JPH0711822U - 電設用ボックス - Google Patents

電設用ボックス

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JPH0711822U
JPH0711822U JP4061093U JP4061093U JPH0711822U JP H0711822 U JPH0711822 U JP H0711822U JP 4061093 U JP4061093 U JP 4061093U JP 4061093 U JP4061093 U JP 4061093U JP H0711822 U JPH0711822 U JP H0711822U
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俊雄 広渡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタを使わずに電線保護管をワンタッチ
式に電設用ボックスに接続できるようにする。 【構成】 ボックス本体1における外壁の所定箇所に、
保護管保持用口部2とそれにつながる切欠口部22とを
設け、電線保護管Bを半径方向に動かすることにより切
欠口部22から保護管保持用口部2に嵌合することがで
きるようにする。保護管保持用口部2は、電線保護管B
における環状溝92aの溝底直径と同一径または略同一
径で厚さを環状溝92aに嵌合可能な寸法に定めてあ
る。切欠口部22に突片3を設け、突片3によって保護
管保持用口部2から電線保護管Bが抜けないようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スイッチボックスや電線引廻しボックスなどの電設用ボックスに関 する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電設用ボックスは、スイッチボックスや電線引廻し用ボックスなどに 用いられ、合成樹脂で作られた中空のボックス本体の側壁や底壁などに開設した 口部から内部空間に電線が導入されるようになっている。
【0003】 従来、住宅用スイッチボックスのような弱電路に用いられる電設用ボックスに おいては、電線の挿通された保護管と上記ボックスとをコネクタを介して接続し 、そのコネクタを通して上記電線をボックスの内部空間に導入していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、コネクタを介してボックスと保護管とを接続することは、コネクタ が余分に必要になり、それだけコスト高になるという問題があるばかりでなく、 コネクタをボックス側や保護管側に接続するという余分な煩わしい作業を行うこ とを余儀なくされるという問題があった。
【0005】 本考案は以上の問題にかんがみてなされたものであり、コネクタを使わずに保 護管を所謂ワンタッチ式にボックスに接続することができるようにすることによ って、コネクタを省略してコスト低減を図り、同時に煩わしいコネクタの接続作 業を省略することのできる電設用ボックスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の電設用ボックスは、内部空間に電線が導入される中空のボッ クス本体における外壁の所定箇所に、端部近傍箇所に環状溝を有する合成樹脂製 の電線保護管における上記環状溝の溝底直径と同一径または略同一径で厚さが上 記環状溝に嵌合可能な寸法に定められた保護管保持用口部が設けられ、この保護 管保持用口部における周方向の所定箇所が切欠かれてその切欠口部が上記外壁の 端縁で開放されていると共に、その切欠口部を通して上記保護管が径方向で上記 保護管保持用口部に抜き差し可能となされ、上記切欠口部の開口幅を上記保護管 における環状溝の溝底直径よりもやゝ小さい寸法になるように狭めかつ上記保護 管の環状溝に嵌合可能な厚さ寸法を有する突片が上記保護管保持用口部における 切欠口部に設けられているものである。
【0007】 請求項2に記載の電設用ボックスは、請求項1のものにおいて、保護管保持用 口部と切欠口部とを塞ぎかつ押圧力を加えることによりそれらの口部から分断さ れる蓋板が、ボックス本体と一体に設けられているものである。
【0008】 請求項3に記載の電設用ボックスは、内部空間に電線が導入される合成樹脂製 の中空のボックス本体における外壁の所定箇所に、端部近傍箇所に環状溝を有す る電線保護管における上記環状溝の溝底直径と同一径または略同一径で厚さが上 記環状溝に嵌合可能な寸法に定められた保護管保持用口部が設けられ、この保持 用口部の周縁部が、上記保護管の端部の外周直径よりも小さくない直径を持つ仮 想円で取り囲まれる範囲内において、ボックス本体の内方に向けて弾性撓み変形 可能な複数の突片に分割されているものである。
【0009】
【作用】
請求項1の構成の電設用ボックスにおいて、電線保護管の端部をその径方向に 動かしてボックス本体側の切欠口部に差し込み、その保護管の環状溝に突片を嵌 合させて径方向に押し込むと、保護管またはボックス本体が弾性変形して保護管 が突片を乗り越える。これにより、保護管の環状溝にボックス本体側の保護管保 持用口部が嵌合し、保護管がボックス本体に保持される。このように保護管の環 状溝にボックス本体側の保護管保持用口部が嵌合していると、保護管が押し引き 作用を受けてもその保護管がボックス本体から離脱したりボックス本体の内部に 押し込まれたりすることがなく、また、保護管が切欠口部側へ引き抜かれるよう な作用を受けても、突片によって保護管の引抜きが阻止される。
【0010】 請求項2の構成の電設用ボックスにおいて、保護管保持用口部と切欠口部とを 塞いでいる蓋板に押圧力を加えると、その蓋板が保護管保持用口部や切欠口部か ら分断されるので保護管保持用口部や切欠口部が開放する。したがって、上記の ようにして電線保護管を保護管保持用口部に接続することが可能になる。また、 保護管保持用口部や切欠口部から分断されていない蓋板は、使わない保護管保持 用口部や切欠口部を塞いでおくための盲蓋としてのみならず、保護管保持用口部 や切欠口部を設けたことによるボックス本体の強度低下を抑制する強度維持部材 としての機能を発揮する。
【0011】 請求項3の構成の電設用ボックスにおいて、電線保護管の端部を複数の突片に 押し当ててから押し込むと、保護管の端部がそれらの突片を押してボックス本体 の内方に向けて弾性的に撓み変形させる。そして、保護管が所定の長さだけボッ クス本体の内部に押し込まれると、それらの突片が弾性により元位置に復帰して 保護管の環状溝に嵌合する。このように保護管の環状溝にボックス本体側の複数 の突片が嵌合していると、保護管が押し引き作用を受けてもその保護管がボック ス本体から離脱したりボックス本体の内部に押し込まれたりすることはない。
【0012】
【実施例】
図1は請求項1の考案の実施例による合成樹脂製の電設用ボックスAとそれに 接続される合成樹脂製の電線保護管Bを示した概略斜視図である。
【0013】 保護管Bは同一径のリング状山部91と同一径のリング状谷部92とが繰り返 し連続された、比較的剛性の高い可撓性を備える管であり、この保護管Bはコン クリートや地中などに埋設したり、あるいは露出したりして敷設され、その内部 に挿通される電線を保護する機能を有している。この保護管Bにおいて、端部近 傍箇所の任意の谷部92が後述する環状溝として利用される。したがって、以下 の説明では、環状溝に符号92aを付すことにする。
【0014】 ボックスAは、その外壁としての底壁11および4つの側壁12…によって一 面開放の箱形に成形されたボックス本体1を有しており、その外壁である所定の 側壁12に円形の保護管保持用口部2が開設されている。図1には1つの側壁1 2に大きさの異なる2つの保護管保持用口部2,2が開設されたものを示してあ り、各保護管保持用口部2,2の直径はそれぞれに対応する保護管Bの谷部92 の谷底直径(すなわち環状溝92aの溝底直径)に合わせてある。すなわち、保 護管保持用口部2の直径は、保護管Bにおける環状溝92aの溝底直径と同一径 または略同一径に定められている。また、保護管保持用口部2はその周縁部を面 取りすることにより薄肉化されており、その薄肉部21の厚さが上記環状溝92 aに嵌合可能な寸法に定められている。なお、図1には下側の保護管保持用口部 2に対応する保護管Bだけを示してあり、上側の保護管保持用口部2に対応する 保護管については図示省略してある。
【0015】 上記保護管保持用口部2はその周方向の所定箇所が切欠かれており、その切欠 口部22が一様幅で底壁11側に延び出して側壁12の端縁で開放されている。 また、底壁11には上記切欠口部22につながる開口部23が開設されている。 そして、上記切欠口部22や開口部23の開口幅は、保護管Bにおける環状溝9 2aの溝底直径に合わせてある。この実施例においては、切欠口部22や開口部 23の開口幅を保護管Bにおける谷部92の谷底直径、すなわち環状溝92aの 溝底直径と同一か、それよりもわずかに小さな寸法に定めてある。
【0016】 ここで、切欠口部22や開口部23の開口幅は、保護管Bを図1の矢印Rのよ うに径方向に動かして差し込んだり、図示していないが、切欠口部22から保護 管Bを矢印Rで示す方向の反対方向に動かして抜き出したりすることができる大 きさであることが必要であり、また、そのような大きさであればよい。したがっ て、切欠口部22や開口部23の適切な開口幅には、保護管Bにおける山部91 の直径(外周直径)よりも大きな寸法の開口幅が含まれることは勿論、山部91 の外径と同一寸法の開口幅や、環状溝92aの溝底直径と同一寸法の開口幅も含 まれる。さらに、保護管Bやボックス本体1はそれら自体が一定の範囲で弾性撓 み変形可能であるので、保護管Bまたはボックス本体1が弾性撓み変形をした状 態で保護管Bが切欠口部22や開口部23に抜き差し可能な開口幅であってもよ く、したがって、切欠口部22や開口部23の開口幅は環状溝92aの溝底直径 よりもわずかに小さな寸法の開口幅であってもよい。
【0017】 上記切欠口部22の基部、すなわち切欠口部22側における切欠口部22と保 護管保持用口部2との境界箇所には、相対向して一対の突片3,3がボックス本 体1と一体に設けられている。これらの突片3,3は上記切欠口部22の開口幅 を保護管Bにおける環状溝92aの溝底直径よりもやゝ小さい寸法になるように 狭めるために設けられている。また、各突片3,3は保護管Bの環状溝92aに 嵌合可能な厚さ寸法を有している。
【0018】 図2は請求項2の考案の実施例による合成樹脂製の電設用ボックスの要部側面 図、図3は図2のIII−III矢視方向から見た電設用ボックスの正面図であ る。これらの図において、4は保護管保持用口部2を塞いでいる円形の蓋板、5 は切欠口部22と開口部23とを塞いでいるL形断面の蓋板である。保護管保持 用口部2を塞いでいる蓋板4はその外周部の2箇所が連絡片41,41によって 保護管保持用口部2の薄肉部21につながっている。また、切欠口部22と開口 部23とを塞いでいる蓋板5は、切欠口部閉塞部51の2箇所が連絡片53,5 3によって切欠口部22の端面につながり、開口閉塞部52の2箇所が連絡片5 4,54によって開口部23の端面につながっている。そして、蓋板4はそれを ボックス本体1の内方に向けて指で押圧することにより連絡片41,41を伴っ て破断して保護管保持用口部2から分断されるようになっており、また、蓋板5 はそれをボックス本体1の内方に向けて指で押圧することにより連絡片53,, 53,54,54を伴って破断して切欠口部22や開口部23から分断されるよ うになっており、それらの蓋板4,5を各口部2,22,23から分断して撤去 することによって保護管保持用口部2や切欠口部22や開口部23が開放される 。なお、図1の電設用ボックスAは、図2や図3で説明した蓋板4,5を撤去し た後の状態を示したものである。したがって、図2は蓋板4,5を撤去する前の 電設用ボックスの要部側面図に相当し、図3は図2のIII−III矢視方向か ら見た電設用ボックスの正面図に相当する。
【0019】 図1〜図3において、61はボックス本体1に一体に設けられた取付用座部、 62はたとえばスイッチパネル(不図示)を固定するための取付ねじ(不図示) の締付部である。
【0020】 図2や図3のように、保護管保持用口部2や切欠口部22や開口部23が蓋板 4,5で塞がれていると、それらが盲蓋として役立つので各口部2,22,23 からのごみなどの侵入が防止され、また、それらの蓋板4,5が連絡片41,5 3,54によって各口部2,22,23につながっていることにより、蓋板4, 5によって各口部2,22,23を設けたことによるボックス本体1の強度低下 が抑制される。
【0021】 電設用ボックスAに電線保護管Bを接続するときは、保護管Bを接続するため に必要になる保護管保持用口部2、および切欠口部22や開口部23を塞いでい る蓋板4,5だけを押圧してその蓋板4,5をそれらの口部2,22,23から 分断して撤去し、各口部2,22,23を開放する。そして、図1の矢印Rのよ うに保護管Bの端部をその径方向に動かして環状溝92aを所定の切欠口部22 と開口部23とに差し込み、さらに環状溝92aに突片3,3を嵌合させて径方 向に押し込む。このようにすると、保護管Bまたはボックス本体1が合成樹脂で 作られているためにそれらの一方または双方が弾性変形して保護管Bが突片3, 3を乗り越える。これにより、図4や図5のように保護管Bの環状溝92aが保 護管保持用口部2に嵌合し、保護管Bがボックス本体1の側壁12に保持される 。このように保護管Bの環状溝92aに保護管保持用口部2が嵌合していると、 保護管2が押し引き作用を受けてもその保護管Bがボックス本体1から離脱した りボックス本体1の内部に押し込まれたりすることがない。また、保護管Bが切 欠口部22側へ引き抜かれるような作用を受けても、図4で判るように突片3, 3によって保護管Bの引抜きが阻止される。
【0022】 この実施例では、保護管保持用口部2の直径が保護管Bにおける環状溝92a の溝底直径と同一径または略同一径に定められており、しかも、切欠口部22側 における切欠口部22と保護管保持用口部2との境界箇所に突片3,3が設けら れているので、保護管Bの環状溝92aの底面が保護管保持用口部2の内周端面 と突片3,3とによってがたつきなく、または押圧状態で挾み付けられて保護管 Bががたつきなく強固にボックス本体1に接続される。
【0023】 上記電設用ボックスAにおいて、保護管保持用口部2や切欠口部22を設ける 箇所や数は図示実施例に限定されるものではない。したがって、底壁11に設け ておいてもよく、そのようにすることによってボックス本体1の内部空間に導入 する電線についての方向性の規制が緩和される。また、2つの蓋体4,5を一体 物としてもよく、さらに突片3,3は1つだけであってもよい。
【0024】 図6は請求項3の考案の実施例による電設用ボックスの要部側面図、図7は図 6のVII−VII線に沿う拡大断面図である。
【0025】 この実施例において、合成樹脂製のボックス本体1の外壁である所定の側壁1 2に円形の保護管保持用口部2が開設されており、この保護管保持用口部2にお ける周縁部の一定角度間隔を隔てた複数箇所に切込み26が形成され、これらの 切込み26によって上記周縁部が弾性撓み変形可能な複数の突片25…に分割さ れている。これらの突片25…は、上記保護管Bの端部の外周直径よりも小さく ない直径を持つ仮想円で取り囲まれる範囲内に形成されている。また、複数の突 片25…の先端面によって形作られている口部、すなわち上記保護管保持用口部 2の直径は、上記電線保護管Bの環状溝92aの溝底直径と同一径または略同一 径に定められ、また、その口部2の厚さすなわち突片25…の厚さは上記環状溝 92aに嵌合可能な寸法に定められている。このような突片25は、それが合成 樹脂製であることにより、その合成樹脂に特有の弾力性を持っている。したがっ て、ボックス本体1の内方に向けて弾性撓み変形可能である。なお、ボックス本 体1において、保護管保持用口部2を除く部分については請求項1や請求項2の 電設用ボックスAに関して説明したところと同様である。
【0026】 この電設用ボックスに電線保護管Bを接続するときは、保護管Bの端部を複数 の突片25…に押し当ててから矢印Pのように押し込むと、保護管Bの端部によ り押し付けられた突片25…が図7に仮想線で示したようにボックス本体1の内 方に向けて弾性的に撓み変形する。そして、保護管Bが所定の長さだけボックス 本体1の内部に押し込まれると、図7に実線で示したようにそれらの突片25… が弾性により元位置に復帰して保護管Bの環状溝92aに嵌合する。このように 保護管Bの環状溝92aにボックス本体1側の複数の突片25…が嵌合している と、保護管Bが押し引き作用を受けてもその保護管Bがボックス本体1から離脱 したりボックス本体1の内部に押し込まれたりすることはない。
【0027】
【考案の効果】
請求項1の電設用ボックスによれば、保護管をボックス本体側の切欠口部を通 して径方向に押し込むことにより、その保護管の環状溝に保護管保持用口部を嵌 合させるという作業を行うだけで保護管をボックス本体に接続することができ、 しかも接続した状態では、保護管が押し引き作用を受けてボックス本体から離脱 したりボックス本体の内部に押し込まれたり、あるいは保護管が切欠口部側へ引 き抜かれたりするといった事態が生じないので、保護管をコネクタを使わずにボ ックス本体に強固にかつ確実に、しかもワンタッチ式に接続することができると いう効果がある。
【0028】 請求項2の電設用ボックスによれば、蓋板を押し付けて保護管保持用口部や切 欠口部が分断することにより、保護管をコネクタを使わずにボックス本体に強固 にかつ確実に、しかもワンタッチ式に接続することができるようになるという効 果がある。また、使わない保護管保持用口部と切欠口部においては蓋板がごみの 侵入などを防ぐ盲蓋として役立つ。さらに、分断されていない蓋板は、使わない 保護管保持用口部や切欠口部を設けたことによるボックス本体の強度低下を抑制 する強度維持部材としての機能を発揮するため、ボックス本体に多くの保護管保 持用口部や切欠口部を設けて多方向からの電線の導入や多数本の電線の導入に対 処し得るようにしておいても、ボックス本体の強度がそれほど低下しないという 効果がある。
【0029】 請求項3の電設用ボックスによれば、保護管の端部を複数の突片に押し当てて 押し込むだけで、保護管をコネクタを使わずにボックス本体に強固にかつ確実に 、しかもワンタッチ式に接続することができるという効果がある。また、この考 案においては、保護管保持用口部が、ボックス本体の外壁の端縁で開放された切 欠口部を有しないので、請求項1の電設用ボックスに比べてボックス本体の強度 低下が少なくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の考案の実施例による合成樹脂製の電
設用ボックスとそれに接続される合成樹脂製の電線保護
管を示した概略斜視図である。
【図2】請求項2の考案の実施例による電設用ボックス
の要部側面図である。
【図3】図2のIII−III矢視方向から見た電設用
ボックスの正面図である。
【図4】保護管を電設用ボックスに接続した状態を示す
要部の縦断側面図である。
【図5】保護管を電設用ボックスに接続した状態を示す
要部の縦断正面図である。
【図6】請求項3の考案の実施例による電設用ボックス
の要部側面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
A 電設用ボックス B 電線保護管 1 ボックス本体 2 保護管保持用口部 3 突片 4,5 蓋板 12 側壁(外壁) 22 切欠口部 25 突片 92a 環状溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間に電線が導入される中空のボッ
    クス本体における外壁の所定箇所に、端部近傍箇所に環
    状溝を有する合成樹脂製の電線保護管における上記環状
    溝の溝底直径と同一径または略同一径で厚さが上記環状
    溝に嵌合可能な寸法に定められた保護管保持用口部が設
    けられ、この保護管保持用口部における周方向の所定箇
    所が切欠かれてその切欠口部が上記外壁の端縁で開放さ
    れていると共に、その切欠口部を通して上記保護管が径
    方向で上記保護管保持用口部に抜き差し可能となされ、
    上記切欠口部の開口幅を上記保護管における環状溝の溝
    底直径よりもやゝ小さい寸法になるように狭めかつ上記
    保護管の環状溝に嵌合可能な厚さ寸法を有する突片が上
    記保護管保持用口部における切欠口部に設けられている
    ことを特徴とする電設用ボックス。
  2. 【請求項2】 保護管保持用口部と切欠口部とを塞ぎか
    つ押圧力を加えることによりそれらの口部から分断され
    る蓋板が、ボックス本体と一体に設けられている請求項
    1に記載の電設用ボックス。
  3. 【請求項3】 内部空間に電線が導入される合成樹脂製
    の中空のボックス本体における外壁の所定箇所に、端部
    近傍箇所に環状溝を有する電線保護管における上記環状
    溝の溝底直径と同一径または略同一径で厚さが上記環状
    溝に嵌合可能な寸法に定められた保護管保持用口部が設
    けられ、この保持用口部の周縁部が、上記保護管の端部
    の外周直径よりも小さくない直径を持つ仮想円で取り囲
    まれる範囲内において、ボックス本体の内方に向けて弾
    性撓み変形可能な複数の突片に分割されていることを特
    徴とする電設用ボックス。
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