JP2001078333A - 配線用ボックス - Google Patents

配線用ボックス

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JP2001078333A
JP2001078333A JP36801399A JP36801399A JP2001078333A JP 2001078333 A JP2001078333 A JP 2001078333A JP 36801399 A JP36801399 A JP 36801399A JP 36801399 A JP36801399 A JP 36801399A JP 2001078333 A JP2001078333 A JP 2001078333A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線管とその電線管内に挿通されたケーブル
等とを容易かつ速やかに接続、配線することができる配
線用ボックスを提供する。 【解決手段】配線用ボックス12の一対の短側壁15に
は開口から底壁17方向へ、開口側に臨む各一対の切り
欠き部19が形成されている。切り欠き部19は開口か
ら底壁17方向へ所定長さだけ、幅がケーブルの短辺側
の外径よりわずかに広く、かつ長辺側より狭い幅狭部2
0と、前記幅狭部20の内端縁から円孔状に形成された
幅広部21とにより平面鍵穴状に形成されている。切り
欠き部19の外周位置には、前記幅広部21に沿ってほ
ぼ円弧状に形成され、その開口部がやや縮径された管接
続部22が、その開口部をボックス本体13の開口側に
臨むように突出形成されている。管接続部22の開口部
は切り欠き部19を介してボックス本体13の開口と連
通するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の壁裏に
配置され、その内部にケーブルや配線器具が配線、収容
される配線用ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の壁裏等に配線されるケー
ブルは、壁裏に配置された配線用ボックスの周壁に配置
され、配線用ボックスの内部と連通する電線管内に挿通
されて配線用ボックス内に配線されている。
【0003】この種の配線用ボックスは合成樹脂材料に
より開口を有する四角箱状に形成されている。そして、
その上側壁及び下側壁には、電線管の外径とほぼ同じ内
径を有し、電線管及びケーブルを挿入可能な透孔が形成
されている。また、配線用ボックスの一側面には所定厚
さを有するとともに、四角形状をなす取付部が形成され
るとともに、その取付部には取付孔が形成されている。
【0004】そして、この取付孔において、取付ねじを
使用して壁裏側に構築された柱に取付部を介して配線用
ボックスが取り付けられる。さらに、この配線用ボック
スの透孔に電線管の端部を上方から挿入して電線管を配
線用ボックスに接続し、その電線管内にケーブルを挿通
して配線用ボックス内にケーブルを配線していた。
【0005】また、その他の構成の配線用ボックスとし
ては、実開平7−11822号公報に開示される構成の
ものが知られている。この配線用ボックスは合成樹脂材
料により開口を有する四角箱状に形成され、その上側壁
及び下側壁から底壁にかけて、配線用ボックスの内部と
連通するとともに、電線管を挿入可能な管接続部が切り
欠き形成されている。また、一側面には上記の構成の配
線用ボックスと同様に取付部及び取付孔が形成されてい
る。
【0006】そして、この配線用ボックスの管接続部に
電線管の端部を挿入接続した後、その電線管にケーブル
を挿通して配線用ボックス内にケーブルを配線してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年では、
ケーブルが予め電線管内に挿通され、配線作業に必要な
長さ分だけ電線管の端部から突出した状態のケーブル入
り電線管が使用されている。このケーブル入り電線管を
前者の構成の配線用ボックスに接続するには、まず、電
線管から突出したケーブルの先端、さらには電線管を透
孔に対応させて、それらを上方から透孔内へ差し込まな
ければならず、その作業が非常に面倒であるという問題
があった。また、ケーブルの先端を透孔に挿入すると
き、突出したケーブルが配線用ボックスの周壁に当たっ
て、電線管内部に入り込んでしまい、ケーブルを電線管
内から取り出すのが非常に面倒で作業時間が長くなると
いう問題もあった。
【0008】また、ケーブル入り電線管を後者の構成の
配線用ボックスに接続しようとした場合、電線管が接続
可能な管接続部は形成されているが、ケーブルが通過可
能な部分が形成されていない。そのため、電線管の端部
から所定長さ突出したケーブルを管接続部内へ引き込む
作業が非常に面倒であるという問題があった。
【0009】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、電線管とその電線管内に挿通されたケーブル
等とを容易かつ速やかに接続、配線することができる配
線用ボックスを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の配線用ボックスは、開口を有す
る有底箱状に形成されたボックス本体の周壁に、電線管
の端部が側方から挿入可能な開口部を有し、同開口部か
ら挿入された電線管をボックス本体に接続する管接続部
を設けるとともに、その管接続部への電線管の接続によ
り、その電線管内に挿通されて電線管の接続端部から突
出したケーブル等をボックス本体内に収容可能とするよ
うに、前記ケーブル等が通過可能な切り欠き部をボック
ス本体の周壁に設けたものである。
【0011】請求項2に記載の配線用ボックスは、請求
項1に記載の発明において、前記管接続部はボックス本
体の周壁から突出形成されているものである。請求項3
に記載の配線用ボックスは、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、前記開口部及び切り欠き部はボック
ス本体の開口側に臨むように形成されているものであ
る。
【0012】請求項4に記載の配線用ボックスは、請求
項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記
切り欠き部を閉鎖する位置には、前記ボックス本体の開
口側から切り欠き部内へのケーブル等の通過を可能とす
べく変形又は除去可能な閉鎖部が設けられているもので
ある。
【0013】請求項5に記載の配線用ボックスは、請求
項4に記載の発明において、前記閉鎖部は、ボックス本
体の変形を防止する変形防止部材であるものである。請
求項6に記載の配線用ボックスは、請求項5に記載の発
明において、ボックス本体の開口側から切り欠き部内奥
方へのケーブル等の通過を可能とすべく前記変形防止部
材は変形又は除去可能に設けられているものである。
【0014】請求項7に記載の配線用ボックスは、請求
項5又は請求項6に記載の発明において、前記変形防止
部材はケーブル等の切り欠き部の通過に伴う変形又は除
去を補助する補助手段を備えているものである。
【0015】請求項8に記載の配線用ボックスは、請求
項4に記載の発明において、前記閉鎖部は、ボックス本
体の開口側から切り欠き部内へのケーブル等の通過を可
能とすべく変形可能であるとともに、切り欠き部内に配
線されたケーブル等の切り欠き部からボックス本体の開
口側への抜け出しを規制する抜け止め部材であるもので
ある。
【0016】請求項9に記載の配線用ボックスは、請求
項8に記載の発明において、前記抜け止め部材は、切り
欠き部へのケーブル等の貫通配線方向へ弾性変形可能に
形成され、切り欠き部からボックス本体の開口側方向へ
弾性変形不能に形成されているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。 (第1実施形態)図1及び図2に示すように、VVFケ
ーブル11が配線される合成樹脂製の配線用ボックス1
2は、開口を有する有底四角箱状のボックス本体13に
取付部14が一体形成されて構成されている。上記ボッ
クス本体13は、相対向する一対の短側壁15、相対向
する一対の長側壁16及びそれらの一端側を閉塞する底
壁17とより形成される周壁18により一面が開口され
て構成されている。
【0018】前記VVFケーブル(以下ケーブルと称す
る)11は2又は3本の導線を塩化ビニル樹脂等の絶縁
材料により断面扁平状に被覆して形成されたものであ
る。前記ボックス本体13の一対の短側壁15にはボッ
クス本体13の開口から底壁17方向へ、開口側に臨む
各一対の切り欠き部19がそれぞれ形成されている。前
記切り欠き部19は開口から底壁17方向へ所定長さだ
け、幅がケーブル11の短辺側の外径よりわずかに広
く、かつ長辺側の外径より狭く形成された幅狭部20
と、前記幅狭部20の内端縁から円孔状に形成され、前
記幅狭部20より広い幅広部21とにより平面鍵穴状に
形成されている。これらの切り欠き部19は相対向する
短側壁15において、それぞれ対向する位置に形成され
ている。
【0019】一対の短側壁15の外面において、前記各
切り欠き部19の外方位置には、前記幅広部21に沿っ
てほぼ円弧状に形成され、その開口部がやや縮径された
管接続部22が、その開口部をボックス本体13の開口
側に臨む、つまり開口するように突出形成されている。
従って、切り欠き部19と管接続部22とは連通すると
ともに、管接続部22の開口部は切り欠き部19を介し
てボックス本体13の開口と連通するようになってい
る。前記管接続部22の開口部の開口幅は電線管24の
外径よりやや狭く形成され、管接続部22の内周面に
は、管接続部22の横方向に沿って規制手段としての突
条23が突出形成されている。
【0020】ケーブル入り電線管25は、合成樹脂材料
により外周面が蛇腹状に形成された電線管24と、その
内部に挿通され、前記電線管24の端部より突出するケ
ーブル11とより形成されている。そして、電線管24
によりケーブル11の外面を保護するようになってい
る。
【0021】そして、図3の2点鎖線に示すように、ケ
ーブル入り電線管25の電線管24の端部を管接続部2
2の側方から、つまり、ボックス本体13の開口側から
管接続部22内の方へケーブル入り電線管25をスライ
ドさせ、その電線管24の端部を管接続部22の開口部
を通過させて、電線管24の端部を管接続部22に嵌合
することができるようになっている。それと同時に、ケ
ーブル11をその短辺側から切り欠き部19の幅狭部2
0を通過させることにより、ケーブル入り電線管25を
管接続部22に接続、配線することができるようになっ
ている。
【0022】管接続部22にケーブル入り電線管25の
電線管24の端部を接続したとき、電線管24の規制手
段としての凹条26に前記突条23が係合する。その結
果、凹条26と突条23とにより規制手段を構成し、そ
の規制手段により電線管24の上方への抜け出しを防止
するようになっている。また、管接続部22の開口端部
により電線管24の側方への抜け出しを防止するように
なっている。
【0023】前記取付部14は所定厚さを有する四角形
状に形成され、その取付部14には長側壁16を貫通し
て長孔状の取付孔27が所定間隔をおいて3箇所に形成
されている。そして、図2及び図3に示すように、建築
物を構築するための構造体としての柱28に対して、取
付孔27からねじ29をねじ込むことにより、配線用ボ
ックス12を取付部14を介して柱28に取り付けるこ
とができるようになっている。
【0024】ボックス本体13の底壁17上において、
一対の短側壁15より内方位置には円筒状をなす固定部
30が、その先端部が開口に臨むように形成され、その
中心には固定孔31が形成されている。そして、図示し
ない配線器具取付枠からねじを固定孔31にねじ込むこ
とにより配線用ボックス12に配線器具取付枠を取り付
けることができるようになっている。
【0025】次に、配線用ボックス12の使用方法及び
その作用について説明する。図2及び図3に示すよう
に、建築物の柱28に対して、取付孔27からねじ29
をねじ込み、配線用ボックス12を取付部14を介して
柱28に取り付ける。次いで、ボックス本体13の開口
側から管接続部22内の方へケーブル入り電線管25を
スライドさせ、その電線管24の端部を管接続部22の
開口部を通過させて、電線管24の端部を管接続部22
に嵌合する。それと同時に、ケーブル入り電線管25の
ケーブル11の短辺側をボックス本体13の開口から切
り欠き部19の幅狭部20を通過させて幅広部21に配
線する。
【0026】このとき、ケーブル11はボックス本体1
3の開口側に臨む切り欠き部19を開口から通過し、さ
らに、その切り欠き部19と連通する管接続部22の開
口部を通過して配線用ボックス12内に配線される。そ
のため、ケーブル入り電線管25の電線管24を管接続
部22に接続する作業を行う際に、ケーブル11を配線
用ボックス12内に引き込む作業を省略することができ
る。
【0027】また、例えば木造建築の真壁内に配線用ボ
ックス12を隠蔽配置する場合、柱28に取り付けられ
た配線用ボックス12の周囲には複数本のこまい竹が配
置されている。このとき、管接続部22及び切り欠き部
19がボックス本体13の底壁17又は周壁18側に形
成されていると、こまい竹が障害となってケーブル入り
電線管25を配線用ボックス12の横側又は裏側へ移動
させることができず、その接続作業が困難となる。
【0028】しかし、管接続部22の開口部及び切り欠
き部19はボックス本体13の開口側に臨むとともに、
切り欠き部19と管接続部22の開口部は連通してい
る。そのため、ケーブル入り電線管25を配線用ボック
ス12の横側又は裏側に移動させる必要がなく、ケーブ
ル11及び電線管24をボックス本体13の開口側から
容易に接続することができる。
【0029】また、従来のように管接続部のみしか形成
されていない場合のように、ケーブル入り電線管25の
電線管24から突出したケーブル11がボックス本体1
3の周壁18等に当たって、ケーブル11が電線管24
内に入り込むのを防止することができる。そのため、ケ
ーブル11を電線管24内から引き出す作業を行う必要
がない。従って、ケーブル11を配線用ボックス12に
簡単な操作で速やかに配線、接続することができる。
【0030】さらに、管接続部22は合成樹脂材料によ
り形成されるとともに、その開口部の開口幅は電線管2
4の外径よりわずかに狭く形成されている。そのため、
電線管24が開口部を通過するとき、開口部は弾性変形
してやや外方へ拡がり電線管24の通過を許容する。そ
して、電線管24の凹条26に突条23が係合し、電線
管24が管接続部22に接続されると、開口部は弾性変
形により元の状態に戻る。このため、管接続部22に接
続された電線管24の上方及び側方への抜けが防止され
る。
【0031】また、管接続部22は一対の短側壁15の
外面に外方へ突出して形成されている。そのため、管接
続部22に接続されたケーブル入り電線管25の電線管
24はボックス本体13内に位置しない。従って、ボッ
クス本体13内のスペースを広くすることができる。
【0032】以上のように、この実施形態によれば、次
のような効果が発揮される。 ・ 第1実施形態の配線用ボックス12によれば、ボッ
クス本体13の一対の短側壁15には開口側に臨む一対
の切り欠き部19がそれぞれ形成されている。その各切
り欠き部19の外周位置には、ほぼ円弧状に形成され、
その開口部がやや縮径された管接続部22が、その開口
部をボックス本体13の開口側に臨むように突出形成さ
れている。このとき、切り欠き部19と管接続部22と
は連通するようになっている。そのため、ケーブル入り
電線管25を、ボックス本体13の開口側からスライド
させて管接続部22に接続すると同時に、ケーブル11
がボックス本体13の開口から切り欠き部19の幅狭部
20、さらに管接続部22の開口部を通過して配線され
る。従って、電線管24を接続すると同時にケーブル1
1を配線用ボックス12に容易にかつ速やかに配線する
ことができる。
【0033】・ 第1実施形態の配線用ボックス12に
よれば、管接続部22は一対の短側壁15の外面から外
方へ突出形成されている。そして、管接続部22にケー
ブル入り電線管25を接続したとき、電線管24は短側
壁15上に接続され、ボックス本体13内に位置しな
い。そのため、ボックス本体13内のスペースを広くし
て、後のケーブル11と配線器具との接続作業等を容易
に行うことができる。
【0034】・ 第1実施形態の配線用ボックス12に
よれば、切り欠き部19と管接続部22とは連通すると
ともに、管接続部22の開口部は切り欠き部19を介し
てボックス本体13の開口側に臨むようになっている。
そして、ケーブル入り電線管25を管接続部22に接続
するとき、電線管24の端部から突出したケーブル11
はボックス本体13の開口から切り欠き部19を通過す
る。そのため、ケーブル11がボックス本体13に当た
って、電線管24内に入り込むのを防止することがで
き、入り込んだケーブル11を電線管24内から取り出
す作業を省略することができる。従って、ケーブル入り
電線管25を配線用ボックス12に容易かつ速やかに接
続することができる。
【0035】また、例えば木造建築の真壁内に配線用ボ
ックス12を配置する場合のように、柱28に取り付け
られた配線用ボックス12の周囲に複数本のこまい竹が
配置されていても、ケーブル入り電線管25を配線用ボ
ックス12の横側又は裏側に移動させる必要がなく、ケ
ーブル11及び電線管24をボックス本体13の開口側
から管接続部22方へスライドさせて容易に接続するこ
とができる。
【0036】・ 第1実施形態の配線用ボックス12に
よれば、ほぼ円弧状をなす管接続部22は合成樹脂材料
により形成されるとともに、その開口部の開口幅は電線
管24の外径よりわずかに狭く形成されている。そのた
め、電線管24が開口部を通過すると、開口部は弾性変
形してやや外方へ拡がり電線管24の通過を許容する。
そして、電線管24の凹条26と突条23とにより規制
手段を構成し、管接続部22に接続されると、開口部は
弾性変形により元の状態に戻る。従って、管接続部22
に接続された電線管24の上方及び側方への抜けを防止
することができる。
【0037】・ 第1実施形態の配線用ボックス12に
よれば、切り欠き部19はボックス本体13の開口側に
臨むように一対の短側壁15に形成されている。そのた
め、底壁17又は長側壁16から短側壁15に連通する
ように切り欠き部19を形成した場合と比較して、切り
欠く部分を少なくしてボックス本体13の成型用の金型
の構造を簡易化することができる。
【0038】・ 第1実施形態の配線用ボックス12に
よれば、ケーブル入り電線管25のケーブル11は扁平
状に形成され、その短辺側の長さは切り欠き部19の幅
狭部20の幅よりわずかに広く、長辺側の長さは幅狭部
20より長くなっている。そのため、ケーブル入り電線
管25の電線管24を管接続部22に接続し、ケーブル
11の短辺側から幅狭部20を通過させ、幅広部21に
配線したとき、ケーブル11が幅狭部20を通過するこ
とが不可能となり、切り欠き部19から自然に抜け出る
のを防止することができる。
【0039】(第2実施形態)以下、各実施形態では、
上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。図
4及び図5に示すように、切り欠き部19を閉鎖する位
置、第2実施形態では各幅狭部20には閉鎖部としての
変形防止部材35が設けられている。その変形防止部材
35は、各幅狭部20の対向する内側面のうち、一方の
内側面から他方の内側面に向かって延びるように基端部
が片持ち支持されて形成されている。それらの変形防止
部材35の基端部は幅狭に形成されてヒンジ36となっ
ている。
【0040】そして、ボックス本体13の開口側から切
り欠き部19内へのケーブル11の通過を可能とすべ
く、そのヒンジ36により変形防止部材35を切り欠き
部19内奥方、つまり、幅広部21方向へ折曲げ変形可
能になっている。また、曲げられた変形防止部材35を
原形状に復帰することができるようになっている。変形
防止部材35の先端部と対向する他方の内側面との間に
は隙間を有し、その隙間により変形防止部材35の曲げ
及び戻しの変形操作を補助する補助手段が構成されてい
る。
【0041】配線用ボックス12の開口側の両短側壁1
5に沿う位置には、両長側壁16の端面及び固定部30
の端面にかけて、帯状をなす被探知部としての被探知用
フィルム(以下、単にフィルムと称す)37が貼着され
ている。各固定孔31の開口はこのフィルム37により
閉塞されている。
【0042】フィルム37は塩化ビニル樹脂層上にアル
ミニウム箔(以下、アルミ箔という)層、接着剤層及び
ポリエチレンテレフタレート層が積層されて厚さが40
μmに形成されている。金属材料のアルミ箔層は剛性と
可撓性を有しているため、例えばフィルム37が破断さ
れて変形した後、元の位置に復帰するようになってい
る。また、壁の裏側に配線用ボックス12が配置されて
いる場合、金属探知器によりフィルム37を探知して配
線用ボックス12の位置を確認することができるように
なっている。
【0043】ケーブル11を各幅狭部20の開口に対応
させたとき、そのケーブル11の軸線方向、つまり、幅
狭部20の開口の中心線上に位置するフィルム37の幅
方向の両側、図4において、フィルム37の上端縁及び
下端縁には、フィルム37の内方へ延びる切込部37a
が形成されている。
【0044】さて、第2実施形態の配線用ボックス12
の運搬時や保管時に、長側壁16側から外力が作用した
り、その周辺温度が非常に高くなったりした場合、変形
防止部材35の先端部が幅狭部20の他方の内側面に当
接する。そして、その変形防止部材35が対向面同士を
支持してボックス本体13の幅狭部20周辺の変形が受
け止められる。
【0045】第2実施形態の配線用ボックス12の使用
の際には、図5に示すように、ケーブル入り電線管25
のケーブル11の短辺側を幅狭部20の開口に対応させ
るとともに、その幅狭部20の開口の近傍に位置するフ
ィルム37に対応させる。そして、上端側又は下端側の
切込部37aをケーブル11により押圧する。又は切込
部37a間のフィルム37の中央部をケーブル11によ
り押圧する。
【0046】すると、フィルム37には切込部37aが
形成されているため、その部分だけフィルム37の他の
部分よりフィルム37の幅方向への長さが短くなり、破
断に対する強度が低くなっている。その結果、切込部3
7a間のフィルム37は容易に破断されるとともに、ボ
ックス本体13の底壁17方向へ押し開かれる。
【0047】さらに、ケーブル11又は指により変形防
止部材35を幅広部21方向へ押圧する。すると、図4
の2点鎖線に示すように、変形防止部材35は幅広部2
1方向へ弾性変形して折曲げられ、変形防止部材35に
よる切り欠き部19の閉鎖が解除されて切り欠き部19
とボックス本体13の開口が連通する。その結果、ケー
ブル11はボックス本体13の開口側から切り欠き部1
9内奥方へ通過可能となる。このとき、変形防止部材3
5の基端部のヒンジ36及び変形防止部材35の先端部
と幅狭部20の他方の内側面との間の隙間により変形防
止部材35の曲げ変形作業を容易に行うことができる。
【0048】次に、電線管24の端部を管接続部22の
開口部から管接続部22に嵌合させるとともに、ケーブ
ル11を変形防止部材35を通過させて幅広部21方向
へ移動させてケーブル11を幅広部21に配線させる。
フィルム37の端部は配線用ボックス12の開口側へ臨
むように復帰する。
【0049】さらに、図5に示すように、幅広部21方
向へ折曲げられた変形防止部材35を原形状に復帰させ
る。このときも、変形防止部材35のヒンジ36及び隙
間により変形防止部材35の戻し変形作業を容易に行う
ことができる。
【0050】その結果、変形防止部材35による抜け止
め作用とフィルム37とにより、幅広部21に配線され
たケーブル11が幅狭部20を通過して配線用ボックス
12から抜け出るのを抑制することができる。また、配
線用ボックス12の開口側に壁が設置された後も、戻さ
れた変形防止部材35により、熱等の外的要因によりボ
ックス本体13の幅狭部20周辺が変形したり破損を受
けたりするのを防止することができる。さらに、フィル
ム37は配線用ボックス12の開口側へ臨むように復帰
するため、壁形成後、金属探知器による配線用ボックス
12の探知作業を容易に行うことができる。
【0051】従って、第2実施形態の配線用ボックス1
2によれば、運搬時や保管時の外的要因等により、ボッ
クス本体13の幅狭部20周辺が変形したり破損したり
するのを変形防止部材35により防止することができ
る。そのため、幅狭部20及び幅広部21へのケーブル
11の配線作業、さらに管接続部22への電線管24の
端部の嵌合作業等を容易に行うことができるとともに、
ケーブル11の破損等を防止することができる。
【0052】また、変形防止部材35の基端部のヒンジ
36及び隙間とにより、ケーブル11の押圧又は指によ
り変形防止部材35の曲げ作業又は戻し作業を容易に行
うことができ、ケーブル11の幅狭部20及び幅広部2
1の通過作業を容易に行うことができる。さらに、原形
状に復帰した変形防止部材35により、切り欠き部19
内に配線されたケーブル11のボックス本体13の開口
側への抜けだしを規制することができる。
【0053】(第3実施形態)図6及び図7の(a)に
示すように、ボックス本体13の開口と切り欠き部19
との間を閉鎖する位置には、閉鎖部としての抜け止め部
材38が設けられている。この第3実施形態では、抜け
止め部材38は各幅狭部20において、対向する内側面
のうち一方の内側面から幅狭部20の延びる方向に沿っ
て基端部が片持ち支持されとともに、各短側壁15と同
じ面内に位置する平板状に形成されている。その抜け止
め部材38は基端部側を中心に、切り欠き部19内への
ケーブル11の貫通配線方向、つまり、ボックス本体1
3の内又は外方へ弾性変形可能に形成されている。一
方、抜け止め部材38は幅広部21からボックス本体1
3の開口側へ弾性変形不能に形成されている。
【0054】さて、第3実施形態の配線用ボックス12
の運搬時や保管時に、長側壁16側から外力が作用した
り、その周辺温度が非常に高くなったりした場合、抜け
止め部材38の先端側が幅狭部20の他方の内側面に当
接して、幅狭部20内の対向面同士を支持する。その結
果、ボックス本体13の切り欠き部19周辺の変形が受
け止められる。
【0055】配線用ボックス12の使用の際は、図7
(b)の2点鎖線に示すように、ケーブル11又は指に
より抜け止め部材38をボックス本体13の内方へ押圧
して弾性変形させる。すると、抜け止め部材38による
切り欠き部19の閉鎖が解除されて、切り欠き部19が
ボックス本体13の開口と連通する。次に、電線管24
の端部を管接続部22の開口部から管接続部22に嵌合
させるとともに、ケーブル11を幅狭部20さらに、弾
性変形された抜け止め部材38を通過させて幅広部21
方向へ移動させてケーブル11を幅広部21に配線させ
る。
【0056】さらに、図7(c)に示すように、幅広部
21方向へ弾性変形された抜け止め部材38が自身の弾
性力により原形状に復帰して元の状態に戻る。その結
果、抜け止め部材38が、ボックス本体13の開口と切
り欠き部19との間を閉鎖し、幅広部21に配線された
ケーブル11が切り欠き部19を通過してボックス本体
13の開口側へ抜け出るのが規制される。
【0057】このとき、抜け止め部材38は幅狭部20
の延びる方向に沿って片持ち支持されとともに、各短側
壁15と同じ面内に位置する平板状に形成されている。
そのため、その抜け止め部材38が切り欠き部19から
ボックス本体13の開口方向へ弾性変形するのが防止さ
れる。
【0058】従って、第3実施形態の配線用ボックス1
2によれば、例えば、幅広部21に配線されたケーブル
11をボックス本体13の開口側へ引っ張ったとき、抜
け止め部材38は、ボックス本体13の開口側へ変形し
ない。そのため、ケーブル11が幅広部21から幅狭部
20を介して配線用ボックス12の開口側へ抜け出るの
を防止することができる。それと同時に、管接続部22
に接続された電線管24が同管接続部22から飛び出る
のを防止することができる。その結果、配線用ボックス
12からケーブル11及び電線管24が勢いよく飛び出
て、その開口側に設けられた壁にケーブル11及び電線
管24が勢いよく当たってその壁が損傷を受けるのを防
止することができる。
【0059】尚、前記実施形態を次のように変更して具
体化することも可能である。 ・ 各実施形態において、ケーブル11のみを配線用ボ
ックス12に接続してもよい。このように構成した場合
も、ケーブル11を、ボックス本体13の開口側からス
ライドさせてボックス本体13の開口から切り欠き部1
9の幅狭部20、変形防止部材35又は抜け止め部材3
8、さらに管接続部22の開口部を通過して配線され
る。従って、ケーブル11を配線用ボックス12に容易
にかつ速やかに配線することができる。
【0060】・ 各実施形態において、各幅狭部20及
び各幅広部21のうち少なくともいずれか一方に図8に
示すような変形防止部材35又は抜け止め部材38を架
設し、その両端部を幅狭に形成してヒンジ36を形成す
る。さらに、変形防止部材35又は抜け止め部材38の
中間部を肉薄に形成して、ケーブル11の幅狭部20及
び各幅広部21の通過作業を補助する補助手段を構成し
てもよい。このように構成した場合、変形防止部材35
又は抜け止め部材38により配線用ボックス12の運搬
時や保管時の外的要因等により、ボックス本体13の幅
狭部20や幅広部21の周辺が変形したり破損したりす
るのを防止することができる。さらに、変形防止部材3
5又は抜け止め部材38のヒンジ36及び補助手段とに
より、ケーブル11の押圧により変形防止部材35又は
抜け止め部材38をその中間部から幅広部21へ容易に
押し開くことができる。加えて、原形状に復帰した変形
防止部材35又は抜け止め部材38により、切り欠き部
19からボックス本体13の開口側へのケーブル11の
抜け出しを規制することができる。
【0061】・ 各実施形態において、図9に示すよう
に、各幅狭部20及び各幅広部21のうち少なくともい
ずれか一方の両側面から内方へ互いに対向するように延
びる変形防止部材35又は抜け止め部材38を形成し、
その両基端部を幅狭に形成してヒンジ36を形成する。
さらに、両変形防止部材35又は抜け止め部材38の先
端部間に、ケーブル11の幅狭部20及び各幅広部21
の通過作業を補助する補助手段としての隙間を構成して
もよい。このように構成した場合、変形防止部材35又
は抜け止め部材38により配線用ボックス12の運搬時
や保管時の外的要因等により、ボックス本体13の幅狭
部20や幅広部21の周辺が変形したり破損したりする
のを防止することができる。両変形防止部材35又は抜
け止め部材38の基端部のヒンジ36及び補助手段とし
ての隙間により、ケーブル11の押圧により両変形防止
部材35又は抜け止め部材38を幅広部21方向へ容易
に押し開くことができる。加えて、原形状に復帰した変
形防止部材35又は抜け止め部材38により、切り欠き
部19からボックス本体13の開口側へのケーブル11
の抜け出しを規制することができる。
【0062】・ 第1実施形態又は第3実施形態におい
て、図10に示すように、切り欠き部19の幅広部21
を一対の短側壁15にそれぞれ形成し、その幅広部21
から幅狭部20を短側壁15から底壁17にかけて連通
形成する。切り欠き部19の外方位置に管接続部22
が、その開口部を底壁17側に開口するように突出形成
する。このとき、底壁17に位置する幅狭部20の長さ
を、ケーブル入り電線管25の電線管24を管接続部2
2に接続したとき、電線管24の端部から突出したケー
ブル11の長さとほぼ同じ又は底壁17全長にわたって
形成する。
【0063】このように構成した場合、ケーブル入り電
線管25の端部を管接続部22に接続したとき、ケーブ
ル11は底壁17に形成された切り欠き部19の幅狭部
20を通過してボックス本体13内に配線される。その
ため、ケーブル11をボックス本体13内に容易に配線
することができる。
【0064】また、図10の2点鎖線に示すように、各
幅狭部20及び各幅広部21のうち少なくともいずれか
一方に第2実施形態の変形防止部材35、図8及び図9
のいずれか1つの変形防止部材35を延出形成する。さ
らに、図示しないが、ボックス本体13の開口側の両短
側壁15に沿う位置の両長側壁16間にフィルム37を
貼着してもよい。
【0065】このように構成した場合も、配線用ボック
ス12の運搬時や保管時に外的要因等により、ボックス
本体13の幅狭部20や幅広部21周辺が変形したり破
損したりするのを変形防止部材35により防止すること
ができる。また、壁形成後の金属探知器による配線用ボ
ックス12の探知作業をフィルム37により容易に行う
ことができる。
【0066】・ 第1又は第3実施形態において、図1
1に示すように、短側壁15に電線管24の外径とほぼ
対応する円形状の幅広部21を形成し、その幅広部21
に連通するとともに、電線管24の外径にほぼ対応す
る、管接続部としての管接続孔32を短側壁15から底
壁17にかけて切り欠き形成する。さらに、その管接続
孔32からケーブル入り電線管25の電線管24の端部
を嵌合したとき、電線管24から突出するケーブル11
とほぼ同じ長さ又は図13に示すように、底壁17全長
にわたって、幅狭部20を管接続孔32から連通して底
壁17に切り欠き形成してもよい。なお、幅広部21の
内周縁には突条23が形成され、幅広部21がやや縮径
する位置には、規制手段としての一対の規制片33が形
成されている。
【0067】このように構成した場合、まず、ケーブル
入り電線管25の電線管24を管接続孔32から幅広部
21方向へ無理嵌めすると、一対の規制片33により電
線管24の横方向への抜け出しが規制される。それと同
時に突条23が電線管24の凹条26に係合して上方へ
の抜け出しを防止する。また、ケーブル11は幅狭部2
0を通過してボックス本体13内に収容される。従っ
て、実施形態と同様の効果を発揮させることができると
ともに、管接続部22を省略したため、材料の節約を図
ることができる。
【0068】また、図11の2点鎖線に示すように、幅
狭部20、幅広部21及び管接続孔32の少なくとも一
つに第2実施形態の変形防止部材35、図8及び図9の
いずれか1つの変形防止部材35を延出形成する。さら
に、図示しないが、ボックス本体13の開口側の両短側
壁15に沿う位置の両長側壁16間にフィルム37を貼
着してもよい。
【0069】このように構成した場合も、配線用ボック
ス12の運搬時や保管時の外的要因等により、幅狭部2
0、幅広部21及び管接続孔32の周辺が変形したり破
損したりするのを変形防止部材35により防止すること
ができる。また、壁形成後の金属探知器による配線用ボ
ックス12の探知作業をフィルム37により容易に行う
ことができる。
【0070】・ 各実施形態において、図10又は図1
1に示す構成をボックス本体13の長側壁16側に設け
てもよい。 ・ 各実施形態において、ケーブル入り電線管25を使
用せずに、まず、施工時に電線管24内に別体のケーブ
ル11を挿通し、電線管24の端部からケーブル11を
所定長さ突出させた後、配線用ボックス12に電線管2
4とケーブル11を接続してもよい。このように構成し
た場合も、切り欠き部19からケーブル11をボックス
本体13に容易かつ速やかに配線することができる。
【0071】・ 各実施形態において、電線管24内
に、ケーブル11に接続され、そのケーブル11の引き
入れに使用される呼び線を挿通するとともに、電線管2
4の端部から呼び線を突出させた状態で、呼び線入りの
電線管24を管接続部22に接続してもよい。このよう
に構成した場合も、電線管24を管接続部22に接続す
ると同時に、切り欠き部19から呼び線をボックス本体
13に容易に配線することができる。その結果、呼び線
が電線管24内に入り込むのを防止することができる。
従って、呼び線を引っ張ることによりケーブル11を配
線用ボックス12内に容易に引き込むことができ、作業
時間の短縮を図ることができる。
【0072】・ 各実施形態において、図10の2点鎖
線に示すように、管接続部22の開口部にスリット34
を形成してもよい。このように構成した場合、電線管2
4を開口部から嵌合したとき、管接続部22の開口部は
スリット34により外方へ拡がりやすくなり、電線管2
4を管接続部22に容易に嵌合することができる。
【0073】・ 各実施形態において、図12に示すよ
うに、各管接続部22の外方側の中間部に、開口から管
接続部22の奥方へ、管接続部22の周方向に沿ってス
リット34を形成する。そのスリット34より先端部側
の管接続部22の開口部の端部に、内方へ突出し、その
内周面が円弧状をなす規制部39を形成する。また、そ
の規制部39が対向する管接続部22の内周面に、管接
続部22の横方向に沿って突条23を突出形成してもよ
い。さらに、ボックス本体13の開口側の両短側壁15
に沿う位置の両長側壁16間にフィルム37を貼着し、
幅狭部20及び幅広部21の少なくとも一方に第2実施
形態の変形防止部材35、図8及び図9のいずれか1つ
の変形防止部材35を延出形成してもよい。
【0074】このように構成した場合、管接続部22の
開口部からケーブル11が挿通された電線管24を挿入
すると、管接続部22のスリット34より先端部側は電
線管24の挿入に伴い弾性変形して外方へ拡開し、電線
管24の挿入を容易に行うことができる。電線管24が
管接続部22に接続されたとき、管接続部22の開口の
規制部39が電線管24を管接続部22内方へ押圧し、
凹条26に突条23が強固に係止される。従って、突条
23及び規制部39により電線管24が、その軸線方向
及び側方へ抜け出るのを確実に防止することができる。
【0075】・ 各実施形態において、切り欠き部19
及び管接続部22を一方の短側壁15のみに形成しても
よい。又は切り欠き部19及び管接続部22を1箇所又
は3箇所以上形成してもよい。それらに変形防止部材3
5又は抜け止め部材38を形成してもよい。
【0076】・ 各実施形態において、管接続部22の
開口部の開口幅を電線管24の外径とほぼ同じ又はわず
かに広く形成し、ケーブル入り電線管25の電線管24
の端部を管接続部22の開口部から挿入し、その後、粘
着テープ、針金等により開口部を閉鎖してもよい。又は
電線管24の端部の外周面又は端面と管接続部22の内
周面又は短側壁15の外面とを接着剤等により接合して
もよい。このように構成した場合、管接続部22に接続
された電線管24が抜け出るのを防止することができ
る。
【0077】・ 第2実施形態において、配線用ボック
ス12にケーブル11を配線する際、変形防止部材35
を折り取って除去してもよい。 ・ 第1又は第3実施形態において、ボックス本体13
の開口側の両短側壁15に沿う位置に両長側壁16間に
フィルム37を貼着してもよい。このように構成した場
合、壁形成後の金属探知器による配線用ボックス12の
探知作業をフィルム37により容易に行うことができ
る。
【0078】・ 第2実施形態において、少なくとも一
方のフィルム37において、どちらか一方の切り欠き部
19のみに対応するように切込部37aを形成してもよ
い。 ・ 第2実施形態において、少なくとも一方のフィルム
37において、どちらか一方の短側壁15側の端縁のみ
に切込部37aを形成してもよい。
【0079】・ 第2実施形態において、少なくとも一
方のフィルム37において、どちらか一方の切り欠き部
19のみに対応するように、フィルム37の幅方向に延
びるようにフィルム37の中心に切込部37aを形成し
てもよい。このように構成した場合も、フィルム37を
ケーブル11等により押圧したとき、フィルム37を容
易に破断することができる。
【0080】・ 第2実施形態において、少なくとも一
方のフィルム37において、どちらか一方の切り欠き部
19のみに対応するように、フィルム37の幅方向全体
に延びるようにフィルム37の中心に切り込みを形成
し、フィルム37を予め破断しておいてもよい。このよ
うに構成した場合も、ケーブル11がフィルム37を容
易に通過することができる。
【0081】・ 第2実施形態において、配線用ボック
ス12の両端部において、一対の長側壁16の端面の対
向する位置から所定幅及び所定の厚みを有する被押圧部
を延設し、その被押圧部の先端を短側壁15に沿って固
定部30方向へ延長し、その他端を固定部30に接合し
ない。そして、被押圧部の長側壁16側の基端部におい
て、その配線用ボックス12側を肉薄に形成して被押圧
部にヒンジを設け、被押圧部を折り曲げ可能に構成す
る。さらに、被押圧部の配線用ボックス12の開口側に
被探知用フィルム37、金属板等の被探知部材を設けて
被探知部を構成してもよい。また、ヒンジを有する被押
圧部を金属材料により形成し、その基端部を一対の長側
壁16の端面の対向する位置に接合してもよい。
【0082】・ 第3実施形態において、抜け止め部材
38の基端部を、別体のヒンジにより、切り欠き部19
の内側面に取り付けて抜け止め部材38を変形可能に形
成してもよい。
【0083】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記切り欠き部はボックス本体の開口側が、ボック
ス本体内に配線されるケーブル等の外径よりわずかに広
く形成され、底壁側が開口側の切り欠き部及び前記ケー
ブル等の外径より幅広に形成される請求項1〜請求項9
のいずれかに記載の配線用ボックス。
【0084】このように構成した場合、電線管を配線用
ボックスに接続すると同時に、ケーブル等を配線用ボッ
クスに配線したとき、切り欠き部の開口側は底壁側より
幅が狭いため、ケーブル等が切り欠き部から簡単に抜け
出るのを防止することができる。
【0085】・ 前記管接続部は合成樹脂材料によりほ
ぼ円弧状をなし、その開口部の開口幅が電線管の外径よ
りわずかに狭く形成されるとともに、切り欠き部の開口
方向へ開口形成される請求項1〜請求項9のいずれかに
記載の配線用ボックス。
【0086】このように構成した場合、管接続部の開口
部から電線管を嵌入したとき、開口部は外方へ拡がると
ともに、電線管の通過後に元の状態に戻る。そのため、
電線管の管接続部の開口部からの抜け出しを防止するこ
とができる。
【0087】・ 前記管接続部の内周面と電線管の外周
面には、管接続部に接続された電線管の抜け出しを規制
する規制手段を設けた請求項1〜請求項9のいずれかに
記載の配線用ボックス。
【0088】このように構成した場合、電線管を管接続
部に嵌合したとき、規制手段により電線管の抜け出しを
防止することができる。 ・ 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の配線用ボッ
クスの開口が建築物の壁表側に臨むように、建築物を構
築するための構造体に取り付け、ボックス本体の開口側
に臨む切り欠き部からケーブル等をボックス本体内に配
線するとともに、同ケーブル等が挿通された電線管を管
接続部の開口部から挿入する配線用ボックスの使用方
法。
【0089】このように構成した場合、電線管とその電
線管内に挿通されたケーブル等とを配線用ボックスに容
易かつ速やかに接続、配線することができる。 ・ 前記変形防止部材は、ケーブル等の切り欠き部内へ
の挿入に伴い弾性変形するとともに、ケーブル等の通過
後に原形状に復帰する請求項5〜請求項7のいずれかに
記載の配線用ボックス。
【0090】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の配線用ボックスによれば、電線管とその電線管内に
挿通されたケーブル等とを容易かつ速やかに接続、配線
することができる。
【0091】請求項2に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、管接続部
に電線管を接続しても、電線管の端部はボックス本体内
に位置しないため、ボックス本体内のスペースを広くし
て、ボックス本体内でのケーブル等と配線器具との接続
作業等を容易に行うことができる。
【0092】請求項3に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加
え、ケーブル等が挿通された電線管を管接続部に接続す
るとき、ケーブル等はボックス本体の開口から切り欠き
部を通過してボックス本体内に配線される。そのため、
ケーブル等がボックス本体に当たって、電線管内に入り
込むのを防止することができるとともに、容易に配線す
ることができる。また、ボックス本体周辺の障害物が障
害にならず、ケーブル等を開口から容易に接続、配線す
ることができる。
【0093】請求項4に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明の
効果に加え、例えば、ボックス本体の変形や切り欠き部
に貫通配線されたケーブル等のボックス本体開口側への
抜け出しを規制することができる。
【0094】請求項5に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、配線用ボ
ックスの運搬や保管時に、外力や熱等の外的要因が作用
した場合、変形防止部材により配線用ボックスが変形し
たり、破損を受けたりするのを防止することができる。
【0095】請求項6に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項5に記載の発明の効果に加え、ケーブル
等の切り欠き部への貫通配線作業を容易に行うことがで
きる。
【0096】請求項7に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項5又は請求項6に記載の発明の効果に加
え、ケーブル等の切り欠き部への貫通配線作業をより一
層容易に行うことができる。
【0097】請求項8に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、ケーブル
等が切り欠き部からボックス本体の開口側へ抜け出るの
を規制することができる。
【0098】請求項9に記載の発明の配線用ボックスに
よれば、請求項8に記載の発明の効果に加え、例えば、
切り欠き部に貫通配線されたケーブル等を、ボックス本
体の開口側へ勢いよく引っ張ったとき、抜け止め部材が
ボックス本体の開口側へ変形せず、ケーブル等が切り欠
き部からボックス本体開口側へ飛び出るのを防止するこ
とができる。従って、ボックス本体の開口側に設けられ
た壁等にケーブル等が当たって、壁等が損傷を受けるの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の配線用ボックスを示す斜視図。
【図2】配線用ボックスを柱に取り付けた状態を示す正
面図。
【図3】配線用ボックスにケーブル入り電線管を接続す
る状態の斜視図。
【図4】第2実施形態の配線用ボックスを示す斜視図。
【図5】配線用ボックスにケーブル入り電線管を接続す
る状態の斜視図。
【図6】第3実施形態の配線用ボックスを示す斜視図。
【図7】(a)は第3実施形態の配線用ボックスを示す
部分正面図、(b)は抜け止め部材を弾性変形させた状
態を示す部分正面図、(c)は第3実施形態の配線用ボ
ックスにケーブルを配線した状態を示す平面図。
【図8】変形防止部材又は抜け止め部材の別例を示す平
面図。
【図9】変形防止部材又は抜け止め部材の別例を示す平
面図。
【図10】配線用ボックスの別例を示す部分斜視図。
【図11】配線用ボックスの別例を示す部分斜視図。
【図12】配線用ボックスの別例を示す部分斜視図。
【図13】配線用ボックスの別例を示す背面図。
【符号の説明】
11…ケーブル、12…配線用ボックス、13…ボック
ス本体、18…周壁、19…切り欠き部、22…管接続
部、24…電線管、35…閉鎖部としての変形防止部
材、38…閉鎖部としての抜け止め部材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する有底箱状に形成されたボッ
    クス本体の周壁に、電線管の端部が側方から挿入可能な
    開口部を有し、同開口部から挿入された電線管をボック
    ス本体に接続する管接続部を設けるとともに、その管接
    続部への電線管の接続により、その電線管内に挿通され
    て電線管の接続端部から突出したケーブル等をボックス
    本体内に収容可能とするように、前記ケーブル等が通過
    可能な切り欠き部をボックス本体の周壁に設けた配線用
    ボックス。
  2. 【請求項2】 前記管接続部はボックス本体の周壁から
    突出形成されている請求項1に記載の配線用ボックス。
  3. 【請求項3】 前記開口部及び切り欠き部はボックス本
    体の開口側に臨むように形成されている請求項1又は請
    求項2に記載の配線用ボックス。
  4. 【請求項4】 前記切り欠き部を閉鎖する位置には、前
    記ボックス本体の開口側から切り欠き部内へのケーブル
    等の通過を可能とすべく変形又は除去可能な閉鎖部が設
    けられている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の配
    線用ボックス。
  5. 【請求項5】 前記閉鎖部は、ボックス本体の変形を防
    止する変形防止部材である請求項4に記載の配線用ボッ
    クス。
  6. 【請求項6】 ボックス本体の開口側から切り欠き部内
    奥方へのケーブル等の通過を可能とすべく前記変形防止
    部材は変形又は除去可能に設けられている請求項5に記
    載の配線用ボックス。
  7. 【請求項7】 前記変形防止部材はケーブル等の切り欠
    き部の通過に伴う変形又は除去を補助する補助手段を備
    えている請求項5又は請求項6に記載の配線用ボック
    ス。
  8. 【請求項8】 前記閉鎖部は、ボックス本体の開口側か
    ら切り欠き部内へのケーブル等の通過を可能とすべく変
    形可能であるとともに、切り欠き部内に配線されたケー
    ブル等の切り欠き部からボックス本体の開口側への抜け
    出しを規制する抜け止め部材である請求項4に記載の配
    線用ボックス。
  9. 【請求項9】 前記抜け止め部材は、切り欠き部へのケ
    ーブル等の貫通配線方向へ弾性変形可能に形成され、切
    り欠き部からボックス本体の開口側方向へ弾性変形不能
    に形成されている請求項8に記載の配線用ボックス。
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