JP2549111Y2 - 車両用シートのシートクッション - Google Patents
車両用シートのシートクッションInfo
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- JP2549111Y2 JP2549111Y2 JP535391U JP535391U JP2549111Y2 JP 2549111 Y2 JP2549111 Y2 JP 2549111Y2 JP 535391 U JP535391 U JP 535391U JP 535391 U JP535391 U JP 535391U JP 2549111 Y2 JP2549111 Y2 JP 2549111Y2
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- Japan
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- frame
- seat
- cushion
- seat cushion
- skin
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Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シート（座席）
のシートクッション（座部）、特にフロントシートのシ
ートクッション（座席） における受皿状フレームに関
する。 【０００２】 【従来の技術】従来のフロントシートにおけるシートク
ッションのフレームを図３に示す。このフレーム（１）
は板金で、その後部が深く前部が浅い受皿状に成形し
て、前部側に対して着座者の荷重が加わる後部側のクッ
ション性を向上している。即ち、このフレーム（１）内
には図４に示すように発泡体製のクッション体（３）を
収容するため、後部側のクッション体（３）の肉厚が厚
くなる。そして、このフレーム（１）の側壁（１１）
（１４）周囲にはクッション体（３）を被覆する表皮
（４）の端末を掛止する係止片（２０）（２１）（２
２）の上部が溶接され、この各係止片（２０）…の下部
が下向き突設されている。図３において、図中（１１）
はフレーム（１）の後部側壁、（１３）はフレーム
（１）の底部、（１４）はフレーム（１）の前部側壁、
（１５）はフレーム（１）の側部側壁、また、（２０）
は後部係止片、（２１）は側部係止片、（２２）は前部
係止片を夫々示す。 【０００３】図４は前記図３に示すフレーム（１）を使
用してシートクッション（ＳＣ）を組付 けた状態を示
し、フレーム（１）にはモールド成形した発泡体製クッ
ション体（３）が載置され、このクッション体（３）は
表皮（４）で被覆されている。そしてこの表皮（４）の
端末（３ａ）にはＵ字状の合成樹脂フック（４１）が一
体に縫着され、このフック（４１）が前記フレーム
（１）の係止片（２０）（２１）（２２）の下端に掛止
されている。図４において図中（５）は後席に着座した
乗員の足、（Ｆ）はシートクッション（ＳＣ）を固定す
る車床を夫々示す。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】以上の図４に示すシー
トクッション（ＳＣ）においては、表皮（４）の端末固
定用フック（４１）をフレーム（１）の各係止片（２
０）…に掛止すると、各係止片（２０）…がフレーム
（１）の外方に設けてあるため、シートクッション（Ｓ
Ｃ）のフレーム（１）に対して、フック（４１）の係止
片（２０）…に対する掛止個所が、外方に位置する。そ
のため、シートクッション（ＳＣ）の後席側において
は、後席に着座した乗員の靴が、係止片（２０）に掛止
したフック（４１）に接触し、靴が傷付くし、また、フ
ック（４１）が係止片（２０）から取り外される不具合
があった。そこで、本考案は斯様なシートクッションの
後席側における表皮のフックの突出を防止することを目
的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、前記フレームにおける後部側壁の下部を
内方に折曲して靴干渉防止用凹窪部を設け、該凹窪部内
に前記係止片の下端を臨ませてなることを特徴とするも
のである。従って、フレームの靴干渉防止用凹窪部内
で、表皮のフックが掛止されるため、フックがフレーム
の後部側壁より外方に突出することなく係止される。 【０００６】 【実施例】以下、本考案の一実施例を図１、２に基づい
て説明する。図中、図３、４と同一符号は同一部材、同
一構造を示し、その説明を省略する。フレーム（１）の
後部側壁（１１）には、その下部（１２）を内方に折曲
して凹窪状に形成した靴干渉防止用凹窪部（１０）が設
けてあり、この凹窪部（１０）はフレーム（１）の成形
時に同時に成形する。そして、この凹窪部（１０）内
に、係止片（２）の下端が収容され、係止片（２）の上
部は後部側壁（１１）の上部に溶接により固定されてい
る。 【０００７】従って、フレーム（１）に凹窪部（１２）
が設けてあるため、フレーム（１）に載置するクッショ
ン体（３１）は後部側が凹窪部（１０）に対応するよう
に形成されている。そのため、クッション体（３１）は
従来のクッション体（３）に対して凹窪部（１０）に相
当する部分が切欠されている。しかし、凹窪部（１０）
はシートバック（不図示）の下方に位置し、乗員の荷重
が直接加わらない部分であるため、シートクッション
（ＳＣ）のクッション性が損なわれない。表皮（４）は
従来通り、その端末にフック（４１）が縫着されてお
り、このフック（４１）をフレーム（１）に設けた係止
片（２）（２１）（２２）に掛止することにより、シー
トクッション（ＳＣ）が組付けられる。 【０００８】そして、シートクッション（ＳＣ）におけ
る後席側のフック（４１）は前記凹窪部（１０）内に下
端が臨む係止片（２）に掛止されるため、シートクッシ
ョン（ＳＣ）のフレーム（１）における後部側壁（１
１）より外方に突出することなく固定される。 【０００９】 【効果】本考案は叙上の如く、シートクッションの後席
側に、表皮のフックが突出することが ないため、後席
乗員の靴が、フック等に接触することがない。また、後
席乗員はその靴 をシートクッションの下方に挿し込む
ことができるため、後席乗員のレッグスペースが 拡大
し、後席乗員の着座性が向上する。 【００１０】
のシートクッション（座部）、特にフロントシートのシ
ートクッション（座席） における受皿状フレームに関
する。 【０００２】 【従来の技術】従来のフロントシートにおけるシートク
ッションのフレームを図３に示す。このフレーム（１）
は板金で、その後部が深く前部が浅い受皿状に成形し
て、前部側に対して着座者の荷重が加わる後部側のクッ
ション性を向上している。即ち、このフレーム（１）内
には図４に示すように発泡体製のクッション体（３）を
収容するため、後部側のクッション体（３）の肉厚が厚
くなる。そして、このフレーム（１）の側壁（１１）
（１４）周囲にはクッション体（３）を被覆する表皮
（４）の端末を掛止する係止片（２０）（２１）（２
２）の上部が溶接され、この各係止片（２０）…の下部
が下向き突設されている。図３において、図中（１１）
はフレーム（１）の後部側壁、（１３）はフレーム
（１）の底部、（１４）はフレーム（１）の前部側壁、
（１５）はフレーム（１）の側部側壁、また、（２０）
は後部係止片、（２１）は側部係止片、（２２）は前部
係止片を夫々示す。 【０００３】図４は前記図３に示すフレーム（１）を使
用してシートクッション（ＳＣ）を組付 けた状態を示
し、フレーム（１）にはモールド成形した発泡体製クッ
ション体（３）が載置され、このクッション体（３）は
表皮（４）で被覆されている。そしてこの表皮（４）の
端末（３ａ）にはＵ字状の合成樹脂フック（４１）が一
体に縫着され、このフック（４１）が前記フレーム
（１）の係止片（２０）（２１）（２２）の下端に掛止
されている。図４において図中（５）は後席に着座した
乗員の足、（Ｆ）はシートクッション（ＳＣ）を固定す
る車床を夫々示す。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】以上の図４に示すシー
トクッション（ＳＣ）においては、表皮（４）の端末固
定用フック（４１）をフレーム（１）の各係止片（２
０）…に掛止すると、各係止片（２０）…がフレーム
（１）の外方に設けてあるため、シートクッション（Ｓ
Ｃ）のフレーム（１）に対して、フック（４１）の係止
片（２０）…に対する掛止個所が、外方に位置する。そ
のため、シートクッション（ＳＣ）の後席側において
は、後席に着座した乗員の靴が、係止片（２０）に掛止
したフック（４１）に接触し、靴が傷付くし、また、フ
ック（４１）が係止片（２０）から取り外される不具合
があった。そこで、本考案は斯様なシートクッションの
後席側における表皮のフックの突出を防止することを目
的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本考案は、前記フレームにおける後部側壁の下部を
内方に折曲して靴干渉防止用凹窪部を設け、該凹窪部内
に前記係止片の下端を臨ませてなることを特徴とするも
のである。従って、フレームの靴干渉防止用凹窪部内
で、表皮のフックが掛止されるため、フックがフレーム
の後部側壁より外方に突出することなく係止される。 【０００６】 【実施例】以下、本考案の一実施例を図１、２に基づい
て説明する。図中、図３、４と同一符号は同一部材、同
一構造を示し、その説明を省略する。フレーム（１）の
後部側壁（１１）には、その下部（１２）を内方に折曲
して凹窪状に形成した靴干渉防止用凹窪部（１０）が設
けてあり、この凹窪部（１０）はフレーム（１）の成形
時に同時に成形する。そして、この凹窪部（１０）内
に、係止片（２）の下端が収容され、係止片（２）の上
部は後部側壁（１１）の上部に溶接により固定されてい
る。 【０００７】従って、フレーム（１）に凹窪部（１２）
が設けてあるため、フレーム（１）に載置するクッショ
ン体（３１）は後部側が凹窪部（１０）に対応するよう
に形成されている。そのため、クッション体（３１）は
従来のクッション体（３）に対して凹窪部（１０）に相
当する部分が切欠されている。しかし、凹窪部（１０）
はシートバック（不図示）の下方に位置し、乗員の荷重
が直接加わらない部分であるため、シートクッション
（ＳＣ）のクッション性が損なわれない。表皮（４）は
従来通り、その端末にフック（４１）が縫着されてお
り、このフック（４１）をフレーム（１）に設けた係止
片（２）（２１）（２２）に掛止することにより、シー
トクッション（ＳＣ）が組付けられる。 【０００８】そして、シートクッション（ＳＣ）におけ
る後席側のフック（４１）は前記凹窪部（１０）内に下
端が臨む係止片（２）に掛止されるため、シートクッシ
ョン（ＳＣ）のフレーム（１）における後部側壁（１
１）より外方に突出することなく固定される。 【０００９】 【効果】本考案は叙上の如く、シートクッションの後席
側に、表皮のフックが突出することが ないため、後席
乗員の靴が、フック等に接触することがない。また、後
席乗員はその靴 をシートクッションの下方に挿し込む
ことができるため、後席乗員のレッグスペースが 拡大
し、後席乗員の着座性が向上する。 【００１０】
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に使用するフレームの断面図である。
【図２】本考案の断面図である。
【図３】従来品のフレーム断面図である。
【図４】従来品の断面図である。
【符号の説明】
１ フレーム
１０ 靴干渉防止用凹窪部
１１ フレームの後部側壁
２ 係止片
３１ クッション体
４ 表皮
４１ フック
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 平４−86447（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−133351（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−81658（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−19400（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−77547（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−170032（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−170031（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−91639（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−60842（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 受皿状板金製フレームの側壁に表皮の端末掛止用係止片
を固定すると共に前記フレーム内に発泡体製クッション
体を載置し且つこのクッション体を表皮で被覆して該表
皮の端末に設けたフックを前記係止片に掛止してなる車
両用シートのシートクッションにおいて、前記フレーム
における後部側壁の下部を内方に折曲して靴干渉防止用
凹窪部を設け、該凹窪部内に前記係止片の下端を臨ませ
てなることを特徴とする車両用シートのシートクッショ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP535391U JP2549111Y2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 車両用シートのシートクッション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP535391U JP2549111Y2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 車両用シートのシートクッション |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495753U JPH0495753U (ja) | 1992-08-19 |
| JP2549111Y2 true JP2549111Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=31735807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP535391U Expired - Lifetime JP2549111Y2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 車両用シートのシートクッション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2549111Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3831224B2 (ja) * | 2001-10-16 | 2006-10-11 | スズキ株式会社 | シートクッション |
| JP5380195B2 (ja) * | 2009-08-06 | 2014-01-08 | 積水化成品工業株式会社 | 連結手段保護部材 |
-
1991
- 1991-01-21 JP JP535391U patent/JP2549111Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495753U (ja) | 1992-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |