JPH06336814A - 木質系防音床材 - Google Patents

木質系防音床材

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JPH06336814A
JPH06336814A JP15103793A JP15103793A JPH06336814A JP H06336814 A JPH06336814 A JP H06336814A JP 15103793 A JP15103793 A JP 15103793A JP 15103793 A JP15103793 A JP 15103793A JP H06336814 A JPH06336814 A JP H06336814A
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JP
Japan
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resin
layer
impregnated
plywood
wood
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JP15103793A
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Shiro Kawaguchi
士郎 川口
Mitsuo Nishimura
光雄 西村
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Eidai Co Ltd
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Eidai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 遮音性の良好な木質系床板を得ること。 【構成】 下層の樹脂含浸不織布5が上層の樹脂含浸不
織布4に比べて柔らかく疎になるようにした二層構造の
樹脂含浸不織布3の裏面にポリエチレンフィルムを熱溶
着させて防水層6を形成し、この樹脂含浸不織布を、ナ
ラ単板1を接着した化粧合板2の裏面に貼着した床材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は防音性能に優れた安価
な木質系防音床材に関する。
【0002】
【従来技術】最近、中高層住宅の床は、木質系防音床材
が使用されることが多くなってきたが、木質系防音床材
は価格が非常に高いという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した欠
点を解消し、防音性に優れているにもかかわらず、安価
な木質系防音床材を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、木質板の裏
面に二層構造の樹脂含浸不織布が貼着された木質系防音
床材において、木質板に接する上層の樹脂含浸不織布に
比べて、下層の樹脂含浸不織布の方が柔らかく疎になっ
ており、かつ、下層の樹脂含浸不織布の裏面に防水層が
形成されていることを特徴とする木質系防音床材に係
る。
【0005】以下、図面により本発明の木質系防音床材
について詳述する。図1において、1は木質板であり、
合板、パーティクルボード、ハードボード、LVL(平
行合板)などが使用される。この木質板1の表面に銘木
単板や化粧合成樹脂シートを貼着したり、塗装を施すこ
とによって化粧層2を形成してもよい。
【0006】この木質板1の裏面に、厚み 3〜6mm の二
層構造の樹脂含浸不織布3が貼着されている。この二層
構造の樹脂含浸不織布3は、木質板に接する上層の樹脂
含浸不織布4に比べて下層の樹脂含浸不織布5の方が若
干太い繊維を疎の状態にしてポリウレタン樹脂、尿素樹
脂等の合成樹脂あるいはゴムラテックスによって接合さ
れている。これは、木質板に接する上層の樹脂含浸不織
布4の方を下層の樹脂含浸不織布5よりも緻密な状態に
することによって木質板と接着させる時に使用する接着
剤の浸透を防止するためである。接着剤が浸透して硬化
すると、樹脂含浸不織布4の緩衝性を減少させて防音効
果が減殺されるからである。また、下層の樹脂含浸不織
布5の方は柔らかく疎にする方が緩衝効果によって防音
性が向上するが、余り柔らか過ぎても床材の沈み込みが
大きくなり、その上を歩行した時の歩行感が悪くなる。
【0007】木質板1の裏面に貼着される不織布3とし
てはポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ナイロン
繊維等の一種または二種以上をシート状にしたものに樹
脂を含浸させたものや、ニードルパンチ方式によって繊
維同志をからませてシート状にしたものに樹脂を含浸さ
せたもの等が使用できる。樹脂を含浸させる方法として
は、スプレーによる吹き付け含浸法、塗布ロールによる
含浸方法等が一般的に考えられるがこれに限定されるも
のではない。
【0008】この不織布3の裏面には防水層6が形成さ
れる。この防水層6は、合成樹脂シートを下層の樹脂含
浸不織布の裏面に熱溶着させたもので、こうすることに
よって、この発明の木質系防音床材をコンクリート床面
に直接接着剤によって直貼りした時に接着剤が下層の樹
脂含浸不織布の裏面から浸透しないようにされている。
防水層6としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂などのオレフィン系樹脂シートが好ましいが、これ
に限定されるものではない。
【0009】木質板1を5プライの長方形状の合板で構
成した場合、該合板の裏面から合板の長手方向と直行方
向に、かつ、合板の表面側から二層目の単板に達するよ
うに溝を形成する。このように溝を形成することによっ
て木質系防音床材の防音性能を向上させることができ
る。合板の表面側から二層目の単板に達するように溝を
形成するのは、できるだけ深い溝を形成するのが好まし
いからであるが、余り深くすると、木質系防音床材の曲
げ強度が極端に低下し、運般時や施工時に木質系防音床
材がバラバラになる可能性があるため、合板の表面から
二層目までは残すようにする。この二層目まで残すとい
うことは、二層目に達するところまで溝を削成する場合
と、二層目の途中まで溝を削成する場合の二通りが考え
られる。
【0010】また、図2および図3に示したように、木
質板1を切断して細長い長方形板材7を製造し、これを
5枚縦方向に若干ずらして、平面形状が階段状になるよ
うに仕組み、雄ざね8、雌ざね9で接合し、雄ざね8お
よび雌ざね9は接合部分で若干の折曲ができて下地の凹
凸になじみやすいようにゆるく結合させ、その結合部裏
面の溝内に硬化後若干の可撓性を有するホットメルト樹
脂10を注入して接合し、そしてその裏面全面に二層構
造の樹脂含浸不織布を貼着してもよい。
【0011】
【実施例1】ナイロン繊維からなり、かつ、下層の樹脂
含浸不織布は上層の樹脂含浸不織布に比べて柔らかく疎
になるようにした二層構造の樹脂含浸不織布の裏面にポ
リエチレンフィルムを熱溶着させて防水層を形成して厚
さ 4.0mmの樹脂含浸不織布を形成した。上記樹脂含浸不
織布を、厚さ 9.0mmの5プライ合板表面に厚さ 0.3mmの
ナラ単板を接着した化粧合板の裏面に貼着して所望の床
材を製造した。
【0012】
【実施例2】実施例1で使用したナラ単板貼り化粧合板
の裏面から、合板の表面側から二層目の単板に達するよ
うに溝を形成した以外は、実施例1と同様にして所望の
床材を製造した。
【0014】
【実施例3】実施例2で使用した化粧合板を切断すると
共に、四周に雄ざねと雌ざねを形成して厚さ9.0mm、幅60
mm、 長さ900mm の細長い長方形板材を製造し、これを5
枚縦方向に一定寸法ずつずらして、平面形状が階段状に
なるように仕組んだ。雄ざねおよび雌ざねは接合部分で
若干の折曲ができて下地の凹凸になじみやすいようにゆ
るく結合されており、また、その結合部裏面の溝内に硬
化後若干の可撓性を有するホットメルト樹脂を注入して
接合した。そしてその裏面全面に実施例1で使用した二
層構造の樹脂含浸不織布を貼着して所望の床材を製造し
た。
【0015】
【比較例1】実施例1で使用した二層構造の樹脂含浸不
織布の代わりに、上層の樹脂含浸不織布と同材質で、厚
さ 4.0mmの樹脂含浸不織布を使用した以外は、実施例1
と同様にして所望の床材を製造した。
【0016】
【比較例2】実施例1で使用した二層構造の樹脂含浸不
織布の代わりに、下層の樹脂含浸不織布と同材質で、厚
さ 4.0mmの樹脂含浸不織布を使用した以外は、実施例1
と同様にして所望の床材を製造した。
【0016】上記実施例1〜3と比較例1〜2の防音性
能を測定した結果を図4に示す。
【0017】
【発明の効果】この発明は上述したように構成されてい
るので、木質板と二層構造の樹脂含浸不織布とを接着す
るにあたっても、また、この発明の木質系防音床材をコ
ンクリート床面に接着施工する際にも、接着剤が樹脂含
浸不織布に浸透することがほとんどなく、樹脂含浸不織
布の緩衝性を低下させることがないので防音性が非常に
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る木質系防音床材の一実施例を示
す部分断面図。
【図2】この発明に係る木質系防音床材の別の実施例を
示す平面図。
【図3】図3のA−A部分断面図。
【図4】実施例1〜3と比較例1〜2の防音性能を比較
した図。
【符号の説明】
1 木質板 2 化粧層 3 二層構造の樹脂含浸不織布 4 上層の樹脂含浸不織布 5 下層の樹脂含浸不織布 6 防水層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質板の裏面に二層構造の樹脂含浸不織
    布が貼着された木質系防音床材において、木質板に接す
    る上層の樹脂含浸不織布に比べて、下層の樹脂含浸不織
    布の方が柔らかく疎になっており、かつ、下層の樹脂含
    浸不織布の裏面に防水層が形成されていることを特徴と
    する木質系防音床材。
  2. 【請求項2】 木質板が5プライの長方形状の合板から
    なり、該合板の裏面からその長手方向と直行方向に、か
    つ、合板の表面側から二層目の単板に達するように溝が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の木質系
    防音床材。
JP15103793A 1993-05-28 1993-05-28 木質系防音床材 Expired - Lifetime JP2717917B2 (ja)

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Cited By (7)

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