JP2001073536A - 畳 床 - Google Patents
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- JP2001073536A JP2001073536A JP24771699A JP24771699A JP2001073536A JP 2001073536 A JP2001073536 A JP 2001073536A JP 24771699 A JP24771699 A JP 24771699A JP 24771699 A JP24771699 A JP 24771699A JP 2001073536 A JP2001073536 A JP 2001073536A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一般的な機械を用いて、かつ通常の方法で製造
が可能な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生がない畳
床を提供すること。 【解決手段】合成樹脂発泡体1と、この合成樹脂発泡体
1の上面にガラス転移温度(Tg)が0℃未満の粘着剤
3を介して貼付した、温度による線膨張率が1.0×1
0-5(℃-1)未満のシート状部材2とを備えてなること
を特徴とする畳床。
が可能な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生がない畳
床を提供すること。 【解決手段】合成樹脂発泡体1と、この合成樹脂発泡体
1の上面にガラス転移温度(Tg)が0℃未満の粘着剤
3を介して貼付した、温度による線膨張率が1.0×1
0-5(℃-1)未満のシート状部材2とを備えてなること
を特徴とする畳床。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畳床に関する。さ
らに詳しくは、合成樹脂発泡体及びシート状部材とを備
えた、一般的な機械を用いて、かつ通常の方法で製造が
可能な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生がない畳床
に関する。
らに詳しくは、合成樹脂発泡体及びシート状部材とを備
えた、一般的な機械を用いて、かつ通常の方法で製造が
可能な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生がない畳床
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畳床としては、稲わらを素材とす
るものが用いられてきたが、近年、建材畳床として、木
質繊維板(タタミボード)や発泡ポリスチレンボード
に、裏面材及び保護材等を積層して縫い合わせたものが
用いられている。さらに、このような建材畳床のうちで
も、合成樹脂発泡体と保護材又は吸放湿材とからなる畳
床(合成芯畳床)は、ダニやカビが発生しにくく衛生的
であること、軽量であること、及び断熱性に優れている
こと等から、汎用されるに至っている。このような合成
芯畳床としては、積層して縫い合わせたものだけでな
く、各構成要素を接着剤で貼り合わせたものや熱融着に
よって一体化したものも用いられている。
るものが用いられてきたが、近年、建材畳床として、木
質繊維板(タタミボード)や発泡ポリスチレンボード
に、裏面材及び保護材等を積層して縫い合わせたものが
用いられている。さらに、このような建材畳床のうちで
も、合成樹脂発泡体と保護材又は吸放湿材とからなる畳
床(合成芯畳床)は、ダニやカビが発生しにくく衛生的
であること、軽量であること、及び断熱性に優れている
こと等から、汎用されるに至っている。このような合成
芯畳床としては、積層して縫い合わせたものだけでな
く、各構成要素を接着剤で貼り合わせたものや熱融着に
よって一体化したものも用いられている。
【0003】しかし、接着剤で貼り合わせたり、熱融着
で固着した場合、積層した構成要素の、温度による線膨
張率が異なるため、温度変化によって、反りや、隙間を
生じることがある。また、合成樹脂発泡体は温度による
線膨張率が大きいことに加えて、例えば、ポリスチレン
ボードの場合には経時的に縮小し、寸法精度が悪い。例
えば、夏(30℃)に加工したものが真冬(5℃)にな
ると畳相互間に3mmほどの隙間が生じることになる。
で固着した場合、積層した構成要素の、温度による線膨
張率が異なるため、温度変化によって、反りや、隙間を
生じることがある。また、合成樹脂発泡体は温度による
線膨張率が大きいことに加えて、例えば、ポリスチレン
ボードの場合には経時的に縮小し、寸法精度が悪い。例
えば、夏(30℃)に加工したものが真冬(5℃)にな
ると畳相互間に3mmほどの隙間が生じることになる。
【0004】さらに具体的に説明すると、合成樹脂発泡
体の温度による線膨張率は、長さが1800mmの畳と
した場合に、0℃〜40℃の温度変化の間に7mm程度
伸縮する程大きい。夏に加工した畳は冬には隙間が生
じ、逆に、冬に加工したものは夏には反ることになる。
隙間には、硬貨等の小物を落としたり、指を挟むといっ
た問題があり、また反りには、畳の端が浮くことによ
り、音鳴りや躓きに基づく事故の発生の問題がある。
体の温度による線膨張率は、長さが1800mmの畳と
した場合に、0℃〜40℃の温度変化の間に7mm程度
伸縮する程大きい。夏に加工した畳は冬には隙間が生
じ、逆に、冬に加工したものは夏には反ることになる。
隙間には、硬貨等の小物を落としたり、指を挟むといっ
た問題があり、また反りには、畳の端が浮くことによ
り、音鳴りや躓きに基づく事故の発生の問題がある。
【0005】図6に示すように、合成芯畳床では、一般
に、集中荷重や、衝撃を分散させるため畳表と合成樹脂
発泡体11との間に粘着剤31を介して薄いボード21
を配設することが多いが、温度による線膨張の小さいボ
ード21を合成樹脂発泡体11に固着すると、両者の線
膨張の違いにより、反りが生じる。(イ)は低温時、
(ロ)は高温時の反りをそれぞれ示す。また、合成樹脂
発泡体の両面に線膨張の小さいボードを貼ると反りは生
じないが、重量が増加し、コストが高くなる。
に、集中荷重や、衝撃を分散させるため畳表と合成樹脂
発泡体11との間に粘着剤31を介して薄いボード21
を配設することが多いが、温度による線膨張の小さいボ
ード21を合成樹脂発泡体11に固着すると、両者の線
膨張の違いにより、反りが生じる。(イ)は低温時、
(ロ)は高温時の反りをそれぞれ示す。また、合成樹脂
発泡体の両面に線膨張の小さいボードを貼ると反りは生
じないが、重量が増加し、コストが高くなる。
【0006】このような問題を解消するため、種々の技
術、例えば、あらかじめ大きく作った発泡体を圧縮し、
クリープによる収縮を考慮して寸法精度を出す技術(特
開平9−203194号公報)が提案されている。
術、例えば、あらかじめ大きく作った発泡体を圧縮し、
クリープによる収縮を考慮して寸法精度を出す技術(特
開平9−203194号公報)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の技術では、自動機械による生産ができず、また、加工
が困難である上に、温度による寸法収縮には対応しきれ
ないという問題があった。本発明は、上述の問題に鑑み
なされたもので、一般的な機械を用いて、かつ通常の方
法で製造が可能な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生
がない畳床を提供することを目的とする。
の技術では、自動機械による生産ができず、また、加工
が困難である上に、温度による寸法収縮には対応しきれ
ないという問題があった。本発明は、上述の問題に鑑み
なされたもので、一般的な機械を用いて、かつ通常の方
法で製造が可能な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生
がない畳床を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の課題
を解決すべく鋭意研究した結果、合成樹脂発泡体の上面
に、特定のガラス転移温度(Tg)を有する粘着剤を介
して、特定の線膨張率のシート状部材を貼付してなる畳
床とすることにより、上記目的を達成することができる
ことを知見し、本発明を完成させた。すなわち、本発明
は、以下の畳床を提供するものである。
を解決すべく鋭意研究した結果、合成樹脂発泡体の上面
に、特定のガラス転移温度(Tg)を有する粘着剤を介
して、特定の線膨張率のシート状部材を貼付してなる畳
床とすることにより、上記目的を達成することができる
ことを知見し、本発明を完成させた。すなわち、本発明
は、以下の畳床を提供するものである。
【0009】[1]合成樹脂発泡体と、この合成樹脂発
泡体の上面にガラス転移温度(Tg)が0℃未満の粘着
剤を介して貼付した、温度による線膨張率が1.0×1
0-5(℃-1)未満のシート状部材とを備えてなることを
特徴とする畳床。
泡体の上面にガラス転移温度(Tg)が0℃未満の粘着
剤を介して貼付した、温度による線膨張率が1.0×1
0-5(℃-1)未満のシート状部材とを備えてなることを
特徴とする畳床。
【0010】[2]前記合成樹脂発泡体が、オレフィン
系樹脂発泡体である前記[1]に記載の畳床。
系樹脂発泡体である前記[1]に記載の畳床。
【0011】[3]前記合成樹脂発泡体の内部に存在す
る気泡のアスペクト比(Dz/Dxy)の平均値が、
1.1〜2.5である前記[1]又は[2]に記載の畳
床。
る気泡のアスペクト比(Dz/Dxy)の平均値が、
1.1〜2.5である前記[1]又は[2]に記載の畳
床。
【0012】[4]前記合成樹脂発泡体が、その少なく
とも1面に、不織布又は寒冷紗を貼付してなるものであ
る前記[1]〜[3]のいずれかに記載の畳床。
とも1面に、不織布又は寒冷紗を貼付してなるものであ
る前記[1]〜[3]のいずれかに記載の畳床。
【0013】[5]前記オレフィン系樹脂発泡体が、オ
レフィン系樹脂にジオキシム化合物、ビスマレイミド、
ジビニルベンゼン、アリル系多官能モノマー、(メタ)
アクリル系多官能モノマー及びキノン化合物からなる群
から選ばれる少なくとも1種のモノマーを溶融混和して
調製した変性オレフィン樹脂から形成してなる発泡体で
ある前記[2]〜[4]のいずれかに記載の畳床。
レフィン系樹脂にジオキシム化合物、ビスマレイミド、
ジビニルベンゼン、アリル系多官能モノマー、(メタ)
アクリル系多官能モノマー及びキノン化合物からなる群
から選ばれる少なくとも1種のモノマーを溶融混和して
調製した変性オレフィン樹脂から形成してなる発泡体で
ある前記[2]〜[4]のいずれかに記載の畳床。
【0014】本発明の畳床は、ガラス転移温度(Tg)
が0℃未満の粘着剤を用いているため、冬場において合
成樹脂発泡体が収縮した場合でも、線膨張の小さいシー
ト状物と合成樹脂発泡体との間で適度なずれが生じ、反
りを生ずることがない。逆に、夏場において合成樹脂発
泡体が膨張した場合でも同様に適度なずれが生じるた
め、凹凸反りが発生することがない。
が0℃未満の粘着剤を用いているため、冬場において合
成樹脂発泡体が収縮した場合でも、線膨張の小さいシー
ト状物と合成樹脂発泡体との間で適度なずれが生じ、反
りを生ずることがない。逆に、夏場において合成樹脂発
泡体が膨張した場合でも同様に適度なずれが生じるた
め、凹凸反りが発生することがない。
【0015】また、温度による線膨張率が1.0×10
-5(℃-1)未満のシート状部材を用いているため、シー
ト状部材の、温度による寸法変化は小さく、夏、冬で合
成樹脂発泡体が伸縮しても畳床全体としては見かけ上の
寸法変化が小さくなり、畳相互間に隙間が生じることが
ない。
-5(℃-1)未満のシート状部材を用いているため、シー
ト状部材の、温度による寸法変化は小さく、夏、冬で合
成樹脂発泡体が伸縮しても畳床全体としては見かけ上の
寸法変化が小さくなり、畳相互間に隙間が生じることが
ない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の畳
床の一の実施の形態を模式的に示す断面図である。図2
は、本発明に用いられる合成樹脂発泡体の一の実施の形
態であって、不織布又は寒冷紗を貼付した場合を模式的
に示す断面図である。図3は、本発明に用いられる粘着
剤の塗布形状の一の実施の形態を模式的に示す平面図
で、(イ)は、点列の場合、(ロ)及び(ハ)は、線列
の場合をそれぞれ示す。図4は、本発明の実施例におい
て、評価のための反り量の測定方法を模式的に示す断面
図である。図5は、本発明の畳床が、季節を問わず(0
℃及び50℃のいずれの場合であっても)、反りや隙間
が生じることがないことを模式的に示す断面図である。
図6は、従来の合成芯畳床において、線膨張の小さいボ
ードと合成樹脂発泡体との線膨張の違いにより、反りが
生じることを模式的に示す断面図であり、(イ)は低温
時を、(ロ)は高温時をそれぞれ示す。
面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の畳
床の一の実施の形態を模式的に示す断面図である。図2
は、本発明に用いられる合成樹脂発泡体の一の実施の形
態であって、不織布又は寒冷紗を貼付した場合を模式的
に示す断面図である。図3は、本発明に用いられる粘着
剤の塗布形状の一の実施の形態を模式的に示す平面図
で、(イ)は、点列の場合、(ロ)及び(ハ)は、線列
の場合をそれぞれ示す。図4は、本発明の実施例におい
て、評価のための反り量の測定方法を模式的に示す断面
図である。図5は、本発明の畳床が、季節を問わず(0
℃及び50℃のいずれの場合であっても)、反りや隙間
が生じることがないことを模式的に示す断面図である。
図6は、従来の合成芯畳床において、線膨張の小さいボ
ードと合成樹脂発泡体との線膨張の違いにより、反りが
生じることを模式的に示す断面図であり、(イ)は低温
時を、(ロ)は高温時をそれぞれ示す。
【0017】図1に示すように、本発明の畳床は、合成
樹脂発泡体1と、この合成樹脂発泡体1の上面にガラス
転移温度(Tg)が0℃未満の粘着剤3を介して貼付し
た、温度による線膨張率が1.0×10-5(℃-1)未満
のシート状部材2とを備えてなることを特徴とする。こ
こで、畳床とは、畳の芯材を形成するものを意味し、こ
の畳床に畳表や畳縁等を縫い付けたものが畳となる。以
下、各構成要素ごとに具体的に説明する。
樹脂発泡体1と、この合成樹脂発泡体1の上面にガラス
転移温度(Tg)が0℃未満の粘着剤3を介して貼付し
た、温度による線膨張率が1.0×10-5(℃-1)未満
のシート状部材2とを備えてなることを特徴とする。こ
こで、畳床とは、畳の芯材を形成するものを意味し、こ
の畳床に畳表や畳縁等を縫い付けたものが畳となる。以
下、各構成要素ごとに具体的に説明する。
【0018】1.合成樹脂発泡体 本発明に用いられる合成樹脂発泡体としては特に制限は
ないが、例えば、オレフィン系樹脂;スチレン系樹脂;
ウレタン系樹脂;フェノール系樹脂等の発泡体を挙げる
ことができる。中でも、オレフィン系樹脂発泡体が好ま
しい。ここで、オレフィン系樹脂とは、オレフィン性モ
ノマーの(共)重合体を意味する。
ないが、例えば、オレフィン系樹脂;スチレン系樹脂;
ウレタン系樹脂;フェノール系樹脂等の発泡体を挙げる
ことができる。中でも、オレフィン系樹脂発泡体が好ま
しい。ここで、オレフィン系樹脂とは、オレフィン性モ
ノマーの(共)重合体を意味する。
【0019】本発明に用いられるオレフィン系樹脂とし
ては特に制限はないが、例えば、低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のポ
リエチレン;ホモタイプポリプロピレン、ランダムタイ
プポリプロピレン、ブロックタイプポリプロピレン等の
ポリプロピレン;ポリブテン;及びエチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合
体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の
エチレンを主成分とする共重合体からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の(共)重合体を挙げることができ
る。中でも、ポリエチレンやポリプロピレンの1種又は
2種を用いることが好ましい。
ては特に制限はないが、例えば、低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のポ
リエチレン;ホモタイプポリプロピレン、ランダムタイ
プポリプロピレン、ブロックタイプポリプロピレン等の
ポリプロピレン;ポリブテン;及びエチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合
体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の
エチレンを主成分とする共重合体からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の(共)重合体を挙げることができ
る。中でも、ポリエチレンやポリプロピレンの1種又は
2種を用いることが好ましい。
【0020】上記オレフィン系樹脂に加えて、オレフィ
ン系樹脂との合計に対し30重量%未満の範囲で、他の
樹脂、例えば、ポリスチレン、スチレン系エラストマー
等を用いてもよい。30重量%以上加えると、ポリオレ
フィンの特徴(軽量、耐薬品性、柔軟性、弾性等)が発
揮できないばかりか、発泡に必要な溶融粘度を確保する
ことが困難になる場合がある。
ン系樹脂との合計に対し30重量%未満の範囲で、他の
樹脂、例えば、ポリスチレン、スチレン系エラストマー
等を用いてもよい。30重量%以上加えると、ポリオレ
フィンの特徴(軽量、耐薬品性、柔軟性、弾性等)が発
揮できないばかりか、発泡に必要な溶融粘度を確保する
ことが困難になる場合がある。
【0021】本発明に用いられる合成樹脂発泡体の製造
方法としては特に制限はないが、例えば、アゾジカルボ
ンアミド(ADCA)等の熱分解型化学発泡剤を、オレ
フィン系樹脂に、ジオキシム化合物、ビスマレイミド、
ジビニルベンゼン、アリル系多官能モノマー、(メタ)
アクリル系多官能モノマー及びキノン化合物からなる群
から選ばれる少なくとも1種のモノマーを溶融混和して
調製した変性オレフィン樹脂100重量部に対して、2
〜20重量部を分散させ、これを一旦シート状に成形し
て発泡原反としての発泡性シートとした後、熱分解型化
学発泡剤の分解温度以上に加熱して化学発泡させること
を挙げることができる。このような変性方法を採ること
で、成形された合成樹脂発泡体の原反は、架橋密度が低
いにもかかわらず、常圧で発泡することが可能となる。
なお、「架橋密度が低い」とは、ゲル分率で25%以内
の範囲を意味する。一般に、ゲル分率の測定は、サンプ
ルの初期重量と、120℃熱キシレン中で24時間溶解
させたもののゲル分を乾燥させたサンプルとの重量比で
表現する。
方法としては特に制限はないが、例えば、アゾジカルボ
ンアミド(ADCA)等の熱分解型化学発泡剤を、オレ
フィン系樹脂に、ジオキシム化合物、ビスマレイミド、
ジビニルベンゼン、アリル系多官能モノマー、(メタ)
アクリル系多官能モノマー及びキノン化合物からなる群
から選ばれる少なくとも1種のモノマーを溶融混和して
調製した変性オレフィン樹脂100重量部に対して、2
〜20重量部を分散させ、これを一旦シート状に成形し
て発泡原反としての発泡性シートとした後、熱分解型化
学発泡剤の分解温度以上に加熱して化学発泡させること
を挙げることができる。このような変性方法を採ること
で、成形された合成樹脂発泡体の原反は、架橋密度が低
いにもかかわらず、常圧で発泡することが可能となる。
なお、「架橋密度が低い」とは、ゲル分率で25%以内
の範囲を意味する。一般に、ゲル分率の測定は、サンプ
ルの初期重量と、120℃熱キシレン中で24時間溶解
させたもののゲル分を乾燥させたサンプルとの重量比で
表現する。
【0022】上記の変性方法で得られる発泡性シート
(発泡原反)は、電子線で架橋させたシートや熱分解型
化学架橋剤で架橋させたものに比べて、ゲル分率が低
く、かつ常圧で加熱発泡するため、発泡体のセルが大き
くなる。従って、セル壁が厚くなり、座屈等に対する抵
抗性に優れた発泡体となり、畳床や、床用断熱材等の複
合建材用として好適に用いることができる。
(発泡原反)は、電子線で架橋させたシートや熱分解型
化学架橋剤で架橋させたものに比べて、ゲル分率が低
く、かつ常圧で加熱発泡するため、発泡体のセルが大き
くなる。従って、セル壁が厚くなり、座屈等に対する抵
抗性に優れた発泡体となり、畳床や、床用断熱材等の複
合建材用として好適に用いることができる。
【0023】本発明で用いられる変性用モノマーのうち
ジオキシム化合物としては、例えば、p−キノンジオキ
シム、p,p−ジベンゾイルキノンジオキシム等を、ア
リル系多官能モノマーとしては、例えば、ジアリルフタ
レート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシア
ヌレート等を挙げることができる。また、本発明で用い
られる変性用モノマーのうち(メタ)アクリル基を2個
以上有する、即ち(メタ)アクリル系多官能モノマーと
しては、例えば(メタ)アクリロイルオキシ基を2〜4
個有する化合物を挙げることができる。(メタ)アクリ
ロイルオキシ基を2個有する化合物としては、アルカン
ジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レー卜、ジメチロールトリシクロデカンジ(メタ)アク
リレート、ビスフェノールAのエチレングリコール付加
物ジ(メタ)アクリレート、ビスフエノールAのプロピ
レングリコール付加物ジ(メタ)アクリレート等を、ア
クリロイルオキシ基を3個有する化合物としては、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリ卜ールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンエチレンオキサイド付加トリ(メタ)アク
リレート、グリセリンプロピレンオキサイド付加トリ
(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフォスフェート等を、(メタ)アクリロイルオ
キシ基を4個有する化合物としては、ペンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレー卜、ジトリメチロールプ
ロパンテトラ(メタ)アクリレート等を挙げることがで
きる。また、本発明で用いられる変性用モノマーのうち
キノン化合物としては、例えば、ヒドロキノン、p−ベ
ンゾキノン、テトラクロロ−p−ベンゾキノン等をそれ
ぞれ挙げることができる。
ジオキシム化合物としては、例えば、p−キノンジオキ
シム、p,p−ジベンゾイルキノンジオキシム等を、ア
リル系多官能モノマーとしては、例えば、ジアリルフタ
レート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシア
ヌレート等を挙げることができる。また、本発明で用い
られる変性用モノマーのうち(メタ)アクリル基を2個
以上有する、即ち(メタ)アクリル系多官能モノマーと
しては、例えば(メタ)アクリロイルオキシ基を2〜4
個有する化合物を挙げることができる。(メタ)アクリ
ロイルオキシ基を2個有する化合物としては、アルカン
ジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レー卜、ジメチロールトリシクロデカンジ(メタ)アク
リレート、ビスフェノールAのエチレングリコール付加
物ジ(メタ)アクリレート、ビスフエノールAのプロピ
レングリコール付加物ジ(メタ)アクリレート等を、ア
クリロイルオキシ基を3個有する化合物としては、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリ卜ールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンエチレンオキサイド付加トリ(メタ)アク
リレート、グリセリンプロピレンオキサイド付加トリ
(メタ)アクリレート、トリ(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフォスフェート等を、(メタ)アクリロイルオ
キシ基を4個有する化合物としては、ペンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレー卜、ジトリメチロールプ
ロパンテトラ(メタ)アクリレート等を挙げることがで
きる。また、本発明で用いられる変性用モノマーのうち
キノン化合物としては、例えば、ヒドロキノン、p−ベ
ンゾキノン、テトラクロロ−p−ベンゾキノン等をそれ
ぞれ挙げることができる。
【0024】発泡原反の賦形方法としては、押出し成形
の他、プレス成形、ブロー成形、カレンダリング成形、
射出成形等、プラスチックの成形加工で一般的に行われ
る方法を適用可能である。中でも、スクリュー押出し機
から吐出する発泡性樹脂組成物を、直接賦形する方法
が、生産性の観点から好ましい。この場合は、一定寸法
幅の連続発泡性シートを得ることができる。
の他、プレス成形、ブロー成形、カレンダリング成形、
射出成形等、プラスチックの成形加工で一般的に行われ
る方法を適用可能である。中でも、スクリュー押出し機
から吐出する発泡性樹脂組成物を、直接賦形する方法
が、生産性の観点から好ましい。この場合は、一定寸法
幅の連続発泡性シートを得ることができる。
【0025】発泡原反の発泡は、通常、熱分解型化学発
泡剤の分解温度以上、熱可塑性樹脂の熱分解温度以下の
温度範囲で行われる。特に、連続式発泡装置としては、
加熱炉の出口側で発泡体を引き取りながら発泡させる引
取り式発泡装置の他、ベルト式発泡装置、縦型又は横型
発泡炉、熱風恒温槽等、又は熱浴中で発泡を行うオイル
バス、メタルバス、ソルトバス等を挙げることができ
る。
泡剤の分解温度以上、熱可塑性樹脂の熱分解温度以下の
温度範囲で行われる。特に、連続式発泡装置としては、
加熱炉の出口側で発泡体を引き取りながら発泡させる引
取り式発泡装置の他、ベルト式発泡装置、縦型又は横型
発泡炉、熱風恒温槽等、又は熱浴中で発泡を行うオイル
バス、メタルバス、ソルトバス等を挙げることができ
る。
【0026】本発明に用いられる合成樹脂発泡体は、そ
の内部に存在する気泡のアスペクト比(Dz/Dxy)
の平均値が1.1〜2.5であるものが好ましく、1.
3〜2.0であるものがさらに好ましい。
の内部に存在する気泡のアスペクト比(Dz/Dxy)
の平均値が1.1〜2.5であるものが好ましく、1.
3〜2.0であるものがさらに好ましい。
【0027】ここで、気泡のアスペクト比(Dz/Dx
y)とは、合成樹脂発泡体の厚さ方向(Z方向)に平行
な任意の断面の10倍の拡大写真をとり、無作為に選択
した少なくとも50個の気泡の2方向[Z方向(合成樹
脂発泡体の厚さ方向)及びXY方向(合成樹脂発泡体中
の気泡の幅又は長さ方向)]の直径(Dz:合成樹脂発
泡体中の気泡のZ方向の直径 Dxy:合成樹脂発泡体
中の気泡のXY方向の直径)、をそれぞれ測定し、測定
したDzとDxyとの比(Dz/Dxy)の平均値を意
味する。
y)とは、合成樹脂発泡体の厚さ方向(Z方向)に平行
な任意の断面の10倍の拡大写真をとり、無作為に選択
した少なくとも50個の気泡の2方向[Z方向(合成樹
脂発泡体の厚さ方向)及びXY方向(合成樹脂発泡体中
の気泡の幅又は長さ方向)]の直径(Dz:合成樹脂発
泡体中の気泡のZ方向の直径 Dxy:合成樹脂発泡体
中の気泡のXY方向の直径)、をそれぞれ測定し、測定
したDzとDxyとの比(Dz/Dxy)の平均値を意
味する。
【0028】このアスペクト比(Dz/Dxy)の平均
値が1.1未満であると、十分な圧縮強度を得ることが
できないことがあり、2.5を超えると、圧縮弾性率が
高くなりすぎるため、振動に対するエネルギー吸収時、
歪みに対して高い応力が必要となり、坐った時に痛い感
触を生じることがある。
値が1.1未満であると、十分な圧縮強度を得ることが
できないことがあり、2.5を超えると、圧縮弾性率が
高くなりすぎるため、振動に対するエネルギー吸収時、
歪みに対して高い応力が必要となり、坐った時に痛い感
触を生じることがある。
【0029】内部に存在する気泡のアスペクト比(Dz
/Dxy)の平均値が1.1〜2.5である合成樹脂発
泡体を成形する方法としては、例えば、発泡中の原反の
面内方向の発泡力を抑制し得る強度を有する面材を、発
泡以前に、原反の少なくとも片面に積層することを挙げ
ることができる。この方法は、発泡時に面内の2次元方
向の発泡を抑制することで、厚さ方向にのみ発泡させる
ことを可能とし、結果的に、発泡体の気泡の形状を、厚
さ方向に、その長軸を配向した紡錘形とすることができ
る。
/Dxy)の平均値が1.1〜2.5である合成樹脂発
泡体を成形する方法としては、例えば、発泡中の原反の
面内方向の発泡力を抑制し得る強度を有する面材を、発
泡以前に、原反の少なくとも片面に積層することを挙げ
ることができる。この方法は、発泡時に面内の2次元方
向の発泡を抑制することで、厚さ方向にのみ発泡させる
ことを可能とし、結果的に、発泡体の気泡の形状を、厚
さ方向に、その長軸を配向した紡錘形とすることができ
る。
【0030】また、本発明に用いられる合成樹脂発泡体
は、その圧縮強度が2.0kgf/cm2 以上であるも
のが好ましく、4.0kgf/cm2以上であるものが
さらに好ましい。 2.0kgf/cm2未満である
と、畳上に重量物を一定時間置いた後、変形の回復がな
く、体感評価においても畳が凹むために歩行感が悪いこ
とがある。
は、その圧縮強度が2.0kgf/cm2 以上であるも
のが好ましく、4.0kgf/cm2以上であるものが
さらに好ましい。 2.0kgf/cm2未満である
と、畳上に重量物を一定時間置いた後、変形の回復がな
く、体感評価においても畳が凹むために歩行感が悪いこ
とがある。
【0031】また、本発明に用いられる合成樹脂発泡体
は、その発泡倍率が7〜30倍であるものが好ましく、
10〜20倍であるものがさらに好ましい。30倍を超
えると、曲げ剛性が低下するため畳の製造のために縫い
合わせたときに糸の張力が低下し、発泡体自体が欠けや
すくなる。7倍未満であると、コストが高くなり実用的
でない。
は、その発泡倍率が7〜30倍であるものが好ましく、
10〜20倍であるものがさらに好ましい。30倍を超
えると、曲げ剛性が低下するため畳の製造のために縫い
合わせたときに糸の張力が低下し、発泡体自体が欠けや
すくなる。7倍未満であると、コストが高くなり実用的
でない。
【0032】また、図2に示すように、本発明に用いら
れる合成樹脂発泡体1は、その少なくとも1面(好まし
くは、両面)に、不織布又は寒冷紗4を貼付してなるも
のであることが好ましい。このように不織布又は寒冷紗
4を貼付することにより、発泡時に面内の2次元方向の
発泡を抑制して、厚さ方向のみを発泡させることを可能
とし、厚さ方向に対して高い圧縮強度の発泡体を得るこ
とができる。また、畳の裏面に必要な滑りを発現させた
り、他の機能を有する部材、例えば、吸放湿材との接着
に利用することができる。このような不織布、寒冷紗と
しては特に制限はないが、例えば、ポリエステルやナイ
ロン等の合成樹脂繊維からなるものを挙げることができ
る。このような不織布又は寒冷紗の厚さとしては特に制
限はないが、例えば、0.01mm〜1.0mmを好適
例として挙げることができる。このような不織布又は寒
冷紗を積層する方法としては特に制限はないが、例え
ば、(イ)一旦冷却固化した発泡性シートに不織布又は
寒冷紗を加熱しながら貼付し、積層して一体化する方
法、(ロ)発泡性シートを溶融状態になるまで加熱して
おき、これを不織布又は寒冷紗に熱融着し、積層して一
体化する方法等を挙げることができる。
れる合成樹脂発泡体1は、その少なくとも1面(好まし
くは、両面)に、不織布又は寒冷紗4を貼付してなるも
のであることが好ましい。このように不織布又は寒冷紗
4を貼付することにより、発泡時に面内の2次元方向の
発泡を抑制して、厚さ方向のみを発泡させることを可能
とし、厚さ方向に対して高い圧縮強度の発泡体を得るこ
とができる。また、畳の裏面に必要な滑りを発現させた
り、他の機能を有する部材、例えば、吸放湿材との接着
に利用することができる。このような不織布、寒冷紗と
しては特に制限はないが、例えば、ポリエステルやナイ
ロン等の合成樹脂繊維からなるものを挙げることができ
る。このような不織布又は寒冷紗の厚さとしては特に制
限はないが、例えば、0.01mm〜1.0mmを好適
例として挙げることができる。このような不織布又は寒
冷紗を積層する方法としては特に制限はないが、例え
ば、(イ)一旦冷却固化した発泡性シートに不織布又は
寒冷紗を加熱しながら貼付し、積層して一体化する方
法、(ロ)発泡性シートを溶融状態になるまで加熱して
おき、これを不織布又は寒冷紗に熱融着し、積層して一
体化する方法等を挙げることができる。
【0033】複数枚の発泡性シートを複合した多発泡性
シートを用いる場合、その厚さ精度を確保するために
は、方法(イ)を用いることが好ましい。方法(ロ)の
熱融着では、例えば、Tダイから押し出された直後の溶
融状態の発泡性シートの両面に、線状材の貼付された不
織布又は寒冷紗を軽く積層した状態で、これらを対向状
の冷却ロール間を通過させ、ロールの押圧力で両者を一
体化する方法が好ましい。なお、上記のように発泡性シ
ートと不織布又は寒冷紗とを積層して一体化するとは、
発泡性シートと線状材の貼付された不織布又は寒冷紗と
を両者の界面において剥離しようとした場合に、高い割
合で材料破壊が生じる程度に両者が固着されている状態
を意味する。
シートを用いる場合、その厚さ精度を確保するために
は、方法(イ)を用いることが好ましい。方法(ロ)の
熱融着では、例えば、Tダイから押し出された直後の溶
融状態の発泡性シートの両面に、線状材の貼付された不
織布又は寒冷紗を軽く積層した状態で、これらを対向状
の冷却ロール間を通過させ、ロールの押圧力で両者を一
体化する方法が好ましい。なお、上記のように発泡性シ
ートと不織布又は寒冷紗とを積層して一体化するとは、
発泡性シートと線状材の貼付された不織布又は寒冷紗と
を両者の界面において剥離しようとした場合に、高い割
合で材料破壊が生じる程度に両者が固着されている状態
を意味する。
【0034】2.シート状部材 本発明に用いられるシート状部材としては、特定の線膨
張率を有するものであれば特に制限はないが、例えば、
インシュレーションボード(A級インシュレーションボ
ード、タタミボード、シージングボード)、MDF(中
質繊維板)、ハードボード(硬質繊維板)等の木質繊維
板;パーティクルボード;天然繊維(麻、綿等)に樹脂
バインダーを含浸させた天然繊維板;紙製シート;鉄系
又はアルミニウム、銅等の非鉄金属の金属シート; 不
織布、織布等を挙げることができる。
張率を有するものであれば特に制限はないが、例えば、
インシュレーションボード(A級インシュレーションボ
ード、タタミボード、シージングボード)、MDF(中
質繊維板)、ハードボード(硬質繊維板)等の木質繊維
板;パーティクルボード;天然繊維(麻、綿等)に樹脂
バインダーを含浸させた天然繊維板;紙製シート;鉄系
又はアルミニウム、銅等の非鉄金属の金属シート; 不
織布、織布等を挙げることができる。
【0035】本発明に用いられるシート状部材の温度に
よる線膨張率は、1.0×10-5(℃-1)未満、好まし
くは、0.8×10-5(℃-1)未満である。1.0×1
0-5(℃-1)以上であると、低温時には収縮して畳相互
間に隙間が生じ、高温時には膨張して反りが生じる。
よる線膨張率は、1.0×10-5(℃-1)未満、好まし
くは、0.8×10-5(℃-1)未満である。1.0×1
0-5(℃-1)以上であると、低温時には収縮して畳相互
間に隙間が生じ、高温時には膨張して反りが生じる。
【0036】3.粘着剤 本発明において、前記合成樹脂発泡体の上面に前記シー
ト状部材を貼り合わせるために用いられる粘着剤として
は、ガラス転移温度(Tg)が0°℃未満であるもので
あれば特に制限はないが、例えば、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)、スチレン−イソプレン−スチレ
ンのブロックコポリマー(SIS)等の合成ゴムを挙げ
ることができる。ガラス転移温度(Tg)が0℃以上で
あると、冬季に、畳の温度が0℃にまで低下した場合、
粘着性を保持することができず、反りを発生させること
になる。
ト状部材を貼り合わせるために用いられる粘着剤として
は、ガラス転移温度(Tg)が0°℃未満であるもので
あれば特に制限はないが、例えば、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)、スチレン−イソプレン−スチレ
ンのブロックコポリマー(SIS)等の合成ゴムを挙げ
ることができる。ガラス転移温度(Tg)が0℃以上で
あると、冬季に、畳の温度が0℃にまで低下した場合、
粘着性を保持することができず、反りを発生させること
になる。
【0037】図3に示すように、粘着剤は、前記合成樹
脂発泡体の上面及び/又は前記シート状部材に塗布する
が、その塗布形状としては特に制限はなく、例えば、全
面、点列(イ)、線列(ロ)及び(ハ)等のいずれであ
ってもよい。
脂発泡体の上面及び/又は前記シート状部材に塗布する
が、その塗布形状としては特に制限はなく、例えば、全
面、点列(イ)、線列(ロ)及び(ハ)等のいずれであ
ってもよい。
【0038】
【実施例】以下、本発明の畳床を、実施例によってさら
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
【0039】1.合成樹脂発泡体の製造 (1)変性ポリオレフィン系樹脂の調製 変性用スクリュー押出機として、同方向回転2軸スクリ
ュー押出機(プラスチック工学研究所社製 商品名:B
T40)を用いた。これはセルフワイピング2条スクリ
ューを備え、その長さと幅との比(L/D)は35m
m、Dは39mmである。シリンダーバレルは、押出機
の上流から下流側へ第1〜4バレルからなり、ダイは3
穴ストランドダイであり、揮発分を回収するため第4バ
レルに真空ベントが設置されている。操作条件は下記の
通りとした。 シリンダーバレル設定温度 第1バレル:180℃ 第2バレル:220℃ 第3バレル:220℃ 第4バレル:220℃ ダイ:220℃ スクリュー回転数:150rpm
ュー押出機(プラスチック工学研究所社製 商品名:B
T40)を用いた。これはセルフワイピング2条スクリ
ューを備え、その長さと幅との比(L/D)は35m
m、Dは39mmである。シリンダーバレルは、押出機
の上流から下流側へ第1〜4バレルからなり、ダイは3
穴ストランドダイであり、揮発分を回収するため第4バ
レルに真空ベントが設置されている。操作条件は下記の
通りとした。 シリンダーバレル設定温度 第1バレル:180℃ 第2バレル:220℃ 第3バレル:220℃ 第4バレル:220℃ ダイ:220℃ スクリュー回転数:150rpm
【0040】上記構成の変性用スクリュー押出機に、ま
ず、ポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレンランダム共
重合体(三菱化学社製商品名:EG8、MI:0.8、
密度:0.9g/cm3))を供給量10kg/hで、
また、ジオキシム化合物(p−キノンジオキシム(大内
新興化学社製 商品名:バルノックGM−P))をその
供給量がポリオレフィン系樹脂100重量部に対して
0.75重量部となるようにして、ホッパーから別々に
投入し、両者を溶融混和し、変性樹脂を得た。このと
き、押出機内で発生した揮発分は真空ベントにより真空
引きした。次に、オレフィン系樹脂とジオキシム化合部
との溶融混和によって得られた変性樹脂を、ストランド
ダイから吐出し、水冷し、ペレタイザーで切断して、変
性樹脂のペレットを得た。
ず、ポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレンランダム共
重合体(三菱化学社製商品名:EG8、MI:0.8、
密度:0.9g/cm3))を供給量10kg/hで、
また、ジオキシム化合物(p−キノンジオキシム(大内
新興化学社製 商品名:バルノックGM−P))をその
供給量がポリオレフィン系樹脂100重量部に対して
0.75重量部となるようにして、ホッパーから別々に
投入し、両者を溶融混和し、変性樹脂を得た。このと
き、押出機内で発生した揮発分は真空ベントにより真空
引きした。次に、オレフィン系樹脂とジオキシム化合部
との溶融混和によって得られた変性樹脂を、ストランド
ダイから吐出し、水冷し、ペレタイザーで切断して、変
性樹脂のペレットを得た。
【0041】(2)発泡性樹脂組成物の調製と発泡性複
合シートの調製 発泡剤混練用スクリュー押出機として、同方向回転2軸
スクリュー押出機(日本製鋼所社製 商品名:TEX−
44型)を用いた。これはセルフワイピング2条スクリ
ューを備え、そのL/Dは45.5mm、Dは47mm
である。シリンダーバレルは押出機の上流から下流側へ
第1〜12バレルからなり、成形ダイは幅500mm、
厚さ.3.5mmのTダイである。温度設定区分は下記
の通りとした。 第1バレルは常時冷却 第1ゾーン:第2〜4バレル 第2ゾーン:第5〜8バレル 第3ゾーン:第9〜12バレル 第4ゾーン:ダイおよびアダプター部
合シートの調製 発泡剤混練用スクリュー押出機として、同方向回転2軸
スクリュー押出機(日本製鋼所社製 商品名:TEX−
44型)を用いた。これはセルフワイピング2条スクリ
ューを備え、そのL/Dは45.5mm、Dは47mm
である。シリンダーバレルは押出機の上流から下流側へ
第1〜12バレルからなり、成形ダイは幅500mm、
厚さ.3.5mmのTダイである。温度設定区分は下記
の通りとした。 第1バレルは常時冷却 第1ゾーン:第2〜4バレル 第2ゾーン:第5〜8バレル 第3ゾーン:第9〜12バレル 第4ゾーン:ダイおよびアダプター部
【0042】発泡剤を供給するために第6バレルにサイ
ドフィーダーが設置され、揮発分を回収するため第11
バレルに真空ベントが設置されている。操作条件は下記
の通りとした。 シリンダーバレル設定温度 第1バレル:150℃ 第2バレル:170℃ 第3バレル:180℃ 第4バレル:160℃ スクリュー回転数:40rpm
ドフィーダーが設置され、揮発分を回収するため第11
バレルに真空ベントが設置されている。操作条件は下記
の通りとした。 シリンダーバレル設定温度 第1バレル:150℃ 第2バレル:170℃ 第3バレル:180℃ 第4バレル:160℃ スクリュー回転数:40rpm
【0043】上述のようにして得られた変性樹脂を変性
用スクリュー押出機から発泡剤混練用スクリュー押出機
に供給した。変性樹脂の供給量は20kg/hとした。
また、前記発泡剤混練用スクリュー押出機にそのサイド
フィーダーから発泡剤を供給し、分散させた。発泡剤と
してアゾジカルボンアミド(ADCA)を用い、その供
給量は1kg/hとした。こうして変性樹脂と発泡剤の
混練によって得られた発泡性樹脂組成物を、Tダイから
押し出し、3本冷却ロールに通す際に、発泡性樹脂組成
物の両面(表面及び裏面)に、ポリエチレンテレフタレ
ート製の不織布(東洋紡績社製 商品名:スパンボンド
エクーレ 6301A、秤量30g/m2、引張り強
度:縦1.6kg/cm、横1.2kg/cm)を熱融
着し、幅460mm、厚さ3.4mmの発泡性複合シー
トを得た。
用スクリュー押出機から発泡剤混練用スクリュー押出機
に供給した。変性樹脂の供給量は20kg/hとした。
また、前記発泡剤混練用スクリュー押出機にそのサイド
フィーダーから発泡剤を供給し、分散させた。発泡剤と
してアゾジカルボンアミド(ADCA)を用い、その供
給量は1kg/hとした。こうして変性樹脂と発泡剤の
混練によって得られた発泡性樹脂組成物を、Tダイから
押し出し、3本冷却ロールに通す際に、発泡性樹脂組成
物の両面(表面及び裏面)に、ポリエチレンテレフタレ
ート製の不織布(東洋紡績社製 商品名:スパンボンド
エクーレ 6301A、秤量30g/m2、引張り強
度:縦1.6kg/cm、横1.2kg/cm)を熱融
着し、幅460mm、厚さ3.4mmの発泡性複合シー
トを得た。
【0044】(3)発泡 得られた発泡性複合シートを加熱ゾーンを有する連続発
泡機にて、220℃で約8分間加熱発泡させ、ポリプロ
ピレン複合発泡体(発泡倍率15倍、厚さ48mm)を
得た。
泡機にて、220℃で約8分間加熱発泡させ、ポリプロ
ピレン複合発泡体(発泡倍率15倍、厚さ48mm)を
得た。
【0045】2.畳床の製造 高密度木質繊維板(ハードボード)(ニチハ社製 商品
名:ニチハフロアー養生板 密度:0.95g/c
m3、線膨張率0.3×10-5(℃-1)、厚さ1.75
mm))の全面に、合成ゴム(SIS)系ホットメルト
型粘着剤(積水化学工業社製 商品名:セキスイエスダ
イン9189GI ガラス転移温度(Tg):−13℃
をホットメルトガンにてスプレー塗布し、上記で得られ
たポリプロピレン複合発泡体の上面に貼り付けた。
名:ニチハフロアー養生板 密度:0.95g/c
m3、線膨張率0.3×10-5(℃-1)、厚さ1.75
mm))の全面に、合成ゴム(SIS)系ホットメルト
型粘着剤(積水化学工業社製 商品名:セキスイエスダ
イン9189GI ガラス転移温度(Tg):−13℃
をホットメルトガンにてスプレー塗布し、上記で得られ
たポリプロピレン複合発泡体の上面に貼り付けた。
【0046】実施例2 実施例1において、合成樹脂発泡体として、発泡ポリス
チレン(鐘淵化学社製商品名:カネライトフォームKT
A 発泡倍率30倍、厚さ25mm)を用いたこと以外
は実施例1と同様にして畳床を製造した。
チレン(鐘淵化学社製商品名:カネライトフォームKT
A 発泡倍率30倍、厚さ25mm)を用いたこと以外
は実施例1と同様にして畳床を製造した。
【0047】比較例1 実施例1において、粘着剤として、酢酸ビニルの水系接
着剤(積水化学工業社製 商品名:セキスイエスダイン
5660)を用いて、ローラーでハードボード全面に塗
布し、ポリプロピレン複合発泡体に貼り付け、1日養生
したこと以外は実施例1と同様にして畳床を製造した。
着剤(積水化学工業社製 商品名:セキスイエスダイン
5660)を用いて、ローラーでハードボード全面に塗
布し、ポリプロピレン複合発泡体に貼り付け、1日養生
したこと以外は実施例1と同様にして畳床を製造した。
【0048】比較例2 実施例2において、粘着剤として、酢酸ビニルの水系接
着剤(積水化学工業社製 商品名:セキスイエスダイン
5660)を用いて、ローラーでハードボード全面に接
着剤を塗布し、ポリプロピレン複合発泡体に貼り付け、
1日養生したこと以外は実施例2と同様にして畳床を製
造した。
着剤(積水化学工業社製 商品名:セキスイエスダイン
5660)を用いて、ローラーでハードボード全面に接
着剤を塗布し、ポリプロピレン複合発泡体に貼り付け、
1日養生したこと以外は実施例2と同様にして畳床を製
造した。
【0049】評価 常温(23℃)で、長さ1760mmの畳を作り、長さ
方向に畳を2枚つき合わせて敷いた。0℃及び50℃の
雰囲気にそれぞれ24時間放置した後、下記のようにし
て、隙間と反り量とを測定した。
方向に畳を2枚つき合わせて敷いた。0℃及び50℃の
雰囲気にそれぞれ24時間放置した後、下記のようにし
て、隙間と反り量とを測定した。
【0050】隙間の測定:0.1mmまで測定可能な隙
間ゲージを2枚つき合わせた畳の隙間に入れて測定し
た。
間ゲージを2枚つき合わせた畳の隙間に入れて測定し
た。
【0051】反り量の測定:図4に示すように、凹反り
(イ)は、両端に糸5を張り、糸5と畳10の間隔がも
っとも大きいところを直尺で測り、反り量とした。凸反
り(ロ)は、畳両端に2mの直尺6をあて、畳縁と直尺
との間隔が最も大きい値をを反り量とした。
(イ)は、両端に糸5を張り、糸5と畳10の間隔がも
っとも大きいところを直尺で測り、反り量とした。凸反
り(ロ)は、畳両端に2mの直尺6をあて、畳縁と直尺
との間隔が最も大きい値をを反り量とした。
【0052】実施例1及び2、並びに比較例1及び2で
得られた畳床の、0℃及び50℃における反り量と隙間
について測定して結果を表1に示す。
得られた畳床の、0℃及び50℃における反り量と隙間
について測定して結果を表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
一般的な機械を用いて、かつ通常の方法で製造が可能
な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生がない畳床を提
供することができる。すなわち、図5に示すように、本
発明の畳床は、季節を問わず(0℃及び50℃のいずれ
の場合であっても)、反りや隙間が生じることがない。
このように反りの発生がないため、畳の端や中央が浮い
たりすることがなく、浮いた端部で躓きによる事故を防
止することができる。また、隙間が生じないため、畳の
隙間に小物を落としたり指を挟んだりすること防止する
ことができる。さらに、汎用の機械で通常の方法により
寸法精度のよい畳を製造することができる。
一般的な機械を用いて、かつ通常の方法で製造が可能
な、反りの発生や畳相互間の隙間の発生がない畳床を提
供することができる。すなわち、図5に示すように、本
発明の畳床は、季節を問わず(0℃及び50℃のいずれ
の場合であっても)、反りや隙間が生じることがない。
このように反りの発生がないため、畳の端や中央が浮い
たりすることがなく、浮いた端部で躓きによる事故を防
止することができる。また、隙間が生じないため、畳の
隙間に小物を落としたり指を挟んだりすること防止する
ことができる。さらに、汎用の機械で通常の方法により
寸法精度のよい畳を製造することができる。
【0055】
【図1】本発明の畳床の一の実施の形態を模式的に示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明に用いられる合成樹脂発泡体の一の実施
の形態であって、不織布又は寒冷紗を貼付した場合を模
式的に示す断面図である。
の形態であって、不織布又は寒冷紗を貼付した場合を模
式的に示す断面図である。
【図3】本発明に用いられる粘着剤の塗布形状の一の実
施の形態を模式的に示す平面図で、(イ)は、点列の場
合、(ロ)及び(ハ)は、線列の場合をそれぞれ示す。
施の形態を模式的に示す平面図で、(イ)は、点列の場
合、(ロ)及び(ハ)は、線列の場合をそれぞれ示す。
【図4】本発明の実施例において、評価のための反り量
の測定方法を模式的に示す断面図である。
の測定方法を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の畳床が、季節を問わず(0℃及び50
℃のいずれの場合であっても)、反りや隙間が生じるこ
とがないことを模式的に示す断面図である。
℃のいずれの場合であっても)、反りや隙間が生じるこ
とがないことを模式的に示す断面図である。
【図6】従来の合成芯畳床において、線膨張の小さいボ
ードと合成樹脂発泡体との線膨張の違いにより、反りが
生じることを模式的に示す断面図であり、(イ)は低温
時を、(ロ)は高温時をそれぞれ示す。
ードと合成樹脂発泡体との線膨張の違いにより、反りが
生じることを模式的に示す断面図であり、(イ)は低温
時を、(ロ)は高温時をそれぞれ示す。
1:合成樹脂発泡体 2:シート状部材 3:粘着剤 4:不織布又は寒冷紗 5:糸 6:2mの直尺 10:畳 11:従来の合成樹脂発泡体 21:従来のシート状部材 31:従来の粘着剤
Claims (5)
- 【請求項1】合成樹脂発泡体と、この合成樹脂発泡体の
上面にガラス転移温度(Tg)が0℃未満の粘着剤を介
して貼付した、温度による線膨張率が1.0×10
-5(℃-1)未満のシート状部材とを備えてなることを特
徴とする畳床。 - 【請求項2】前記合成樹脂発泡体が、オレフィン系樹脂
発泡体である請求項1に記載の畳床。 - 【請求項3】前記合成樹脂発泡体の内部に存在する気泡
のアスペクト比(Dz/Dxy)の平均値が、1.1〜
2.5である請求項1又は2に記載の畳床。 - 【請求項4】前記合成樹脂発泡体が、その少なくとも1
面に、不織布又は寒冷紗を貼付してなるものである請求
項1〜3のいずれかに記載の畳床。 - 【請求項5】前記オレフィン系樹脂発泡体が、オレフィ
ン系樹脂に、ジオキシム化合物、ビスマレイミド、ジビ
ニルベンゼン、アリル系多官能モノマー、(メタ)アク
リル系多官能モノマー及びキノン化合物からなる群から
選ばれる少なくとも1種のモノマーを溶融混和して調製
した変性オレフィン樹脂から形成してなる発泡体である
請求項2〜4のいずれかに記載の畳床。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24771699A JP2001073536A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 畳 床 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24771699A JP2001073536A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 畳 床 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001073536A true JP2001073536A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17167618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24771699A Withdrawn JP2001073536A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 畳 床 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001073536A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005120624A (ja) * | 2003-10-15 | 2005-05-12 | Kaneha:Kk | 縁なし畳及びその製法 |
JP2006090058A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Nichiha Corp | 無機質複合板 |
CN102264986A (zh) * | 2008-12-24 | 2011-11-30 | 马里亚诺·帕加内利 | 实现指定用于覆盖内部或外部地面或墙壁的高抗性平板或砖的方法 |
JP2014118720A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Dow Global Technologies Llc | 畳 |
-
1999
- 1999-09-01 JP JP24771699A patent/JP2001073536A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN102264986A (zh) * | 2008-12-24 | 2011-11-30 | 马里亚诺·帕加内利 | 实现指定用于覆盖内部或外部地面或墙壁的高抗性平板或砖的方法 |
CN102264986B (zh) * | 2008-12-24 | 2014-05-14 | 马里亚诺·帕加内利 | 实现指定用于覆盖内部或外部地面或墙壁的高抗性平板或砖的方法 |
JP2014118720A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Dow Global Technologies Llc | 畳 |
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