JPH054512Y2 - - Google Patents

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JPH054512Y2
JPH054512Y2 JP2995887U JP2995887U JPH054512Y2 JP H054512 Y2 JPH054512 Y2 JP H054512Y2 JP 2995887 U JP2995887 U JP 2995887U JP 2995887 U JP2995887 U JP 2995887U JP H054512 Y2 JPH054512 Y2 JP H054512Y2
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floor
inorganic fiber
board
fiber mat
honeycomb
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物床素地上に浮床を形成するさい
に、床素地上に敷設して、仕上床層を弾性的に安
定に支持する緩衝パネルに関する。
〔従来の技術〕
建築物の室内床面に生ずる衝撃音の階下への伝
搬を防止するため、床素地上に弾性緩衝支持体を
介して仕上げ床面を形成して浮床とすることは周
知であり、この弾性緩衝支持体として、ガラスウ
ール、ロツクウール等の無機繊維マツトが好まし
く広く用いられている。
この無機繊維マツトを用いる浮床形成手段とし
ては、床素地上に無機繊維マツトを敷込んだ後、
防水層を設け、その上にコンクリート、モルタル
による湿式浮床工法が一般に行なわれている。
この湿式工法によれば、耐久性、遮音生などの
性能が優れた浮床が得られる反面、施工作業、施
工時間などの施工性に難点があり、また床重量が
140Kg/m2以上となり、特に高層建築には不適当
であつた。
この点を改善するため、敷込み無機繊維マツト
上に木板、木質系繊維板などの床下地板を敷設す
る乾式工法が実施されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
乾式浮床工法によつて形成される浮床は、湿式
工法の場合の1/5以下の浮床重量とできるが、同
程度の床衝撃音遮断性能を得るためには、無機繊
維マツト層厚の湿式の場合よりも厚くする必要が
あつた。
しかし、厚い無機繊維マツトを床素地面に均一
に敷込むことは施工作業が面倒になるとともに、
得られた浮床面の荷重の安定支持が困難となり、
重量物によつて床面が沈下変歪したり、歩行者に
よつて著しく床面が上下動し歩行感を害するなど
の問題点があつた。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は前記の乾式工法による浮床の問題点を
軽減改善することができるとともに良好な施工性
を有する浮床用緩衝パネルである。
すなわち、本考案は木質系床下地板の下面に、
無機繊維マツト、ハニカムボード、無機繊維マツ
トよりなるクツシヨン層を積層接着したことを特
徴とする浮床用緩衝パネルを要旨とし、上記にお
いてハニカムボードとしてペーパーハニカムコア
の両表面に遮音シートを貼着したものを用いるこ
とを実施の態様とするものである。
木質系床下地板としてはベニヤ合板、硬質また
は軟質の木質繊維板、パーチクルボードなどの5
〜15mm厚のものが適当である。
無機繊維マツトとしては、緩衝性、安定性の上
から嵩比重60〜100Kg/m3、厚さ15〜40mmのガラ
スウールあるいはロツクウールマツトが好まし
い。
ハニカムボードとしては、紙、プラスチツクシ
ート、アルミニウム板などにより形成したハニカ
ムコアの両面に適宜の表面シートを貼着した厚さ
8〜65mmのものを用い得るが、重量、経済性の面
からペーパーハニカムコアとプラスチツク表面シ
ートよりなるものが好ましく、特にプラスチツク
表面シートとして、ゴム、合成樹脂中に金属粉を
練り込んだ比重1.5以上の遮音シートを用いれば
遮音性が向上するので好ましい。
上記のハニカムボードとその両面に積層接着さ
れたクツシヨン層はその表面に木質系床下地板が
貼着されて本考案の緩衝パネルとなるが、その総
厚が120mm以下となるようにすることが、室内容
積を保つ上にも好ましく、また、パネル外形寸法
は取扱い施工操作などの点から一辺が60〜180cm
の矩形または方形板であることが好ましい。
〔作用〕
本考案の緩衝パネルは上記の構成よりなるの
で、床素地面に該パネルを衝合せて複数敷設して
容易に安定な緩衝性床下地面が形成でき、該下地
上に形成した仕上げ床面に生ずる衝撃振動は、床
下地板、上部無機繊維マツト層から剛性の大なる
ハニカムボードを介して下部無機繊維マツトの全
面に分布して減衰伝達される。また仕上床面 に
加わる集中荷重は、下地床板、上部無機繊維マツ
ト層の凹曲を生ずるが、ハニカムボードによつて
下部無機繊維マツトの全面によつて衝撃支持され
て、集中荷重部分の床面沈下程度が抑制される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。第1は斜視図、第2図はその拡大断面図であ
り、1は12mm厚のベニヤ合板よりなる木質系床下
地板、2は20mm厚、嵩比重64Kg/m3のガラス繊維
マツトよりなる無機繊維マツト、3は8mm厚の空
目間隔14mmのペーパーハニカムコア10の両面に
金属粉を練り込んで比重2.1とした1mm厚の遮音
シート11,12を貼着してなるハニカムボー
ド、4は2と全く同じ無機繊維マツトであり、無
機繊維マツト2、ハニカムボード3、無機繊維マ
ツト4が積層接着されてクツシヨン層5が形成さ
れ、その上面に木質系床下地板1が貼着される。
この緩衝パネルを厚さ15cmのコンクリートスラ
ブ面上に置き、床下地板面に厚さ15mmのフローリ
ング板を釘止めして、JISA1418の床衝撃音レベ
ルの測定方法により軽量音源による測定を行つ
た。
一方比較試験片として、前記実施例におけるク
ツシヨン層5を50mm厚の嵩比重64Kg/m3のガラス
繊維マツトに代えた以外は実施例と同様にして前
記の測定をした。
両者ともL−45の遮音等級に合格するものであ
るが、本考案のものは63Hz,1000Hzにおいて比較
例よりも2〜4dBのレベル低下が認められた。
また両者の一辺90cmの方形板に対して、その上
面中心の直径15cmの円面に、1.5t/m2の荷重を加
えて、床仕上げ面の凹陥変形を測つたところ比較
例では14mmとなり居住床面としては不敵であつた
が、実施例によるものは8mmであり、好ましいも
のであつた。
なお、この実施例における遮音シートを厚さ2
mmのゴムシートに代えたところ、比較例と殆んど
同等の衝撃音遮断性能でしかも実施例と同様の耐
圧性を示した。
ハ 考案の効果 以上説明したように本考案の緩衝パネルによれ
ば良好な衝撃音遮断性とともに、耐荷重安定性の
優れた浮床を乾式工法によつて容易に得ることが
でき、新設、既設の建築物の住民環境改善に寄与
すいる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図はその拡大断面図である。 1……木質系床下地板、2,4……無機繊維マ
ツト、3……ハニカムボード、5……クツシヨン
層、10……ペーパーハニカムコア、11,12
……遮音シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 木質系床下地板1の下面に、無機繊維マツ
    ト2、ハニカムボード3、無機繊維マツト4よ
    りなるクツシヨン層5を積層接着したことを特
    徴とする浮床用緩衝パネル。 2) ハニカムボード3が、ペーパーハニカムコ
    ア10とその両表面に貼着された遮音シート1
    1,12とよりなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の浮床用緩衝パネル。
JP2995887U 1987-03-03 1987-03-03 Expired - Lifetime JPH054512Y2 (ja)

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JP2995887U JPH054512Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

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JPS63138347U JPS63138347U (ja) 1988-09-12
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