JP2544419Y2 - 床 材 - Google Patents
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- JP2544419Y2 JP2544419Y2 JP10100991U JP10100991U JP2544419Y2 JP 2544419 Y2 JP2544419 Y2 JP 2544419Y2 JP 10100991 U JP10100991 U JP 10100991U JP 10100991 U JP10100991 U JP 10100991U JP 2544419 Y2 JP2544419 Y2 JP 2544419Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は床材、特にコンクリート
床下地面に直貼り施工するに適した木質床材に関する。
床下地面に直貼り施工するに適した木質床材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート直貼用木質床材として、従
来より、側面に接合部を形成した長方形状の基板(合
板、繊維板等)の表面に、その長手方向および短手方向
に複数枚の化粧単板を敷き詰めるようにして貼着したも
のが周知である(図4)。
来より、側面に接合部を形成した長方形状の基板(合
板、繊維板等)の表面に、その長手方向および短手方向
に複数枚の化粧単板を敷き詰めるようにして貼着したも
のが周知である(図4)。
【0003】この床材において、化粧単板同志の長手方
向接合部が相互に重ならないようにずらしたり、化粧単
板の長手方向および短手方向の接合部にV形状の溝を刻
設することにより、接合部の不自然さをなくし、意匠性
を向上させることが行われている。
向接合部が相互に重ならないようにずらしたり、化粧単
板の長手方向および短手方向の接合部にV形状の溝を刻
設することにより、接合部の不自然さをなくし、意匠性
を向上させることが行われている。
【0004】しかしながら、このような手法を施して各
床材における意匠性を向上させたとしても、この床材を
図5に示すように長手方向に接合した場合、表面の化粧
単板の長手方向端部が短手方向に一直線をなして不自然
に現れるため、床面全体としての意匠性を向上させるこ
とができなかった。
床材における意匠性を向上させたとしても、この床材を
図5に示すように長手方向に接合した場合、表面の化粧
単板の長手方向端部が短手方向に一直線をなして不自然
に現れるため、床面全体としての意匠性を向上させるこ
とができなかった。
【0005】このような問題を解決するために、側面に
接合手段を有すると共にその短手方向に適当数の表面凹
溝が形成された細長状化粧板を、長手方向に若干ずらし
て表面凹溝が隣り合わせにならないように該側面接合手
段を介して短手方向に接合し、更に、各細長状化粧板の
裏面には表面凹溝の近辺に切り込みを形成し、その裏面
全面に亙ってクッションシートを貼着してなる床材が提
案されている(実開昭61−85608号公報)。
接合手段を有すると共にその短手方向に適当数の表面凹
溝が形成された細長状化粧板を、長手方向に若干ずらし
て表面凹溝が隣り合わせにならないように該側面接合手
段を介して短手方向に接合し、更に、各細長状化粧板の
裏面には表面凹溝の近辺に切り込みを形成し、その裏面
全面に亙ってクッションシートを貼着してなる床材が提
案されている(実開昭61−85608号公報)。
【0006】この床材は、細長状化粧板が長手方向に若
干ずらして接合されることにより、長手方向端部が雁行
状となり、床材同士を接合した場合にも接合部が目立た
ない点で意匠性に優れたものである。
干ずらして接合されることにより、長手方向端部が雁行
状となり、床材同士を接合した場合にも接合部が目立た
ない点で意匠性に優れたものである。
【0007】更に、この床材においては、細長状化粧板
の表面に凹溝を形成すると共に、この凹溝の近辺におい
て裏面から切り込みを入れることにより、細長状化粧板
に柔軟性を付与し、施工するコンクリート下地の凹凸に
対するなじみが良好となることが記載されている。
の表面に凹溝を形成すると共に、この凹溝の近辺におい
て裏面から切り込みを入れることにより、細長状化粧板
に柔軟性を付与し、施工するコンクリート下地の凹凸に
対するなじみが良好となることが記載されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この床
材は、細長状化粧板を短手方向に接合する際に、隣接す
る細長状化粧板における表面の凹溝が隣り合わないよう
に、換言すればある程度の距離を隔てて位置されている
ので、表面凹溝の近辺に形成されている裏面の切り込み
も、隣接する細長状化粧板同士では隔離した状態で配置
されることになる。このため、各切り込みの短手方向端
部は、隣接する細長状化粧板の切り込みの存在しない部
分と相対することになり、このような状態で接合される
ことにより、切り込み部が固定されてしまい、実際には
所期の柔軟性を発揮することが困難であった。
材は、細長状化粧板を短手方向に接合する際に、隣接す
る細長状化粧板における表面の凹溝が隣り合わないよう
に、換言すればある程度の距離を隔てて位置されている
ので、表面凹溝の近辺に形成されている裏面の切り込み
も、隣接する細長状化粧板同士では隔離した状態で配置
されることになる。このため、各切り込みの短手方向端
部は、隣接する細長状化粧板の切り込みの存在しない部
分と相対することになり、このような状態で接合される
ことにより、切り込み部が固定されてしまい、実際には
所期の柔軟性を発揮することが困難であった。
【0009】更に、この床材は、細長状化粧板の短手方
向の接合を屈曲自在になしているため、この短手方向接
合部において容易に折れ曲がってしまうものであった。
このため、取り扱いにくいだけでなく、折れ曲がった勢
いで接合部の実嵌合が外れてしまい、元どおりに嵌合さ
せるのが困難である等の問題点を有していた。
向の接合を屈曲自在になしているため、この短手方向接
合部において容易に折れ曲がってしまうものであった。
このため、取り扱いにくいだけでなく、折れ曲がった勢
いで接合部の実嵌合が外れてしまい、元どおりに嵌合さ
せるのが困難である等の問題点を有していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、上記従
来技術の欠点を解消し、施工状態において意匠性に優れ
ると共に良好な柔軟性を有し下地面へのなじみ性に優れ
た床材を提供することを目的とする。
来技術の欠点を解消し、施工状態において意匠性に優れ
ると共に良好な柔軟性を有し下地面へのなじみ性に優れ
た床材を提供することを目的とする。
【0011】即ち、本考案による床材は、所定雁行形状
をなす基板の表面に、複数の細長状化粧板が長手方向に
若干ずらされながら短手方向に組み合わされた状態にて
貼着され、前記基板の裏面にはクッション性基材が貼着
されてなるものであって、前記組み合わせれた状態の複
数の細長状化粧板の裏面には、その短手方向全般に亙っ
て連続する第1の横断溝が適当間隔にて複数形成され、
更に、その短手方向全般に亙って連続すると共に前記基
板及び前記細長状化粧板の2層に亙る第2の横断溝が適
当間隔にて複数形成されてなることを特徴とする。
をなす基板の表面に、複数の細長状化粧板が長手方向に
若干ずらされながら短手方向に組み合わされた状態にて
貼着され、前記基板の裏面にはクッション性基材が貼着
されてなるものであって、前記組み合わせれた状態の複
数の細長状化粧板の裏面には、その短手方向全般に亙っ
て連続する第1の横断溝が適当間隔にて複数形成され、
更に、その短手方向全般に亙って連続すると共に前記基
板及び前記細長状化粧板の2層に亙る第2の横断溝が適
当間隔にて複数形成されてなることを特徴とする。
【0012】第2の横断溝は、基板の厚さ方向に貫通し
て細長状化粧板の中途に至る深さのものとすることがで
きる。
て細長状化粧板の中途に至る深さのものとすることがで
きる。
【0013】好ましくは、第1の横断溝と第2の横断溝
は、互いに重なり合わない位置に形成される。
は、互いに重なり合わない位置に形成される。
【0014】
【実施例】図1及び図2は本考案の一実施例による床材
の構成を示し、この床材は、所定雁行形状をなす基板2
の表面に、複数の細長状化粧板1が長手方向に若干ずら
されながら短手方向に組み合わされた状態にて(雁行状
幅広化粧板1’として)貼着され、基板2の裏面にはク
ッション性基材3が貼着されてなる。
の構成を示し、この床材は、所定雁行形状をなす基板2
の表面に、複数の細長状化粧板1が長手方向に若干ずら
されながら短手方向に組み合わされた状態にて(雁行状
幅広化粧板1’として)貼着され、基板2の裏面にはク
ッション性基材3が貼着されてなる。
【0015】各細長状化粧板1は、例えば図示のよう
に、細長状基材4の表面に化粧層5を形成したものとし
て構成される。細長状基材4としては、合板、木削片
板、木質繊維板、LVL(平行合板)等の任意の木質材
を単独で、或いは適宜組み合わせた積層体として、用い
ることができる。積層体とする場合、積層材料、例えば
合板と合板との間に緩衝効果の優れた発泡合成樹脂シー
トを介在させることができる。
に、細長状基材4の表面に化粧層5を形成したものとし
て構成される。細長状基材4としては、合板、木削片
板、木質繊維板、LVL(平行合板)等の任意の木質材
を単独で、或いは適宜組み合わせた積層体として、用い
ることができる。積層体とする場合、積層材料、例えば
合板と合板との間に緩衝効果の優れた発泡合成樹脂シー
トを介在させることができる。
【0016】化粧層5は、例えば天然木材を切削して得
られる厚み0.2〜3mm程度の天然突板、人工突板、
これら突板に不織布、紙、合成樹脂シート等の裏打ち材
を裏打ちした突板シート、或いは、化粧紙、不織布等の
化粧シート等よりなる。これらのシート状物を、熱可塑
性接着剤、例えば酢酸ビニル樹脂接着剤に耐水性向上の
ために熱硬化性樹脂又は尿素粉末等を混入したものを用
いて、細長状基材4の表面に貼着することによって、化
粧層5を形成することができる。また、細長状基材4の
表面に直接塗装又は印刷を施すことによって化粧層5と
しても良い。
られる厚み0.2〜3mm程度の天然突板、人工突板、
これら突板に不織布、紙、合成樹脂シート等の裏打ち材
を裏打ちした突板シート、或いは、化粧紙、不織布等の
化粧シート等よりなる。これらのシート状物を、熱可塑
性接着剤、例えば酢酸ビニル樹脂接着剤に耐水性向上の
ために熱硬化性樹脂又は尿素粉末等を混入したものを用
いて、細長状基材4の表面に貼着することによって、化
粧層5を形成することができる。また、細長状基材4の
表面に直接塗装又は印刷を施すことによって化粧層5と
しても良い。
【0017】化粧層5の表面には更に上塗り層を設ける
ことができる。
ことができる。
【0018】また、各細長状化粧板1の表面には、必要
に応じて、化粧層の切り換えに対応してその短手方向に
亙って延長するV溝6を形成することができる。このV
溝6の形成によって、意匠性を向上させると共に、細長
状化粧板1の長手方向の柔軟性を向上させることができ
る。
に応じて、化粧層の切り換えに対応してその短手方向に
亙って延長するV溝6を形成することができる。このV
溝6の形成によって、意匠性を向上させると共に、細長
状化粧板1の長手方向の柔軟性を向上させることができ
る。
【0019】基板2としては、例えば、合板、木削片
板、木質繊維板、LVL、木質単板等が用いられる。
板、木質繊維板、LVL、木質単板等が用いられる。
【0020】クッション性基材3としては、合成樹脂、
天然ゴム、合成ゴム、これらの発泡体、または不織布等
のシート状物が用いられる。
天然ゴム、合成ゴム、これらの発泡体、または不織布等
のシート状物が用いられる。
【0021】本考案において、複数の細長状化粧板1が
短手方向に組み合わされてなる雁行状幅広化粧板1’の
裏面に、その短手方向全般に亙って延長する複数本の第
1の横断溝7が形成されている(図3)。
短手方向に組み合わされてなる雁行状幅広化粧板1’の
裏面に、その短手方向全般に亙って延長する複数本の第
1の横断溝7が形成されている(図3)。
【0022】更に、基板2の短手方向全般に亙って連続
すると共に基板2及び細長状化粧板1の2層に亙る第2
の横断溝10が形成されている(図4)。図示の例で
は、この第2の横断溝10は、基板2の裏面側からその
厚さ方向に貫通して細長状化粧板1の中途に至る深さの
ものとして形成されている。
すると共に基板2及び細長状化粧板1の2層に亙る第2
の横断溝10が形成されている(図4)。図示の例で
は、この第2の横断溝10は、基板2の裏面側からその
厚さ方向に貫通して細長状化粧板1の中途に至る深さの
ものとして形成されている。
【0023】これら横断溝7、10の間隔は任意に設定
することができる。この間隔を変えることにより、床材
の長手方向の柔軟性を調整することができ、また、この
間隔を不規則に設定することにより、広範囲の周波数域
においても共鳴することがない優れた防音性能を与える
ことができる。更に、これら横断溝7、10の深さ(細
長状化粧板1への突入深さ)を変えることによっても、
同様の調整を行うことができる。
することができる。この間隔を変えることにより、床材
の長手方向の柔軟性を調整することができ、また、この
間隔を不規則に設定することにより、広範囲の周波数域
においても共鳴することがない優れた防音性能を与える
ことができる。更に、これら横断溝7、10の深さ(細
長状化粧板1への突入深さ)を変えることによっても、
同様の調整を行うことができる。
【0024】この床材の長手方向及び短手方向一側端に
は接合用の雄実8が形成されると共に、他側端にはこれ
を嵌合せしめる雌実9が形成され、床材同士を長手方向
及び短手方向に接合することを可能にしている。図示の
例では、これら雄実8及び雌実9は細長状化粧板1に形
成されているが、基板2に形成しても良い。
は接合用の雄実8が形成されると共に、他側端にはこれ
を嵌合せしめる雌実9が形成され、床材同士を長手方向
及び短手方向に接合することを可能にしている。図示の
例では、これら雄実8及び雌実9は細長状化粧板1に形
成されているが、基板2に形成しても良い。
【0025】このような構成を有する床材を得るには、
まず、複数の第1の横断溝7が形成された雁行状幅広化
粧板1’を準備する。
まず、複数の第1の横断溝7が形成された雁行状幅広化
粧板1’を準備する。
【0026】例えば、細長状化粧板1を長手方向に若干
ずらしつつ短手方向に接合して雁行状幅広化粧板1’と
した後に、丸鋸等を用いて、その裏面短手方向に延長す
る第1の横断溝7を形成することができる。
ずらしつつ短手方向に接合して雁行状幅広化粧板1’と
した後に、丸鋸等を用いて、その裏面短手方向に延長す
る第1の横断溝7を形成することができる。
【0027】細長状化粧板1の短手方向接合は、例え
ば、接着剤による固定又は硬化後も弾性を有する弾性接
着剤による接合、各細長状化粧板1の側面に形成される
本実等の接合部同士の嵌合、ステープルによる固定等の
任意の手法によって行われる。また、本考案において
は、雁行状幅広化粧板1’の裏面に短手方向に連続する
複数の第1の横断溝7が形成されているので、この第1
の横断溝7内に、接着剤が塗布された金属や繊維等の線
材を埋め込んで接着することによっても、各細長状化粧
板1の短手方向接合を行うことができる。また、必要に
応じて、複数の接合手段を併用することができる。
ば、接着剤による固定又は硬化後も弾性を有する弾性接
着剤による接合、各細長状化粧板1の側面に形成される
本実等の接合部同士の嵌合、ステープルによる固定等の
任意の手法によって行われる。また、本考案において
は、雁行状幅広化粧板1’の裏面に短手方向に連続する
複数の第1の横断溝7が形成されているので、この第1
の横断溝7内に、接着剤が塗布された金属や繊維等の線
材を埋め込んで接着することによっても、各細長状化粧
板1の短手方向接合を行うことができる。また、必要に
応じて、複数の接合手段を併用することができる。
【0028】このようにして複数の第1の横断溝7が形
成された雁行状幅広化粧板1’を得た後、これを基板2
の表面に貼着し、その裏面側から、丸鋸等を用いて、基
板2の短手方向全般に亙って連続すると共に基板2及び
細長状化粧板1の2層に亙る第2の横断溝10を形成す
る。そして、基板2の裏面にクッション性基材3を貼着
することによって、上記構成の床板が得られる。貼着に
は任意接着剤が用いられる。
成された雁行状幅広化粧板1’を得た後、これを基板2
の表面に貼着し、その裏面側から、丸鋸等を用いて、基
板2の短手方向全般に亙って連続すると共に基板2及び
細長状化粧板1の2層に亙る第2の横断溝10を形成す
る。そして、基板2の裏面にクッション性基材3を貼着
することによって、上記構成の床板が得られる。貼着に
は任意接着剤が用いられる。
【0029】また、各細長状化粧板1において所定位置
に予め凹溝7’を形成したものを準備し、これを短手方
向に接合して雁行状幅広化粧板1’とする際に、各細長
状化粧板1における凹溝7’同士が連続して第1の横断
溝7となるようにしても良い。
に予め凹溝7’を形成したものを準備し、これを短手方
向に接合して雁行状幅広化粧板1’とする際に、各細長
状化粧板1における凹溝7’同士が連続して第1の横断
溝7となるようにしても良い。
【0030】例えば、図5に示すように、裏面に予め等
間隔aに凹溝7’が形成された細長状化粧板1を用い、
これを短手方向に接合して雁行状とする際に、図4に示
すように、凹溝7’の間隔aの整数倍の寸法bだけ長手
方向にずらして、各凹溝7’をその短手方向全般に亙っ
て連続させる。このようにして、雁行状幅広化粧板の短
手方向に連続的に延長する第1の横断溝7とすることが
できる。図示の例ではa=bとなっている。
間隔aに凹溝7’が形成された細長状化粧板1を用い、
これを短手方向に接合して雁行状とする際に、図4に示
すように、凹溝7’の間隔aの整数倍の寸法bだけ長手
方向にずらして、各凹溝7’をその短手方向全般に亙っ
て連続させる。このようにして、雁行状幅広化粧板の短
手方向に連続的に延長する第1の横断溝7とすることが
できる。図示の例ではa=bとなっている。
【0031】或いは、図6及び図7に示すように、例え
ば4枚の細長状化粧板1を接合して雁行状幅広化粧板
1’とする場合、長手方向に所定寸法ずらして短手方向
に接合した際に各細長状化粧板1における凹溝7’が連
続するように、裏面位置を異なるものとした4種類の細
長状化粧板1a〜1dを用意し、これらを図7に示すよ
うに組み合わせることにより、各凹溝7’を短手方向に
連続させて第1の横断溝7とすることができる。
ば4枚の細長状化粧板1を接合して雁行状幅広化粧板
1’とする場合、長手方向に所定寸法ずらして短手方向
に接合した際に各細長状化粧板1における凹溝7’が連
続するように、裏面位置を異なるものとした4種類の細
長状化粧板1a〜1dを用意し、これらを図7に示すよ
うに組み合わせることにより、各凹溝7’を短手方向に
連続させて第1の横断溝7とすることができる。
【0032】或いはまた、図8に示すような2種類の細
長状化粧板1e、1fを用意し、これらを図9に示すよ
うに交互に配して接続することによって、各凹溝7’を
短手方向に連続させて第1の横断溝7とすることができ
る。
長状化粧板1e、1fを用意し、これらを図9に示すよ
うに交互に配して接続することによって、各凹溝7’を
短手方向に連続させて第1の横断溝7とすることができ
る。
【0033】これらの例のように、予め凹溝7’が所定
位置に形成された細長状化粧板1を用いる場合は、これ
らを前記したような短手方向接合手段を用いて雁行状幅
広化粧板1’とした後に、これを基板2の表面に貼着
し、その裏面側から、丸鋸等を用いて、基板2及び細長
状化粧板1の2層に亙る第2の横断溝10を形成し、更
にこの基板2の裏面にクッション性基材3を貼着するこ
とによって、上記構成の床材が得られる。
位置に形成された細長状化粧板1を用いる場合は、これ
らを前記したような短手方向接合手段を用いて雁行状幅
広化粧板1’とした後に、これを基板2の表面に貼着
し、その裏面側から、丸鋸等を用いて、基板2及び細長
状化粧板1の2層に亙る第2の横断溝10を形成し、更
にこの基板2の裏面にクッション性基材3を貼着するこ
とによって、上記構成の床材が得られる。
【0034】或いは、第2の横断溝10の形成されてい
ない基板2の表面に、上記のように予め凹溝7’が所定
位置に形成された細長状化粧板1を、基板2の雁行形状
と同一形状をなすように配置し、その裏面において基板
2に接着固定した後、基板2の裏面側から、丸鋸等を用
いて第2の横断溝10を形成し、更にこの基板2の裏面
にクッション性基材3を貼着することによっても、上記
構成の床材が得られる。この場合は、各細長状化粧板1
を予め短手方向に接合固定する必要は特にない。
ない基板2の表面に、上記のように予め凹溝7’が所定
位置に形成された細長状化粧板1を、基板2の雁行形状
と同一形状をなすように配置し、その裏面において基板
2に接着固定した後、基板2の裏面側から、丸鋸等を用
いて第2の横断溝10を形成し、更にこの基板2の裏面
にクッション性基材3を貼着することによっても、上記
構成の床材が得られる。この場合は、各細長状化粧板1
を予め短手方向に接合固定する必要は特にない。
【0035】
【考案の効果】本考案による床材は、雁行状に組合わさ
れた細長状化粧板の裏面短手方向全般に亙って連続して
延長する第1の横断溝が複数形成され、更に基板の短手
方向全般に亙って連続すると共に基板及び細長状化粧板
の2層に亙る第2の横断溝が複数形成されているので、
長手方向の柔軟性に優れ、裏面に貼着されたクッション
性基材による緩衝作用と相俟って、施工下地面の凹凸を
良く吸収することができる。
れた細長状化粧板の裏面短手方向全般に亙って連続して
延長する第1の横断溝が複数形成され、更に基板の短手
方向全般に亙って連続すると共に基板及び細長状化粧板
の2層に亙る第2の横断溝が複数形成されているので、
長手方向の柔軟性に優れ、裏面に貼着されたクッション
性基材による緩衝作用と相俟って、施工下地面の凹凸を
良く吸収することができる。
【0036】細長状化粧板の短手方向の弾性は、その裏
面に貼着された雁行形状の基板によって拘束されるため
に、比較的小さなものとなり、施工性を阻害することが
ない。
面に貼着された雁行形状の基板によって拘束されるため
に、比較的小さなものとなり、施工性を阻害することが
ない。
【0037】細長状化粧板が短手方向に雁行状に接合さ
れているので、床材同士を連接施工した場合にも、その
接合部が目立たず、意匠性に優れている。
れているので、床材同士を連接施工した場合にも、その
接合部が目立たず、意匠性に優れている。
【図1】本考案の一実施例による床材の平面図である。
【図2】図1中X−X切断線による断面図である。
【図3】図1の床材における雁行状幅広化粧板の底面図
である。
である。
【図4】図1の床材における基板の底面図である。
【図5】図3の雁行状幅広化粧板をなす細長状化粧板の
底面図である。
底面図である。
【図6】本考案の別の実施例による床材において用いら
れる各細長状化粧板の底面図である。
れる各細長状化粧板の底面図である。
【図7】図6の細長状化粧板を接合して得られる雁行状
幅広化粧板の底面図である。
幅広化粧板の底面図である。
【図8】本考案の更に別の実施例による床材において用
いられる各細長状化粧板の底面図である。
いられる各細長状化粧板の底面図である。
【図9】図8の細長状化粧板を接合して得られる雁行状
幅広化粧板の底面図である。
幅広化粧板の底面図である。
【図10】従来の床材の平面図である。
【図11】図10の従来の床材の接合状態の平面図であ
る。
る。
1 細長状化粧板 1’雁行状幅広化粧板 2 基板 3 クッション性基材 4 細長状基材 5 化粧層 6 V溝 7 第1の横断溝 7’凹溝 8 雄実 9 雌実 10 第2の横断溝
Claims (3)
- 【請求項1】 所定雁行形状をなす基板の表面に、複
数の細長状化粧板が長手方向に若干ずらされながら短手
方向に組み合わされた状態にて貼着され、前記基板の裏
面にはクッション性基材が貼着されてなるものであっ
て、前記組み合わせれた状態の複数の細長状化粧板の裏
面には、その短手方向全般に亙って連続する第1の横断
溝が適当間隔にて複数形成され、更に、その短手方向全
般に亙って連続すると共に前記基板及び前記細長状化粧
板の2層に亙る第2の横断溝が適当間隔にて複数形成さ
れてなることを特徴とする床材。 - 【請求項2】 前記第2の横断溝が、前記基板の厚さ
方向に貫通して前記細長状化粧板の中途に至る深さのも
のである、請求項1の床材。 - 【請求項3】 前記第1の横断溝と前記第2の横断溝
が、互いに重なり合わない位置に形成されている、請求
項1又は2の床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10100991U JP2544419Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 床 材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10100991U JP2544419Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 床 材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0542491U JPH0542491U (ja) | 1993-06-08 |
JP2544419Y2 true JP2544419Y2 (ja) | 1997-08-20 |
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ID=14289243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10100991U Expired - Fee Related JP2544419Y2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 床 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2544419Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP10100991U patent/JP2544419Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0542491U (ja) | 1993-06-08 |
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