JP2573193Y2 - タイルカーペット - Google Patents

タイルカーペット

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JP2573193Y2
JP2573193Y2 JP1991080488U JP8048891U JP2573193Y2 JP 2573193 Y2 JP2573193 Y2 JP 2573193Y2 JP 1991080488 U JP1991080488 U JP 1991080488U JP 8048891 U JP8048891 U JP 8048891U JP 2573193 Y2 JP2573193 Y2 JP 2573193Y2
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carpet
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vinyl acetate
polyethylene
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正次 堀田
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Lonseal Corp
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一体成形が可能で、軽く
て歩行性が良く、しかも粘着剤との密着性が良い、鉄道
車輌やバス及び建物の床に敷設するタイルカーペットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のカーペットタイルはパイル
を基布に植え付けた状態のカーペット地の裏面に、樹脂
100重量部に対して充填剤を100〜300重量部含
有した塩化ビニル製シートが裏打ちされたものであっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そのため重量感があっ
て自重でタイルのずれ防止及び浮き防止効果を有し下地
との固定性があり置敷用としては好ましいが、1m2
たり約5kgと重いために、車輌、バス及び高層化の進む
住居用建物の床敷用として軽量化が望まれていたし、流
通的にも軽量化が望まれていた。更には、裏打層が塩化
ビニル樹脂製のために、不用になったカーペットを焼却
処理した場合、有害ガスが発生して環境上好ましくない
ので、裏打層の非ハロゲン樹脂化が望まれていた。
【0004】そこで、本考案はカーペット地の裏打層が
非ハロゲン樹脂からなり、軽くて歩行性が良く、粘着材
で下地に固定し、裏打層と粘着材の密着性が良くて、そ
り等の変形がなく、しかも一体成形が可能で軽量なタイ
ルカーペットを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案が上記課題を解決
するために講じた手段はパイルを基布に植え付けたカー
ペット地の裏面に裏打層として、メルトインデックス
(溶融指数)が1〜10でかつ酢酸ビニル含有率が10
〜30%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂製中間シー
ト層と、発泡倍率が3〜6倍で両面にスキン層を有する
ポリエチレン製架橋発泡シート層とを設けたものであ
り、更に、該発泡シート層の裏面に粘着層を設けたもの
である。
【0006】
【実施例】本考案の実施の一例を図面に基づいて説明す
ると、カーペット地Aは此の種の技術分野において周知
の構成のもので、ポリプロピレン、ポリエステル、麻等
からなる不織布または織布の基布1に、ナイロン、アク
リル、レーヨン等からなるパイル2を植え付けたもので
あって、パイル2の形状からループ状、カット状などが
あるが、いずれも使用可能であり、このカーペット地A
の裏面に裏打層Bを設ける。
【0007】裏打層Bはエチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂製中間シート層3と、両面にスキン層4’を有するポ
リエチレン製架橋発泡シート層4とが積層されたもので
あり、このエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂製中間シー
ト層3を前記カーペット地Aの裏面に設ける。
【0008】中間シート層3はカーペット地Aにおける
パイル2の固定と、カーペット地Aと発泡シート層4と
の接着として作用するもので、メルトインデックス(M
I)が1〜10、好ましくは2〜7であり、かつ酢酸ビ
ニル含有率が10〜30%、好ましくは15〜25%の
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂よりなるもので、カー
ペット地Aへの食い込みが良くて、パイル2の固定性及
びポリエチレン製発泡シート層4との接着性に優れ、柔
軟性を有し、そり等の変形がない。したがってカーペッ
ト地Aとポリエチレン性発泡シート層4との一体成形が
可能である。
【0009】中間シート層3のMIが1以下の場合は、
カーペット地Aへの食い込みが悪くパイル2が抜けやす
いこと及びこの中間シート層3が固く、そり等の変形を
生じやすいために好ましくない。また、MIが10以上
の場合は、カーペット地Aへの食い込みが良く、柔軟で
そりはないが、柔らかすぎて歩行性が悪いし、キャスタ
ー等の摩り応力に対してカーペット地Aと発泡シート層
4との間でずれを生じる等の欠点を有し好ましくない。
【0010】又、この中間シート層3における酢酸ビニ
ルの含有率が10%以下ではカーペット地Aとポリエチ
レン製発泡シート層4との接着性が悪いこと及び該シー
ト層が固くて、そりを生じやすい等により好ましくな
い。また、30%以上ではカーペット地Aと該発泡シー
ト層4との接着性は良いが、柔らかすぎて成形性が悪い
こと、カット性が悪いこと及びキャスター等の摩り応力
に対してカーペット地Aがずれる等の欠点を有し好まし
くない。
【0011】尚、この中間シート層3を裏面の発泡シー
ト層4と同様にポリエチレン樹脂で構成すると、カーペ
ット地Aとの密着性が悪いこと及び硬くてそり等の変形
を生じやすく好ましくない。
【0012】ポリエチレン製架橋発泡シート層4はタイ
ルカーペットを軽量化せしめるもので、厚みが2〜3mm
程度の発泡倍率が3〜6倍でかつ両面にスキン層4’を
有するポリエチレン製架橋発泡シートよりなり、カーペ
ット地Aの裏面に裏打層Bを一体成形する時の中間シー
ト層3のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂との接着性及
び粘着材との密着性が良く、柔軟でそり等の変形がな
く、歩行性に優れているために好ましい。
【0013】この発泡シート層4の発泡倍率が3倍以下
では該シートが硬く、そり等の変形を生じやすくて好ま
しくなく、6倍以上では発泡シートが柔らかすぎて歩行
性が悪いこと、キャスター等の摩り応力に対してフォー
ムが伸びて寸法安定性が悪いこと及び裁断時のカット性
が悪いこと等により好ましくない。
【0014】また、該発泡シート層4の両面にスキン層
4’がない場合には発泡シートの表面が気泡跡で凹凸状
になっているために中間シート層3のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合樹脂との接着性が悪いこと及び該カーペット
タイルが軽量のため粘着剤5で下地に固定しなければな
らないが、その粘着剤5との接着性が悪くて好ましくな
い。
【0015】更に、発泡シート層4が非架橋の場合、中
間シート層3となるエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂製
シートを170〜180℃で押出しながらカーペット地
Aとポリエチレン製発泡シートを同時に加熱圧着積層時
に該発泡シートが溶融してへたってしまうこと及び耐ク
ッション性が悪いこと等により好ましくない。
【0016】上記の構成よりなるタイルカーペットは従
来の1/2〜1/3の重量のために、自重で下地に固定
できないので、裏打層Bの裏面における発泡シート層4
の面に粘着層Cを設ける。この粘着層Cは離型紙6にア
クリル酸エステル系、エチレン−酢酸ビニル共重合系等
よりなる粘着剤5が付着している粘着シートを貼着する
か、あるいは該粘着剤5の液状タイプを発泡シート層4
に塗布乾燥した後、離型紙6を積層して構成してもよ
く、下地に敷設する時に粘着層Cの離型紙6を剥離し
て、下地に固定する。
【0017】次に本考案の具体的な実施の態様について
説明すると、MIが3で酢酸ビニル含有率が25%のエ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂を、加工温度が180℃
の押出機で厚みが500μのシート状に押し出しなが
ら、シートの片面に、ポリエステル繊維製不織布にナイ
ロン繊維製ループを植え付けたループ状カーペット地
を、他面に、発泡倍率が5倍で、両面にスキン層付きの
厚みが3mmのポリエチレン製架橋発泡シートを同時に加
熱圧着をして、カーペット地と該発泡シートを一体に積
層成形後、冷却しながら、約110cm長さの板状にカッ
トする。次に上記積層体の発泡シート面に離型紙付アク
リル系粘着シートを貼り合わせた後、50cm各にカット
して、タイルカーペットを得る。このようにして得られ
たタイルカーペットは、柔軟でそり等の変形がなく、重
さが1m2 当たり2kgであり、従来品の40%の軽さで
あって、歩行性も従来品と変わらない。
【0018】
【考案の効果】本考案はパイルを基布に植え付けたカー
ペット地の裏面に裏打層として、メルトインデックスが
1〜10でかつ酢酸ビニル含有率が10〜30%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂製中間シート層と、発泡倍
率が3〜6倍で両面にスキン層を有するポリエチレン製
架橋発泡シート層とを設けたから、カーペット地と発泡
シート層との密着性が良くて一体成形性に優れており、
柔軟でそり等の変形がなく、重さが従来品の1/2〜1
/3の軽さでありながら、歩行性に優れ、更に粘着剤と
の密着性に優れたタイルカーペットであり、更にカーペ
ット地の裏打層が非ハロゲン化材のために公害的にも影
響が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本考案の一実施例を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
A カーペット地 B 裏打層 C 粘着層 1 基布 2 パイル 3 中間シート層
4 発泡シート層 4’ スキン層 5 粘着剤層 6 離型紙

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイルを基布に植え付けたカーペット地の
    裏面に裏打層として、メルトインデックスが1〜10で
    かつ酢酸ビニル含有率が10〜30%のエチレン−酢酸
    ビニル共重合樹脂製中間シート層と、発泡倍率が3〜6
    倍で両面にスキン層を有するポリエチレン製架橋発泡シ
    ート層とを設けたことを特徴とするタイルカーペット。
  2. 【請求項2】裏打層のポリエチレン製架橋発泡シート層
    面に粘着層が設けたことを特徴とする請求項1記載のタ
    イルカーペット。
JP1991080488U 1991-10-03 1991-10-03 タイルカーペット Expired - Lifetime JP2573193Y2 (ja)

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JPS61253017A (ja) * 1985-11-27 1986-11-10 旭化成株式会社 低発泡樹脂バツキングカ−ペツト
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