JP3647294B2 - トリムカバーの端末係止構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用などの車両用シート(座席)におけるトリムカバーの端末係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用シートには、トリムカバーの取付性を向上させるために、トリムカバーの端末に断面U字状の合成樹脂製ホックを縫着し、このホックをフレーム等に掛止することによりトリムカバーの端末を係止しているものがある(例えば、実開平4ー299号、実開平2ー132500号公報、実開平2ー141299号公報)。
【0003】
以上のホックは、フレームの下部より下方に延設した取付部又はフレームの下部に下方に向けて溶接したワイヤに掛止されており、また、ホックはフレームの左右、前後毎に有する取付部又はワイヤに掛止されるように4分割されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のホックによりトリムカバーの端末をフレーム側に係止するものは、トリムカバーにおけるフレームの4隅における下端部を被覆する部分に、皺、タルミが生じる不具合があった。
【0005】
これは、トリムカバーはパッドの反発弾性により常に引張られるため、上下方向には皺、タルミが生じない。しかし、トリムカバーの端末側の左右方向には張力が作用しないため、シートの側面下部における角部のトリムカバーに皺、タルミが発生する。
【0006】
そこで、本発明は斯様にトリムカバーの端末に設けたホックで、トリムカバーの端末を係止する自動車用シートにおいて、前記シートの下側面における角部に生じるトリムカバーの皺、タルミの発生を防止することである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上の目的を達成するための本発明は、下方に向けた立壁部とその下方に取付部とを有するパン型のフレームと、このフレームに支持されるパッドを被覆する袋状のトリムカバーと、このトリムカバーの開口部端末に沿って縫着して前記フレームの取付部に係合する長尺状の合成樹脂製ホックとからなる車両用シートであって、前記少なくとも前側と左右側の立壁部との間の角部には下方に一体に突出する断面略L字状の形状出し突片を設け、該形状出し突片と、前側及び左右側立壁部との間には切欠部を有し、この形状出し突片に前記ホックを係合させてなるものである。
【0008】
形状出し突片に沿ってホックが湾曲するため、形状出し突片がホックのガイド部材となり、ホックに縫着されているトリムカバーの端末は、ホックと共に形状出し突片に沿って湾曲する。そのため、フレームの角部下端に対応する部分のトリムカバーに皺、タルミが発生しない。
【0009】
また、前記左右側の立壁部は支持プレートで、この支持プレートと一体に固着されるパン型フレームの前端部に、前記前側の立壁部を設けてなるシートのフレーム構造体において、本発明は有効である。
【0010】
更に、前記形状出し突片と、前側及び左右側立壁部との間には、切欠部を有することにより、ホックの形状出し突片に係合する部分の変形等を切欠部により吸収できるため、ホックが形状出し突片に容易に係合できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る構造を採用した自動車用シートのシートクッション(SC)を示し、図中(1)は左右に起立状の支持プレート(4)を一体に有するパン型フレーム、(2)はフレーム(1)に支持される発泡体製のパッド(5)を被覆するトリムカバーを各々示す。
【0012】
フレーム(1)の前後に有する下向きの立壁部(13)には、図6に示すように、下方に向けて取付部(12)が突設されている。また、この立壁部(13)の左右の両端である角部(13A)には、形状出し突片(10)が取付部(12)と同方向に向け且つ図2に示すように湾曲状に突設されている。
【0013】
そして、取付部(12)には、下端縁(1A)に沿って多数の係止突起(11)(11)…が設けてあり、この各係止突起(11)は、取付部(12)の一部を切り起して形成されている。
この取付部(12)の下端縁(1A)と前記形状出し突片(10)の下端縁(10A)とは同一の高さに形成されている。
【0014】
また、取付部(12)の左右端と形状出し突片(10)との間には、切欠状の切欠部(14)が形成されている。
【0015】
前記支持プレート(4)は、その前後両下端にスライドレールのアッパーレール(50)が連結され、アッパーレール(50)は車床側に固定されるロアレール(51)にスライド自在に嵌合している。
【0016】
また、支持プレート(4)には取付部(42)が下方に延設され、この取付部(42)に図5に示すように前記係止突起(11)と同形状の係止突起(41)が設けてあり、トリムカバー(2)の端末に縫着したホック(3)が図5に示すように掛止される。
【0017】
トリムカバー(2)はあらかじめ袋状に縫製されており、その開口部端末に一本の長尺状のホック(3)が環状等に縫着されている。
【0018】
ホック(3)は、図4、図5に示すように、断面略U字状に合成樹脂で湾曲可能に成形され、取付部(12)の係止突起(11)(41)に掛止することに係止される。
【0019】
そして、取付部(12)(42)における係止突起(11)(41)以外の個所は、ホック(3)内に取付部(12)(42)の下端縁に嵌合する。その際、図4に示すように、形状出し突片(10)にホック(3)を嵌合させる。
【0020】
すると、トリムカバー(2)の端末に縫着されている長尺状のホック(3)は、形状出し突片(10)がガイド部材となるため湾曲して取付けられる。そのため、図3に示すように、シートクッション(SC)の下側部における角部(A)(A)にトリムカバー(2)の皺、タルミが生じない。
【0021】
なお、図示しないが、以上の形状出し突片(10)は、フレーム(1)の前後、左右の四隅に設けても良いし、また、前側と左右側の立壁部との間の取付部(12)(42)間に設けるも任意である。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、トリムカバーの端末は長尺状のホックと共に形状出し突片にガイドされてフレーム側に係止される。そのため、トリムカバーにおけるフレームの側面下部における角部を被覆する部分に皺、タルミが発生せず、所定の形状にトリムカバーを張設でき、シートの外観品質が良好となる。
【0023】
特に、パン型フレームの左右に支持プレートを一体に有するフレーム構造体からなるシートにおいて、トリムカバーが形状出し突片によって皺、タルミなく張設できる。
【0024】
更に、形状出し突片に隣接して切欠部を設けることにより、切欠部でホックの変形等を吸収できるため、トリムカバーの端末をホックでフレーム側に係止し易くなる。
加えて、形状出し突片はフレームの一部であるので、フレームの成形時に同時に成形できるし、トリムカバーのホックを確実に係止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部分切欠斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】本発明に係る構造の自動車用シートの斜視図である。
【図4】図3のIVーIV線断面図である。
【図5】図3のVーV線断面図である。
【図6】本発明に使用するフレームの部分正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 トリムカバー
3 ホック
4 支持プレート
5 パッド
10 形状出し突片
12 取付部
13 立壁部
13A 角部
14 取付部

Claims (2)

  1. 下方に向けた立壁部とその下方に取付部とを有するパン型のフレームと、
    このフレームに支持されるパッドを被覆する袋状のトリムカバーと、
    このトリムカバーの開口部端末に沿って縫着して前記フレームの取付部に係合する長尺状の合成樹脂製ホックとからなる車両用シートであって、
    前記少なくとも前側と左右側の立壁部との間の角部には下方に一体に突出する断面略L字状の形状出し突片を設け、該形状出し突片と、前側及び左右側立壁部との間には切欠部を有し、この形状出し突片に前記ホックを係合させてなるトリムカバーの端末係止構造。
  2. 前記左右側の立壁部はフレームを構成する支持プレートで、この支持プレートが一体に固着されるパン型フレームの前端部に沿って、前記前側の立壁部を設けてなる請求項1記載のトリムカバーの端末係止構造。
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