JPS639692Y2 - - Google Patents
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- JPS639692Y2 JPS639692Y2 JP1982074752U JP7475282U JPS639692Y2 JP S639692 Y2 JPS639692 Y2 JP S639692Y2 JP 1982074752 U JP1982074752 U JP 1982074752U JP 7475282 U JP7475282 U JP 7475282U JP S639692 Y2 JPS639692 Y2 JP S639692Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
本考案は住宅におけるピアノ室、オーデイオル
ーム等の内装材に用いられる吸音及び遮音性能を
兼備した防音内装材に関するものである。 従来から、吸音性及び遮音性を兼備した防音材
として種々の構造のものが提案されており、例え
ば、発泡合成樹脂板や比重0.3〜0.5の低密度の繊
維板よりなる吸音板に鉛シートや高比重の合成樹
脂シート等の遮音シートを接着したものがある。 しかししながら、比重が0.3〜0.5の低密度の繊
維板よりなる吸音材は表面が毛羽立ちを生じた凹
凸粗面になつているため遮音シートのようなシー
ト材を完全に一体化するように貼着するのは困難
であり、接着不良部分で遮音性にムラが生じて均
一な性能を発揮させるのは困難であつた。 又、吸音孔を多数穿設した繊維板からなる吸音
材は強度が低く折れ易いため、重量の大きい遮音
シートを接着剤で貼ると接着不良部分に曲げ応力
が集中的に作用して折れを生じ易くなり壁板等の
長尺の建築板にした時に取扱い難いものであつ
た。 一方、高い圧力で接着するシートと吸音材との
界面の密着性は向上するが吸音材が高密度化して
吸音性が低下するという問題があつた。 本考案はこのような欠点をなくすために、表面
に多数の吸音孔を設けた繊維板よりなる吸音板の
裏面に遮音層を一体的に設けてなる防音内装材に
おいて該遮音層をシート状物や板状物を貼着する
ことなく、無機充填材を混入した合成樹脂ペース
トを400g/m2以上の割合で直接塗布乾燥させて
なる塗膜によつて形成して遮音ムラや強度不足を
補うと共に吸音板の表面には通気性を有する布等
よりなる表装材を貼着して内装の化粧仕上げを同
時に行えるようにした防音内装材を提供するもの
である。 本考案の実施例を図面について説明すると、1
は比重0.3〜0.5の鉱物質繊維板あるいは木質繊維
板よりなる吸音板で、その表面に適宜深さを有す
る多数の吸音孔2,2…2をランダムに穿設して
あり、さらにその一側端部に条溝からなる雌実部
3を、他側端部に突条からなる雄実部4を形成し
てある。 上記吸音孔は、ピン孔の他に繊維板に水流等を
噴射することにより表層部を凹模様状に掘削して
設けてもよい。 5は吸音板1の全表面を被覆した不織布等の通
気性を有する表装材で、適宜の図柄模様(図示せ
ず)が施されている。この表装材5は吸音板1の
表面に接着剤を介して貼着されたものであるが、
接着剤を吸音板1の表面全面に付着させると、繊
維板の表面の多孔性さらには、吸音孔2が閉塞さ
れて吸音効果を著しく減少させるので、吸音板1
の表面又は表装材5の裏面に接着剤を線状或いは
点状に塗布して表装材5を基板表面に部分的に接
着してある。 6は吸音板1の裏面に設けた遮音層で、タンカ
ル、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機充填材を
混入した合成樹脂ペーストを吸音板1の裏面に乾
燥後の固形分が400g/m2以上の割合になるよう
に直接塗布し、乾燥させることにより、層状の遮
音性塗膜を繊維板裏面に一体に塗着して形成した
ものである。 合成樹脂ペーストとしては、例えば、塩化ビニ
ール樹脂が用いられ、これに無機充填材としてタ
ンカルや酸化チタン、あるいは硫酸バリウム等を
混入し、さらに適宜可塑剤と若干の安定剤を夫々
混合したものが使用される。 なお、この塗膜による遮音層6の露出面を凹凸
粗面になるように合成樹脂ペーストを塗布したの
ちで乾燥する前にエンボスロール等で凹凸の模様
付を行い、内装材施工時における壁下地(例えば
胴縁や柱材等)と遮音層外面との接着効果を増大
させるように形成してある。 このように構成した防音内装材は、住宅におけ
るピアノ室等を造築する際に、下地材に遮音層6
を裏側にして釘打ち、あるいは釘と接着材を併用
して貼着しながら複数枚、互いに接合して内装壁
を形成するものであり、室内側からの音響を通気
性を有する表装材5を介して多数の吸音孔2によ
り吸収して、減衰せしめ、さらに前記減衰した音
響を裏面の遮音層6により確実に遮音して外部に
伝播するのを防止するものである。 次に、本考案の実施例における防音内装材とし
て、厚さ15mmの鉱物質繊維板のピン孔(径1〜
2.5mm)を450個/m2の割合で設けると共にその表
面に0.5mm厚の通気性クロスを線状に塗布した接
着材により貼着し、さらに裏面に、塩ビ樹脂:
(炭酸カルシウム+チタン)=1:1.5の割合で混
合し、且つ可塑剤を添加した樹脂ペーストを乾燥
後の固形分が800g/m2になるように塗布乾燥し
て遮音層を設けてなるものを用い、比較例1とし
て鉱物繊維板表面に吸音孔を設けることなく化粧
シートを貼着したものを、比較例2として鉱物繊
維板表面に塗装を施してピン孔を設けたものを
夫々用い、これらの吸音および遮音性能の実験結
果を表示する。
ーム等の内装材に用いられる吸音及び遮音性能を
兼備した防音内装材に関するものである。 従来から、吸音性及び遮音性を兼備した防音材
として種々の構造のものが提案されており、例え
ば、発泡合成樹脂板や比重0.3〜0.5の低密度の繊
維板よりなる吸音板に鉛シートや高比重の合成樹
脂シート等の遮音シートを接着したものがある。 しかししながら、比重が0.3〜0.5の低密度の繊
維板よりなる吸音材は表面が毛羽立ちを生じた凹
凸粗面になつているため遮音シートのようなシー
ト材を完全に一体化するように貼着するのは困難
であり、接着不良部分で遮音性にムラが生じて均
一な性能を発揮させるのは困難であつた。 又、吸音孔を多数穿設した繊維板からなる吸音
材は強度が低く折れ易いため、重量の大きい遮音
シートを接着剤で貼ると接着不良部分に曲げ応力
が集中的に作用して折れを生じ易くなり壁板等の
長尺の建築板にした時に取扱い難いものであつ
た。 一方、高い圧力で接着するシートと吸音材との
界面の密着性は向上するが吸音材が高密度化して
吸音性が低下するという問題があつた。 本考案はこのような欠点をなくすために、表面
に多数の吸音孔を設けた繊維板よりなる吸音板の
裏面に遮音層を一体的に設けてなる防音内装材に
おいて該遮音層をシート状物や板状物を貼着する
ことなく、無機充填材を混入した合成樹脂ペース
トを400g/m2以上の割合で直接塗布乾燥させて
なる塗膜によつて形成して遮音ムラや強度不足を
補うと共に吸音板の表面には通気性を有する布等
よりなる表装材を貼着して内装の化粧仕上げを同
時に行えるようにした防音内装材を提供するもの
である。 本考案の実施例を図面について説明すると、1
は比重0.3〜0.5の鉱物質繊維板あるいは木質繊維
板よりなる吸音板で、その表面に適宜深さを有す
る多数の吸音孔2,2…2をランダムに穿設して
あり、さらにその一側端部に条溝からなる雌実部
3を、他側端部に突条からなる雄実部4を形成し
てある。 上記吸音孔は、ピン孔の他に繊維板に水流等を
噴射することにより表層部を凹模様状に掘削して
設けてもよい。 5は吸音板1の全表面を被覆した不織布等の通
気性を有する表装材で、適宜の図柄模様(図示せ
ず)が施されている。この表装材5は吸音板1の
表面に接着剤を介して貼着されたものであるが、
接着剤を吸音板1の表面全面に付着させると、繊
維板の表面の多孔性さらには、吸音孔2が閉塞さ
れて吸音効果を著しく減少させるので、吸音板1
の表面又は表装材5の裏面に接着剤を線状或いは
点状に塗布して表装材5を基板表面に部分的に接
着してある。 6は吸音板1の裏面に設けた遮音層で、タンカ
ル、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機充填材を
混入した合成樹脂ペーストを吸音板1の裏面に乾
燥後の固形分が400g/m2以上の割合になるよう
に直接塗布し、乾燥させることにより、層状の遮
音性塗膜を繊維板裏面に一体に塗着して形成した
ものである。 合成樹脂ペーストとしては、例えば、塩化ビニ
ール樹脂が用いられ、これに無機充填材としてタ
ンカルや酸化チタン、あるいは硫酸バリウム等を
混入し、さらに適宜可塑剤と若干の安定剤を夫々
混合したものが使用される。 なお、この塗膜による遮音層6の露出面を凹凸
粗面になるように合成樹脂ペーストを塗布したの
ちで乾燥する前にエンボスロール等で凹凸の模様
付を行い、内装材施工時における壁下地(例えば
胴縁や柱材等)と遮音層外面との接着効果を増大
させるように形成してある。 このように構成した防音内装材は、住宅におけ
るピアノ室等を造築する際に、下地材に遮音層6
を裏側にして釘打ち、あるいは釘と接着材を併用
して貼着しながら複数枚、互いに接合して内装壁
を形成するものであり、室内側からの音響を通気
性を有する表装材5を介して多数の吸音孔2によ
り吸収して、減衰せしめ、さらに前記減衰した音
響を裏面の遮音層6により確実に遮音して外部に
伝播するのを防止するものである。 次に、本考案の実施例における防音内装材とし
て、厚さ15mmの鉱物質繊維板のピン孔(径1〜
2.5mm)を450個/m2の割合で設けると共にその表
面に0.5mm厚の通気性クロスを線状に塗布した接
着材により貼着し、さらに裏面に、塩ビ樹脂:
(炭酸カルシウム+チタン)=1:1.5の割合で混
合し、且つ可塑剤を添加した樹脂ペーストを乾燥
後の固形分が800g/m2になるように塗布乾燥し
て遮音層を設けてなるものを用い、比較例1とし
て鉱物繊維板表面に吸音孔を設けることなく化粧
シートを貼着したものを、比較例2として鉱物繊
維板表面に塗装を施してピン孔を設けたものを
夫々用い、これらの吸音および遮音性能の実験結
果を表示する。
【表】
【表】
上の表から解るように本考案によれば、吸音性
能においては通気性のない化粧シートを貼つた比
較例1に比べてきわめて優れた吸音性を有し、ピ
ン孔を露出させた比較例2と同等の吸音効果を有
するものであり、さらに、遮音性においては、ピ
ン孔で吸音性を付与した比較例2と約10dB程の
差があり、透過してくる音は比較例2と比べ半減
して聞える程度で、吸音、遮音の両性能が相俟つ
た優れた防音性能を有するものであり、例えば、
新聞のタイブ室のような80dBの騒音も本考案の
内装剤を用いた場合、隣室には個人の事務所や静
かな住宅地域の道路での騒音程度まで減衰される
ので、ピアノ室やオーデイオルームにおける騒音
や隣室に伝播するのを効果的に防止できるもので
ある。 以上のように本考案は、表面に多数の吸音孔2
を穿設した繊維板よりなる吸音板1の表面に通気
性を有する布等よりなる表装材5を貼着すると共
に、該吸音板1の裏面に遮音層6を一体的に設け
てなる防音内装材において、上記遮音層6が無機
充填材を混入した合成樹脂ペーストよりなる塗材
を乾燥後の固形分が400g/m2以上の割合になる
ように上記吸音板裏面に直接塗布乾燥してなる遮
音性塗膜によりなることを特徴とする防音内装材
に係るものであるから、表面に貼着した表装材5
によつて美麗な外観を得ることができるのは勿
論、室内で発生する音はこの表装材5で緩やかに
吸収されながら吸音板1に設けた多数の吸音孔2
により効果的に吸音されて減衰させることがで
き、さらに、吸音板1の裏面側に層着した遮音層
6により遮音されるので、例えば、80dB程度の
騒音であつても隣室に伝播するのは、静かな住宅
地の道路での騒音程度にまで減衰されるという顕
著な防音効果を奏するものである。 又、従来の防音材のように、吸音板に鉛シート
等の遮音シートを貼着したものにおいては、接着
不良部分が生じ易く均一な遮音効果を得ることが
困難であつたが、本考案においては、合成樹脂ペ
ーストを吸音板裏面に直接塗着した遮音層6を形
成しているので、全面に亘つて均一な遮音性能を
発揮することができ、しかも、室内での音は、表
面材とその下の吸音孔で吸収減衰されるので、そ
の遮音層6は無機充填材を混入した合成樹脂ペー
ストで形成したものであつてもその塗布量を乾燥
後の固形分が400g/m2以上になるようにして塗
着形成しておけば、吸音によつて減衰させた音を
充分遮断することができ、他室への伝播を防止す
るものである。 さらに、吸音板1の裏面に一体的に層着した前
記塗材よりなる遮音層6によつて比重が0.3〜0.5
の繊維板よりなる吸音板1が補強され、その表面
側に吸音孔2を多数設けているにも拘わらず、充
分な曲げ強度を有し、取扱時に曲げ応力等によつ
て折れることがないものである。
能においては通気性のない化粧シートを貼つた比
較例1に比べてきわめて優れた吸音性を有し、ピ
ン孔を露出させた比較例2と同等の吸音効果を有
するものであり、さらに、遮音性においては、ピ
ン孔で吸音性を付与した比較例2と約10dB程の
差があり、透過してくる音は比較例2と比べ半減
して聞える程度で、吸音、遮音の両性能が相俟つ
た優れた防音性能を有するものであり、例えば、
新聞のタイブ室のような80dBの騒音も本考案の
内装剤を用いた場合、隣室には個人の事務所や静
かな住宅地域の道路での騒音程度まで減衰される
ので、ピアノ室やオーデイオルームにおける騒音
や隣室に伝播するのを効果的に防止できるもので
ある。 以上のように本考案は、表面に多数の吸音孔2
を穿設した繊維板よりなる吸音板1の表面に通気
性を有する布等よりなる表装材5を貼着すると共
に、該吸音板1の裏面に遮音層6を一体的に設け
てなる防音内装材において、上記遮音層6が無機
充填材を混入した合成樹脂ペーストよりなる塗材
を乾燥後の固形分が400g/m2以上の割合になる
ように上記吸音板裏面に直接塗布乾燥してなる遮
音性塗膜によりなることを特徴とする防音内装材
に係るものであるから、表面に貼着した表装材5
によつて美麗な外観を得ることができるのは勿
論、室内で発生する音はこの表装材5で緩やかに
吸収されながら吸音板1に設けた多数の吸音孔2
により効果的に吸音されて減衰させることがで
き、さらに、吸音板1の裏面側に層着した遮音層
6により遮音されるので、例えば、80dB程度の
騒音であつても隣室に伝播するのは、静かな住宅
地の道路での騒音程度にまで減衰されるという顕
著な防音効果を奏するものである。 又、従来の防音材のように、吸音板に鉛シート
等の遮音シートを貼着したものにおいては、接着
不良部分が生じ易く均一な遮音効果を得ることが
困難であつたが、本考案においては、合成樹脂ペ
ーストを吸音板裏面に直接塗着した遮音層6を形
成しているので、全面に亘つて均一な遮音性能を
発揮することができ、しかも、室内での音は、表
面材とその下の吸音孔で吸収減衰されるので、そ
の遮音層6は無機充填材を混入した合成樹脂ペー
ストで形成したものであつてもその塗布量を乾燥
後の固形分が400g/m2以上になるようにして塗
着形成しておけば、吸音によつて減衰させた音を
充分遮断することができ、他室への伝播を防止す
るものである。 さらに、吸音板1の裏面に一体的に層着した前
記塗材よりなる遮音層6によつて比重が0.3〜0.5
の繊維板よりなる吸音板1が補強され、その表面
側に吸音孔2を多数設けているにも拘わらず、充
分な曲げ強度を有し、取扱時に曲げ応力等によつ
て折れることがないものである。
図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 1……吸音板、2……吸音孔、5……表装材、
6……遮音層。
ある。 1……吸音板、2……吸音孔、5……表装材、
6……遮音層。
Claims (1)
- 表面に多数の吸音孔2を穿設した繊維板よりな
る吸音板1の表面に通気性を有する布等よりなる
表装材5を貼着すると共に、該吸音板1の裏面に
遮音層6を一体的に設けてなる防音内装材におい
て、上記遮音層6が無機充填材を混入した合成樹
脂ペーストよりなる塗材を乾燥後の固形分が400
g/m2以上の割合になるように上記吸音板裏面に
直接塗布乾燥してなる遮音性塗膜よりなることを
特徴とする防音内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7475282U JPS58177414U (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 防音内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7475282U JPS58177414U (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 防音内装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58177414U JPS58177414U (ja) | 1983-11-28 |
JPS639692Y2 true JPS639692Y2 (ja) | 1988-03-23 |
Family
ID=30084156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7475282U Granted JPS58177414U (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 防音内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58177414U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016217088A (ja) * | 2015-05-26 | 2016-12-22 | 大建工業株式会社 | 吸音建材及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064398Y2 (ja) * | 1987-08-05 | 1994-02-02 | エヌデ−シ−株式会社 | 吸音構造体 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5025058U (ja) * | 1973-06-30 | 1975-03-22 | ||
JPS54164308A (en) * | 1978-06-16 | 1979-12-27 | Tadashige Mazaki | Sound insulating material for construction |
JPS5519544A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-12 | Nippon Ueeburotsuku Kk | Flexible sound insulating sheet |
JPS56119057A (en) * | 1980-02-25 | 1981-09-18 | Matsushita Electric Works Ltd | Board for building having sound absorbing property and its manufacture |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51103528U (ja) * | 1975-02-15 | 1976-08-19 |
-
1982
- 1982-05-20 JP JP7475282U patent/JPS58177414U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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