JPH11289612A - 配線ダクト - Google Patents
配線ダクトInfo
- Publication number
- JPH11289612A JPH11289612A JP10105392A JP10539298A JPH11289612A JP H11289612 A JPH11289612 A JP H11289612A JP 10105392 A JP10105392 A JP 10105392A JP 10539298 A JP10539298 A JP 10539298A JP H11289612 A JPH11289612 A JP H11289612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring duct
- wiring
- duct
- electric wires
- bundle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Patch Boards (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 制御盤内の配線作業を効率よく行うことので
きる配線ダクトを提供する。 【解決手段】 配線ダクト１は、弾力性を有する絶縁体
からなり、長さ方向に少なくとも一部が連続する底板１
ａと、底板１ａの幅方向両側に一体に構成されるととも
に、長さ方向に断続して並設された側板１ｂとを有し、
側板１ｂが、底板１ａの幅方向両側において互いに対向
し、かつ、上部にくびれ部１ｃが設けられて、対向する
側板１ｂの上部間で開口部１ｄを形成して構成してい
る。したがって、配線ダクト１への電線１４の挿入は、
配線ダクト１のくびれ部１ｃに電線１４の束を押しつけ
て開口部１ｄを広げ、そのまま電線１４の束を配線ダク
ト１内に落とし込むだけで行うことができ、配線作業が
簡単になる。
きる配線ダクトを提供する。 【解決手段】 配線ダクト１は、弾力性を有する絶縁体
からなり、長さ方向に少なくとも一部が連続する底板１
ａと、底板１ａの幅方向両側に一体に構成されるととも
に、長さ方向に断続して並設された側板１ｂとを有し、
側板１ｂが、底板１ａの幅方向両側において互いに対向
し、かつ、上部にくびれ部１ｃが設けられて、対向する
側板１ｂの上部間で開口部１ｄを形成して構成してい
る。したがって、配線ダクト１への電線１４の挿入は、
配線ダクト１のくびれ部１ｃに電線１４の束を押しつけ
て開口部１ｄを広げ、そのまま電線１４の束を配線ダク
ト１内に落とし込むだけで行うことができ、配線作業が
簡単になる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御盤内の配線に
用いられる電線を収納する配線ダクトに関するものであ
る。
用いられる電線を収納する配線ダクトに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図６に示すように、従来の配線ダクト１
１は、図示しない制御盤等の内部の取付板１２に取付ネ
ジ１３で取付けられたダクト本体１１ａと、このダクト
本体１１ａの中に収納した電線１４がダクト本体１１ａ
から外に出るのを防ぐために、電線収納後にダクト本体
１１ａに被せるカバー１１ｂとから構成されている。な
お、図６において、１１ｃは前記ダクト本体１１ａに設
けたネジ通し穴で、１２ａは前記取付板１２に設けたネ
ジ穴である。
１は、図示しない制御盤等の内部の取付板１２に取付ネ
ジ１３で取付けられたダクト本体１１ａと、このダクト
本体１１ａの中に収納した電線１４がダクト本体１１ａ
から外に出るのを防ぐために、電線収納後にダクト本体
１１ａに被せるカバー１１ｂとから構成されている。な
お、図６において、１１ｃは前記ダクト本体１１ａに設
けたネジ通し穴で、１２ａは前記取付板１２に設けたネ
ジ穴である。
【０００３】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来の配線ダクト１１には、つぎのような問題があった。 (1) 配線ダクト１１は、制御盤内でいろいろな長さで使
用されるが、いずれの場合もダクト本体１１ａとカバー
１１ｂは同じ長さに切断して揃える必要があり、また、
電線収納後にカバー１１ｂをダクト本体１１ａに被せる
必要があるため、作業が大変面倒である。特に、垂直に
なった取付板１２に長い配線ダクト１１を取り付けて、
この配線ダクト１１内に電線１４の束を収納させる場合
は、電線１４を配線ダクト１１内に挿入した後仮止めを
して、カバー１１ｂを取付けるまでの間に電線１４が配
線ダクト１１外に出るのを防ぐ必要があるため、作業が
面倒である。 (2) 取付板１２が垂直になっている場合、電線１４を配
線ダクト１４に収納する際に、カバー１１ｂを付ける前
の作業の途中で電線１４が飛び出してくる恐れがある。 (3) 配線の分岐が発生した場合、図７に示すようにダク
ト本体１１ａの上部をその都度切断加工して切欠部１１
ｃを設ける必要があり、作業効率が悪い。そこで、本発
明は、制御盤内の配線作業を効率よく行うことのできる
配線ダクトを提供することを目的とするものである。
来の配線ダクト１１には、つぎのような問題があった。 (1) 配線ダクト１１は、制御盤内でいろいろな長さで使
用されるが、いずれの場合もダクト本体１１ａとカバー
１１ｂは同じ長さに切断して揃える必要があり、また、
電線収納後にカバー１１ｂをダクト本体１１ａに被せる
必要があるため、作業が大変面倒である。特に、垂直に
なった取付板１２に長い配線ダクト１１を取り付けて、
この配線ダクト１１内に電線１４の束を収納させる場合
は、電線１４を配線ダクト１１内に挿入した後仮止めを
して、カバー１１ｂを取付けるまでの間に電線１４が配
線ダクト１１外に出るのを防ぐ必要があるため、作業が
面倒である。 (2) 取付板１２が垂直になっている場合、電線１４を配
線ダクト１４に収納する際に、カバー１１ｂを付ける前
の作業の途中で電線１４が飛び出してくる恐れがある。 (3) 配線の分岐が発生した場合、図７に示すようにダク
ト本体１１ａの上部をその都度切断加工して切欠部１１
ｃを設ける必要があり、作業効率が悪い。そこで、本発
明は、制御盤内の配線作業を効率よく行うことのできる
配線ダクトを提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の配線ダクトは、弾力性を有する絶縁体から
なり、長さ方向に少なくとも一部が連続する底板と、前
記底板の幅方向両側に一体に構成されるとともに、長さ
方向に断続して並設された側板とを有し、前記側板が、
底板の幅方向両側において互いに対向し、かつ、上部に
くびれ部が設けられて、対向する側板の上部間で狭い開
口部を形成するようにしたものである。したがって、配
線ダクトへの電線の挿入は、配線ダクトのくびれ部に電
線の束を押しつけて開口部を広げ、そのまま電線の束を
配線ダクト内に落とし込むだけで行うことができ、配線
作業が簡単になる。
め、本発明の配線ダクトは、弾力性を有する絶縁体から
なり、長さ方向に少なくとも一部が連続する底板と、前
記底板の幅方向両側に一体に構成されるとともに、長さ
方向に断続して並設された側板とを有し、前記側板が、
底板の幅方向両側において互いに対向し、かつ、上部に
くびれ部が設けられて、対向する側板の上部間で狭い開
口部を形成するようにしたものである。したがって、配
線ダクトへの電線の挿入は、配線ダクトのくびれ部に電
線の束を押しつけて開口部を広げ、そのまま電線の束を
配線ダクト内に落とし込むだけで行うことができ、配線
作業が簡単になる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図１は、本発明の実施例を示す配線ダク
トの斜視図、図２は図１における配線ダクトの正断面
図、図３は配線作業の説明図で、(a) は電線を配線ダク
トに挿入しようとしている状態を示しており、(b) は電
線を配線ダクト内に挿入した状態を示している。図４は
電線を分岐させた状態を示す斜視図である。本発明の配
線ダクト１は、弾力性を有する絶縁樹脂等からなってお
り、長さ方向に連続する底板１ａと、この底板１ａの幅
方向両側に一体に構成されるとともに、長さ方向に断続
して並設された側板１ｂとを有している。前記側板１ｂ
は、両側に対向するように設けられるとともに、上部に
くびれ部１ｃを設けて側板１ｂ間で狭い開口部１ｄを形
成している。なお、前記底板１ａには、制御盤内に設け
られた取付板１２に固定するためのネジ通し穴１ｅを設
けている。前記配線ダクト１の取付板１２への取付け
は、図２に示すように、底板１ａを前記取付板１２に当
て、取付ネジ１３を底板１ａのネジ通し穴１ｅに通すと
ともに取付板１２のネジ穴１２ａに螺合させることによ
り行う。前記配線ダクト１への電線１４の挿入は、図３
(a) に示すように、配線ダクト１のくびれ部１ｃに電線
１４の束を押しつけて開口部１ｄを矢印Ａ方向に広げ、
電線１４の束を落とし込むことにより行う。電線１４の
束が配線ダクト１内に落とし込まれると、図３(b) に示
すように、側板１ｂの開口部１ｄは、弾性によって矢印
Ｂ方向に戻り、元の狭い状態になる。電線１４は配線ダ
クト１内に一旦挿入されると抜け出ることはないので、
仮止めの必要はない。したがって、配線ダクト１が長く
ても、電線を配線ダクト内に次々と入れ込んでいくだけ
でよいので、配線作業が非常に簡単に行える。また、配
線ダクト１内の電線１４を分岐させる場合は、図４に示
すように、並設されている側板１ｂ間の隙間から電線１
４を通すことにより行う。側板１ｂ間の隙間は側板１ｂ
の周囲全域において形成されているので、電線１ｂの分
岐はどこからでも、またどこへでも非常に簡単に行うこ
とができる。図５は、本発明の第２の実施例を示す側断
面図である。この実施例は、垂直になった取付板１２に
長い配線ダクト１を横方向に取り付けて、この配線ダク
ト１内に電線１４の束を収納させる場合に、上部側にな
る側板１ｂのくびれ部１を大きくして仮置きスペースＳ
を設けるようにした配線ダクト１を用いた例を示してい
る。このような配線ダクト１を用いた場合は、本配線ダ
クト１に収納する電線１４のみでなく、他の配線ダクト
に収納する電線も、配線作業中に簡単に仮置きすること
ができ、作業効率が向上する。なお、本発明の配線ダク
ト１においては、側板１Ｂのくびれ部１Ｃで形成される
開口部１ｄは、通常の状態においては閉じられていて
も、若干開いていてもどちらでも構わない。また、配線
ダクト１の底板１ａは、全面が長さ方向に連続していな
くても、一部が連続しておればよい。
いて説明する。図１は、本発明の実施例を示す配線ダク
トの斜視図、図２は図１における配線ダクトの正断面
図、図３は配線作業の説明図で、(a) は電線を配線ダク
トに挿入しようとしている状態を示しており、(b) は電
線を配線ダクト内に挿入した状態を示している。図４は
電線を分岐させた状態を示す斜視図である。本発明の配
線ダクト１は、弾力性を有する絶縁樹脂等からなってお
り、長さ方向に連続する底板１ａと、この底板１ａの幅
方向両側に一体に構成されるとともに、長さ方向に断続
して並設された側板１ｂとを有している。前記側板１ｂ
は、両側に対向するように設けられるとともに、上部に
くびれ部１ｃを設けて側板１ｂ間で狭い開口部１ｄを形
成している。なお、前記底板１ａには、制御盤内に設け
られた取付板１２に固定するためのネジ通し穴１ｅを設
けている。前記配線ダクト１の取付板１２への取付け
は、図２に示すように、底板１ａを前記取付板１２に当
て、取付ネジ１３を底板１ａのネジ通し穴１ｅに通すと
ともに取付板１２のネジ穴１２ａに螺合させることによ
り行う。前記配線ダクト１への電線１４の挿入は、図３
(a) に示すように、配線ダクト１のくびれ部１ｃに電線
１４の束を押しつけて開口部１ｄを矢印Ａ方向に広げ、
電線１４の束を落とし込むことにより行う。電線１４の
束が配線ダクト１内に落とし込まれると、図３(b) に示
すように、側板１ｂの開口部１ｄは、弾性によって矢印
Ｂ方向に戻り、元の狭い状態になる。電線１４は配線ダ
クト１内に一旦挿入されると抜け出ることはないので、
仮止めの必要はない。したがって、配線ダクト１が長く
ても、電線を配線ダクト内に次々と入れ込んでいくだけ
でよいので、配線作業が非常に簡単に行える。また、配
線ダクト１内の電線１４を分岐させる場合は、図４に示
すように、並設されている側板１ｂ間の隙間から電線１
４を通すことにより行う。側板１ｂ間の隙間は側板１ｂ
の周囲全域において形成されているので、電線１ｂの分
岐はどこからでも、またどこへでも非常に簡単に行うこ
とができる。図５は、本発明の第２の実施例を示す側断
面図である。この実施例は、垂直になった取付板１２に
長い配線ダクト１を横方向に取り付けて、この配線ダク
ト１内に電線１４の束を収納させる場合に、上部側にな
る側板１ｂのくびれ部１を大きくして仮置きスペースＳ
を設けるようにした配線ダクト１を用いた例を示してい
る。このような配線ダクト１を用いた場合は、本配線ダ
クト１に収納する電線１４のみでなく、他の配線ダクト
に収納する電線も、配線作業中に簡単に仮置きすること
ができ、作業効率が向上する。なお、本発明の配線ダク
ト１においては、側板１Ｂのくびれ部１Ｃで形成される
開口部１ｄは、通常の状態においては閉じられていて
も、若干開いていてもどちらでも構わない。また、配線
ダクト１の底板１ａは、全面が長さ方向に連続していな
くても、一部が連続しておればよい。
【０００６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、配
線ダクトにカバーをする必要がなく、また配線ダクト内
の電線の分岐も簡単にできるので、制御盤等における配
線作業を非常に効率よく行うことができる。
線ダクトにカバーをする必要がなく、また配線ダクト内
の電線の分岐も簡単にできるので、制御盤等における配
線作業を非常に効率よく行うことができる。
【図１】 本発明の第１の実施例を示す配線ダクトの斜
視図である。
視図である。
【図２】 図１における配線ダクトの正断面図である。
【図３】 本発明の第１の実施例における配線作業の説
明図で、(a) は電線を配線ダクトに挿入しようとしてい
る状態を示しており、(b) は電線を配線ダクト内に挿入
した状態を示している。
明図で、(a) は電線を配線ダクトに挿入しようとしてい
る状態を示しており、(b) は電線を配線ダクト内に挿入
した状態を示している。
【図４】 本発明の第１の実施例において電線を分岐さ
せた状態を示す斜視図である。
せた状態を示す斜視図である。
【図５】 本発明の第２の実施例を示す配線ダクトの側
断面図である。
断面図である。
【図６】 従来技術を示す配線ダクト等の分解斜視図で
ある。
ある。
【図７】 従来技術における電線の分岐作業を示す斜視
図である。
図である。
１ 配線ダクト、 １ａ 底板、 １ｂ 側板、 １ｃ くびれ部、 １ｄ 開口部、 １ｅ ネジ通し穴 １２ 取付板、 １４ 電線
Claims (1)
- 【請求項１】 弾力性を有する絶縁体からなり、長さ方
向に少なくとも一部が連続する底板と、前記底板の幅方
向両側に一体に構成されるとともに、長さ方向に断続し
て並設された側板とを有し、前記側板が、底板の幅方向
両側において互いに対向し、かつ、上部にくびれ部が設
けられて、対向する側板の上部間で狭い開口部を形成し
ていることを特徴とする配線ダクト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10105392A JPH11289612A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 配線ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10105392A JPH11289612A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 配線ダクト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11289612A true JPH11289612A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14406380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10105392A Pending JPH11289612A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 配線ダクト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11289612A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001025132A (ja) * | 1999-07-01 | 2001-01-26 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス用プロテクタ |
| KR200455816Y1 (ko) * | 2011-01-19 | 2011-09-27 | 주식회사 명신이엔지 | 배선용 홀더 |
| CN105958400A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-09-21 | 南京苏铁经济技术发展有限公司 | 有轨电车客室线槽 |
| CN112490985A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-03-12 | 杭州易正科技有限公司 | 一种应用于电控柜内的线槽 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10105392A patent/JPH11289612A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001025132A (ja) * | 1999-07-01 | 2001-01-26 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス用プロテクタ |
| KR200455816Y1 (ko) * | 2011-01-19 | 2011-09-27 | 주식회사 명신이엔지 | 배선용 홀더 |
| CN105958400A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-09-21 | 南京苏铁经济技术发展有限公司 | 有轨电车客室线槽 |
| CN112490985A (zh) * | 2020-12-14 | 2021-03-12 | 杭州易正科技有限公司 | 一种应用于电控柜内的线槽 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |