JP2544414Y2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2544414Y2
JP2544414Y2 JP10024091U JP10024091U JP2544414Y2 JP 2544414 Y2 JP2544414 Y2 JP 2544414Y2 JP 10024091 U JP10024091 U JP 10024091U JP 10024091 U JP10024091 U JP 10024091U JP 2544414 Y2 JP2544414 Y2 JP 2544414Y2
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剛 大石
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株式会社ノダ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は床材、特にコンクリート
床下地面に直貼り施工するに適した木質床材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート直貼用木質床材として、従
来より、側面に接合部を形成した長方形状の基板(合
板、繊維板等)の表面に、その長手方向および短手方向
に複数枚の化粧単板を敷き詰めるようにして貼着したも
のが周知である(図4)。
【0003】この床材において、化粧単板同志の長手方
向接合部が相互に重ならないようにずらしたり、化粧単
板の長手方向および短手方向の接合部にV形状の溝を刻
設することにより、接合部の不自然さをなくし、意匠性
を向上させることが行われている。
【0004】しかしながら、このような手法を施して各
床材における意匠性を向上させたとしても、この床材を
図5に示すように長手方向に接合した場合、表面の化粧
単板の長手方向端部が短手方向に一直線をなして不自然
に現れるため、床面全体としての意匠性を向上させるこ
とができなかった。
【0005】このような問題を解決するために、側面に
接合手段を有すると共にその短手方向に適当数の表面凹
溝が形成された細長状化粧板を、長手方向に若干ずらし
て表面凹溝が隣り合わせにならないように該側面接合手
段を介して短手方向に接合し、更に、各細長状化粧板の
裏面には表面凹溝の近辺に切り込みを形成し、その裏面
全面に亙ってクッションシートを貼着してなる床材が提
案されている(実開昭61−85608号公報)。
【0006】この床材は、細長状化粧板が長手方向に若
干ずらして接合されることにより、長手方向端部が雁行
状となり、床材同士を接合した場合にも接合部が目立た
ない点で意匠性に優れたものである。
【0007】更に、この床材においては、細長状化粧板
の表面に凹溝を形成すると共に、この凹溝の近辺におい
て裏面から切り込みを入れることにより、細長状化粧板
に柔軟性を付与し、施工するコンクリート下地の凹凸に
対するなじみが良好となることが記載されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この床
材は、細長状化粧板を短手方向に接合する際に、隣接す
る細長状化粧板における表面の凹溝が隣り合わないよう
に、換言すればある程度の距離を隔てて位置されている
ので、表面凹溝の近辺に形成されている裏面の切り込み
も、隣接する細長状化粧板同士では隔離した状態で配置
されることになる。このため、各切り込みの短手方向端
部は、隣接する細長状化粧板の切り込みの存在しない部
分と相対することになり、このような状態で接合される
ことにより、切り込み部が固定されてしまい、実際には
所期の柔軟性を発揮することが困難であった。
【0009】更に、この床材は、細長状化粧板の短手方
向の接合を屈曲自在になしているため、この短手方向接
合部において容易に折れ曲がってしまうものであった。
このため、取り扱いにくいだけでなく、折れ曲がった勢
いで接合部の実嵌合が外れてしまい、元どおりに嵌合さ
せるのが困難である等の問題点を有していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、上記従
来技術の欠点を解消し、施工状態において意匠性に優れ
ると共に良好な柔軟性を有し下地面へのなじみ性に優れ
た床材を提供することを目的とする。
【0011】即ち、本考案による床材は、所定雁行形状
をなす基板の表面に、複数の細長状化粧板が長手方向に
若干ずらされながら短手方向に組み合わされた状態にて
貼着され、前記基板の裏面にはクッション性基材が貼着
されてなるものであって、その短手方向全般に亙って連
続すると共に前記クッション性基材及び前記基板の2層
に亙る横断溝が適当間隔にて複数形成されてなることを
特徴とする。
【0012】横断溝は、クッション性基材を厚さ方向に
貫通して基板の中途に至る深さのものとすることがで
き、また、クッション性基材及び基板を厚さ方向に貫通
するものとすることができる。
【0013】
【実施例】図1乃至図3は本考案の一実施例による床材
の構成を示し、この床材は、所定雁行形状をなす基板2
の表面に、複数の細長状化粧板1が長手方向に若干ずら
されながら短手方向に組み合わされた状態にて貼着さ
れ、基板2の裏面にはクッション性基材3が貼着されて
なる。
【0014】各細長状化粧板1は、例えば、細長状基材
の表面に化粧層を形成したものとして構成される。細長
状基材としては、合板、木削片板、木質繊維板、LVL
(平行合板)等の任意の木質材を単独で、或いは適宜組
み合わせた積層体として、用いることができる。積層体
とする場合、積層材料、例えば合板と合板との間に緩衝
効果の優れた発泡合成樹脂シートを介在させることがで
きる。
【0015】化粧層は、例えば天然木材を切削して得ら
れる厚み0.2〜3mm程度の天然突板、人工突板、こ
れら突板に不織布、紙、合成樹脂シート等の裏打ち材を
裏打ちした突板シート、或いは、化粧紙、不織布等の化
粧シート等よりなる。これらのシート状物を、熱可塑性
接着剤、例えば酢酸ビニル樹脂接着剤に耐水性向上のた
めに熱硬化性樹脂又は尿素粉末等を混入したものを用い
て、細長状基材の表面に貼着することによって、化粧層
を形成することができる。また、細長状基材の表面に直
接塗装又は印刷を施すことによって化粧層としても良
い。
【0016】化粧層の表面には更に上塗り層を設けるこ
とができる。
【0017】また、各細長状化粧板1の表面には、必要
に応じて、化粧層の切り換えに対応してその短手方向に
亙って延長するV溝4を形成することができる。このV
溝4の形成によって、意匠性を向上させると共に、細長
状化粧板1の長手方向の柔軟性を向上させることができ
る。
【0018】基板2としては、例えば、合板、木削片
板、木質繊維板、LVL、木質単板等が用いられる。
【0019】クッション性基材3としては、合成樹脂、
天然ゴム、合成ゴム、これらの発泡体、または不織布等
のシート状物が用いられる。
【0020】本考案において、床材の短手方向全般に亙
って連続すると共に、クッション性基材3及び基板2の
2層に亙る横断溝5が、適当間隔にて複数形成されてい
る。図示の例では、横断溝5は、クッション性基材3を
厚さ方向に貫通して基板2の中途に至る深さのものとし
て形成されている。
【0021】横断溝5の間隔は任意に設定することがで
きる。この間隔を変えることにより、床材の長手方向の
柔軟性を調整することができ、また、間隔を不規則に設
定することにより、広範囲の周波数域においても共鳴す
ることがない優れた防音性能を与えることができる。
【0022】また、横断溝5はクッション性基材3を貫
通して基板2の中途にまで至る深さのものとすることが
できるが、この場合、基板2内への突入深さを変えるこ
とによっても、床材の長手方向の柔軟性を調整すること
ができる。
【0023】この床材の長手方向及び短手方向一側端に
は接合用の雄実6が形成されると共に、他側端にはこれ
を嵌合せしめる雌実7が形成され、床材同士を長手方向
及び短手方向に接合することを可能にしている。図示の
例では、これら雄実6及び雌実7は細長状化粧板1に形
成されているが、基板2に形成しても良い。
【0024】このような構成を有する床材は、所定の雁
行形状をなす基板2の表面に細長状化粧板1を短手方向
に組み合わせつつ同一形状の雁行状に配置して貼着し、
更に基板2の裏面にクッション性基材3を貼着した後、
その裏面側から丸鋸等を用いて、クッション性基材3及
び基板2の2層に亙る横断溝5を形成することによっ
て、製造することができる。或いは、所定雁行形状の基
板2の裏面にクッション性基材3を貼着し、その裏面側
から丸鋸等を用いて上記横断溝5を形成し、この裏面に
クッション性基材3を貼着した基板2の表面に、細長状
化粧板1を短長手方向に組み合わせつつ同一雁行状に配
置して貼着することによっても良い。
【0025】細長状化粧板1は、所定の雁行形状の基板
2の表面に同一形状をなすように配置された状態で、そ
の裏面において接着固定されるので、細長状化粧板1の
短手方向の接合固定のための手段は特に必要としない。
短手方向に形成された実部同士を嵌合させながら、或い
は実部の形成されていない側端部同士を接合させなが
ら、基板2の雁行形状に沿って、基板2上に配置すれば
良い。場合によっては、更に、任意接着剤を用いて、細
長状化粧板1の短手方向の接合を行うことができる。
【0026】
【考案の効果】本考案による床材は、クッション性基材
及び基板の2層に亙る複数本の横断溝が短手方向全般に
亙って延長するものとして形成されているので、特に長
手方向の柔軟性に優れ、施工下地面の凹凸を良く吸収す
ることができる。
【0027】細長状化粧板の短手方向の接合固定が、そ
の裏面に貼着された雁行形状の基板によってなされるた
め、床材としての短手方向の弾性は比較的小さなものと
なり、施工性を阻害することがない。
【0028】細長状化粧板が短手方向に雁行状に接合さ
れているので、床材同士を連接施工した場合にも、その
接合部が目立たず、意匠性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による床材を示す平面図であ
る。
【図2】図1の床材の長手方向断面図である。
【図3】図1の床材の底面図である。
【図4】従来の床材を示す平面図である。
【図5】図4の従来の床材の接合状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 細長状化粧板 2 基板 3 クッション性基材 4 V溝 5 横断溝 6 雄実 7 雌実

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定雁行形状をなす基板の表面に、複
    数の細長状化粧板が長手方向に若干ずらされながら短手
    方向に組み合わされた状態にて貼着され、前記基板の裏
    面にはクッション性基材が貼着されてなるものであっ
    て、その短手方向全般に亙って連続すると共に前記クッ
    ション性基材及び前記基板の2層に亙る横断溝が適当間
    隔にて複数形成されてなることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 前記横断溝が、前記クッション性基材
    の厚さ方向に貫通して前記基板の中途に至る深さのもの
    である、請求項1の床材。
  3. 【請求項3】 前記横断溝が、前記クッション性基材
    及び前記基板の厚さ方向に貫通するものである、請求項
    1の床材。
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