JPH09240408A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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Publication number
JPH09240408A
JPH09240408A JP8053050A JP5305096A JPH09240408A JP H09240408 A JPH09240408 A JP H09240408A JP 8053050 A JP8053050 A JP 8053050A JP 5305096 A JP5305096 A JP 5305096A JP H09240408 A JPH09240408 A JP H09240408A
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JP
Japan
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case
bag retainer
locking
airbag
opening
Prior art date
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JP8053050A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Otsuka
昌克 大塚
Takeshi Yamaji
猛 山地
Toru Ozaki
徹 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッグリテーナをケースの開口周縁部内側に
配し、このバッグリテーナをケースの外側に配した固定
部材で固定することによって、エアバッグとドアとがケ
ースに一体に固定されたエアバッグ装置において、その
組立て時において、バッグリテーナをケースの開口周縁
部内側に配した際に、バッグリテーナがケース内に落下
することがなく、簡易な組立てが可能となるものを提供
する。 【解決手段】 バッグリテーナ30に係止用突部34を
設け、ケース12の開口周縁部に、係止用突部34を係
止する係止孔23を設け、係止用突部34に、係止孔2
3に挿入されてケース12の外側に突出し、かつ、係止
孔23に係止される爪36を設けて、バッグリテーナ3
0をケース12の開口周縁部内側に配する際に、係止用
突部34の爪36を係止孔23に係止させることによ
り、バッグリテーナ30をケースに固定して、その落下
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等における乗
員の保護装置であるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の衝突時における車室
内の乗員保護のため、インストルメントパネルやステア
リングホイール中央部などにエアバッグ装置を配設する
ことがある。このようなエアバッグ装置は、一般に、エ
アバッグとガス発生器とをケース内に収納してなり、車
両衝突時に、ガス発生器からガスが発生してエアバッグ
が膨張し、これにより乗員の体を受け止めるよう構成さ
れている。
【0003】このようなエアバッグ装置において、ケー
スへのエアバッグの取付けは、ケースの開口周縁部内側
に、エアバッグの開口周縁部を、バッグリテーナを介し
て固定することによりなされており、その固定は、複数
のリベットや複数のボルトナットにより行なわれてい
る。
【0004】本出願人は、このようなエアバッグ装置に
おける組立作業を容易にするために、複数のリベット等
を用いることなく、ケースにエアバッグを取付けること
ができる以下のような取付構造を先に提案した(特願平
7−252118号)。
【0005】すなわち、図9、10に示すように、上方
に開口するケース101の開口周縁部、エアバッグ10
2の開口周縁部及びドア103の取付部103aに、そ
れぞれ複数のロの字形の貫通孔104、105、106
を設け、ケース101の開口周縁部内側に配されるバッ
グリテーナ107に、これら各貫通孔104、105、
106をともに貫通してドア取付部103aの外側に突
出する断面コの字形の複数の係合部108、108…を
設けておく。
【0006】そして、組立て時において、バッグリテー
ナ107の複数の係合部108、108…を、エアバッ
グ102の対応する貫通孔105、105…に貫通さ
せ、さらにケース101の内側から各々対応する貫通孔
104、104…に貫通させて、バッグリテーナ107
をケース101の開口周縁部内側に配する。その後、上
方から、ドア103を、図9において矢印kで示すよう
に、2つの取付部103aを開いて被せ、ケース101
から外側に突出する複数の係合部108、108…を、
取付部103aの複数の貫通孔106、106…にそれ
ぞれ挿通させる。最後に、棒状の固定部材109を、こ
れら複数の係合部108、108…の内側に挿通して、
バッグリテーナ107を固定して組立てる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造では、バッグリテーナ107をケース101の開
口周縁部内側に配した際に、バッグリテーナ107がエ
アバッグ102とともにケース101内に落下してしま
うという問題がある。そのため、固定部材109により
バッグリテーナ107を固定するまで間、クリップ等の
仮止め部材を用いて、一時的にバッグリテーナ107と
ケース101とを仮止めすることが考えられるが、その
場合、ドア103を被せた後に前記仮止め部材が取出せ
ない等の問題がある。
【0008】そこで、本発明は、組立て時において、バ
ッグリテーナをケースの開口周縁部内側に配したとき
に、バッグリテーナがケース内に落下することがなく、
簡易な組立てが可能となるエアバッグ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のエア
バッグ装置は、エアバッグを支持するバッグリテーナを
ケースの開口周縁部内側に配し、前記バッグリテーナを
前記ケースの開口周縁部外側に配した固定部材で固定す
ることによって、前記エアバッグの開口周縁部と前記ケ
ースの開口部を覆うドアの取付部とが前記ケースに一体
に固定されたエアバッグ装置において、前記バッグリテ
ーナに、前記ケースの開口周縁部に係止される係止用突
部を設けたものである。
【0010】請求項2のエアバッグ装置は、前記ケース
の開口周縁部に、前記係止用突部を係止する係止孔を設
け、前記係止用突部に、前記係止孔に挿入されて前記ケ
ースの外側に突出し、かつ、前記係止孔に係止される爪
を設けたものである。
【0011】請求項3のエアバッグ装置は、前記ケース
の開口周縁部及び前記エアバッグの開口周縁部に、複数
の貫通孔をそれぞれ設け、前記バッグリテーナに、前記
エアバッグ及び前記ケースの前記貫通孔をともに貫通し
て前記ケースの外側に突出し、かつ、前記固定部材と係
合する複数の係合部を設け、前記バッグリテーナの前記
係止用突部が、前記複数の係合部のうち少なくとも一の
係合部に設けられ、前記ケースの前記貫通孔に係止され
たものである。
【0012】
【作用】請求項1のエアバッグ装置では、その組立て時
において、バッグリテーナをエアバッグとともにケース
の開口周縁部の内側に配するときに、バッグリテーナの
係止用突部をケースの開口周縁部に係止させる。これに
より、バッグリテーナがケースに固定される。そのた
め、その後の工程、即ち、ドアをケースの開口部に配
し、固定部材によりエアバッグとドアとをケースに一体
に固定するまでの間に、バッグリテーナがケース内に落
下することがない。
【0013】請求項2のエアバッグ装置では、その組立
て時において、バッグリテーナをエアバッグとともにケ
ースの開口周縁部の内側に配するときに、バッグリテー
ナの係止用突部を、ケースの開口周縁部の係止孔に挿入
し、さらに係止させる。これにより、バッグリテーナが
ケースに固定される。
【0014】請求項3のエアバッグ装置では、その組立
て時において、バッグリテーナをエアバッグとともにケ
ースの開口周縁部の内側に配するときに、バッグリテー
ナの係合部を、エアバッグ及びケースの各貫通孔にとも
に挿通すると、その係合部に設けられた係止用突部が、
ケースの貫通孔に係止される。これにより、バッグリテ
ーナがケースに固定される。つまり、余計な動作をする
ことなく、前記挿通によりバッグリテーナがケースに固
定される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例に係るエアバッ
グ装置10の斜視図であり、図2は、その部分分解斜視
図である。
【0017】このエアバッグ装置10は、自動車の助手
席前方のインストルメントパネルに配設されるものであ
り、上方に開口するケース12内にエアバッグ14とガ
ス発生器16が収納され、ケース12の開口部がドア1
8により覆われている。このエアバッグ装置10を前記
インストルメントパネルに配設する際には、図1に示す
ケース12の上下方向がほぼ水平方向になるように傾け
て配される。
【0018】ケース12は、水平断面が矩形の金属製の
箱型容器であり、上部に矩形の開口部を有するととも
に、底部に湾曲面を有して、縦断面略U字状に形成され
ている。この湾曲したケース12の底部にガス発生器1
6が収納されており、ケース12の一側壁にはガス発生
器16を装着するための装入孔20が設けられている。
ケース12の開口周縁部には、ロの字形の貫通孔22が
ケース12の開口辺に沿って複数個設けられている。こ
の貫通孔22は、ケース12の開口周縁部の長辺側にそ
れぞれ4個、計8個が所定の間隔で並設されている。
【0019】また、このケース12の長辺側の開口周縁
部には、その両端部に、内外に貫通し、後述するバッグ
リテーナ30の係止用突部34、34を係止するT字形
の係止孔23、23がそれぞれ設けられている。
【0020】エアバッグ14は、合成繊維等により構成
され、下方に開口し上方に膨出する袋体である。このエ
アバッグ14は、その矩形の開口部がケース12の開口
部に対向する姿勢で、その開口周縁部がケース12の開
口周縁部の内側に取付けられており、図2に示すよう
に、折畳むか又は巻込んだ状態でケース12内に収納さ
れている。このエアバッグ14の開口周縁部には、各辺
毎に筒状に縫製された口元縫製部14aが形成されてい
る。ケース12の長辺側に配される長辺側の口元縫製部
14aには、ケース12の複数の貫通孔22、22…と
対応する位置に、略同一の形状のロの字形の貫通孔2
4、24…が複数個設けられている。
【0021】また、この長辺側の口元縫製部14aに
は、その両端部に、ケース12の開口周縁部に設けられ
た係止孔23、23に対応するように、ロの字形の係止
用貫通孔25、25がそれぞれ設けられている。
【0022】ガス発生器16は、不図示の制御部に接続
されており、車両の衝突等の所定条件において、ケース
12内にガスを発生して、エアバッグ14をケース12
の開口部から外部に膨出させる。
【0023】ドア18は、ケース12の開口部を覆う合
成樹脂製の蓋材であって、前記開口部に対応する略長方
形状を成す。このドア18の下面には、その長辺側にお
いて、下方に延びる板状の取付部26が設けられてお
り、これら2つの取付部26、26が、ケース12の開
口周縁部の外側面に当接し、それぞれそこで固定される
よう構成されている。また、ドア18は、エアバッグ1
4がガスにより膨張した時に、その上面の所定の一部が
開裂してエアバッグ14がケース12外に膨出できるよ
うに構成されている。このドア18の取付部26には、
ケース12の複数の貫通孔22、22…に対応する位置
に、略同一の形状のロの字形の貫通孔28、28…が複
数個設けられている。
【0024】図2、6に示すように、このドア18の取
付部26の内側面には、ケース12の係止孔23、23
に対応する位置に、後述するバッグリテーナ30の係止
用突部34、34が収納される矩形の凹部29、29が
形成されている。
【0025】符号30は、ケース12の開口周縁部内側
に配され、エアバッグ14をケース12に保持する金属
製のバッグリテーナである。このバッグリテーナ30
は、エアバッグ14の長辺側の口元縫製部14aに対し
1つずつ配されるものであって、その口元縫製部14a
とほぼ同一の長さ寸法を有する細長い板状に形成され、
ケース12の開口周縁部に設けられた4つの貫通孔2
2、22…に跨って位置するように形成されている。こ
のバッグリテーナ30は、その強度の点から、板厚が
1.6mm以上に設定されている。
【0026】バッグリテーナ30には、前記4つの貫通
孔22、22…に対応する位置に、外方に向って突出す
る縦断面コの字形の4つの係合部32、32…が形成さ
れている。この係合部32は、エアバッグ14、ケース
12及びドア18の各貫通孔24、22、28をともに
貫通してドア18の取付部26の外側まで突出するよう
に形成されている。この係合部32は、ケース12の貫
通孔22に対し、幅寸法は略同一ないしは若干短めに、
高さ寸法は図4に示すように所定の長さだけ短く形成さ
れている。
【0027】バッグリテーナ30には、その両端部に、
ケース12の係止孔23、23に対応する係止用突部3
4、34がそれぞれ設けられている。この係止用突部3
4は、バッグリテーナ30の外側面から外方に突出して
形成されており、図3に示すように、その突出先端に水
平に延びる一対の爪36、36を有する。
【0028】ここで、図5に示すように、ケース12の
係止孔23は、この一対の爪36、36が挿通されるロ
の字形の挿通孔部23aと、その下方に連続して設けら
れ、一対の爪36、36を掛止する幅の狭い掛止孔部2
3bとよりなる。
【0029】このバッグリテーナ30は、1枚の金属板
の打抜き加工及び曲げ加工により形成される。すなわ
ち、まず、金属板を所定形状に打抜く。その際、金属板
の所定の箇所を上下端を残して十字形に打抜いて係止用
突部34を形成しておく。その後、所定の曲げ加工を行
なって係合部32、32…を形成する。
【0030】符号40は、バッグリテーナ30の複数の
係合部32、32…の内側をともに挿通する金属製の棒
状の固定部材であり、各バッグリテーナ30に対して1
本ずつ配されている。この固定部材40は、バッグリテ
ーナ30と略同一の長手寸法を有し、図6に示すよう
に、ドア18の取付部26の貫通孔28から外側に突出
する係合部32の内側に水平方向に嵌入されるように、
断面略矩形形状に形成されている。
【0031】以上よりなるエアバッグ装置10を組立て
る際には、まず、図2に示す折畳んだエアバッグ14の
長辺側の2つの口元縫製部14aに、それぞれ対応する
バッグリテーナ30を引掛ける。即ち、口元縫製部14
aの複数の貫通孔24、24…に、バッグリテーナ30
の複数の係合部32、32…をそれぞれ挿通させる。こ
のとき、バッグリテーナ30の両端部の係止用突部3
4、34は、エアバッグ14の口元縫製部14aの各係
止用貫通孔25、25に挿通される。
【0032】そして、このバッグリテーナ30をケース
12の開口周縁部内側に配し、各係合部32、32…
を、ケース12の対応する貫通孔22、22…に貫通さ
せる。このとき、バッグリテーナ30の各係止用突部3
4は、ケース12の対応する係止孔23に挿通され、そ
の爪36、36がケース12の外側に突出する。ここ
で、バッグリテーナ30を下方にスライドさせて、図5
に示すように、爪36、36を係止孔23の掛止孔部2
3aに掛止させる。これにより、図4に示すように、バ
ッグリテーナ30がケース12に固定される。
【0033】その後、上方からドア18を被せ、その取
付部26の複数の貫通孔28、28…に、対応する係合
部32、32…を貫通させる。その際、図2において矢
印kで示すように、ドア18の取付部26を外方に開い
て被せる。そして、ドア18の取付部26から外側に突
出する複数の係合部32、32…の内側に、固定部材4
0を水平方向に挿通させる。これにより、エアバッグ1
4及びドア18がケース12に一体に固定される。
【0034】その後、ケース12の側壁の装入孔20か
らガス発生器16を挿入してケース12底部に固定す
る。
【0035】上述した本実施例のエアバッグ装置10で
あると、その組立て時において、バッグリテーナ30を
ケース12の開口周縁部内側に配したとき、バッグリテ
ーナ30の係止用突部34、34がケース12の係止孔
23、23に係止されて、バッグリテーナ30がケース
12に固定される。そのため、この段階でバッグリテー
ナ30から手を離しても、バッグリテーナ30がケース
12内に落下することがない。よって、一方の側面のバ
ッグリテーナ30をケース12の内側に配すると同時
に、そのバッグリテーナ30から手を離して、他方の側
面のバッグリテーナ30の取付けを行なうことができ
る。また、クリップ等の仮止め部材を用いてバッグリテ
ーナ30の仮止めをすることなく、ドア18を被せるこ
とができるので、組立て後に仮止め部材が取出せないと
いった問題もない。さらに、図2に示すように、ドア1
8の取付部26を外側に開いてドア18を被せるとき
に、バッグリテーナ30が内側に多少押されても、ケー
ス12内に落下することがない。
【0036】また、本実施例のエアバッグ装置10であ
ると、バッグリテーナ30の係合部32、32…をケー
ス12の貫通孔22、22…に挿通し、そのまま下方に
スライドさせるという一連の動作で、バッグリテーナ3
0をケース12に固定することができる。すなわち、ワ
ンタッチでバッグリテーナ30をケース12に固定する
ことができるので、組立て作業が容易である。
【0037】以上のように、本エアバッグ装置10であ
ると、部品点数をふやすことなく、簡易的、かつ、短時
間に組立てることができる。
【0038】なお、上記実施例においては、ケース12
の長辺側においてのみ、エアバッグ14をバッグリテー
ナ30により取付ける構成としたが、ケース12の短辺
側においても該構成を適用することができる。その場合
には、該短辺側にも上記した係止用突部34と係止孔2
3とによってバッグリテーナ30を固定する構成を適用
することが好ましい。
【0039】また、上記実施例においては、開口形状が
矩形のケース12に対して説明したが、円形や他の開口
形状にも上述した構成は適用可能である。
【0040】また、上記実施例においては、エアバッグ
14及びケース12の貫通孔24、22をともに貫通す
る係合部32をバッグリテーナ30に設け、この係合部
32を水平方向に貫通する棒状の固定部材40により、
エアバッグ14及びドア18を固定する構成としたが、
例えば、このような係合部32に上下方向に貫通する孔
を設けて、この孔に上下方向に固定部材40を挿通させ
て、エアバッグ14及びドア18を固定するように構成
してもよい。また、前記係合部32をボルトにより形成
し、固定部材40としてナットを用いて固定するように
構成してもよい。これらの場合にも、該係合部32の貫
通孔22、24への挿通時に、バッグリテーナ30がケ
ース12にワンタッチで固定されるという効果は得られ
る。
【0041】また、従来のエアバッグ装置のように、バ
ッグリテーナ30に複数の貫通孔を設けて、該貫通孔と
エアバッグ14及びケース12の貫通孔24、22とを
一致させて、リベットでそれらをともに貫通させて固定
する場合において、上記した係止用突部34及び係止孔
23を設けた場合には、バッグリテーナ30とケース1
2の固定効果とともに、バッグリテーナ30をケース1
2の開口周縁部内側に配する際の位置決めが容易である
という効果がある。
【0042】つぎに、本発明の他の実施例に係るエアバ
ッグ装置を図7、8により説明する。
【0043】この実施例では、バッグリテーナの構成が
上記実施例とは相違する。すなわち、この実施例におけ
るバッグリテーナ50は、係止用突部52が、複数の係
合部32、32…にそれぞれ2つずつ設けられており、
各係合部32の上下面において、上面側では上方に切起
されて、下面側では下方に切起されて形成されている。
【0044】そして、図8に示すように、バッグリテー
ナ50をケース12の開口周縁部内側に配して、その複
数の係合部32、32…を各々対応するケース12及び
エアバッグ14の貫通孔22、24にともに貫通させた
ときに、係止用突部52の切起された先端が、ケース1
2の貫通孔22の開口縁に当接して、係合部32の逆戻
りを防止する。
【0045】ここで、本実施例では、図8に示すよう
に、係合部32の高さ寸法が、ケース12の貫通孔22
の高さ寸法と略同一ないしは若干短く形成されており、
係合部32を貫通孔22に挿入する際には、係止用突部
52、52による付勢力に逆らって圧入するように構成
されている。
【0046】以上より、本エアバッグ装置であると、バ
ッグリテーナ50をケース12の開口周縁部内側に配す
る際に、複数の係合部32、32…を対応するケース1
2の貫通孔22、22…に貫通させるのみで、バッグリ
テーナ50がケース12の内側面に固定される。よっ
て、組立て作業がより簡易である。
【0047】なお、本実施例では、複数の係合部32、
32…の全てに係止用突部52を設けたが、必ずしも全
ての係合部32に設ける必要はない。また、各係合部3
2において、その上下両面に係止用突部52を設けた
が、一方面のみに設けてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明のエアバッグ装置であると、その
組立て作業において、バッグリテーナをケースの開口周
縁部内側に配したとき、バッグリテーナに設けた係止用
突部によってバッグリテーナがケースの内側面に固定さ
れるので、その後の組立て工程において、バッグリテー
ナがケースの内側に落下することがない。よって、部品
点数を増やすことなく、簡易に組立てることができ、組
立て時間も短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエアバッグ装置10の
斜視図である。
【図2】エアバッグ装置10の部分分解斜視図である。
【図3】エアバッグ装置10のバッグリテーナ30の要
部拡大斜視図である。
【図4】エアバッグ装置10において、バッグリテーナ
30をケース12に固定した段階における要部斜視図で
ある。
【図5】エアバッグ装置10において、バッグリテーナ
30の係止用突部34とケース12の係止孔23との係
止状態を示す要部拡大斜視図である。
【図6】図1のA−A断面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係るエアバッグ装置のバ
ッグリテーナ50の斜視図である。
【図8】他の実施例に係るエアバッグ装置の要部拡大断
面図である。
【図9】従来のエアバッグ装置の分解斜視図である。
【図10】図9のB−B断面図である。
【符号の説明】 10……エアバッグ装置 12……ケース 14……エアバッグ 14a…エアバッグ14の口元縫製部 18……ドア 22……ケース12の貫通孔 23……ケース12の係止孔 24……エアバッグ14の貫通孔 26……ドア18の取付部 28……ドア18の貫通孔 30、50……バッグリテーナ 32……バッグリテーナ30の係合部 34、52……バッグリテーナ30の係止用突部 36……係止用突部34の爪 40……固定部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグを支持するバッグリテーナを
    ケースの開口周縁部内側に配し、前記バッグリテーナを
    前記ケースの開口周縁部外側に配した固定部材で固定す
    ることによって、前記エアバッグの開口周縁部と前記ケ
    ースの開口部を覆うドアの取付部とが前記ケースに一体
    に固定されたエアバッグ装置において、 前記バッグリテーナに、前記ケースの開口周縁部に係止
    される係止用突部を設けたことを特徴とするエアバッグ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースの開口周縁部に、前記係止用
    突部を係止する係止孔を設け、 前記係止用突部に、前記係止孔に挿入されて前記ケース
    の外側に突出し、かつ、前記係止孔に係止される爪を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ケースの開口周縁部及び前記エアバ
    ッグの開口周縁部に、複数の貫通孔をそれぞれ設け、 前記バッグリテーナに、前記エアバッグ及び前記ケース
    の前記貫通孔をともに貫通して前記ケースの外側に突出
    し、かつ、前記固定部材と係合する複数の係合部を設
    け、 前記バッグリテーナの前記係止用突部が、前記複数の係
    合部のうち少なくとも一の係合部に設けられ、前記ケー
    スの前記貫通孔に係止されたことを特徴とする請求項1
    に記載のエアバッグ装置。
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