JPS6329059Y2 - - Google Patents

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JPS6329059Y2
JPS6329059Y2 JP1982153687U JP15368782U JPS6329059Y2 JP S6329059 Y2 JPS6329059 Y2 JP S6329059Y2 JP 1982153687 U JP1982153687 U JP 1982153687U JP 15368782 U JP15368782 U JP 15368782U JP S6329059 Y2 JPS6329059 Y2 JP S6329059Y2
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JP
Japan
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decorative
synthetic resin
base material
sheet
building material
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JP1982153687U
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JPS5958122U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 この考案は、例えば壁材、天井材等に使用され
る可撓性の化粧シート建材に関する。 従来の技術と問題点 従来、この種のシート建材としては、例えば樹
脂含浸紙のような比較的硬質の紙製基材に、木質
化粧単板あるいは化粧合成樹脂フイルムないしは
シート等を貼合わせたものが知られている。もと
より斯るシート建材は、接着施工のみで下地面に
貼付け施工でき、かつそれ自体の有する若干のフ
レキシブル性により曲面や隅部等にも撓曲ないし
は折曲して連続状に施工できる等の利点を有する
ものである。しかし反面、保温性、耐湿性、遮音
性等に関しての居住性を高めるための諸性能に
は、これらに乏しいのはもちろん、撓曲施工の自
在性にもいさゝか遜色があるというような本質的
な欠点があつた。 これらの欠点をカバーするために、従来、基材
として上記の紙に代えて、例えば発泡ポリエチレ
ン等の柔軟な発泡合成樹脂シートを用いることが
既に提案されている(例えば実開昭52−128319
号)。ところが、概して、コスト面、強度面更に
は柔軟性等のシート建材に要求される諸性能面で
好適する例えばポリオレフイン系樹脂等からなる
発泡合成樹脂シートは、既知の接着剤では接着性
(接着強度)が極めて悪く、更には加工性にも劣
るため、表面化粧材の剥離、接着施工の困難等に
起因して斯る基材を用いた製品の提供は阻まれて
いたのが実情である。 このような背景から、本考案者は、斯るシート
建材について、先に実願昭57−126187号(実開昭
59−30422号)により、保温性、耐湿性、防音性
等の居住性の向上のための諸性能に加えて、接着
性、加工性等を更に改善したシート建材を提案し
た。 この先の提案に係るシート建材は、基本的には
第3図に撓曲状態にして示すように、無機質微粒
子を均一に分散含有した独立気泡の発泡合成樹脂
からなる柔軟なシート状基材11の表面に、接着
剤を介して化粧薄材12を貼着一体化した構成を
有するものであり、そして実際上、上記基材11
は、施工性等を考慮して厚さ2.0〜5.0mm程度に形
成され、また表面の化粧薄材12には木調外観を
表出するために、厚さ0.2〜0.5mm程度の木質化粧
単板が使われることが多いものである。ところ
が、このシート建材においては、その特性を利用
してこれを第3図のように撓曲させた場合、即ち
表面の化粧単板側を外側にしてその繊維方向と平
行に撓曲させた場合、その曲げ半径が50〜500mm
程度になると表面部に作用する引張りの力Fによ
り該表面の木質化粧単板12に割れ13を生じ、
シート建材の最大の特徴である曲げ加工に制約を
受ける欠点のあることが知見された。 問題点を解決するための手段 この考案は、更に上記の欠点を解消することを
目的としてなされたものであり、無機質微粒子を
20〜70重量%均一に分散含有した5〜30倍発泡の
柔軟な独立気泡の発泡合成樹脂シートからなる基
材の表面に、実質的に非伸縮性材料からなる伸び
規制層が設けられ、かつ該伸び規制層上に薄い柔
軟な木質化粧単板が貼着一体化されてなる表面の
割れを防止した化粧シート建材を要旨とする。 図示例において、1は無機質微粒子を均一に分
散含有した柔軟な独立気泡の発泡合成樹脂シート
からなる基材1,2はその表面に設けられた実質
的に非伸縮性材料からなる伸び規制層、3は更に
該伸び規制層2上に貼着一体化された木質化粧単
板3である。またその他、第2図中4は接着剤、
5は表面の防護塗料を示す。 上記伸び規制層2は、シート建材の曲げに伴つ
てその表面部に生ずる引張りの力に対抗してその
伸びを規制し、化粧単板に有害な引張りの力が加
わるのを防止するものであり、その材料としては
目付量30〜50g/m2程度の不織布を最も好適に使
用しうるほか、クロス、紙、合成樹脂フイルムな
いしはシート、アルミニウム箔等の金属箔を用い
ることも可能である。更には基材の表面に一体成
形したそれ自体のスキン層をもつて伸び規制層と
しても良い。 基材1の発泡合成樹脂は、最も一般的にはポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフイン系
樹脂の単独重合体または共重合体を用いるのがコ
スト面その他より有利であるが、その他ポリウレ
タン樹脂、アミノ樹脂、フエノール樹脂等を用い
ても良い。またその発泡倍率は、5〜30倍の範囲
とすべきであり、特に10倍程度のものとするのが
良い。また基材1の厚さは、シート建材の用途と
の関係で適宜に選びうるが、1.0〜5.0mm程度に構
成するのが一般的である。 この基材1中に含有する無機質微粒子は、シー
ト状基材1の接着性を改善すると共に、刃物によ
る切断、切削等の加工性を改善し、更に副次的に
は耐熱性、難燃性、強度、適度のクツシヨン性等
の改善にも役立つものである。またその具体的な
材料としては、好適には亜硫酸カルシウム、炭酸
カルシウム、カーボンブラツク、タルク等を挙示
しうるが、その他アルミニウム粉、方解石、けい
砂、パーライト、バーミキユライト等の微粉末等
の一種または二種以上を混合して用いることも許
容される。これら無機質微粒子の配合量は、前記
のような配合目的との関係で制限されるものであ
り、少なすぎると施工時の接着性が悪いものとな
り、また過多の場合には発泡合成樹脂製基材1の
可撓性を阻害し、その凝集力を低下して脆弱化し
強度上の難点が派生する。従つて、その配合量は
基材中に20〜70重量%の範囲とすべきであり、特
に好適には40〜60重量%程度とすべきである。 表面の化粧単板3は、その樹種は問わないが、
シート建材の可撓性を阻害するものであつてはな
らないから、その厚さは0.2〜0.5mm程度のものを
用いるべきであり、ブラツシング等により表面を
凹凸状に形成した凹凸状化粧単板の場合でも最大
厚さ1.0mm以下のものを用いるべきである。 基材1と不織布等の伸び規制層2及び化粧単板
3の貼着に用いる接着剤4は、例えばアクリル等
のエマルジヨン系の水性接着剤を好適に用いるこ
とができる。 なお、この考案に係るシート建材は、表面側に
平行状に複数条の溝を形成したものとしても良
い。 考案の効果 この考案は上述のような構成を有するものであ
つて、柔軟な発泡合成樹脂製のシート状基材1上
に化粧薄材上に2を貼合わせたものであるから、
シート建材としての優れた可撓性を有し、曲面の
下地面にも自由に該面に沿わせて撓曲施工できる
のはもとより、極めて軽量なものでありながら良
好な保形性を有して、徒らに折れ曲がるおそれも
ないから、取扱い施工性も非常に良く、かつ天井
材としても好適に使用可能なものとなる。 しかも、基材が発泡合成樹脂製であるにも拘ら
ず、無機質微粒子を所定量の範囲に均一に分散含
有したものとなされているから、これによつて著
しく接着性が改善され、表面の化粧薄材2の剥離
のおそれがないのはもちろん、施工に際しても接
着剤による接着のみで、釘打ち等の他の固定手段
を併用することなく下地面に直接貼付け施工する
ことが可能なものとなり、愈々施工性に優れたも
のとなる。かつ上記無機質微粒子の含有によつて
若干の脆性が付与されるので、刃物等による切断
も簡単に行い得てきれいな切口を得ることがで
き、加工性の優れたものとなる。 更には、基材1における独立気泡の発泡合成樹
脂自体の特性から、適度のクツシヨン性を有して
例えば表面の化粧薄材の木調外観に対応した良好
な触感を有するものとなしうると共に、保温性、
防湿性、防音性にも優れていて居住性の向上効果
をも実現しうる等のシート建材として卓越した諸
効果を有する。 しかも特に、基材上に不織布等の伸び規制層を
介して表面の木質化粧単板が貼着されているの
で、これを曲げて使用する場合においても前記し
たような表面の化粧単板の割れを生ずることがな
く、曲げ加工上の制約を大幅に緩和し得て、愈々
シート建材としての特有の曲げ加工性を向上しう
る。かつ表面に何らかの外的圧力が局部的に加わ
つたような場合にも、伸び規制層が表面化粧単板
の裏打ち材として補強の役目を果すため、それが
割れて損壊するのを防止しうる。 実施例 次にこの考案の実施例を比較例との対比におい
て示す。 (実施例) 無機質粒子として炭酸カルシウム粉末を用い、
これを基材中に40重量%含有せしめた発泡倍率10
【表】 上表に示すように、この考案の実施品は、曲げ
による表面化粧単板の割れ防止性能において顕著
な改善効果を有するものであることを確認し得
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す一部破砕斜視
図、第2図は同じくその一部拡大断面図、第3図
は従来品を撓曲状態にして示した断面図である。 1……基材、2……伸び規制層、3……木質化
粧単板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 無機質微粒子を20〜70重量%均一に分散含有
    した5〜30倍発泡の柔軟な独立気泡の発泡合成
    樹脂シートからなる基材の表面に、実質的に非
    伸縮性材料からなる伸び規制層が設けられ、か
    つ該伸び規制層上に薄い柔軟な木質化粧単板が
    貼着一体化されてなる表面の割れを防止した化
    粧シート建材。 (2) 独立気泡の発泡合成樹脂が、ポリオレフイン
    系樹脂(単独重合体および共重合体を含む)か
    らなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の表
    面の割れを防止した化粧シート建材。 (3) 伸び規制層が、目付量30〜50g/m2の不織布
    からなる実用新案登録請求の範囲第1項または
    第2項に記載の表面の割れを防止した化粧シー
    ト建材。
JP15368782U 1982-10-08 1982-10-08 表面の割れを防止した化粧シ−ト建材 Granted JPS5958122U (ja)

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JPS5958122U JPS5958122U (ja) 1984-04-16
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