JP4389339B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳まれたエアバッグやエアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターを保持するためのケースを備えたエアバッグ装置に関し、特に、助手席前方のインストルメントパネルに配置される助手席用、あるいは、シートに配設される側突用等に好適なエアバッグ装置である。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、例えば、助手席用エアバッグ装置では、折り畳まれて収納されるエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するシリンダタイプのインフレーターと、エアバッグ及びインフレーターを収納保持するケースと、を備えて構成されていた(特開平11−268602号公報等参照)。
【0003】
そして、ケースは、折り畳まれたエアバッグを収納する上部室と、上部室の下方に配置されて、エアバッグに膨張用ガスを供給するためのインフレーターを収納する下部室と、を備えて構成されていた。このケースは、複数の板金を、所定形状に曲げ加工するとともに溶接して、製造されていた。
【0004】
また、ケース下部室には、通常、エアバッグ装置をボディに搭載する際に、ボディの搭載部位に固定するブラケット等の固定部位が設けられていた。
【0005】
そして、エアバッグ装置の軽量化のために、ケースを、板金製とせずに、型締めされた型内に形成材料を充填させて形成するダイカスト鋳造品や合成樹脂成形品等とすることがあった(特開平10−217889号・特開平10−217890号公報等参照)。
【0006】
しかしながら、鋳造品等からなるケースの製造時には、搭載部位に固定する固定部位も同時に形成することとなるが、この固定部位は、助手席用エアバッグ装置を搭載する車両が相違すれば、形状や配置位置等を変更しなければ、対処することができず、軽量化を図れるものの、ケースの型費が増加し、搭載部位の変更に対処する際、エアバッグ装置の製造コストの低減が困難であった。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するものであって、ケースの重量増加を極力抑えることができるとともに、異なった搭載部位に固定させることとなっても、容易に対処することができて、製造工数・コストを低減できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエアバッグ装置は、ケースが、
搭載部位に固定させるための固定部位を備えるとともに、折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を保持して、
型締めされた型内に形成材料を充填させて形成した型成形品から、構成されているエアバッグ装置であって、
前記ケースが、
型締めされた型内に形成材料を充填させて形成した型形成品から構成されて、前記エアバッグと前記インフレーターとを保持するケース本体と、
前記固定部位を構成し、前記ケース本体に取替可能に連結される固定部材と、
から構成され、
前記固定部材が、前記ケース本体に前記エアバッグを保持させるエアバッグ保持手段に共締めされて、前記ケース本体に連結される構成とするとともに、前記ケース本体の左右両端に、それぞれ、配置され、
前記各固定部材が、それぞれ、連結部と、該連結部から延びて搭載部位に連結固定されるブラケット部と、を備えて構成され、
前記連結部が、前後方向に離れた各上端に、前記エアバッグ保持手段に共締めされる取付座を形成して、構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
本発明に係るエアバッグ装置では、ケースが、エアバッグとインフレーターとを保持するケース本体と、固定部位を構成して、ケース本体に取替可能に連結される固定部材と、から構成されており、エアバッグ装置の搭載部位が変更されるような場合には、固定部材を取り替えて、搭載部位に対応した固定部材をケース本体に連結させてケースを構成すれば、取り替えた固定部材を利用して、容易に、エアバッグ装置を、変更された搭載部位に搭載することができる。
【0011】
すなわち、搭載部位が変更されても、ケース全体を変更しなくとも、ケース本体を共用して、単に、小さな部品である固定部材を取り替えるだけで、搭載部位に対応したケースを形成できるため、搭載部位に対応したエアバッグ装置の製造工数・製造コストを低減することができる。
【0012】
また、ケースの大きな容積を占めるケース本体は、軽量化を図れる型成形品から構成されているため、ケースの重量増加を極力抑えることができる。
【0013】
したがって、本発明に係るエアバッグ装置は、ケースの重量増加を極力抑えることができるとともに、異なった搭載部位に固定させることとなっても、容易に対処することができて、製造工数・コストを低減することができる。
【0014】
そして、固定部材を、ケース本体にエアバッグを保持させるエアバッグ保持手段に、共締めさせて、ケース本体に連結させる構成としており、ケース本体に固定部材を連結するための連結部材の構成部品点数を低減できるとともに、連結作業工数も低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
第1実施形態のエアバッグ装置M1は、図1〜3に示すように、助手席前方のインストルメントパネル(以下、インパネと略す)1に配置される助手席用エアバッグ装置M1であり、折り畳まれたエアバッグ11と、エアバッグ11に膨張用ガスを供給するインフレーター16と、エアバッグ11及びインフレーター16を収納保持するケース19と、エアバッグ11とインフレーター16とをケース19に取り付けるためのリテーナ13と、折り畳まれたエアバッグ11を覆う蓋体51と、蓋体51をケース19に強固に連結するための二つの押え部材50と、を備えて構成されている。なお、実施形態の場合、蓋体51は、インパネ1の開口2に配置されているが、インパネ1と一体的に形成しても良い。
【0017】
エアバッグ11は、下部に膨張用ガスを流入させる略長方形状の開口11aを備えた袋状として、ポリエステルやポリアミド等の織布から形成されている。開口11aの周縁11bは、図3に示すように、リテーナ13の外周縁に対応するように、略四角環状に形成されている。そして、開口周縁11bには、車両の前後方向両側に配置される部位に、エアバッグ11をケース19に取り付けるための複数(実施形態では三個ずつ)の取付孔11cが形成されている。
【0018】
エアバッグ11をケース19に取り付けるリテーナ13は、板金製として、図1〜3に示すように、略四角環状の本体13aと、本体13aの長辺側の縁付近で下方に延びる複数(実施形態では、車両の前後方向の部位に三個ずつ)のボルト13bと、を備えて構成されている。リテーナ13は、各ボルト13bをエアバッグ11の取付孔11cから突出させるようにエアバッグ11内に配置させて、各ボルト13bをケース19の後述する貫通孔30aや取付孔41bに挿通させて、各ボルト13bにナット14を螺合させることにより、エアバッグ11をケース19に取り付けることとなる。
【0019】
インフレーター16は、シリンダタイプとして、円柱状の本体部16aと、本体部16aの右側端部に配置されるフランジ部16cと、本体部16aの左側端面に配置される雄ねじ部16dと、を備えて構成され、本体部16aには、膨張用ガスを吐出する複数のガス吐出口16bが形成されている。このインフレーター16は、雄ねじ部16d側を、ケース19の後述する右側壁部37の貫通孔37a側から挿入するとともに、左側壁部36の貫通孔36aから突出させ、さらに、フランジ部16cを貫通孔37aの周縁に当接させるとともに、ナット17を、貫通孔36a周縁に当接させるように、雄ねじ部16dに螺合させれば、ケース19に収納保持させることができる。
【0020】
蓋体51は、ポリオレフィン系やポリエステル系等の熱可塑性エラストマー等から形成されて、ケース19の後述する上部室21の上方の開口部21aを塞ぐように配置される略長方形状の天井壁部52と、天井壁部52の周縁から下方へ延びる略四角筒形状の側壁部55と、から構成されている。
【0021】
天井壁部52には、側壁部55に囲まれた部位に、周囲に薄肉の破断予定部54を配置させて、二つの扉部53・53を、配設させている。破断予定部54は、天井壁部52の上方から見て、略H字形状に配置されており、膨張時のエアバッグ11に押されて破断した際、扉部53・53を図1の二点鎖線で示すように、観音扉を開かせるように、車両の前後方向に開かせることとなる。また、天井壁部52には、インパネ開口2の周縁に設けられたフランジ部3に係止させる係止脚52aが形成されている。
【0022】
側壁部55の車両の前後方向の部位には、それぞれ、車両の前後方向に貫通する複数(実施形態では三個)の係止孔55aが、形成されている。側壁部55は、押え部材50・50を使用して、ケース19の上部室21に連結されることとなる。
【0023】
各押え部材50は、板金から形成されるとともに、横板部50aと横板部50aの端部から上方へ延びる縦板部50cとを備えた断面L字形として、ケース19の車両の前後方向の部位に、それぞれ、配置されている。そして、各横板部50aには、リテーナ13の各ボルト13bを挿通させる貫通孔50bが形成され、各縦板部50cには、上端に、ケース19の後述する各挿通孔27aに挿通可能な挿入部50dが、櫛刃状に形成されている。
【0024】
ケース19は、アルミニウム合金等からなるダイカスト製のケース本体20と、二つの板金製の固定部材40・40と、から構成されている。ケース本体20は、折り畳まれたエアバッグ11を収納する上部室21と、上部室21の下方に配置されて、エアバッグ11に膨張用ガスを供給するためのインフレーター16を収納する下部室32と、の二室を備えて構成されている。
【0025】
上部室21は、図1〜3に示すように、上方を開口させた直方体形状として、略四角筒形状の周壁部22と、周壁部22の下部に配置される底壁部29と、から構成されている。
【0026】
周壁部22は、車両の前後方向で対向する位置に配置される前・後側壁部23・24と、車両の左右方向で対向する位置に配置される左・右側壁部25・26と、から構成されている。前・後側壁部23・24には、蓋体51における側壁部55の各係止孔55aに挿入される係止突起27が、外側に突出するように、形成されている。また、各係止突起27には、係止孔55aへの挿入時における側壁部55から突出する部位に、上下方向に貫通する挿通孔27aが形成されている。
【0027】
底壁部29は、略四角環状として、前後方向両側に配置される部位を、リテーナ13の各ボルト13bを挿通させるための貫通孔30aを備えた取付座30としている。なお、各取付座30の下面には、押え部材50の横板部50aが配置されて、横板部50aの下面には、固定部材40の連結部41における取付座41aが当接して配置されることとなる。
【0028】
下部室32は、上部室21の底壁部29の内周縁から下方に延びる略四角筒形状の周壁部33と、周壁部33の下方を覆う半割り円筒状の底壁部38と、を備えて構成されている。周壁部33は、車両の前後方向で対向する位置に配置される前・後側壁部34・35と、車両の左右方向で対向する位置に配置される左・右側壁部36・37と、から構成され、左側壁部36には、インフレーター16の雄ねじ部16dを挿通可能として、ナット17を挿通不能とする貫通孔36aが形成され、右側壁部37には、インフレーター16の本体部16aを挿通可能として、フランジ部16cを挿通不能とする貫通孔37aが形成されている。
【0029】
各固定部材40は、ケース下部室32の前側壁部34から底壁部38を経て後側壁部35の外周面を覆う湾曲した帯状の連結部41と、連結部41の外周面から下方へ延びる固定ブラケット部42と、を備えて構成されている。連結部41の前後方向に離れた各上端には、それぞれ、水平方向の外方に延びる取付座41aが形成され、各取付座41aは、連結部41をケース下部室32の前側壁部34から底壁部38を経て後側壁部35の外周面に当接させた際、押え部材50の横板部50aを介在させて、ケース上部室21の取付座30に当接するように構成され、さらに、リテーナ13のボルト13bを挿通可能な取付孔41bを備えて構成されている。固定ブラケット部42は、エアバッグ装置M1を搭載させるボディ5のブラケット5bに対応して、下端付近に、ナット42bを設けたねじ孔から構成される取付孔42aを配設させている。各固定ブラケット部42は、ボルト6を、ブラケット5bに設けられた連結孔5cを経て、取付孔42aに螺合させることにより、ブラケット5bに連結固定されることとなる。なお、5aは、ブラケット5bを連結させたボディ5側のリンフォースである。
【0030】
第1実施形態の助手席用エアバッグ装置M1の組み立てを説明すると、予め、各取付孔11cからボルト13bを突出させるように、内部にリテーナ13を配設させた状態で、エアバッグ11を折り畳み、さらに、折り崩れしないように、折り畳んだエアバッグ11を、破断可能なラッピングシート10でくるんでおく。
【0031】
また、雄ねじ部16d側を、ケース本体20における右側壁部37の貫通孔37a側から挿入するとともに、左側壁部36の貫通孔36aから突出させ、さらに、フランジ部16cを貫通孔37aの周縁に当接させるとともに、ナット17を、貫通孔36a周縁に当接させるように、雄ねじ部16dに螺合させて、インフレーター16をケース本体20の下部室32内に保持させておく。なお、インフレーター16は、ケース19を組み立てた後のケース下部室32に、組み付けるようにしても良い。
【0032】
そして、リテーナ13の各ボルト13bを上部室21の各取付座30の貫通孔30aから突出させるように、折り畳んだエアバッグ11を上方の開口21aから上部室21内に収納させるとともに、さらに、上方から、蓋体51の側壁部55を上部室21に外装し、側壁部55の各係止孔55aに前・後側壁部23・24の係止突起27を挿入させる。
【0033】
ついで、各挿入部50dを、側壁部55から突出している係止突起27の挿通孔27aに挿通させるとともに、各貫通孔50bにボルト13bを挿入させて、ケース本体20の前後部位に押え部材50・50を配置させる。
【0034】
その後、ケース本体20の左右両端付近における各ボルト13bを各取付孔41bに挿通させつつ、各取付座41aを押え部材50の横板部50aの下面に当接させて、ケース本体20の左右両端付近に、それぞれ、固定部材40を配置させ、さらに、各ボルト13bにナット14を螺合させれば、ケース本体20に固定部材40・40を連結させてケース19の組立てを完了させることができ、また、ケース19に対するエアバッグ11と蓋体51との組付けも完了させることができる。
【0035】
この時、エアバッグ11は、リテーナ13によって、エアバッグ開口周縁11bを上部室21の底壁部29に押し付けられて、ケース19に取り付けられることとなる。
【0036】
そして、このように組み立てた助手席用エアバッグ装置M1は、車両に組み付けた状態のインパネ1の開口2から挿入させ、蓋体51の係止脚52aをインパネ1のフランジ部3に係止させるとともに、ブラケット5bの連結孔5cを経て、取付孔42aにボルト6を螺合させて、各固定部材40をボディ5に連結固定し、インフレーター16に作動用の図示しないリード線を結線すれば、車両に搭載することができる。
【0037】
エアバッグ装置M1の車両への搭載後、インフレーター16のガス吐出口16bから膨張用ガスが吐出されれば、エアバッグ11は、膨張して、ラッピングシート10を破断するとともに、蓋体51の破断予定部54を破断させて扉部53・53を図1の二点鎖線に示すように開かせることにより、ケース上部室21の開口21aから、大きく突出することとなる。
【0038】
そして、エアバッグ装置M1の搭載される車種が変更されて、図4に示すように、ボディ5A側のブラケット5bが変更された場合には、そのブラケット5bに固定可能に、固定ブラケット部42Aを変更した固定部材40Aに取り替える。
【0039】
この固定部材40Aは、固定ブラケット部42Aが、ボディ5A側のブラケット5bの配置位置に対応して配置されるとともに、そのブラケット5bにボルト6止め可能な取付孔42aを備えて構成される点を除いて、連結部41の部位を、固定部材40と同様としている(同一部位には固定部材40と同一符号を付してある)。
【0040】
そのため、この固定部材40Aは、固定部材40と同様に、エアバッグ11の保持手段12である、リテーナ13、ナット14、及び、横板部50aを介在させた取付座30、によって、連結部41の取付座41aが共締めされて、ケース本体20に連結されることとなる。
【0041】
そして、固定部材40A・40Aをケース本体20に連結させてケース19を構成したエアバッグ装置M1では、固定部材40を使用したエアバッグ装置M1と同様に、ブラケット5bの連結孔5cを経て、取付孔42aにボルト6を螺合させれば、各固定部材40Aの固定ブラケット部42Aがボディ5A側のブラケット5bに固定されて、車種が相違した車両に搭載することができる。
【0042】
以上のように、第1実施形態のエアバッグ装置M1では、ケース19が、エアバッグ11とインフレーター16とを保持するケース本体20と、ケース本体20に取替可能に連結される固定部材40と、から構成されており、エアバッグ装置M1の搭載部位が変更されても、固定部材40を取り替えて、搭載部位に対応した固定部材40Aをケース本体20に連結させてケース19を構成すれば、取り替えた固定部材40Aを利用して、容易に、エアバッグ装置M1を、変更された搭載部位に搭載することができる。
【0043】
すなわち、搭載部位が変更されても、ケース19全体を変更しなくとも、ケース本体20を共用して、単に、小さな部品である固定部材40を取り替えるだけで、搭載部位に対応したケース19を形成できるため、搭載部位に対応したエアバッグ装置M1の製造工数・製造コストを低減することができる。
【0044】
また、ケース19の大きな容積を占めるケース本体20は、軽量化を図れる型成形品から構成されているため、ケース19の重量増加を極力抑えることができる。
【0045】
したがって、第1実施形態のエアバッグ装置M1では、ケース19の重量増加を極力抑えることができるとともに、異なった搭載部位に固定させることとなっても、容易に対処することができて、製造工数・コストを低減することができる。
【0046】
なお、第1実施形態では、ケース本体20をダイカスト鋳造品から構成した場合を示したが、型締めされた型内に形成材料を充填させて形成した、例えば、フィラー入りのポリプロピレンを使用して射出成形した合成樹脂成形品から、ケース本体20を構成しても良い。
【0047】
そして、実施形態では、固定部材40・40Aを、ケース本体20にエアバッグ11を保持させるためのリテーナ13・ナット14・横板部50aを介在させた取付座30からなるエアバッグ保持手段12により、共締めさせて、ケース本体20に連結させており、ケース本体20に固定部材40・40Aを連結するための連結部材の構成部品点数を低減できるとともに、連結作業工数も低減することができる。
【0048】
ちなみに、この点を考慮しなければ、ボルト・ナットやリベット等の連結部材を利用して、ケース本体20の別位置に固定部材40・40Aを連結させるように構成しても良い。
【0049】
なお、実施形態では、固定部材40・40Aの取付座41aを、押え部材50の横板部50aを介在させて、ケース本体20の取付座30とナット14との間で挟持して、ケース本体20に連結した構成を示したが、押え部材50が、不要、若しくは、別位置で、蓋体51を上部室21に強固に連結できれば、横板部50aを、取付座30とナット14との間に介在させなくとも良い。
【0050】
第2実施形態のエアバッグ装置M2は、図5・6に示すように、エアバッグ装置M1と同様に、インパネ1に配置される助手席用エアバッグ装置M2であり、折り畳まれたエアバッグ11と、エアバッグ11に膨張用ガスを供給するインフレーター66と、エアバッグ11及びインフレーター66を収納保持するケース69と、エアバッグ11とインフレーター66とをケース69に取り付けるためのリテーナ13と、折り畳まれたエアバッグ11を覆う蓋体51と、蓋体51をケース69に強固に連結するための二つの押え部材50と、を備えて構成されている。なお、エアバッグ11、リテーナ13、押え部材50(図示せず)、及び、蓋体51は、第1実施形態と同様であり、同一符号を付して、説明を省略する。
【0051】
ケース69は、アルミニウム合金等からなるダイカスト製のケース本体70と、二つの板金製の固定部材80・83と、から構成されている。ケース本体70は、インフレーター66を収納する下部室32の左側壁部76が、インフレーター66の後述する回り止め部66eを嵌合させるように、円形でない異形に開口する貫通孔76aを備える他、第1実施形態のケース本体20と同様に、折り畳まれたエアバッグ11を収納する上部室21と、上部室21の下方に配置されて、エアバッグ11に膨張用ガスを供給するためのインフレーター66を収納する下部室32と、の二室を備えて構成されている。なお、第1実施形態のケース本体20と同様の部位には、同一符号を付して、それらの説明を省略する。
【0052】
固定部材80は、略円環状の連結部81と、連結部81から下方へ延びる固定ブラケット部82と、から構成されている。連結部81は、中央に、インフレーター66の回り止め部66eを嵌合させる取付孔81bを配設させて構成され、取付孔81bの周縁を、ケース本体70の左側壁部76の貫通孔76a周縁における外表面側に当接させる取付座81aとしている。取付孔81bの内周面には、インフレーター66の回り止め部66eに対応するように、上縁付近を平坦にして、固定部材80の回り止め部を構成する規制面81cが形成されている。固定ブラケット部82は、下端を内側に屈曲させて、その屈曲部位に、ナット82bを設けたねじ孔からなる取付孔82aを備えて、構成されている。
【0053】
固定部材83は、略円環状の連結部84と、連結部84から下方へ延びる固定ブラケット部85と、から構成されている。連結部84は、中央に、インフレーター66の本体部66aを挿通させる取付孔84bを配設させて構成され、取付孔84bの周縁を、ケース本体70の右側壁部37の貫通孔37a周縁における外表面側に当接させる取付座84aとしている。取付座84aの上縁には、固定部材83のケース本体70への連結時に、ケース本体70の底壁部29の下面に当接して、固定部材83の回り止め部を構成する規制片84cが形成されている。固定ブラケット部85は、下端を内側に屈曲させて、その屈曲部位に、ナット85bを設けたねじ孔からなる取付孔85aを備えて、構成されている。
【0054】
固定部材80・83の各固定ブラケット部82・85は、ボルト8を、エアバッグ装置M2の搭載部位であるボディ7側のブラケット7aに設けられた連結孔7bを経て、取付孔82a・85aに螺合させることにより、ブラケット7a・7aに連結固定されることとなる。
【0055】
インフレーター66は、第1実施形態のインフレーター16と略同様に、シリンダタイプとして、円柱状の本体部66aと、本体部66aの右側端部に配置されるフランジ部66cと、本体部66aの左側端面に配置される雄ねじ部66dと、を備えて構成され、本体部66aには、膨張用ガスを吐出する複数のガス吐出口66bが形成されている。そして、インフレーター66の雄ねじ部66dの元部側には、円柱の外周面を切り欠いた柱状の回り止め部66eが形成されている。この回り止め部66eは、インフレーター66自体のケース69に取り付けられた際の回り止めと、固定部材80のケース本体70に対する回り止めと、を図ることとなる。
【0056】
第2実施形態のケース69を構成するケース本体70と固定部材80・83とは、インフレーター66を下部室32に収納保持させる際に、相互に連結されることとなる。
【0057】
すなわち、ケース本体70の左・右側壁部76・37の外表面側に固定部材80・83の連結部81・84を配置させた状態で、インフレーター66の雄ねじ部66d側を、固定部材83の取付孔84bを経て、ケース本体70の右側壁部37の貫通孔37a側から挿入するとともに、左側壁部76の貫通孔76aを経て、固定部材80の取付孔81bから突出させ、フランジ部66cを、固定部材83の取付座84aを介在させて、貫通孔37aの周縁に当接させるとともに、ナット67を、固定部材80の取付座81aを介在させて、貫通孔76a周縁に当接させるように、雄ねじ部66dに螺合させれば、インフレーター66をケース本体70の下部室32内に収納保持させることができる。
【0058】
その際、固定部材80は、雄ねじ部66dに螺合されるナット67により、取付孔81bをインフレーター66の回り止め部66eに嵌合させた状態で、ナット67とケース本体70の左側壁部76の貫通孔76a周縁とに、連結部81の取付座81aが挟持されて、ケース本体70に連結されることとなる。一方、固定部材83は、雄ねじ部66dに螺合されるナット67により、規制片84cをケース本体70の底壁部29下面に当接させた状態で、フランジ部66cとケース本体70の右側壁部37の貫通孔37a周縁とに、連結部84の取付座84aが挟持されて、ケース本体70に連結されることとなり、その結果、ケース本体70に固定部材80・83が連結されて、ケース70が形成されるとともに、ケース70の下部室32内にインフレーター66が収納保持されることとなる。
【0059】
そして、ケース69の上部室21内に、内部にリテーナ13を配設させてラッピングシート10でくるんだおいた折り畳み済みのエアバッグ11を収納させて、リテーナ13の各ボルト13bを上部室21の貫通孔30aから突出させ、さらに、上方から、蓋体51の側壁部55を上部室21に外装し、側壁部55の各係止孔55aに前・後側壁部23・24の係止突起27を挿入させる。ついで、各挿入部50dを、側壁部55から突出している係止突起27の挿通孔27aに挿通させるとともに、各貫通孔50bにボルト13bを挿入させて、各ボルト13bにナット14を螺合させれば、エアバッグ装置M2を組立てることができる。
【0060】
なお、固定部材80・83をケース本体70に連結して、インフレーター66をケース本体70の下部室32内に収納する作業は、上部室32に対して、エアバッグ11を収納するとともに蓋体51を取り付けた後に、行なっても良い。
【0061】
このように組立てたエアバッグ装置M2では、車両に組み付けた状態のインパネ1の開口2から挿入させ、蓋体51の係止脚52aをインパネ1のフランジ部3に係止させるとともに、ブラケット7aの連結孔7bを経て、各取付孔82a・85aにボルト8を螺合させて、インフレーター66に作動用の図示しないリード線を結線すれば、車両に搭載することができる。
【0062】
この時、インフレーター66は、回り止め部66eが貫通孔76aに嵌合されているため、周方向の回転が防止され、固定部材80は、インフレーター回り止め部66eに、規制面81cを備えた取付孔81bが嵌合されているため、インフレーター66の周方向の回転が防止され、また、固定部材83は、ケース本体70の底壁部29の下面に規制片84cが当接しているため、インフレーター66の周方向の回転が防止されて、各固定部材80・83が、ケース本体69に強固に連結されていることから、エアバッグ装置M2は、安定して、ボディ7に搭載されることとなる。
【0063】
エアバッグ装置M2の車両への搭載後、インフレーター66のガス吐出口66bから膨張用ガスが吐出されれば、エアバッグ11は、膨張して、ラッピングシート10を破断するとともに、蓋体51の破断予定部54を破断させて扉部53・53を図1の二点鎖線に示すように開かせることにより、ケース上部室21の開口21aから、大きく突出することとなる。
【0064】
そして、エアバッグ装置M2の搭載される車種が変更されて、図7に示すように、ボディ7A側のブラケット7aが変更された場合には、そのブラケット7aに固定可能に、固定ブラケット部82A・85Aを変更した固定部材80A・83Aに取り替える。
【0065】
固定部材80Aは、固定ブラケット部82Aが、ボディ7A側のブラケット7aの配置位置に対応して配置されるとともに、そのブラケット7aにボルト8止め可能な取付孔82aを備えて構成される点を除いて、連結部81の部位を、固定部材80と同様としている(同一部位には固定部材80と同一符号を付してある)。
【0066】
また、固定部材83Aは、固定ブラケット部85Aが、ボディ7A側のブラケット7aの配置位置に対応して配置されるとともに、そのブラケット7aにボルト8止め可能な取付孔85aを備えて構成される点を除いて、連結部84の部位を、固定部材83と同様としている(同一部位には固定部材83と同一符号を付してある)。
【0067】
そのため、これらの固定部材80A・83Aは、インフレーター66をケース本体70の下部室32内に収納保持させる際、固定部材80・83と同様に、インフレーター66の保持手段65である、インフレーター66自体のフランジ部66c、雄ねじ部66d、ナット67、ケース本体70の左側壁部76の貫通孔76a周縁、及び、右側壁部37の貫通孔37a周縁、によって、連結部81・84の取付座81a・84aが共締めされて、ケース本体70に連結されることとなる。
【0068】
そして、固定部材80A・83Aをケース本体70に連結させてケース69を構成したエアバッグ装置M2では、固定部材80・83を使用したエアバッグ装置M2と同様に、ブラケット7aの連結孔7bを経て、取付孔82a・85aにボルト6を螺合させれば、各固定部材80A・83Aの固定ブラケット部82・85がボディ7A側のブラケット7a・7aに固定されて、車種が相違した車両に搭載することができる。
【0069】
以上のように、第2実施形態のエアバッグ装置M2でも、搭載部位が変更された際、ケース69全体を変更しなくとも、ケース本体70を共用して、単に、小さな部品である固定部材80・83を取り替えるだけで、搭載部位に対応したケース69を形成できるため、搭載部位に対応したエアバッグ装置M2の製造工数・製造コストを低減することができる。
【0070】
また、ケース69の大きな容積を占めるケース本体70は、軽量化を図れる型成形品から構成されているため、ケース69の重量増加を極力抑えることができる。
【0071】
したがって、第2実施形態のエアバッグ装置M2でも、ケース69の重量増加を極力抑えることができるとともに、異なった搭載部位に固定させることとなっても、容易に対処することができて、製造工数・コストを低減することができる。
【0072】
勿論、第2実施形態でも、ケース本体70をダイカスト鋳造品から構成した場合を示したが、フィラー入りのポリプロピレンを使用して射出成形した合成樹脂成形品から、ケース本体70を構成しても良い。
【0073】
また、第2実施形態でも、ケース本体70にインフレーター66を保持させるための、インフレーター66自体のフランジ部66c、雄ねじ部66d、ナット67、ケース本体70の左側壁部76の貫通孔76a周縁、及び、右側壁部37の貫通孔37a周縁からなるインフレーター保持手段65により、固定部材80・83・80A・83Aを、共締めさせて、ケース本体70に連結させており、ケース本体70に固定部材80・83を連結するための連結部材の構成部品点数を低減できるとともに、連結作業工数も低減することができる。
【0074】
ちなみに、この点を考慮しなければ、ボルト・ナットやリベット等の連結部材を利用して、ケース本体70の別位置に固定部材80・83・80A・83Aを連結させるように構成しても良い。
【0075】
なお、固定部材80・83・80A・83Aのインフレーター66の周方向への回り止めとしては、インフレーター66を対応させて、取付座81aの取付孔81bに規制面81cを設けたり、取付座84aにケース本体70の底壁部29に当接する規制片84cを設けたりする他、貫通孔76a・37aの周囲に、固定部材80・83・80A・83Aからケース本体70の側壁部76・37に嵌合する凹部若しくは凸部を設けたりしても良い。
【0076】
また、第1・2実施形態では、インパネ1に配設される助手席用エアバッグ装置M1・M2について例示したが、シートに配設される側突用エアバッグ装置等に、本発明を応用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の助手席用エアバッグ装置の使用態様を示す車両前後方向の縦断面図であり、図2のI−I部位に対応する。
【図2】同実施形態の助手席用エアバッグ装置の使用態様を示す車両左右方向の縦断面図であり、図1のII−II部位に対応する。
【図3】同実施形態のエアバッグ装置の概略分解斜視図である。
【図4】変更されたケースを示す分解斜視図である。
【図5】第2実施形態の助手席用エアバッグ装置の使用態様を示す車両左右方向の縦断面図である。
【図6】同実施形態のエアバッグ装置の概略分解斜視図である。
【図7】変更されたケースを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
5・5A・7・7A…ボディ、
5b・7a…(搭載部位)ブラケット、
11…エアバッグ、
12…エアバッグ保持手段、
13…リテーナ、
13b…ボルト、
14…ナット、
16・66…インフレーター、
19・69…ケース、
20・70…ケース本体、
40・40A・80・80A・83・83A…固定部材、
65…インフレーター保持手段、
66c…フランジ部、
66d…雄ねじ部、
66e…回り止め部、
67…ナット、
M1・M2…助手席用エアバッグ装置。
Claims (1)
- ケースが、
搭載部位に固定させるための固定部位を備えるとともに、折り畳まれたエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を保持して、
型締めされた型内に形成材料を充填させて形成した型成形品から、構成されているエアバッグ装置であって、
前記ケースが、
型締めされた型内に形成材料を充填させて形成した型形成品から構成されて、前記エアバッグと前記インフレーターとを保持するケース本体と、
前記固定部位を構成し、前記ケース本体に取替可能に連結される固定部材と、
から構成され、
前記固定部材が、前記ケース本体に前記エアバッグを保持させるエアバッグ保持手段に共締めされて、前記ケース本体に連結される構成とするとともに、前記ケース本体の左右両端に、それぞれ、配置され、
前記各固定部材が、それぞれ、連結部と、該連結部から延びて搭載部位に連結固定されるブラケット部と、を備えて構成され、
前記連結部が、前後方向に離れた各上端に、前記エアバッグ保持手段に共締めされる取付座を形成して、構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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