JPH02296965A - 低騒音床用木質板とその直貼り防音床 - Google Patents

低騒音床用木質板とその直貼り防音床

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JPH02296965A
JPH02296965A JP11814089A JP11814089A JPH02296965A JP H02296965 A JPH02296965 A JP H02296965A JP 11814089 A JP11814089 A JP 11814089A JP 11814089 A JP11814089 A JP 11814089A JP H02296965 A JPH02296965 A JP H02296965A
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JP
Japan
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layer
soundproof
floor
low
plywood
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Application number
JP11814089A
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English (en)
Inventor
Harutaka Tomokuni
友國 治隆
Toshiyuki Nagai
利行 長井
Yutaka Minamimoto
南元 豊
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、従来の高衝撃音発生の合板床材の改質によ
る低騒音床用木質板とその直貼り防音床に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来行なわれている合板は、原木丸太からスライサーで
得られる、極く薄い0.2〜0.3mm程度のスライス
ド単板、その他帯鋸、丸鋸などで挽き出されるソーン単
板(2〜3mm程度)等を多くは直交状態にて、奇数枚
、樹脂系接着剤にて貼り合わせて、3プライ、5.7.
9・・・・プライと積層され、厚さは1mm以上3Qm
m程度までで、1、 0mm、°2.5.2.7.3.
4.5.5.6.7.5.9.12mmなどが一般的に
作られている。
幅はつなぎ合わせて、大きさは三六版(91×182c
m)、四へ版(122X 24 Bcm)に形成されて
いるのが一般的である。この合板を製造する接着剤は、
水溶性フェノール樹脂接着剤、メラミン・ユリア共縮合
樹脂接着剤、ユリア樹脂接着剤が主として使用され、所
要の合板を構成しているものである。
すなわち、木材は、細胞組織であり、気乾比重は、大体
0. 5 g/cm3前後のものであり、木材は、もと
もと軽比重組織で比較的低衝撃音材料で、特有の弾力性
を有するものであるが、合板は、樹脂の様な可塑性の乏
しい接着剤が使用され、木材の細胞組織に、樹脂接着剤
が浸透し、高い硬度の樹脂にて強力に接着されているも
のである。従って、合板は、強度的にはすぐれた材料を
形成している特徴を有するものである。
しかし、この強度的にすぐれた合板は、床用としての使
用においては、反面、本来の木質の特有の弾力性と低衝
撃音組成を失い、樹脂の侵入によって高衝撃音発生の合
板特性を横築しているものである。
因って、現在の集合住宅における、合板による直貼り床
材が騒音公害の増大要因となっているものである。
なお、上記の単板は、通常、含水率5〜15%程度まで
乾かし接着工程にて、接着剤を調合塗布し、冷圧を経て
仮接着させた後、熱圧する方法が採用されている。圧力
は10 kg/cm2前後程度で、熱圧温度は、ユリア
系接着剤で110°〜115°C、メラミン・ユリア系
で115°〜120°C1フェノール系で135°〜1
40°C程度である。
[発明が解決しようとする課題] 上記のとおり、従来の合板床材は、現在の集合住宅にお
ける直貼り床材の騒音公害発生の重大な誘因となってい
るものである。
因って、発明者らは、現在の合板床材の基本的構想を見
直す必要性を痛感し、本来の木質の好ましい特有な弾力
性および低衝撃音組成が失われている現在の高衝撃音発
生の合板特性を改質し、可及的本来の好ましい性質が活
用出来る構成を探究し、その解決を重要課題とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を達成するために、発明者らは、従来の合板
の製造方法の重要な基本要件である、可塑性に乏しい剛
性な樹脂系接着剤による接合を排除し、可及的本来の木
質の特性を活用するような構成によって解決を企図した
ものである。
すなわち、本発明の低騒音床用木質板においては、床材
として使用され所要厚の木質板の約1/2程度を基準と
する上層部には、原木丸太から得られるスライスド単板
(厚さ0.2〜Q、  3mm程度)やソーン単板(厚
さ2〜3mm程度)を、ゴム扶余接合剤、すなわち、ゴ
ム系または/およびゴム状プラスチック系の液状系接着
剤にて接着した低音接着板を使用し、残りの下層部には
、従来の樹脂系接着剤にて積層した剛性な合板あるいは
従来の1mm程度の薄い合板等を上記ゴム系接合剤にて
積層した積層合板にて、所要厚の木質板を形成し、低騒
音床用木質板を構成するものである。該木質板は、必要
に応じて、下層部の木質板には、適宜に縦横に溝が形成
される。また、−に摘部の表面には、必要に応じて、約
0.3mm程度の化粧層か設定されるものである。
なお、上記低騒音床用木質板の−L摘部の低音接着板は
、スライスド単板、ソーン単板のそれぞれの単独または
それらの適宜な組合せによって構成されるものである。
また、接着剤も、ゴム系またはゴム状プラスチックの単
独あるいは、ゴム系とゴム状プラスチックとの混合等任
意のゴム扶余接合剤が使用される。
なお、ゴム状プラスチックとは、プラスチック系化合物
で、常温において比較的伸張性のある柔軟物質を指称す
るものである。また上記のゴム状系接合剤としては、加
硫系配合天然ゴムラテックス、加硫系合成ゴムラテック
ス(SBR,NBRlCR,IR等)、柔軟性のポリア
クリル酸エステル系ラテックス、加硫系MBRラテック
ス(ブタジェン・メチルメタクリレート共重体)その他
ゴム状プラスチックが適宜に選定使用され、また、これ
らの適宜な組合せ、その他従来使用されている適当な配
合剤、接着剤等が使用されうるちのである。
次に、本発明の直貼り防音床は、上記構成になる低騒音
床用木質板を使用して、すぐれた防音性の直貼り防音床
を構成するものである。すなわち、騒音を解消した低騒
音床用木質板の下面にエラストマーの充実体または発泡
体等の下部に、各種の緩衝形状を有する防音層を設定し
て直貼り防音床を構成するものである。
上記のとおり、防音層は、エラストマーの充実体または
発泡体の下部に各種の緩衝形状を有する形体のものが使
用されうるちのであるが、好ましい形体は、エラストマ
ーの充実体または発泡体から形成される緩衝形状で、そ
の構造は、断面U字状様の突起を、横方向と斜め方向の
リブにて一体に連結し、下面方向に、リブ面上に中空部
を有する球面状突起を個別的に形成したすぐれた防音性
のシート状に形成するもので、発泡体の場合は、球面状
突起を形成した発泡シートの、突起の反対側の−1−面
の平面状部に不織布を添着して形成されるものである。
[作用] 」二層に記載のように、この発明は、従来の強度だけを
市況した構想を−変し、直貼り床Hに好適な低騒音床用
木質板を創出したもので、この発明の低騒音床用木質板
は、厚みの約172程度の」二層部がゴム状系接合剤に
て接着した低音接着板にて構成されているため、従来の
剛性な合板のような、著しい剛性の増大による高衝撃音
発生の合板特性が喪失され、木質本来の特性が生かされ
、著しい低音性が得られる。また、残りの下層部が、従
来の樹脂系接着剤にて積層した強度の大なる剛性な合板
を使用して構成される場合、床材に必要な十分な支持性
と復元性の弾性変形が得られる。また、1mm程度の薄
い合板を積層した積層合板の場合は、下層部としての支
持性と弾性変形と柔軟性を兼ね備えた作用が得られる。
上記のとおり、床材に必要な、低音性と、相反する復元
性の大なる弾性変形との相反する作用が一体的に得られ
る。また、直貼り防音床は、低騒音床用木質板の上層部
の低音性と下層部の弾性変形によるすぐれた復元作用と
防音層の防音作用との好適な複合作用が得られる。また
、付帯作用として、防湿性並びに木質の靭性の増大に寄
与する。
[実施例] 第1図は、この発明の低騒音床用木質板に防音層を設定
した直貼り防音床の一例を示す縦断面図、第2図は、第
1図の直貼り防音床の低騒音床用木質板に防振層を付加
した直貼り防音床の他の実施例の縦断面図、 第3図(A)は、防音層の裏面図、 第3図(B)は、第3図(A)の3B−38線断面図で
ある。
第1図において、LNは低騒音床用木質板、SPは防音
層、1は、低騒音床用木質板の上層部における、スライ
スド単板を、ゴム状系接合剤にて接着して、約4〜5m
m程度に接着した低音接着板で、2は、低騒音床用木質
板LNの下層部における、従来の樹脂系接着剤にて接合
して、約4〜5mm程度に接合した剛性な合板であり、
低音接着板の上面に約0.3mm程度の化粧層3を設定
したものである。本例は、低音接着板1と剛性な合板2
とを接合して全体を約8〜10mm程度の低騒音床用木
質板とし、その下面に防音層SPを設定して直貼り防音
床を構成するものである。
なお本例は、下層部に従来の剛性な合板2を使用した例
を示したものであるが、より柔軟性と防音性が要望され
る場合は、1mm程度の薄い合板を積層した積層合板2
′ (図示せず)が使用されるものである。また、低騒
音床用木質板の厚みは、用途に応じて、適宜に形成され
るものであり、本例は、低音接着板1にスライスド単板
を採用したものであるが、低音接着板は、使用条件に対
応して、スライスド単板単独またはソーン単板単独また
は、前記のとおり、それらの組合せによって構成される
ものである。
第2図の実施例は、第1図のスライスド単板を接着した
低音接着板1と剛性な合板2との間に、約1mm程度の
不織布添着の発泡シートの防振層4を介在させたもので
あるが、その曲剛性な合板2に防振溝を形成する等、他
の付加的構成が適宜に付加されうるちのである。
図において、UFは不織布、第1図、第2図に例示の防
音層SPは、エラストマーの発泡体のシート状下部に、
緩衝形状として、中空の球面状突起を個別的に突出させ
たものである。この防音層については、第3図について
説明する。
第3図(A)は、防音層の部分裏面図、第3図(B)は
、第3図(A)の3B−3B線断面図である。
この防音層のシート状発泡体は、断面U字状様の突起を
、横方向と左右側斜め方向のリブにて連結し、リブ間に
空間を設けたもので、リブ面上に球面状突起を形成した
ものであり、リブの占有面積の増減および高さの増減に
よって、ばね定数を自由に変化をり、えることができる
ものである。従って、リブ幅および高さの増減、エラス
トマーが充実体か発泡体かの選定等によって、要望に応
じて支持性と防音性を自由に選定することができる。
図において、5はリブ面上に形成されている中空部を有
する球面状突起、6.6は斜め方向リブ、7は横方向リ
ブ、8は、横方向リブ7と左右の両斜め方向リブ6.6
との間に形成されるリブ空間、9は断面U字状様の突起
で、下部はリブにて連結され、リブと一体となっている
もので、リブ面上に中空部を有する球面状突起5を個別
状態に突出しているものであり、この突起と反対側の平
面状部には不織布UFが添着されているものである。
この防音層は、リブの各方向の支持性と個別状態に突出
している中空部を何する球面状突起のすぐれた防音性を
発揮するため、集合住宅の直貼り床として、極めて好適
な直貼り防音床を構成するものである。
因って、前記の低騒音床用木質板に設定した直貼り防音
床は、すぐれた低騒音特性とすぐれた防音特性との相乗
効果を発揮し、従来の騒音公害が解消されるものである
。本例は45 dB/250Hzの床衝撃音テストの目
標、を達成し得たものでである。
[発明の効果] この発明は、上記記載のように構成されているため、次
のような効果を有する。
この低騒音木質板は、上層部は単板をゴム系接合剤にて
接着して低音接着板にて構成され、下層部は、強度の大
なる剛性な合板あるいは積層合板からなり、高度の低騒
音性で、しかも支持性と復元性の大なる弾性床材が構成
され、耐久性の大なる低騒音性床材が得られ、また、防
音層の設定によって、低衝撃音レベルの非常に低値の直
貼り防音床が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の低騒音床用木質板に防音層を設定
した直貼り防音床の一例を示す縦断面図、第2図は、こ
の発明の他の実施例を示す直貼り防音床の縦断面図、 第3図(A)は、防音層の裏面図、 第3図(B)は、第3図(A)の3B−3B線断面図で
ある。 LN・・・低騒音床用木質板  SP・・・防音層UF
・・・不織布 1・・・低音接着板   2・・・剛性な合板2′・・
・積層合板   3・・・化粧層4・・・防振層 5・・・中空部を有する球面状突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)床材として使用される所要厚の木質板の約1/2
    程度を基準とする上層部には、原木丸太から得られるス
    ライスド単板やソーン単板を、ゴム状系接合剤、すなわ
    ち、ゴム系または/およびゴム状プラスチック系等の液
    状系接着剤にて接着した低音接着板を使用し、残りの下
    層部には、従来の、樹脂系接着剤にて接合した剛性な合
    板あるいは従来の1mm程度の薄い合板を、上記のゴム
    系接合剤にて接合した積層合板にて所要厚の木質板を構
    成したことを特徴とする低騒音床用木質板。
  2. (2)上層部の低音接着板がスライスド単板、ソーン単
    板のそれぞれの単独又はそれらの適宜な組合せによって
    構成した請求項1記載の低騒音床用木質板。
  3. (3)低騒音床用木質板の下面に、エラストマーの充実
    体または発泡体の下部に、突出状の緩衝形状を有する防
    音層を設定して直貼り床を構成した直貼り防音床。
  4. (4)防音層が、エラストマーの発泡体からなる断面U
    字状様の突起を、横方向と斜め方向向の発泡体リブにて
    一体に連結し、下面方向に、リブ面上に中空部を有する
    球面状突起を形成し、上面の平面状部に不織布を添着し
    た発泡シートである請求項3記載の直貼り防音床。
  5. (5)防音層が柔軟なエラストマーの充実体からなる断
    面U字状様の突起を、横方向と斜め方向の同質リブにて
    連結し、下面方向に、リブ面上に中空部を有する球面状
    突起を形成したシートである請求項3記載の直貼り防音
    床。
JP11814089A 1989-05-11 1989-05-11 低騒音床用木質板とその直貼り防音床 Pending JPH02296965A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0413342U (ja) * 1990-05-23 1992-02-03
KR100475835B1 (ko) * 2002-11-16 2005-03-11 주식회사 벽산 유기질 층간소음저감 및 단열 패드
JP2014118687A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Maxstone Kk 覆工材
CN114851333A (zh) * 2022-05-30 2022-08-05 南京林业大学 一种用于隔声的多层胶合板及其制备方法

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