JP3527121B2 - 配線用ボックス装置 - Google Patents

配線用ボックス装置

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JP3527121B2 JP03757899A JP3757899A JP3527121B2 JP 3527121 B2 JP3527121 B2 JP 3527121B2 JP 03757899 A JP03757899 A JP 03757899A JP 3757899 A JP3757899 A JP 3757899A JP 3527121 B2 JP3527121 B2 JP 3527121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スイッチ等の配
線器具が取り付けられる配線用ボックスと、その配線用
ボックスに配線器具を取り付ける配線器具取付用ビスと
よりなる配線用ボックス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、配線用ボックスは合成樹脂材料
により開口を有する四角箱状に形成され、その周壁には
ケーブルを配線用ボックス内に挿入可能な挿入孔が形成
されている。配線用ボックス内の両端部の対向する位置
には、開口に臨むよう配線器具取付部がそれぞれ形成さ
れている。
【0003】図6に示すように、配線器具取付部40の
端面中心には、奥方へ延びる挿通孔41が形成されてい
る。又は図7(a)に示すように、配線器具取付部40
の中心には、開口から内方中心へ傾斜する傾斜部43が
形成され、その傾斜部43の中央には、配線器具取付部
40内奥方へ延びるように、挿通孔41が形成されてい
る。配線器具取付部40内には挿通孔41に連なる収容
凹部46がそれぞれ形成され、その収容凹部46内には
ナット42が収容固定されている。そのナット42の中
心には雌ねじ孔42aが形成されている。
【0004】その挿通孔41が形成された配線用ボック
スの両端部には、挿通孔41及び雌ねじ孔42aの開口
を閉塞するように金属箔等により形成された閉塞フィル
ム44が貼着されている。配線用ボックス内の底壁面に
は保持部が突出形成され、その保持部には配線器具取付
用ビス45が保持されている。そして、配線器具を配線
用ボックスに取り付けるとき、前記保持部から取り外さ
れて使用される。
【0005】配線用ボックスの一側面には取付部が形成
され、その取付部には取付孔が形成されている。この取
付孔において、取付ねじを使用して壁裏側に構築された
柱に配線用ボックスが取り付けられる。さらに、その配
線用ボックス近傍に配置されたケーブルを、挿入孔から
配線用ボックスの内部に挿入配線する。
【0006】そして、その配線用ボックスの開口面側に
壁が形成される。真壁が形成される場合、配線用ボック
スの開口が壁表に臨むとともに、配線用ボックスの開口
面と真壁の表面とが面一となるように真壁形成用の塗壁
が塗られて形成される。このとき、閉塞フィルム44に
より塗壁が挿通孔41から雌ねじ孔42a内に入り込む
のが防止される。
【0007】また、大壁が形成される場合には、配線用
ボックスが取り付けられた柱が覆われるように大壁が配
置されるとともに、配線用ボックスの開口面が大壁に閉
鎖され、配線用ボックスが大壁の裏側に配置される。
【0008】配線用ボックスを使用する際、真壁の場合
には、その開口からスイッチ等の配線器具の取付作業が
直接行われる。一方、大壁の場合には、まず、大壁に配
線用ボックスの大きさに対応する孔を開ける。このと
き、大壁の表側から金属探知器を使用して閉塞フィルム
44の位置を探知することにより、配線用ボックスの位
置を確認することができる。次いで、配線用ボックスの
開口を大壁の表側に臨ませる。
【0009】そして、真壁及び大壁とも、まず、配線用
ボックス内に配線されたケーブルにスイッチ等の配線器
具を接続する。さらに、配線器具は配線器具保持用の配
線器具取付枠に保持される。この配線器具取付枠の上端
部及び下端部には、配線器具取付枠を配線用ボックスの
開口面に取り付けたとき、挿通孔41の位置に対応する
孔が形成されている。そして、その孔から挿通孔41に
配線器具取付用ビス45を挿通し、さらに、ナット42
の雌ねじ孔42aに挿通螺合して配線器具取付枠を介し
て配線器具が配線用ボックスに取り付け固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6及び図
7に示すように、挿通孔41の開口面は閉塞フィルム4
4により閉塞されている。そのため、ナット42の雌ね
じ孔42aに配線器具取付用ビス45を挿入螺合し、配
線器具取付枠を介して配線器具を取り付けるには、その
閉塞フィルム44を破って配線器具取付用ビス45を閉
塞フィルム44に貫通させなければならい。そのため
に、配線器具取付用ビス45により、挿通孔41上に位
置する閉塞フィルム44を押圧しつつ、配線器具取付用
ビス45を強制的にねじ込み、閉塞フィルム44を突き
破らなければならなかった。従って、その作業が困難で
あるとともに、作業性が非常に悪いという問題があっ
た。
【0011】また、図7(a)に示すように、挿通孔4
1の外周縁に傾斜部43が形成されていると、配線器具
取付用ビス45により閉塞フィルム44を押圧したと
き、図7(b)に示すように、閉塞フィルム44が傾斜
部43に沿って沈み込んでしまい、閉塞フィルム44を
突き破るのが非常に困難であり、作業性が非常に悪いと
いう問題があった。
【0012】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、閉塞フィルムを容易に突き破ることがで
き、配線用ボックスに対する配線器具の取付作業の効率
を向上させることができる配線用ボックス装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の配線用ボックス装置は、
開口を有する有底箱状をなし、前記開口に臨むように配
線器具取付用の雌ねじ部を設け、その雌ねじ部の開口が
閉塞フィルムにより閉塞された配線用ボックスと、前記
雌ねじ部に螺合されて配線器具を配線用ボックスに取り
付けるための配線器具取付用ビスとにより構成される配
線用ボックス装置であって、前記配線器具取付用ビスの
軸部の先端部からは、突破部が軸部の軸線方向へ円柱状
延設され、前記突破部が前記閉塞フィルムを破ると共
に前記雌ねじ部内に挿入されて、前記配線器具取付用ビ
スの軸部が雌ねじ部の軸線方向に案内されるように、前
記突破部の外径は前記雌ねじ部のねじ山の頂点により形
成される円の直径より若干小さく形成されているもので
ある。
【0014】請求項2に記載の発明の配線用ボックス装
置は、請求項1に記載の発明において、前記突破部の軸
部側には、その外径が雌ねじ部のねじ山の頂点により形
成される円の直径より若干小さい外径を有する案内部が
形成されると共に、前記突破部の先端側には、その外径
が先端に向かうに従い小さくなる先細部が形成されてい
ものである。
【0015】請求項3に記載の発明の配線用ボックス装
置は、請求項1に記載の発明において、前記突破部の軸
線方向への長さは、雌ねじ部の軸線方向への長さのほぼ
半分に形成されているものである。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、合成
樹脂製の配線用ボックス11は、有底四角箱状のボック
ス本体12に取付部13が一体形成されて構成されてい
る。上記ボックス本体12は、相対向する一対の短側壁
14、相対向する一対の長側壁15及びそれらの一端側
を閉塞する底壁16とにより前面が開口されて構成され
ている。
【0019】前記ボックス本体12の一対の短側壁14
にはボックス本体12の開口から底壁16方向へ、開口
側に臨む各一対の切り欠き部17と、その切り欠き部1
7に連通する円形状の挿入孔18とがそれぞれ形成され
ている。一対の短側壁14の内面において、各挿入孔1
8の外縁に沿ってほぼ円弧状に形成され、その開口部が
幅狭に形成された管接続部19が、その開口部をボック
ス本体12の開口側に開口するようにボックス本体12
の内方へ突出形成されている。管接続部19の内周面中
央には突条20が形成されている。
【0020】対向する一方の挿入孔18内には、一対
(一方は図示されない)の折り取り部21により連結さ
れ、挿入孔18を閉塞する円板状の連結部材としてのノ
ック部22が設けられている。このとき、折り取り部2
1は、ノック部22より幅が狭いとともに、厚みが薄く
形成されている。そのため、ノック部22をハンマー等
により叩いたとき、折り取り部21を容易に折ることが
でき、挿入孔18を速やかに開口することができるよう
になっている。その挿入孔18には図示されない電線管
が接続されるとともに、その電線管内にケーブルが配線
される。
【0021】一方の長側壁15の外面には所定厚さを有
するとともに、四角形状に形成された取付部13が突出
形成されている。その取付部13には長側壁15を貫通
して長孔状の取付孔23が所定間隔をおいて3箇所に形
成されている。そして、建築物を構築するための柱等に
対して、取付孔23からねじをねじ込むことにより、配
線用ボックス11を取付部13を介して柱等に取り付け
ることができるようになっている。
【0022】一対の短側壁14の内面側中央には、底壁
16から開口方向へ延び、その端面が開口に臨む円筒状
をなす配線器具取付部24が形成されている。図3
(a)、(b)に示すように、その配線器具取付部24
の中心には、開口から内方中心へ傾斜する傾斜部25が
形成されている。その傾斜部25の中央には、配線器具
取付部24の端面を貫通する挿通孔26が形成されてい
る。また、配線器具取付部24内には、前記挿通孔26
に連なる収容孔27が形成され、その収容孔27内には
ナット28が収容固定されている。そして、そのナット
28の中心には雌ねじ部としての雌ねじ孔28aが形成
されている。
【0023】図示されない配線器具取付枠は合成樹脂材
料等により矩形状に形成され、その中央にスイッチ等の
配線器具を保持可能になっている。この配線器具取付枠
の上下両端部には配線用ボックス11の挿通孔26に対
応する孔が形成されている。
【0024】図1に示すように、配線用ボックス11の
長さ方向の両端部において、一対の長側壁15間にわた
って、帯状をなす金属箔により形成された閉塞フィルム
30が貼着されている。各挿通孔26の開口はこの閉塞
フィルム30により閉塞されている。そして、配線用ボ
ックス11が柱に取り付けられ、その開口側に、例え
ば、真壁が形成される場合、閉塞フィルム30により真
壁形成用の塗壁が挿通孔26から雌ねじ孔28a内に入
り込むのを防止することができるようになっている。
【0025】また、閉塞フィルム30は金属箔により形
成されているため、例えば、大壁が形成された後に、大
壁の表側から金属探知器により大壁の裏側の配線用ボッ
クス11の位置を確認することができるようになってい
る。
【0026】一方の短側壁14の近傍の底壁16から
は、所定間隔をおいて開口方向へ3箇所に突出する可撓
性を有する保持部31が形成され、それらの間に保持凹
部32が2箇所に形成されている。各保持部31の保持
凹部32側には、保持部31の上下全体に延びるととも
に、保持凹部32方向へ突出する突出部33がそれぞれ
形成されている。
【0027】図2に示すように、金属材料製の配線器具
取付用ビス34(以下、単にビスと称する)は、雄ねじ
部35が形成された軸部34aと、その軸部34aの一
端側に形成された頭部34bとにより構成されている。
軸部34aの他端部からは軸部34aの軸線方向へ延び
る円柱状の突破部36が形成されている。
【0028】図3(b)に示すように、この突破部36
の外径は、前記雌ねじ孔28aのねじ山の頂点により形
成される円の直径より若干小さく形成されている。その
ため、挿通孔26から雌ねじ孔28a内へビス34を挿
通し、突破部36が雌ねじ孔28a内に入り込んだと
き、突破部36によりビス34を雌ねじ孔28aの軸線
方向に挿通することができるようになっている。また、
突破部36の軸線方向への長さは雌ねじ孔28aの軸線
方向への長さのほぼ半分に形成されている。
【0029】そして、対向する突出部33間にビス34
の軸部34aを嵌入することにより、各保持凹部32内
にビス34を挟持させることができ、配線用ボックス1
1とビス34とにより配線用ボックス装置37が構成さ
れる。
【0030】次に、上記配線用ボックス装置37の使用
方法について説明する。まず、建築物を構築するための
柱に対して、取付孔23からねじをねじ込んで配線用ボ
ックス11を取付部13を介して柱に取り付ける。そし
て、配線用ボックス11の挿入孔18内に、柱周辺に予
め配線されたケーブルを挿入するとともに、配線用ボッ
クス11内にケーブルを配線する。この状態で、配線用
ボックス11の開口側に大壁が配置され、配線用ボック
ス装置37が大壁の裏側に配置される。
【0031】配線器具を前記ケーブルに接続するとき
は、まず、金属探知器により配線用ボックス装置37の
位置を確認し、配線用ボックス11の大きさに対応する
孔を大壁に形成して、その開口を大壁の表側に臨ませ
る。
【0032】次に、配線用ボックス11内に配線された
ケーブルを大壁の表側に引き出して、その先端に配線器
具を接続する。そして、配線器具取付枠に配線器具を保
持させる。
【0033】続いて、保持凹部32間に保持されたビス
34を指でつまんで保持凹部32から取り外す。そし
て、配線器具取付枠の孔にビス34の軸部34aを挿通
し、図3(a)に示すように、ビス34の突破部36を
挿通孔26上に位置する閉塞フィルム30上に当接さ
せ、さらに、ビス34を押圧する。このとき、閉塞フィ
ルム30は傾斜部25に沿って沈み込むが、ビス34の
軸部34aの先端に形成された突破部36により閉塞フ
ィルム30を容易に突き破ることができる。
【0034】また、突破部36の外径は、ナット28の
雌ねじ孔28aのねじ山の頂点により形成される円の直
径より若干小さく形成されている。そのため、ビス34
が閉塞フィルム30を突き破った後、突破部36は雌ね
じ孔28a内に案内される。また、突破部36は雌ねじ
孔28aの軸線方向への長さのほぼ半分に形成されてい
るため、雌ねじ孔28a内に入り込むと同時に、ビス3
4は雌ねじ孔28aの軸線方向に案内される。
【0035】従って、ビス34に突破部36が形成され
ていない場合のように、軸部34aの雄ねじ部35がナ
ット28に当接し、ビス34が傾斜した状態で強制的に
雌ねじ孔28aに螺合されるのを防止することができ
る。また、挿通孔26の外縁に傾斜部25が形成されて
いても、ビス34の雄ねじ部35を雌ねじ孔28aに螺
合するとき、軸部34aが傾斜した状態で強制的に螺合
されるのが防止される。
【0036】その結果、配線器具取付枠が配線用ボック
ス11に対して傾斜して取り付けられ、配線器具自体も
傾斜して配線用ボックス11に取り付けられるのを防止
することができる。また、雌ねじ孔28aのねじ山又は
軸部34aの雄ねじ部35が損傷を受けて配線器具取付
枠の配線用ボックス11に対する取付が不可能になった
り、螺合強度が低下したりするのを防止することができ
る。
【0037】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ 実施形態の配線用ボックス装置37及び配線器具取
付用ビス34によれば、配線用ボックス11には、ビス
34が備えられ、そのビス34の軸部34aの他端部か
らは軸部34aの軸線方向へ延びる円柱状の突破部36
が形成されている。そのため、ビス34により閉塞フィ
ルム30を押圧したとき、突破部36により閉塞フィル
ム30を容易に突き破ることができる。従って、ビス3
4を雌ねじ孔28aに容易に螺合することができるとと
もに、配線器具取付枠を介して配線器具を配線用ボック
ス11に速やかに取り付け固定することができ、その作
業効率を向上させることができる。
【0038】・ 実施形態の配線用ボックス装置37に
よれば、ビス34の軸部34aの他端部からは軸部34
aの軸線方向へ延びる円柱状の突破部36が形成され、
この突破部36の外径は、ナット28の雌ねじ孔28a
のねじ山の頂点により形成される円の直径より若干小さ
く形成されている。そのため、突破部36は雌ねじ孔2
8a内に入り込むと同時に、ビス34は雌ねじ孔28a
の軸線方向に案内される。従って、ビス34が傾斜した
状態で強制的に雌ねじ孔28aに螺合されるのを防止す
ることができる。その結果、配線器具取付枠が配線用ボ
ックス11に対して傾斜して取り付けられ、配線器具自
体も傾斜して配線用ボックス11に取り付けられるのを
防止することができる。また、雌ねじ孔28aのねじ山
又は軸部34aの雄ねじ部35が損傷を受けて配線器具
取付枠の配線用ボックス11に対する取付が不可能にな
ったり、螺合強度が低下したりするのを防止することが
できる。
【0039】・ 実施形態の配線用ボックス装置37に
よれば、突破部36の長さは雌ねじ孔28aの軸線方向
への長さのほぼ半分に形成されている。そのため、突破
部36が雌ねじ孔28a内に入り込んだとき、ビス34
を雌ねじ孔28aの軸線方向に確実に案内することがで
きる。
【0040】・ 実施形態の配線用ボックス装置37に
よれば、突破部36によりビス34は雌ねじ孔28aの
軸線方向に案内される。従って、挿通孔26の外縁に、
開口側から挿通孔26の中心方向へ傾斜する傾斜部25
が形成されていても、ビス34を雌ねじ孔28aの軸線
方向に案内することができる。
【0041】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 (1) 本実施形態の配線用ボックス装置37におい
て、図4に示すように、軸部34aの他端部に、基端部
から先端部に従い外径が小さくなり、先端部が尖るよう
にテーパ状の突破部36を形成しても良い。このように
構成した場合、突破部36により閉塞フィルム30をよ
り一層容易に突き破ることができる。
【0042】(2) 実施形態の配線用ボックス装置3
7において、図5に示すように、軸部34aの他端側
に、外径が雄ねじ部35のねじ山の頂点により形成され
る円の直径より若干小さく形成された案内部38と、そ
の案内部38の先端に、基端から先端に向かうに従い外
径が小さくなり、先端部が尖る先細部39とよりなる突
破部36を軸部34aの軸線方向へ延設しても良い。
【0043】このように構成した場合、先細部39によ
り閉塞フィルム30を容易に突き破ることができ、さら
に、案内部38によりビス34を雌ねじ孔28aに正確
に螺合することができる。
【0044】(3) 実施形態の配線用ボックス装置3
7において、閉塞フィルム30を樹脂フィルムや粘着テ
ープ等に変更しても良い。また、閉塞フィルム30を挿
通孔26の開口のみ閉塞するように貼着しても良い。さ
らに、ビス34の突破部36の形状を上記(1)又は
(2)のように変更しても良い。
【0045】このように構成した場合も、突破部36に
より閉塞フィルム30を容易に突き破ることができる。 (4) 実施形態の配線用ボックス装置37において、
配線器具取付枠を省略し、配線器具自体にビス34挿通
用の孔を形成する。そして、その孔から配線器具にビス
34を挿通し、配線用ボックス11に配線器具を直接取
り付けても良い。
【0046】(5) ナット28を省略し、挿通孔26
を配線器具取付部24の奥方へ延設し、その挿通孔26
の内周面に雌ねじを形成して雌ねじ孔28aを直接形成
しても良い。
【0047】(6) 傾斜部25を省略し、配線器具取
付部24の開口側端面の中心に挿通孔26を形成して、
その挿通孔26に連なるように配線器具取付部24内に
雌ねじ孔28aを形成しても良い。又は傾斜部25と挿
通孔26を省略して配線器具取付部24の開口側端面に
雌ねじ孔28aが直接臨むように形成しても良い。
【0048】(7) 一対の短側壁14又は一対の長側
壁15の内周面の対向する位置に、端面が配線用ボック
ス11の開口に臨むように配線器具取付部24を形成
し、その配線器具取付部24の開口側端面に雌ねじ部2
8を形成しても良い。
【0049】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記突破部の軸線方向への長さは、雌ねじ部の軸線
方向への長さの中間の長さに形成されている請求項1〜
請求項のいずれかに記載の配線用ボックス装置。
【0050】このように構成した場合、突破部が閉塞フ
ィルムを突き破って雌ねじ部内に入り込んだとき、配線
器具取付用ビスを雌ねじ部の軸線方向に案内することが
できる。そのため、配線器具取付用ビスが雌ねじ部に対
して傾斜した状態で強制的に螺合されるのを防止するこ
とができる。従って、配線器具が配線用ボックスに対し
て傾斜した状態で取り付けられたり、配線器具取付用ビ
スの雄ねじと雌ねじ部が損傷を受けたりするのを防止す
ることができる。
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1、3に記載の発
明の配線用ボックス装置によれば、閉塞フィルムを容易
に突き破ることができ、配線用ボックスに対する配線器
具の取付作業の効率を向上させることができる。加え
て、配線器具取付用ビスを雌ねじ部の軸線方向に案内す
ることができる。その結果、配線器具取付用ビスが傾斜
した状態で強制的に雌ねじ部に螺合されるのを防止し
て、配線器具が傾斜して配線用ボックスに取り付けられ
たり、配線器具取付用ビスの雄ねじと雌ねじ部が損傷を
受けたりするのを防止することができる。
【0056】請求項2に記載の発明の配線用ボックス装
置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、
細部により閉塞フィルムを容易に突き破ることができ、
さらに、案内部により配線器具取付用ビスを雌ねじ部の
軸線方向に案内することができる。
【0057】
【0058】
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の配線用ボックス装置を示す部分破
断斜視図。
【図2】 実施形態の配線器具取付用ビスを示す平面
図。
【図3】 (a)は配線器具取付用ビスを閉塞フィルム
に当接した状態を示す部分断面図、(b)は突破部によ
り閉塞フィルムを突き破った状態を示す部分断面図。
【図4】 配線器具取付用ビスの別例を示す平面図。
【図5】 配線器具取付用ビスの別例を示す平面図。
【図6】 従来の配線器具取付用ビスの取り付け状態を
示す部分断面図。
【図7】 (a)は従来の配線器具取付用ビスの取り付
け状態を示す部分断面図、(b)は従来の配線器具取付
用ビスにより閉塞フィルムを押圧した状態を示す部分断
面図。
【符号の説明】
11…配線用ボックス、28a…雌ねじ部としての雌ね
じ孔、30…閉塞フィルム、34…配線器具取付用ビ
ス、34a…軸部、36…突破部、37…配線用ボック
ス装置、38…案内部、39…先細部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する有底箱状をなし、前記開口
    に臨むように配線器具取付用の雌ねじ部を設け、その雌
    ねじ部の開口が閉塞フィルムにより閉塞された配線用ボ
    ックスと、前記雌ねじ部に螺合されて配線器具を配線用
    ボックスに取り付けるための配線器具取付用ビスとによ
    り構成される配線用ボックス装置であって、 前記配線器具取付用ビスの軸部の先端部からは、突破部
    が軸部の軸線方向へ円柱状に延設され、前記突破部が前
    記閉塞フィルムを破ると共に前記雌ねじ部内に挿入され
    て、前記配線器具取付用ビスの軸部が雌ねじ部の軸線方
    向に案内されるように、前記突破部の外径は前記雌ねじ
    部のねじ山の頂点により形成される円の直径より若干小
    さく形成されている配線用ボックス装置。
  2. 【請求項2】 前記突破部の軸部側には、その外径が雌
    ねじ部のねじ山の頂点により形成される円の直径より若
    干小さい外径を有する案内部が形成されると共に、前記
    突破部の先端側には、その外径が先端に向かうに従い小
    さくなる先細部が形成されている請求項1に記載の配線
    用ボックス装置。
  3. 【請求項3】 前記突破部の軸線方向への長さは、雌ね
    じ部の軸線方向への長さのほぼ半分に形成されている請
    求項1に記載の配線用ボックス装置。
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