JP2001096864A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001096864A JP28079399A JP28079399A JP2001096864A JP 2001096864 A JP2001096864 A JP 2001096864A JP 28079399 A JP28079399 A JP 28079399A JP 28079399 A JP28079399 A JP 28079399A JP 2001096864 A JP2001096864 A JP 2001096864A
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宏治 田中
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耕司 内藤
Junko Takuwa
純子 宅和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチジョブ機能を有する画像形成装置にお
いて、利用者の使い勝手を良くすることができる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 ジョブの実行中に、他のジョブの中には
実行可能なジョブも存在し得る復帰可能な異常が発生し
た場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可すべきタ
イミングを表す実行許可タイミング情報(例えば、予め
設定された時間、ジョブの終了予定時刻など)に基づい
て、他の実行可能なジョブの実行を許可するタイミング
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成のジョブ
に対応した画像データを記憶し、ジョブごとに前記画像
データを用いた画像形成を実行する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル化された画像データを用
いて画像形成を行うデジタル複写機やプリンタ等の画像
形成装置が一般的に用いられるようになっている。これ
らの画像形成装置においては、イメージリーダ等を用い
て読み取った画像データをデジタル処理して画像形成に
用いる他、画像形成装置に接続されたパーソナル・コン
ピュータ(以下、「PC」という。)等の情報処理装置
から送信されてきた画像データを用いて画像形成を行う
ことができるようになっている。また、画像形成を行い
ながら画像データの取得を行う機能(以下、このような
機能を、「マルチジョブ機能」という。)を備えている
ものもある。
【0003】マルチジョブ機能を備える画像形成装置で
は、イメージリーダにより読み取られた一塊の原稿から
得られた画像データを用いた画像形成や、PCから送信
された画像データを用いた画像形成を、それぞれ一つの
ジョブとして取り扱い、ジョブ単位で順次画像形成を行
っていく。即ち、原稿を読み取って得た画像データや、
PCから送信された画像データは、それぞれのジョブの
識別子(以下、「ジョブID」という。)と対応付けら
れて画像メモリに蓄積される一方、ジョブIDはそれぞ
れのジョブが画像形成装置に対して発行された順に所定
の管理テーブルに登録されることとなる。そして、テー
ブルに登録されたジョブIDの順に画像形成が行われ
る。
【0004】さて、マルチジョブ機能を有する画像形成
装置の利用に際しては、特にPC等から画像データを送
信した場合や、マルチジョブ機能を利用して一塊の原稿
を先読みさせておき、画像形成の結果物(複写物)につ
いては後で取りに来ようとする場合など、利用者が常に
画像形成装置の近辺に存在するとは限らないため、例え
ば用紙切れ、トナー切れ等の異常が発生することにより
当該ジョブに対応する画像形成を継続できない状態とな
った場合の対応が問題となる。利用者不在の状況で用紙
切れ等が発生した場合、その時点に画像形成していたジ
ョブの実行が停止するのみならず、そのジョブの後に発
行された他のジョブについても画像形成が行えないこと
になるからである。
【0005】このような問題点に対処する方法として、
例えば一部のサイズの用紙について用紙切れが発生した
場合等において、もし、後に発行された他のジョブの中
で実行することが可能なジョブが存在する場合(例え
ば、A4サイズの用紙が無くなった場合であって、後に
発行されたジョブがB4サイズの用紙を使用する場合な
ど)には、当該後のジョブを先に実行する、といった方
法が考えられる。この場合において、用紙切れのため途
中で停止したジョブについては、例えば、利用者が用紙
を補給した場合に再開させるようにすればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記用
紙切れやトナー切れなど、後のジョブを先に実行させる
ことが可能な異常(以下、「復帰可能な異常」とい
う。)が発生した場合、具体的には、後のジョブが用紙
切れとなった用紙と異なるサイズの用紙を用いる場合
や、シアンのトナーがトナー切れとなった場合において
後のジョブはモノクロ画像を形成しようとするものであ
る場合、あるいはステープル針が無くなったが後のジョ
ブはステープル処理を行わないような場合などであって
も、後のジョブをすぐに実行したのでは、かえって使い
勝手が悪くなる場合がある。
【0007】例えば、最近、既に実用化されているよう
に、画像形成終了時刻の予測機能を備えた画像形成装置
を用いるような場合には、予測された時刻の前後にはジ
ョブを発行した利用者が画像形成装置の近辺に様子を見
に来る可能性が高い。このような場合にまで、異常発生
のすぐ後に他のジョブを実行させたのでは、特に当該他
のジョブが大量の画像形成を行う場合などに、先にジョ
ブを発行した利用者が長時間、中断したジョブの再開を
待たなければならなくなり、当該利用者に酷となる場合
なども生じ得るからである。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、マルチジョブ機能を有する画像形
成装置において、利用者の使い勝手を良くすることがで
きる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置は、画像形成のジョブに
対応した画像データを記憶し、ジョブごとに前記画像デ
ータを用いた画像形成を実行する画像形成装置におい
て、異常の発生により、当該時点において実行されてい
たジョブの実行が継続できない異常状態となったことを
検出する異常検出手段と、前記異常状態が、他の全ての
ジョブの実行ができない状態であるか、他のジョブの中
には実行可能なジョブも存在し得る状態であるかを判定
する異常レベル判定手段と、前記異常レベル判定手段に
より、他のジョブの中には実行可能なジョブも存在し得
る状態であると判定された場合に、他の実行可能なジョ
ブの実行を許可すべきタイミングを表す実行許可タイミ
ング情報に基づいて、他の実行可能なジョブの実行を制
御するジョブ制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0010】この構成では、実行中のジョブに復帰可能
な異常が発生した場合に、実行可能タイミング情報を参
照して、他のジョブの実行を制御するので、他の実行可
能なジョブが存在する場合や、新たに発行された場合で
あっても、当該他のジョブをすぐには実行させないよう
にすることができ、これにより、先のジョブを発行した
利用者と、他のジョブを発行した利用者との利害を調整
し、全体として使い勝手のよい画像形成装置を提供する
ことができる。ここで、実行許可タイミング情報として
は、実行すべきタイミングそのものを表す情報の他、当
該実行許可タイミング情報に所定の処理、例えば、所定
の時間を加算、若しくは減算して実行許可タイミングを
求めるような場合における基礎となる情報も含まれるも
のとする。
【0011】上記実行許可タイミング情報としては、例
えば、異常が発生してから他の実行可能なジョブの実行
を許可するまでの時間を表す情報であり、前記ジョブ制
御手段は、異常の発生から、前記実行許可タイミング情
報に示された時間が経過した場合に、他の実行可能なジ
ョブの実行を許可するように制御することが考えられ
る。この構成では、用紙切れなどが発生した場合でも、
一定時間待って、他のジョブの実行を許可することとな
るので、用紙の補充が比較的短期間でなされるような場
所に設置されている場合に好適である。
【0012】また、前記画像形成装置はさらに、前記実
行許可タイミング情報の入力を、ジョブごとに受け付け
る実行許可タイミング情報受け付け手段と、前記実行許
可タイミング情報をジョブごとに記憶する実行許可タイ
ミング情報記憶手段とを備えることも考えられる。ジョ
ブごとに発行した利用者の部署が異なるような場合、即
ち、画像形成装置からの距離が異なるような場合もあ
り、係る場合にも柔軟に対応できるようになるからであ
る。
【0013】前記画像形成装置はさらに、ジョブの実行
が終了する時刻を予測する予測手段と、前記予測手段に
より予測された時刻を実行許可タイミング情報として記
憶する実行許可タイミング情報記憶手段とを備え、前記
ジョブ制御手段は、前記実行許可タイミング情報により
示される時刻が経過した場合に、他の実行可能なジョブ
の実行を許可するように制御するようにしてもよい。主
に画像形成を行うページ数などからジョブの終了予定時
刻を予測することが可能であり、係る場合には、利用者
は終了予定時刻の前には画像形成装置の近辺に存在する
可能性が高いため、当該時刻の経過後には、他のジョブ
の実行を許可してもよいと考えられるからである。
【0014】もっとも、復帰可能な異常の解消に要する
時間等も考慮すると、終了予定時間の経過後に他のジョ
ブの実行を許可するのは、中断したジョブを発行した利
用者に酷となる場合もあるから、前記予測手段により予
測された時刻から所定の時間が経過した後の時刻を、実
行許可タイミング情報として記憶する実行許可タイミン
グ情報記憶手段を備え、前記ジョブ制御手段は、前記実
行許可タイミング情報により示される時刻が経過した場
合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するように制
御することも考えられる。
【0015】また、前記画像形成装置はさらに、第1の
実行許可タイミング情報の入力を受け付ける実行許可タ
イミング情報受け付け手段と、前記第1の実行許可タイ
ミング情報を記憶する第1の実行許可タイミング情報記
憶手段と、ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測
手段と、前記予測手段により予測された時刻を第2の実
行許可タイミング情報として記憶する第2の実行許可タ
イミング記憶手段とを備え、前記ジョブ制御手段は、前
記第1の実行許可タイミング情報と前記第2の実行許可
タイミング情報とのうち、いずれの情報に基づいて、前
記他の実行可能なジョブの実行を制御するかを切り換え
る切り換え手段を有することも好ましい。画像形成装置
の設置環境や、異常が発生したタイミングなどによって
は、他のジョブの実行許可タイミングの制御に際して、
常に同一の制御を行うよりも、より柔軟な制御を行うこ
とができるからである。
【0016】具体的には、前記切り換え手段は、異常が
発生するまでに当該ジョブに費やされた時間と、前記第
1の実行許可タイミング情報により示される時間とを加
算した時間が、ジョブが開始してから、前記予測手段に
より予測された時刻に達するまでに要する時間より長い
か否かによって、前記第1の実行許可タイミング情報と
前記第2の実行許可タイミング情報との切り換えを行う
ような制御を行うことが考えられる。これにより、各利
用者の便宜を図りつつ画像形成装置全体の利用効率の向
上を図る、といったことも可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 (1)複写機の全体構成 図1は、画像形成装置の一例としての、本実施の形態の
デジタル複写機(以下、単に「複写機」という。)1の
全体構成を示す概略断面図である。
【0018】本実施の形態の複写機1は原稿を読み取っ
て画像信号に変換する走査系10、走査系10から送ら
れる画像信号に公知の種々の画像処理を施す画像信号処
理部20、画像信号処理部20から入力される画像デー
タをそのままプリントさせたりメモリに記憶したりする
メモリユニット部30、メモリユニット部30から入力
される画像データに基づいて半導体レーザ62を駆動す
る印字処理部40、PC等の外部機器から画像データを
受信したり、制御信号の送受信を行うとともに、メモリ
ユニット部30とデータのやり取りを行う外部インタフ
ェース部50、半導体レーザ62からのレーザ光を感光
体ドラム71上の露光位置に導く光学系60、露光によ
り形成された静電潜像を現像し、記録紙に転写、定着し
て画像を形成する作像系70、本体上面に設けられた操
作パネルOP、原稿を搬送し必要に応じて表裏の反転を
行う原稿搬送部500により構成される。
【0019】PC等の外部機器から複写機1へ送信され
る画像データは上記外部インタフェース部50が受け付
けてメモリユニット部30へ送る。また、外部インタフ
ェース部50は複写機1に画像データを送信する外部機
器との制御信号および画像データの授受に関する制御も
行う。画像データはメモリユニット部30から印字処理
部40へ送られ、この画像データに基づいて半導体レー
ザ62が駆動される。半導体レーザ62より発生したレ
ーザー光は光学系60により偏向され、作像系70へと
導かれる。
【0020】作像系70では、クリーナ76により残留
トナーを除去された後、帯電チャージャ72により一様
に帯電された矢印A方向に回転する感光体ドラム71に
上記レーザ光が照射されることにより感光体ドラム71
表面に静電潜像が形成され、当該静電潜像は現像器73
からのトナーの供給を受けて可視像化される。可視像化
されたトナー像は転写チャージャ74により給紙カセッ
ト80a、80bから搬送されてくる記録紙に転写さ
れ、さらに当該記録紙が定着ローラ84の位置まで搬送
されて、定着ローラ84によりトナー像が記録紙に定着
されることで最終的に画像が記録紙に形成される。以上
のような画像形成動作は、後述の制御部100により制
御される。なお、本実施の形態の複写機1は、走査系1
0により原稿の読み取りや、外部機器からのデータの受
信と並行して画像形成を行うことができる、いわゆるマ
ルチジョブ機能を有する複写機であり、図1には不図示
であるが、ステープル針を用いたステープル処理等を行
うフィニッシャを接続し、画像形成が終了した記録紙
に、製本、仕分け等の各種後処理を行うようにすること
もできる。
【0021】また、複写機1は図2に示すような操作パ
ネルOPにより利用者の指示を受け付ける。操作パネル
OPは液晶タッチパネル91、複写枚数などの置数や複
写倍率などを入力するテンキー92、テンキー92によ
り入力された置数などを初期値に戻すクリアキー93、
すべての設定を初期設定に戻すパネルリセットキー9
4、複写動作を停止させるストップキー95、複写を開
始させるスタートキー96、ネットワーク接続された装
置の機能を利用したり、ネットワークに装置、利用者等
を登録するためのネットワークキー97が設けられてい
る。また、本実施の形態の操作パネルOPには、実行中
のジョブに復帰可能な異常が発生した場合に、当該ジョ
ブを飛ばして他の実行可能なジョブを実行すること(以
下、「ジョブ飛ばし」という。)に関する情報を入力す
る画面に切り換えるためのジョブ飛ばし設定ボタン98
が設けられている。このジョブ飛ばし設定ボタン98に
より切り換えられた画面による設定等の詳細については
後述する。設定された内容は、後述の制御部100を介
して、例えばジョブ管理テーブル(図4参照)などに格
納される。
【0022】なお、これらのボタンは、液晶タッチパネ
ル91上に設けるようにすることも可能である。液晶タ
ッチパネル91には、用紙サイズ、倍率、濃度等を指定
するボタンが設けられる他、例えば用紙切れ等の復帰可
能な異常が発生した場合などには、後述するような種々
の画面が表示される。 (2)制御部100の構成 図3は、本実施の形態における制御部100の構成を示
す機能ブロック図である。同図に示されるように、本実
施の形態の制御部100は、CPU101を中心とし
て、ROM102、RAM103が接続されており、R
OM102に記憶された制御プログラムに従ってCPU
101が動作することにより、本実施の形態の処理が実
現される。また、RAM103は当該制御プログラムに
よる一時記憶領域等に用いられる。
【0023】また、制御部100は、異常状態検出部1
04、異常状態解除検出部105、ジョブ管理テーブル
格納部106を有している。異常状態検出部104は、
給紙カセット80a、80b内の記録紙の存在を検知す
るセンサや、現像器73内のトナー残量を検出するセン
サ、ステープル針の残量を検出するセンサなど、復帰可
能な異常を検出するセンサ、及び、記録紙搬送径路上に
設けられたセンサなどと接続されており、消耗品切れや
紙詰まり等の異常状態の発生により画像形成を継続する
ことができなくなった状態を検出する。なお、この異常
状態としては、上記用紙切れやトナー切れなどの復帰可
能な異常と、作像系70で紙詰りが生じた場合など、他
のジョブも実行することができないような異常(以下、
「復帰不可能な異常」という。)とが存在するため、異
常状態検出部104は、各センサの出力などに基づい
て、異常が発生した場合に、当該異常が復帰可能な異常
か、復帰不可能な異常かの判定を行う。例えば、復帰可
能な異常の場合には、異常レベルを示す値として「1」
をCPU101に対して出力し、復帰不可能な異常の場
合には、異常レベルを示す値として「2」をCPU10
1に対して出力する等の方法が考えられる。CPU10
1は、異常レベルの出力を受けて、当該異常レベルを示
す値と異常の発生時刻とをRAM103に格納する。本
実施の形態においては、異常レベルの初期値、即ち、正
常な状態の異常レベルは「0」とする。
【0024】異常状態解除検出部105は、上記異常状
態検出部104により検出された異常状態が解除された
ことを検出する。この異常状態の解除には、復帰可能な
異常状態の解除と、復帰不可能な異常状態の解除とがあ
るが、異常状態解除検出部105は、それら両方の異常
の解除を検出する。ここで、本実施の形態の複写機1に
おいては、復帰可能な異常状態が発生した場合にジョブ
飛ばしを行い、他の実行可能なジョブを先に実行させる
場合があるが、当該他の実行可能なジョブを実行してい
る際に復帰可能な異常や復帰不可能な異常が発生する場
合もある。
【0025】このような場合に対応するためには、RA
M103に、解消していない全ての異常状態を管理する
異常管理テーブルを設けることが好ましい。この異常管
理テーブルには、例えば、発生した異常の内容(用紙切
れ、トナー切れ、紙詰り等)、それぞれの異常の異常レ
ベルと異常が発生した時刻を格納しておくことができ
る。前記他のジョブを実行しているときに復帰不可能な
異常が発生した場合、当該復帰不可能な異常状態が解消
したときには、再度、中断しているジョブについて復帰
可能な異常が発生している状態(異常レベルが「1」と
なっている状態)を再現することが好ましいからであ
る。
【0026】ジョブ管理テーブル格納部106には、発
行された各ジョブの実行順序や、属性情報を管理するジ
ョブ管理テーブルが格納されている。図4は、本実施の
形態におけるジョブ管理テーブルの内容の一例を示す図
である。同図に示されるように、ジョブ管理テーブルに
は、各々のジョブの発行順にそれぞれのジョブIDが格
納され、それぞれのジョブについて指定された用紙サイ
ズ、ページ数の他、両面コピーの指定の有無、ステープ
ル処理の指定の有無の他、ジョブの発行時刻、終了予定
時刻、設定時刻が格納される。これらの情報(以下、ジ
ョブごとの「属性情報」という。)の内容は必要に応じ
て省略することもできるし、他の属性情報を追加しても
よい。
【0027】なお、「終了予定時刻」とは、ジョブが終
了する予定時刻であり、ジョブが発行された時点で主に
ページ数から算出されて格納される。また、「設定時
間」とは、当該ジョブの実行中に復帰可能な異常が発生
した場合に、当該異常の発生から、他の実行可能なジョ
ブの実行を許可するまでの時間としてジョブごとに設定
されたものである。本実施の形態では、当該時間をジョ
ブごとに設定するようにしたが、ジョブごとではなく
て、画像形成装置全体として全てのジョブに対して同一
の時間を設定するようにしてもよい。この設定時間の設
定方法及び利用方法については後述する。
【0028】さらに、本実施の形態のCPU101は操
作パネルOPと接続されており、液晶タッチパネル91
等を介して利用者から入力された内容を制御部100に
おいて取得することが可能となっている他、メモリユニ
ット部30や画像形成部110とも接続されている。こ
の画像形成部110は、前述の印字処理部40や、光学
系60、作像系70等を統一的に制御して実際の画像形
成を制御する。メモリユニット部30に対する制御内容
や、画像形成の制御については、既に公知の内容である
から、ここでの詳細な説明は省略する。
【0029】(3)制御部100の処理内容 図5は、本実施の形態において、ジョブごとの画像形成
動作を制御する制御プログラムの処理内容を示すフロー
チャートである。同図に示されるように、本実施の形態
の制御プログラムは、起動すると最初にRAM103の
クリア、各種レジスタの設定などの初期設定を行い(S
101)、異常レベル初期化処理を行う(S102)。
この異常レベル初期化処理とは、前記したRAM103
における異常レベル記憶領域の内容をクリアすることを
いう。
【0030】ここで、異常レベル初期化処理の時点にお
いて、あるサイズの用紙が紙切れ状態となっている場合
等も考えられるが、本実施の形態では、この時点におけ
る紙切れを異常状態とは認識せず、実際に画像形成が行
われるまでは、異常レベルの初期値である「0」を設定
する。実際に画像形成が試みられ、用紙切れにより当該
ジョブが停止した時点で異常レベルを設定すれば足りる
からである。もっとも、この時点での消耗品切れを検知
して、前記した異常管理テーブルに格納しておくように
してもよい。
【0031】なお、本実施の形態では、前記した如く、
復帰可能な異常が発生した場合に異常レベル「1」が設
定され、復帰不可能な異常の場合には、異常レベル
「2」が設定されるものとするが、異常レベルの設定方
法は任意であり、上記のような数値の設定に限定される
わけではない。次にCPU101に内蔵され、そのカウ
ント値が初期設定でセットされる内部タイマ(不図示)
をスタートさせた後(S103)、異常処理(S10
4)、表示処理(S105)、ジョブ制御処理(S10
6)、その他の処理(S107)を順次行い、内部タイ
マの終了を待って(S108)、上記ステップS103
からS107までの処理を繰り返す。本実施の形態の説
明では、異常処理(S104)、表示処理(S10
5)、ジョブ制御処理(S106)については、本発明
の主要な部分をなす処理であるので後に詳細に説明する
が、その他の処理については、従来から知られている公
知の処理であるので詳細な説明は省略する。なお、その
他の処理(S107)には、例えば、ジョブ制御処理
(S106)にて指定されたジョブについて、通常の画
像形成を行う場合の一連の制御処理等が含まれる。
【0032】図6は、本実施の形態における異常処理
(図4、S104)の内容を示すフローチャートであ
る。この異常処理とは、画像形成装置に復帰可能な異
常、若しくは復帰不可能な異常が発生することにより、
現在実行しているジョブに関して画像形成を継続するこ
とができなくなったこと、発生した異常に対する異常レ
ベル、及び異常状態の解除を検出する処理である。
【0033】同図6に示される如く、本実施の形態の異
常処理では、まず、異常状態検出部104が異常を検出
したか否かを判定し(S201)、異常が検出された場
合(S201:Yes)には、実行中のジョブに対応す
る画像形成を停止する(S202)。なお、前述した通
り、ここでの異常としては、復帰可能な異常と復帰不可
能な異常とが存在するので、そのいずれであるか、即ち
異常レベルの検出を行い、RAM103に設定する(S
203)。
【0034】次に、異常状態解除検出部105が異常状
態の解除を検出したか否かを判定し(S204)、異常
状態解除が検出された場合に(S204:Yes)、異
常レベルをクリアする(S205)。なお、前記した異
常管理テーブルを設ける場合であれば、本ステップでの
処理は、単に異常レベルのクリアではなく、異常管理テ
ーブルに格納されている当該異常のデータの削除とな
る。
【0035】以上のように、異常処理が終了すると、図
5のフローチャートへと戻って、表示処理(S105)
を行う。表示処理とは、異常の発生状態などに応じて、
所定の画面を液晶タッチパネル91に表示させる処理で
ある。図7は、表示処理の詳細な内容を示すフローチャ
ートである。同図に示されるように、表示処理では、ま
ず異常レベルが「2」であるか否かの判定を行う(S3
01)。既述の如く、異常レベルが「2」である場合と
は、作像系70において紙詰りが生じた場合などの復帰
不可能な異常が発生した状態であるから、全てのジョブ
を実行することができない。従って、その旨を示すトラ
ブル画面を表示し(S302)、表示処理を終了する。
【0036】異常レベルが「2」でない場合(S30
1:No)には、異常レベルが「1」であるか否かを判
定する(S303)。異常レベルが「1」である場合と
は、ジョブの実行中に復帰可能な異常が発生し、当該異
常状態が解消していない状態であるから、本実施の形態
では、当該中断しているジョブが存在していること、及
び異常状態の解消を求める旨を画面に表示する(S30
4)。図8に、この場合に表示される実行停止ジョブ画
面の一例を示す。この画面の表示は、A4サイズの用紙
を用いるジョブが、用紙切れにより中断していることを
示すものである。この画面には、その他、例えばシアン
のトナー切れにより中断していることや、ステープル針
が無くなったことにより、処理が中断していることなど
を表示するようにすることもできる。
【0037】なお、異常レベルが「1」でもない場合
(S303:No)には、異常が発生していない場合で
あるから、通常の画面表示を行う(S305)。通常の
画面についての詳細な説明は省略する。表示処理を終了
すると、図5のフローチャートに戻って、ジョブ制御処
理を行う(S106)。このジョブ制御処理は、実行す
るジョブの選択等を行う処理であり、ここで選択された
ジョブの画像形成が、その他の処理(S107)として
実行される。
【0038】図9は、ジョブ制御処理の詳細な内容を示
すフローチャートである。同図に示されるように、ジョ
ブ制御処理では、まず異常レベルが「2」であるか否か
を判定する(S401)。既述の如く異常レベル「2」
の場合には(S401:Yes)、どのジョブも実行す
ることができないのであるから、ここでは、何の処理も
行うことなくジョブ制御処理を終了する。
【0039】異常レベルが「2」でない場合には(S4
01:No)、異常レベルが「1」であるか否かを判定
する(S402)。異常レベルが「1」でもない場合
(S402:No)には、異常が発生していないのであ
るから、通常のジョブ選択処理を行う(S403)。こ
の通常のジョブ選択処理について簡単に説明すると、ま
ず現在実行中のジョブのジョブID等を格納するエリア
(以下、「実行ジョブID格納エリア」という。)を検
索し、既にジョブIDが格納されている場合には、特に
何の処理も行わない。ただし、当該エリアにジョブID
が格納されていない場合には、次のジョブが実行可能な
状態であるから、発行されたジョブのジョブIDが順次
格納されるジョブ管理テーブルの内容をサーチし、最初
に実行されるべきジョブのジョブIDを、上記エリアに
格納するとともに、当該ジョブのジョブIDをジョブ管
理テーブルの内容から削除する。これにより、実行ジョ
ブID格納エリアにジョブIDが格納されたジョブの画
像形成が、その他の処理(S107)において実行され
ることとなる。なお、本実施の形態では、実行ジョブI
D格納エリアにジョブIDが格納されたジョブをジョブ
管理テーブルから削除するようにしたが、この時点では
ジョブ管理テーブルから削除せず、例えば実行が開始さ
れた旨のフラグを立て、ジョブ管理テーブルから削除す
るのは、実行が終了した時点で行うようにしてもよい。
【0040】さて、ステップS402において異常レベ
ルが「1」であると判定された場合には(S402:Y
es)、本実施の形態では、実行タイミング判定処理を
行う(S404)。図10は、実行タイミング判定処理
の詳細な内容を示すフローチャートである。実行タイミ
ング判定処理とは、他の実行可能なジョブを実行させて
もよいタイミングとなっているか否かを判定する処理で
ある。
【0041】実行タイミング判定処理では、まず中断し
たジョブの「ジョブ終了予定時間」が、「ジョブ実行時
間」と「設定時間」の和よりも大きいか否かを判定する
(S501)。ここで「ジョブ終了予定時間」とは、前
記した「ジョブ発行時刻」と「ジョブ終了予定時刻」と
から算出されるもので、ジョブ発行から、ジョブ終了予
定時刻までの間の時間をいう。従って、図4に示した例
において、ジョブID「JOB001」を有するジョブ
の「ジョブ終了予定時間」は10分(発行時刻は10時
10分30秒であり、終了予定時刻は10時20分30
秒である。)となる。
【0042】一方、「ジョブ実行時間」とは、ジョブが
発行されてから異常状態が発生するまでの時間をいう。
従って、「ジョブ実行時間」は、異常が発生した時刻に
よって異なり、例えば図4のJOB001についてみれ
ば、異常の発生時刻が10時14分30秒であれば、
「ジョブ実行時間」は4分、異常の発生時刻が10時1
7分30秒であれば、「ジョブ実行時間」は7分とな
る。
【0043】ここで、「設定時間」の設定方法について
説明する。本実施の形態では、ジョブ飛ばし設定キー9
8が押された場合に、図11にその一例を示すような設
定時間入力画面が表示される。この設定時間入力画面を
用いて、利用者はジョブごとに設定時間の入力を行うこ
とができる。なお、PC等の外部機器からジョブが発行
される場合には、当該PC等において設定時間を指定
し、制御情報に含めて送信するようにすればよい。ま
た、本実施の形態では、設定時間をジョブごとに入力す
るようにしたが、設定時間は、画像形成装置全体で同一
とし、例えばサービスモードで設定してRAM103に
記憶するようにしてもよいし、固定値としてプログラム
に記述してもよい。
【0044】次に、まず、ジョブ実行時間と設定時間と
の和が、ジョブ終了予定時間よりも小さい場合の処理に
ついて説明する。例えば、異常の発生が、10時14分
30秒である場合には、ジョブ実行時間は4分、図4に
示されるように、JOB001の設定時間は5分である
から、両者の和は9分である。一方、終了予定時刻とジ
ョブ発行時刻とから算出されるジョブ終了予定時間は1
0分であるから、ステップS501での判定はYesと
なり、S502へと進む。
【0045】ステップS502では、設定時間が経過し
たか否かが判定される。この判定は、前記した異常管理
テーブル等に記憶されている異常の発生時刻を基準とし
て、設定時間が経過したか否かが判定されるため、具体
的には、10時14分30秒から5分が経過したか、即
ち、10時19分30秒が経過したか否かが判定され
る。10時19分30秒を経過した場合には(S50
2:Yes)、他の実行可能ジョブの実行を許可する設
定がなされ(S503)、ジョブ制御処理が終了する。
一方、経過していない場合には(S502:No)、他
の実行可能ジョブの実行を不許可として(S504)、
ジョブ制御処理が終了する。
【0046】次に、ステップS501における判定がN
oとなる場合の処理内容について説明する。例えば、異
常の発生が、10時17分30秒である場合には、ジョ
ブ実行時間は7分であるから、設定時間との和は12分
である。従って、ステップS501での判定はNoとな
り、S505へと進む。ステップS505では、ジョブ
終了予定時間が経過したか否かが判定される。即ち、1
0時20分30秒が経過したか否かが判定される。10
時20分30秒を経過した場合には(S505:Ye
s)、他の実行可能ジョブの実行を許可する設定がなさ
れ(S506)、ジョブ制御処理が終了する。一方、経
過していない場合には(S505:No)、他の実行可
能ジョブの実行を不許可として(S504)、ジョブ制
御処理が終了する。
【0047】本実施の形態で、以上に説明したように、
ジョブ実行時間と設定時間との和と、ジョブ終了予定時
間とを比較しているのは、以下のような理由によるもの
である。即ち、ジョブ終了予定時間の方が大きいような
場合は、異常の発生から設定時間を経過しても、なお、
ジョブ終了予定時刻に達しない場合であり、場合によっ
ては極めて長時間にわたって複写機1を占有するような
大きなジョブである可能性が考えられる。従って、中断
状態が長時間にわたって継続し、複写機1の利用効率が
低下するのを防止するため、設定時間の経過後に他のジ
ョブの実行を許可し、利用効率を向上させるとともに、
他のジョブを発行した利用者の便宜に供するようにした
ものである。
【0048】一方、ジョブ終了予定時間が、ジョブ実行
時間と設定時間の和よりも以下である場合には、設定時
間を経過する前にジョブ終了予定時刻に達する。ここ
で、ジョブ終了予定時刻前には、利用者が複写結果を取
りに来る可能性が高いのであるが、ここで利用者が取り
にこなかったような場合にまで、さらなる複写機1の占
有を認めるのは他の利用者の迷惑となる可能性がある。
従って、この場合にはジョブ終了予定時間の経過後に他
のジョブの実行を許可するようにしたものである。もっ
とも、ジョブ終了予定時刻の経過後、すぐに他のジョブ
が実行されたのでは、用紙切れ等の異常状態解消のため
の時間等も考慮すると、中断したジョブの利用者に酷と
なる場合もあるから、ステップS505では、ジョブ終
了予定時間の経過から、さらに一定時間の経過後に他の
ジョブの実行を許可するようにしてもよい。
【0049】さらに、図10に示した実行タイミング判
定処理の内容は、本発明の骨子、即ち、他のジョブの実
行を許可するタイミングに関する情報に基づいて、他の
ジョブの実行を制御するという内容に鑑みれば、制御内
容の一例にしか過ぎない。複写機1の設置環境によって
は、常にジョブ終了予定時刻の経過後、若しくは、それ
からさらに一定時間の経過後に他のジョブの実行を許可
するようにしてもよい場合も考えられるし、逆に、常に
設定時間の経過後に他のジョブの実行を許可すれば充分
な場合も考えられるからである。また、複写機1の設置
環境に応じて種々の判定を行い、他のジョブの実行許可
タイミングを制御することも可能であり、ジョブ終了予
定時間と、ジョブ実行時間と設定時間との和との比較に
限定されるわけでもない。
【0050】さて、以上のように実行タイミング制御処
理を終了すると、図9のフローチャートに戻って、他ジ
ョブの実行が許可されているか否かを判定する(S40
5)。他のジョブの実行が許可されていない場合には
(S405:No)、そのままジョブ制御処理を終了す
る。一方、他のジョブの実行が許可されている場合には
(S405:Yes)、実行可能ジョブのサーチ処理を
行う(S406)。この実行可能ジョブサーチ処理は、
前記したジョブ管理テーブルの内容をサーチして、実行
可能なジョブを検索する処理である。具体的には、例え
ばA4の用紙が紙切れとなっている場合、当該A4以外
の用紙を用いるジョブが存在するか否かをサーチする。
その結果、実行可能ジョブが存在していれば(S40
7:Yes)、当該ジョブのジョブIDを実行ジョブI
D格納エリアに格納することで、次のジョブとして設定
する(S408)。この処理により、次のジョブとして
設定されたジョブの画像形成が、その他の処理(S10
7)において実行され、図4の例では、ジョブID「J
OB002」のジョブが実行されることになる。なお、
この際に、後続の各ジョブの発行時刻、及び終了予定時
刻の情報を更新するようにしてもよい。例えば、「JO
B002」のジョブが「JOB001」のジョブの終了
予定時刻経過後に実行を許可された場合には、当該実行
を許可された時刻を発行時刻とし、併せて終了予定時刻
も更新することなどが考えられる。
【0051】以上に説明したように、本実施の形態の画
像形成装置では、復帰可能な異常が発生した場合で、他
のジョブの中に実行可能なジョブが存在する場合、各ジ
ョブの属性情報や、予め設定された時間などに基づい
て、当該他のジョブの実行を許可するタイミングを制御
するので、マルチジョブ機能を有する画像形成装置の使
い勝手をより良くすることができる。また、制御の方法
によっては、各利用者の便宜を図りながら、全体的な画
像形成装置の利用効率の向上を図ることも可能である。
なお、上記実施の形態では、設定時間の情報は一旦設定
したら変更できないようにしたが、設定時間入力画面、
あるいはPC等の外部機器から、設定時間を変更できる
ようにすることも容易である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像形成装
置によれば、他のジョブの中には実行可能なジョブも存
在し得るような異常の発生により、実行中のジョブが中
断した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可すべ
きタイミングを表す実行許可タイミング情報に基づい
て、他の実行可能なジョブの実行を制御するので、復帰
可能な異常が発生した場合に、他の実行可能なジョブの
実行を許可するタイミングを制御することができ、従っ
て、マルチジョブ機能を有する画像形成装置の使い勝手
を良くすることができるという効果がある。
【0053】また、予め入力される第1の実行許可タイ
ミング情報と、ジョブの実行が終了する時刻として予測
される時刻を示す第2の実行許可タイミング情報とのう
ち、いずれの情報に基づいて、前記他の実行可能なジョ
ブの実行を制御するかを切り換える切り換え手段を有す
るようにすれば、画像形成装置の設置環境などに柔軟に
対応し、画像形成装置の利用効率の向上を図ることなど
も可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における複写機1の全体構
成を示す概略断面図である。
【図2】操作パネルOPの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における制御部100の構
成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるジョブ管理テーブ
ルの内容の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態において、ジョブごとの画
像形成動作を制御する制御プログラムの処理内容を示す
フローチャートである。
【図6】異常処理の内容を示すフローチャートである。
【図7】表示処理の詳細な内容を示すフローチャートで
ある。
【図8】実行可能ジョブ条件表示画面の一例を示す図で
ある。
【図9】ジョブ制御処理の詳細な内容を示すフローチャ
ートである。
【図10】実行タイミング判定処理の詳細な内容を示す
フローチャートである。
【図11】設定時間入力画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機 10 走査系 20 画像信号処理部 30 メモリユニット部 40 印字処理部 50 外部インタフェース部 60 光学系 62 半導体レーザ 70 作像系 71 感光体ドラム 72 帯電チャージャ 73 現像器 74 転写チャージャ 76 クリーナ 80a、80b 給紙カセット 84 定着ローラ 91 液晶タッチパネル 92 テンキー 93 クリアキー 94 パネルリセットキー 95 ストップキー 96 スタートキー 97 ネットワークキー 98 ジョブ飛ばし設定キー 100 制御部 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 異常状態検出部 105 異常状態解除検出部 106 ジョブ管理テーブル格納部 110 画像形成部 OP 操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 宏治 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 内藤 耕司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 宅和 純子 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AP07 AQ06 AR03 AS02 HJ07 HJ10 HK19 HL01 HN04 HN16 HN19 HN21 HN22 HR04 HV09 HV13 HV14 HV33 HV34 HV44 2H027 DA38 DC14 DC18 DD02 EK03 EK09 EK11 GA20 GA23 GA32 GA47 GB06 GB07 GB08 GB09 ZA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成のジョブに対応した画像データ
    を記憶し、ジョブごとに前記画像データを用いた画像形
    成を実行する画像形成装置において、 異常の発生により、当該時点において実行されていたジ
    ョブの実行が継続できない異常状態となったことを検出
    する異常検出手段と、 前記異常状態が、他の全てのジョブの実行ができない状
    態であるか、他のジョブの中には実行可能なジョブも存
    在し得る状態であるかを判定する異常レベル判定手段
    と、 前記異常レベル判定手段により、他のジョブの中には実
    行可能なジョブも存在し得る状態であると判定された場
    合に、他の実行可能なジョブの実行を許可すべきタイミ
    ングを表す実行許可タイミング情報に基づいて、他の実
    行可能なジョブの実行を制御するジョブ制御手段とを備
    えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記実行許可タイミング情報は、 異常が発生してから他の実行可能なジョブの実行を許可
    するまでの時間を表す情報であり、 前記ジョブ制御手段は、 異常の発生から、前記実行許可タイミング情報に示され
    た時間が経過した場合に、他の実行可能なジョブの実行
    を許可するように制御することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置はさらに、 前記実行許可タイミング情報の入力を、ジョブごとに受
    け付ける実行許可タイミング情報受け付け手段と、 前記実行許可タイミング情報をジョブごとに記憶する実
    行許可タイミング情報記憶手段とを備えることを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置はさらに、 ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、 前記予測手段により予測された時刻を実行許可タイミン
    グ情報として記憶する実行許可タイミング情報記憶手段
    とを備え、 前記ジョブ制御手段は、 前記実行許可タイミング情報により示される時刻が経過
    した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置はさらに、 ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、 前記予測手段により予測された時刻から所定の時間が経
    過した後の時刻を、実行許可タイミング情報として記憶
    する実行許可タイミング情報記憶手段とを備え、 前記ジョブ制御手段は、 前記実行許可タイミング情報により示される時刻が経過
    した場合に、他の実行可能なジョブの実行を許可するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置はさらに、 第1の実行許可タイミング情報の入力を受け付ける実行
    許可タイミング情報受け付け手段と、 前記第1の実行許可タイミング情報を記憶する第1の実
    行許可タイミング情報記憶手段と、 ジョブの実行が終了する時刻を予測する予測手段と、 前記予測手段により予測された時刻を第2の実行許可タ
    イミング情報として記憶する第2の実行許可タイミング
    記憶手段とを備え、 前記ジョブ制御手段は、 前記第1の実行許可タイミング情報と前記第2の実行許
    可タイミング情報とのうち、いずれの情報に基づいて、
    前記他の実行可能なジョブの実行を制御するかを切り換
    える切り換え手段を有することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記切り換え手段は、 異常が発生するまでに当該ジョブに費やされた時間と、
    前記第1の実行許可タイミング情報により示される時間
    とを加算した時間が、ジョブが開始してから、前記予測
    手段により予測された時刻に達するまでに要する時間よ
    り長いか否かによって、前記第1の実行許可タイミング
    情報と前記第2の実行許可タイミング情報との切り換え
    を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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