JPH0622603Y2 - スライドレールのレッグカバー取付構造 - Google Patents

スライドレールのレッグカバー取付構造

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JPH0622603Y2
JPH0622603Y2 JP1989036673U JP3667389U JPH0622603Y2 JP H0622603 Y2 JPH0622603 Y2 JP H0622603Y2 JP 1989036673 U JP1989036673 U JP 1989036673U JP 3667389 U JP3667389 U JP 3667389U JP H0622603 Y2 JPH0622603 Y2 JP H0622603Y2
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leg cover
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シート(座席)の前後位置調節用スラ
イドレールを車床側に固定するレッグにおけるレッグカ
バー取付構造に関する。
(従来の技術とその問題点) 第4図に示すように、シートクッション(SC)の底部
左右に配設したスライドレール(SR)は、そのロアレ
ール(1)にレッグ(a)が固定され、このレッグ(a)はカ
ーペットを敷設した車床上にボルトなどによって締結さ
れる。そして、このレッグ(a)には合成樹脂製のレッグ
カバー(b)を装着して後席乗員の足等の接触を防止し且
つ外観の向上を図っている。
このレッグカバー(b)は第5図及び第6図に示すように
してレッグ(a)に取付けている。
第5図に示すものは、レッグ(a)の車床側に締結する締
結部(12)とこの締結部(12)より立上る立上り部
(11)を被覆する大きさのレッグカバー(b′)をレッ
グ(a)に対して矢印方向に挿込むことにより、レッグ(a)
の立上り部(11)端縁(11a)に係止爪(b1)を、ま
たレッグ(a)の締結部(12)両側に設けた逆U字状補
強部(13a)(14a)の端末(13a)(14a)
に、係止爪(b2)(b2)を挿入係止することにより取付けて
いる。従って、これはレッグ(a)におけるロアレール
(1)を固定する固定部(10)がレッグカバー(b′)
に被覆されず外部に露出するため、外観が損なわれる欠
陥があった。
一方、第6図に示す従来品はレッグカバー(b″)を前記
レッグ(a)の固定部(10)を被覆する大きさに形成し
ているが、前記第5図に示すものと同様に、レッグ(1
1)に対して矢印方向に装着して、係止爪(b1)(b2)(b2)
を係止する構造である。従って、この第6図に示す従来
品は第5図に示す従来品と同様に、車床上に敷設したカ
ーペット上を摺接し乍らレッグ(a)に装着しなければな
らないため、先端縁がカーペットに引掛りレッグ(a)に
対する取付性が頗る悪い不具合がある。
そこで、本考案はレッグに対する取付性及び外観性を良
好にすることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案は、スライドレール
のロアレール端末を固定する固定部と、車床に締結され
前記固定部に一体に形成して左右の端縁に沿って開口部
を下向きに有する略U字状の補強部を有すると共にこの
左右の補強部に係止切欠を設けてなる締結部とから構成
されるレッグ、このレッグを上方から嵌装する合成樹脂
製レッグカバーとからなり、該レッグカバーには前記固
定部の端末に係止するフックと、前記補強部の係止切欠
内に挿入係止する係止爪とを設けてなることを特徴とす
るものである。
従って、レッグカバーによってレッグ全体を被覆し、且
つこのレッグカバーはレッグの固定部端末に係止するフ
ックによって水平方向の移動が規制され、また、レッグ
の補強部に設けた係止切欠内に挿入した係止爪によって
上下方向の移動が規制されるため、レッグに確実に固定
される。そして、レッグカバーはレッグの上方より嵌装
することによりレッグに固定される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図に基づいて説
明する。
図中(a)は金属製のプレートからなるレッグ、(b)はこの
レッグ(a)を被覆するレッグカバーを夫々示し、レッグ
(a)はスライドレール(SR)のロアレール(1)端末
を溶接によって固定する固定部(10)と、カーペット
(2)を敷設した車床にボルト(3)によって固定され
る締結部(12)とからなり、この締結部(12)と固
定部(10)との間には立上り部(11)が設けてあ
り、締結部(12)、立上り部(11)、固定部(1
0)の左右端縁に沿って開口を下向きにした略U字状の
補強部(13)(14)が設けてあり、この補強部(1
3)(14)における固定部(10)の両側面側には係
止切欠(17)(17)が切欠されている。図中(1
5)は締結部(12)の端末、(16)は固定部の端
末、(17′)はボルト(3)を挿通する挿通孔、
(イ)は固定部(10)及び立上り部(11)とカーペ
ット(2)との間に生じる間隙を示す。
レッグカバー(b)は硬質合成樹脂で、ロアレール(1)
を固定した部分を除くレッグ(a)全体を被蓋するように
成形され、図中(20)はレッグ(a)の固定部(10)
を被覆する上部、(21)はレッグ(a)の立上り部(1
1)を被覆する傾斜部、(22)はレッグ(a)の締結部
(12)を被覆する下部を示し、この下部(22)の左
右には側面部(23)(24)が、また、レッグ(a)の
締結部(22)端末(15)側を被覆する前面部(2
5)が一体に成形され、更に左右両側面部(23)(2
4)の内面側には内方に向けて鉤形状係止爪(27)
(27)が設けてあり、この係止爪(27)(27)は
レッグ(a)の真上方向よりレッグカバー(b)を押圧した際
に折曲してレッグ(a)の係止切欠(17)(17)に係
止する(第3図)。
以上のレッグカバー(b)の上部(20)、傾斜部(2
1)の左右両側には前記締結部(12)の側面部(2
3)(24)を延長し前記レッグ(a)による間隙(イ)
を被覆する延設部(28)が一体に設けてある。また、
レッグカバー(b)の上部(20)にはレッグ(a)の固定部
(10)端末(16)を嵌合するフック(26)(2
6)が一体に成形され、このフック(26)(26)も
前記係止爪(27)(27)と同様にレッグカバー(b)
を下向きに押圧した際に変形して固定部(10)の端末
(16)に掛止されるように形成されている。
(効果) 本考案によれば、レッグカバーによって外部に露出する
レッグ全体が被覆されるため、前記従来品に比べ外観が
向上する。更に、レッグカバーをレッグの上方より押圧
することにより、レッグに取付けることができるため、
レッグカバーの取付性も向上し、また確実にレッグに取
付けることができる。
しかも、レッグカバーはその全体を合成樹脂で一体成形
できるので成形性も損なわれない。
更に、本考案はレッグカバー側に、フックと係止爪を設
け、レッグ側に左右一対の係止切欠を夫々設けて、前記
フックと係止爪をレッグ側に係止することにより取付け
ているため、レッグカバーがレッグに対して上下、左右
方向にガタが生じないように取付けることができる。
加えて、レッグカバーにはレッグと車床との間に生じる
間隙を被覆する延設部を左右に設けているため、レッグ
取付部の外観品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
分解斜視図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、
第3図は同III−III線断面図、第4図は自動車用シート
のレッグとレッグカバーの斜視図、第5図、第6図は従
来品の分解斜視図である。 図中、(a)はレッグ、(b)はレッグカバー、(1)はロア
レール、(10)はレッグの固定部、(12)は同締結
部、(13)(14)は補強部、(17)(17)は係
止切欠、(26)(26)はレッグカバーのフック、
(27)(27)は同係止爪を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライドレールのロアレール端末を固定す
    る固定部と、車床に締結され前記固定部に一体に形成し
    て左右の端縁に沿って開口部を下向きに有する略U字状
    の補強部を有すると共にこの左右の補強部に係止切欠を
    設けてなる締結部とから構成されるレッグ、このレッグ
    を上方から嵌装する合成樹脂製レッグカバーとからな
    り、該レッグカバーには前記固定部の端末に係止するフ
    ックと、前記補強部の係止切欠内に挿入係止する係止爪
    と、左右に一体に延設してレッグと車床との間の間隙を
    被覆する延設部とを設けてなることを特徴とするスライ
    ドレールのレッグカバー取付構造。
JP1989036673U 1989-03-30 1989-03-30 スライドレールのレッグカバー取付構造 Expired - Fee Related JPH0622603Y2 (ja)

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JP2021075154A (ja) * 2019-11-08 2021-05-20 株式会社タチエス フットカバー及び乗り物用シート

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