JP2002205608A - センサー付きウェザーストリップの製造方法 - Google Patents
センサー付きウェザーストリップの製造方法Info
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Abstract
孔に耐熱性の芯棒を挿入する工程を省いたウェザースト
リップの製造法を提供する。 【解決手段】ダイス11からグラスランタイプのウェザ
ーストリップ12を押出す際、可撓性を有し、かつ裁断
が容易な硬質樹脂製の芯棒13をセンサーが挿入される
箇所に挿入した状態で共に押出し、その後芯棒13と共
に一定長さに裁断する。
Description
ス、ドアパネル、ルーフパネル等が閉動作中に異物を挟
み込んだとき、これを検出するセンサーを備えたウェザ
ーストリップやグラスラン(以下、単に「センサー付き
ウェザーストリップ」という)の製造方法に関するもの
である。
えば図1に示すようなボディ側に取付けられるハードト
ップタイプのもの、図2に示すようなドアサッシに取付
けられるグラスランタイプのもの、図3に示すようなス
ライドドアに取付けられるスライドドアタイプのものが
あり、いづれもセンサー挿入孔1を有するウェザースト
リップ2を押出成形したのち挿入孔1にセンサー3を挿
入することにより構成される。
ストリップの型成形部を成形するときには、センサー挿
入孔は水密性を確保することが必要であることから、中
芯抜き孔を設けることができないため、センサー挿入孔
をそのまゝ残して他の部分の切欠成形が行われる。すな
わちコーナ部に対応する箇所の外周を一定長さ切取り、
切取った箇所で折り曲げながら金型にセットし、射出成
形する切欠成形が行われるが、一般的にセンサーの耐熱
温度はゴムの型成形温度より低いため、センサーを挿入
したまゝで型成形を行うことができない。そのためセン
サーを挿入しない状態で切欠成形を行わねばならない
が、切欠成形のためウェザーストリップを折り曲げたと
きセンサー挿入部にしわや折れが生じるようになり、セ
ンサー機能が喪失する。
耐熱性の芯棒を挿入して切欠成形することも行われてい
るが、押出成形されたウェザーストリップに芯棒を挿入
したり、切欠成形後、挿入した芯棒を取出す工程が必要
となるうえ、センサー挿入孔に芯棒を挿入したり、これ
を引き出す作業は、センサー挿入孔内周面と芯棒の摩擦
抵抗も大きく、手間がかゝり容易でない。
より切欠成形箇所まで移動させる方法が行われている
が、この方法では、切欠成形を二か所以上で行う場合、
始めの箇所に芯棒を挿入したのち、次の箇所に別の芯棒
を挿入しようとすると、始めに挿入した芯棒によりセン
サー挿入穴が塞がれて空気が抜けにくゝなることから、
空気圧による挿入が更に困難になる。
押出成形品のセンサー挿入孔に耐熱性の芯棒を挿入する
工程を省いたウェザーストリップの製造方法を提供しよ
うとするものであり、第2の目的は押出成形品のセンサ
ー挿入孔へ芯棒を挿入する作業が容易に行えるようなウ
ェザーストリップの製造方法を提供しようとするもので
ある。
的を達成する製造方法に関するもので、押出成形された
ウェザーストリップのセンサーを挿入する箇所に耐熱性
の芯棒を挿入した状態で切欠成形するセンサー付きウェ
ザーストリップの製造方法において、耐熱性の長尺芯棒
をウェザーストリップの押出成形時にウェザーストリッ
プに挿入した状態でウェザーストリップと共に押出し、
その後芯棒と共に適当長さで裁断することを特徴とす
る。
棒が挿入された状態で押出されるため、芯棒を挿入する
工程が省かれる。本発明において用いられる芯棒の材質
としては、例えば熱可塑性樹脂、熱硬性樹脂、塩化ビニ
ール樹脂、ゴム、金属を問わないが、融点がウェザース
トリップの成形温度より高く、切欠成形時には可撓性を
有して切欠成形後はウェザーストリップより引出し可能
であり、かつ裁断が容易に行えることが必要である。
成する製造方法に関するもので、押出成形されたセンサ
ー挿入孔付きのウェザーストリップのセンサー挿入孔に
耐熱性の芯棒を挿入した状態で切欠成形するセンサー付
きウェザーストリップの製造方法において、金属線やワ
イヤーなどの線状体の所要箇所にセンサーと略同一断面
をなす耐熱体を固着した芯棒を押出成形後のウェザース
トリップのセンサー挿入孔に挿入したのち切欠成形する
ことを特徴とする。
欠成形を行うためセンサー挿入孔に芯棒を挿入するとき
には、先端の線状体を先ずセンサー挿入孔に通す。そし
てセンサー挿入孔より突き出た線状体先端部を掴んで引
出すことにより耐熱体をセンサー挿入孔に挿入すること
ができる。
を引出すときも、センサー挿入孔より出る線状体先端
部、或いは後部を掴んで引張ることにより、容易に引き
抜くことができる。
る発明において、耐熱体を線状体のコーナ部に相当する
箇所にのみ位置させて固着し、切欠成形を行うことを特
徴とする。本発明によると、耐熱体が必要箇所にのみ固
着されるため、芯棒挿入や引抜き時のセンサー挿入孔と
の摩擦抵抗を少なくできる。
ンタイプのウェザーストリップ12を押出す際、可撓性
を有し、かつ裁断が容易な硬質樹脂製の芯棒13をセン
サーが挿入される箇所に挿入した状態で共に押出す例を
示すもので、押出された芯棒13付きウェザーストリッ
プは、一定長さで芯棒13と共に裁断される。
を図5に示すように、二カ所で切欠成形を行うときに
は、図5のA部における一点鎖線で示すように外周部の
切欠成形を行う箇所を一定長さ切除し(図6)、切除し
た箇所で図示するように折り曲げて芯棒13を挿入した
まゝ金型にセットし、射出成形する。成型後、芯棒13
の一端をラジオペンチ等の工具で掴み引き出す。その
後、芯棒13を引抜いた孔にセンサーを常法のようにし
て挿入する。
ランタイプのウェザーストリップ15のセンサー挿入孔
16に耐熱性の芯棒17を挿入して切欠成形する例につ
いて示すもので、図8に示すように芯棒17に線状体を
構成する芯金8に二個の耐熱体19を所要箇所に固着し
たものよりなっており、図6のB部において一点鎖線で
示す箇所を切欠成形するときには,ダイスより押出され
たウェザーストリップ15のセンサー挿入孔16に芯棒
17を芯金18から挿入する。そしてセンサー挿入孔1
6から突き出した芯金18を掴んで引出し、耐熱体19
をコーナ部に相当する箇所に位置させ、かつコーナ部の
外周を一定長さ切除して図示するように折曲げる。その
後金型にセットし、射出整形を行う。
ップ15より出る芯棒17の芯金18を掴み、引き出し
たのち、センサー挿入孔16にセンサーを常法のように
して挿入する。
ウェザーストリップの押出成形時にウェザーストリップ
に挿入され、ウェザーストリップと共に押出されるた
め、センサーを挿入する箇所に耐熱性の芯棒を挿入した
状態で切欠成形する際の芯棒の挿入工程を省くことがで
きる。
通してから、突出する線状体端部を掴んで引き出すこと
により芯棒の挿入及び切欠成形後の芯棒の引抜きが容易
に行える。
にのみ耐熱体を挿入することにより、センサー挿入孔と
の摩擦抵抗を少なくできるから、挿入及び引抜きがより
一層容易となる。
面図。
図。
面図。
ザーストリップの斜視図。
部の正面図。
図。
の例を示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】押出成形されたウェザーストリップ12の
センサーを挿入する箇所に耐熱性の芯棒13を挿入した
状態で切欠成形するセンサー付きウェザーストリップの
製造方法において、耐熱性の長尺芯棒13をウェザース
トリップ12の押出成形時にウェザーストリップ12に
挿入した状態でウェザーストリップ12と共に押出し、
その後芯棒13と共に適当長さで裁断することを特徴と
するセンサー付きウェザーストリップの製造方法。 - 【請求項2】押出成形されたセンサー挿入孔付きのウェ
ザーストリップ15のセンサー挿入孔16に耐熱性の芯
棒17を挿入した状態で切欠成形するセンサー付きウェ
ザーストリップの製造方法において、金属線やワイヤー
などの線状体18の所要箇所にセンサーと略同一断面を
なす耐熱体19を固着した芯棒17を押出成形後のウェ
ザーストリップ15のセンサー挿入孔16に挿入したの
ち切欠成形することを特徴とするセンサー付きウェザー
ストリップの製造方法。 - 【請求項3】耐熱体19を線状体18のコーナ部に相当
する箇所にのみ位置させて固着し、切欠成形を行うこと
を特徴とする請求項2記載のセンサー付きウェザースト
リップの製造方法。
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JP2001002072A JP4230119B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | センサー付きウェザーストリップの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100764717B1 (ko) * | 2006-07-18 | 2007-10-09 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기의 9속 파워트레인 |
JP2009029406A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-02-12 | Nishikawa Rubber Co Ltd | センサープロテクター |
US8397581B2 (en) | 2010-03-29 | 2013-03-19 | Honda Motor Co. Ltd. | Pinch sensor with door seal |
JP2020030114A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 株式会社ミツバ | センサユニットの製造方法 |
-
2001
- 2001-01-10 JP JP2001002072A patent/JP4230119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8397581B2 (en) | 2010-03-29 | 2013-03-19 | Honda Motor Co. Ltd. | Pinch sensor with door seal |
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