JP4230119B2 - センサー付きウェザーストリップの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車のドアガラス、ドアパネル、ルーフパネル等が閉動作中に異物を挟み込んだとき、これを検出するセンサーを備えたウェザーストリップやグラスラン(以下、単に「センサー付きウェザーストリップ」という)の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】
センサー付きウェザーストリップには、例えば図1に示すようなボディ側に取付けられるハードトップタイプのもの、図2に示すようなドアサッシに取付けられるグラスランタイプのもの、図3に示すようなスライドドアに取付けられるスライドドアタイプのものがあり、いづれもセンサー挿入孔1を有するウェザーストリップ2を押出成形したのち挿入孔1にセンサー3を挿入することにより構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
センサー付きウェザーストリップの型成形部を成形するときには、センサー挿入孔は水密性を確保することが必要であることから、中芯抜き孔を設けることができないため、センサー挿入孔をそのまゝ残して他の部分の切欠成形が行われる。すなわちコーナ部に対応する箇所の外周を一定長さ切取り、切取った箇所で折り曲げながら金型にセットし、射出成形する切欠成形が行われるが、一般的にセンサーの耐熱温度はゴムの型成形温度より低いため、センサーを挿入したまゝで型成形を行うことができない。そのためセンサーを挿入しない状態で切欠成形を行わねばならないが、切欠成形のためウェザーストリップを折り曲げたときセンサー挿入部にしわや折れが生じるようになり、センサー機能が喪失する。
【0004】
この問題に対処するためセンサー挿入孔に耐熱性の芯棒を挿入して切欠成形することも行われているが、押出成形されたウェザーストリップに芯棒を挿入したり、切欠成形後、挿入した芯棒を取出す工程が必要となるうえ、センサー挿入孔に芯棒を挿入したり、これを引き出す作業は、センサー挿入孔内周面と芯棒の摩擦抵抗も大きく、手間がかゝり容易でない。
【0005】
しかも、耐熱性の芯棒は、通常、空気圧により切欠成形箇所まで移動させる方法が行われているが、この方法では、切欠成形を二か所以上で行う場合、始めの箇所に芯棒を挿入したのち、次の箇所に別の芯棒を挿入しようとすると、始めに挿入した芯棒によりセンサー挿入穴が塞がれて空気が抜けにくゝなることから、空気圧による挿入が更に困難になる。
【0006】
本発明の第1の目的は、切欠成形する際、押出成形品のセンサー挿入孔に耐熱性の芯棒を挿入する工程を省いたウェザーストリップの製造方法を提供しようとするものであり、第2の目的は押出成形品のセンサー挿入孔へ芯棒を挿入する作業が容易に行えるようなウェザーストリップの製造方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
請求項1に係わる発明は、第1の目的を達成する製造方法に関するもので、押出成形されたウェザーストリップのセンサーを挿入する箇所に耐熱性の芯棒を挿入した状態で切欠成形するセンサー付きウェザーストリップの製造方法において、耐熱性の長尺芯棒をウェザーストリップの押出成形時にウェザーストリップに挿入した状態でウェザーストリップと共に押出し、その後芯棒と共に適当長さで裁断することを特徴とする。
【0008】
本発明によると、ウェザーストリップは芯棒が挿入された状態で押出されるため、芯棒を挿入する工程が省かれる。
本発明において用いられる芯棒の材質としては、例えば熱可塑性樹脂、熱硬性樹脂、塩化ビニール樹脂、ゴム、金属を問わないが、融点がウェザーストリップの成形温度より高く、切欠成形時には可撓性を有して切欠成形後はウェザーストリップより引出し可能であり、かつ裁断が容易に行えることが必要である。
【0009】
請求項2に係わる発明は、第2の目的を達成する製造方法に関するもので、押出成形されたセンサー挿入孔付きのウェザーストリップのセンサー挿入孔に耐熱性の芯棒を挿入した状態で切欠成形するセンサー付きウェザーストリップの製造方法において、金属線やワイヤーなどの線状体の所要箇所にセンサーと略同一断面をなす耐熱体を固着した芯棒を押出成形後のウェザーストリップのセンサー挿入孔に挿入したのち切欠成形することを特徴とする。
【0010】
本発明において、ウェザーストリップに切欠成形を行うためセンサー挿入孔に芯棒を挿入するときには、先端の線状体を先ずセンサー挿入孔に通す。そしてセンサー挿入孔より突き出た線状体先端部を掴んで引出すことにより耐熱体をセンサー挿入孔に挿入することができる。
【0011】
切欠成形後のウェザーストリップより芯棒を引出すときも、センサー挿入孔より出る線状体先端部、或いは後部を掴んで引張ることにより、容易に引き抜くことができる。
【0012】
請求項3に係わる発明は、請求項2に係わる発明において、耐熱体を線状体のコーナ部に相当する箇所にのみ位置させて固着し、切欠成形を行うことを特徴とする。
本発明によると、耐熱体が必要箇所にのみ固着されるため、芯棒挿入や引抜き時のセンサー挿入孔との摩擦抵抗を少なくできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図4は、ダイス11からグラスランタイプのウェザーストリップ12を押出す際、可撓性を有し、かつ裁断が容易な硬質樹脂製の芯棒13をセンサーが挿入される箇所に挿入した状態で共に押出す例を示すもので、押出された芯棒13付きウェザーストリップは、一定長さで芯棒13と共に裁断される。
【0014】
一定長さに裁断されたウェザーストリップを図5に示すように、二カ所で切欠成形を行うときには、図5のA部における一点鎖線で示すように外周部の切欠成形を行う箇所を一定長さ切除し(図6)、切除した箇所で図示するように折り曲げて芯棒13を挿入したまゝ金型にセットし、射出成形する。
成型後、芯棒13の一端をラジオペンチ等の工具で掴み引き出す。その後、芯棒13を引抜いた孔にセンサーを常法のようにして挿入する。
【0015】
図7は、ダイスより押出成形されたグラスランタイプのウェザーストリップ15のセンサー挿入孔16に耐熱性の芯棒17を挿入して切欠成形する例について示すもので、図8に示すように芯棒17に線状体を構成する芯金8に二個の耐熱体19を所要箇所に固着したものよりなっており、図6のB部において一点鎖線で示す箇所を切欠成形するときには,ダイスより押出されたウェザーストリップ15のセンサー挿入孔16に芯棒17を芯金18から挿入する。そしてセンサー挿入孔16から突き出した芯金18を掴んで引出し、耐熱体19をコーナ部に相当する箇所に位置させ、かつコーナ部の外周を一定長さ切除して図示するように折曲げる。その後金型にセットし、射出整形を行う。
【0016】
成形後、図7に示すようにウェザーストリップ15より出る芯棒17の芯金18を掴み、引き出したのち、センサー挿入孔16にセンサーを常法のようにして挿入する。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に係わる発明によると、芯金がウェザーストリップの押出成形時にウェザーストリップに挿入され、ウェザーストリップと共に押出されるため、センサーを挿入する箇所に耐熱性の芯棒を挿入した状態で切欠成形する際の芯棒の挿入工程を省くことができる。
【0018】
請求項2に係わる発明によると、線状体を通してから、突出する線状体端部を掴んで引き出すことにより芯棒の挿入及び切欠成形後の芯棒の引抜きが容易に行える。
【0019】
請求項3に係わる発明によると、所要箇所にのみ耐熱体を挿入することにより、センサー挿入孔との摩擦抵抗を少なくできるから、挿入及び引抜きがより一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードトップタイプのウェザーストリップの断面図。
【図2】グラスランタイプのウェザーストリップの断面図。
【図3】スライドドアタイプのウェザーストリップの断面図。
【図4】ダイスから押出されるグラスランタイプのウェザーストリップの斜視図。
【図5】切欠成形を行うときのウェザーストリップの要部の正面図。
【図6】外周部を切除したウェザーストリップの断面図。
【図7】切欠成形を行うときのウェザーストリップの別の例を示す図。
【図8】芯棒の斜視図。
【符号の説明】
1、16・・センサー挿入孔
2、12、15・・ウェザーストリップ
3・・センサー
11・・ダイス
13、17・・芯棒
18・・芯金
19・・耐熱体
Claims (3)
- 押出成形されたウェザーストリップ12のセンサーを挿入する箇所に耐熱性の芯棒13を挿入した状態で切欠成形するセンサー付きウェザーストリップの製造方法において、耐熱性の長尺芯棒13をウェザーストリップ12の押出成形時にウェザーストリップ12に挿入した状態でウェザーストリップ12と共に押出し、その後芯棒13と共に適当長さで裁断することを特徴とするセンサー付きウェザーストリップの製造方法。
- 押出成形されたセンサー挿入孔付きのウェザーストリップ15のセンサー挿入孔16に耐熱性の芯棒17を挿入した状態で切欠成形するセンサー付きウェザーストリップの製造方法において、金属線やワイヤーなどの線状体18の所要箇所にセンサーと略同一断面をなす耐熱体19を固着した芯棒17を押出成形後のウェザーストリップ15のセンサー挿入孔16に挿入したのち切欠成形することを特徴とするセンサー付きウェザーストリップの製造方法。
- 耐熱体19を線状体18のコーナ部に相当する箇所にのみ位置させて固着し、切欠成形を行うことを特徴とする請求項2記載のセンサー付きウェザーストリップの製造方法。
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