JPH0533614Y2 - - Google Patents
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- JPH0533614Y2 JPH0533614Y2 JP17068886U JP17068886U JPH0533614Y2 JP H0533614 Y2 JPH0533614 Y2 JP H0533614Y2 JP 17068886 U JP17068886 U JP 17068886U JP 17068886 U JP17068886 U JP 17068886U JP H0533614 Y2 JPH0533614 Y2 JP H0533614Y2
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- flooring material
- fiber
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- binder
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
産業上の利用分野
この考案は高層建築物のコンクリートスラブに
じか貼りする木質防音床材に関する。 従来の技術 床材の防音性能を評価する方法として、JIS
A1418による軽重量衝撃試験が用いられる。一般
に集合住宅の下階で、上階の通常の生活音をやか
ましく感じないためには、JIS A1418軽重量衝撃
試験結果で少なくともL−55より性能を良くする
ことが望ましい。 防音性能を高めるために従来床材にゴムシート
を貼付したものが一般に使用されてきた。これら
の構成では防音性能が充分ではなくコンクリート
スラブや床材を極端に厚くしたり、でなければ床
材にカーペツトを敷く等の対策が必要であり木質
床でL−55を達成することはできなかつた。 すなわちゴムシートを貼付したものは、シート
厚が10mm以上になるとコストが高くなるばかりか
床材の面密度が大きくなり施工時の作業性も大幅
に低下する。またシート厚が10mm以下では、木質
床でL−55を達成することは困難である。 発泡シートを貼付したものは、木質床でL−55
を達成するにはシート厚を少なくとも50mm以上と
る必要があり、床材をこのように厚くするのは効
率が悪く、床面での歩行感も悪化する。 考案が解決しようとする問題点 この考案は従来の防音床材のこれらの欠点を改
良するもので、JIS1418による軽重量衝撃試験結
果がL−55以上の木質防音床材の製造を目的とす
る。しかも、通常のコンクリートスラブにじか貼
りでき、軽量で、施工時の作業性も良く、歩行感
等の実用性にも優れたものである。 問題点を解決するための手段 考案者らは以上の目的を達成するため、鋭意研
究の結果、この考案に到達した。 すなわち、この考案は実用新案登録請求の範囲
に記載したように、床材の下面に木質繊維よりな
る中硬質繊維板または繊維よりなる軟質板状物を
積層し、さらにその下面に植物繊維をバインダー
により無配向に成形した繊維質シート状物を積層
してなることを特徴とする。 木質床材は、一般の住宅用床材なら何れでも良
く、化粧材を表面に貼付した合板を用いるのが一
般的である。合板以外には、集成材、無垢材等も
使用できる。厚みは5.5mm〜10mmが望ましく、7
mm〜8mmがさらに望ましい。厚みが10mm以上にな
ると防音性能が低下し、5.5mm以下では歩行感、
耐圧縮性等の実用上の問題が生じる。さね加工
は、通常の方法で差し支えない。 木質繊維よりなる中硬質繊維板は、繊維長さ10
mm程度の繊維をバインダーで板状に成形したもの
が使用できる。たとえば、インシユレーシヨンボ
ード、セミハードボード、ハードボードが使用で
きるが、インシユレーシヨンボード、セミハード
ボードが望ましく、インシユレーシヨンボードは
さらに望ましい。繊維等をバインダーで板状に成
形したものは、フアイヤーボード等でも良いが古
紙再生紙がコスト、性能の点から望ましく、合成
繊維を混入すると耐水性が向上するのでさらに望
ましい。 これらの繊維板厚みは、何れの場合も2mm〜3
mmが性能上望ましい。2mm以下では繊維板の効果
が減少する。3mm以上に厚くすることは、性能上
は差し支えないが、コスト、作業性の点で不利で
ある。 植物繊維をバインダーにより無配向に成形した
繊維質シート状物は、植物繊維をバインダーによ
りマツト状に成形したもので、弾性を有する。 植物繊維には、やしの実の繊維、へちまの繊維
等が使用できる。やしの実の繊維は繊維強度、耐
久性があり、マツト状に成形した時に適度の弾性
を有するので性能的に有利である。バインダー
は、天然ゴム、合成高分子から成り、水溶性、溶
剤性何れでも良い。望ましくは、天然ゴムラテツ
クスが良く、低スチレンのSBR、ブチル等の弾
性率の低いもの液状でないものは好ましくない。 植物繊維、バインダーの配合比率は、植物繊
維、バインダーの種類にもよるが、マツト状に成
形した時にバネ定数が5×106N/m3程度以下に
なることが好ましい。バネ定数が5×106N/m3
程度以上では防音性能が低下する。ただし2.5×
106N/m3程度以下では防音性能は問題ないが、
強度の点で好ましくない。すなわち、歩行感、耐
圧縮性が悪く、さね加工が破損する可能性もあ
る。具体的には、やしの実の繊維、天然ゴムラテ
ツクス使用、マツト厚8mmの時には、乾燥重量で
植物繊維/バインダーの配合比はほぼ等量とな
る。成形方法は、たとえば繊維にバインダーを吹
き付けた後、加圧成形する等の通常の方法でよ
い。 床材、中硬質繊維板または軟質板状物、繊維質
シート状物の積層方法は両面テープ、粘着剤、接
着剤、ホツトメルト等何れの方法でもよい。 作 用 この考案の各構成要件が防音性能に及ぼす機構
については明らかでない。考案者らの推測すると
ころによると、植物繊維より成る繊維質シート状
物が緩衝材として作用すると共に床材コンクリー
トスラブ間の振動の伝達を阻止する作用があるも
のと思われる。さらに床材と繊維質シート状物と
の間に中硬質繊維板またはパルプよりなる軟質板
状物を積層することにより、相乗効果を生じ極め
て良好な防音性能を発現する。 実施例 実施した例を第1図に示す。木質床材として
WPC加工の厚み1.5mmの化粧板を表面に積層した
総厚7.5mmから成る合板1を使用した。 この木質床材の下面に繊維状物よりなる中硬質
繊維板またはパルプより成る軟質板状物として耐
水性を増すために合成繊維を混入した厚み2.5mm
のパルプボード2を合成高分子樹脂接着剤により
接着した。さらにその下面には、植物繊維をバイ
ンダーにより無配向に成形した繊維質シート状物
として、やしの実の繊維を天然ゴムラテツクスを
用いてシート状にした厚み8mmの弾性マツト3を
合成高分子樹脂接着剤により接着した。やしの実
の繊維800g/m2に対し、天然ゴムラテツクス
1100g/m2をスプレーで均一に貼布し、140℃、
3分の熱圧締の後110℃、1時間の加熱硬化処理
を加え厚み8mmの弾性マツトとした。板状に成型
された弾性マツトのやしの実の繊維と天然ゴムラ
テツクスの成分比は乾燥重量で1対1であつた。
また、この弾性マツトの面比重及びバネ定数を測
定したところそれぞれ1.6Kg/m2および2.6×106
N/m3であつた。床材の寸法は150×900mmとし床
材の端面にさね加工5を施した。 このようにして得た木質防音床材を厚み150mm
のコンクリートスラブ4上に床面が2500mm×2500
mmの大きさとなるようにじか貼りし、床衝撃音レ
ベル試験及び耐圧縮性試験を行つた。床衝撃音レ
ベル試験はJIS A−1418「建築物の現場における
床衝撃レベルの測定方法」に準ずる。耐圧縮性試
験は床材30cm平方当たり30Kgの荷重を加えた時の
たわみ量が1mm未満のものを合格とした。 さらに第1層(木質床材)、第2層(繊維状物
よりなる中硬質繊維板またはパルプより成る軟質
板状物)および第3層(植物繊維をバインダーに
より無配向に成形した繊維質シート状物)の内、
第2層と第3層の材質を種種に変えて木質防音床
材を製造してその性能評価をおこなつたので、そ
の結果を実施例または参考例として表1に記載し
た。 表1に記載した以外の要件、たとえば使用した
接着剤、サンプルサイズ、試験方法等はすべて前
記実施例と同一とした。第1層にはすべて7.5mm
の化粧合板を使用した。
じか貼りする木質防音床材に関する。 従来の技術 床材の防音性能を評価する方法として、JIS
A1418による軽重量衝撃試験が用いられる。一般
に集合住宅の下階で、上階の通常の生活音をやか
ましく感じないためには、JIS A1418軽重量衝撃
試験結果で少なくともL−55より性能を良くする
ことが望ましい。 防音性能を高めるために従来床材にゴムシート
を貼付したものが一般に使用されてきた。これら
の構成では防音性能が充分ではなくコンクリート
スラブや床材を極端に厚くしたり、でなければ床
材にカーペツトを敷く等の対策が必要であり木質
床でL−55を達成することはできなかつた。 すなわちゴムシートを貼付したものは、シート
厚が10mm以上になるとコストが高くなるばかりか
床材の面密度が大きくなり施工時の作業性も大幅
に低下する。またシート厚が10mm以下では、木質
床でL−55を達成することは困難である。 発泡シートを貼付したものは、木質床でL−55
を達成するにはシート厚を少なくとも50mm以上と
る必要があり、床材をこのように厚くするのは効
率が悪く、床面での歩行感も悪化する。 考案が解決しようとする問題点 この考案は従来の防音床材のこれらの欠点を改
良するもので、JIS1418による軽重量衝撃試験結
果がL−55以上の木質防音床材の製造を目的とす
る。しかも、通常のコンクリートスラブにじか貼
りでき、軽量で、施工時の作業性も良く、歩行感
等の実用性にも優れたものである。 問題点を解決するための手段 考案者らは以上の目的を達成するため、鋭意研
究の結果、この考案に到達した。 すなわち、この考案は実用新案登録請求の範囲
に記載したように、床材の下面に木質繊維よりな
る中硬質繊維板または繊維よりなる軟質板状物を
積層し、さらにその下面に植物繊維をバインダー
により無配向に成形した繊維質シート状物を積層
してなることを特徴とする。 木質床材は、一般の住宅用床材なら何れでも良
く、化粧材を表面に貼付した合板を用いるのが一
般的である。合板以外には、集成材、無垢材等も
使用できる。厚みは5.5mm〜10mmが望ましく、7
mm〜8mmがさらに望ましい。厚みが10mm以上にな
ると防音性能が低下し、5.5mm以下では歩行感、
耐圧縮性等の実用上の問題が生じる。さね加工
は、通常の方法で差し支えない。 木質繊維よりなる中硬質繊維板は、繊維長さ10
mm程度の繊維をバインダーで板状に成形したもの
が使用できる。たとえば、インシユレーシヨンボ
ード、セミハードボード、ハードボードが使用で
きるが、インシユレーシヨンボード、セミハード
ボードが望ましく、インシユレーシヨンボードは
さらに望ましい。繊維等をバインダーで板状に成
形したものは、フアイヤーボード等でも良いが古
紙再生紙がコスト、性能の点から望ましく、合成
繊維を混入すると耐水性が向上するのでさらに望
ましい。 これらの繊維板厚みは、何れの場合も2mm〜3
mmが性能上望ましい。2mm以下では繊維板の効果
が減少する。3mm以上に厚くすることは、性能上
は差し支えないが、コスト、作業性の点で不利で
ある。 植物繊維をバインダーにより無配向に成形した
繊維質シート状物は、植物繊維をバインダーによ
りマツト状に成形したもので、弾性を有する。 植物繊維には、やしの実の繊維、へちまの繊維
等が使用できる。やしの実の繊維は繊維強度、耐
久性があり、マツト状に成形した時に適度の弾性
を有するので性能的に有利である。バインダー
は、天然ゴム、合成高分子から成り、水溶性、溶
剤性何れでも良い。望ましくは、天然ゴムラテツ
クスが良く、低スチレンのSBR、ブチル等の弾
性率の低いもの液状でないものは好ましくない。 植物繊維、バインダーの配合比率は、植物繊
維、バインダーの種類にもよるが、マツト状に成
形した時にバネ定数が5×106N/m3程度以下に
なることが好ましい。バネ定数が5×106N/m3
程度以上では防音性能が低下する。ただし2.5×
106N/m3程度以下では防音性能は問題ないが、
強度の点で好ましくない。すなわち、歩行感、耐
圧縮性が悪く、さね加工が破損する可能性もあ
る。具体的には、やしの実の繊維、天然ゴムラテ
ツクス使用、マツト厚8mmの時には、乾燥重量で
植物繊維/バインダーの配合比はほぼ等量とな
る。成形方法は、たとえば繊維にバインダーを吹
き付けた後、加圧成形する等の通常の方法でよ
い。 床材、中硬質繊維板または軟質板状物、繊維質
シート状物の積層方法は両面テープ、粘着剤、接
着剤、ホツトメルト等何れの方法でもよい。 作 用 この考案の各構成要件が防音性能に及ぼす機構
については明らかでない。考案者らの推測すると
ころによると、植物繊維より成る繊維質シート状
物が緩衝材として作用すると共に床材コンクリー
トスラブ間の振動の伝達を阻止する作用があるも
のと思われる。さらに床材と繊維質シート状物と
の間に中硬質繊維板またはパルプよりなる軟質板
状物を積層することにより、相乗効果を生じ極め
て良好な防音性能を発現する。 実施例 実施した例を第1図に示す。木質床材として
WPC加工の厚み1.5mmの化粧板を表面に積層した
総厚7.5mmから成る合板1を使用した。 この木質床材の下面に繊維状物よりなる中硬質
繊維板またはパルプより成る軟質板状物として耐
水性を増すために合成繊維を混入した厚み2.5mm
のパルプボード2を合成高分子樹脂接着剤により
接着した。さらにその下面には、植物繊維をバイ
ンダーにより無配向に成形した繊維質シート状物
として、やしの実の繊維を天然ゴムラテツクスを
用いてシート状にした厚み8mmの弾性マツト3を
合成高分子樹脂接着剤により接着した。やしの実
の繊維800g/m2に対し、天然ゴムラテツクス
1100g/m2をスプレーで均一に貼布し、140℃、
3分の熱圧締の後110℃、1時間の加熱硬化処理
を加え厚み8mmの弾性マツトとした。板状に成型
された弾性マツトのやしの実の繊維と天然ゴムラ
テツクスの成分比は乾燥重量で1対1であつた。
また、この弾性マツトの面比重及びバネ定数を測
定したところそれぞれ1.6Kg/m2および2.6×106
N/m3であつた。床材の寸法は150×900mmとし床
材の端面にさね加工5を施した。 このようにして得た木質防音床材を厚み150mm
のコンクリートスラブ4上に床面が2500mm×2500
mmの大きさとなるようにじか貼りし、床衝撃音レ
ベル試験及び耐圧縮性試験を行つた。床衝撃音レ
ベル試験はJIS A−1418「建築物の現場における
床衝撃レベルの測定方法」に準ずる。耐圧縮性試
験は床材30cm平方当たり30Kgの荷重を加えた時の
たわみ量が1mm未満のものを合格とした。 さらに第1層(木質床材)、第2層(繊維状物
よりなる中硬質繊維板またはパルプより成る軟質
板状物)および第3層(植物繊維をバインダーに
より無配向に成形した繊維質シート状物)の内、
第2層と第3層の材質を種種に変えて木質防音床
材を製造してその性能評価をおこなつたので、そ
の結果を実施例または参考例として表1に記載し
た。 表1に記載した以外の要件、たとえば使用した
接着剤、サンプルサイズ、試験方法等はすべて前
記実施例と同一とした。第1層にはすべて7.5mm
の化粧合板を使用した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
不良
考案の効果 実施例に示したようにこの考案の構成による木
質防音床材は、床材表面にカーペツト等を敷かな
い状態でJIS A1418による軽重量衝撃試験結果で
L−55を達成する。しかも、耐圧縮性および歩行
感においても全く問題がない。 ゴムシートを貼付した床材よりも軽量で、発泡
体を貼付した床材よりも総厚が極めて小さくで
き、また容易に切断でき、さらに通常の取り扱い
で破損するようなこともなく充分な強度を持つ
た、製造、施工における作業性にも優れた床材を
提供するものである。 またグラスウールやアスベストのような作業環
境上の問題もない。古再生紙や植物繊維等の廃棄
物の有効利用にもなるので、資源の節約にも寄与
できる。
考案の効果 実施例に示したようにこの考案の構成による木
質防音床材は、床材表面にカーペツト等を敷かな
い状態でJIS A1418による軽重量衝撃試験結果で
L−55を達成する。しかも、耐圧縮性および歩行
感においても全く問題がない。 ゴムシートを貼付した床材よりも軽量で、発泡
体を貼付した床材よりも総厚が極めて小さくで
き、また容易に切断でき、さらに通常の取り扱い
で破損するようなこともなく充分な強度を持つ
た、製造、施工における作業性にも優れた床材を
提供するものである。 またグラスウールやアスベストのような作業環
境上の問題もない。古再生紙や植物繊維等の廃棄
物の有効利用にもなるので、資源の節約にも寄与
できる。
第1図は、この考案のよる木質防音床材の構成
を実施した例を示した平面図イおよび断面図ロ。 1……木質床材、2……木質繊維よりなる中硬
質繊維板または繊維よりなる軟質板状物、3……
植物繊維をバインダーにより成形した繊維物シー
ト状物、4……コンクリートスラブ、5……さね
加工。
を実施した例を示した平面図イおよび断面図ロ。 1……木質床材、2……木質繊維よりなる中硬
質繊維板または繊維よりなる軟質板状物、3……
植物繊維をバインダーにより成形した繊維物シー
ト状物、4……コンクリートスラブ、5……さね
加工。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 木質床材の下面に繊維状物よりなる中硬質繊
維板またはパルプよりなる軟質の板状物を積層
し、さらにその下面に植物繊維をバインダーに
より無配向に絡合し、バネ定数が、5×106
N/m3以下となるように成形された繊維質シー
ト状物を積層してなる防音床材。 (2) 前記植物繊維が、やしの実の繊維、へちまの
繊維である実用新案登録請求の範囲第一項記載
の防音床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17068886U JPH0533614Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17068886U JPH0533614Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6376150U JPS6376150U (ja) | 1988-05-20 |
JPH0533614Y2 true JPH0533614Y2 (ja) | 1993-08-26 |
Family
ID=31105637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17068886U Expired - Lifetime JPH0533614Y2 (ja) | 1986-11-06 | 1986-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533614Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-06 JP JP17068886U patent/JPH0533614Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6376150U (ja) | 1988-05-20 |
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