JP4036122B2 - エアバッグ装置を備えたステアリングホイール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイール本体の上部に、複数のホーンスイッチ機構に支持されてエアバッグ装置が配置される構成のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、ステアリングホイール本体の上部に、複数のホーンスイッチ機構に支持されてエアバッグ装置が配置されていた。そして、エアバッグ装置が、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、折り畳まれたエアバッグを覆うパッドと、折り畳まれたエアバッグを収納して保持するとともにインフレーターとパッドとを保持するバッグホルダと、を備える構成であった。ホーンスイッチ機構は、エアバッグ装置を付勢手段に抗して押し下げて、エアバッグ装置側に配置された可動側接点を、ステアリングホイール本体側に配置された固定側接点に、接触させることにより、ホーンを作動させる構成であった。そして、ホーンスイッチ機構は、ステアリングホイール本体とエアバッグ装置との離隔距離を規制する規制ボルトを、ステアリングホイール本体側からバッグホルダ側に連結させている構成であった。この従来のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、複数のホーンスイッチ機構の規制ボルトが、それぞれ、平面視において、バッグホルダから離れるように形成される取付片部に形成された取付座に、連結される構成であった(例えば、特許文献1参照)。すなわち、従来のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、ホーンスイッチ機構は、全て、平面視において、バッグホルダにおけるエアバッグを収納する領域から外れた外側の部位で、バッグホルダに連結されていた。
【0003】
【特許文献1】
特許第3175621号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、全てのホーンスイッチ機構を、平面視において、バッグホルダにおけるエアバッグを収納する領域から外側の部位で、連結させる構成であることから、バッグホルダが大きくなることを避けられず、エアバッグ装置が大型化していた。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、バッグホルダをコンパクトにすることができて、エアバッグ装置もコンパクトにすることが可能なエアバッグ装置を備えたステアリングホイールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエアバッグ装置を備えたステアリングホイールは、ステアリングホイール本体の上部に、複数のホーンスイッチ機構に支持されてエアバッグ装置が配置され、
エアバッグ装置が、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、折り畳まれたエアバッグを覆うパッドと、折り畳まれたエアバッグを収納して保持するとともにインフレーターとパッドとを保持するバッグホルダと、を備えて構成され、
ホーンスイッチ機構が、
エアバッグ装置を付勢手段に抗して押し下げて、エアバッグ装置側に配置された可動側接点を、ステアリングホイール本体側に配置された固定側接点に、接触させることにより、ホーンを作動させるとともに、
ステアリングホイール本体とエアバッグ装置との離隔距離を規制する規制ボルトを、ステアリングホイール本体側からバッグホルダ側に連結させている構成のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールであって、
ステアリングホイールが、中央のボス部から左右両側に延びる2本だけのスポーク部を備える構成とされ、
ホーンスイッチ機構が、スポーク部近傍となるエアバッグ装置の左右両端側と、エアバッグ装置の後端側における左右方向の中央付近と、の3箇所に、配設され、
バッグホルダが、ダイカスト製とされるとともに、底壁部と、底壁部の周縁から上方に延びるように配設される周壁部と、を備える構成とされ、後端側に配置されるホーンスイッチ機構における規制ボルトを連結させるための取付座を、バッグホルダと一体として、底壁部から上方に突出し、かつ、周壁部から連なるようにして周壁部の内周側に突出するように、エアバッグを収納する領域内に、配設させ、
エアバッグが、折り重ねられた複数の折り塊部を左右方向で並設させ、取付座を折り塊部間に配設されるように、折り畳まれて、バッグホルダ内に、収納され、
付勢手段が、規制ボルトの周囲に配設されるコイルばねから、構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、少なくとも1つのホーンスイッチ機構の規制ボルトを連結させる取付座が、バッグホルダにおけるエアバッグを収納する領域内に配設されていることから、従来のステアリングホイールのごとく、全てのホーンスイッチ機構の規制ボルトを連結させる取付座を、バッグホルダにおけるエアバッグを収納する領域から外側の部位に配設させる構成のバッグホルダと比較して、平面視において、バッグホルダをコンパクトにすることができる。
【0008】
したがって、本発明のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、バッグホルダをコンパクトにすることができて、エアバッグ装置もコンパクトにすることが可能である。
【0010】
また、本発明のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、バッグホルダがダイカスト製とされていることから、バッグホルダをプレス加工により製造する場合に比較して、バッグホルダの製造が容易となる。また、バッグホルダの重量自体を軽量化することもできて、エアバッグ装置の軽量化を図ることができる。また、取付座を、バッグホルダと一体化することも可能となることから、取付座の形成が容易となる。
【0012】
さらに、本発明のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、取付座が、エアバッグを折り重ねて構成される複数の折り塊部間に配置されることから、取付座がバッグホルダにおけるエアバッグの収納領域内に配設されていても、この取付座が、収納されるエアバッグを圧迫せず、エアバッグを、バッグホルダ内に支障なく収納させることができる。
【0013】
そして、上記構成のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールでは、バッグホルダをコンパクトにすることができると同時に、バッグホルダをコンパクトにしても、エアバッグをバッグホルダ内に支障なく収納可能である。そのため、スポーク部が2本しかなく、スポーク部とボス部との間に形成される余剰のスペースが少なくて、スペースに余裕のないデザインの2本スポークタイプのステアリングホイールにも、好適に適用可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
実施形態のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールWは、図1〜3に示すように、円環状のリング部Rと、リング部Rの中央に配置されるボス部Bと、リング部Rとボス部Bとを連結するようにボス部Bから左右両側に延びる2本のスポーク部Sと、を備えて構成され、構成部品上では、ステアリングホイール本体1とボス部Bの上部に配置されるエアバッグ装置10と、ステアリングホイール本体1に接続されてエアバッグ装置10を支持する複数のホーンスイッチ24と、から構成されている。
【0016】
ステアリングホイール本体1とは、エアバッグ装置10とホーンスイッチ24とを除いた部位を言い、リング部R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結するように配置される芯金2を備えて、芯金2におけるリング部芯金3とリング部芯金3側の各スポーク部芯金5とには、合成樹脂製の被覆層6が被覆されている。ボス部Bの部位の芯金4は、ステアリングシャフト33(図9参照)と接続される鋼製のボス4aと、ボス4aの周囲を覆ってリング部芯金3やスポーク部芯金5と一体的に形成されるアルミニウム合金等からなる被覆部4bと、から構成されている。なお、ステアリングホイール本体1は、ボス部Bの下部を覆うように、芯金2にねじ止めされるロアカバー7を備えて構成されている。
【0017】
エアバッグ装置10は、図2・3に示すように、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグ11、エアバッグ11に膨張用ガスを供給するインフレーター15、折り畳まれたエアバッグ11を覆うパッド16、折り畳まれたエアバッグ11を収納して保持するとともにインフレーター15とパッド16とを保持するバッグホルダ17、を備えて構成されている。
【0018】
エアバッグ11は、略同一形状とされた円形の2枚の基布の周縁相互を縫合させて構成されている。そして、エアバッグ11は、実施形態の場合、それぞれ、折り重ねるようにして形成される2つの折り塊部12・12を、左右方向に沿って、並設させるようにして、折り畳まれて、バッグホルダ17内に収納されている(図3参照)。
【0019】
インフレーター15は、上部にガス吐出口15bを備えた略円柱状の本体部15aと、本体部15aの外周面から突出するフランジ部15cと、を備えて構成されている。
【0020】
パッド16は、合成樹脂製として、エアバッグ11の膨張時に所定部位を破断させる天井壁部16aと、天井壁部16aの外周縁付近から下方へ延びる略四角筒形状の側壁部16bと、を備えて構成されている。側壁部16bの内周面には、所定位置に、後述するバッグホルダ17の周壁部19に設けられた係止爪19aを係止させるための係止部16c(図2参照)が、形成されている。また、天井壁部16aの下面には、バッグホルダ17の後述する取付座21・22に当接する図示しない複数のリブが形成されている。
【0021】
バッグホルダ17によるエアバッグ11とインフレーター15との保持は、エアバッグ11内に配置される円環状のリテーナ14に形成されて下方へ延びる4本のボルト14a(図3・4参照)を、エアバッグ11・バッグホルダ17・インフレーター15のフランジ部15cに貫通させてナット14b止めすることにより、行なっている。また、バッグホルダ17によるパッド16の保持は、パッド側壁部16bのリベット23止め(図4参照)と、係止爪19aの係止部16cへの係止と、により行なっている。
【0022】
バッグホルダ17は、軽量化と形状賦形性とを考慮してマグネシウム等からなるダイカスト製とされている。バッグホルダ17は、図5・6に示すように、上方を開口させた箱形状とされ、中央にインフレーター本体部15aを下方から挿入可能な挿通孔18aを備えた略長方形状の底壁部18と、底壁部18周縁から上方に延びるように配設される略四角筒形状の周壁部19と、を備えて構成されている。底壁部18における挿通孔18aの周囲には、リテーナ14の各ボルト14aを挿通させる貫通孔18bが、形成されている。
【0023】
周壁部19の上端付近には、所定位置に、パッド側壁部16bの係止部16cに係止される係止爪19aが形成されている。また、周壁部19の所定位置には、パッド側壁部16bをリベット23止めする際の図示しない取付孔が、形成されている。
【0024】
周壁部19における左右方向で対向する壁部19b・19cの前部側の上端には、外方へ横方向に向かって延びる2つの取付片部20が、形成されている。各取付片部20には、ホーンスイッチ24を取り付けるための取付座21が、上方に突出するように、配設されている。また、周壁部19における後方側の壁部19dの下端付近にも、ホーンスイッチ24を取り付けるための1つの取付座22が、壁部19dの内周側で底壁部18から上方に突出しつつ、壁部19dから内周側に突出するように、壁部19d及び底壁部18と一体的に、形成されている。この取付座22は、略円柱状とされて、壁部19dにおける左右方向の中央付近の内側に、壁部19dから連なるように配設されている。すなわち、取付座22は、バッグホルダ17に収納されるエアバッグ11を収納させた際に、エアバッグ11の折り塊部12・12間に配設されることとなる。また、各取付座21・22には、ホーンスイッチ24の後述する規制ボルトを締結するためのねじ孔21a・22aが、それぞれ、上下方向に貫通するように、形成されている。
【0025】
また、バッグホルダ17には、ホーン作動回路の正極側に導通するように、図示しないリード線が、結線されている。
【0026】
ホーンスイッチ24は、図1・4に示すように、各スポーク部S近傍におけるパッド16周縁の裏面側と、パッド16の後縁側における左右方向の中央付近の裏面側と、換言すれば、スポーク部S近傍となるエアバッグ装置10の左右両端側と、エアバッグ装置10の後端側における左右方向の中央付近と、の3箇所に配設されている。各ホーンスイッチ24は、図7に示すように、固定側部材25、可動側部材26、付勢手段としてのばね27、及び、段差付きの規制ボルト28、を備えて構成されている。固定側部材25は、ばね鋼から形成される固定側接点25aと、固定側接点25aを支持する合成樹脂製の固定側支持材25bと、から構成されて、ステアリングホイール本体1側のホーンプレート29に支持されている。可動側部材26は、ばね鋼から形成される可動側接点26aと、可動側接点26aを支持する合成樹脂製の可動側支持材26bと、から、構成されて、エアバッグ装置10側となるパッド16側に配置されている。可動側接点26aは、固定側接点25aと接触することによりホーンを作動可能とされている。ばね27は、コイルばねとして、規制ボルト28の周囲となる固定側部材25と可動側部材26との間に配設されて、可動側接点26aを固定側接点25aから離隔させるように上方へ付勢している。規制ボルト28は、可動側部材26の下方への移動を許容して可動側接点26aの固定側接点25aからの離隔距離を規定するように、固定側部材25側に可動側部材26側を連結させている。規制ボルト28は、ステアリングホイール本体1側からバッグホルダ17側に連結されるもので、実施形態の場合、バッグホルダ17の取付座21・22に形成されるねじ孔21a・22aに螺合される構成である。なお、実施形態の場合、固定側部材25、可動側部材26、及び、ばね27は、アッセンブリー化されて、スイッチアッセンブリーを構成している。
【0027】
ホーンプレート29は、板金製とされて、図1・4に示すように、上方から見て略U字形状とされており、ステアリングホイールWの前方側となる左右方向の両端付近と、左右方向の中央付近と、で、各ホーンスイッチ24の固定側部材25を支持させる構成である。そして、ホーンプレート29における左右方向の両端付近には、それぞれ、内側の縁から下方へ延びる接続片部30が形成されている。各接続片部30には、ナット30bが固着されて、ホーンプレート29をスポーク部芯金5L・5Rにボルト8止めさせるためのねじ孔30aが、形成されている。
【0028】
次に、実施形態のステアリングホイールWの車両への搭載について説明する。まず、エアバッグ装置10を組み立てる。最初に、図8に示すようにして、エアバッグ11を折り畳む。まず、図8のA〜Cに示すごとく、内部にリテーナ14を配設させるとともに基布相互を重ねて平らに展開したエアバッグ11の上下方向の両端11a・11bを中央側に接近させるように、左右方向に沿った折目をつけて、蛇腹折りする。その後、図8のDに示すごとく、左右方向の両端11c・11dを中央側に接近させるように、それぞれ、ロール折りして、折り塊部12・12を左右両側に形成し、エアバッグ11の折り畳みを完了する。
【0029】
次いで、貫通孔18bからリテーナ14のボルト14aを突出させるようにして、バッグホルダ17内に、折り畳んだエアバッグ11を、収納させる。その後、挿通孔18a内に、下方からインフレーター15の本体部15aを挿入させる。このとき、リテーナ14のボルト14aは、インフレーター15のフランジ部15cに挿通されており、フランジ部15cから突出しているボルト14aをナット14b止めする。その後、パッド16を、バッグホルダ17の上方から被せ、係止爪19aを側壁部16bの係止部16cに係止させるとともに、側壁部16bの所定箇所をリベット23止めして、エアバッグ装置10を組み立てる。
【0030】
そして、固定側部材25・可動側部材26・ばね27を一体化させたスイッチアッセンブリーを取り付けたホーンプレート29の上方に、エアバッグ装置10を配置させる。その後、各規制ボルト28を、ホーンプレート29の下方からスイッチアッセンブリーに挿入して、各取付座21・22のねじ孔21a・22aに螺合させれば、ホーンプレート29と3個のホーンスイッチ24を組み付けたエアバッグ装置10を形成することができる。
【0031】
また、ダイカスト鋳造して被覆層6を成形しておいたステアリングホイール芯金2に対して、予め、ロアカバー7をねじ等を利用して取り付けておく。そして、その状態で、車両のステアリングシャフト33に、ボス部芯金4のボス4aを外嵌させるとともにナット34(図9参照)止めして、ステアリングホイール本体1を取り付ける。
【0032】
その後、ホーンプレート29の各接続片部30をスポーク部芯金5L・5Rに当て、芯金5L・5Rの裏面側から芯金5L・5Rを挿通させて、ボルト8を各接続片部30のねじ孔30aに螺合させれば、ステアリングホイールWを組み立てることができる。
【0033】
上記のように組み立てられたステアリングホイールWでは、インフレーター15が作動すれば、インフレーター15からの膨張用ガスがエアバッグ11内に流入され、エアバッグ11が、パッド16の天井壁部16aを押し開いて、大きく膨張することとなる。
【0034】
そして、実施形態のステアリングホイールWでは、少なくとも1つのホーンスイッチ機構24Aの規制ボルト28を連結させる取付座22が、バッグホルダ17におけるエアバッグ11を収納する領域内に配設されていることから、従来のステアリングホイールのごとく、全てのホーンスイッチ機構の規制ボルトを連結させる取付座を、バッグホルダにおけるエアバッグを収納する領域から外側の部位に配設させる構成のバッグホルダと比較して、平面視において、バッグホルダ17をコンパクトにすることができる。
【0035】
したがって、実施形態のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールWでは、バッグホルダ17をコンパクトにすることができて、エアバッグ装置10もコンパクトにすることが可能である。
【0036】
また、実施形態のステアリングホイールWでは、バッグホルダ17を、ダイカスト製としていることから、バッグホルダをプレス加工により製造する場合に比較して、バッグホルダ17の製造が容易となる。また、バッグホルダ17の重量自体を軽量化することもできて、エアバッグ装置10の軽量化を図ることができる。さらに、取付座21・22を、バッグホルダ17と一体的に構成できることから、取付座21・22の形成が容易となる。
【0037】
さらに、実施形態のステアリングホイールWでは、取付座22が、収納時のエアバッグ11における折り塊部12・12間に、配設される構成である。そのため、取付座22がバッグホルダにおけるエアバッグの収納領域内に配設されていても、この取付座22が、収納されるエアバッグ11を圧迫せず、エアバッグ11を、バッグホルダ17内に支障なく収納させることができる。
【0038】
そして、実施形態のステアリングホイールWでは、バッグホルダ17をコンパクトにすることができると同時に、バッグホルダ17をコンパクトにしても、エアバッグ11をバッグホルダ17内に支障なく収納可能である。そのため、実施形態のごとく、スポーク部Sが2本しかなく、スポーク部Sとボス部Bとの間に形成される余剰のスペースが少なくて、スペースに余裕のない2本スポークタイプのステアリングホイールWにも、好適に適用可能である。
【0039】
また、実施形態のステアリングホイールWでは、取付座22が、バッグホルダ17の底壁部18より上方となる位置に配設されていることから、他の取付座21とのホーン操作時におけるエアバッグ装置10の移動方向(規制ボルト28の軸方向)に沿った上下方向(図9参照)における距離を小さくすることができて、ホーン操作時の操作性を良好とすることができる。ちなみに、取付座22をバッグホルダ17の底壁部18より下方となる位置に配設させた場合、他の取付座21とのホーン操作時におけるエアバッグ装置10の移動方向に沿った上下方向における距離が大きくなることから、ホーン操作時に、エアバッグ装置がローリング等して、操作フィーリングが良好でない。
【0040】
なお、実施形態では、2本スポークタイプのステアリングホイールWを例に採り説明したが、本発明を適用可能なステアリングホイールはこれに限られるものではなく、3本あるいは4本タイプのステアリングホイールにも、本発明を適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるステアリングホイールの平面図である。
【図2】同実施形態のステアリングホイールの概略断面図であり、図1のII−II部位を示す。
【図3】同実施形態のステアリングホイールの概略断面図であり、図1のIII−III部位を示す。
【図4】同実施形態のステアリングホイールにおいて、ホーンスイッチを組み付けたエアバッグ装置の底面図である。
【図5】同実施形態のステアリングホイールに使用されるバッグホルダの平面図である。
【図6】図5のVI−VI部位の断面図である。
【図7】同実施形態のステアリングホイールに使用されるホーンスイッチの使用態様を示す部分拡大断面図である。
【図8】同実施形態のステアリングホイールに使用されるエアバッグの折り畳み工程を示す概略図である。
【図9】同実施形態のステアリングホイールを車両に搭載させた状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール本体、
10…エアバッグ装置、
11…エアバッグ、
12…折り塊部
15…インフレーター、
17…バッグホルダ、
21・22…取付座、
24・24A…ホーンスイッチ、
25…固定側部材、
25a…固定側接点、
26…可動側部材、
26a…可動側接点、
27…ばね(付勢手段)、
28…規制ボルト、
W…ステアリングホイール。

Claims (1)

  1. ステアリングホイール本体の上部に、複数のホーンスイッチ機構に支持されてエアバッグ装置が配置され、
    該エアバッグ装置が、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、折り畳まれた前記エアバッグを覆うパッドと、折り畳まれた前記エアバッグを収納して保持するとともに前記インフレーターと前記パッドとを保持するバッグホルダと、を備えて構成され、
    前記ホーンスイッチ機構が、
    前記エアバッグ装置を付勢手段に抗して押し下げて、前記エアバッグ装置側に配置された可動側接点を、前記ステアリングホイール本体側に配置された固定側接点に、接触させることにより、ホーンを作動させるとともに、
    前記ステアリングホイール本体と前記エアバッグ装置との離隔距離を規制する規制ボルトを、前記ステアリングホイール本体側から前記バッグホルダ側に連結させている構成のエアバッグ装置を備えたステアリングホイールであって、
    前記ステアリングホイールが、中央のボス部から左右両側に延びる2本だけのスポーク部を備える構成とされ、
    前記ホーンスイッチ機構が、前記スポーク部近傍となる前記エアバッグ装置の左右両端側と、前記エアバッグ装置の後端側における左右方向の中央付近と、の3箇所に、配設され、
    前記バッグホルダが、ダイカスト製とされるとともに、底壁部と、該底壁部の周縁から上方に延びるように配設される周壁部と、を備える構成とされ、後端側に配置される前記ホーンスイッチ機構における前記規制ボルトを連結させるための取付座を、前記バッグホルダと一体として、前記底壁部から上方に突出し、かつ、前記周壁部から連なるようにして前記周壁部の内周側に突出するように、前記エアバッグを収納する領域内に、配設させ、
    前記エアバッグが、折り重ねられた複数の折り塊部を左右方向で並設させ、前記取付座を前記折り塊部間に配設されるように、折り畳まれて、前記バッグホルダ内に、収納され、
    前記付勢手段が、前記規制ボルトの周囲に配設されるコイルばねから、構成されていることを特徴とするエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。
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