JPH06336814A - 木質系防音床材 - Google Patents
木質系防音床材Info
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- JPH06336814A JPH06336814A JP15103793A JP15103793A JPH06336814A JP H06336814 A JPH06336814 A JP H06336814A JP 15103793 A JP15103793 A JP 15103793A JP 15103793 A JP15103793 A JP 15103793A JP H06336814 A JPH06336814 A JP H06336814A
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Abstract
織布4に比べて柔らかく疎になるようにした二層構造の
樹脂含浸不織布3の裏面にポリエチレンフィルムを熱溶
着させて防水層6を形成し、この樹脂含浸不織布を、ナ
ラ単板1を接着した化粧合板2の裏面に貼着した床材。
Description
な木質系防音床材に関する。
が使用されることが多くなってきたが、木質系防音床材
は価格が非常に高いという欠点があった。
点を解消し、防音性に優れているにもかかわらず、安価
な木質系防音床材を提供しようとするものである。
面に二層構造の樹脂含浸不織布が貼着された木質系防音
床材において、木質板に接する上層の樹脂含浸不織布に
比べて、下層の樹脂含浸不織布の方が柔らかく疎になっ
ており、かつ、下層の樹脂含浸不織布の裏面に防水層が
形成されていることを特徴とする木質系防音床材に係
る。
について詳述する。図1において、1は木質板であり、
合板、パーティクルボード、ハードボード、LVL(平
行合板)などが使用される。この木質板1の表面に銘木
単板や化粧合成樹脂シートを貼着したり、塗装を施すこ
とによって化粧層2を形成してもよい。
層構造の樹脂含浸不織布3が貼着されている。この二層
構造の樹脂含浸不織布3は、木質板に接する上層の樹脂
含浸不織布4に比べて下層の樹脂含浸不織布5の方が若
干太い繊維を疎の状態にしてポリウレタン樹脂、尿素樹
脂等の合成樹脂あるいはゴムラテックスによって接合さ
れている。これは、木質板に接する上層の樹脂含浸不織
布4の方を下層の樹脂含浸不織布5よりも緻密な状態に
することによって木質板と接着させる時に使用する接着
剤の浸透を防止するためである。接着剤が浸透して硬化
すると、樹脂含浸不織布4の緩衝性を減少させて防音効
果が減殺されるからである。また、下層の樹脂含浸不織
布5の方は柔らかく疎にする方が緩衝効果によって防音
性が向上するが、余り柔らか過ぎても床材の沈み込みが
大きくなり、その上を歩行した時の歩行感が悪くなる。
てはポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ナイロン
繊維等の一種または二種以上をシート状にしたものに樹
脂を含浸させたものや、ニードルパンチ方式によって繊
維同志をからませてシート状にしたものに樹脂を含浸さ
せたもの等が使用できる。樹脂を含浸させる方法として
は、スプレーによる吹き付け含浸法、塗布ロールによる
含浸方法等が一般的に考えられるがこれに限定されるも
のではない。
れる。この防水層6は、合成樹脂シートを下層の樹脂含
浸不織布の裏面に熱溶着させたもので、こうすることに
よって、この発明の木質系防音床材をコンクリート床面
に直接接着剤によって直貼りした時に接着剤が下層の樹
脂含浸不織布の裏面から浸透しないようにされている。
防水層6としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂などのオレフィン系樹脂シートが好ましいが、これ
に限定されるものではない。
成した場合、該合板の裏面から合板の長手方向と直行方
向に、かつ、合板の表面側から二層目の単板に達するよ
うに溝を形成する。このように溝を形成することによっ
て木質系防音床材の防音性能を向上させることができ
る。合板の表面側から二層目の単板に達するように溝を
形成するのは、できるだけ深い溝を形成するのが好まし
いからであるが、余り深くすると、木質系防音床材の曲
げ強度が極端に低下し、運般時や施工時に木質系防音床
材がバラバラになる可能性があるため、合板の表面から
二層目までは残すようにする。この二層目まで残すとい
うことは、二層目に達するところまで溝を削成する場合
と、二層目の途中まで溝を削成する場合の二通りが考え
られる。
質板1を切断して細長い長方形板材7を製造し、これを
5枚縦方向に若干ずらして、平面形状が階段状になるよ
うに仕組み、雄ざね8、雌ざね9で接合し、雄ざね8お
よび雌ざね9は接合部分で若干の折曲ができて下地の凹
凸になじみやすいようにゆるく結合させ、その結合部裏
面の溝内に硬化後若干の可撓性を有するホットメルト樹
脂10を注入して接合し、そしてその裏面全面に二層構
造の樹脂含浸不織布を貼着してもよい。
含浸不織布は上層の樹脂含浸不織布に比べて柔らかく疎
になるようにした二層構造の樹脂含浸不織布の裏面にポ
リエチレンフィルムを熱溶着させて防水層を形成して厚
さ 4.0mmの樹脂含浸不織布を形成した。上記樹脂含浸不
織布を、厚さ 9.0mmの5プライ合板表面に厚さ 0.3mmの
ナラ単板を接着した化粧合板の裏面に貼着して所望の床
材を製造した。
の裏面から、合板の表面側から二層目の単板に達するよ
うに溝を形成した以外は、実施例1と同様にして所望の
床材を製造した。
共に、四周に雄ざねと雌ざねを形成して厚さ9.0mm、幅60
mm、 長さ900mm の細長い長方形板材を製造し、これを5
枚縦方向に一定寸法ずつずらして、平面形状が階段状に
なるように仕組んだ。雄ざねおよび雌ざねは接合部分で
若干の折曲ができて下地の凹凸になじみやすいようにゆ
るく結合されており、また、その結合部裏面の溝内に硬
化後若干の可撓性を有するホットメルト樹脂を注入して
接合した。そしてその裏面全面に実施例1で使用した二
層構造の樹脂含浸不織布を貼着して所望の床材を製造し
た。
織布の代わりに、上層の樹脂含浸不織布と同材質で、厚
さ 4.0mmの樹脂含浸不織布を使用した以外は、実施例1
と同様にして所望の床材を製造した。
織布の代わりに、下層の樹脂含浸不織布と同材質で、厚
さ 4.0mmの樹脂含浸不織布を使用した以外は、実施例1
と同様にして所望の床材を製造した。
能を測定した結果を図4に示す。
るので、木質板と二層構造の樹脂含浸不織布とを接着す
るにあたっても、また、この発明の木質系防音床材をコ
ンクリート床面に接着施工する際にも、接着剤が樹脂含
浸不織布に浸透することがほとんどなく、樹脂含浸不織
布の緩衝性を低下させることがないので防音性が非常に
優れている。
す部分断面図。
示す平面図。
した図。
Claims (2)
- 【請求項1】 木質板の裏面に二層構造の樹脂含浸不織
布が貼着された木質系防音床材において、木質板に接す
る上層の樹脂含浸不織布に比べて、下層の樹脂含浸不織
布の方が柔らかく疎になっており、かつ、下層の樹脂含
浸不織布の裏面に防水層が形成されていることを特徴と
する木質系防音床材。 - 【請求項2】 木質板が5プライの長方形状の合板から
なり、該合板の裏面からその長手方向と直行方向に、か
つ、合板の表面側から二層目の単板に達するように溝が
形成されていることを特徴とする請求項1記載の木質系
防音床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15103793A JP2717917B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 木質系防音床材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15103793A JP2717917B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 木質系防音床材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336814A true JPH06336814A (ja) | 1994-12-06 |
JP2717917B2 JP2717917B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=15509923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15103793A Expired - Lifetime JP2717917B2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 木質系防音床材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717917B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5116660A (en) * | 1988-09-08 | 1992-05-26 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Deoxidizer film |
KR20040018024A (ko) * | 2002-08-24 | 2004-03-02 | 이광은 | 인테리어용 조립식 원목 마루판의 구조 및 그 조립 방법 |
KR100449147B1 (ko) * | 2001-05-23 | 2004-09-21 | 주식회사 금강고려화학 | 내컬링성이 개선된 내열수지필름 합판 비닐바닥재 |
JP2010242484A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-10-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 床用化粧材 |
JP2012188918A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-10-04 | A-1-Carpet Co Ltd | カーペット床の上に置く上敷物のずれ動き皺やたるみの発生を防止する工法 |
JP2018017116A (ja) * | 2017-10-18 | 2018-02-01 | 朝日ウッドテック株式会社 | 木質系床材および床構造 |
JP2020002673A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 丸玉木材株式会社 | 内装下地材用防音合板 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP15103793A patent/JP2717917B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
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JP2020002673A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 丸玉木材株式会社 | 内装下地材用防音合板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2717917B2 (ja) | 1998-02-25 |
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