JP3647293B2 - トリムカバーの端末係止構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用シート(座席)のトリムカバー端末係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用シートには、トリムカバーに被覆される発泡体製クッション体支持用のパン型フレームの左右両側に、スライドレールに連結されリクライニングデバイスを取付ける肉厚が厚いプレート状の支持プレートを溶接し、この左右一対の支持プレートと前記フレームの前、後面の立壁部に、間隔をあけて多数の切り起し爪を内方に向けて突設し、この多数の切り起し爪に、トリムカバーの端末に設けた鉤形状の合成樹脂製フックを掛止したものがある。
【0003】
以上のフックは開口部を上向きにして、フレームの立壁部及び支持プレートの各々の下端縁と切り起し爪を抱持するように掛止される。そして、切り起し爪は折曲部が上向きに形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとるす課題】
以上のフレームは支持プレートに対して板厚が薄く形成されているため、フレームと支持プレートの各々を切り起して形成されている切り起し爪は、前記フック内に係合される幅が異なる。
即ち、フレームの切り起し爪は、支持プレートの切り起し爪に対して内方への突出量が少ない。
【0005】
そのため、フレームの切り起し爪と支持プレートの切り起し爪とに各々掛止するフックは異なり、同一のフックを使用できない不具合があった。
【0006】
支持プレートの切り起し爪に掛止するフックを使用して、フレームの切り起し爪に掛止するとガタが生じ、フレームからフックが外れる虞れがあるためである。
【0007】
そこで本発明は、一本のフックでフレームと、このフレームに対して板厚が厚い支持プレートとに、トリムカバーの端末を掛止できるようにすることを目的とする。
【0008】
【発明が解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明に係るトリムカバーの端末係止構造は、板厚が薄いフレームAと板厚が厚いフレームBの各々の立壁部に、切り起こし爪を内方に向けて突設し、該切り起こし爪に、トリムカバーの端末に設けた断面鉤形状の合成樹脂製フックを掛止することにより、トリムカバーの端末を係止してなる自動車用シートであって、前記フレームAの切り起こし爪Aの内方への突出量(L1)は、フレームBの切り起こし爪Bの突出量(L2)と略同一に形成し、前記切り起こし爪Aは垂直部とこの垂直部の上方に有する折曲部とから構成し、この折曲部の両側には側壁部を形成してなるものである。
【0009】
フレームAの切り起し爪AとフレームBの切り起し爪Bの内方への突出量は同一であるため、同一のフックでトリムカバーの端末を掛止できる。
【0010】
前記フレームAの切り起し爪Aは、略フレームBの肉厚分内方に凹設した部分に設けるようにするのが好ましい。
【0011】
また、前記トリムカバーを袋状に縫製し、その開口部の端末に前記長尺状のフックを環状に止着することにより、フックのトリムカバーに対する取付性が良好になり、また、フレームA、Bにトリムカバーが容易に掛止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る構造によって組付けた自動車用シートのシートクッション(SC)を示し、図中(1)はパン型フレームA、(2)はフレームA(1)の左右両側面に上部を溶接等により一体型した板厚がフレームA(1)に対して厚い(2倍以上)プレート状のフレームBを各々示す。
【0013】
以上のフレームB(2)は、リクライニングデバイス、シートベルトのアンカー、スライドレールのアッパーレール(6)が取付けられる従来の支持プレートに相当するものである。
【0014】
また、フレームA(1)の前、後の立壁部とフレームB(2)には、間隔をあけて多数の切り起し爪A(1A)、B(2A)が、下端縁に沿って形成されている。
【0015】
一方、フレームA(1)には、発泡体製のクッション体(5)が載置され、このクッション体(5)はトリムカバー(4)によって被覆される。
【0016】
そして、トリムカバー(4)の端末には、図6、7に示すように、合成樹脂製長尺状のフック(3)が縫着され、このフック(3)が切り起し爪(1A)(2A)に掛止される。
【0017】
なお、図1において、図中(60)はアッパーレール(6)の下部に設けてロアレール(70)内を摺動自在に嵌挿するスライド部を示す。
【0018】
以上のフレームA(1)に設けた切り起し爪A(1A)は、図2乃至図4に示すように形成されている。従って、切り起し爪A(1A)のフレーム(A)内部方向への突出量(L1)は、図5に示すフレームB(2)の切り起し爪B(2A)の突出量(L2)と略同一に形成されている。
【0019】
切り起し爪A(1A)は、フレームB(2)の板厚分と同一になるようにフレームA(1)の板厚分を含めた厚さ分を、フレームA(1)の下端縁から上方に且つ内部方向に凹設して垂直部(11)を形成し、この垂直部(11)の上方に折曲部(10)を有する。従って、垂直部(11)、折曲部(10)の両側には側壁部(12A)(12B)とが形成され、折曲部(10)は側壁部(12A)(12A)と折曲部(10)との周囲を倒コ字状に切離し、この切離した部分を折曲したものである。
【0020】
そのため、以上の垂直部(11)と側壁部(12B)との厚さは、フレームB(2)の板厚分になる。
【0021】
一方、フレームB(2)の切り起し爪B(2A)は、図5に示すように、フレームB(2)の下端縁よりやや高い部分を倒コ字状に切離し、この切離部分を内方に向けて折曲して係止部(20)を設けたものであり、係止部(20)の下方部分を基端部(21)とする。
【0022】
図4、5において、図中(10A)は折曲部(10)、側壁部(12A)を形成後の切欠部、(20A)は係止部(20)を形成した後の切欠部を各々示す。
【0023】
図6はフレームA(1)にトリムカバー(4)の端末をフック(3)で係止した状態、図7はフレームB(2)にトリムカバー(4)の端末を同一のフック(3)で係止した状態を示す。
【0024】
フック(3)は長尺物でトリムカバー(4)の端末に沿って縫着されており、トリムカバー(4)はクッション体(5)とフレームA(1)、フレームB(2)の下部を被覆するように袋状に縫製され、その開口部の端末にフック(3)が縫着されている。従って、フック(3)は開口部の端末に縫着されているため、環状に折曲される。
【0025】
フック(3)は図示するが如く断面が鉤形状でトリムカバー(4)の端末を縫着(40)する基部(32)と、この基部(32)に一体成形されている先部(31)とから構成し、基部(32)の内面に係止突起(33)が突設されている。
【0026】
このフック(3)の先部(31)と基部(32)との間にフレームA(1)、フレームB(2)の下端を差し込み、前記切り起し爪A(1A)、切り起し爪B(2A)の部分において、図6、7に示すようにフック(3)の係止突起(33)に、切り起し爪A(1A)、切り起し爪B(2A)が掛止されて、フック(3)は係止する。
【0027】
図4に示すように、フレームA(1)に設けた切り起し爪A(1A)のフレーム(A)の内部方向への突出量(L1)は、フレームA(1)に対して板厚が厚いフレームB(2)に設けた切り起し爪B(2A)の内部方向への突出量(L2)と同一であるので、フック(3)がガタ付くことなく切り起し爪A(1A)に係止される。そして、切り起し爪A(1A)は、側壁部(12A)とフレームA(1)の板厚分を加えた幅が、フレームB(2)の板厚と同一であるので、図6に示すように、フック(3)の係止突起(33)内にフレーム(B)の係止部(20)と同様に嵌合する。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、板厚が異なるフレームの一部を切り起して切り起し爪を形成し、この切り起し爪にトリムカバーの端末に縫着したフックを掛止することによりトリムカバーの端末を係止する自動車用シートにおいて、板厚の異なるフレーム毎にフックを替えることなく同一のフックでトリムカバーをフレームに係止できる。
【0029】
そのため、一本のフックでガタ付くことなくトリムカバーを係止でき、また、トリムカバーに対するフックの縫着作業が容易になるし、フックのフレームに対する取付が簡単になる。また、板厚が薄い切り起こし爪Aには側壁部が両側に形成されているため、切り起こし爪Aは側壁部により補強される 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造を採用した自動車用シートの部分切欠斜視図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】図2のIIIーIII線断面図である。
【図4】図2のIVーIV線断面図である。
【図5】図1のVーV線断面図である。
【図6】フレームAに対するフックの掛止状態を示す断面図である。
【図7】フレームBに対するフックの掛止状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレームA
2 フレームB
1A 切り起し爪A
2A 切り起し爪B
3 フック
4 トリムカバー

Claims (3)

  1. 板厚が薄いフレームAと板厚が厚いフレームBの各々の立壁部に、切り起こし爪を内方に向けて突設し、該切り起こし爪に、トリムカバーの端末に設けた断面鉤形状の合成樹脂製フックを掛止することにより、トリムカバーの端末を係止してなる自動車用シートであって、
    前記フレームAの切り起こし爪Aの内方への突出量(L1)は、フレームBの切り起こし爪Bの突出量(L2)と略同一に形成し、前記切り起こし爪Aは垂直部とこの垂直部の上方に有する折曲部とから構成し、この折曲部の両側には側壁部を形成してなるトリムカバーの端末係止構造。
  2. 前記フレームAの切り起こし爪Aは、略フレームBの肉厚分内方に凹設した部分に設けてなる請求項1記載のトリムカバーの端末係止構造。
  3. 前記トリムカバーは袋状に縫製し、その開口部の端末前記長尺状のフックを環状に止着してなる請求項1記載のトリムカバーの端末係止構造。
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