド用係止脚18の部位を、回転中心として、回転し、その回転は、エアバッグカバー22の後縁側を上方に持ち上げるような、エアバッグカバー22の天井壁部23側をウインドシールドWに向けて、ケース9を乗員側に対して露出させるような回転となる。
そのため、実施形態のような揺動用係止脚14が前方側に位置し、スライド用係止脚18が後方側に位置する構成では、揺動用係止脚14が、仮に、横穴31を設けた対向壁部30の係止を解除しても、乗員に対して剛性を有したケース9を露出させることを、防止することができる。
なお、実施形態では、対向壁部36の上下方向の略中間位置まで、先端の下端36a側から部分的に内側に凹む凹部38を設けるように構成して、組付完了時の周壁部11の軸方向C0に沿って相互に離れて対向する縦対向面41a・43aと、組付完了時の周壁部11の軸方向C0の直交方向に沿って相互に離れて対向する横対向面41b・43bと、を設けて、両者の境界部位付近に、貫通37を設けるように、内側壁部41と外側壁部43とを配設した。
しかし、図10・11に示すエアバッグカバー22Aの取付壁部29の対向壁部36Aのように、対向壁部36Aの上下方向の略中間位置まで、先端の下端36aから全域にわたって凹部38Aを設けて、縦・横対向面41a・41b・43a・43bを備えた内側・外側壁部41・43や貫通穴37を配設してもよい。
あるいは、図12・13に示すように、エアバッグカバー22Bの取付壁部29の対向壁部36Bのように、対向壁部36Bの上下方向の略中間位置まで、先端の下端36aと逆方向の図示しない天井壁部23側から、部分的に、外側へ突出する凸部48を設けて、縦・横対向面41a・41b・43a・43bを備えた内側・外側壁部41・43や貫通穴37を配設してもよい。
また、実施形態では、貫通穴37の横挿通部37bが、対向壁部36において、組付完了時の周壁部11の軸方向C0と直交する方向に、閉塞されずに貫通するように、構成したものを示したが、図14・15に示す貫通穴37Cの構造を採用してもよい。なお、図14・15でも、図7・8と同様に、組付作業時の状態で図示しているため、車両搭載状態と上下が反転している。
図14・15に示すエアバッグカバー22Cの貫通穴37Cを設けた対向壁部36Cでは、外側壁部43Cが、その横対向面43bを内側壁部41の横対向面41bと周壁部11の軸方向C0と直交する方向で、重なるように、下端36a方向へ延設し、また、横対向面43bの天井壁部23側の領域に、縦対向面43aを設けた舌片44を、突設させている。そのため、貫通穴37の横挿通部37bが、対向壁部36Cの内側から外側にかけて、組付完了時の周壁部11の軸方向C0(図15参照)と直交する方向で、横対向面43bで閉塞された状態となって貫通されていない。
このエアバッグカバー22Cでも、ケース9との組付時には、先ず、図14に示すように、横穴31付近を回転中心として、横穴31を設けた対向壁部30に対し、ケース9を揺動させつつ、各揺動用係止脚14の縦片部16を、対向壁部30の内側から、横穴31に挿入させ、かつ、横穴31から突出させて、対向壁部30に各動用係止脚14を係止させる。ついで、各スライド用係止脚18を、貫通穴37Cを設けた対向壁部36Cの先端36a側に縦移動させつつ、周壁部11の軸方向C0と略直交方向に横移動させ、各スライド用係止脚18の縦片部20を、対向壁部36Cの内側から、貫通37Cの縦挿通部37aと横挿通部37bとに挿通させて、各スライド用係止脚18を、対向壁部36Cに係止させれば、エアバッグ組付体ASのケース9に対してエアバッグカバー22Cを取り付けることができて、エアバッグ装置Mを組み立てることができる。
そして、貫通穴37Cを設けた対向壁部36Cにスライド用係止脚18を係止させた状態では、スライド用係止脚18の横片部19が、対向壁部36Cの横片部19を間にして対向することとなる内側・外側壁部41・43の縦対向面41a・41b相互を、それぞれ、内側・外側当接部19a・19bによって、位置規制することから、ケース9の周壁部11の軸方向C0に沿うエアバッグカバー22の移動が、すなわち、膨張するエアバッグ3に引っ張られる移動やその移動方向と逆方向となるエアバッグ3に扉部25・26のヒンジ部27付近を押さえられる移動が、内側・外側当接部19a・19bによって規制される。
さらに、貫通穴37を設けた対向壁部36Cにスライド用係止脚18を係止させた状態では、縦片部20の内側面20aが、内側壁部41の外側面側となる横対向面41bを位置規制できることから、エアバッグ3の膨張時に、対向壁部36Cが、外方へ大きく膨らむように変形しようしても、縦片部20がその変形を規制でき、エアバッグカバー22と同様な作用・効果を得ることができる。
なお、実施形態では、エアバッグカバー22をインパネ1と別体とした助手席用エアバッグ装置Mを例示したが、エアバッグカバーがインパネと一体成形されているタイプの助手席用エアバッグ装置に本発明を適用してもよく、さらに、エアバッグカバーの取付壁部の対向する部位が、ケースの周壁部に設けられたフック状の係止脚によって、係止されるタイプのエアバッグ装置であれば、助手席用エアバッグ装置でなくとも、膝保護用エアバッグ装置等に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態を示す助手席用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の縦断面図である。 実施形態のエアバッグ装置の拡大縦断面図である。 実施形態のエアバッグ装置の車両の左右方向の縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態のケースとエアバッグカバーの部分分解斜視図である。 実施形態のエアバッグカバーの横断面図である。 実施形態のエアバッグカバーの部分縦断面図であり、図5のVI−VI部位に対応する。 実施形態のケースとエアバッグカバーとの組付状態を順に説明する図である。 実施形態のケースとエアバッグカバーとの組付状態を順に説明する図であり、図7の後の状態を示す。 実施形態のケースとエアバッグカバーとの誤組付の状態を示す図である。 実施形態の変形例を示すエアバッグカバーの部分省略斜視図である。 図10に示すエアバッグカバーの横断面図である。 実施形態の他の変形例を示すエアバッグカバーの部分省略斜視図である。 図12に示すエアバッグカバーの横断面図である。 実施形態のさらに他の変形例のケースとエアバッグカバーとの組付状態を順に説明する図である。 図14に示すケースとエアバッグカバーとの組付状態を順に説明する図であり、図14の後の状態を示す。
符号の説明
1…(インパネ)インストルメントパネル、
3…エアバッグ、
7…インフレーター、
9…ケース、
10…底壁部、
11…周壁部、
12・13…保持壁部、
14…揺動用係止脚、
15…横片部、
16…縦片部、
18…スライド用係止脚、
19…横片部、
20…縦片部、
22・22A・22B・22C…エアバッグカバー、
23…天井壁部、
29…取付壁部、
30・36・36A・36B・36C…対向壁部、
31・37…係止孔
31…横穴、
37…貫通穴、
37a…縦挿通部、
37b…横挿通部、
41…内側壁部、
41a・43a…縦対向面、
41b・43b…横対向面、
M…(助手席用)エアバッグ装置。

Claims (4)

  1. 折り畳んだエアバッグを収納して、底壁部、及び、該底壁部の外周縁から筒状に延びる周壁部、を備えて剛性を有したケースと、
    折り畳まれた前記エアバッグを覆って、膨張時の前記エアバッグに押されて開く扉部を有した天井壁部、及び、該天井壁部の裏面側から前記周壁部の外周側に沿うように延びて前記周壁部に保持される取付壁部、を備えて、前記ケースより弾力性を有したエアバッグカバーと、
    を具備して構成され、
    前記エアバッグカバーの前記取付壁部における相互に対向する部位に、それぞれ、複数の係止孔が、貫通され、
    前記ケースの周壁部の外周面側に、前記係止孔に挿入されて前記取付壁部を係止し、膨張する前記エアバッグに押される前記エアバッグカバーの外れを防止して保持可能な係止脚が、配設されて構成されるエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグカバーの前記取付壁部の対向する部位の一方の部位に配置される前記係止孔が、組付完了時の前記周壁部の軸方向と略直交方向となる軸心として、前記取付壁部を貫通する横穴から、形成され、
    前記取付壁部の対向する部位の他方の部位に配置される前記係止孔が、組付完了時の前記周壁部の軸方向に略沿う方向となる軸心を有する縦挿通部と、該縦挿通部と連通して前記周壁部の軸方向と略直交方向となる軸心を有する横挿通部と、を具備して前記取付壁部の内側面側から外側面側に貫通する貫通穴から、形成されるとともに、
    前記貫通穴を設けた取付壁部が、
    先端側に位置して内側に配置される内側壁部と、該内側壁部より外側にずれて配置されて、前記天井壁部側に延びる外側壁部と、を備えて構成されるとともに、
    前記内側壁部と前記外側壁部との境界部位に、前記貫通穴を配置させて、前記貫通穴付近の前記内側壁部と前記外側壁部とに、組付完了時の前記周壁部の軸方向に沿って相互に離れて対向する縦対向面と、組付完了時の前記周壁部の軸方向と直交する方向に沿って相互に離れて対向する横対向面と、を備えるように、構成され、
    前記横穴に挿入される前記係止脚が、前記周壁部側から外方に延びて、前記横穴の内周面を位置規制可能な横片部と、該横片部の先端から前記底壁部側にL字状に屈曲して、前記横穴周縁における前記取付壁部の外側面側を位置規制可能な縦片部と、を備えて、前記横穴付近を回転中心として、前記横穴を設けた前記取付壁部に対し、前記ケースを揺動させつつ、前記縦片部を、前記横穴を設けた前記取付壁部の内側から、前記横穴に挿入させ、かつ、前記横穴から突出させて、前記横穴を設けた前記取付壁部を係止可能な揺動用係止脚として、構成され、
    前記貫通穴に挿入される前記係止脚が、前記周壁部側から外方に延びる横片部と、該横片部の先端から前記底壁部側にL字状に屈曲する縦片部と、を備えて、前記横穴を設けた前記取付壁部に前記揺動用係止脚を係止させた後、前記貫通穴を設けた前記取付壁部の先端側に縦移動させつつ、前記周壁部の軸方向と略直交方向に横移動させ、前記縦片部を、前記貫通穴を設けた前記取付壁部の内側から、前記貫通孔の前記縦挿通部と前記横挿通部とに挿通させて、前記貫通穴を設けた前記取付壁部に係止させるスライド用係止脚として、構成され、
    前記スライド用係止脚の横片部が、前記貫通穴を設けた前記取付壁部への前記スライド用係止脚の係止時に、前記取付壁部の前記内側壁部の縦対向面を位置規制する内側当接部と、前記外側壁部の縦対向面を位置規制する外側当接部と、を備えて構成され、
    前記スライド用係止脚の縦片部が、前記貫通穴を設けた前記取付壁部への前記スライド用係止脚の係止時に、前記内側壁部の横対向面を位置規制可能に構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記揺動用係止脚が、前記底壁部からの高さ位置を、前記スライド用係止脚の前記底壁部からの高さ位置より、低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記揺動用係止脚の前記縦片部における前記横片部からの突出長さが、前記縦片部の前記横片部からの突出方向に沿う前記横穴における開口幅より、小さく設定されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグ装置が、助手席前方のインストルメントパネルに搭載される助手席用エアバッグ装置として構成されるとともに、
    前記揺動用係止脚が前方側に位置し、前記スライド用係止脚が後方側に位置するように、車両に搭載されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
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