JPH0625328Y2 - 内装材用下地材 - Google Patents
内装材用下地材Info
- Publication number
- JPH0625328Y2 JPH0625328Y2 JP16371788U JP16371788U JPH0625328Y2 JP H0625328 Y2 JPH0625328 Y2 JP H0625328Y2 JP 16371788 U JP16371788 U JP 16371788U JP 16371788 U JP16371788 U JP 16371788U JP H0625328 Y2 JPH0625328 Y2 JP H0625328Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- thickness
- interior materials
- needle felt
- resin foam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、建築物の床、壁等に用いる内装材用下地材に
関する。
関する。
（従来の技術） 従来、建築物の内装材としては、カーペット、壁紙等の
表面材が積層されたエチレン系樹脂発泡シートの裏面
に、紙が積層され更に紙の裏面にポリエチレンフィルム
が積層されてなるものが汎用されている。
表面材が積層されたエチレン系樹脂発泡シートの裏面
に、紙が積層され更に紙の裏面にポリエチレンフィルム
が積層されてなるものが汎用されている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来品の場合、積層材の一つに紙即
ち植物繊維からなる材料が使用されているので、ポリエ
チレンフィルムやエチレン系樹脂発泡シートが有する柔
弾性が損なわれ、且つ吸水、吸湿性に富むので、通常巻
回して保管されていたものを、施工に際して巻戻した際
フラットな状態にならずに反りがあり、その為に施工性
が悪いという欠点があった。
ち植物繊維からなる材料が使用されているので、ポリエ
チレンフィルムやエチレン系樹脂発泡シートが有する柔
弾性が損なわれ、且つ吸水、吸湿性に富むので、通常巻
回して保管されていたものを、施工に際して巻戻した際
フラットな状態にならずに反りがあり、その為に施工性
が悪いという欠点があった。
本考案内装材用下地材は、上記の欠点を解消し、遮音
性、クッション性に富むと共に、施工性のよい内装材用
下地材を提供することを目的としてなされたものであ
る。
性、クッション性に富むと共に、施工性のよい内装材用
下地材を提供することを目的としてなされたものであ
る。
（課題を解決するための手段） 本考案の要旨は、発泡倍率10乃至40倍、厚み３mm以上の
オレフィン系樹脂発泡シートと、厚み５mm以下のニード
ルフェルトとを積層したことを特徴とする内装材用下地
材に存する。
オレフィン系樹脂発泡シートと、厚み５mm以下のニード
ルフェルトとを積層したことを特徴とする内装材用下地
材に存する。
本考案に於いて、オレフィン系樹脂としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、又はこれらを主成分とする他の
ポリマーとの混合物、エチレン酢酸ビニル共重合体、エ
チレン塩化ビニル共重合体の如きエチレンを主成分とす
る共重合体等が挙げられる。
レン、ポリプロピレン、又はこれらを主成分とする他の
ポリマーとの混合物、エチレン酢酸ビニル共重合体、エ
チレン塩化ビニル共重合体の如きエチレンを主成分とす
る共重合体等が挙げられる。
又、発泡シートは独立気泡性のものが、断熱性、防音性
等がすぐれているので好ましい。
等がすぐれているので好ましい。
オレフィン系樹脂発泡シートとニードルフェルトとの積
層方法としては、接着剤により接着する方法、加熱融着
による方法等公知の任意の方法が採用出来るが、押出ラ
ミネート法が簡単で良品質のものが得られるので好まし
い。
層方法としては、接着剤により接着する方法、加熱融着
による方法等公知の任意の方法が採用出来るが、押出ラ
ミネート法が簡単で良品質のものが得られるので好まし
い。
ニードルフェルトの素材としては、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリアクリルニトリル、ポリプロピレン、ポリ
ビニルアルコール等の合成繊維又は動物繊維の何れでも
よい。
ステル、ポリアクリルニトリル、ポリプロピレン、ポリ
ビニルアルコール等の合成繊維又は動物繊維の何れでも
よい。
（作用） 本考案に於いては、発泡倍率10乃至40倍、厚み３mm以上
のオレフィン系樹脂発泡シートと、厚み５mm以下のニー
ドルフェルトとを積層してなるので、全体として柔弾性
に富、又温度、湿度等が変化しても、その為による寸法
変化が生じ難い。
のオレフィン系樹脂発泡シートと、厚み５mm以下のニー
ドルフェルトとを積層してなるので、全体として柔弾性
に富、又温度、湿度等が変化しても、その為による寸法
変化が生じ難い。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第１図は、本考案の一実施例を示す断面図であって、発
泡倍率30倍、厚み４mmのエチレン系樹脂発泡シート１
と、ポリエステル繊維を用いた厚み４mmのニードルフェ
ルト２とが積層されている。
泡倍率30倍、厚み４mmのエチレン系樹脂発泡シート１
と、ポリエステル繊維を用いた厚み４mmのニードルフェ
ルト２とが積層されている。
オレフィン系樹脂発泡体とニードルフェルトとは、前記
実施例のように、１層ずつを積層したものに限られず、
第２図に示すように、３層にしてオレフィン系樹脂発泡
シートとニードルフェルトとの何れか一方を他方でサン
ドイッチしてもよく、或いは両者を交互に何層も積層し
たものであってもよい。
実施例のように、１層ずつを積層したものに限られず、
第２図に示すように、３層にしてオレフィン系樹脂発泡
シートとニードルフェルトとの何れか一方を他方でサン
ドイッチしてもよく、或いは両者を交互に何層も積層し
たものであってもよい。
本考案に於ける下地材は、適宜カーペットや壁紙と積層
して内装材とし、長尺物を捲重体として保管してもよ
く、又これら表面材とは別途に捲重体とし、施工に際し
て、表面材と重ね合せるか、或いは重ね合せた状態で接
着剤を用いて接着してもよい。
して内装材とし、長尺物を捲重体として保管してもよ
く、又これら表面材とは別途に捲重体とし、施工に際し
て、表面材と重ね合せるか、或いは重ね合せた状態で接
着剤を用いて接着してもよい。
以下、上記実施例と別途用意した比較例との物性試験の
結果について述べる。
結果について述べる。
（１）床衝撃音 前記積層体及びこれと比較する為に８mm厚みのニードル
フェルトを用意した。次に150mm厚みのスラブ上に敷設
し、タッピングマシンによる床衝撃音を測定し、その結
果を次表に示す。
フェルトを用意した。次に150mm厚みのスラブ上に敷設
し、タッピングマシンによる床衝撃音を測定し、その結
果を次表に示す。
（２）圧縮弾性率 ＪＩＳ−Ｌ−1021に基いて、前記実施例及び比較例につ
いて、圧縮弾性率を測定したところ、実施例では85％、
比較例では75％であった。
いて、圧縮弾性率を測定したところ、実施例では85％、
比較例では75％であった。
尚、カーペット下地材とした場合、通常90％前後が最も
歩行し易いとされている。
歩行し易いとされている。
（３）加熱寸法変化 ＪＩＳ−Ｋ−6767に基いて、前記実施例及び比較例とし
て用意した同じ厚みの発泡ポリエチレンシートについ
て、加熱寸法変化を測定したところ、実施例では縦方向
が0.3％、横方向が0.2％、比較例では縦方向が1.5％、
横方向が0.9％であった。
て用意した同じ厚みの発泡ポリエチレンシートについ
て、加熱寸法変化を測定したところ、実施例では縦方向
が0.3％、横方向が0.2％、比較例では縦方向が1.5％、
横方向が0.9％であった。
（考案の効果） 本考案内装材用下地材は、叙上の通り構成されているの
で、遮音性、クッション性、柔軟性に富むと共に、温・
湿度変化に伴う寸法変化が少ないので、反り等が発生せ
ず、施工性がよい。
で、遮音性、クッション性、柔軟性に富むと共に、温・
湿度変化に伴う寸法変化が少ないので、反り等が発生せ
ず、施工性がよい。
第１図は、本考案の一実施例を示す断面図、第２図は同
上の他の実施例を示す断面図である。 １……エチレン系樹脂発泡体、 ２……ニードルフェルト
上の他の実施例を示す断面図である。 １……エチレン系樹脂発泡体、 ２……ニードルフェルト
Claims (1)
- 【請求項１】発泡倍率10乃至40倍、厚み３mm以上のオレ
フィン系樹脂発泡シートと、厚み５mm以下のニードルフ
ェルトとを積層したことを特徴とする内装材用下地材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16371788U JPH0625328Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 内装材用下地材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16371788U JPH0625328Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 内装材用下地材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0285136U JPH0285136U (ja) | 1990-07-03 |
| JPH0625328Y2 true JPH0625328Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31448690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16371788U Expired - Lifetime JPH0625328Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 内装材用下地材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625328Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009215875A (ja) * | 2009-05-08 | 2009-09-24 | Lonseal Corp | 腰壁材 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP16371788U patent/JPH0625328Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0285136U (ja) | 1990-07-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |