JP2012092548A - リフォーム用の木質床材構造 - Google Patents

リフォーム用の木質床材構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2012092548A
JP2012092548A JP2010240291A JP2010240291A JP2012092548A JP 2012092548 A JP2012092548 A JP 2012092548A JP 2010240291 A JP2010240291 A JP 2010240291A JP 2010240291 A JP2010240291 A JP 2010240291A JP 2012092548 A JP2012092548 A JP 2012092548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flooring
floor
existing
wooden
new
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010240291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5742046B2 (ja
Inventor
Masahiro Arakawa
政広 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Woodtec Corp
Original Assignee
Asahi Woodtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Woodtec Corp filed Critical Asahi Woodtec Corp
Priority to JP2010240291A priority Critical patent/JP5742046B2/ja
Publication of JP2012092548A publication Critical patent/JP2012092548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5742046B2 publication Critical patent/JP5742046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Abstract

【課題】マンション等における直貼りフロアーのリフォーム時に好適な木質床材構造を提供する。
【解決手段】既存床材1の上に新たな床材3を上貼りするに際し、既存床材1と新たな床材3との間に床下地材2を介在させるリフォーム用の木質床材構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物のリフォーム用の木質床材構造に係り、特にマンション等における直貼りフロアーのリフォーム時に好適な木質床材構造に関する。
一般住宅において、内装の床面をリフォームする場合、既存の床材等を除去した後に新たに床材等を貼り替える方法、および既存の床材の上に新たな床材等を上貼りする方法の2通りの方法が挙げられる。
前者の方法では、既存の床材の撤去作業に多くの手間と時間がかかる上に、撤去作業に伴う廃材が大量に発生するという問題が生じるのに対して、後者の方法では、これらの問題が解消できる利点がある。
特許文献1には、既存の床材の上に新たな床材をステープル等の釘類により固定する木質床材、その製造方法および床材施工方法が開示されている。
特開2002−155617
特許文献1に開示された木質床材は、接着剤または両面テープにより接着された上板材および下板材からなる特殊な形状の床材であり、下板材側がステープル等の釘類により既存床材に固定されるものである。
上記の方法は、既存床材への上貼り専用に考え出されたものであるため、通常の床材とは異なる施工技術の習得を要する。さらに、木質床材自体も特殊な薄い形状のものであるため、加工が非常に難しいという問題がある。そのため、通常の床材をそのまま上貼りに使用する方法に対する要求がある。
また、従来の一般住宅はバリアフリーが意識されていないため、段差が多いという問題があり、リフォームの際にフロアーをバリアフリー化したいというニーズも需要者の間に多い。
そこで、本発明は、通常の木質床材をそのまま上貼りでき、かつ床の高さを調整することにより段差のあるマンション等のバリアフリー化が容易なリフォーム用の木質床材構造を提案することを目的とする。
本発明者は、通常の直貼りフロアーを上貼りする方法につき検討し、鋭意研究を行った結果、以下の知見を得るに至った。
(A)マンションにおける通常の直貼りフロアー等の木質床材には防音性能を付与させるため、木質基材の裏面に発泡樹脂または不織布より成るクッション材が貼付されている。そのため、クッション性を有する既存床材の上にさらにクッション性を有する新たな床材を上貼りすると、歩行感が悪化する。また、長期間使用するうちに、不陸や段違いの問題が生じる。
(B)既存の床材と新たな床材との間に床下地材を介することによって、床の面剛性が強化されるため、クッション性を有する既存床材にクッション性を有する新たな床材を上貼りした時の歩行感が向上する。
(C)床下地材の下にさらに厚み調整材を必要に応じて介することによって、床の高さを調整することが可能となり、段差のあるマンション等を容易にバリアフリー化することができる。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、下記の(1)〜(6)に示すリフォーム用の木質床材構造を要旨とする。
(1)既存床材の上に新たな床材を上貼りするに際し、既存床材と新たな床材との間に床下地材を介在させることを特徴とするリフォーム用の木質床材構造。
(2)既存床材および新たな床材がクッション性を有する床材であることを特徴とする前記(1)に記載のリフォーム用の木質床材構造。
(3)既存床材および新たな床材が防音性能を有する床材であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載のリフォーム用の木質床材構造。
(4)既存床材および新たな床材の長手方向と床下地材の長手方向とが直交するように既存床材、床下地材および新たな床材を貼り付けることを特徴とする前記(1)から(3)のいずれかに記載のリフォーム用の木質床材構造。
(5)隣り合う床下地材同士は、本実または雇実を用いて実嵌合されていることを特徴とする前記(1)から(4)のいずれかに記載のリフォーム用の木質床材構造。
(6)既存床材と新たな床材との間に、さらに厚み調整材を介在させることを特徴とする前記(1)から(5)のいずれかに記載のリフォーム用の木質床材構造。
本発明によれば、歩行感が良好であり、かつ不陸または段違いの問題も生じにくい床材構造を得ることができる。本発明の木質床材構造を一般住宅の床面に施工すれば、既存床材の撤去作業の必要がないため工期を短縮でき、廃材の発生を軽減できる。さらに床の高さを調整することが可能なため、段差のあるマンション等のバリアフリー化が容易である。したがって、本発明の木質床材構造は、マンション等のリフォーム時に最適である。
本発明の木質床材構造による施工途中の状態の一例を示す斜視図である。 本発明の木質床材構造による施工途中の状態の他の例を示す斜視図である。
図1は、本発明の木質床材構造による施工途中の状態の一例を示す斜視図である。本発明の木質床材構造には、既存床材1、床下地材2および新たな床材3が含まれる。各構成要素について、以下に詳細を示す。
本発明の木質床材構造を施工する既存床材1については特に制限はないが、好適な既存床材として例えば、化粧材、木質基材およびクッション材から成る直貼り防音フロアー(軽量床衝撃音でLL−60またはそれより性能が優れるもの、すなわち、LL−60以上の防音性能を有するもの等)、またはクッションフロアー等のプラスチック系シート床材等のクッション性を有する床材が挙げられる。
既存床材1と後述の新たな床材3との間に床下地材2を介在させることによって、床の面剛性を強化し歩行感を向上させることができる。
床下地材の材質については特に制限はないが、例えば、ポリプロピレン等の樹脂製、または合板、木質繊維材、集成材等の木製のものを用いることができる。
床下地材の厚さについては特に制限はないが、市販の合板を用いる場合、例えば、5.5mm、9mm、12mmのものを用いることができる。また、大きさについても、小さすぎると面剛性が小さくなり、大きすぎると施工がしにくくなることを考慮して適切な大きさのものを選択すれば良い。例えば、巾303mm、長さ1818mm(1尺×6尺)のものを用いるのが好ましい。
隣り合う床下地材同士は、実嵌合することが好ましい。実嵌合は、隣り合う床下地材同士の接触面を実加工凸部および実加工凹部とし、凸部を凹部に差し込んで両者を接合する本実を用いても、または双方とも実加工凹部とし、凹部に細い板を差し込んで両者を接合する雇実を用いても良い。
また、既存床に不陸がある場合は、床下地材が床に馴染みやすいように、裏面に溝を設けても良い。
既存床材1への貼り付けは、接着剤、両面テープ、ビス、ステープルまたはこれらの組み合わせにより適宜行うことができる。施工するに際し、既存床材1の長手方向と床下地材2の長手方向とが直交するように貼ることが不陸または段違い防止の観点から好ましい。
新たな床材3については特に制限はなく、一般的な木質基材の床材を用いることができる。新たな床材はクッション性を有することが好ましい。クッション性を有する床材としては、化粧材、木質基材およびクッション材が複合された直貼りフロアーや、クッションフロアーのように樹脂単体で構成されるプラスチック系シート床材が挙げられる。
直貼りフロアーに用いられる化粧材としては、突板、樹脂シート、樹脂含浸紙、印刷紙等が例示できる。また、木質基材としては、合板、木質繊維材、無垢材、集成材、またはこれらの組み合わせを適宜使用できる。クッション材としては、例えば、発泡樹脂または不織布を用いることができる。
また、新たな床材は防音性能を有することが好ましい。防音性能を有するとは、軽量床衝撃音でLL−60以上であることを意味する。好ましい防音性能はLL−50以上であり、より好ましい防音性能はLL−45以上であり、さらに好ましい防音性能はLL−40以上である。
床下地材2への上貼りは、接着剤または両面テープにより行うことができる。施工するに際し、床下地材2の長手方向と新たな床材3の長手方向とが直交するように貼ることが不陸または段違い防止の観点から好ましい。
図2は、本発明の木質床材構造による施工途中の状態の他の例を示す斜視図である。この例では厚み調整材4が用いられる。厚み調整材4は、床下地材2と組み合わせることによって床の厚さを調整することができるため、必要に応じて用いることができる。厚み調整材4は、既存床1と床下地材2との間に挿入しても、床下地材2と新たな床材3の間に挿入しても良い。
厚み調整材の材質については特に制約はないが、ポリプロピレン等の樹脂製板材、合板、木質繊維材、集成材等の木製板材、またはアスファルトおよび樹脂を組み合わせた高比重シート等が例示できる。その中でも、特に高比重シートは、重量があるため既存床材に馴染みやすく安定するため好ましい。
厚み調整材は、必要に応じて例えば、厚さ5〜20mm、巾910mm、長さ1820mm(3尺×6尺)のものを用いることができる。
既存床材1または床下地材2への貼り付けは、接着剤、両面テープ、ビス、ステープルまたはこれらの組み合わせにより適宜行うことができる。
厚み調整材4を用いる場合は、施工するに際し、既存床材1および新たな床材3の長手方向と床下地材2または厚み調整材4の長手方向とが直交するように既存床材1、床下地材2、厚み調整材4および新たな床材3を貼り付けることが不陸または段違い防止の観点から好ましい。
本発明によれば、歩行感が良好であり、かつ不陸または段違いの問題も生じにくい床材構造を得ることができる。本発明の木質床材構造を一般住宅の床面に施工すれば、既存床材の撤去作業の必要がないため工期を短縮でき、廃材の発生を軽減できる。さらに床の高さを調整することが可能なため、段差のあるマンション等のバリアフリー化が容易である。したがって、本発明の木質床材構造は、マンション等のリフォーム時に最適である。
1.既存床材
2.床下地材
3.新たな床材
4.厚み調整材
5.コンクリートスラブ

Claims (6)

  1. 既存床材の上に新たな床材を上貼りするに際し、既存床材と新たな床材との間に床下地材を介在させることを特徴とするリフォーム用の木質床材構造。
  2. 既存床材および新たな床材がクッション性を有する床材であることを特徴とする請求項1に記載のリフォーム用の木質床材構造。
  3. 既存床材および新たな床材が防音性能を有する床材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリフォーム用の木質床材構造。
  4. 既存床材および新たな床材の長手方向と床下地材の長手方向とが直交するように既存床材、床下地材および新たな床材を貼り付けることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のリフォーム用の木質床材構造。
  5. 隣り合う床下地材同士は、本実または雇実を用いて実嵌合されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のリフォーム用の木質床材構造。
  6. 既存床材と新たな床材との間に、さらに厚み調整材を介在させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のリフォーム用の木質床材構造。
JP2010240291A 2010-10-27 2010-10-27 リフォーム用の木質床材構造 Active JP5742046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010240291A JP5742046B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 リフォーム用の木質床材構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010240291A JP5742046B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 リフォーム用の木質床材構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012092548A true JP2012092548A (ja) 2012-05-17
JP5742046B2 JP5742046B2 (ja) 2015-07-01

Family

ID=46386192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010240291A Active JP5742046B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 リフォーム用の木質床材構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5742046B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173224A (ja) * 2013-03-05 2014-09-22 Yoshimasa Sato 床材の施工方法
CN105201176A (zh) * 2014-06-13 2015-12-30 杭州三鹰化工有限公司 一种木地板的新型安装方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815741U (ja) * 1981-07-24 1983-01-31 天龍木材株式会社 木質床材
JP2007132155A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Daiken Trade & Ind Co Ltd 遮音床用下地板
JP2007191916A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Asahi Woodtec Corp 化粧床材および床構造
US20070227090A1 (en) * 2004-04-06 2007-10-04 Rejean Plante Flexible Insulation Membrane With Flat Overlapping Joints and Method of Installing the Same

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815741U (ja) * 1981-07-24 1983-01-31 天龍木材株式会社 木質床材
US20070227090A1 (en) * 2004-04-06 2007-10-04 Rejean Plante Flexible Insulation Membrane With Flat Overlapping Joints and Method of Installing the Same
JP2007132155A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Daiken Trade & Ind Co Ltd 遮音床用下地板
JP2007191916A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Asahi Woodtec Corp 化粧床材および床構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173224A (ja) * 2013-03-05 2014-09-22 Yoshimasa Sato 床材の施工方法
CN105201176A (zh) * 2014-06-13 2015-12-30 杭州三鹰化工有限公司 一种木地板的新型安装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5742046B2 (ja) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE502005011298D1 (de) Schalldämmplatte
JP5742046B2 (ja) リフォーム用の木質床材構造
JP4662865B2 (ja) リフォーム用床材
JP5684753B2 (ja) 遮音床構造及び遮音床構造の施工方法
JPS6225663A (ja) 直施工用木質床材
JP5805434B2 (ja) リフォーム用の床材構造
JP2012246662A (ja) 床下地材およびそれを使用した床材構造
JP2010095879A (ja) 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法
JP2014101726A (ja) 床下地材およびそれを使用した床材構造
JP6753741B2 (ja) 薄畳
JPH0610035Y2 (ja) 遮音性木質系床材
JP2597837Y2 (ja) 床構造
JP6531192B1 (ja) 界床材
JP2008266999A (ja) 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法。
JP3216378U (ja) 建築物の床構造及び床板材
JP2006200347A (ja) 床遮音複合材
JP2501199Y2 (ja) 木質系直貼用拘束型制振床部材
JPH0782870A (ja) 置敷き用防音床板
KR101533287B1 (ko) 흡음 목재 교실바닥 시공방법
KR101731380B1 (ko) 방음재
JPH11210212A (ja) 床 材
JPH0644933U (ja) 木質系防音床材
JPH0296055A (ja) 遮音性木質系床材
JP2010248862A (ja) 床構造、その施工方法及びその再生方法
JP2001140456A (ja) 床材及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5742046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250