JPH04131461A - 防音床材 - Google Patents

防音床材

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JPH04131461A
JPH04131461A JP25035990A JP25035990A JPH04131461A JP H04131461 A JPH04131461 A JP H04131461A JP 25035990 A JP25035990 A JP 25035990A JP 25035990 A JP25035990 A JP 25035990A JP H04131461 A JPH04131461 A JP H04131461A
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JP
Japan
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sheet
uneven
thickness
flooring
flooring material
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JP25035990A
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Inventor
Takahiro Murakami
隆博 村上
Shinya Shimada
伸也 島田
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Hayakawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Hayakawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、制振防音床材に関し、更に詳しくは床スラブ
に直接貼り付けるようにし、圧縮特性に優れた木質仕上
げの拘束型防音床材に関するものである。
(従来の技術) コンクリート建設物等の中高層の集合住宅に於いて、近
年防音床材に関する技術進歩は目ざましく、各所で種々
の対応策が講じられ、改良されてきているが、技術的困
難さもあって、未だに良好な性能を発揮するものは出て
いない。
防音床材の中でも木質床材に関しては、清潔さを保てて
、カビやダニを始めとする害虫が生息しにくく、落ちつ
いた色調である等のメリットがあり、近年木質床を要望
する居住者が増加している。
ところが、木質床材には床の歩行音や物の落下音に対す
る床衝撃音が緩和し難いという欠点があり、階下に居住
する人の迷惑を考慮すると階上で木質床は使用困難であ
った。
従来の床衝撃音を緩和するようにした直結用木質床材で
は、高発泡体シート又は繊維状物に合板、バーチクルボ
ード等を数種類組み合わせた構成としたものが知られて
いる。
しかし、このような木質床材に用いられている高発泡体
シート又は繊維状物は小さな応力でも圧縮変形を生じ、
また大きな応力では更に大きな圧縮変形を生じるもので
あり、しかも高発泡体シート又は繊維状物の層がかなり
厚くなるので、平滑な仕上面を要求される床部材として
適用すると、家具等をおいただけでも歪を生し、平滑性
が保てなくなるという致命的な欠点があった。
(発明が解決しようとする課H) 本発明の目的は、このような従来の直結用木質床材にお
ける問題点を解決し、低コストで、出来るだけ薄く、床
仕上げの美しい、圧縮特性に優れ、かつ床衝撃音の緩和
性能の優れた直結用防音床材を得ることである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明の第−及び第二実施例
の防音床材では、床材の表面材を構成する木質仕上げの
上側拘束材と、裏板を構成する下側拘束材と、これらの
間に上下面を拘束して挟持する高比重発泡合成樹脂シー
ト製の中間層とを有する板材と、前記下側拘束材の下面
に凹凸模様を付した一定厚みの衝撃緩和シートを不陸吸
収材として用いるように配設したことを特徴とするもの
である。
また、衝撃緩和シートは、加硫ゴム弾性体により形成し
、かつ表裏面に各々均一な凹凸模様を設け、シートの上
下を平滑面で挟持した時のシートと空間の容積比が5=
5〜2:8であり、シートの表裏面の凸部の間の厚みが
6mm以下であるようにするのが好適である。
このような本発明の防音床材では、下側拘束材の下側に
板材の長手方向に対し直角方向に巾50〜450 mm
の一定若しくは不定間隔の溝を設け、床材の四辺に実構
造を有するのが好適である。
本発明の第三実施例の防音床材では、木質仕上げの板材
を床材の表面材とし、この板材の下面に凹凸模様を付し
た一定厚みの衝撃緩和シートを不陸吸収材として用いる
ように配設したことを特徴とするものである。
この第三実施例においても衝撃緩和シートは、加硫ゴム
弾性体により形成し、かつ表裏面に各々均一な凹凸模様
を設け、シートの上下を平滑面で挟持した時のシートと
空間の容積比が5:5〜2:8であり、シートの表裏面
の凸部の間の厚みが6m以下であるようにするのが好適
である。また、木質仕上げの板材の下側に板材の長手方
向に対し直角方向に巾50〜450 mmの一定若しく
は不定間隔の溝を設け、床材の四辺に実構造を有するの
が好適である。
(作 用) 本発明の防音床材においては、防音性及び圧縮特性に優
れた弾性体と空気層との併用で得られる凹凸模様を付し
た衝撃緩和シートを不陸吸収材或いは不陸吸収材の部材
として用いることにより、床衝撃音を効果的に緩和する
ことができる。
また上側拘束材と下側拘束との間に高比重発泡合成樹脂
シート製の中間層を設けたものでは仕上り美感も良く床
衝撃音を更に効果的に緩和できる。
更に、裏板に床材の長手方向に対し、直角に50〜45
0 mmの長さの一定若しくは不定間隔で溝を設けたも
のでは溝による音の拡散作用が働くので更に衝撃緩和性
能が向上し、また下地へのフィツト状況が向上するので
仕上がり美感が更に良くなる。
(実施例) 以下に図面を参照して本発明の防音床材の好適な実施例
について説明する。
この実施例の防音床材は、上側拘束材1と中間層2と下
側拘束材3とから成る板材4と不陸吸収板5とに大別出
来る。
次に各々の構成材について詳細に述べる。
板材4の上側拘束材1は表面に天然木を有する板材であ
ればよく、合板につき板又は挽き板を配した複合フロー
リングであっても、単板よりなる単層フローリングであ
っても良いが、上側拘束材1の厚みが著しく厚い、例え
ばつき板0.3 mmと合板を貼り合わせた複合フロー
リングにおける合板の厚みが5.5胴を超える場合には
中間層2側に一定又は不定間隔で床材の長手方向、巾方
向に任意の方向で溝を設けるようにする。このような溝
を設ける事により、上側拘束材1のたわみ易さが生じ、
中間層との剪断変形効果をより大きくすることが出来る
為に、大きな防音効果が生じる。溝の間隔は50〜13
0 mmが好ましく、上側拘束材1の溝の上部の厚みは
3〜5mmを確保する必要がある。
又溝の形状についてはどの様な形状でも良いが、溝巾は
2〜3mmが適当である。即ち、溝間隔が50髄以下の
場合は床面に重い荷重がかかった場合に、負担する体積
が小さくなり、破壊の危険性が高くなる為に好ましくな
い。逆に130 mm以上の大きさの場合は、上側拘束
材1との間での剪断変形効果が少なくなり、溝加工の有
無による差が少ししかなく、工数増に見合う効果がなく
なる。−力士側拘束材1の溝の上部の厚みを3〜511
II11とする理由は次の通りである。即ち、3加以下
の場合だと床面への衝撃や荷重により破壊する危険性が
高くなり、床材としては好ましくない。逆に5mm以上
の場合はたわみ量が少なくなり、工数増に見合う効果が
なくなる。
なお、床材をカーペットの代用としても施工できるよう
にするには床材の総厚みをできるだけ薄く、20耽程度
以下の厚さとする必要があり、この場合には上側拘束材
は溝切り加工を伴わないで可能な限り薄い方が好ましく
、例えばつき板0.3鵬と合板を貼り合わせた複合フロ
ーリングにおける合板の厚みが5.5 mm以下とする
のが好適である。
このような例では、上側拘束材の厚みの低減による材料
コストの低減及び溝切り加工を行なわないことによる工
数減によりコストを低減できる利点もある。
次に板材4の中間層2について説明する。中間層2に用
いる高比重発泡シートの材質は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、塩化ビニル等を一種又は併用したポリマーの
汎用発泡体シートであって、更には上側拘束材1との接
着性向上を目的として、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、水酸化アルミ等の充填剤、或いはその他の添加剤
を加えたものである。即ち、比重は添加物によっては、
0.6〜3.5程度に高く調製することが出来るもので
ある。
高比重発泡合成樹脂シートを用いる理由は、防音効果を
発揮する性能面とコスト面とに大別できる。即ち、高比
重発泡合成樹脂シートの上下に拘束材を配することによ
り、衝撃を受けた側の拘束材が変形を行ない中間層とも
う一方の拘束材との間でも変形を受けるが、中間層と拘
束材との間で剪断応力が働き、この作用に、より急速な
振動は減衰し、この為に床表面で受けた衝撃は床スラブ
に伝わる時点では、非常に減衰されるので、床衝撃音が
有効に緩和される。なお、高比重発泡合成樹脂シートよ
りもコストは増大するが、加硫ゴムシートを代用しても
同様な効果が得られる。
次に板材4の下側拘束材3について説明する。
下側拘束材3は合板、各種ポリマーの板状品、ポリマー
発泡体の板状品等を適用する事が出来るが、下側拘束材
も溝加工を行う事が望ましい。即ち、下側拘束材の溝の
有無は、音の性能面でも衝撃を受けた場合に、音を拡散
する作用が働き衝撃緩和性能を向上させることができる
が、施工のしやすさ及び下地へのフィツト状況から、仕
上げの美しさに非常に大きな影響を与える。又溝方向は
床材の長手方向に対し直角に設定することが望ましく、
その間隔は50〜450 mmが望ましい。さらに、中
央部は間隔を広(、端部は間隔を狭くする方が、施工性
、美観性双方の点から望ましい。又溝の形状については
どの様な形状でも良いが、溝巾は2〜3胴が適当で溝深
さは、溝の上部の下側拘束材の厚みが2mm以上確保さ
れていることが望ましい。
次に衝撃吸収シート5について説明する。
衝撃吸収シート5には不陸吸収材として、床衝撃音を緩
和する目的と、床スラブの仕上げ状況の凹凸を吸収し、
床材の仕上面にその凹凸が判らなくする目的とがあり、
凹凸模様を付した一定厚みの衝撃緩和シートを単体で用
いてもよく、また不織布等の繊維状物を用いて併用型と
しても良く、主として、平滑面と衝撃緩和シートが接す
る面積が広い場合には単体でもよいが、狭い場合には、
不織布等の繊維状物を用いる方が良い。
即ち、衝撃緩和シートは主として凹凸模様を付した一定
厚みのシートであり、下側拘束材3の下面の平滑面に貼
り合せる場合に、非常に狭い接着面積となる場合には繊
維状物を併用する方が接着強度を向上させることができ
るからである。この場合接着強度を向上させた為に剪断
変形効果も生じ若干の制振性能の向上も見られる。
なお、床材の総厚み低減のため、或いは圧縮特性の低下
のため衝撃緩和シートはできるだけ薄い厚さを使用する
ことにか好ましい。
また、衝撃緩和シートは、加硫ゴム弾性体により形成す
る。
本発明で言う加硫ゴム弾性体とは、天然ゴム、スチレン
ブタジェンゴム(SBR)、クロロブレンゴム(CR)
 、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ブチルゴム
(BR)等のポリマーを一種又は二種以上併用したもの
に加硫剤及び添加剤を加え、加温反応して得られるもの
でる。加硫剤としては、おちにイオウを用いるが、各種
パーオキサイドを用いる場合も挙げられる。
また、添加剤としては、可塑剤、充填剤、瀝青物、粘着
付与樹脂、老化防止剤、防カビ剤、H燃剤、触媒、界面
活性剤、カップリング剤等が挙げられる。
可塑剤は、粘度調整、作業性調整、加硫ゴム弾性体の物
質調整、難燃性の付与等を目的として配合される。
可塑剤の具体例として、ナフテン系オイル、パラフィン
系オイル、アロマティク系オイル、ひまし油、綿実油、
パインオイル、トール油、フタル酸誘導体、イソッタル
酸誘導体、アジピン酸誘導体、アレイン酸誘導体、液状
ゴムの官能基を含まないもの等があり、単独又は併用し
て用いることが出来る。難燃性を要する場合は、ハロゲ
ン化合物、リン化合物系可塑剤を単独又は併用して使用
出来る。瀝青物としては、ストレートアスファルト、ブ
ロンアスファルト、タール等があり、所望の加硫ゴム弾
性体を得るために予じめ粘着付与樹脂や可塑剤等で改質
して使用することも出来る。
粘着付樹脂としては、天然樹脂、ロジン、変性ロジン、
ロジン及び変性ロジンの誘導体、ポリテルペン系樹脂、
テルペン変性体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタ
ジェン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール樹脂、キ
シレン樹脂、クマロン−インデン樹脂、ビニルトルエン
−αメチルスチレン共重合体等を単独又は併用して用い
ることが出来る。
充填剤は振動減衰性、遮音性、難燃性の改善に効果があ
り、配合コストダウンを計る目的で使用するものであり
、ゴム及び塗料関連で一般に使用されるものが使用出来
る。
その具体例としてはマイカ、グラファイト、ヒル石、タ
ルク、クレー等の鱗片状無機粉体、フェライト、金属粉
、硫酸バリウム、リトポン等の高比重充填剤、炭酸カル
シウム、微粉シリカ、カーボン、炭酸マグネシウム、水
酸化アルミニウム、アスベスト等の汎用充填剤を単独若
しくは併用して使用出来る。又、三酸化アンチモン、ホ
ウ砂等を難燃化を目的として使用することも出来る。
その他の添加剤として老化防止剤、触媒、顔料、界面活
性剤、カップリング剤、防カビ剤等が挙げられるが、こ
れ等は必要に応し添加することが出来る。
次に衝撃緩和シート5の形状について説明する。
衝撃緩和シート5は、表裏面に各々均一な凹凸模様を有
していれば良く、第3.4.5図に挙げられる様な形状
であれば、床衝撃音を緩和し宜つ床スラブの仕上げ状況
の凹凸を吸収し、床仕上面にその凹凸が判らなくするこ
とができる。
このような衝撃緩和シート5の形状が床衝撃音の緩和に
優れる理由は、空気層が圧縮変形し易い点と加硫ゴム弾
性体自体の衝撃エネルギーの吸収性能が考えられる。又
圧縮特性においては、衝撃を受けた場合には、空気層が
圧縮変形され、加硫ゴム弾性体をより圧縮することによ
り、小さな応力でも容易に圧縮変形することができる。
一方、一定荷重以上の圧縮に対しては、加硫ゴム弾性体
の圧縮反力とシート自体の厚みにより変形を太き(する
には、−層大きな力を要する様になるために、必要以上
の変化をすることが避けられる。又圧縮荷重を除荷した
場合には、加硫ゴム弾性体の復元力が働き、非常に速い
回復力が得られる。
又、衝撃緩和シートをこれに対応する平滑面にはさんだ
時の衝撃緩和シートと空間の容積化は5:5〜2;8で
、表裏面の凸部間の厚みは6rMl以下であることが望
ましい。これは、衝撃緩和シートの容積:空間の容積=
5=5より衝撃緩和シートの容積が増大すると、原料コ
ストアップとなり、床衝撃音の悪化をもたらす傾向が生
じ、逆にシートの容積:空間の容積−2:8よりシート
が少なくなると、原材料コストは下がるものの、圧縮特
性が悪くなる点と復元性も悪くなる傾向があるからであ
る。
表裏面の凸部間の厚みに関して言えば、床材の総厚みが
カーペットの代用として考えた場合、20鴫以下と制限
されることもあるが、圧縮特性、原材料コスト、復元性
の見地から、6肛以下であることが望ましく、更に好適
な範囲は2〜4 mmである。
又床スラブの仕上げ状況の凹凸を吸収しやすい点は、小
さな応力でも、容易に圧縮変形することによるものであ
る。
次に本発明の床材を接着させる接着剤について述べる。
本発明の防音床材は直結床材である為、接着材は次の条
件を具備したものであれば良い。即ち、コンクリートス
ラブと不陸吸収材との接着に充分てあり、耐水性に優れ
ているという性能面に加えて、接着材の粘性がクシ目を
保持することと、作業性の上で貼り込みの為のオープン
タイムを長く保持でき、ポットライフも少なくとも半日
は確保できるものであること、又二液反応タイプである
場合は、主剤と硬化剤の混合比率の許容範囲が広く、混
合ミスが生じにくいこと等の条件である。
次に本発明の床材の床材同志のジヨイント部について説
明する。
本発明に係る床材は複数枚を段差が生じない様に美しく
仕上げる必要がある為、床材同志が強制的に接合される
構造とする必要がある。従って床材の周辺四辺は、本実
構造、やとい実構造等従来より公知の実構造を有するも
のであれば良(、美しい仕上げが持続出来る構造であれ
ば良い。
(実験例) 次に表1を参照して本発明の防音床材の実験例の性能比
較実験について説明する。
実験に供した試料は、次に示す方法により作成した。
実験例1及び2は上側拘束材として合板2.5mm厚の
表面につき板0.3叫厚を貼り合せ、次に中間層として
、高比重発泡樹脂シート1胴厚を貼り合ゼ、下側拘束材
として5.5mm厚合板を貼り合せ実加工を行った。次
に下側拘束材に、床材の長さ方向と直角に溝加工として
、溝間幅90mm、溝幅3 mm、溝深さ3胴を行ない
、不陸吸収材として、凹凸模様を付した一定厚みの衝撃
緩和シート4mm厚2種を各々実験例1.2に貼り合せ
たものを試料とした。
実験例3は、合板7[lll11厚の表面につき仮0.
3薗厚を貼り合せ、実加工を行った。次に床材の長さ方
向と直角に溝加工として、溝間隔90鵬、溝幅3鴫、溝
深さ3鵬を行ない、不陸吸収板として凹凸模様を付した
一定厚みの衝撃緩和シート4胴厚を貼り合わせたものを
試料とした。
比較例1は、上側拘束材として合板2.5肛厚の表面に
つき板0.3mm厚を貼り合せ、次に中間層として、高
比重発泡樹脂シートIITIII+厚を貼り合せ、下側
拘束材として、5.5mm厚合板を貼り合せ実加工を行
った。
次に下側拘束材に、床材の長さ方向と直角に溝加工とし
て、溝間隔90胴、溝幅3 n+u+、溝深さ3卿を行
ない、不陸吸収材として、凹凸模様を有さない一定厚み
の汎用発泡体シート4胴を貼り合せたものを試料とした
比較例2は、上側拘束材として合板2.5鵬厚の表面に
つき板0.3mm厚を貼り合せ、次に中間層として、高
比重発泡樹脂シート1鵬厚を貼り合せ、下側拘束材とし
て5.5mm厚合板を貼り合せ実加工を行った。
次に、不陸吸収材として、凹凸模様を付した一定厚みの
衝撃緩和シート4IIIIT+厚を貼り合せたものを試
料とした。
比較例3は、合板12110111厚の表面につき板0
.3mm厚を貼り合せ、実加工を行ない、次に床材の長
さ方向と直角に溝加工として、溝間隔90mm、溝幅3
鴫、溝深さ9柵を行ない、不陸吸収材として、凹凸模様
を有さない一定厚みの汎用発泡体シート4髄厚を貼り合
せたものを試料とした。
比較例4は、合板12鵬厚の表面につき板0.3M厚を
貼り合せ、実加工を行ない、不陸吸収材として、凹凸模
様を有さない一定厚みの汎用発泡体シート4tnm厚を
貼り合せたものを試料とした。
表  1 次に実験方法について説明する。
第6図は実験に用いた装置を示す図である。加振室7と
受音室16とは床スラブ11により仕切り、この床スラ
ブ11上に実験に用いる防音床材10を装着する。
床材10の上部には床材10を加振するためのノマング
マシン9とタッピングマシン8とを取付ける。
受音室内には受音用のマイク12を配設し、このマイク
12に精密騒音計13、周波数分析器14、及びレベル
レコーダ15ヲ接続スル。
軽量床衝撃音の測定に際しては、第7図に示すように、
実験に用いる床材10の全面をRC150mmの床スラ
ブ11上に両面テープで貼り付け、タッピングマシン8
により3つの加振点17を加振し、受音室内16内の5
点で測定しJIS A−1419に示す方法で遮音等級
を求めた。
重量床衝撃音の測定に際しては、軽量床衝撃音と同様の
方法で床材10を床スラブ11上に貼り付け、第7図と
同一の加振点17をバングマシン9で加振し、受音室1
6内の同一箇所5点で受音し、JIS A1419に示
す方法で遮音等級を求めた。
床材の仕上りについては、床材10をエポキシ系接着剤
にて床スラブ11の表面約10m2に貼り付は第8図に
示すように、床材10の短辺の実接合部1日に中央がく
る様に定規19を当て、一方の端に隙間ゲージ20を差
し込んで平滑性をチエツクした。又、実接合部18の隙
間に隙間ゲージ20を差し込んで、接合仕上り性をチエ
ツクした。
両方とも全ての全接合部18で、0.3肛以下の場合を
○印とし、1ケ所でも0.3mm以上の部分が生じた場
合をX印とした。
圧縮特性については、床材10の中央部を加圧し、圧力
と変位量との関係を測定し、100kgf/cがの荷重
で、変位量が4.0M以内の場合をO印、4.On+m
を超える場合をX印とした。
次にこの実験例の防音床材の実験結果について説明する
実験例3は本発明の請求項1に記載の発明に対応するも
のであり、具体的には板材に中間層がなく、裏板側に溝
加工が有るものであり、凹凸模様を付した一定厚みの衝
撃緩和シート4mm厚を不陸吸収材としたものである。
これを、同様な構成の板材に凹凸模様を有さない一定厚
みの汎用発泡体シート4肛厚を不陸吸収材とした比較例
3と比較すると軽量床衝撃音遮音等級で2ランク(10
dB)の向上が見られ、明らかに凹凸模様を付した一定
厚みの衝撃緩和シートを不陸吸収材とする方が良いと判
断出来る。
実験例1及び2は本発明の請求項2に記載の発明に対応
するものであり、板材に高比重発泡合成樹脂シート製の
中間層を設けるとともに裏板側に溝加工を設け、凹凸模
様を付した一定厚みの衝撃緩和シート4−厚を不陸吸収
材として用いたものである。
この例では、比較例1〜4より軽量床衝撃音遮音等級が
1ランク(5dB)〜4ランク(20aB)も向上し、
軽量床衝撃音遮音等級はL−45となっており、通常の
生活を行う上では、階下の住人に迷惑を及ぼす事はない
。又重量床衝撃音の場合は、何れもRCl、50111
111スラブの特性であるし−55を保持し、軽量床衝
撃音を改善した為の重量床衝撃音の阻害は見られない。
一方、床材として具備すべき条件として、仕上り、圧縮
特性にポイントを於いて検討したが、何れも良好な結果
となり、床衝撃音の緩和効果の大きい木質仕上床である
ことが判る。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明の防音床材は床材の表面材を
構成する板材の下面に凹凸模様を付けた一定厚みの衝撃
緩和シートを不陸吸収材として用いることにより、さら
には板材に高比重発泡合成樹脂シーヒト製の中間層を備
えることにより、従来の床材に比し軽量床衝撃音の緩和
効果を著しく向上させることができる。
また、不陸吸収材として用いる衝撃緩和シートを凹凸模
様を付した一定厚みの形状とすることにより、下地スラ
ブへの不陸追従性が改善されるだけでなく、圧縮特性に
も非常に大きな効果を得ることができる。
さらに板材に溝加工を行うことによって、軽量床衝撃音
の緩和効果をさらに高めることができるだけでなく、よ
り一層下地スラブへのフィツト性が向上し、これにより
実部がスムーズスに入り易くなるので、施工作業性も一
段と向上させることができる。
このように本発明の防音床材は、木質仕上げでありなが
ら、従来の木質仕上げ防音床材では達成できなかったカ
ーペット並の遮音特性を有し、仕上がり美観、圧縮特性
の点においても優れた特徴を有する極めて利用価値の高
い防音床材である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の防音床材の一実施例を示す断面図、 第2図は、第1図の防音床材の、下側拘束材の裏面に施
す溝間隔の一実施例を示す平面図、第3.4.5図は、
本発明の防音床材に不陸吸収材として用いる凹凸模様を
付した一定厚みの衝撃緩和シートの断面図、 第6図は本発明の実施例及び比較例に用いた衝撃防音測
定の概略を示す線図、 第7図は本発明の防音床材の実験例に用いた床衝撃音測
定に於る、床材の貼り付は位置と加振位置とを示す図、 第8図は本発明の防音床材の実験例及び比較例に用いた
床材の仕上り性のうち、平滑性をチエツクした方法を示
す断面図である。 1・・・上側拘束材 3・・・下側拘束材 5・・・衝撃緩和シート 7・・・加振室 9・・・ハングマシン 11・・・床スラブ 13・・・精密騒音計 15・・・レヘルレコーダ 17・・・加振点 19・・・定規 2・・・中間層 4・・・板材 6・・・溝 8・・・タッピングマシン 10・・・床材 12・・・マイク 14・・・周波数分析器 16・・・受音室 18・・・実接合部 20・・・隙間ゲージ 第1図 第2図 第3図 第4図 五τ五TLrL「L 第5図 111■υ「「■r

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、床材の表面材を構成する木質仕上げの板材と、不陸
    吸収材或いは不陸吸収材の部材として用いるように前記
    板材の下面に配設した凹凸模様を付した一定厚みの衝撃
    緩和シートとから成ることを特徴とする拘束型防音床材
    。 2、床材の表面材を構成する木質仕上げの上側拘束材と
    、裏板を構成する下側拘束材と、これらの間に上下面を
    拘束して挟持する高比重発泡合成樹脂シート製の中間層
    とを有する板材と、不陸吸収材或いは不陸吸収材の部材
    として用いるように前記下側拘束材の下面に配設した凹
    凸模様を付した一定厚みの衝撃緩和シートとから成るこ
    とを特徴とする防音床材。 3、前記緩和シートを加硫ゴム弾性体により形成し、か
    つ表裏面に各々均一な凹凸模様を設け、更にシートの上
    下を平滑面で挟持した時のシートと空間の容積比が5:
    5〜2:8であり、シートの表裏面の凸部間の厚みが6
    mm以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の拘束型防音床材。 4、前記防音床材の木質仕上の板材或は下側拘束材の下
    側に板材の長手方向に対し直角方向に厚さ50〜450
    mmの一定若しくは不定間隔の溝を設け、床材の四辺に
    実構造を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の拘束型防音床材。
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