JP2690141B2 - 防音床材 - Google Patents

防音床材

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JP2690141B2
JP2690141B2 JP1083310A JP8331089A JP2690141B2 JP 2690141 B2 JP2690141 B2 JP 2690141B2 JP 1083310 A JP1083310 A JP 1083310A JP 8331089 A JP8331089 A JP 8331089A JP 2690141 B2 JP2690141 B2 JP 2690141B2
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脩 高木
洋一郎 野田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
    • E04F15/00Flooring
    • E04F15/18Separately-laid insulating layers; Other additional insulating measures; Floating floors
    • E04F15/20Separately-laid insulating layers; Other additional insulating measures; Floating floors for sound insulation

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば住宅のコンクリート床面に直貼施工
され、床材表面に生じた衝撃音を吸収し階下の部屋へ不
快音として伝播することを防止するための防音床材に関
する。
[従来の技術] 従来から、住宅等の階上床面に敷設され、床材表面に
生じた衝撃音を吸収し伝播を防止するための防音床材と
しては、木質板の裏面に発泡倍率の異なるプラスチック
発泡体からなる2つの層を積層した構造の遮音および防
音性木質床材(実開昭61−47339号公報)が提案されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来の防音性木質床材におい
ては、歩行者の歩行等に伴って床材表面に生じる衝撃音
が階下へ伝播するのを大幅に低減するためには、各発泡
体層を軟かくしばね定数を極めて小さくするか、あるい
はこれらの層厚をかなり厚くしなければ、充分な効果を
上げることができなかった。
そしてこうして防音性を高めた床材においては、家具
等の重量物を上に載置した場合に、発泡体層の沈み込み
(変形)が大きく、すわりが不安定になるという問題が
あった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、衝撃音の階下等への伝播を防止する効果が大き
く、かつ重量物による沈み込み変形が小さい防音床材を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の防音床材は、木質床材の裏面に、(A)0.5k
g/cm・cm2以下のばね定数を有するゴムまたはプラスチ
ック発泡体からなる小片の複数個と、(B)0.6〜5kg/c
m・cm2のばね定数を有するゴムまたはプラスチック発泡
体からなり、厚さが前記小片(A)のそれより1〜5mm
薄い小片の複数個とを、(A)と(B)がそれぞれ交互
に隣合って並置されるように貼着してなることを特徴と
している。
本発明において木質床材としては、通常の木材単板の
他に、ベニヤ合板や寄木構造の木板などを使用すること
ができる。
本発明において(A)および(B)の小片を構成する
ゴムまたはプラスチック発泡体としては、天然ゴム、ま
たはエチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、クロロプ
レンゴム、スチレン−ブタジエンゴムのような合成ゴ
ム、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリスチレンのような合成樹脂を、公知の方法
で発泡させたものがあり、これらの発泡体の中から同種
のものあるいは異種のものを適宜選択して使用すること
ができる。
また本発明においては、発泡倍率、気泡の大きさ、気
泡構造などを調節することによって、ばね定数の値が以
下に示す所望の範囲に調整された発泡体を使用する。
すなわち(A)の小片を構成するゴムまたはプラスチ
ック発泡体としては、JISK6385に拠って測定した静ばね
定数(以下単にばね定数と示す。)が0.5kg/cm・cm2
下のものを使用する。
(A)を構成する発泡体のばね定数が、0.5kg/cm・cm
2を越えると、軽荷重のものが落下した場合に、周波数
が500Hz以下、特に250Hz以下の低周波数域(低音域)の
音に対する防音特性が悪くなるため好ましくない。
また(A)の小片の厚さは、数mm〜数10mmと、木質床
材の裏打ち発泡体として通常使用される厚さとすること
が望ましい。
(B)の小片を構成するゴムまたはプラスチック発泡
体としては、ばね定数が0.6kg/cm・cm2以上5kg/cm・cm2
以下のものを使用する。
(B)を構成する発泡体として、ばね定数が0.6kg/cm
・cm2未満のものを使用した場合には、家具等の重量物
を木質床材の上に載せた場合に、沈み込みが大きく家具
のすわりが不安定になり、反対にばね定数が5kg/cm・cm
2を越えたものを使用した場合には、防音効果が著しく
悪くなり、いずれの場合も好ましくない。
さらに前記ばね定数の発泡体で構成された(B)の小
片としては、前記(A)の小片の厚さより1〜5mm薄い
ものを使用する。
(B)の小片の厚さが(A)のそれより5mmを以上薄
い場合には、家具等の重量物を載せた場合の床材の沈み
が大きくかつ不均一になり、家具のすわりが不安定にな
る。また反対に(B)の厚さが(A)の厚さより1mm薄
い厚さを越えると、衝撃による木質床材の振動が(B)
にも伝播されるため、周波数が500Hz以下特に250Hz以下
の低周波数域の音に対する防音特性が悪くなる。
本発明においては、前記(A)、(B)2種類の小片
の複数個を、(A)と(B)がそれぞれ交互に密接して
あるいはわずかな間隔をおいて隣合うように、規則正し
くまたは不規則に並置し、それぞれを前記木質床材の裏
面に貼着固定する。
これらの小片の形状は特に限定されないが、木質床材
との貼り合わせやすさの点で、平面形状が正方形、長方
形あるいは円形のものの使用が好適している。
また(A)、(B)2種類の小片の使用量は、各々を
構成する発泡体のばね定数に応じて適宜変えることがで
きるが、木質床材の全面積に対して(A)は5〜50%の
面積を占める量とし、(B)は30〜95%の面積を占める
量とすることが望ましい。
さらにこれらの小片の貼着は、感圧性粘着剤、反応性
接着剤、溶剤型またはエマルゾン型の接着剤、ホットメ
ルト系接着剤などを使用して行うことが望ましい。
[作用] 本発明の防音床材においては、木質床材の裏面に適当
な間隔をおいて貼着された、(A)0.5kg/cm・cm2以下
のばね定数のゴムまたはプラスチック発泡体からなる小
片が、木質床材の表面に加えられた衝撃音を吸収し、階
下等に伝播させない働きをする。
またこれら(A)の小片と隣合うように交互に並置さ
れ貼着された、(B)0.6〜5kg/cm・cm2と大きなばね定
数を有するゴムまたはプラスチック発泡体とからなり、
厚さが前記小片(A)のそれより1〜5mm薄い小片が、
家具等の重量物を載せた場合の沈み込みを防止しすわり
を安定させる働きをする。
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1〜7 第1図および第2図にそれぞれ示すように、表1に示
すばね定数を有するポリウレタン発泡体からなり、厚さ
が10mm大きさが10mm×900mmの棒状の小片(A)1の複
数本と、表1に示すばね定数のポリウレタン発泡体から
なり、大きさが20mm×900mmで同表に示す厚さを有する
棒状の小片(B)2の複数本とを、厚さが10mm大きさが
1800mm×900mmのベニヤ合板3の裏面に、(A)(B)
(A)(B)…と交互に隙間なく横方向に並べて配置
し、それぞれの小片をクロロプレン系の接着剤(図示を
省略。)によって合板3上に貼着した。
また比較のために、表1比較例に示すばね定数と厚さ
を有するポリウレタン発泡体製の小片(A)および
(B)をそれぞれ使用し、実施例と同様にして床材を製
造した。
次に実施例1〜7および比較例1〜5によってそれぞ
れ得られた床材を、合板3を上側にして150mm厚のコン
クリート床上に敷設し、以下に示す方法で防音特性を測
定した。
すなわちJISA1418に準拠して軽量床衝撃音レベルを測
定し、測定値をJISA1419に定める遮音等級で表した。
また耐荷重性を測定するために、得られた床材上に10
0kg/m2の荷重を置き、10日経過した後の沈み(長さ)を
測った。
これらの測定結果を表1下欄に示す。
なお遮音等級は数値が小さいほど防音効果が高く、一
般に鉄筋コンクリート造りの集合住宅では、L55以下で
あることが必要とされている。
また耐荷重性の評価では、沈みが5mmを越えると実用
上支障があるものとされている。
実施例8〜14 表2に示すばね定数を有するエチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA)の発泡体からなり、厚さが10mm大きさが1
0mm×900mmの棒状の小片(A)の複数本と、表2に示す
ばね定数のポリエチレン発泡体からなり、大きさが20mm
×900mmで同表に示す厚さを有する棒状の小片(B)の
複数本とを、厚さが10mm大きさが1800mm×900mmのベニ
ヤ合板の裏面に、(A)と(B)がそれぞれ10mmの間隔
をおきかつ横方向に交互に並ぶように配置し、それぞれ
をクロロプレン系の接着剤によって合板上に貼着した。
また比較のために、表2比較例に示すばね定数および
厚さを有するEVAまたはポリエチレン発泡体製の小片
(A)および(B)をそれぞれ使用し、実施例と同様に
して床材を製造した。
次に実施例8〜14および比較例6〜10でそれぞれ得ら
れた床材を、合板を上側にして150mm厚のコンクリート
床上に敷設し、実施例1〜7と同様にして防音特性と耐
荷重性をそれぞれ測定した。
これらの測定結果を表2下欄に示す。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の防音床材は、床材表面に
生じた衝撃音の伝播を防止する効果が大きい。
特に低い周波数域の音に対する防音効果が大きく、こ
のような音が階下の部屋などへ不快音として伝播するの
を、効果的に防止することができる。
また家具等の重量物を載置した場合の、沈み込み変形
が小さく、安定したすわりを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例で得られた防音床材の裏面
図、第2図は第1図におけるII−II′線に沿う断面図で
ある。 1……ポリウレタン発泡体からなる小片(A) 2……ポリウレタン発泡体からなる小片(B) 3……ベニヤ合板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質床材のうらに、(A)0.5kg/cm・cm2
    以下のばね定数を有するゴムまたはプラスチック発泡体
    からなる小片の複数個と、(B)0.6〜5kg/cm・cm2のば
    ね定数を有するゴムまたはプラスチック発泡体からな
    り、厚さが前記小片(A)のそれより1〜5mm薄い小片
    の複数個とを、(A)と(B)がそれぞれ交互に隣合っ
    て並置されるように貼着してなることを特徴とする防音
    床材。
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