JP3481131B2 - アームレスト構造 - Google Patents

アームレスト構造

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JP3481131B2
JP3481131B2 JP10874198A JP10874198A JP3481131B2 JP 3481131 B2 JP3481131 B2 JP 3481131B2 JP 10874198 A JP10874198 A JP 10874198A JP 10874198 A JP10874198 A JP 10874198A JP 3481131 B2 JP3481131 B2 JP 3481131B2
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pull handle
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armrest
upper wall
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慎二 菊谷
浩 佐藤
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車におけるド
アを内装するドアトリムの車室側に張出すように設けら
れるアームレスト構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のアームレスト構造は、例えば、図
7、図8に示すようなものが知られている。図におい
て、1は自動車ドアを内装するドアトリムであり、この
ドアトリム1には、車室側に張り出した車体前後方向に
長尺なアームレスト2が設けられている。 【0003】このアームレスト2は、互いに下方向に向
かって組み合わされるアームレスト本体3とプルハンド
4及びドアセンター5とで構成されている。 【0004】アームレスト本体3は、ドアトリム1の略
中央部に車室側に張出して一体に形成され、その上面に
一対のチャンネル状の膨出部3aが形成され、この膨出
部3aの先端部にはクリップ取付穴3bが設けられてい
る。 【0005】プルハンドル部4は、アームレスト本体3
の膨出部3aの上面より離れた状態で、ドアトリム1に
クリップ等により取付けられている。 【0006】ドアセンター片5は、断面略L字状を呈し
ており、その上壁5aの裏面をプルハンドル片4に突設
した棚状部4bに添設すると共に、側壁5bの下端部
を、クリップ6をアームレスト本体3のクリップ取付け
穴3bに嵌合することにより、ドアトリムに装着する
ように構成していた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成する従来のアームレスト構造においては、プ
ルハンドル片4とドアセンター片5とは、プルハンドル
片4の棚状部4bにドアセンター片5の上壁5aが添設
され、しかも、ドアセンター片5がその下端部において
クリップ6によってドアトリム1に装着されているだけ
であるので、もしも、ドアセンター片5のみに、乗員の
腕等により、図8の矢印A方向のような力が加わった場
合、ドアセンター片5は、下端部の取付け部を中心とし
て、二点鎖線で示すような方向に変形してしまうことが
考えられ、このような変形を繰り返し起こすことによっ
て塑性変形してしまい、プルハンドル4との間に隙間
ができて、この部位における見栄えを劣化させてしまう
ことにもなり兼ねない。 【0008】また、プルハンドル片4は、アームレスト
本体3の膨出部3aの上面より離れた状態で、ドアトリ
ム1側に装着されている結果、凹状のプルハンドル部4
cを乗員が引いて、図示しないドアーを締める場合に、
特に乗員の手が比較的プルハンドル部4cの上側を持っ
て図8の矢印B方向に引かれると、車室側に転んでしま
い、これを繰り返すことによって塑性変形し、ドアトリ
ム1との間に隙間ができて、この点からも見栄え劣化の
要因となっていた。 【0009】そこで、本発明は、かかる従来の問題点に
鑑み、ドアトリムに対してプルハンドル片及びドアセン
ター片の支持構造を堅実なものにすべくなしたアームレ
スト構造を提供することを目的としている。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、ドアトリムの
車室側に張出するように設けられるアームレストを、前
記ドアトリムに一体に形成されるアームレスト本体と別
体のプルハンドル片及びドアセンター片とで構成するア
ームレスト構造であって、前記プルハンドル片の上壁よ
り車室側に張出した棚状部の裏面に嵌合片を垂設
し、この嵌合片の下面を前記アームレスト本体の上面に
当接させた状態で前記プルハンドル片を前記ドアトリム
に取付け、また、前記ドアセンター片の上壁裏面および
側壁裏面にかけて一対の縦リブを互いに離間するように
立設し、該縦リブに横リブを跨設し、かつ、該横リブを
前記プルハンドル片の嵌合片に設けた嵌合溝に嵌合する
と共に、前記ドアセンター片の上壁裏面に形成した係止
爪を前記プルハンドル片の前記棚状部に形成した係合穴
に係合した状態で、前記ドアセンター片の下端部を前記
ドアトリムに取り付け、更に、前記プルハンドル片の上
壁を前記縦リブの上端部を切欠いて形成した切欠き部と
前記ドアセンター片の上壁裏面との間に嵌入したことを
特徴とする。 【0011】上記構成において本発明は、プルハンドル
片はその裏面に形成した嵌合片をドアトリムに一体に形
成されたアームレスト本体の上面に当接させている結
果、乗員の腕により押されたとしても、嵌合片が突っ張
って、アームレスト本体との相対的変形を防止でき、ま
た、ドアセンター片は嵌合片の嵌合溝に両縦リブを跨設
する横リブが嵌合されていると共に係止爪がプルハンド
ル片の棚状部に形成した係合穴に係合しており、更に、
ドアセンター片は、プルハンドル片の棚状部が両縦リブ
の上端部の切欠き部とドアセンター片の上壁裏面との間
に嵌入していることによって、プルハンドル片との相対
的変形が防止でき、従来のような見栄え劣化の問題を解
消している。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図4を用いて説明する。 【0013】図1は本発明の実施の形態としてのアーム
レスト構造を備えたドアトリムの分解斜視図、図2は図
1のアームレスト部を拡大して示す一部破段斜視図、同
じくドアトリムの斜視図、図3は図2のIII-III 断面
図、図4は図2のIV-IV 断面図である。 【0014】図において、11は自動車ドアを内装する
ドアトリムであり、このドアトリム11には、車室側に
張り出した車体前後方向に長尺なアームレスト12が設
けられている。 【0015】このアームレスト12は、ドアトリム11
の車室側に張出するように一体に形成されたアームレス
ト本体13と、別体のプルハンドル片14及びドアセン
ター片15とで構成している。 【0016】アームレスト本体13は、ドアトリム11
の略中央部に車室側に張出して一体に形成され、その上
面に一対のチャンネル状の膨出部13aが形成され、こ
の膨出部13aの先端部にはクリップ取付穴13bが
設けられている。 【0017】プルハンドル片14は、その上壁22に車
室側に張出すように棚状部221 が形成されており、こ
の棚状部221 の下面に下方に突出する一対の嵌合片1
9が垂設され、この嵌合片19の下面をアームレスト本
体13の膨出部13a上に当接させた状態で、ドアトリ
ム11にクリップ18等を用いて取付けられている。 【0018】また、ドアセンター片15は、互いに断面
L字状を呈するように一体形成された上壁15aと側壁
15bとで構成しており、上壁15aの裏面及び側壁1
5bの裏面にかけて、一対の縦リブ16が互いに離間す
るように二組立設され、両縦リブ16の間は横リブ17
を跨設して連設されており、横リブ17は嵌合片19に
形成した嵌合溝20に嵌合するように構成されている。 【0019】更に、ドアセンター片15の上壁15aの
裏面には、プルハンドル片14の上壁22に形成した係
合穴23に係合する係止爪21が形成されている。プル
ハンドル片14の上壁22に形成した棚状部221 の上
面は、段差22aに形成されていて、ドアセンター片1
5の上壁15aがこの段差22a上に載置され、段差2
2aによって両上壁22及び15aとは上面において段
差がないようにしている。 【0020】また、両縦リブ16の上端部を切欠いて、
切欠き部24が形成されており、この切欠き部24とド
アセンター片15の上壁15aとの間に形成される隙間
25内に、プルハンドル片14の上壁22に形成した棚
状部221 が挿入されている。 【0021】ドアセンター片15の側壁15bは、その
下端部にクリップ座15cが突設されていて、このクリ
ップ座15cに取付けたクリップ体26をクリップ取付
穴13bに挿着することによってドアトリム11に装
着されている。 【0022】上記構成において、プルハンドル片14は
嵌合片19をアームレスト本体13の上面に形成した膨
出部13a上に当接させている結果、乗員の腕により押
されたとしても、嵌合片19が膨出部13a上で突っ張
って、アームレスト本体13との相対的変形を防止でき
る。 【0023】また、ドアセンター片15は両縦リブ16
を跨設する横リブ17が嵌合片19の嵌合溝20に嵌合
していると共に、係止爪21がプルハンドル片14の上
壁22における棚状部221 に形成した係合穴23に係
合させ、更に、プルハンドル片14の棚状部221 が両
縦リブ16の上端部の切欠き部24とドアセンター片1
5の上壁裏面との隙間25に嵌入していることによっ
て、ドアセンター片15はプルハンドル片14との相対
的変形が防止でき、従来のような見栄え劣化の問題を解
消している。 【0024】更に、横リブ17は、ドアセンター片15
の上壁15a及び側壁15bにかけて立設された一対の
縦リブ16によって支持されている結果、プルハンドル
片14に対するドアセンター15の支持力を強固
ている。 【0025】 【発明の効果】以上のように、プルハンドル片は嵌合片
をアームレスト本体の上面に形成した膨出部上に当接さ
せている結果、乗員の腕等により押されたとしても、嵌
合片が膨出部上で突っ張って、アームレスト本体との相
対的変形を防止できる。 【0026】また、ドアセンター片は両縦リブを跨設す
る横リブが嵌合片の嵌合溝に嵌合していると共に、係止
爪がプルハンドル片の上壁における棚状部に形成した係
合穴に係合させ、更に、プルハンドル片の棚状部が両縦
リブの上端部の切欠き部とドアセンター片の上壁裏面と
の隙間に嵌入していることによって、ドアセンター片は
プルハンドル片との相対的変形が防止でき、従来のよう
な見栄え劣化の問題を解消している。 【0027】更に、横リブは、ドアセンター片の上壁及
び側壁にかけて立設された一対の縦リブによって支持さ
れている結果、プルハンドル片に対するドアセンター
の支持力を強固している。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態としてのアームレスト構造
を備えたドアトリムの分解斜視図である。 【図2】図1におけるアームレスト構造を拡大して描画
した斜視図である。 【図3】図2のIII-III 断面図である。 【図4】図2のIV-IV 断面図である。 【図5】図1におけるプルハンドル片の要部を拡大して
描画する斜視図である。 【図6】図1におけるドアセンター片の要部を拡大して
描画する斜視図である。 【図7】従来におけるアームレスト構造を拡大して描画
する斜視図である。 【図8】図7のVI-VI 断面図である。 【符号の説明】 11 ドアトリム 12 アームレスト 13 アームレスト本体 13a 膨出部 13b クリップ取付け穴 14 プルハンドル片 15 ドアセンター片 15a 上壁 15b 側壁 16 縦リブ 17 横リブ 18 クリップ 19 嵌合片 20 嵌合溝 21 係止爪 22 上壁 221 棚状部 23 係合穴 25 隙間 26 クリップ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−263159(JP,A) 特開 平11−222032(JP,A) 実開 平5−44634(JP,U) 特公 平4−24261(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/04 B60J 5/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドアトリムの車室側に張出するように設
    けられるアームレストを、前記ドアトリムに一体に形成
    されるアームレスト本体と別体のプルハンドル片及びド
    アセンター片とで構成するアームレスト構造であって、 前記プルハンドル片の上壁より車室側に張出成した棚
    状部の裏面に嵌合片を垂設し、この嵌合片の下面を前記
    アームレスト本体の上面に当接させた状態で前記プルハ
    ンドル片を前記ドアトリムに取付け、 また、前記ドアセンター片の上壁裏面および側壁裏面に
    かけて一対の縦リブを互いに離間するように立設し、該
    縦リブに横リブを跨設し、かつ、該横リブを前記プルハ
    ンドル片の嵌合片に設けた嵌合溝に嵌合すると共に、前
    記ドアセンター片の上壁裏面に形成した係止爪を前記プ
    ルハンドル片の前記棚状部に形成した係合穴に係合した
    状態で、前記ドアセンター片の下端部を前記ドアトリム
    に取り付け、更に、前記プルハンドル片の上壁を前記縦
    リブの上端部を切欠いて形成した切欠き部と前記ドアセ
    ンター片の上壁裏面との間に嵌入したことを特徴とする
    アームレスト構造。
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JPH11291848A JPH11291848A (ja) 1999-10-26
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JP4535452B2 (ja) * 2006-02-14 2010-09-01 関東自動車工業株式会社 自動車のドア
WO2019038826A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 河西工業株式会社 車両用内装部品

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