JPH0750836Y2 - フリーアクセスフロアパネルのケーブル取出穴キャップ装置 - Google Patents

フリーアクセスフロアパネルのケーブル取出穴キャップ装置

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JPH0750836Y2
JPH0750836Y2 JP9491589U JP9491589U JPH0750836Y2 JP H0750836 Y2 JPH0750836 Y2 JP H0750836Y2 JP 9491589 U JP9491589 U JP 9491589U JP 9491589 U JP9491589 U JP 9491589U JP H0750836 Y2 JPH0750836 Y2 JP H0750836Y2
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cap
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Inventor
光男 川村
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輸送機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コンピュータ室や事務室の床面上に敷設され
るフリーアクセスフロアパネルのケーブル取出穴キャッ
プ装置に関するものである。
従来の技術 コンピュータ室はもとより、一般事務所等でもパソコ
ン,ワープロ,端末機,通信回線等の情報処理機器が増
加し、電気,電話等の配線も加わって多くのケーブル敷
設が必要となってきた。
そのために第5図に示すように、部屋の一般床面上に高
さ調整可能な支柱Sを立て、その上にケーブル取出穴4
をもったフリーアクセスフロアパネルP(通常一辺が45
0〜600mm,厚さ20〜40mm程度)を隙間なく並べて置き、
該フリーアクセスフロアパネルPと一般床面との間をケ
ーブルWの敷設空間とする方策が採られるようになって
きている。
上記フリーアクセスフロアパネルPは通常第6図に示す
ように、上板1と下板2と芯材3とからなり、ケーブル
取出穴4の周縁には上板1と下板2との接合によりフリ
ーアクセスフロアパネルPの上面より所定寸法だけ低い
段差tをもってキャップ受フランジ5が全周にわたり形
成されており、ケーブルWを取り出す必要がないところ
ではキャップ6をキャップ受フランジ5上に乗せてケー
ブル取出穴4をふさぐ構造となっている。
考案が解決しようとする課題 従来のキャップ6は第6図に示すようにキャップ受フラ
ンジ5の段差tと同じ厚さをもった単純な平板によって
構成され、該キャップ6をキャップ受フランジ5上に乗
せてケーブル取出穴4をふさぐ構造となっていたので、
振動でキャップ6ががたつき異音を発したり、人が歩い
ていてキャップ6上を踏むとキャップ6がずれたりする
ことがあるという課題を有している。
キャップ6をキャップ受フランジ5にビス止めして固定
すれば、上記のような問題はなくなるが、その代りにキ
ャップ受フランジ5に厄介なるねじ穴加工を行なわねば
ならないばかりか、キャップの取付け,取りはずしが面
倒になるという問題を生じる。
本考案は上記のような従来の諸課題に対処することを目
的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記のようなケーブル取出穴をもちキャップ受
フランジ上にキャップを載せて該ケーブル取出穴をふさ
ぐようになっているフリーアクセスフロアパネルにおい
て、ケーブル取出穴を楕円穴とし、キャップの外周近傍
の対称位置に上記楕円穴の長径より小で短径より大なる
外周径をもった1対の爪部を下方に向けて突出形成した
ことを特徴とするものである。
作用 上記により、キャップを、その爪部を楕円穴の長径部よ
り挿し入れてキャップ受フランジ上に載せ、その状態で
キャップを少しまわすと爪部は楕円穴の短径方向に移動
し楕円穴の周縁に爪部が圧接してキャップは固定され、
振動したりずれたりすることなくケーブル取出穴は完全
にふさがれ、又その状態よりキャップを逆にまわすと爪
部は楕円穴の長径側に移動して固定が解除され、キャッ
プを容易に取りはずすことができる。
実施例 以下本考案の実施例を第1図乃至第4図を参照して説明
する。
第1,2図において、底面部と周側壁とをもった鋼板製の
下板2と、該下板2内に嵌装され下面を下板2の底面部
に接着される芯材3と、該芯材3の上面に接着され周辺
部分に鋭角状に屈曲して内側を向き先端部が上記下板2
の周側壁に外側から全周にわたり圧接する内向きフラン
ジを形成した鋼板製の上板1とからフリーアクセスフロ
アパネルPが構成され、該フリーアクセスフロアパネル
Pにはケーブル取出穴4が設けられ、該ケーブル取出穴
4の周縁には上板1と下板2の接合によりフリーアクセ
スフロアパネルPの上面より所定寸法だけ低い段差tを
もってキャップ受フランジ5が全周にわたり形成されて
いることは前述した第6図示の従来のものと同じであ
る。
本考案では、キャップ受フランジ5の内周縁にて形成さ
れるケーブル取出穴4を楕円穴とし、該ケーブル取出穴
4のキャップ6を第3,4図に示すように円形の平板の外
周近傍の対称位置に1対の爪部61,61を切り起しにより
下方に向けて突出形成すると共に、該1対の爪部61,61
の外周径Zを上記楕円穴の長径Xよりは小で短径Yより
は大なるよう構成し、キャップ6をその爪部61,61を楕
円穴の長径部より挿し入れてキャップ受フランジ5上に
載せ、その状態でキャップをまわすことにより爪部61,6
1は短径方向に動き、長径Xと短径Yとの中間において
爪部61,61が楕円穴よりなるケーブル取出穴周縁部に圧
接してキャップ6が固定されるようにしたものである。
楕円穴よりなるケーブル取出穴6は、第6図(ロ)に示
す従来通りキャップ受フランジ5の木口(切り口)によ
って形成しても良いが、第2図に示すようにキャップ受
フランジ5の上板1の内縁を全周にわたって下側に絞り
出し楕円筒状の爪部ガイド51を形成した構造とするのが
キャップの取付け,取りはずしをより円滑に行ない得る
という点で望ましく、又上記爪部61,61も上部の外径寸
法Z′に対し下部の外径寸法Zがやや大となるよう幾分
傾斜させた構造とするのがキャップの抜け防止の面で好
ましい。
尚キャップ6の平板部の厚味がキャップ受フランジ5の
上記段差tにほぼ等しくキャップ6を装着した状態でキ
ャップ上面がフリーアクセスフロアパネルPの上面とほ
ぼ面一となること、及びキャップ受フランジ5の外周縁
とキャップ6の外周がほぼ円形に形成されること等は第
6図示の従来構造と同じである。
楕円穴よりなるケーブル取出穴4は、例えば長径Xが84
mm,短径Yが80mm程度の楕円とし、キャップ6はその爪
部61,61の上部外径Z′を77mm,下部外径Zを82mm程度と
することにより、キャップ6をその爪部61,61を楕円穴
の長径部より挿し入れてキャップ受フランジ5上に載
せ、その状態でキャップ6をほぼ45度程度まわすことに
より固定され、また逆方向に45度程度まわすことにより
容易にキャップ6を取りはずすことができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、フリーアクセスフロアパ
ネルのケーブル取出穴を楕円穴とし、平板よりなるキャ
ップの外周近傍の対称位置に上記楕円の長径より小で短
径より大なる外周径をもった2個1対の爪部を下方に突
出形成した構造としたことにより、爪部を楕円穴の長径
部より挿し入れてキャップを少しまわすだけの簡単なる
操作で爪部が楕円穴の周縁に圧接してキャップが固定さ
れ、該キャップが振動したりずれたりするようなことは
全くなく、またケーブルを通す必要が生じたときはキャ
ップを前記とは逆方向に少しまわして抜きとるだけで容
易にキャップを取りはずすことができ、キャップの取付
け,取りはずしをほとんどワンタッチに近い操作にて簡
単に行なうことができるもので、更に楕円穴やキャップ
の爪部等も特殊な機械加工を必要とせずプレス成形のみ
にて容易に形成できることと相俟って実用上多大の効果
をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示すもので、第1
図(イ),(ロ)はフリーアクセスフロアパネルの平面
図及び側面図、第2図は第1図(イ)のA−A断面図、
第3図はキャップの平面図、第4図は第3図のB−B断
面図である。第5図はフリーアクセスフロアパネルの使
用状態例を示す斜視図、第6図(イ),(ロ)は従来の
フリーアクセスフロアパネルの平面図及び(イ)図のC
−C断面図である。 P……フリーアクセスフロアパネル、1……上板、2…
…下板、3……芯材、4……ケーブル取出穴、5……キ
ャップ受フランジ、6……キャップ、61爪部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フリーアクセスフロアパネルに、周縁に該
    フリーアクセスフロアパネルの上面より低い段差をもっ
    てキャップ受フランジを全周にわたり形成したケーブル
    取出穴を設け、該キャップ受フランジ上に平板状のキャ
    ップを載せて該ケーブル取出穴をふさぐようにしたもの
    において、上記キャップ受フランジの内周縁にて形成さ
    れるケーブル取出穴を楕円穴とし、平板状のキャップの
    外周近傍の対称位置に、上記楕円穴の長径より小で短径
    より大なる外周径をもつ1対の爪部を下方に向けて突出
    形成したことを特徴とするフリーアクセスフロアパネル
    のケーブル取出穴キャップ装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の楕円穴は、キャップ
    受フランジ内周縁を下方に向けて折込形成した楕円筒状
    の爪部ガイドにより構成されていることを特徴とするフ
    リーアクセスフロアパネルのケーブル取出穴キャップ装
    置。
  3. 【請求項3】キャップに下方に向けて突出形成した1対
    の爪部は、上部の外周径より下部の外周径が大なるよう
    下広がりに傾斜しており、下部外周径が楕円穴の長径よ
    り小で短径より大に構成されていることを特徴とする請
    求項(1)又は(2)に記載のフリーアクセスフロアパ
    ネルのケーブル取出穴キャップ装置。
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JP3023904B2 (ja) * 1995-05-30 2000-03-21 株式会社明治ゴム化成 Oa用床パネル
JP4805313B2 (ja) * 2008-07-11 2011-11-02 ソフトバンクモバイル株式会社 室内温度調整方法及びそれに使用する床板補助板

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