JPS6341164Y2 - - Google Patents

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JPS6341164Y2
JPS6341164Y2 JP1982202247U JP20224782U JPS6341164Y2 JP S6341164 Y2 JPS6341164 Y2 JP S6341164Y2 JP 1982202247 U JP1982202247 U JP 1982202247U JP 20224782 U JP20224782 U JP 20224782U JP S6341164 Y2 JPS6341164 Y2 JP S6341164Y2
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JP
Japan
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lead
nonwoven fabric
sound insulation
layer
laminated
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JP1982202247U
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JPS59104721U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鉛−不織布積層遮音シートに関す
る。
よく知られているように、鉛は比重が11.34と
高く、従つて薄いシートでも遮音効果が大きい材
料である。シートにしたものは柔軟で施工に好都
合であるから、住居やオフイスの間仕切りに遮音
能力をもたせたい場合や、工場の騒音発生機器の
周辺の防音壁などに、広く使用されている。
他方で、鉛が柔軟なことは、不利益でもあり、
たとえば壁に固定するときは、上部の全幅で吊る
か、または強い接着剤で全面的に貼りつけるかし
なければならず、釘でところどころ打ちつけるよ
うな簡易な固定法では、短時間でずり落ちてしま
う。鉛にアセチモンなど他の成分を加えて合金に
すれば強度は増すが、遮音特性は低下する。
さらに、鉛はさびやすく、とくに湿度が高いと
速やかにさびて黒色の酸化鉛の粉末が生じる。こ
れは、とくに内装工事などにとつて好ましくな
い。
このような難点をなくするため、遮音材として
の鉛は、鉛繊維の形でポリ塩化ビニル樹脂中に分
散させたシート(実公昭56−30880号)や、鉛粉
末をゴムアスフアルトコンパウドに配合したシー
ト(特開昭56−73738号)として、使用すること
が試みられ、一部実用化されている。
鉛を粉末や繊維に加工することは、それだけコ
ストを高めることになるし、ポリ塩化ビニルやゴ
ムの使用は、この遮音材が燃えた場合に塩化水素
や亜硫酸ガスを発生するので好ましくない。
本考案者は鉛とくに合金にしていない鉛の板の
もつ腰の柔らかさを保存しつつ、釘止めなどの簡
易な方法で施工でき、ごく薄手でありながら高い
遮音性能をもち、燃えても有害ガスを発生しない
遮音シートを、できるだけ廉価に提供することを
意図して研究し、さきに鉛−プラスチツク積層遮
音シートを発明して、すでに提案した。
鉛−プラスチツク積層遮音シートは、鉛板の片
面または両面に、ポリエステルなどのフイルムを
積層したものであり、柔軟で加工しやすく、しか
も施工が容易であるという利点を有するが、実用
化の過程で、鉛板単独のときよりも、とくに低周
波数領域で、遮音性能がいく分低下することが経
験された。
本考案はこの点を改善し、積層による性能の低
下を防止した遮音シートを提供する。
図面を参照して説明すれば、本考案の鉛−不織
布積層遮音シート2A,2Bは、第1図に示すよ
うに、鉛板3の片面に、または第2図に示すよう
に、両面に、アシツドポリマーの層6とポリエチ
レンの層7とからなる接着層、およびポリエステ
ル不織布またはナイロン不織布4をこの順に積層
してなる。
アシツドポリマーの層は、鉛に対して良好な接
着性を有するものであり、接着層としての働きを
する。この材料としては、とくにエチレン−アク
リル酸コポリマーが好適である。ポリエチレンの
層は、アシツドポリマーの層とポリエステル不織
布またはナイロン不織布に対して良好な接着性を
有するものであり、合体して接着層としての働き
をする。
上記の2層を積層するには、順次の押出しコー
テイングによつてもよいし、押出しによつてもよ
い。
鉛板3の厚さは、所望の遮音性能に応じてえら
べばよく、通常は0.05〜3mm、とくに0.3〜0.5mm
程度が適当であろう。アシツドポリマー6の層
も、ポリエチレン7の層も、5〜50μの範囲が一
般的であるが、はじめに述べた理由から、接着層
としての効果が十分である限り、薄い方が好まし
い。不織布4の厚は全く任意であつて、通常市販
されている坪量30〜80g/m2程度のものを使えば
よい。
本考案の積層遮音シートの一例について、その
性能を第3図に示す。この図は、種々の周波数に
おける透過損失の値を、同じ厚さの鉛板単独の場
合、およびプラスチツク積層の場合のと比較して
示したグラフである。本考案により、底周波領域
における遮音特性の低下が防止できることが、こ
のグラフからよみとれるであろう。
本考案の積層遮音シートは、床面に敷き込んで
使えることはもちろん、壁面に釘止めして用いる
こともできる。また、他の基材、たとえば石膏ボ
ード、合板、ラスボードあるいは木毛ボードなど
に貼り合わせた内装材として利用することもでき
る。不織布の表面は、さらに別の化粧材を適用す
るのも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、いずれも本考案の積層
遮音シートの諸態様を示す、概念的な断面図であ
る。第3図は、本考案の遮音シートの遮音性能
を、他の遮音シートと比較して、種々の周波数に
おける透過損失の値で示したグラフである。 2A,2B……積層遮音シート、3……鉛板、
4……不織布、6……アシツドポリマーの層、7
……ポリエチレンの層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鉛板3の片面または両面に、アシツドポリマ
    ーの層6とポリエチレンの層7とからなる接着
    層、およびポリエステル不織布またはナイロン
    不織布4をこの順に積層してなる鉛−不織布積
    層遮音シート2A,2B。 (2) 各層の厚さが、鉛板0.05〜5mm、アシツドポ
    リマー5〜50μ、ポリエチレン5〜50μ、不織
    布30〜80g/m2である実用新案登録請求の範囲
    第1項の遮音シート2A,2B。 (3) アシツドポリマーがエチレン−アクリル酸コ
    ポリマーである実用新案登録請求の範囲第1項
    の遮音シート2A,2B。
JP20224782U 1982-12-28 1982-12-28 鉛−不織布積層遮音シ−ト Granted JPS59104721U (ja)

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JP20224782U JPS59104721U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 鉛−不織布積層遮音シ−ト

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JP20224782U JPS59104721U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 鉛−不織布積層遮音シ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS59104721U JPS59104721U (ja) 1984-07-14
JPS6341164Y2 true JPS6341164Y2 (ja) 1988-10-27

Family

ID=30427721

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JP20224782U Granted JPS59104721U (ja) 1982-12-28 1982-12-28 鉛−不織布積層遮音シ−ト

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150203A (ja) * 2007-11-29 2009-07-09 Comany Inc 建築内装工事の小音施工サービス

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230779B2 (ja) * 1974-11-11 1977-08-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230779U (ja) * 1975-08-28 1977-03-03
JPS52143901U (ja) * 1976-04-26 1977-10-31

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JPS5230779B2 (ja) * 1974-11-11 1977-08-10

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JPS59104721U (ja) 1984-07-14

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