JPH038429Y2 - - Google Patents

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JPH038429Y2
JPH038429Y2 JP13694585U JP13694585U JPH038429Y2 JP H038429 Y2 JPH038429 Y2 JP H038429Y2 JP 13694585 U JP13694585 U JP 13694585U JP 13694585 U JP13694585 U JP 13694585U JP H038429 Y2 JPH038429 Y2 JP H038429Y2
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JP
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plate
thick
flooring
sound insulation
thickness
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JP13694585U
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JPS6245128U (ja
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  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は床材、特に階上の騒音が階下へ伝わ
りにくい遮音性に優れた床材に係わるものであ
る。
(従来の技術及びその問題点) 従来、多層階における床材としては、角材で上
げ床にした上に板又は合板等を釘で打ちつけた
り、或いは接着剤で張りつけたもの、又はプラス
チツク発泡体を厚板状にスライスしたものを合板
に張りつけたものが知られている。しかしなが
ら、これら床材の遮音性は必ずしも満足できるも
のでなく、特に住居用の建物の場合は高度の遮音
性を要求され、これに応えうるものは知られてい
ない。
(問題点を解決する手段) この考案は従来知られている床材よりも更に高
度の遮音性を達成するものであり、プラスチツク
発泡体の破砕片を接着してなる板状体の一面に薄
板状の支持板を積層し、他面に剛毛繊維からなる
板状マツトを積層してなる床材に係るものであ
る。
以下、添付図面によつて本考案を説明する。
第1図は本考案床材の一例の正面略図であり、
第2図は別の例の正面略図でる。
第1図において1はプラスチツク発泡体の破砕
片4を多数、接着剤で板状になるように接合して
得られる板状体であり、2は上記板状体1の一面
に積層接着された薄板状の支持板、3は上記板状
体のもう一方の面に積層接着された、剛毛繊維か
らなる板状のマツトである。
上記破砕片4のプラスチツク発泡体の素材とし
てはエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVA
という)、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
スチレン等が挙げられるが、EVA発泡体の破砕
品が好ましい。
支持板2は板状体1の形状を保持する機能を有
するが、その材料としては通常の木の板、合板、
パーテイクルボード等が好ましい。
板状マツト3を構成する剛毛繊維とは粗硬で、
所謂腰のある繊維をいゝ、或る程度の弾性を有す
るのが好ましく、具体的にはココ椰子の繊維(コ
コナツツフアイバー)、しゆろ繊維、亜麻、ラミ
ー等の麻類のような天然繊維、又はガラスフアイ
バー、ロツクフアイバーのような無機繊維が挙げ
られる。なかんずく、ココ椰子の繊維は粗硬で弾
力があり、マツトとしたとき、マツト内に内蔵さ
れる空間部分を大きく保持できるので好ましい。
板状体1を構成するプラスチツク発泡体の破砕
片4の大きさは3〜20mm、好ましくは5〜15mm、
一層好ましくは8〜12mmで、形状はどのようなも
のでもよく、かつ一定の形状である必要はない。
破砕片4を板状体1に成形するために用いる接
着剤としては、その破砕片の素材プラスチツクを
接着し得るものであれば如何なるものでもよく、
例えばEVA発泡体の破砕片の場合には酢酸ビニ
ル系接着剤が好ましい。
プラスチツク破砕片から構成される板状体の厚
さは適宜選ばれるが、通常15〜45mmの範囲とする
のがよい。この板状体を支持する支持板の厚さは
5〜10mm、好ましくは2〜6mmの範囲内とするの
がよい。
また剛毛繊維からなる板状マツトの厚さは5〜
15mmの範囲とするのがよい。
第1図に示した床材の構造が本考案床材の基本
となるものであつて、必要に応じてかゝる床材の
上面、即ち支持板2の上には、更に床材を補強す
るもの、床面の感触を良好にするためのもの、或
いは床の最上面を化粧するもの等が適宜積層され
てもよい。
第2図は、かゝる例を示すものであつて、支持
板2より下位の部分は第1図について上述したと
同様に構成されている。支持板2の上位には、発
泡プラスチツク(例えばEVA、ポリエチレン、
塩化ビニル樹脂等の発泡体)を薄板状にスライス
したもの(厚さ1〜3mm程度)の層5、未発泡樹
脂(例えば塩化ビニル樹脂、天然ゴム、合成ゴム
等)のシート6(厚さ1〜3mm程度)を積層接着
し、最上位には化粧用のシート又はフイルム7
(例えばつき板、プリントしたプラスチツクシー
ト、プリントした紙に耐水処理を施したもの等、
厚さは1mm以下)を積層接着してなる。
床材の厚さは、例えばマンシヨンのようなコン
クリート作り住居用の場合、玄関床材といわれ
る、ガス管等の配管を内蔵する場合には50〜55mm
程度まで、その他の床材の場合は30〜40mm程度ま
でに抑えられ、従つてこの範囲内で遮音性、強
度、床面の感触等を満足させる必要がある。従つ
てこの制限される厚さ範囲内で、本考案の床材は
極めて優れた遮音効果を奏するものである。
次に、本考案の床材の各種例について、
JISA1418(建造物の現場における床衝撃音レベル
の測定方法)に準じて、床衝撃音遮断性能試験を
行つた結果を示す。
例1、下位から上位に、次の順序からなる層を積
層した床材 (1) ガラス繊維からなるマツト、厚さ8mm (2) EVA発泡体の破砕片を板状に接合したもの、
厚さ20.25mm (3) 合板、厚さ5.5mm (4) EVA発泡体をスライスした薄板、厚さ2.0mm (5) 塩化ビニル樹脂薄板、厚さ2.0mm (6) 表面化粧用のつき板、厚さ0.25mm 上記床材の遮音等級はL55であつた。
例2、例1と同様、下位から上位に、次の順序の
層からなる床材 (1) ココ椰子フアイバーからなるマツト、厚さ8
mm (2) EVA発泡体の破砕片を板状体に接合したも
の、厚さ20.25mm (3) 合板、厚さ5.5mm (4) ゴムの薄板、厚さ1.2mm (5) 塩化ビニル樹脂薄板、厚さ2.0mm (6) 表面化粧用のつき板、厚さ0.25mm 上記床材の遮音等級はL55とL50の中間であつ
た。
例3、上記例と同様、下位から上位へ、次の順序
の層からなる床材 (1) ココ椰子フアイバーからなるマツト、厚さ8
mm (2) EVA発泡体の破砕片を板状体に接合したも
の、厚さ20.25mm (3) 合板、厚さ5.5mm (4) ゴムの薄板、厚さ1.2mm (5) ココ椰子フアイバーを粉砕したものを塩化ビ
ニル樹脂で板状に成形したもの、厚さ2.0mm 上記床材の遮音等級はL−50であつた。
(考案の作用及び効果) 本考案の床材は、遮音性、耐圧力において優れ
ている。遮音性は層中に存在する空間部により、
大きく影響されるものと考えられる。本考案の床
材では、プラスチツク発泡体の破砕片を板状に接
合してなる板状体の層があり、これには破砕片間
の空間があり、また破砕片自体はプラスチツク発
泡体からなるので、この気泡空間、更に剛毛繊維
のマツトにおける空間部、このように種々形態の
異なる空間部が存在する。一方騒音には、例えば
重量音、軽量音などのように、種類の異なる音が
含まれており、このような騒音に対し、空間形態
の異なる層を有する本考案の床材が有効に遮音効
果を発揮するものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案床材の一例の正面略図、第2図
は本考案床材の別の例の正面略図である。 図中、1はプラスチツク発泡体の破砕片を、多
数、接合してなる板状体、2は薄板状の支持板、
3は剛毛繊維からなる板状のマツト、4はプラス
チツク発泡体の破砕片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチツク発泡体の破砕片を板状に接合して
    なる板状体の一面に、薄板状の支持板を積層し、
    他面に、剛毛繊維からなる板状マツトを積層して
    なる床材。
JP13694585U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH038429Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13694585U JPH038429Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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JP13694585U JPH038429Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6245128U JPS6245128U (ja) 1987-03-18
JPH038429Y2 true JPH038429Y2 (ja) 1991-03-01

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