JP2002219738A - モールディング、その製造方法および装置 - Google Patents

モールディング、その製造方法および装置

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JP2002219738A JP2001017571A JP2001017571A JP2002219738A JP 2002219738 A JP2002219738 A JP 2002219738A JP 2001017571 A JP2001017571 A JP 2001017571A JP 2001017571 A JP2001017571 A JP 2001017571A JP 2002219738 A JP2002219738 A JP 2002219738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モールディング本体の外表面にアンダーカッ
ト部がある場合でも優れた外観を有するエンドキャップ
を形成することが可能なモールディング、その効率的な
製造方法および装置を提供する。 【解決手段】 内部空間9を有する異形金属材からなる
芯材4およびこの芯材4と一体化した樹脂部5により長
尺状に形成され、かつ外表面側にアンダーカット部14
を有し、裏面側に内部空間9に連なる開口部8を有する
モールディング本体2の端末部に、合成樹脂製のエンド
キャップ3を一体成形したモールディング1の製造方法
であって、前記アンダーカット部14にスライドコア型
23の停止部材23bを挿入した状態でモールディング
本体2を射出成形型21、22のキャビティ24に挿入
して射出成形を行い、アンダーカット部14にスライド
コア型23の停止部材23bの転写面15を有するエン
ドキャップ3を形成するモールディング1の製造方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端末部にエンドキャ
ップを有するモールディングの製造方法、特に車両用に
使用されるモールディングの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両用モールディングとし
て、長手方向に開口を有し、かつこの開口に連通する内
部空間を有するモールディング本体の端末部に合成樹脂
製のエンドキャップを有するモールディングが使用され
ている。図6はこの種の従来のモールディングを示す斜
視図である。
【0003】図6において、1はモールディングであっ
て、長尺状の押出成形材からなるモールディング本体2
の端末部にエンドキャップ3が一体的に形成されてい
る。モールディング本体2は断面略C字状の異形金属材
からなる芯材4および芯材4の周囲を覆う樹脂部5によ
り長尺状に形成され、その一部から突出するリップ6を
有するとともに、C字状の両端部は対向して折曲部7
a、7bとなり、その間に長手方向に開口部8を形成
し、内部空間9と連通している。エンドキャップ3は、
モールディング本体1の端部を覆うように一体化して形
成されている。10は内部空間9に挿入された取付部材
であって、開口部8から突出するクリップ11を有して
いる。
【0004】従来のモールディングの製造方法は、芯材
4を押出成形型に供給して押出成形により樹脂部5およ
びリップ6を形成したモールディング本体2を切断し、
射出成形により端末部にエンドキャップ3を一体に形成
する。この場合、モールディング本体2の端末部の折曲
部7a、7bに切欠部12を形成し、この部分を射出成
形型に供給して、切欠部12にコア型を挿入して、射出
樹脂の流出を防止しながらエンドキャップ3を射出成形
する。取付部材10はエンドキャップ3の成形前または
後に内部空間9に挿入され、内部空間9内の適当な位置
で車体に取付けられる。
【0005】しかしながら、このような従来のモールデ
ィングにおいては、キャビティ型とコア型間に形成され
るキャビティにモールディング本体を挿入してエンドキ
ャップを形成しているため、樹脂部の外表面にアンダー
カット部を有する場合に優れた外観を有するエンドキャ
ップが形成できないという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、モー
ルディング本体の外表面にアンダーカット部がある場合
でも、優れた外観を有するエンドキャップを形成するこ
とが可能なモールディング、その効率的な製造方法およ
び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は次のモールディ
ング、その製造方法および装置である。 (1) 内部空間を有する異形金属材からなる芯材およ
びこの芯材と一体化した樹脂部により長尺状に形成さ
れ、かつ外表面側にアンダーカット部を有し、裏面側に
内部空間に連なる開口部を有するモールディング本体
と、モールディング本体の端末部を覆うように合成樹脂
により一体成形され、かつアンダーカット部においてス
ライドコア型の停止部材の転写面を有するエンドキャッ
プとを含むモールディング。 (2) モールディング本体の端末部付近に、内部空間
に突出するようにモールディング本体に一体成形された
取付部を有する上記(1)記載のモールディング。 (3) 内部空間を有する異形金属材からなる芯材およ
びこの芯材と一体化した樹脂部により長尺状に形成さ
れ、かつ外表面側にアンダーカット部を有し、裏面側に
内部空間に連なる開口部を有するモールディング本体の
端末部に、合成樹脂製のエンドキャップを一体成形した
モールディングの製造方法であって、前記アンダーカッ
ト部にスライドコア型の停止部材を挿入した状態でモー
ルディング本体を射出成形型に挿入して射出成形を行
い、アンダーカット部にスライドコア型の停止部材の転
写面を有するエンドキャップを形成するモールディング
の製造方法。 (4) 射出成形によりエンドキャップの形成と同時に
取付部を形成する上記(3)記載の方法。 (5) 停止部材がスライドコアに往復回転可能に取付
けられている上記(3)または(4)記載の方法。 (6) 内部空間を有する異形金属材からなる芯材およ
びこの芯材と一体化した樹脂部により長尺状に形成さ
れ、かつ外表面側にアンダーカット部を有し、裏面側に
内部空間に連なる開口部を有するモールディング本体の
端末部に、合成樹脂製のエンドキャップを一体成形した
モールディングの製造装置であって、モールディング本
体の端末部を挿入してエンドキャップを一体成形するた
めのエンドキャップ形成部を有するキャビティーを形成
するキャビティ型およびコア型と、モールディング本体
をキャビティに挿入した状態でアンダーカット部に挿入
される停止部材を有するスライドコア型とを含むモール
ディングの製造装置。 (7) キャビティが取付部形成部を有する上記(6)
記載の装置。 (8) 停止部材がスライドコア型に往復回転可能に取
付けられている上記(6)または(7)記載の装置。
【0008】本発明のモールディングは、内部空間を有
する異形金属材からなる芯材およびこの芯材と一体化し
た樹脂部により長尺状に形成され、かつ外表面側にアン
ダーカット部を有し、裏面側に内部空間に連なる開口部
を有するモールディング本体の端末部に、合成樹脂製の
エンドキャップを一体成形したモールディングであり、
エンドキャップはアンダーカット部にスライドコア型の
停止部材の転写面が形成されている。上記のモールディ
ングはモールディング本体の端末部付近に、取付部が内
部空間に突出するようにモールディング本体に一体成形
されたものが好ましい。
【0009】芯材を構成する異形金属材はステンレス
鋼、アルミニウム等の金属の曲げ成形品、押出成形品な
どが使用でき、その異形形状はモールディングの用途に
応じて任意の形状とすることができる。樹脂部は芯材と
一体化したものであり、芯材の周囲を部分的または全体
的に覆うように形成されたもの、あるいはさらに片側ま
たは両側にリップを形成したものなどがあげられる。樹
脂部を構成する合成樹脂はPVC、ABS、ポリオレフ
ィンなどの一般的な樹脂が使用できる。芯材と樹脂部を
一体化させてモールディング本体を形成する方法は限定
されないが、押出成形、射出成形などを採用できる。こ
のうち押出成形を行うと横断面形状一定の長尺状のモー
ルディング本体が効率よく得られるので好ましい。モー
ルディング本体はアンダーカットを有するように形成さ
れる。ここでアンダーカットとは、モールディング本体
を成形型に挿入してエンドキャップの一体成形を行う
際、成形型との間に空間を生じる凹部であり、芯材と樹
脂部のどちらに形成されてもよいが樹脂部に形成される
のが好ましい。
【0010】エンドキャップは長尺の押出成形品を所定
寸法に切断した端末部の切断面の危険性を除去し、装飾
性を高め、また車体等の取付部位にフィットさせるため
のもので、モールディング本体の端末部を覆うように合
成樹脂によりモールディング本体と一体成形される。エ
ンドキャップはモールディング本体のアンダーカット部
を覆うように形成され、端末部から中心方向に所定の距
離となる位置のアンダーカット部にスライドコア型の停
止部材の転写面を有するように形成される。
【0011】本発明のモールディングの製造方法では、
モールディング本体のアンダーカット部にスライドコア
型の停止部材を挿入した状態でモールディング本体を射
出成形型に挿入して射出成形を行い、停止部材によりア
ンダーカット部における樹脂の流出を停止し、エンドキ
ャップに停止部材の転写面を有するエンドキャップを一
体的に形成する。この場合、射出成形によりエンドキャ
ップの形成と同時に取付部を形成するのが好ましい。
【0012】上記の製造に用いる本発明のモールディン
グの製造装置は、モールディング本体の端末部を挿入し
てエンドキャップを一体成形するためのエンドキャップ
形成部を有するキャビティをキャビティ型およびコア型
間に形成し、アンダーカット部に停止部材を挿入した状
態でモールディング本体をキャビティに挿入するように
スライドコア型を配置する。キャビティはエンドキャッ
プ形成部とともに取付部形成部を形成するのが好まし
い。スライドコア型は成形品の突出方向にスライドして
前進するようにスライドするのが好ましい。また停止部
材はスライドコアの先端部に、首振できるように往復回
転可能に設けるのが好ましく、さらにスプリングで型を
開く方向に付勢され、型締めによりアンダーカット部に
挿入されるように構成されるのが好ましい。
【0013】上記の装置によるモールディングの製造に
おいて、アンダーカット部にスライドコアの停止部材を
挿入するようにモールディング本体をキャビティに挿入
して型締めを行う。このとき停止部材を往復回転可能に
設けておくと、その首振によりモールディング本体のア
ンダーカット部への停止部材の挿入や取外しが容易にな
り、また停止部材を挿入したモールディング本体の型へ
の装着や成形品の取出しが容易になり、モールディング
本体や成形品の損傷も少なくなり、優れた外観のモール
ディングが得られる。特に停止部材をスプリングで型開
き方向に付勢しておくと、型が開いている状態で隙間が
生じるので、さらに装着や取出が容易になる。
【0014】上記により得られる本発明のモールディン
グは車体等の被取付部に取付けて使用される。モールデ
ィングの用途としては車両用のものが一般的であるが、
他の用途にも使用可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明のモールディングはモールディン
グ本体のアンダーカット部にスライドコア型の停止部材
の転写面を形成したので、アンダーカット部における樹
脂の漏出が防止されて、優れた外観の転写面が形成さ
れ、このためアンダーカット部を有する場合でも、優れ
た外観のエンドキャップを有するモールディングが得ら
れる。本発明のモールディングの製造方法によれば、ス
ライドコア型の停止部材をアンダーカット部に挿入して
射出成形を行うようにしたので、上記のモールディング
を効率よく製造することができる。本発明のモールディ
ングの製造装置によれば、停止部材を有するスライドコ
ア型を有するため、簡単な操作により上記のモールディ
ングを効率よく製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1はモールディングの端部を示し、
(a)は外表面側の斜視図、(b)は裏面側の斜視図で
ある。
【0017】図1においてモールディング1は長尺状の
押出成形材からなるモールディング本体2の端末部に合
成樹脂製のエンドキャップ3が一体成形されている。モ
ールディング本体2は断面略C字状の異形金属材からな
る芯材4および芯材4の周囲を覆う樹脂部5により長尺
状に形成されている。樹脂部5の両側縁部に沿って長手
方向にリップ6a、6bが突出している。モールディン
グ本体2のC字状の両側端部には平行に脚壁13a、1
3bが形成され、その先端部は対向して折曲部7a、7
bとなり、その間に開口部8が形成され、内部空間9と
連通している。端末部付近では切欠12a、12bが形
成され、脚壁13a、13bおよび折曲部7a、7bの
一部が切欠かれている。モールディング本体2の樹脂部
5のリップ6aの基部には長手方向に凹溝状のアンダー
カット部14が形成されている。凹溝状のアンダーカッ
ト部14が脚壁13aの先端方向に対して鋭角となる方
向に形成されるように、リップ6aはアンダーカット部
14から折り返し状に形成されている。
【0018】エンドキャップ3はモールディング本体1
の端部を覆うように合成樹脂により一体成形され、端末
部付近のアンダーカット部14を覆い、端末部から中心
方向に所定の距離となる位置のアンダーカット部14に
停止部材の転写面15が形成されている。モールディン
グ本体2の端末部付近に取付部16が内部空間9を通し
て開口部8付近まで突出している。取付部16は先端部
が平面状となり、両面粘着テープ等の固着剤33を介し
て車体等の被取付面に固着可能とされている。
【0019】図2は実施形態のモールディングの製造装
置のコア型およびスライドコア型の斜視図、図3(a)
はモールディングの製造装置の型締め状態を示す図2の
A−A断面図、(b)はB−B断面図、図4(a)はス
ライドコア型の斜視図、(b)はその分解図、図5
(a)、(b)はそれぞれ製造中の状態を示す図2のA
−A断面図である。
【0020】モールディングの製造装置は、キャビティ
型21、コア型22およびスライドコア型23を備え、
これらの間にキャビティ24が形成されている。キャビ
ティ型21はモールディング本体2の外表面側に当接す
る当接部21a、エンドキャップ3の外表面を形成する
型面21bおよびスライドコア型23を押圧する押圧部
21cを有し、上下動により型開きおよび型締めを行う
ように構成されている。
【0021】コア型22はモールディング本体2の一部
を収容する収容部22a、モールディング本体2の裏面
側に当接する当接部22b、エンドキャップ3の表面お
よび取付部16を形成する型面22c、ならびに位置決
め部22dを有する。コア型22を通して突出棒25
a、25b、25cが上下方向に前進、後退可能とされ
ている。
【0022】スライドコア型23はモールディング本体
2のアンダーカット部14に対応する形状のアンダーカ
ット挿入部23aを有する停止部材23bが回転軸(ピ
ン)23cによりスライダ23dに往復回転可能に取付
けられ、スプリング23eにより図5(a)において矢
印b方向(時計回り方向)に付勢されている。停止部材
23bの回転軸23cより外側には斜面23fが形成さ
れており、スプリング23eの付勢による停止部材23
bの仰角を限定するようにされている。
【0023】キャビティ24はエンドキャップ3を形成
するエンドキャップ形成部24a、取付部16を形成す
る取付部形成部24b、両者の連結部16aを形成する
連結部形成部24c、および突出部27を形成する突出
部形成部24dからなる。突出部形成部24dにはゲー
ト28、スプルー29およびランナー30を介して射出
機(図示せず)に連絡している。
【0024】上記の製造装置によるモールディング1の
製造方法は、図2のようにキャビティ型21が後退した
状態で、図5(a)に示すように、コア型22の上にモ
ールディング本体2をセットして当接部22bに当接さ
せる。具体的には、図3(b)のキャビティ型21が上
昇した状態で同図左方向からモールディング本体2を、
コア型の当接部22b、22b上をスライドさせるよう
にして矢印x方向(右方向)に前進させることにより、
コア型上の所定位置にセットする。このときスライドコ
ア型23のスライダ23dは後退しているが、スプリン
グ23eの付勢によりスライドコア23に形成された斜
面23fがスライダ23に当接し、停止部材23bのア
ンダーカット挿入部23aは斜面23fの分、仰角を保
って上に後退しており、アンダーカット挿入部23aと
コア型22の収容部22aとの間隙31が広くなってい
る。これによりモールディング本体2がスライド前進す
るに際し、軟質なリップ6aを間隙31に挿入するのが
容易になる。モールディング本体2の一部をコア型22
の収容部22aに挿入し、スライド前進させながらアン
ダーカット挿入部23aをアンダーカット部14に挿入
して嵌合させる。モールディング本体2のスライド前進
は、切除されずに残った折曲部7aがコア型22の位置
決め部22d(図2参照)に当接したところで停止して
位置決めされる。このときスプリング23eの付勢によ
りアンダーカット挿入部23aがコア型に対し仰角を保
った状態にあるので、モールディング本体2もコア型2
2から軽く浮き上がった状態になっている。
【0025】この状態からキャビティ型21を下降させ
て型締めを行うと、図3(a)に示すように、モールデ
ィング本体2はキャビティ型21の当接部21aに押さ
れるとともに、スライドコア型23の停止部材23bは
押圧部21cに押され、スプリング23eの力に抗して
回転軸23cを中心に矢印a方向(反時計回り方向)に
下向きに回転する。これによりモールディング本体2の
一部はコア型22の収容部22aに収容され、他の一部
は当接部21a、22b間に挟まれ、アンダーカット部
14にはアンダーカット挿入部23aが挿入された状態
で型締めが行われる。
【0026】この状態でモールディング本体2の端末部
はキャビティ24に挿入されているので、射出機から溶
融した樹脂を射出すると、樹脂はランナー30からスプ
ルー29およびゲート28を経てキャビティ24に射出
される。これによりキャビティ24のエンドキャップ形
成部24aではエンドキャップ3が形成され、取付部形
成部24bで取付部16が形成され、連絡部形成部24
cでは連絡部26が形成され、突出部形成部24dで突
出部27が形成され、それぞれモールディング本体2に
一体化してモールディング1が形成される。このときモ
ールディング本体2のアンダーカット部14に入った樹
脂は停止部材23bのアンダーカット挿入部23aで停
止され、これにより樹脂の漏出が防止され、エンドキャ
ップ3に停止部材23bの転写面15が形成される。
【0027】射出成形終了後、型開きしてキャビティ型
21を後退させ、突出棒25a、25b、25cを上昇
させると同時に、これと同期してスライダ23dを上昇
させるとモールディング1が取り出される。このとき突
出棒25a、25b、25cおよびスライダ23dが若
干上昇してエンドキャップ3、取付部16、突出部27
がコア型22から剥離し、スプルー部32と突出部27
がゲート28で切断されたとき、スプリング23eの弾
発力により停止部材23bが回転軸23cを中心に図5
(a)の矢印b方向(時計回り方向)に回転して浮き上
がる。
【0028】これにより図5(a)の場合と同様にモー
ルディング本体2が浮き上がって、コア型22との間に
間隙31が形成される。このためモールディング1の突
出抵抗は小さくなり、モールディング1およびコア型2
2を損傷することなく、容易にモールディング1が取り
出される。突出棒25a、25b、25cおよびスライ
ダ23dが上昇した状態は図5(b)に示されており、
この状態でモールディング1を矢印c方向に回転させる
ことによりモールディング1は容易に停止部材23aか
ら取り出すことができる。
【0029】こうして取り出されたモールディング1は
突出部27を不要部分としてもぎ取り、図1(b)に示
すように、取付部16に両面粘着テープのような固着材
33を介在させ、車両等の被取付部に取付けて使用され
る。使用状態ではアンダーカット部14に樹脂の漏出が
なく転写面15が形成されているため、優れた外観を呈
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はモールディングの端部の外表面側の斜
視図、(b)は裏面側の斜視図である。
【図2】コア型およびスライドコア型の斜視図である。
【図3】(a)は型締状態を示す図2のA−A断面図、
(b)はB−B断面図である。
【図4】(a)はスライドコア型の斜視図、(b)は分
解斜視図である。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ製造中の状態を示す
図2のA−A断面図である。
【図6】従来のモールディングの端部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 モールディング 2 モールディング本体 3 エンドキャップ 4 芯材 5 樹脂部 6a、6b リップ 7a、7b 折曲部 8 開口部 9 内部空間 10 取付部材 11 クリップ 12、12a、12b 切欠部 13a、13b 脚壁 14 アンダーカット部 15 転写面 16 取付部 21 キャビティ型 21a 当接部 21b 型面 21c 押圧部 22 コア型 22a 収容部 22b 当接部 22c 型面 23 スライドコア型 23a アンダーカット挿入部 23b 停止部材 23c 回転軸 23d スライダ 23e スプリング 23f 斜面 24 キャビティ 24a エンドキャップ形成部 24b 取付部形成部 24c 連絡部形成部 24d 突出部形成部 25a、25b、25c 突出棒 26 連絡部 27 突出部 28 ゲート 29 スプルー 30 ランナー 31 間隙 32 スプルー部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間を有する異形金属材からなる芯
    材およびこの芯材と一体化した樹脂部により長尺状に形
    成され、かつ外表面側にアンダーカット部を有し、裏面
    側に内部空間に連なる開口部を有するモールディング本
    体と、 モールディング本体の端末部を覆うように合成樹脂によ
    り一体成形され、かつアンダーカット部においてスライ
    ドコア型の停止部材の転写面を有するエンドキャップと
    を含むモールディング。
  2. 【請求項2】 モールディング本体の端末部付近に、内
    部空間に突出するようにモールディング本体に一体成形
    された取付部を有する請求項1記載のモールディング。
  3. 【請求項3】 内部空間を有する異形金属材からなる芯
    材およびこの芯材と一体化した樹脂部により長尺状に形
    成され、かつ外表面側にアンダーカット部を有し、裏面
    側に内部空間に連なる開口部を有するモールディング本
    体の端末部に、合成樹脂製のエンドキャップを一体成形
    したモールディングの製造方法であって、 前記アンダーカット部にスライドコア型の停止部材を挿
    入した状態でモールディング本体を射出成形型に挿入し
    て射出成形を行い、アンダーカット部にスライドコア型
    の停止部材の転写面を有するエンドキャップを形成する
    モールディングの製造方法。
  4. 【請求項4】 射出成形によりエンドキャップの形成と
    同時に取付部を形成する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 停止部材がスライドコアに往復回転可能
    に取付けられている請求項3または4記載の方法。
  6. 【請求項6】 内部空間を有する異形金属材からなる芯
    材およびこの芯材と一体化した樹脂部により長尺状に形
    成され、かつ外表面側にアンダーカット部を有し、裏面
    側に内部空間に連なる開口部を有するモールディング本
    体の端末部に、合成樹脂製のエンドキャップを一体成形
    したモールディングの製造装置であって、 モールディング本体の端末部を挿入してエンドキャップ
    を一体成形するためのエンドキャップ形成部を有するキ
    ャビティーを形成するキャビティ型およびコア型と、 モールディング本体をキャビティに挿入した状態でアン
    ダーカット部に挿入される停止部材を有するスライドコ
    ア型とを含むモールディングの製造装置。
  7. 【請求項7】 キャビティが取付部形成部を有する請求
    項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 停止部材がスライドコア型に往復回転可
    能に取付けられている請求項6または7記載の装置。
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JP2014233976A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 プクァン テクノロジー カンパニー リミテッド 射出金型のアンダーカット取出し装置
CN113601802A (zh) * 2021-09-02 2021-11-05 高岩 一种注塑浇口剪切的瓶盖生产系统
KR102479247B1 (ko) * 2021-08-25 2022-12-21 에이테크솔루션(주) 런너의 제거가 가능한 사출 금형 장치

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