JP2001080351A - 芯材入りモールディングならびにその製造方法と製造装置 - Google Patents

芯材入りモールディングならびにその製造方法と製造装置

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JP2001080351A
JP2001080351A JP26381699A JP26381699A JP2001080351A JP 2001080351 A JP2001080351 A JP 2001080351A JP 26381699 A JP26381699 A JP 26381699A JP 26381699 A JP26381699 A JP 26381699A JP 2001080351 A JP2001080351 A JP 2001080351A
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JP
Japan
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molding
core material
mold
extrusion
roof
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JP26381699A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Uchimura
史章 内村
Yukihiko Yada
幸彦 矢田
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Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望する角度や向きに曲げ易い特性を有する
長尺状モールディングおよびそのようなモールディング
を製造するための製造方法および製造装置を提供するこ
と。 【解決手段】 上記課題を解決する本発明のモールディ
ング30は、断面非円形の芯材25が長手方向に埋設さ
れた長尺状のモールディングであって、該芯材は、長手
方向の少なくとも一部において、ねじれが形成されるよ
うにしてモールディング本体に埋設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のウインドウ
周縁部等に装着される長尺状のモールディングに関し、
ならびに、かかる長尺状モールディングの製造方法およ
び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図15に示すように、一般的な車
両50には、構成部材間の隙間を塞いだりあるいは装飾
目的のため、細長いモールディング(以下「長尺状モー
ルディング」という。)が種々装着されている。例え
ば、図15に示すように、フロントウインドウパネル5
3の周縁部には当該フロントウインドウパネル53と車
両ボディ51に形成されたウインドウの周縁部53aと
の隙間を塞ぐためのウインドウモールディング55が装
着されている。また、車両ボディ51におけるルーフ5
2の両端に形成された側溝52aにはいわゆるルーフモ
ールディング60が嵌め込み装着されている。図16に
示すように、上記ルーフモールディング60の断面形状
は、多くの場合、モールディング本体に相当する成形物
61と当該成形物61中に埋設されている芯材65とか
ら構成されている。一般にモールディング本体(成形
物)61は、車両50の表面に露出する装飾部(頭部)
61aと、装着部位に取り付ける取付け部(装着部位に
嵌め込まれる脚部61bと当該装着部位において車両本
体側に圧接される係止部61cとから成る)とから構成
されている。また、芯材65は典型的には平板形状に成
形された剛性を有する金属や合金で構成されている。か
かる剛性を有する断面非円形の芯材65をモールディン
グ本体61に埋設することによって、得られたモールデ
ィング60自体の収縮を防止し、さらには形状安定性を
向上させて、作業効率を高めることができる。
【0003】従来の長尺状モールディングは、一般的
に、合成樹脂、ゴム等の弾性を有する成形材料を長尺状
に細長く押出し成形することによって得られる。図17
に示すように、このような長尺状モールディング60
は、所定形状の押出成形型(ダイス)70を備えた製造
装置(押出し成形機)で製造することができる。すなわ
ち、図17において、押出成形型70に連結された供給
管72,74から型内に合成樹脂等の成形材料を注入す
る。そして、所定の押出し口73から順次押出すことに
よって、当該押出し口73の形状に成形された長尺状の
成形物61(即ちモールディング本体)を得ることがで
きる。
【0004】このとき、図17に示すように、成形型7
0に芯材導入口75を別途設けておき、押し出し成形さ
れるモールディング本体の長手方向に沿うようにして、
剛性を有する芯材65を型内に導入する。このことによ
って、成形物61中に芯材65が埋設されたモールディ
ング60を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た平板状芯材が埋設された従来の長尺状モールディング
によっては、モールディング自体の形状安定性が向上す
る反面、ウインドウパネル周縁部やルーフ側溝のような
曲面構成を有する装着部位の形状にうまく適合させるこ
と(以下「形状適合性」ともいう。)が困難であった。
例えば、上記ウインドウモールディング55は、図15
に示すように、ウインドウパネル53の上部に対するア
ッパー部58と、両側部に対するサイド部56a,56
bとその間のコーナー部分に対するコーナー部57a,
57bとに区分される。従って、単一のウインドウモー
ルディング55をウインドウパネル53周縁に装着する
場合には、かかる両コーナー部57a,57bにおいて
所望する角度に折り曲げる必要がある。
【0006】さらに、上記アッパー部58においても完
全な直線性を有すればよいというものではなく、所望す
る曲げ処理を施す必要があった。すなわち、車両のウイ
ンドウパネル53は車種によって独自の曲面構成を有し
ており、モールディングのアッパー部自体もかかる曲面
構成に追従するように曲げて装着せねばならないからで
ある。
【0007】しかしながら、上述のような平板状その他
の断面非円形の芯材を埋設したウインドウモールディン
グによっては、かかるコーナー部および/またはアッパ
ー部の曲げ処理を装着部位の形状(曲面構成)にうまく
適応させて行うことが困難であった。上記平板状その他
の断面非円形の芯材は、ある一方向には比較的曲げ易い
反面、当該一方向以外の方向には容易に曲げることがで
きないからである。例えば、断面が長方形となる上記平
板状芯材65(図16)では、当該長方形の短辺方向に
は曲げ易い反面、当該長方形の長辺方向には曲げ難い。
【0008】一方、上記ルーフモールディング60ある
いは車両ボディの何れかの部分に装着するその他のモー
ルディングについても、同様の問題があった。すなわ
ち、車両のルーフ52やボディ51は車種によって独自
の曲面を有しており、ルーフモールディング60等もそ
の曲面に適合するように曲げ処理(捻ったり撓ませたり
することを含む。以下同じ。)を施して装着せねばなら
ないからである。しかしながら、平板状その他の断面非
円形の芯材を埋設したルーフモールディング60によっ
ては、上記ウインドウモールディング55と同様の理由
により、かかるルーフ部52等の形状にうまく対応させ
て任意の方向に曲げ処理を行うことができなかった。そ
の典型例を図18に示す。なお、図18においては、ル
ーフモールディング60を側溝52a挿入部分(即ち上
記脚部61b)の横断面で示している。図18に示すよ
うに、従来のルーフモールディング60では、ルーフ側
溝52aの曲がり方向(走行線)にうまく適合させたモ
ールディング60の装着を実現することが困難であっ
た。すなわち、ルーフモールディング60をルーフ側溝
52aの曲面構成に合わせてある部分ごとに所望する方
向に曲げ難い結果、ある部分ではモールディング60が
側溝52aの外壁52b側に偏って配置され、ある部分
ではモールディング60が側溝52aの内壁52c側に
偏って配置されてしまうという不具合が生じた。このよ
うなモールディング装着部位(例えばルーフ側溝52
a)の形成方向(走行線)とモールディングの曲がり方
向(走行線)がうまく一致しない事態すなわち走行線の
不一致は、見栄えを悪くし、商品価値的観点から好まし
いことではなかった。
【0009】本発明は、芯材を埋設して成る長尺状モー
ルディングにおける上記従来の問題点を解消すべく創出
されたものであり、その目的とするところは、芯材を埋
設することによって形状安定性や高作業効率を維持しつ
つ、さらに所望する角度や向きに曲げ易い特性を有する
長尺状モールディング、その製造方法およびその製造装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のモールディングは、断面非円形の芯材が長手方向に
埋設された長尺状のモールディングであり、その芯材
は、長手方向の少なくとも一部において、ねじれが形成
されるようにしてモールディング本体に埋設されてい
る。本発明において「ねじれ(torsion) 」とは、断面非
円形の芯材の断面内姿勢が長手方向においてある程度回
転していることをいう。典型的には、成形されたモール
ディング本体における上記取付け部(典型的には上述の
ような脚部)に対し、当該モールディング本体に埋設さ
れている芯材の向きが何れか異なる二つの箇所でみた場
合に相互に異なっていることをいう。本発明における
「芯材」は、典型的にはかかるねじれを生じさせ得る剛
性体からなる棒状材をいう。細長い平板状の金属または
合金から成る芯材は本発明における芯材の典型例である
が、これらに限らず、剛性を有するプラスチック、紙若
しくは布製の帯状部材も本発明における芯材になり得
る。
【0011】かかる構成の本発明のモールディングで
は、上記芯材がそのままねじれのない状態で埋設される
従来の長尺状モールディングとは異なり、少なくともそ
の一部にねじれの形成された状態で芯材が埋設されてい
る。この結果、モールディング本体の曲げ易い向きをね
じれによって異ならせることができる。従って、本発明
のモールディングによれば、装着部位の形状(曲面構
成)に沿わせた曲げ処理を当該ねじれ形成によって容易
に行うことができ、結果、かかる装着部位にうまく適合
した装着を実現することができる。
【0012】本発明のモールディングとして好ましい一
つのものは、車両のウインドウパネルの周縁部に装着す
るウインドウモールディングとして成形されるものであ
り、上記ねじれが当該ウインドウパネルのコーナー部分
に相当する部位に形成されているモールディングであ
る。かかる構成のモールディングでは、ウインドウパネ
ルのコーナー部分の曲がりに沿うようにモールディング
本体を好適に曲げ得る形状適合性が実現される。このた
め、ウインドウパネルの周縁形状にうまくフィットさせ
た一体性に優れる装着を行うことができる。
【0013】また、本発明のモールディングとして好ま
しい他の一つのものは、車両のル−フに形成された装着
部位(典型的には溝)に装着するルーフモールディング
として成形されるものであり、当該装着部位の曲面構成
(即ち曲がり具合)に適応させて上記ねじれが形成され
ているモールディングである。かかる構成のモールディ
ングでは、車両独自の曲面構成に適合するようにモール
ディング本体を好適に曲げたり撓ませたりし得る形状適
合性が実現される。このため、車両のルーフ形状(曲面
構成)にうまくフィットさせた一体性に優れる装着を行
うことができる。
【0014】また、上記目的を達成すべく、本発明のモ
ールディングを製造する方法が本発明によって提供され
る。本発明のモールディング製造方法は、断面非円形の
芯材が長手方向に埋設された長尺状モールディングを製
造する方法であり、以下の工程:(a)モールディング
の押出成形型の内部空間にモールディング本体を構成す
る成形材料を注入する工程;(b)該芯材を該押出成形
型内に導入する工程;および(c)該芯材が長手方向に
埋設された状態のモールディング本体を該押出成形型の
押出し口から押出す工程を包含する方法である。而し
て、本方法は所定の時期において、上記押出成形内に導
入される芯材の断面内姿勢を押出し口に対して所定の角
度だけ回転させる作業を含む方法である。
【0015】かかる構成の本発明のモールディング製造
方法では、押し出し成形時において、モールディング本
体に埋設される芯材に上記目的を達成し得るねじれ部分
が形成される。このため、本発明のモールディング製造
方法によれば、上記特性を有する本発明のモールディン
グを好適に製造することができる。
【0016】本発明のモールディング製造方法として好
ましい一つの態様は、上記芯材を所定の時期に所定の角
度だけ回転させる作業が、一本の長尺モールディングの
押出し成形中に時期および角度を異ならせて複数回行わ
れる方法である。かかる製造方法では、モールディング
本体に埋設された芯材に状態の異なるねじれ部分が複数
箇所生じ得る。このため、本態様の製造方法によれば、
車両等における装着部位の曲面構成や曲がりの程度に追
従して曲げ処理を行い得る本発明のモールディングを好
適に製造することができる。
【0017】また、上記目的を達成すべく、本発明のモ
ールディングを製造するための製造装置が本発明によっ
て提供される。本発明のモールディング製造装置は、断
面非円形の芯材が長手方向に埋設された長尺状モールデ
ィングを製造するための装置であり、モールディング本
体を成形するための成形材料を注入する注入口と当該成
形材料からなる成形物を押出す押出し口とを備えたモー
ルディング押出成形型と、当該型に成形材料を供給する
原料供給部と、当該芯材を当該型内に供給する芯材導入
部とを備えている製造装置である。そして、その型に
は、当該芯材導入部から供給された芯材を、製造される
モールディング本体の長手方向に沿うようにして型内に
導入するための芯材導入口が芯材導入方向に対して回転
可能に備えられている製造装置である。而して、当該芯
材導入口を所定の角度だけ回転変位させることによっ
て、当該芯材を当該角度だけ回転させて当該型内に導入
することが実現される長尺状モールディング製造装置で
ある。
【0018】かかる構成の本発明のモールディング製造
装置では、上記本発明のモールディング製造方法を好適
に実施することができる。すなわち、モールディング押
出成形型にモールディング本体を構成する成形材料を注
入するとともにモールディング本体の長手方向に沿うよ
うに当該芯材を当該型内に導入し、次いで当該芯材が長
手方向に埋設された状態のモールディング本体を当該型
の押出し口から押出すことができる。このとき、上記芯
材導入口を回転変位させることにより、導入される芯材
もそれに合わせて回転することとなる。このことによっ
て、型内に導入され且つモールディング本体に埋設され
た状態で押し出されてくる芯材の少なくとも一部にねじ
れを生じさせることができる。従って、本発明のモール
ディング製造装置によれば、上記特性を有する本発明の
モールディングを好適に製造することができる。
【0019】本発明のモールディング製造装置として好
ましい一つの態様は、上記芯材導入口の回転変位が相互
に回転角度の異なる二以上の態様で可逆的および連続的
に行われるように構成されている製造装置である。かか
る製造装置では、モールディング本体に埋設された芯材
に状態の異なるねじれ部分を複数箇所生じさせ得る。こ
のため、本態様の製造装置によれば、車両等における装
着部位の曲面構成や曲がりの程度に追従して曲げ処理を
行い得る本発明のモールディングを好適に製造すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のモールディングは、典型
的には細長い平板状である芯材が長尺状のモールディン
グ本体に埋設されるとともに、その芯材の少なくとも一
部にねじれ部分が生じていればよく、特定の用途や形状
に限定されない。本発明は、特に車両用途のモールディ
ングとして好ましい。例えば、車両ボディに取り付けら
れるウインドウパネルの周縁部に装着されるウインドウ
モールディングや、ルーフの側縁近傍に設けられた側溝
に挿入・装着されるルーフモールディングとして好適で
ある。
【0021】本発明のモールディングを構成する材料
は、従来から車両用モールディングを作製するのに使用
されている成形材料であれば、特に制限なく使用するこ
とができる。例えば、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、フ
ッ素樹脂等である。一方、芯材としては、断面非円形の
細長い芯材であって所定の偶力を与えることによってね
じれを起こす材質のものが好適に使用され得る。種々の
金属や合金が延伸されて成る剛性を有する平板状の芯材
がその典型例である。
【0022】本発明のモールディングは、一般的な種々
の樹脂成形技法によって、成形・製造することができ
る。特に限定するものではないが、最も好適な方法は押
出し成形加工による製造である。この方法によれば、押
出成形型(ダイス)の押出し形状によって、所望する形
状(横断面)の長尺状モールディングを容易に成形加工
することができる。なお、このような樹脂成形技法の原
理や手順自体は当該分野において周知であり、本発明を
特に特徴付けるものではないため、詳細な説明は省略す
る。
【0023】以下、本発明の典型的な一実施形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1は、本実施形態に係
る製造装置1の主構成を模式的に示したブロック図であ
る。また、図2および図3はそれぞれかかる製造装置1
の要部を模式的に示す斜視図および平面図である。ま
た、図4は本実施形態に係る製造装置1を後述する芯材
導入部10設置側からみた側面図である。また、図5は
図4におけるV−V線断面図であって、押出成形型2の
内部構成の概要を模式的に示したものである。
【0024】図1に示すように、本実施形態に係る製造
装置1は車両用モールディングを押出し成形によって加
工・製造するための製造装置(即ち押出し成形機)1で
ある。図1に示すように、本製造装置1は、大まかにい
って、押出成形型(ダイス)2と、当該型2に成形材料
を供給する原料供給部に相当する二つの押出し機3a,
3bおよび原料供給管4a,4bと、当該型2に細長い
平板形状の芯材25を供給・導入するための芯材導入部
10と、成形材料および芯材の型2への供給状態を制御
する制御部20とから構成されている。かかる制御部2
0は、基本的にはCPU(プロセッサ)を中心としてR
OM、RAM等の記憶装置や入出力インタフェース等か
ら構成されており、両押出機3a,3bおよび後述する
芯材導入部10の回転調整装置16(図4)等と電気的
に接続される。なお、押出し口から押し出された直後の
モールディング本体を加工するための機器(例えば装飾
部の一部を切除するために移動可能に設けられたカッタ
ー等の切除用機器)等が押出成形型に装備されている場
合には、当該制御部20は当該成形型2とも接続され得
る。CPUは、記憶装置に格納された所定の制御プログ
ラムに従って、本製造装置1の作動を全体的に制御す
る。なお、かかる制御部20の構成や他の装置類との接
続自体は当該分野における周知技術で行い得ることであ
り、特に本発明を特徴付けるものではないため詳細な説
明は省略する。本発明は、特定のプログラムにおける本
製造装置1全体の制御態様を問題とするものではなく、
以下に説明する各構成部分の作動を全て手動で行う単純
な回路構成でも何ら構わない。
【0025】図2および図3に示すように、この押出成
形型2には、向かい合う二つの側壁において、成形材料
を型内に注入するための注入口2a,2bが各々形成さ
れている。なお、図2および図4に示すように、これら
二つの注入口2a,2bは形成位置(高さ)が相互に異
なるように形成されている。このことによって、各注入
口2a,2bから注入される成形材料の注入位置を異な
らせることができる。而して、これら注入口2a,2b
には上記二つの原料供給管4a,4bが各々独立して接
続されている。このことによって、各注入口2a,2b
から相互に異なる成形材料を型内に供給することが可能
となる。便宜上、以下の説明では第一押出機3aに連通
する第一供給管4aが接続された注入口2aを第一注入
口2aといい、第二押出機3bに連通する第二供給管4
bが接続された注入口2bを第二注入口2bということ
とする。
【0026】また、これら第一第二の注入口2a,2b
が形成されている面に挟まれた面には、所定の形状に成
形材料を押出すための押出し口2cが形成されている。
図2に示すように、本実施形態における押出し口2cの
形状は、上記図16に示すルーフモールディング60と
同様の断面形状を有するモールディングが成形される形
状である。即ち、本製造装置1で得られる長尺状モール
ディング30はルーフモールディングとして使用し得る
ものである。図2に示すように、そのモールディング本
体31は、車両の表面に露出する装飾部31aと、装着
部位に取り付けるための取付け部(即ち装着部位に嵌め
込まれる脚部31bおよび当該装着部位において車両本
体側に圧接される係止部31c)とから構成される。
【0027】一方、図4および図5に示すように、この
押出成形型2の内部空間は、各注入口2a,2bおよび
押出し口2cに通ずる二つの成形材料流路を構成してい
る。図5に示すように、そのうちの第一材料流路(メイ
ン流路)6は、第一注入口2aおよび押出し口2cに連
通する形状に設けられている。他方、第二材料流路(サ
ブ流路)7は、第二注入口2bに連通するとともに押出
し口2c近くにおいて第一材料流路6と合流するように
設けられている。さらに、図4に示すように、かかる第
二材料流路7の第一材料流路6との合流箇所は、相対的
に低い位置である。
【0028】このように材料流路6,7を設けることに
よって、上記二つの供給管4a,4bからこれら二つの
材料流路6,7へ各々異なる成形材料を供給した場合に
は、上記押出し口2cから押出される成形物(即ちモー
ルディング本体31)の高位部分と低位部分とは相互に
異なる成形材料から成形され得る。すなわち、本製造装
置1によれば、モールディング本体31の高位部分に相
当する装飾部31aと脚部31bとは、上記第一注入口
2aから第一材料流路6へ注入される第一の樹脂材料
(典型的には比較的硬質の樹脂材料)から構成され得
る。一方、モールディング本体31の低位部分に相当す
る係止部31cは、上記第二注入口2bから第二材料流
路7へ注入された第二の樹脂材料(典型的には比較的軟
質の樹脂材料)から構成され得る。
【0029】次に、本製造装置1における芯材導入機構
について説明する。図2に示すように、本製造装置1の
押出成形型2における押出し口2cと対面する側壁には
芯材を型内へ導入するための芯材導入部10が備えられ
ている。かかる芯材導入部10は、大まかにいって、押
出成形型2に付設された上記芯材導入口に相当する回転
可能な芯材導入ニップル11と、当該ニップル11の回
転制御を行うための回転調整装置16と、当該ニップル
11に図示しない外部供給源(典型的にはロール状態の
芯材を保持するホルダ)から芯材を供給する供給装置と
から構成されている。
【0030】図2〜図5に示すように、かかる芯材導入
ニップル11は型内に挿入された状態で配置される挿入
ガイド部12と、当該挿入ガイド部12の端部であって
型2の側壁を貫通した状態で回転可能に設けられた取付
け部13と、側壁の外部において当該取付け部13から
延伸された状態に一体形成されている作動レバー14と
から構成されている。また、図4に示すように、上記作
動レバー14には長穴14aが形成されている。而し
て、図4および図5に示すように、取付け部13および
挿入ガイド部12には、細長い平板状の芯材25が1本
だけ通るサイズの貫通孔13aが形成されている。さら
に図示されるように、挿入ガイド部12の開口先端は上
記第一材料流路6の中央付近にまで延伸された状態で配
置されている。このことによって、本実施形態に係る芯
材導入ニップル11によれば、外部の芯材供給装置から
供給された芯材25を第一材料流路6の中央付近に連続
的に導入することができる(図5)。
【0031】また、本実施形態に係る芯材導入ニップル
11では、上記取付け部13が芯材導入方向を回転軸と
して回転可能な状態で型側壁に設置されている。このた
め、芯材導入ニップル11を芯材導入方向に対して適宜
回転変位させることができる。このことによって、当該
回転変位に連動して芯材25の向きも異なり、結果、芯
材25は当該回転変位分だけねじれた状態となって、以
後、型2内に導入されていく。このことについてはさら
に後述する。
【0032】一方、図3および図4に示すように、本実
施形態に係る回転調整装置16は、図示しないソレノイ
ドその他の駆動機構を内蔵するケーシング16aと、当
該駆動機構に連結するとともに当該ケーシング16aの
上面部に突設する作動ロッド17とから構成されてい
る。この作動ロッド17の頂点付近には、上記長穴14
aと係合させるための係合片17aが設けられている。
上記回転調整装置16は制御部20と電気的に接続され
ており、作業者の手動操作によりあるいは予め設定され
ている作動プログラムに応じてソレノイドその他の駆動
機構をオンオフ制御することによって、上記作動ロッド
の上下運動(ケーシング16a上面からの進退)を行う
ことができる。
【0033】而して、かかる作動ロッド17と上記芯材
導入ニップル11とは、上記係合片17aを上記作動レ
バー14に設けられている長穴14aに挿しこんで係合
することによって連結されている。このことにより、作
業者の手動操作によりあるいは予め設定されている作動
プログラムに応じてソレノイドその他の駆動機構をオン
オフ制御することによって芯材導入ニップル11を芯材
導入方向に対して適宜回転変位させることができる。以
下、図面を参照しつつ更に詳しく説明する。
【0034】例えば図4に示す状態に芯材導入ニップル
11が配置されている場合において、制御部20からの
電気信号によって上記ソレノイドその他の駆動機構を作
動させ、図6に示すように作動ロッド17を下降させ
る。このとき、上記係合片17aと長穴14aとの連結
によって作動ロッド17の下降に連動して作動レバー1
4が図でいう左下がり状態に押出し口に対して所定の角
度だけ回転する。その結果、作動レバー14と一体にな
っている取付け部13および挿入ガイド部12も同角度
だけ回転変位する。従って、貫通孔13aを介して型2
内に導入される芯材25も所定角度だけ回転変位するこ
ととなる。同様に、制御部20からの電気信号によって
上記ソレノイドその他の駆動機構を作動させ、図7に示
すように作動ロッド17を上昇させた場合には、当該上
昇に連動して作動レバー14が図でいう左上がり状態に
押出し口に対して所定の角度だけ回転する。その結果、
取付け部13および挿入ガイド部12も同角度だけ回転
変位し、貫通孔13aを介して型2内に導入される芯材
25も同角度だけ回転変位する。以上のように、本製造
装置1においては、上記回転調整装置16を作動させる
ことによって、芯材導入ニップル11における芯材導入
角度を異ならせることができる。これにより、型2内に
導入する芯材25の断面内姿勢が所定期間、所定の角度
だけ回転する。すなわち、かかる芯材導入角度の変更に
よって、モールディング本体31の取付け部(より特定
すれば脚部31b)に対し、当該モールディング本体3
1に埋設されている芯材25の向きが何れか異なる二つ
の箇所でみた場合に相互に異なっていることで特徴付け
られるねじれを当該芯材25に生じさせることができ
る。
【0035】次に、本製造装置1を用いた芯材埋設モー
ルディングの製造方法(手順)について説明する。本製
造装置1においては、使用する押出成形型の押出し口お
よび型内の材料流路の形状変更を行うことによって、種
々の形状の長尺状モールディングを押出し成形すること
ができる。先ず、図15に示すような車両50のルーフ
52に設けられた側溝52aに装着するルーフモールデ
ィング30の製造手順について説明する。なお、本製造
法においては、予めルーフ側溝52aの曲面構成(即ち
ルーフ形状にマッチしたラウンド状態)を把握してお
き、かかる曲面構成に対応するねじれを埋設芯材25に
発生させる。
【0036】すなわち、図1において、第一押出機3a
から比較的硬質の樹脂材料を第一供給管4aおよび第一
注入口2aを介して第一材料流路6に連続的に注入す
る。同時に、第二押出機3bから比較的軟質の樹脂材料
を第二供給管4bおよび第二注入口2bを介して第二材
料流路7に連続的に注入する。さらに、図示しない芯材
供給装置を作動させて細長い平板状の金属製芯材25を
製造されるモールディング本体31の長手方向に沿うよ
うにして芯材導入ニップル11を介して型2内に導入す
る。そして、図2に示すように、装飾部31aおよび脚
部31bが硬質樹脂材料から成形され、且つ係止部31
cが軟質樹脂材料から成形されたモールディング本体3
1の長手方向に上記芯材25が埋設されて成るモールデ
ィング30を押出し口2cから押出す。
【0037】而して、本実施形態では、かかる芯材25
の押出成形型2内への導入工程において、予め把握して
おいたルーフ側溝52aのラウンド状態に合わせて芯材
導入ニップル11の上記回転変位作業を行う。すなわ
ち、ルーフ側溝52aのラウンド状態に合わせて徐々に
作動ロッド17を作動させることによって(図6参
照)、平板状芯材25の幅広面が水平面と一致する当初
の状態(即ち図4に示す状態)から所定時間後に当該幅
広面と水平面との間に所定の角度(ねじれ角)が得られ
るまで芯材導入ニップル11を緩慢且つ連続的に回転変
位させる。このことによって、上記回転変位に応じた緩
やかなねじれ部分が芯材25に生じ、かかる芯材25が
埋設されて成るルーフモールディング30を成形・製造
することができる。
【0038】而して、かかるルーフ側溝52aのラウン
ドに適応したねじれ部分の生じたルーフモールディング
30によれば、当該埋設された芯材25のねじれに基づ
いて容易に曲げ処理を行うことができ、結果、ルーフ側
溝52aに対する形状適合性が向上する。このため、図
8に示すように、本実施形態に係るルーフモールディン
グ30によれば、当該ルーフモールディング30の曲が
り方向(走行線)とルーフ側溝52aの形成方向(走行
線)とをうまく一致させた装着を行うことができる。す
なわち、図8におけるIX−IX線、X−X線およびX
I−XI線それぞれの断面図である図9、図10および
図11に示すように、本モールディング30ではルーフ
側溝52aにおける装着部位に応じて芯材25のねじれ
角α、β、γがそれぞれ異なる結果、当該ねじれ角に応
じた方向に曲げ易くなるからである。従って、本製造装
置1および上述の製造方法によって得られた本実施形態
に係るモールディング30によれば、図18に示すよう
な側溝内における部分ごとの配置の偏り(走行線の不一
致)に基づく見栄えの悪さを回避することができる。
【0039】また、上記実施形態と同様の製造装置およ
び製造方法によって、所定のコーナー部分および/また
はその近傍にねじれ部分が生じた芯材を埋設して成るウ
インドウモールディングを形成することができる。以
下、第二の実施形態としてかかるウインドウモールディ
ング成形に関して説明する。
【0040】すなわち、上記製造装置1においてウイン
ドモールディング形状に適合する押出し口および材料流
路を有する型(図示しない)を採用すると共に、上記実
施形態と同様に成形材料の型内注入工程、平板状芯材2
5の導入工程、および押出し口からの成形物押出し工程
を行う。このことによって、所望する形状およびサイズ
の長尺状ウインドモールディング35を得ることができ
る(図12〜14参照)。
【0041】而して、本実施形態では、かかる芯材25
の押出成形型内への導入工程において、予め車両ウイン
ドウパネル53のコーナー部分の曲がり状態に合わせて
芯材導入ニップル11の上記回転変位作業を行う。な
お、以下に説明する回転変位のための作業では、上述の
作動ロッド17を備えた回転調整装置16は使用せず、
代わりに手動その他の当該分野における公知の操作手段
(例えば種々の回転アーム機構)によって上記作動レバ
ー14を動かし、芯材導入ニップル11の回転変位を行
うものとする。
【0042】上記各工程の実施による押出し成形におい
て、一方のサイド部に相当する部分を押出し成形してい
る状態では、平板状芯材25の幅広面が鉛直方向となる
(図13参照)ように芯材導入ニップル11を配置す
る。その後、一方のコーナー部37に相当する部分を押
出し成形する状態となった際には、平板状芯材25の幅
広面が水平方向となる(図14参照)ように芯材導入ニ
ップル11を手動等の操作によって90度回すことによ
って回転変位させる。次いで、他方のコーナー部(図示
せず)に相当する部分を押出し成形する状態となった際
には、再度、平板状芯材25の幅広面が鉛直方向となる
ように芯材導入ニップル11を手動等の操作によって迅
速に90度元に戻すことによって回転変位させる。この
ことによって、コーナー部37および/またはその近傍
において上記回転変位に応じたねじれ部分の生じた芯材
25が埋設されて成るウインドウモールディング35を
成形・製造することができる。而して、図12に示すよ
うに、本実施形態に係るウインドウモールディング35
は、コーナー部37における芯材25のねじれによっ
て、フロントウインドウパネル53のコーナー周縁形状
にうまく適合させつつ曲げ処理を行うことができる。こ
のため、当該フロントウインドウパネル53の周縁形状
に沿って一体的に装着することができる。
【0043】また、図12におけるXIII−XIII
線およびXIV−XIV線それぞれの断面図である図1
3および図14に示すように、本実施形態に係るウイン
ドウモールディング35では、アッパー部38とサイド
部36との間で埋設された芯材25の向きがほぼ90度
異なる。このことによって、当該アッパー部38および
サイド部36におけるラウンド状態にうまく適合させた
撓みや捻りを容易に行うことができる。すなわち、上述
のとおり、車両のウインドウパネル53はその周縁部が
直線的とは限らず、独自の曲面を有していることが多
い。例えば、ウインドウパネル53のアッパー部分(す
なわちルーフ近接部分)においては、車両ルーフ前端部
の形状に合わせて車両前後(L)方向に円弧状に曲げ加
工が施されていることが多い。
【0044】これに対し、図13および図14に示すよ
うに、本実施形態に係るウインドモールディング35で
は、かかるウインドウパネル53のアッパー部分やサイ
ド部分の曲面構成と、ウインドモールディングに埋設さ
れた芯材のアッパー部38と両サイド部36の曲げ易い
方向とがうまくマッチしている。従って、本実施形態に
係るウインドモールディング35によれば、ウインドウ
パネル35の形状にうまくフィットさせた一体性に優れ
る装着が可能となる。なお、図12〜図14に示すよう
に上記実施形態では、サイド部36とアッパー部38と
の間でモールディング本体の取付け部に対する芯材25
の向きがほぼ90度異なるようにねじれが形成されてい
る(図12)がこの形態に限定されない。例えば、コー
ナー部37および/またはその近接部位にのみねじれ部
分を形成しつつ、サイド部36においては上記アッパー
部38と同方向に芯材25が埋設されたものであっても
よい。かかる形態のウインドウモールディングによって
もウインドウパネル35の形状にうまくフィットさせた
一体性に優れる装着が可能である。
【0045】以上、本発明のモールディングならびにそ
の製造装置および製造方法に関する好適な実施形態につ
いて説明したが、本発明はこれら実施形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態では、いずれもモ
ールディング本体に1本の平板状芯材を埋設したが、か
かる本数および芯材形状に限定されるものではない。2
本またはそれ以上の芯材が埋設されたものであっても構
わない。また、ねじれ部分を生じさせ得るものであれば
細長い平板形状以外の形状の剛性を有する芯材であって
も構わない。
【0046】また、上記実施形態においては典型的な押
出し成形技法に基づいて本発明のモールディングを製造
しているが、この技法によらないで製造されたモールデ
ィングであっても上述の本発明の特徴を有する限り、本
発明のモールディングに包含され得る。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、少なくともその一部に
ねじれの形成された状態の芯材が埋設され、モールディ
ング本体の曲げ易い向きを当該ねじれによって随意に異
ならせることのできるモールディングを提供することが
できる。本発明のモールディングは、車両ウインドウパ
ネル周縁部やルーフ側溝のような装着部位の形状に沿わ
せた曲げ処理を当該ねじれ形成部分で容易に行うことが
できる。従って、本発明のモールディングによれば、か
かる装着部位の形状にうまく適合した装着を実現するこ
とができるため、装着状態の見栄えもよく、車両等のモ
ールディング装着物の商品価値を従来よりも飛躍的に高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るモールディング製造
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るモールディング製造
装置の要部を模式的に示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るモールディング製造
装置の要部を模式的に示す平面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るモールディング製造
装置の要部を模式的に示す側面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るモールディング製造
装置における芯材導入ニップルの回転変位の一態様を模
式的に示す側面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るモールディング製造
装置における芯材導入ニップルの回転変位の一態様を模
式的に示す側面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るルーフモールディン
グのルーフ側溝における装着状態を模式的に示す説明図
である。
【図9】図8におけるIX−IX線断面図である。
【図10】図8におけるX−X線断面図である。
【図11】図8におけるXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の一実施形態に係るウインドウモール
ディングの装着状態を模式的に示す説明図である。
【図13】図12におけるXIII−XIII線断面図
である。
【図14】図12におけるXIV−XIV線断面図であ
る。
【図15】車両(自動車)におけるモールディングの装
着部位を模式的に示す斜視図である。
【図16】一般的なルーフモールディングの断面形状を
示す説明図である。
【図17】従来の一般的なモールディング製造装置の要
部を模式的に示す斜視図である。
【図18】従来の一般的なルーフモールディングのルー
フ側溝における装着状態を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 製造装置 2,70 押出成形型 2a,2b 注入口 2c,73 押出し口 6,7 材料流路 10 芯材導入部 11 芯材導入ニップル 14 作動レバー 16 回転調整装置 17 作動ロッド 20 制御部 25,65 芯材 30,60ルーフモールディング 35,55 ウインドウモールディング 36,56a,56b サイド部 37,57a,57b コーナー部 38,58 アッパー部 50 車両 52 ルーフ 52a 側溝 53 フロントウインドウパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AD18 AD21 AD23 AH23 KA01 KA17 KA20 KB18 KB22 KF14 KJ05 KL51 4F209 AD18 AD21 AD23 AH23 NA05 NB02 NB11 NG05 NG07 NG12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面非円形の芯材が長手方向に埋設され
    た長尺状のモールディングであって、 該芯材は、長手方向の少なくとも一部において、ねじれ
    が形成されるようにしてモールディング本体に埋設され
    ているモールディング。
  2. 【請求項2】 車両のウインドウパネルの周縁部に装着
    するウインドウモールディングとして成形されるととも
    に前記ねじれが該ウインドウパネルのコーナー部分に相
    当する部位に形成されている、請求項1に記載のモール
    ディング。
  3. 【請求項3】 車両のル−フに形成された装着部位に装
    着するルーフモールディングとして成形されるとともに
    該装着部位の曲面構成に適応させて前記ねじれが形成さ
    れている、請求項1に記載のモールディング。
  4. 【請求項4】 断面非円形の芯材が長手方向に埋設され
    た長尺状モールディングを製造する方法であって、
    (a)モールディングの押出成形型の内部空間にモール
    ディング本体を構成する成形材料を注入する工程、
    (b)該芯材を該押出成形型内に導入する工程、およ
    び、(c)該芯材が長手方向に埋設された状態のモール
    ディング本体を該押出成形型の押出し口から押出す工程
    を包含し、 ここで所定の時期において、前記押出成形内に導入され
    る芯材の断面内姿勢を押出し口に対して所定の角度だけ
    回転させる作業を含む、長尺状モールディング製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記芯材を所定の時期に所定の角度だけ
    回転させる作業が、一本の長尺モールディングの押出し
    成形中に時期および角度を異ならせて複数回行われる、
    請求項4に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 断面非円形の芯材が長手方向に埋設され
    た長尺状モールディングを製造する装置であって、 モールディング本体を成形するための成形材料を注入す
    る注入口と該成形材料からなる成形物を押出す押出し口
    とを備えたモールディング押出成形型と、該型に成形材
    料を供給する原料供給部と、該芯材を該型内に導入する
    芯材導入部とを備えており、 その型には、該芯材導入部から供給された芯材を、製造
    されるモールディング本体の長手方向に沿うようにして
    型内に導入するための芯材導入口が芯材導入方向に対し
    て回転可能に備えられており、 ここで該芯材導入口を所定の角度だけ回転変位させるこ
    とによって、該芯材を該角度だけ回転させて該型内に導
    入することが実現される長尺状モールディング製造装
    置。
  7. 【請求項7】 前記芯材導入口の回転変位が相互に回転
    角度の異なる二以上の態様で可逆的および連続的に行わ
    れるように構成されている、請求項6に記載の製造装
    置。
JP26381699A 1999-09-17 1999-09-17 芯材入りモールディングならびにその製造方法と製造装置 Withdrawn JP2001080351A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110802826A (zh) * 2019-10-31 2020-02-18 佛山市龙异卫浴科技有限公司 内置磁条软硬胶条共挤模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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