JP2002225046A - 車両用内装部材の成形方法 - Google Patents

車両用内装部材の成形方法

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JP2002225046A JP2001026096A JP2001026096A JP2002225046A JP 2002225046 A JP2002225046 A JP 2002225046A JP 2001026096 A JP2001026096 A JP 2001026096A JP 2001026096 A JP2001026096 A JP 2001026096A JP 2002225046 A JP2002225046 A JP 2002225046A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用内装部材の開口部における開口周縁の
端末処理をきれいになし得る成形方法を提供する。 【解決手段】 基材12と表皮材14との間に発泡体1
6を介在させ、組付け用開口部20を開設した車両用内
装部材10の成形方法において、表皮材の予備成形時に
肉薄部28を成形すると共に、基材の予備成形時に基材
開口部32を開設し、開口部の内部輪郭に略合致する外
部輪郭を有する突起部40を突設した第1発泡型38に
表皮材をセットすると共に、肉薄部で囲われた部位を突
起部に被着し、突起部の挿入を許容する凹部44を凹設
した第2発泡型42に基材をセットすると共に、基材開
口部32を該凹部に対応的に臨ませ、両型を閉成して表
皮材と基材との間で発泡原液を発泡させ、脱型した内装
部材の表皮材の肉薄部の部位をトリミングすることで基
材開口部に周縁が合致した表皮開口部30を開設する成
形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用内装部材の
成形方法に関し、更に詳細には、基材と表皮材との間に
発泡体を介在させたインストルメントパネル等の車両用
内装部材を成形するに際して、併せて開設される空調用
アウトレット等の組付け用開口部における開口周縁の端
末処理がスッキリと仕上がり、従って開口周縁を化粧隠
しするためのベゼル等の額縁を不用となし得る成形方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図9に示すように、車両用内装部
材であるインストルメントパネル10は、車体裏側に位
置させられる基材12と、車内に露出する化粧面となる
表皮材14と、これら基材12および表皮材14の間に
介在して弾性を付与するウレタン等の発泡体16とから
なる三層構造となっている場合が多い。このような三層
構造を有するインストルメントパネル10は、車両搭載
の空調ユニットから到来する調温空気を車内へ吹出し供
給するアウトレット18を組付けるための開口部20が
所要個所に開設してある。この開口部20は、該インス
トルメントパネル10を成形する工程で同時的に開設さ
れる。なお前述した三層構造に係る車両用内装部材10
としては、インストルメントパネルの外に、運転席と助
手席との間のフロアに配設されるコンソールボックス等
があり、また該車両用内装部材10に開設される前記開
口部20は、アウトレット18の組付け用以外にも、各
種操作ノブやレバー等を臨ませるための空間乃至挿入部
としても機能する。
【0003】インストルメントパネルに代表される車両
用内装部材10に開設した前記開口部20に組付けられ
る部材としては、一例として前述の空調用アウトレット
18が挙げられる。このアウトレット18としては、筒
状本体内に複数枚の縦フィンおよび横フィンを交差状に
組合わせたクロスフィンタイプと、バレル状の本体内に
複数枚のフィンを自由回転可能に内蔵したバレルタイプ
とが一般に知られている。何れのタイプのアウトレット
18であっても、図9に示すように、その吹出口18a
の外周には額縁状または鍔状をなすベゼル22が設けら
れ、該アウトレット18をインストルメントパネル10
へ組付けた後に、該ベゼル22により前記開口部20の
周縁を隠して化粧するようになっている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】前述の如く空調用アウトレッ
ト18にベゼル22を設ける理由は、インストルメント
パネル10における開口部20の端末がきれいに仕上が
らず、見苦しい端末処理部分が車内から視認できてしま
うことに起因している。例えば図10(1)および(2)は、
三層構造のインストルメントパネル10に前記開口部2
0を開設する工程を示している。すなわち図10(1)
は、発泡型から脱型した成形直後のインストルメントパ
ネル10の断面図であって、その基材12には前記アウ
トレット18の挿入を許容し得る所要寸法の基材開口部
24が予め開設してある。また表皮材14における前記
基材開口部24と対応する部位には、該基材開口部24
より一回り大きめの凹部15が予め凹設されている。
【0005】そこで図10(2)に示す如く、表皮材14
における前記凹部15の前記基材開口部24に対応する
部位を、例えばカッター(図示せず)により一回り小さく
トリミングすることで表皮開口部26を開設する。この
表皮材14からのトリミングに際して、基材開口部24
と表皮材14との間に介在していた発泡体16aも併せ
て除去される。すなわち車両用内装部材10には、アウ
トレット組付け用の開口部20が開設されることにな
る。しかし表皮材14の凹部15をカッター等でトリミ
ングして表皮開口部26を形成するには全て手作業に頼
るため、端末処理にムラを生じ易く、従って仕上がりが
見苦しくなるのが現状であった。
【0006】そこで前記開口部20の端末処理部をアウ
トレット18に設けたベゼル22で隠す訳であるが、仮
に該端末処理部の仕上げがきれいで視覚的に気にならな
い程度であれば不必要となる。しかも化粧隠し用途だけ
からアウトレット18にベゼル22を設けることは、製
造コストも嵩み不経済で好ましくない。この製造コスト
を削減するために、ベゼルを省略したアウトレット(一
般にベゼルレスアウトレットと称する)の提案もなされ
ているが、インストルメントパネル等の車両用内装部材
10に開設した開口部20の端末処理が余程きれいにな
されている場合を除き、実用化に無理があるのが現状で
あった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために提案されたものであって、基材と表皮材との間
に発泡体を介在させたインストルメントパネル等の車両
用内装部材を成形するに際して、これに開設される空調
用アウトレット等の組付け用開口部における開口周縁の
端末処理をきれいなものとして、該開口周縁を化粧隠し
するベゼル等の額縁を不用とし得る車両用内装部材の成
形方法を提供することを目的とする。
【0008】
【発明を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するために本発明は、基材と表皮材との間
に発泡体を介在させ、空調ユニットからの調温空気を供
給するアウトレット等を組付けるための開口部を所要個
所に開設した車両用内装部材の成形方法において、前記
表皮材を必要形状に予備成形するに際して、最終的に前
記開口部となる部位に沿ってトリミング用の肉薄部を同
時に成形すると共に、前記基材を必要形状に予備成形す
るに際して、最終的に前記開口部となるべき部位に基材
開口部を同時に開設しておき、前記開口部の内部輪郭に
略合致する外部輪郭を有する突起部を突設した第1発泡
型に予備成形後の表皮材をセットすると共に、該表皮材
の前記肉薄部で囲われた部位を該突起部に整合的に被着
し、前記肉薄部で囲われた部位を被着した前記突起部の
挿入を型締め時に許容する凹部を凹設した第2発泡型に
予備成形後の基材をセットすると共に、該基材の前記基
材開口部を該凹部に対応的に臨ませ、前記第1発泡型お
よび第2発泡型を閉成し、各発泡型にセットした表皮材
と基材との間で発泡原液を発泡させて、両部材の間に前
記発泡体を介在させ、所要のキュアタイムの経過後に両
発泡型を開放して、成形された前記車両用内装部材を脱
型し、この車両用内装部材の表皮材に予備成形されてい
る前記肉薄部の部位をトリミングすることで、前記基材
に予め開設されている前記基材開口部に周縁が合致した
表皮開口部を開設するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る車両用内装部材
の成形方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。なお、図9および図10で
既出の部材と同一または同効の部材については、同じ符
号で指示すると共に、その詳細な説明は省略する。また
本実施例では、図9に示した基材12と表皮材14との
間に発泡体16を介在させたインストルメントパネル1
0に関して、空調用アウトレットを組付ける開口部20
を開設する場合のパネル成形方法について説明する。
【0010】図1は、本成形方法に使用される表皮材1
4の概略断面図であって、該表皮材14は別工程におい
てスラッシュ成形等によりインストルメントパネル10
に必要とされる形状に予備成形されている。また表皮材
14には、前記インストルメントパネル10の最終的に
前記開口部20となる部位に対応した形状を有する凹状
部27が凹設されると共に、該凹状部27の内側面に沿
ってトリミング用の肉薄部28が同時に成形されてい
る。この肉薄部28は、図1および図6に示すように、
表皮材14の表面側から裏面側に向けて凹設した断面が
V字をなすノッチ溝として構成するのが好適であるが、
後述の如く該肉薄部28において容易なトリミングを許
容して表皮開口部30を開設し得るものであれば、如何
なる断面形状であってもよい。なお表皮材14において
トリミングで切除されるのは、図1にライン状に示され
る肉薄部28より上の部分である。
【0011】また図2は、本成形方法に使用される基材
12の概略断面図であって、該基材12は別工程におい
てインストルメントパネル10に必要とされる形状に予
備成形されている。この基材12にも、前記インストル
メントパネル10に関して、最終的に前記開口部20と
なるべき部位に基材開口部32が同時に成形されてい
る。この基材開口部32の寸法形状は、図5に関して後
述する如く、上下の発泡成形型を型締めした際に、表皮
材14に沿設した前記トリミング用の肉薄部28の突条
部位が該基材開口部32の内周面に当接し得る程度に設
定しておくのが好適である。なお基材12の裏側に突設
されているカラー状部材34は、図8に示す如く、前記
アウトレット18を該基材12にタッピングネジ36を
介して固定する被ネジ込み部として機能する。
【0012】図3は、第1発泡型38に予備成形後の表
皮材14をセットした状態を示す説明断面図であって、
該第1発泡型38の型面の所要部位に突起部40が所要
高さで突設されている。この突起部40における外部輪
郭は、インストルメントパネル10に最終的に開設され
るべき前記開口部20の内部輪郭に略合致する寸法に設
定されている。第1発泡型38には、予備成形済みの前
記表皮材14がセットされるが、この際に該表皮材14
の前記V字状ノッチ28で囲われた部位、すなわち図1
に関して既に述べた凹状部27を該突起部40に整合的
に被着する。この被着が完了した状態において、前記表
皮材14のV字状ノッチ28は前記突起部40の直立外
壁面の略中央となる部位に位置している。また突起部4
0の水平な頂面と、該突起部40に被着した凹状部27
の同じく水平な頂面の裏側との間には、図3に示す如く
僅かな空隙Gが存在している場合が多い。そこで第1発
泡型38に減圧吸引源(図示せず)と連通する吸引孔38
aを穿設しておき、減圧吸引により前記空隙Gを解消す
るようになっている。
【0013】図4は、第2発泡型42に予備成形後の基
材12をセットした状態を示す説明断面図である。第2
発泡型42は前記第1発泡型38と対をなすものであっ
て、その所要部位に凹部44が予め凹設してある。すな
わち凹部44は、図5に関して後述の如く、前記第1発
泡型38における突起部40の挿入を型締め時に許容す
るものであって、殊に前記表皮材14におけるV字状ノ
ッチ28で囲われた部位(凹状部27)を該突起部40に
被着した状態で挿入させ得る内部寸法となっている。ま
た前記基材12のセット時に、該基材12における前記
基材開口部32を前記凹部44の入口側に対応的に臨ま
せておく。
【0014】次に図5に示すように、予備成形後の表皮
材14がセットされて下方に位置する第1発泡型38
と、予備成形後の基材12がセットされて上方に位置す
る第2発泡型42とを閉成し、前記表皮材14および基
材12の間でウレタン等の発泡原液を発泡させることで
両部材14,12の間に前記発泡体16を介在させる。
例えば第1発泡型38にセットした表皮材14の上に所
要量のウレタン原液を注入した後、該第1発泡型38に
対し第2発泡型42を下降させて型締めを行なうこと
で、前記表皮材14と基材12との間でウレタン原液の
発泡反応が進行し、両部材14,12の間に発泡体16
を介在させることができる。これは両発泡型を開放した
状態で発泡原液を注入する例(オープン注入)であるが、
型締め状態の下で発泡原液を注入する(クローズド注入)
としてもよい。また第1発泡型38および第2発泡型4
2を閉成すると、該第1発泡型38の突起部40に整合
的に被着された表皮材14のV字状ノッチ28で囲われ
た部位(凹状部27)が、該第2発泡型42に凹設した凹
部44に挿入されることは先に述べた通りである。
【0015】前記発泡原液の種類によって異なるキュア
タイムが経過したところで、図6に示すように、第1発
泡型38に対して第2発泡型42を上昇させることで両
発泡型38,42の開放を行ない、次いで成形された三
層構造を有するインストルメントパネル10を脱型す
る。この成形直後のインストルメントパネル10では、
表皮材14に沿設した前記V字状ノッチ28の突条部位
が、基材12における基材開口部32の内周面に当接し
た状態となっている。そこで図7に示すように、前記V
字状ノッチ28の部位をトリミングすることで、前記基
材12に予め開設されている基材開口部32に周縁が合
致した表皮開口部30が開設される。すなわち表皮材1
4にトリミングを施すことで開設される表皮開口部30
は、肉薄部たるV字状ノッチ28に沿って切離されて
いるので、該表皮開口部30における開放端縁はきれい
な状態となっており、しかも該開放端縁が前記基材1
2の基材開口部32に密着的に合致していることとも相
俟って、視覚的に極めてスッキリとしている。
【0016】このようにインストルメントパネル10に
最終的に開設された開口部20に対して、図8に示すよ
うに、前記アウトレット18を前記基材12の裏側から
組付ける。すなわち先に述べた如く、基材12の裏側に
突設したカラー状部材34にタッピングネジ36をネジ
込むことで、アウトレット18をインストルメントパネ
ル10における基材12の裏側に固定することができ
る。これにより、前記開口部20に化粧用ベゼルを配設
する必要がなくなる。この図8に示す場合において、ア
ウトレット18の周縁部が表皮開口部30に当接してい
る部位と、前記表皮材14の表面との間の厚み寸法t
は、例えば6ミリ以下に設定しておくことが好ましい。
なお図8に示したアウトレット18はクロスフィンタイ
プのものであって、符号46は横フィンを、符号48は
縦フィンを、符号50は調温空気の流量を調整するシャ
ッターを、更に符号52はシャッター操作用レバーを夫
々示している。
【0017】図示例では三層構造に係る車両用内装部材
としてインストルメントパネル10を例示したが、コン
ソールボックスその他の部材であってもよい。また車両
用内装部材10に開設される開口部20は、アウトレッ
ト18を組付けるためのものとして例示したが、これに
限られるものでないことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る車両
用内装部材の成形方法によれば、基材と表皮材との間に
発泡体を介在させたインストルメントパネル等の車両用
内装部材を成形するに際して、これに開設される空調用
アウトレット等の組付け用開口部における開口周縁の端
末処理をスッキリとしたきれいなものとすることができ
る。従って、この開口部の周縁を隠して化粧するための
ベゼル等の額縁を不用とし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る車両用内装部材の成形方
法に使用される表皮材の概略断面図であって、別工程に
おいて予備成形が既になされた状態を示している。
【図2】本発明の実施例に係る車両用内装部材の成形方
法に使用される基材の概略断面図であって、別工程にお
いて予備成形が既になされた状態を示している。
【図3】第1発泡型に予備成形後の表皮材をセットした
状態を示す説明断面図である。
【図4】第2発泡型に予備成形後の基材をセットした状
態を示す説明断面図である。
【図5】第1発泡型と第2発泡型とを型締めした状態を
示す説明断面図であって、表皮材に沿設したトリミング
用肉薄部の突条部位が基材開口部の内周面に当接すると
共に、表皮材と基材との間で発泡反応が進行している。
【図6】第1発泡型と第2発泡型とを開放した状態を示
す説明断面図であって、最終成形品である車両用内装部
材が脱型された状態になっている。
【図7】成形後の車両用内装部材に関して、その肉薄部
においてトリミングすることで表皮開口部が開設された
状態を示す説明断面図である。
【図8】開口部が開設された車両用内装部材に、空調用
アウトレットを取付けた状態を示す説明断面図である。
【図9】三層構造を有するインストルメントパネルを一
部断面で示す斜視図である。
【図10】(1)および(2)は、三層構造のインストルメン
トパネルに開口部を開設する工程を概略的に示す説明断
面図である。
【符号の説明】
10 車両用内装部材(インストルメントパネル) 12 基材 14 表皮材 16 発泡体 18 アウトレット 20 開口部 28 トリミング用の肉薄部(V字状ノッチ) 30 表皮開口部 32 基材開口部 38 第1発泡型 40 突起部 42 第2発泡型 44 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 31:58 31:58

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材(12)と表皮材(14)との間に発泡体(1
    6)を介在させ、空調ユニットからの調温空気を供給する
    アウトレット(18)等を組付けるための開口部(20)を所要
    個所に開設した車両用内装部材(10)の成形方法におい
    て、 前記表皮材(14)を必要形状に予備成形するに際して、最
    終的に前記開口部(20)となる部位に沿ってトリミング用
    の肉薄部(28)を同時に成形すると共に、 前記基材(12)を必要形状に予備成形するに際して、最終
    的に前記開口部(20)となるべき部位に基材開口部(32)を
    同時に開設しておき、 前記開口部(20)の内部輪郭に略合致する外部輪郭を有す
    る突起部(40)を突設した第1発泡型(38)に予備成形後の
    表皮材(14)をセットすると共に、該表皮材(14)の前記肉
    薄部(28)で囲われた部位を該突起部(40)に整合的に被着
    し、 前記肉薄部(28)で囲われた部位を被着した前記突起部(4
    0)の挿入を型締め時に許容する凹部(44)を凹設した第2
    発泡型(42)に予備成形後の基材(12)をセットすると共
    に、該基材(12)の前記基材開口部(32)を該凹部(44)に対
    応的に臨ませ、 前記第1発泡型(38)および第2発泡型(42)を閉成し、各
    発泡型にセットした表皮材(14)と基材(12)との間で発泡
    原液を発泡させて、両部材(14,12)の間に前記発泡体(1
    6)を介在させ、 所要のキュアタイムの経過後に両発泡型(38,42)を開放
    して、成形された前記車両用内装部材(10)を脱型し、 この車両用内装部材(10)の表皮材(14)に予備成形されて
    いる前記肉薄部(28)の部位をトリミングすることで、前
    記基材(12)に予め開設されている前記基材開口部(32)に
    周縁が合致した表皮開口部(30)を開設するようにしたこ
    とを特徴とする車両用内装部材の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記表皮材(14)を同時成形されるトリミ
    ング用の肉薄部(28)は、該表皮材(14)の表面側から裏面
    側に向けて凹設した断面V字状のノッチ溝である請求項
    1記載の車両用内装部材の成形方法。
  3. 【請求項3】 前記第1発泡型(38)の突起部(40)に表皮
    材(14)の肉薄部(28)で囲われた部位を整合的に被着した
    後、該突起部(40)に穿設した吸引孔(38a)を介して減圧
    吸引を行ない、前記肉薄部(28)で囲われた部位を該突起
    部(40)に密着させるようにした請求項1記載の車両用内
    装部材の成形方法。
  4. 【請求項4】 前記車両用内装部材(10)に最終的に開設
    された開口部(20)には前記アウトレット(18)が前記基材
    (12)の裏側から組付けられて、該開口部(20)が前記表皮
    材(14)の表面側に開口する周縁への化粧用ベゼルの配設
    が不用とされる請求項1記載の車両用内装部材の成形方
    法。
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